JP2011204499A - リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】充放電のサイクル寿命を確保しながら放電容量を増大させたリチウムイオン二次電池用負極を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池用負極3は、導電性を有する電極基材31と、電極基材31の表面に設けられた活物質を有する膜32とを備えており、この膜32は、ケイ素(Si)と、銅(Cu)と、銅とケイ素の合金(Cu3Si)とからなり、膜32の表面には石筍形の凹凸が形成され、膜32におけるケイ素の重量比率が30重量%以上70重量%以下となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に用いられる負極に関する。
繰り返し充放電が可能な二次電池として、鉛蓄電池やニッケルカドミウムなどの水系電解質二次電池が旧来から用いられてきたが、近年ではこれらの水系電解質二次電池よりも大きなエネルギー密度が得られる非水電解質二次電池が携帯電話やノートパソコンなどに広く用いられている。非水電解質二次電池の代表例であるリチウムイオン二次電池では、良好なサイクル特性を有する難黒鉛化性炭素や黒鉛等の炭素系材料が負極材料として用いられているが、炭素系材料よりもさらに高容量化が期待される電極材料として、集電体となる電極基材上に、リチウムイオンの吸蔵量が多いシリコン(Si:ケイ素)を負極活物質として成膜した電極材料の研究開発が急速に進展している。
シリコンを負極活物質とする電極材料の形成手法として、銅箔などの電極基材(集電体)にシリコンの微粒子と結着材とを混練した合材のスラリを塗布して硬化させる手法(便宜的に、「スラリ塗布法」という)が広く知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、集電体の表面に真空蒸着によりシリコンの薄膜を形成する手法(同様、「蒸着法」という)や、シリコン微粒子の外周を金属メッキした被覆粒子を集電体に電着メッキ等により固定して多孔質のシリコン層を形成する手法(同様、「電着法」という)などが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平11−339777号公報 特許第3612669号公報
しかしながら、上述のような方法で形成した電極材料(シリコン膜)では、リチウムイオン二次電池の充放電を繰り返すと、シリコンの膨張・収縮により、シリコン膜と電極基材との界面での剥離や、シリコン膜自体の破壊が生じやすく、充放電のサイクル寿命を安定的に確保することが難しかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、充放電のサイクル寿命を確保しながら放電容量を増大させたリチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係るリチウムイオン二次電池用負極は、導電性を有する電極基材と、前記電極基材の表面に設けられた活物質を有する膜とを備え、前記膜は、ケイ素と、金属と、前記金属と前記ケイ素の合金とからなり、前記膜の表面には凹凸が形成され、前記膜における前記ケイ素の重量比率が30重量%以上70重量%以下となっている。
なお、上述の発明において、前記金属が銅であって、前記合金が前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金であることが好ましい。
またこの場合、前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金がCu3Siであることが好ましい。
また、上述の発明において、前記金属がニッケルであって、前記合金が前記ニッケル(Ni)と前記ケイ素(Si)の合金であってもよい。
またこの場合、前記ニッケル(Ni)と前記ケイ素(Si)の合金が、NiSi、NiSi2、およびNiSiとNiSi2の混合物のうち少なくとも一種類からなることが好ましい。
また、上述の発明において、前記電極基材の材質が銅であることが好ましい。
また、上述の発明において、前記凹凸が石筍形の凹凸であることが好ましい。
また、上述の発明において、前記膜の単位質量あたりの表面積が1m2/g以上30m2/g以下であることが好ましい。
また、上述の発明において、前記凹凸の高さが3μm以上30μm以下であることが好ましい。
また、上述の発明において、前記膜は、前記ケイ素と、前記金属と、前記金属と前記ケイ素の合金とからなる固体微粒子を、気体の噴流に混合させて前記電極基材に噴射し衝突させることで、前記電極基材の表面に凹凸を有して成膜され、前記固体微粒子は、前記ケイ素および前記金属を原料とするメカニカルアロイングにより形成され、前記金属が銅であって、前記合金が前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金であり、前記固体微粒子における前記合金の重量比率が15重量%以上であることが好ましい。
またこの場合、前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金がCu3Siであることが好ましい。
また、本発明に係るリチウムイオン二次電池は、本発明のリチウムイオン二次電池用負極を負極に用いたことを特徴とする。
本発明によれば、充放電のサイクル寿命を確保しながら放電容量を増大させることができる。
(a)はリチウムイオン二次電池の概要構成図であり、(b)はリチウムイオン二次電池用負極の概要構成図(断面図)である。 噴射加工装置の概要構成図である。 図2中の矢印III−IIIに沿った断面図である。 膜の表面のSEM画像(観察倍率:1000倍)である。 膜の表面のSEM画像(観察倍率:3500倍)である。 (a)は膜の表面のSEM画像(観察倍率:1000倍)であり、(b)は元素分析を行った膜の表面のSEM画像(観察倍率:5000倍)である。 (a)は試料1および試料2の固体微粒子を噴射して形成された負極材料のサイクルテストの比較データであり、(b)は試料1および試料2の固体微粒子に対するXRD測定の結果を示すデータである。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態に係るリチウムイオン二次電池を図1(a)に示しており、このリチウムイオン二次電池1は、正極2および負極3と、正極2と負極3との間に設けられたセパレータ4と、これらを収容するラミネートフィルム5とを備えて構成される。正極2、セパレータ4、および負極3は、それぞれ薄板状に形成されるとともにこの順で複数積層された状態で、電解液(図示せず)とともにラミネートフィルム5内に封入される。この状態で、正極2が正極端子リード6を介してラミネートフィルム5の外部に露出する正極タブ7と電気的に接続されるとともに、負極3が負極端子リード8を介してラミネートフィルム5の外部に露出する負極タブ9と電気的に接続される。
正極2には、例えば、集電体であるアルミ箔にコバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属酸化物を正極活物質として付着形成した公知の正極が用いられる。そして、正極2は、セパレータ4を挟んで負極3と対向し、電解液(図示せず)を介して負極3と接続される。なお、電解液(図示せず)として、例えば、ポリプロピレンカーボネートやポリエチレンカーボネート等の公知の溶媒にLiClO4やLiPF6等の公知の電解質(非水電解質)を溶かしたものが用いられる。
負極3は、図1(b)に示すように、集電体である電極基材31と、正極2と対向する電極基材31の一方もしくは両方の表面に成膜された活物質を有する膜32とを有して構成される。電極基材31は、例えば、導電性の高い銅箔を用いて薄板状に形成される。活物質を有する膜32は、負極活物質となるシリコン(Si:ケイ素)および銅とシリコンの合金であるCu3Siと、結合材となる銅(Cu)とからなり、電極基材31の表面には図4および図5にも示すような石筍形の(言い換えれば、路上に砂利を撒いたような)凹凸が形成される。
このようなリチウムイオン二次電池1の負極3に設けられた膜32は、固体微粒子を気体の噴流に乗せてノズルから噴射し、ノズルに対向して配置した電極基材31に衝突させて付着させることにより、常温かつ常圧下で電極基材31の表面に成膜される。すなわち、パウダー・ジェット・デポジション(Powder Jet Deposition)法を用いて成膜が行われる。そこで、パウダー・ジェット・デポジション法により成膜を行う噴射加工装置について、図2および図3を参照しながら説明する。なお、説明の便宜上、図2に示す配設姿勢における上下左右をもって上下左右と称して説明する。
この噴射加工装置100は、図2に示すように、固体微粒子Gをノズル120に供給する微粒子供給ユニット130、固体微粒子噴射用のガスをノズル120に供給するガス供給ユニット140、ノズル120に対して電極基材31を相対移動させる移動ユニット(図示せず)、ガス供給ユニット140によるガス供給や移動ユニットによる電極基材31の相対移動を制御する制御ユニット170などを備え、ノズル120に供給された固体微粒子Gがノズル内部を流れるガス流により分散・加速されてノズル先端から電極基材31に噴射されるように構成される。
ノズル120は、ベースとなるノズルブロック121と、図2の一点鎖線で示す軸線CLに沿って左右に延び先端部がノズルブロック121から突出して固定された矩形中空パイプ状の加速ノズル125と、上下方向の開口寸法が加速ノズル125よりも小さい矩形中空パイプ状をなし、先端側が加速ノズル125の基端側から軸線(軸面)CLに沿って同一軸上に挿入された供給ノズル122とを有して構成される。供給ノズル122および加速ノズル125はセラミックス等の耐食性材料を用いて形成され、図3に示す断面視における供給ノズル122の開口高さh1は0.1〜1.6mm程度、加速ノズル125の開口高さh2は0.15〜1.8mm程度である。また、供給ノズル122および加速ノズル125の開口幅は成膜対象となる電極基材の幅に合わせて適宜設定することができ、例えば、開口幅10mmのノズルを用いることができる。
図2に示すように、加速ノズル125の基端部と供給ノズル122の先端部とは一部重なって配設され、この重複部に、上下方向の流路幅が0.05〜0.3mm程度のスリット状の加速ガス噴流路126が形成される。図3は、供給ノズル122を挟んで上下に加速ガス噴流路126を形成した構成例を示している。ノズルブロック121には、加速ノズル125の基端側に、上下の加速ガス噴流路126,126と繋がる加速ガス導入路127が形成され、これらの加速ガス導入路127に接続された加速ガス供給配管143を介してガス供給ユニット140に接続されている(図2を併せて参照)。
供給ノズル122の軸方向(左右方向)中間部には、固体微粒子Gが通過可能な幅0.1〜0.4mm程度のスリット状あるいは円孔状の孔部123が、単数または複数並んで壁面を貫通して開口形成されている。これに対し、ノズルブロック121には、孔部123の周囲に位置して供給ノズル122の外周を囲む環状の微粒子供給溝133が形成されている。
供給ノズル122の基端側(右端側)には、ノズルブロック121を貫通して供給ノズル122と略同一の開口幅を有するスリット状の供給孔が形成されており、ガス供給ユニット140からガス供給パイプ142を介して供給ガスが供給される。ガス供給パイプ142は、先端側が供給ノズル122の基端側(上述の供給孔)から同軸上に嵌入され、ガス供給パイプ142の先端部が孔部123に近接して配設される。
微粒子供給ユニット130は、ノズルブロック121の上部に設けられてパウダー状態の固体微粒子Gを貯留する微粒子タンク131、この微粒子タンク131と孔部周辺に形成された微粒子供給溝133との間を繋いで微粒子タンク131に貯留された固体微粒子Gを微粒子供給溝133に導く微粒子導入路132とを有して構成される。なお、微粒子タンク131は、例えば、ノズルブロック121を矩形箱状に構成してその上部に上方に開く円錐ホッパ状に設け、あるいはノズルブロック121を中空円筒状に構成してその円筒部に設けるなど、ノズル形状等に応じて適宜設定することができる。
ガス供給ユニット140には、詳細図示を省略するが、このガス供給ユニット140からノズル120に供給されるガス(供給ガス)の種別や混合比を切り換える選択レバーやミキサー、フィルター、供給ガスの圧力を設定するレギュレータ、供給ガスの圧力を検出する圧力センサ、ガス供給パイプ142への供給ガスの供給・停止を切り換える電磁弁などが設けられている。ガス供給ユニット140には、例えば、He、N2、Ar、空気などの種々のガスが充填されたガスボトル145がチューブ146を介して接続されるとともに、このユニットの作動を制御する制御ユニット170がケーブル147により接続されており、制御ユニット170によりガスの種別を選択し、ガス供給ユニットの電磁弁をパルス制御することにより、レギュレータにより圧力設定された供給ガスが、ガス供給パイプ142を介して供給ノズル122に供給される。
なお、図2では、説明簡明化のため、ノズル120とガス供給ユニット140とをガス供給パイプ142により直接接続した構成を示したが、ノズルに装着したガス供給パイプ142とガス供給ユニット140との間に、可撓性を有する合成樹脂製または金属製のチューブを設けて配管接続するように構成してもよい。
制御ユニット170は、パーソナル・コンピュータやプログラマブル・コントローラ等を利用して構成することができ、ガス供給ユニット140による供給ガスの供給・停止、移動ユニットによる電極基材31の移動制御などが実行される。
このような構成の噴射加工装置100では、制御ユニット170によりガス供給ユニット140の作動を制御し、ガス供給ユニット140からノズル120に供給される加速ガスおよび供給ガスの圧力・流量を制御することにより、微粒子供給ユニット130により供給された固体微粒子Gが、主として加速ガス噴流路126の出口と供給ノズル122の出口のガス流速差による負圧を利用して加速ガス中に分散され、加速ガスにより加速されて加速ノズル125の先端から電極基材31に向けて噴射される。
具体的には、ガス供給ユニット140から、加速ガス供給配管143を介して加速ガス導入路127に所定圧力(〜2MPa)で加速ガスを供給すると、加速ガスは加速ガス噴流路126を通って加速ノズル125内に噴射され、加速ノズル125の先端から電極基材31に向かって噴出する。このとき、加速ガス噴流路126の出口領域では、供給ノズル122との断面積差、速度差により、供給ノズル122の出口前方に大きな乱流が発生し、供給ノズル122内の気体が引き出される。
一方、右側のガス供給パイプ142との断面積差によるエジェクタ効果、あるいは加速ノズル125からの負圧により、供給ノズル122の内方に位置する孔部123から固体微粒子Gが吸い出されるように流入して供給ノズル122内を流れ、供給ノズル122の出口前方で加速ガス噴流路126から噴出する加速ガスの乱流に巻き込まれて分散されるとともに、ガス流に加速されて加速ノズル125の先端から電極基材31に向けて噴射される。
このときの固体微粒子Gの速度は、主としてノズル120に供給される加速ガスの種類及び圧力を制御することにより設定され、例えば、加速ガスが空気の場合には、50〜300m/sec程度の音速以下の速度で噴射される。加速ガスとともに噴射された固体微粒子Gは、ノズル先端から0.5〜2mm程度の距離に配置された電極基材31の被付着面(固体微粒子Gが衝突して付着する面をいい、成膜前における電極基材(集電体)31の表面、成膜中における付着した電極材料の膜面をいう)に衝突して付着する。このとき、固体微粒子Gを噴射させながらノズル120と電極基材31とを相対移動させることにより、常温かつ常圧下で、電極基材31上に負極材料の膜32が形成される。
また、このような構成の噴射加工装置100では、ノズル120に加速ガスおよび供給ガスの両方を供給することもできる。ガス供給ユニット140から供給ノズル122に供給ガスが供給されると、この供給ノズル内を流れるガス流のエジェクタ効果により孔部123が負圧状態になり、ガス供給パイプ142と供給ノズル122との接続部で流路断面積が急拡大しているため、この段差部分に近接する孔部123の近傍領域が負圧状態になる。さらに、供給ノズル122から流出する供給ガスの流速が加速ガス噴流路126から噴出する加速ガスの流速よりも低い場合には、前述した加速ガスの効果により供給ノズル内の気体が引き出されるように作用する。
そのため、孔部123では、供給ノズル122を流れる供給ガスにより微粒子供給溝133に位置する固体微粒子Gが供給ノズル122内に吸い上げられ、この供給ノズル122を流れる供給ガスにより加速ノズル125に送り出されるとともに、供給ノズル122の出口領域で加速ガス噴流路126から噴出する加速ガスにより発生された乱流に巻き込まれて加速ガス中に分散され、加速ガスのガス流により加速されて加速ノズル125から電極基材31に向けて噴射される。
このときの固体微粒子Gの速度は、前述の場合と同様であり、例えば、供給ガスが空気の場合には、50〜300m/sec程度の音速以下の速度で噴射される。加速ガスとともに噴射された固体微粒子Gは、ノズル先端から0.5〜2mm程度の距離に配置された電極基材31の被付着面に衝突して付着する。このとき、固体微粒子Gの噴射とともにノズル120と電極基材31とを相対移動させることにより、常温かつ常圧下で、電極基材31上に負極材料の膜32が形成される。
なお、例えば電空レギュレータにより加速ガス(および供給ガス)の圧力を変化させ、ノズル120から電極基材31に噴射するガス流速を任意に制御可能なほか、加速ガス(および供給ガス)の供給・停止を切り換える電磁弁として高速応答可能な電磁弁を用い、オン・オフ時間(周波数とオン・オフ時間比)を制御することにより、数百Hz程度の周波数で間欠噴射することも可能である。また、孔部123近傍に生じる負圧を利用して、固体微粒子Gを供給ノズル122内に吸い上げる例を示したが、孔部123近傍に負圧を生じさせることなく固体微粒子Gを供給ノズル122内に重力を利用して投入し、あるいは供給ノズル122内に定量供給するように構成してもよい。
以上、パウダー・ジェット・デポジション法により成膜を行う噴射加工装置100について説明したが、ノズル120の断面形状は矩形に限られるものではなく、円形(真円あるいは長円)や多角形、あるいは円形(矩形)ノズルを千鳥配列するなど適宜な形状にすることができる。また、ノズル120に供給する供給ガスおよび加速ガスは、電極基材31や固体微粒子Gなど加工対象に応じて適宜選択することができる。供給ガスと加速ガスとを同種のガスあるいは異なる種類のガスとすることや、成膜加工の進行に伴いガスの種類や混合比率を変化させることなども任意である。なお、使用するガスを第18族元素ガス、または窒素ガスのような不活性ガスを用いることにより、固体微粒子Gの付着プロセスでの酸化作用を抑止することができる。また、ヘリウムに代表されるように質量の小さいガスを用いれば、固体微粒子Gの衝突速度を高速化することができ、空気を用いれば、成膜コストを低減することができる。
以上説明した噴射加工装置100は、常温かつ常圧の環境下において音速以下の噴射速度で固体微粒子Gを噴射し、集電体である電極基材31上に負極材料の膜32を形成する。そのため、加温装置、超音速ノズルや減圧設備等を用いない簡明かつ自由度の高い構成で、安定した固体材料膜を形成することができる。なお、噴射加工装置100において負極材料の成膜に使用される固体微粒子Gは以下のような特徴を有している。
固体微粒子Gは、リチウム化合物の形成能が高いシリコン(Si:ケイ素)と、導電性を有する銅(Cu)を原料として、メカニカルアロイング(Mechanical Alloying)により形成される。ここで、「リチウム化合物の形成能が高い材料」とは、リチウムとの合金または金属間化合物を形成しやすい材料をいう。メカニカルアロイングは、機械的プロセスで合金化を行う粉末の製造方法であり、高エネルギーのボールミル等により原料粉末の混合物に機械的エネルギーを与え、破砕と冷間圧延の繰り返しにより固体のままで合金化が行われる。本実施形態では、ボールミル等によりシリコンと銅の混合粉末に機械的エネルギーを与え、破砕と冷間圧延の繰り返しにより合金化することで、シリコンの粒子と、銅の粒子と、銅(Cu)とシリコン(Si)の合金であるCu3Siの粒子とを有した固体微粒子Gが生成される。
また、固体微粒子における材料の組成比は、所定条件のもと原料粉末の投入比率等によりコントロールすることができ、一定範囲で任意の組成比の固体微粒子を生成することができる。本実施形態においては、固体微粒子GにおけるCu3Siの重量比率が15重量%以上となるように調整されることが好ましく、また、成膜後の膜32におけるシリコンの総重量比率が30重量%以上70重量%以下となるように調整されることが好ましい。
負極活物質としてシリコンを用いた場合のリチウムイオン二次電池の負極容量は、グラファイトを用いた従来型の負極容量に対し、理論上では5倍以上となる。そのため、膜32におけるシリコンの総重量比率を30重量%以上にすることで、リチウムイオン二次電池の放電容量を増大させることが可能になった。さらに、固体微粒子GにおけるCu3Siの重量比率を15重量%以上にすることで、膜32の構造を強化できるとともに、電極基材31(集電体)に対する膜32の付着性を高めることができ、その結果、充放電のサイクル数に対する容量維持率を高くすることが可能になった。
このような固体微粒子Gを用いてパウダー・ジェット・デポジション法により成膜を行うと、膜32の表面は石筍形の(言い換えれば、路上に砂利を撒いたような)凹凸構造となる。このような凹凸構造にすることで、充放電時のシリコンの(リチウムイオンの吸収・放出に伴う)膨張・収縮を吸収する空間が形成されるため、剥離等によるシリコンの微粒子化および再凝集化を防ぐことができ、良好な(充放電の)サイクル特性を得られるようになった。
なお、このような凹凸構造を有する膜32の比表面積(単位質量あたりの表面積)は、1〜30m2/gであることが好ましい。このように、電解液(図示せず)に対する膜32の接触面積を大きくすることで、膜32中のシリコンがより多くのリチウムイオンを吸収・放出することができ、リチウムイオン二次電池の放電容量をより増大させることができる。また、このような膜32の凹凸部分の高さ(もしくは膜厚)は、3〜30μmであることが好ましい。これにより、電解液(図示せず)に対する膜32の接触面積を大きくすることができるため、上述の場合と同様、リチウムイオン二次電池の放電容量をより増大させることができる。
また、電極基材31の材質は、前述のように銅であることが好ましい。このようにすれば、銅は導電性が高く、リチウムとの反応性が低いため、リチウムイオン二次電池の放電容量をより増大させることができる。さらに、膜32に含まれる結合材(銅)と同じ材料を用いることで、電極基材31に対する膜32(固体微粒子G)の付着性が向上し、充放電のサイクル寿命を長くすることが可能になる。
次に、以上で説明した噴射加工装置および固体微粒子を用いて、PJD(Powder Jet Deposition:以下同様)により電極基材上に形成した膜の比較例について説明する。噴射加工装置として上述の噴射加工装置100を使用し、以下の加工条件によりリチウムイオン二次電池用負極材料の膜を成膜した。
(加工条件)
(1)固体微粒子
・固体微粒子の組成:
試料1:シリコン(Si)と銅(Cu)とCu3Si
試料2:シリコン(Si)と銅(Cu)と微量のCu3Si
・試料の平均粒径 :4[μm]
(2)噴射加工装置100
・供給ノズル及び加速ノズルの開口幅:約10[mm]
・供給ノズルの開口高さ:0.4[mm]
・加速ノズルの開口高さ:0.3[mm]
(3)加工条件
・供給ガスの種別/圧力:窒素ガス/0.4[MPa]
・加速ガスの種別/圧力:窒素ガス/0.35[MPa]
・ノズル120の先端と電極基材との距離 :1[mm]
・ノズル120の軸線CLと電極基材表面とがなす角度:90度(垂直)
・ノズル120に対する電極基材の移動速度:1[mm/sec]
試料1および試料2を、順次噴射加工装置100の微粒子タンク131に投入し、上記加工条件のもとPJDにより電極基材上に負極材料の膜を形成した。試料1の固体微粒子Gを用いて形成された膜32の表面のSEM画像(走査型電子顕微鏡(SEM)による画像)を図4および図5に示す。なお、図4および図5は観察倍率が異なり、図4の観察倍率は1000倍、図5の観察倍率は3500倍である。図4および図5で示すように、膜32の表面には石筍形の(あるいは、路上に砂利を撒いたような)凹凸が形成され、多数の開放気孔が形成されているように見える。なお、このときの膜32の比表面積(単位質量あたりの表面積)をBET法で測定すると、約7.8m2/gという測定結果が得られた。また、膜32の凹凸部分の高さを測定すると、約7μmという測定結果が得られた。
また、膜32の表面のSEM画像(走査型電子顕微鏡(SEM)による観察画像)および元素分析の結果を図6に示す。図6(b)のSi画像およびCu画像で示すように、膜32においてシリコンおよび銅がそれぞれほぼ均一に分散しており、銅が電極基材表面あるいは該表面に固着したシリコンに付着し、シリコンを結合もしくは接着させているように見える。
このようにして銅の電極基材(集電体)にシリコンの電極膜が形成された負極材料について、本出願の発明者は、充放電のサイクルテストを行った。サイクルテストは、試料1および試料2の固体微粒子を用いて形成された負極材料を作用極とし、対極および参照極にリチウム、電解液としてポリプロピレンカーボネートの溶媒にLiClO4(1[mol/l])を用い、周知の3電極式の電気化学セルにより常温下で行った。
スキャン速度30[mV/分]でのサイクルテストの結果を図7(a)に示す。ここで、図7(a)における縦軸は単位重量当たりの電気容量(容量密度)であり、横軸はサイクル数である。また、試料1および試料2の固体微粒子に対するXRD(X-ray Diffraction:X線回折)測定の結果を図7(b)に示す。ここで、図7(b)における縦軸は回折X線のカウント数であり、横軸はX線の回折角度(2θ)である。試料1の固体微粒子Gに対するXRD測定の結果A1から、試料1の固体微粒子Gは、シリコン(Si)と、銅(Cu)と、銅とシリコンの合金であるCu3Siとを有していることがわかる。一方、試料2の固体微粒子に対するXRD測定の結果A2から、試料2の固体微粒子は、試料1の固体微粒子Gに比べてCu3Siの割合が少ないことがわかる。
さて、図7(a)に示すように、試料1の固体微粒子Gを用いて負極材料を形成した場合、充電時および放電時の容量密度C1,D1は、テスト開始初期に急激に上昇し、サイクル数N=20程度以降で徐々に安定する。安定後の充放電の容量密度C1,D1は、500[mAh/g]を超えており、従来から用いられている黒鉛系電極材料(LiC6)の理論容量密度である372[mAh/g]と比較して、30%以上高い容量密度を有していることが確認された。また、この負極材料では、サイクル数が増加しても容量密度の大きな低下は見られず、サイクル数N=1000でも500[mAh/g]を超えている。一方、試料2の固体微粒子を用いて負極材料を形成した場合、充電時および放電時の容量密度C2,D2は、テスト開始初期に急激に上昇し、試料1の場合よりも早く安定する。ところが、安定後の充放電の容量密度C2,D2は、試料1の場合よりも早く低下してしまうことがわかる。
このように、本実施形態によれば、電極基材31に形成される膜32を、シリコンと、金属(銅)と、金属(銅)とシリコンの合金とから構成し、この膜32におけるシリコンの総重量比率を30重量%以上にすることで、シリコンを負極活物質とする膜32が電極基材31上に強固に結合して形成されるため、界面剥離や、固体微粒子の脱落、膜の破壊等が生じにくく、充放電のサイクル数を安定的に確保可能な高容量の負極材料を得ることができる。そのため、充放電のサイクル寿命を確保しながら放電容量を増大させることが可能になった。
なお、上述の実施形態において、リチウムイオン二次電池1をラミネート型に形成しているが、これに限られるものではなく、例えば、円筒型や、角型、セル型等であってもよい。
また、上述の実施形態において、リチウムイオン二次電池1の負極3に形成された膜32は、シリコンと、銅と、銅とシリコンの合金とから構成されているが、これに限られるものではなく、例えば、シリコンと、ニッケル(Ni)と、ニッケルとシリコンの合金とから構成されてもよい。このような構成でも、上述の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。なお、ニッケルとシリコンの合金は、NiSi、NiSi2、およびNiSiとNiSi2の混合物のうち少なくとも一種類からなることが好ましい。
1 リチウムイオン二次電池
2 正極 3 負極
31 電極基材 32 膜
G 固体微粒子

Claims (12)

  1. 導電性を有する電極基材と、
    前記電極基材の表面に設けられた活物質を有する膜とを備え、
    前記膜は、ケイ素と、金属と、前記金属と前記ケイ素の合金とからなり、前記膜の表面には凹凸が形成され、
    前記膜における前記ケイ素の重量比率が30重量%以上70重量%以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  2. 前記金属が銅であって、前記合金が前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金であることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  3. 前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金がCu3Siであることを特徴とする請求項2に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  4. 前記金属がニッケルであって、前記合金が前記ニッケル(Ni)と前記ケイ素(Si)の合金であることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  5. 前記ニッケル(Ni)と前記ケイ素(Si)の合金が、NiSi、NiSi2、およびNiSiとNiSi2の混合物のうち少なくとも一種類からなることを特徴とする請求項4に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  6. 前記電極基材の材質が銅であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  7. 前記凹凸が石筍形の凹凸であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  8. 前記膜の単位質量あたりの表面積が1m2/g以上30m2/g以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  9. 前記凹凸の高さが3μm以上30μm以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  10. 前記膜は、前記ケイ素と、前記金属と、前記金属と前記ケイ素の合金とからなる固体微粒子を、気体の噴流に混合させて前記電極基材に噴射し衝突させることで、前記電極基材の表面に凹凸を有して成膜され、
    前記固体微粒子は、前記ケイ素および前記金属を原料とするメカニカルアロイングにより形成され、
    前記金属が銅であって、前記合金が前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金であり、
    前記固体微粒子における前記合金の重量比率が15重量%以上であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  11. 前記銅(Cu)と前記ケイ素(Si)の合金がCu3Siであることを特徴とする請求項10に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極を負極に用いたことを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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