JP2011204185A - 信号機のカウントダウン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号機の点灯時間の終末の一定の時間が、数百メートル手前からでも確認できるカウントダウン標示機を信号機に併設し、ドライバーに無駄な加速や減速をさせないで走行するエコドライブを促し、地球温暖化の原因であるCo2削減と、省エネと、渋滞緩和を行う。
【解決手段】信号機に、発光体複数個を一列に並べ取り付けた、カウントダウン標示部20を併設し、信号の点灯終了直前の18秒間、または36秒間を、一定の速度で端から順に発光体を消す方法でカウントダウンさせ、ドライバーに信号の変わるタイミングを知らせるカウントダウン標示部と、それを制御するカウントダウン制御部12を有する信号機のカウントダウン装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通信号の点灯時間の終末をカウントダウンして、ドライバーにエコドライブを促す標示に関するもので、さらに詳しくは、車両用の信号機に発光体を一列に並べた標示機を併設し、信号機の変わる直前の一定の時間前から、前記発光体を一定の速度で順次消灯していく方法でカウントダウンして、ドライバーに信号の変わるタイミングを知らせる標示に関する。
地球温暖化を抑制するために、車社会ではエコドライブが促されている。自動車等がエコドライブをするには、急な加速や減速などをせず、一定の速度で走行することである。しかし実際に一般道を走行すると停車させられるのは交差点の赤信号がほとんどである。これは信号機の点灯する時間があと何秒続くか解らないからでもある。
そこで信号機の点灯する時間が、数百メートル手前からでも、秒単位で解る標示機を、信号機に併設すれば、無駄な加速や減速を軽減でき、エコドライブができる。
従来の特許文献を調べると、車両用の信号機の点灯時間の終末の一定の時間をカウントダウン標示するものとして、例えば特許文献1がある。特許文献1では、信号機の青信号の点灯時間の終末より、所要時間前から終末までの該時間を、青信号点灯時に、経時的に標示してなる、信号機の技術を開示するものである。要約すると黄信号の予告標示をするものである。
この文献の第2の実施例は、青信号の終末5秒前に、信号機の下部に配列した、5個の標示灯を全部点灯し、1秒間隔で順次4,3,2,1と標示灯を消灯して、青信号の終末だけに限定して予告するものである。またこの特許文献1の第1の実施例には、デジタル数字でカウントダウンする実施例もある。
また特許文献2では、信号機の点灯の時間経過を、信号機に併設した補助信号機と名づけられた、タイムグラフの標示機で、数分前から表示する。該補助信号機は、信号機と同色で前記タイムグラフをスライドさせて表示し、ドライバーに信号機の変わるタイミングの数分前から知らせるものである。
特許公開昭62−257600号公報 特許公開2003−308595号公報
だが信号機の点灯時間の表示に関して、公知技術である特許文献1および特許文献2や他の文献の技術では、本発明の目的であるエコドライブに利用するには、いくつかの問題が生じる。
公知技術をエコドライブに利用するには、色々な問題点がある。たとえば青信号だけ、または赤信号だけに限定しているもの。またカウントダウンをする時間の長さがエコドライブには、不適当なものが多い。ドライバーがエコドライブのため、車の速度をコントロールするのは、車が数百メートル走る秒数を、数百メートル離れた場所から、目視で直接確認できるものがよい。さらにカウントダウンの標示が、信号機の青、黄、赤と同色で、標示されれば、信号機の色と混同され、誤認の可能性があるので、カウントダウンの標示には、信号機の色は使用しないほうがよい。
以上のことから本発明の目標は、車両等がエコドライブをするには、信号機にエコドライブをするのに有効な秒数のカウントダウン標示をすることである。それで交差点のスムーズな通過ができる。エコドライブをすると、脱地球温暖化のためのCO2削減と省エネルギーになる。これを達成するには、つぎの5つの問題点を解決することが課題である。
1 信号の変わる直前の一定の時間にエコドライブに有効なカウントダウンをする。
2 信号の変わる直前の一定の時間は、速度と距離の、計算が簡単にできる秒数にする。
3 数百メートル離れた距離からでも、標示が目視で確認きる程度の標示にする。
4 カウントダウン用の標示機は、基本的に信号の色〔青(緑)、黄、赤〕は使わない。
5 赤信号、青信号、右矢印信号ともカウントダウンする。(黄信号は通常はカウントダ ウンしない)
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、車両側には、何も取り付けなくとも、信号機側に本発明を設置することにより、交差点を通過する全ての車に、信号の変わるタイミングを正確に知らせることができ、各ドライバーにエコドライブを促すことで経済効果を損なわずに、脱地球温暖化のためのCO2削減と、省エネルギーと、渋滞緩和を推進するシステムを構築する技術を提供する。
請求項1の信号機のカウントダウン装置を説明する。信号機に使われていない色の、複数個の発光体を、棒状にならべて信号機に併設し、信号機の点灯時間の、終末のカウントダウンする時間を18秒と数値限定し、該発光体を選択的に点灯させる回路を有したものを、信号機の18秒用のカウントダウン標示部とし、
交通信号制御機から、信号機の点灯時間の情報を入手する入手手段と、該情報を基に、点灯時間が18秒以上の時は、青信号や赤信号や右矢印信号の点灯時間の終末の18秒前まで、全ての該発光体を点灯させ、または点灯時間が18秒未満の時は、該当する該発光体のみを点灯させ、カウントダウン開始から点灯時間の終末までを、該標示部の端から、順次消灯できる判断手段を有する制御部を備えた、信号点灯時間の終末の18秒間をカウントダウンすることを特徴とする、信号機のカウントダウン装置。
請求項2の信号機のカウントダウン装置を説明する。信号機に使われていない色の、複数個の発光体を、請求項1の2倍の長さの棒状にならべて信号機に併設し、信号機の点灯時間の、終末のカウントダウンする時間を36秒と数値限定し、該発光体を選択的に点灯させる回路を有したものを、信号機の36秒用のカウントダウン標示部とし、
交通信号制御機から、信号機の点灯時間の情報を入手する入手手段と、該情報を基に、点灯時間が36秒以上の時は、青信号や赤信号や右矢印信号の点灯時間の終末の36秒前まで、全ての該発光体は点灯させ、または点灯時間が36秒未満の時は、該当する該発光体のみを点灯させ、カウントダウン開始から点灯時間の終末までを、害標示部の端から、順次消灯できる判断手段を有する制御部を備えた、信号点灯時間の終末の36秒間をカウントダウンすることを特徴とする、信号機のカウントダウン装置。
請求項3の発明は、信号機のカウントダウン標示部の、次に消える予定の発光体だけ、他の発光体よりも輝度を上げて点灯し、また該発光体が複数秒点灯するとき、消える直前まで毎秒点滅させる判断手段を有する、カウントダウン制御部を、備えたことを特徴とする、請求項1または、請求項2に記載の信号機のカウントダウン装置。
請求項4の発明は、信号機のカウントダウン標示部の発光体の中で、6秒の倍数に該当する時間だけ別の色の発光体を取り付けるか、別の色に変えて点灯することができる発光体を使用し、その回路を有して、6秒の倍数の標示色を変えることを特徴とする、請求項1、または請求項2、または請求項3に記載の、信号機のカウントダウン装置。
請求項5の発明は、信号機の点灯時間の終末の一定の時間をカウントダウンさせる標示部を、信号機の近くに設置する装置において、発光体を棒状に一列に並べた標示機を点灯させ、信号点灯時間の終末の一定のカウントダウンさせる時間が、18秒前、または36秒前から、カウントダウン標示をすることを特徴とする、信号機のカウントダウンの標示方法。
本発明の数値限定の18秒とは、1時間=3600秒の200分の1であり、36秒とは、1時間の100分の1であることを利用したものである。18秒と36秒は、時速で標示されている速度を、秒単位でカウントダウンすると、速度と時間の関係が解りやすく効果的な秒数である。
まず始めに36秒のカウントダウンから説明する。36秒間は1時間の100分の1である。時間と距離は比例するため、36秒間の走行距離は、時速60kmで走行すると60kmを100で割った0,6km(600m)進むことになる。同様に時速50kmで走行すると0,5km(500m)進み、時速40kmで走行すると0,4km(400m)進むことになる。つまり36秒間で進む距離を知るには、時速の数字を100で割った距離(km)になる。走行距離をメートルで考える時は、時速の数字を10倍して単位をメートルに変える方法でもよく、解りやすい秒数である。(表1参照)
Figure 2011204185


しかし街中では、信号機と信号機の距離が短く、200m〜300m間隔に信号機が設置されている所もあり(もっと短いところもあるが)36秒より短いカウントダウンの方が実用的なところも多い。そこで前記の36秒の半分の、18秒をカウントダウンすると走行距離も36秒の半分の距離になり、時速60kmで300m、時速50kmで250m、時速40kmで200m、時速30kmで150mと、次の信号を確認するのに実用的な距離であり、まとまりのよい距離になるので解りやすい。そのためスピード調節をするのにも利用しやすいと言う効果もある。18秒間で進む距離を知るには、時速の数字を200で割った距離(km)になる。走行距離をメートルで考える時は、時速の数字を5倍して単位をメートルに変える方法でもよい。(表1参照)
また18秒間をカウントダウンすることで、300メートル以上離れた距離からでも、カウントダウンを確認できればエコドライブを目指すドライバーは、無駄な加速や減速をしなくなる。走行中の車輛が、信号の変わる18秒前から、燃料エネルギーと運動エネルギーを、最大限に生かすように運転することで、本発明の目的であるエコドライブを、積極的に実現することができ、経済効果を損ねることなく、脱地球温暖化のためのCO2削減と、省エネルギーができる効果もある。
また18秒は、時速60kmで300m、時速30kmで50m走る秒数である。もし図1のような信号機の横幅を18秒とした実施例の標示機であれば、信号のランプ1個が3分の1の目盛りになる。18秒の3分の1の6秒は、時速60kmで100m、時速30kmで50m走る秒数であるとわかる。
つぎに道幅も広く、遠くの信号もよく見え、また信号と信号の間隔が広い道路では、請求項2の36秒の標示機の方がエコドライブには、さらに効果的である。図2は請求項1の信号機の横幅を18秒の基本の長さにしたとき、その2倍の36秒型の実施例である。36秒型のカウントダウン用の標示部は、18秒のカウントダウン用の標示部の長さを2倍にして設置することで、18秒用と36秒用のカウントダウンの速さ(タイミング)は同じになる。また36秒の標示は18秒の2倍の長さで標示すれば、600m程の遠くからでも、カウントダウンの標示が見えやすいと言う効果と、先に説明した、時速と距離の関係も非常に解りやすく効果的な速度調節が可能になる。(表1参照)
もし18秒の標示機が信号機の横幅では、小さすぎるようであれば、18秒のカウントダウン標示機を、信号機の2倍の長さの標示機にすれば、時速60kmで走行する場合、信号機の2倍の長さの標示機全体で300m進み、信号機1個の横幅で150m進む標示になる。また信号機の青、黄、赤のランプ1つは50m進む目盛りの標示になる。ただしこのカウントダウン標示機の標示サイズは、混乱を避けるため、18秒の標示機の基本の長さを統一し、36秒は18秒の標示の2倍にする必要がある。
またドライバーは、信号をカウントダウンすることで、青信号に速度を合わせて走るようになり、1回の青信号で、通過できる車両台数が増え、交差点の利用効率がよくなる。交差点の車の流れが改善されれば、渋滞緩和になり環境対策にも大きな効果がある。
つぎに請求項3の効果は、請求項1や請求項2のカウントダウン灯器が、カウントダウンする発光体の、消える直前の時間に該当する発光体の輝度を上げて点灯し、カウントダウンする秒数を強調させることで、遠くからでも認識しやすい効果がある。またカウントダウン用の発光体は、限られたスペースの中では、複数秒の標示のほうが、発光体を大きく標示でき、遠くからでも確認が容易になる。1個のランプが複数秒間点灯してカウントダウンするときは、1秒に1度点滅をすることで秒数標示の補助をするのに効果がある。
つぎに請求項4の効果は、信号機に使われていない色の発光体は、単色(例えば白)で統一して、6秒の倍数の発光体だけ別の色(例えばブルーやオレンヂ)に変えることにより6秒の間隔がわかりやすくなる。6秒は、時速60kmで100m走る時間である。さらに請求項2の信号機の横幅の2倍を基本とする36秒の実施例のカウントダウンの標示部では、36秒〜19秒までは信号機より左に飛び出しているため、目盛の役目の信号機がない。また別のものを18秒のカウントダウンの基本の長さとするカウントダウンの標示部でも6秒の倍数の発光体を区別するのは難しい。つまり単色の発光体だけでは、秒数が解りにくいため、36秒のカウントダウン用の標示灯には、6秒の倍数に当たる、発光体の色を変えることで、秒数を認識するのに特に効果がある。また夜間は信号機の外観は見えず、点灯している信号機のランプのみが点灯して、目盛りになる他の信号灯が見えないため、カウントダウン用の灯器の6秒に該当する発光体だけ、色を変えて目盛りにすることで、単色の時よりも秒数の確認が容易である。
つぎに請求項5の発明では、時速でスピード標示される車輛等のカウントダウンの時間の標示方法であり、18秒や36秒のカウントダウンをすれば、数百メートルを走行する走行距離がわかりやすく、速度調節をするのに便利である。信号機の近くに標示すると、速度調節をするのに効果がある。
第1の実施例の信号のカウントダウン装置の18秒型を交通信号(右折矢印信 号着き)に併設した実施形態の全体的な外観正面図。 第2の実施例の信号のカウントダウン標示機の36秒型を、交通信号灯器の上 部に併設した実施形態の外観正面図。(第3の実施例では、18秒型) 本実施形態のカウントダウン制御部の構成を示すブロック図。 信号機の点灯時間の長さと、本発明のカウントダウン灯器の時間を説明する説 明図。 信号のカウントダウン制御部の、基本動作を説明するフローチャートである。 カウントダウン標示部の発光体の基本的なカウントダウン標示例の図。 同実施形態のカウントダウン標示部の斜視図 同実施形態のカウントダウン標示機をメンテナンスのために手前に開いた図。
まず図1は、信号機に信号機の横幅を基本とした、18秒型のカウントダウン標示部を併設した、請求項1の第1の実施例の全体的な外観正面図である。同図に示された1は信号機、11は信号制御機、12はカウントダウン用の制御部、20は信号機1の点灯時間の、終末の18秒間をカウントダウン標示する、信号機のカウントダウン標示部である。
図1のカウントダウン標示部20を構成する10は、発光体を固定するアームである。アーム10は、取り付け具であり発光体を効率的に取り付けるためのものであるが、発光体を信号機に取り付けられれば他の方法でもよい、と言う概念である。図1では、前記アーム9に発光体9個を等間隔に取り付け、発光体を2秒に1個、カウントダウンするようにして、18秒をカウントダウンする実施形態である。図1は2秒に1個カウントダウンする実施例だが、もし仮に1秒に1個カウントダウンするには、発光体を等間隔に18個取り付ければよい。また3秒に1個カウントダウンするには、発光体を等間隔に6個取り付ければよい。また6秒に1個カウントダウンするには、発光体を等間隔に3個取り付ければよい。また1秒、2秒、3秒、6秒の発光体を組み合わせて18秒になるようにしてもよい、と言う概念である。またカウントダウン標示部20は、発光体13をアーム10に1列に並べて設置し、該発光体13を選択的に点灯させる回路15を、有している。これを信号機1のカウントダウン用の標示部20として信号機1に併設する。
図2は、請求項2の36秒型のカウントダウン標示部32を信号機1の上部に併設した第2の実施例の外観正面図である。30は信号機の横幅の2倍の長さのアームである。発光体13は該アーム30に18個設置され、2秒に1個をカウントダウンさせるカウントダウン標示部である。信号機より左に伸びた、36秒から19秒までのカウントダウン標示部が伸びただけで、18秒からは図1のカウントダウンと同じになる。図2ではカウントダウン標示部の長さと、カウントダウンする秒数を、2倍にしたことが、請求項1と変るだけで、制御部はプログラムを変更することで設定できるため、制御部の外観図は、省略する。信号機1の点灯時間の終末の36秒間をカウントダウン標示する標示部32の実施形態である。
前記の第1、第2のカウントダウン標示部の実施例は、信号機の横幅の長さが、18秒であることを基本とする実施例である。もしカウントダウン標示部が、小さすぎるようであれば、第3の実施例として、信号機の2倍の長さのカウントダウン標示部32(図2)で18秒をカウントダウンしてもよい。この場合は、信号機の横幅の長さが、9秒の目盛りになる。時速60kmで、9秒は150m進み、信号機の青、黄、赤のランプ1つが、3秒の幅になり、50m進む目盛りになる。ただし図2では、発光体の数が18個あるので、第3の実施例では、1秒に1個のカウントダウンの図になる。
本発明では、カウントダウンの秒数の数値限定をしたが、標示機のサイズは指定していない。ただし信号機に設置するに当たって、ドライバーを混乱させないため、18秒型と36秒型の標示サイズを、タイプによって統一する必要がある。
つぎに図3には、本実施形態のカウントダウン装置を全体的にコントロールする制御系のブロック図が示されている。同図において12はカウントダウン制御部である。信号制御機11から、入力ポート44を経て、カウントダウン制御部12のマザーボード内のメモリ42に、信号サイクルの情報を入手する。入手した情報を基に、CPU41の制御部47の判断により、補助記憶装置43に保存されたプログラムに沿って、演算部46にて演算処理をする。信号機の色の判断と、点灯する時間の判断を行い、出力ポート45を経てカウントダウン標示部20を、信号機の点灯時間の終末に合わせて、カウントダウンさせる。もしくは、その交差点で点灯される全ての信号サイクル(周期)のカウントダウンのプログラムを、補助記憶装置43に保存し、信号制御機11からの該情報に合ったカウントダウンのプログラムを、補助記憶装置43から取り出しメモリ42に記憶する。その後CPU41から、出力ポート45を経て、信号機のカウンダウン用の標示部20、または32を、カウントダウンを実行する。また信号サイクルを変更する情報が、信号制御機11から入るまで、メモリ42に記憶されたカウントダウンを繰り返すようにプログラムしておく。
つぎに上述した、カウントダウン制御部12の基本動作を説明する。カウントダウン制御部が行う、信号機の点灯時間の残り時間を知らせるカウントダウンの演算処理は、つぎのとおりである。
まず時間の判断(演算処理)をどのようにプログラムを行うか説明する。図4には信号機を点灯する時間とカウントダウンをする時間を表した説明図である。
図4aは、信号機の青信号、赤信号、矢印信号のランプが1回、点灯する時間(秒数)をT1として、カウントダウンする時間(18秒または36秒)をK1とした時の、T1とK1を比較して、T1の方が長い時(T1>K1)の図である。K1よりT1の方が長い時に、カウントダウン標示部20、または32をカウントダウンしないで点灯しておく時間をH1、とした時の説明図である。カウントダウン標示部は、H1の時間の経過後、K1の時間から輝度を上げて、カウントダウンを始める。
図4bはT1とK1を比較して、T1の方が短い時、または同じ時(T1=<K1)の図である。この時のH2は、T1とK1を比較してT1の方が短い時の時間である。H2に該当するカウントダウン標示部の発光体は点灯せず、該当する発光体から輝度をあげてカウントダウンを始める。
図5は、前記カウントダウン制御部12の実施形態の、基本動作を説明するフローチャートである。まず信号制御機から信号の情報(100)を入手したら、点灯信号か否かを判断し(101)、答えが[NO]の場合は、点滅信号か信号休止(102)、と判断されカウントダウンはしない(103)。また(101)にて点灯信号である[YES]と判断した場合は、次の判断に移る。
つぎの判断は信号の色の判断を行う。まず本発明では、通常の黄信号の時間は、カウントダウン標示部を点灯しない事とするので、黄信号でないか否か(104)を判断し、黄信号であれば(105)その時間だけ点灯しないと判断する(106)。
黄信号ではないと判断した事は、つまり信号の色は青信号か、赤信号か、右矢印信号である。(107)
つぎに、点灯時間の判断をする。入手した時間の情報T1と、カウントダウンする時間K1の長さを比較して、T1の方が長い(T1>K1)か、否かを判断する(108)。
(T1>K1)の時
答えを[YES]と判断した時のT1とK1に、仮の時間を当てはめた例で説明する。
入手した交通信号の点灯時間(T1)を仮に45秒とし、カウントダウンする一定の時間(K1)を仮に18秒として計算をすると、27秒間の差(45秒−18秒=27秒)がある。カウントダウンする前の時間27秒間は、H1とし、カウントダウン標示部の発光体を、全て点灯しておく(109)。そしてK1(18秒前)の時間から、カウントダウン中の合図は、輝度を上げる(110)と同時にカウントダウンを開始する(111)。
18秒間を2秒に1個カウントダウンする発光体が9個付いた実施例の、カウントダウン標示部の発光体の点灯図(図6)で表すと、H1の時間は図6aの状態である。その後カウントダウンの始まる18秒前から、輝度を上げて図6a〜dとカウントダウンをして18秒間でカウントダウンを終了し(114)スタート(100)に戻る。
(T1=<K)の時
つぎに入手した時間の情報T1とカウントダウンする時間K1の長さを比較して、入手
した時間T1と同じか、または短いと判断した時、つまりT1>K1の判断(108)で
答えを[NO]と判断した時は(112)のT1=<K1の判断となりT1とK1に、仮の時間を当てはめた例で説明する。
入手した信号機の点灯時間をT1(仮に10秒)として計算をすると(10秒−18秒=マイナス8秒)となり点灯時間の方が、8秒少ないため、カウントダウン標示部の左側の8秒分は点灯せず、右側の残り10秒分、図6cから輝度を上げて点灯し、2秒間隔で消して10秒間をカウントダウンさせる(113)。その後カウントダウンを終了し(114)スタート(100)に戻る。
つぎに請求項3を利用して、本実施形態のように発光体13が複数秒点灯するときは、次に消える発光体のみ、1秒に1回点滅してカウントダウンし、次に消える発光体のみ、またはカウントダウン中の全ての発光体の輝度を上げて点灯すれば、残り秒数が分かりやすい。これらはカウントダウン制御部12のプログラムに入力すれば、達成される機能である。
また請求項4の6秒の倍数に該当するカウントダウンの時だけ別の色に変えて発光する時は、6秒の倍数に該当する発光体は、色の違う発光体を使用するか、色を変えることができる発光体を使用し、6秒の倍数用の回路を有し、カウントダウン制御部12のプログラムに入力すれば達成される機能である。
さらに信号機1に、信号機の横幅を基本とした18秒型の実施例の斜視図(図7)のカウントダウン標示部20を併設したアーム10の右端を、手前に開くような可動式にしてそれをお互いのメンテナンスが楽に出来るようにした実施例の斜視図である。(図8)はアームを手前に開いた図である。
また本発明の信号機のカウントダウン装置の電源も信号制御機11から、または、信号制御機11と同じ所から供給することが望ましい。
つぎにカウントダウン標示部の長さが、信号機の横幅を基本とした場合は、注意が必要である。一般の信号機の大きさは、約1m20cm程あり、青、黄、赤、のレンズ1個の大きさが25cm〜30cm程ある。しかし大きな交差点には、これより大きな信号機が設置されている所もある。この大型の信号機の、レンズの1つの大きさが45cm程で、全体的な横幅は、180cm前後の大きさの信号機があるが、このような大型の信号機に設置する場合、信号機のサイズが時間の目盛になっているため、カウントダウン標示部の18秒型と36秒型とも、同比率で大きくする必要がある。
ただし信号機の横幅を基本としない場合は、信号機の大きさに左右されない。しかしカウントダウン標示部の大きさは、ひとめ見ただけで、何秒の標示か解るようにするため、タイプによって、秒数の標示の大きさを統一する必要がある。
また今後、この方法が採用され、道路情報の通信〔光ビーコンなど〕で車内のカーナビゲーションなどのモニター画面に信号のカウントダウンが標示されるようになれば、請求項5の信号機のカウントダウン秒数を18秒、または36秒にすれば、エコドライブに利用しやすいカウントダウンの標示方法になる。
また交差点までの距離を標示した標識を交差点の手前100m、200m、300mの
地点に立てることで、交差点までの距離がはっきりと解り、エコドライブに有効である。さらに100mは赤の標識、200mは黄色の標識、300mは緑色などの標識にすれば夜間で数字が読み取れなくても、色で距離が解りやすく速度調節の目安になり効果的である。さらに36秒型を設置した交差点で、その手前に別の信号機が無ければ、400m、500m、600mの標識もあった方が速度調節をするのに、さらに効果的である。
本発明は交通信号設備を製造、販売する産業分野で利用することができる。
1 信号機
3 青信号
4 黄信号
5 赤信号
8 右折矢印信号
10 アーム
30 アーム(長)
11 信号制御機
12 カウントダウン制御部
13 発光体
20 カウントダウン標示部の発行体9個型(18秒型)の実施例
32 カウントダウン標示部の発光体18個型(36秒型、または18秒型)の実施例
41 CPU
42 メモリ
43 補助記憶装置
44 入力ポート(信号の情報)
45 出力ポート(カウントダウン標示部へ)
46 演算部
47 制御部
K1 カウントダウンする一定の時間(18秒、または36秒)。
T1 信号機の点灯する時間(秒数)
H1 T1からK1を引き、答えがプラスのときの時間で、カウントダウン標示部 の発光体は、カウントダウンさせずにすべて点灯しておく時間
T1−K1=H1
H2 T1からK1を引き、答えがマイナスのときの時間で、H2のマイナスに該当する発光体は点灯しないで、H2の次に該当する発光体からカウントダウン開始
T1−K1=H2

Claims (5)

  1. 信号機に使われていない色の、複数個の発光体を、棒状にならべて信号機に併設し、信号機の点灯時間の、終末のカウントダウンする時間を18秒と数値限定し、該発光体を選択的に点灯させる回路を有したものを、信号機の18秒用のカウントダウン標示部とし、
    交通信号制御機から、信号機の点灯時間の情報を入手する入手手段と、該情報を基に、点灯時間が18秒以上の時は、青信号や赤信号や右矢印信号の点灯時間の終末の18秒前まで、全ての該発光体を点灯させ、または点灯時間が18秒未満の時は、該当する該発光体のみを点灯させ、カウントダウン開始から点灯時間の終末までを、端から端へと、順次消灯できる判断手段を有する制御部を備えた、信号点灯時間の終末の18秒間をカウントダウンすることを特徴とする、信号機のカウントダウン装置。
  2. 信号機に使われていない色の、複数個の発光体を、請求項1の2倍の長さの棒状にならべて信号機に併設し、信号機の点灯時間の、終末のカウントダウンする時間を36秒と数値限定し、該発光体を選択的に点灯させる回路を有したものを、信号機の36秒用のカウントダウン標示部とし、
    交通信号制御機から、信号機の点灯時間の情報を入手する入手手段と、該情報を基に、点灯時間が36秒以上の時は、青信号や赤信号や右矢印信号の点灯時間の終末の36秒前まで、全ての該発光体は点灯させ、または点灯時間が36秒未満の時は、該当する該発光体のみを点灯させ、カウントダウン開始から点灯時間の終末までを、端から端へと、順次消灯できる判断手段を有する制御部を備えた、信号点灯時間の終末の36秒間をカウントダウンすることを特徴とする、信号機のカウントダウン装置。
  3. カウントダウン標示部の次に消える予定の発光体だけ、他の発光体よりも輝度を上げて点灯し、また該発光体が複数秒点灯するとき、消える直前まで毎秒点滅させる、判断手段を有するカウントダウン制御部を備えたことを特徴とする、請求項1または、請求項2に記載の信号機のカウントダウン装置。
  4. カウントダウン標示部の発光体の中で、6秒の倍数に該当する時間だけ別の色の発光体を取り付けるか、別の色に変えて点灯することができる発光体を使用し、その回路を有して、6秒の倍数の色を変えることを特徴とする、請求項1、または請求項2、または請求項3に記載の、信号機のカウントダウン装置。
  5. 信号機の点灯時間の終末の一定の時間をカウントダウンさせる標示機を、信号機の近くに設置する装置において、発光体を棒状に一列に並べた標示機を点灯させ、信号点灯時間の終末の一定のカウントダウンさせる時間が、18秒前、または36秒前から、カウントダウン標示をすることを特徴とする、信号機のカウントダウンの標示方法。
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