JP2011203529A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧ローラの圧接力の調整を容易且つバランス良く行うことができる定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】加熱ローラフレーム57に回転可能に保持された加熱ローラ47と、加熱ローラフレーム57に回動可能に保持された加圧ローラフレーム58と、加圧ローラフレーム58に回転可能に保持された加圧ローラ48と、加熱ローラフレーム57と加圧ローラフレーム58との間に跨って設けられて加熱ローラ47に対して加圧ローラ48を圧接させる圧縮スプリング(付勢部材)85と、圧縮スプリング85とは別に加熱ローラフレーム57と加圧ローラフレーム58との間に跨って設けられて加熱ローラ47に対して加圧ローラ48を圧接させる加圧調整部59と、を備え、加圧調整部59は、加熱ローラ47に対して加圧ローラ48を圧接させる加圧調整スプリング88と、加圧調整スプリング88の両端間距離を変更する調整部90と、を備えている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、加熱ローラに付勢部材を介して圧接される加圧ローラを備えた定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、加熱ローラと加圧ローラとのニップ搬送によってトナーを溶融・定着させる定着装置を備えた画像形成装置が周知である。
この際、加圧ローラは、付勢部材の付勢によって加熱ローラに圧接させるのが一般的である。このような付勢部材を備えた定着装置としては、例えば、加圧力発生用のバネ部材と、加圧ローラを保持する保持部材に対して加圧力を作用させる第1調整部材と、バネ部材のバネ力が作用する第2調整部材とをネジ結合させ、第1調整部材を第2調整部材と一体に軸方向に移動させることにより保持部材に対する初期設定の加圧力を調整可能とし、第2調整部材を第1調整部材に対して軸方向位置を調整することで初期設定加圧力に対する加圧力の調整を行う定着装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、定着ハウジング内に配設された加熱ローラと、加熱ローラに圧接力が調整可能に配設された加圧ローラと、定着ハウジングに設けた支点軸に回動自在に装着され、加圧ローラを押圧する加圧プレートと、加圧プレートを付勢するバネ部材と、定着ハウジングに設けたレバー軸に回動自在に装着される操作レバーと、加圧プレートに形成されたカム当接部および開口部と、操作レバーに形成したカム部を備え、カム部をカム当接部に当接させることにより加圧プレートを規制位置に規制し、カム部を開口部に臨ませることにより加圧プレートをフリーな状態の位置にする定着装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−343855号公報 特開2004−361607号公報
しかしながら、上述した定着装置及び画像形成装置にあっては、何れも一つのスプリングによって加圧ローラを加熱ローラに向けて付勢している。
この際、一般的に、加圧ローラを加熱ローラに向けて付勢する際には、転写紙幅方向でのニップ圧力が異なってしまうと画像定着にムラができてしまうため、付勢部材は加圧ローラの両端にそれぞれ配置される。
したがって、加熱ローラに対する加圧ローラの圧接力を調整する場合、加圧ローラの両端毎に調整する際のバランスの設定が非常に難しいという問題が生じていた。
また、上述した定着装置に、加熱ローラの温度管理とは別に、加圧ローラの伝熱温度管理も必要となってくる場合がある。
そして、このような加圧ローラの伝熱温度を監視する温度センサを上述した定着装置に単に配置したのでは、加圧ローラの付勢力を変更した際に温度検出位置にズレが発生しやすいという問題も生じていた。
特に、この温度センサを加圧ローラを回転可能に支持する加圧ローラフレームに配置した場合、加圧力調整圧力が高くなると加圧ローラフレームに変形が生じ易く、温度センサとのギャップが変位してしまい易いという問題が生じていた。
そこで、本発明は、加圧ローラの圧接力の調整を容易且つバランス良く行うことができる定着装置を提供することを目的とする。
また、加圧ローラの圧接力を調整した際の温度センサとのギャップを安定することができる定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、加熱ローラフレームに回転可能に保持された加熱ローラと、前記加熱ローラフレームに回動可能に保持された加圧ローラフレームと、該加圧ローラフレームに回転可能に保持された加圧ローラと、前記加熱ローラフレームと前記加圧ローラフレームとの間に跨って設けられて前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる付勢部材と、該付勢部材とは別に前記加熱ローラフレームと前記加圧ローラフレームとの間に跨って設けられて前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる加圧調整部と、を備え、前記加圧調整部は、前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる加圧調整スプリングと、該加圧調整スプリングの両端間距離を変更する調整部と、を備えていることを特徴とする。
この際、前記加圧ローラフレームは、前記加熱ローラの伝熱による前記加圧ローラの温度を検出する温度センサを設置するフランジ状のセンサ設置部を備えていると共に、前記調整部から前記センサ設置部に至る部位に絞り加工部が形成されているのが好ましい。
また、前記絞り加工部は、前記センサ設置部と対向するフランジ部を備えていると共に、該フランジ部と前記センサ設置部の突出方向が前記加圧ローラ側に向けて突出していることが好ましい。
さらに、本発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の定着装置を備えた画像形成装置とすることができる。
本発明の定着装置及び画像形成装置は、加圧ローラの圧接力の調整を容易且つバランス良く行うことができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置としての複合機の説明図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の説明図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の要部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加熱ローラフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加圧ローラフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加圧ローラフレームの絞り加工例を示し、(A)は加圧ローラフレームの加工前の展開状態の説明図、(B)は加圧ローラフレームの折り曲げ加工後の説明図、(C)は加圧ローラフレームの絞り加工後の説明図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される圧力調整部の断面図である。
次に、本発明の一実施形態に係る定着装置について、画像形成装置としての複合機に適用し、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は、本発明の定着装置及び画像形成装置における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置としての複合機の説明図、図2は本発明の一実施形態に係る定着装置の説明図、図3は本発明の一実施形態に係る定着装置の要部の斜視図、図4は本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加熱ローラフレームの斜視図、図5は本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加圧ローラフレームの斜視図、図6は本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される加圧ローラフレームの絞り加工例を示し、図6(A)は加圧ローラフレームの加工前の展開状態の説明図、図6(B)は加圧ローラフレームの折り曲げ加工後の説明図、図6(C)は加圧ローラフレームの絞り加工後の説明図、図7は本発明の一実施形態に係る定着装置に適用される圧力調整部の断面図である。
(複合機11の全体構成)
図1において、11は複写機・プリンタ・ファクシミリ・スキャナーの各機能を具備した画像形成装置としての複合機である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機11は、装置本体12と、装置本体12の前面から引き出し可能な給紙カセット13と、給紙カセット13に収納した転写紙(図示せず)とは別の転写紙(図示せず)を利用可能とするために装置本体12の一方の側面に開閉可能に設けられた手差トレイ14と、複写機・ファクシミリ・スキャナの各種機能として原稿を読み取る際に使用する自動原稿送り装置(ADF)15と、各種機能等の設定・選択操作を行う操作部16とを備えている。尚、複合機11の形状や構成・機能等は図示例のものに限定されるものではない。
(装置本体12の内部構成)
また、装置本体12の内部は、給紙カセット13に収納された転写紙を取り出して排紙トレイ17に向けて略上向きに搬送する給紙搬送経路18と、給紙搬送経路18の転写紙搬送方向上流側に配置されたレジストローラ対19と、レジストローラ対19よりも給紙搬送経路18の転写紙搬送方向下流側に配置された画像形成部20と、画像形成部20によって転写紙の表面に転写されたトナー像を転写紙の表面に定着させる定着部21と、給紙搬送経路18の装置本体12内での最下流部に配置された排出部22と、を備えている。
さらに、給紙搬送経路18は、複数の経路が分岐・合流されており、本実施の形態では、給紙搬送経路18の転写紙搬送方向最上流寄りで手差トレイ14から供給された転写紙が合流するトレイ給紙経路23と、定着部21よりも給紙搬送経路18の転写紙搬送方向下流側に配置された分岐経路24と、両面印刷の場合に分岐経路24に導かれた転写紙を表裏反転させるスイッチバック経路25と、スイッチバック経路25によって表裏反転した転写紙をレジストローラ対19よりも転写紙搬送方向上流側の給紙搬送経路18へと戻す反転経路26と、を備えている。
(レジストローラ対19の構成)
レジストローラ対19は、給紙カセット13又は手差トレイ14から取り出された転写紙の搬送方向先端をレジストセンサ(図示せず)で検出することにより、転写紙の先端位置と画像形成部20を構成する感光体ドラム27の表面に形成されたトナー像位置とを同期させるものである。
具体的には、レジストセンサが転写紙の先端を検出してから所定時間経過後にレジストローラ対19と感光体ドラム27の回転駆動を開始させ、レジストセンサが転写紙の後端を検出してから所定時間経過後にレジストローラ対19と感光体ドラム27の回転駆動を停止する。また、レジストセンサは、給紙カセット13から給紙搬送経路18へと送り出された転写紙の転写紙搬送方向に沿うシート長を検出するもので、転写紙の先端を検出してから後端を検出するまでの時間によって転写紙の長さ(転写紙搬送方向に沿う方向)を検出する。
レジストローラ対19は、モータ等の駆動源(図示せず)に連繋されている。そして、レジストローラ対19は、静止状態において、転写紙の先端がニップされたときに瞬間的に転写紙の搬送を停止することで転写紙の斜め送りを矯正する。
(画像形成部20の構成)
本実施の形態において、画像形成部20は、補給用トナー収納容器28と現像器ユニット29と、転写部30と、を備えている。
(補給用トナー収納容器28の構成)
補給用トナー収納容器28は、補給用トナーが収納された容器本体31と、容器本体31の上面開口を閉成するコンテナカバー32とを備えている。また、補給用トナー収納容器28は、その内部に一対のトナー攪拌部材33,34とスパイラルロッド35とを備えている。
トナー攪拌部材33,34は、容器本体31の一方の側面(駆動部側)から他方の側面に跨って設けられている。また、トナー攪拌部材33,34は攪拌羽根36を備え、容器本体31内に収納されたトナーを撹拌しつつスパイラルロッド35へと搬送する。
スパイラルロッド35は、トナー撹拌部材33,34によって撹拌搬送された補給用のトナーを転写紙幅方向の一方側に向けて搬送し、その一方側から現像器ユニット29に補給用のトナーを供給する。
尚、補給用トナー収納容器28は、装置本体12に対して着脱可能(交換可能)とされ、装置本体12の正面カバー(図示せず)を開放することによって補給用トナー収納容器28の着脱(交換)を行うことができる。
(現像器ユニット29の構成)
現像器ユニット29は、筺体内部でトナーを循環移動させつつ像担持体としての感光体ドラム27にトナーを供給するもので、トナー供給方向上流側から順に、一対のスパイラルフィーダ(攪拌ミキサー)37,38と、感光体ドラム27と対向する現像ローラ39とを回転可能に備えている。
また、現像器ユニット29の内部には、スパイラルフィーダ37,38の間を隔絶する隔壁40が形成されている。この隔壁40の両端には、現像器ユニット29の縦壁(紙面と直行する転写紙幅方向両端の壁面)との間に隙間が形成されている。補給用トナー収納容器28からの補給トナーは、スパイラルフィーダ37により現像器ユニット29の一方(紙面奥行き方向)へとトナーが攪拌搬送(往路)された後に、この一方側の隙間で折り返されてスパイラルフィーダ38により現像器ユニット29の他方(紙面手前方向)へと攪拌搬送(復路)され、さらに、この他方側の隙間で再び折り返される。
さらに、現像器ユニット29の外壁面には、現像器ユニット29のトナー量を検出するトナーセンサ41が設けられている。
現像ローラ39は、その周面が感光体ドラム27の周面と対向するように配置されている。従って、現像ローラ39に搬送されつつあるトナーは、現像ローラ39を介して感光体ドラム27の周面に供給され、これによって感光体ドラム27の周面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナーセンサ41は、その出力信号に基づいて設置箇所付近(トナー補給部付近)のトナー量を検出し、制御回路(図示せず)によって補給用トナー収納容器28からのトナー補給量や補給タイミング等が制御される。
(転写部30の構成)
転写部30は、感光体ドラム(例えば、アモルファスシリコン製)27の周囲に、感光体ドラム27の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿う画像形成プロセス順に、帯電デバイス42・露光デバイス43・現像ローラ39・転写ローラ44・クリーニングデバイス45・除電デバイス46を備えている。
帯電デバイス42には、直流電圧(Vdc)に交流電圧(Vac)を重畳した帯電バイアスが印加される。
露光デバイス43は、例えば、図示を略するパーソナルコンピュータから送信された印刷データに含まれる画像データを処理して、感光体ドラム27の表面にレーザ光を照射する。尚、ここでの印刷データには、上述した画像データの他、例えば、画像形成処理部数・拡大/縮小率・画像濃度等の各種設定に関するデータ等が該当する。
転写ローラ44には転写電圧が印加され、感光体ドラム27の表面に形成されたトナー像を、感光体ドラム27と協働して転写紙をニップ搬送しつつ、その印加電圧によって転写する。
クリーニングデバイス45は、転写紙へのトナー転写後に感光体ドラム27の表面に残存した転写残トナーや転写紙粉等を除去する。
除電デバイス46には、例えば、LED光源等が用いられ、帯電デバイス42で帯電された感光体ドラム27を除電する。
(定着部21の構成)
定着部21は、画像形成部20によって転写紙の表面に転写された未定着トナー像を定着させるために、転写紙の表面側、即ち、未定着トナー像側に配置された加熱部材としての加熱ローラ47と、給紙搬送経路18を挟んで加熱ローラ47と対向する加圧部材としての加圧ローラ48とを備え、この加圧ローラ48を加熱ローラ47に圧接することで転写紙をニップ搬送する。
転写紙の表面に形成された未定着トナー像は、加熱ローラ47に直接接触することによって溶融され、転写紙の裏面側から加圧ローラ48で加圧されることによってそのまま転写紙の表面に溶融トナーが定着像として定着される。
尚、加熱ローラ47の表面には、溶融トナーが付着しないように表面コーティング処理等がなされている。また、加熱ローラ47の表面に付着してしまった溶融トナー等は図示を略するクリーニングデバイス等によって除去される。
また、加熱ローラ47の外表面温度(加熱温度)はサーモスタット等の温度センサ49に監視され、加圧ローラ48の外表面温度(伝熱温度)はサーモスタット等の温度センサ50に監視されている。
(各給紙搬送経路の構成)
給紙搬送経路18は、給紙カセット13からカセット給紙部で取り出した最上位の転写紙を、レジストローラ対19、感光体ドラム27と転写ローラ44(転写部30)、定着部21、の順でニップ搬送した後、排出部22から排紙トレイ17に至る経路を形成している。
トレイ給紙経路23は、給紙トレイからトレイ給紙部で取り出した最上位の転写紙を、レジストローラ対19に向けて搬送する経路を形成している。
分岐経路24は、給紙搬送経路18の定着部21よりも搬送方向下流側に切り替え可能に設けられた切替部材51を備え、この切替部材51の経路切り替えにより、スイッチバック経路25に転写紙を搬送する経路を形成している。
スイッチバック経路25は、排出部22の上方に設けられて正逆回転するスイッチバックローラ対52を備え、転写紙の一部をニップ搬送しつつスイッチバックした転写紙を反転経路26に向けて搬送する経路を形成している。
反転経路26は、装置本体12と側面パネル53の内壁面との共同によって形成され、スイッチバック経路25から搬送された転写紙をレジストローラ対19に向けて搬送する経路を形成している。
(側面パネル53の構成)
複合機11の一方の外側壁面の一部を形成する側面パネル53は、その外壁面側下方に形成されて給紙トレイを回動可能に支持すると共に常時(非使用時)は手差トレイ14を収納する凹部54と、外壁面側上方に回動可能に設けられた開閉操作用取っ手55と、を備えている。
(実施例)
以下、本発明の実施例に係る定着部21の具体的な構成を図2,図3に基づいて説明する。尚、本実施例に示す定着部21は、加熱ローラ47と加圧ローラ48とが一つのユニットに組み立てられている場合で説明する。また、以下の実施例の説明においては、定着部21において転写紙は装置本体12に対して上向きに搬送されるため、上下方向は装置本体12の上下方向、左右方向は転写紙幅方向(図2の紙面奥行き方向)として説明すると共に、転写紙の画像形成面(定着面)を表方向、その反対側を裏方向とする。
図2,図3において、定着部21は、装置本体2の内部で着脱可能に支持されて装置本体12の左右表裏を包囲するベースフレーム56と、ベースフレーム56に保持された加熱ローラフレーム57と、加熱ローラフレーム57に回動可能に保持された加圧ローラフレーム58と、加熱ローラ47に向けて加圧ローラ48を加圧させると共にその圧接力を調整する加圧調整部59と、加熱ローラフレーム57に保持されて加熱ローラ47と加圧ローラ48とによる定着ニップ搬送直後の転写紙を搬送するための搬送ローラ(表側)60と加熱ローラ47の外表面と接触(又は近接)して定着直後の溶融トナーによる転写紙貼り着きを防止する分離板61とを配置した搬送ローラフレーム62と、IHヒータ方式により加熱ローラ47を誘導加熱する誘導加熱部63と、加圧ローラ48の外周面と接触して加熱ローラ47からの伝熱を吸熱(調整)する均熱ローラ64と、を備えている。また、上述した温度センサ49は加熱ローラ47の下方に位置する加熱ローラフレーム57に支持され、温度センサ50は加圧ローラフレーム58に支持されている。
(ベースフレーム56の具体的な構成)
ベースフレーム56は、耐熱樹脂又は金属から構成されており、着脱可能(ユニット交換可能)となるように装置本体12に支持されている。また、ベースフレーム56には、加圧ローラ48の駆動系、誘導加熱部63への電源供給回路や電源制御回路、等が適宜配置されている。さらに、ベースフレーム56には、例えば、加熱ローラ47と加圧ローラ48との定着ニップ部に向けて転写紙(裏面側)をガイドするガイドプレート65や、反転経路26の一部に配置される搬送ローラ66等が適宜配置されている。
(加熱ローラフレーム57の具体的な構成)
加熱ローラフレーム57は、図4に示すように、装置本体12の左右で略同一形状(図4では一方側のみ図示)のサイドプレート部67と、この左右のサイドプレート部67の下側間に跨るアンダープレート部68と、が一体に形成されて構成されている。
サイドプレート部67は、加熱ローラ47を回転可能に保持するための加熱ローラ保持開口部69と、加圧ローラ48の動力伝達系が位置するための加圧ローラ伝達系配置開口部70と、加圧調整部59を支持するために装置本体12の内方に向けて屈曲された庇部71と、庇部71から装置本体12の表裏方向と同一面を有するように下向きに屈曲された支持部72と、を備えている。
また、この支持部72には、加圧ピン貫通穴72aと、フック状のスプリング支持爪部72bと、が形成されている。
アンダープレート部68は、転写紙通過用の搬送開口73と、この搬送開口73を形成する際(例えば、打ち抜き等)にその一部を利用して装置本体12の左右方向と同一面を有するように切り起し状に立ち上げられたフレーム支持部74と、を備えている。
(加圧ローラフレーム58の具体的な構成)
加圧ローラフレーム58は、図5に示すように、装置本体12の左右で略同一形状(図5では一方側のみ図示)のサイドプレート部75と、この左右のサイドプレート部75の背面部間に跨るブリッジ部76と、が一体に形成されている。
サイドプレート部75は、加熱ローラフレーム57のサイドプレート部67よりも機内内側に配置され、加圧ローラ48を回転可能に保持するための加圧ローラ保持開口部77と、フレーム支持部74に形成された支持ピン貫通穴74aを貫通して加圧ローラフレーム58を加熱ローラフレーム57に回動可能に保持させるための面取り支持ピン(図2参照)78と係合する支持ピン係合孔79と、均熱ローラ64を回転可能に保持する均熱ローラ保持部80と、が形成されている。
ブリッジ部76には、略小判型の加圧ピン係合孔81と、上下一対の水平フランジ部82,83と、サイドプレート部75と対向するように上側の水平フランジ部82に連なる垂直フランジ部84と、垂直フランジ部84に形成されたフック状のスプリング支持爪部84aと、が形成されている。
このスプリング支持爪部84aは、一端がスプリング支持爪部72bに支持された圧縮スプリング85の他端を支持している。圧縮スプリング85は、その圧縮力によって加圧ローラローラフレーム58を面取り支持ピン78を回動支点として回動させることにより加圧ローラ48を加熱ローラ47に向けて加圧させる。
尚、加圧ローラフレーム58は、例えば、図6(A)に示すように、板金から所定形状に打ち抜き加工されたものを、図6(B)に示すように、サイドプレート部75を折曲加工する工程(図6(A)の一点鎖線が折り曲げ線)と、図6(C)に示すように、各フランジ部82,83,84を折曲加工(絞り加工)する工程(図6(B)の二点鎖線が折り曲げ線)と、の工程(同時加工でも良い)によって形成される。
また、上側の水平フランジ部82の左右中央付近には、左右両端付近の突出幅よりも幅広で且つ内側が上向き傾斜するセンサ設置部82aを有するように、スリット82bが形成されている。
これにより、加圧ピン係合孔81の周辺からセンサ設置部82aに至る部位は、各フランジ部82,83,84を形成することにより、その剛性が確保されている。
(加圧調整部59の具体的な構成)
加圧調整部59は、図7に示すように、加圧ピン貫通孔72aを貫通しその先端がブリッジ部76に先端止めネジ86によって固定される加圧ピン87と、一端が支持部72の表面側に当接する加圧調整スプリング88と、加圧調節スプリング88の他端が当接するスプリング当接部材89を加圧ピン87に固定するために加圧ピン87と螺合する圧力調整ボルト90と、を備えている。
この際、加圧ピン貫通孔72aは、加圧ローラフレーム58の回動に伴う上下方向の加圧ピン87の傾きを許容し且つ左右方向のブレを阻止するために、加圧ピン87の断面小判型形状よりも上下に延びる長穴に形成されている。
また、加圧ピン87の軸線方向に添って形成されて圧力調整ボルト90が螺合する87aは、その軸線方向と直行する逃げ孔87bと連通されている。
(均熱ローラ64の構成)
均熱ローラ64は、熱伝導性の良い金属材料(例えば、アルミニウム等)によって円筒形状に形成され、加圧ローラ48に対して接近・離反可能となるように均熱ローラ保持部80に保持されている。これにより、均熱ローラ64は、例えば、画像転写直後等の加圧ローラ48の伝熱温度が小さい場合には加圧ローラ48から離反して加熱ローラ47の過熱温度を必要以上に吸熱しないようにすることができる。また、温度センサ50が加圧ローラ48の過昇温状態を検出すると、均熱ローラ64が加圧ローラ48に押し付けられ、加圧ローラ48の回転によって従動回転しながら、加圧ローラ48の表面温度を均一化する。
上記の構成において、常時は加圧ローラ48は圧縮スプリング85の圧縮力により加熱ローラ47に圧接されている。
これにより、転写紙の表面に形成されたトナー画像は加熱ローラ47と加圧ローラ48とにニップ搬送されつつトナー画像が溶融・定着される。
一方、圧縮スプリング85の圧接力を調整する場合には、圧縮スプリング85の圧縮力を直接調整するのではなく、加圧調整スプリング88による加圧ローラフレーム58の回動位置を調整することによって行う。これにより、加熱ローラ47への加圧ローラ4の圧接力が加圧ローラ47の両端で極端に異なってしまうことが抑制されている。
即ち、加圧ローラフレーム58は面取り支持ピン78を回動支点として回動可能となっている。
そして、圧力調整ボルト90の雌ネジ孔部87aとの螺合位置(加圧ピン87の軸線方向に沿う深さの締め込み量)を調整変更することにより、支持部72とスプリング当接部材89との相対位置、即ち、加圧調整スプリング88の両端間距離が変化する。
これにより、加圧ローラフレーム58が面取り支持ピン78を回動軸線として回動するため、加圧調整スプリング88の付勢力(加圧ローラフレーム58の引っ張り力)と圧縮スプリング85とを併用して加圧ローラ48の加熱ローラ46への圧接力を調整することができる。
したがって、例え、加圧ローラ48の両端での圧力調整ボルト90の締め込み量に若干の調整誤差があったとしても、一つの圧縮スプリング85の圧縮力のみに圧接力を依存していないことから、その締め込み量の調整誤差がそのまま圧接力の差となることが無く、加圧ローラ48の両端間での圧接力に差が発生し難く、バランスを容易且つ良好に維持し易くすることができる。
ところで、上記実施例では、加圧ピン87と圧力調整ボルト90とによって加圧調整スプリング88の両端間距離を変更する調整部を構成したが、例えば、支持部72を固定として圧力調整スプリング88と支持部72との間に、変位プレート部材等を配置し、この変位プレートを支持部72に対して接近・離反可能に構成する等、その構成は限定されるものではない。
47…加熱ローラ
48…加圧ローラ
57…加熱ローラフレーム
58…加圧ローラフレーム
59…加圧調整部
82a…センサ設置部
83…フランジ部
85…圧縮スプリング(付勢部材)
87…加圧ピン(調整部)
88…加圧調整スプリング
90…圧力調整ボルト(調整部)

Claims (4)

  1. 加熱ローラフレームに回転可能に保持された加熱ローラと、前記加熱ローラフレームに回動可能に保持された加圧ローラフレームと、該加圧ローラフレームに回転可能に保持された加圧ローラと、前記加熱ローラフレームと前記加圧ローラフレームとの間に跨って設けられて前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる付勢部材と、該付勢部材とは別に前記加熱ローラフレームと前記加圧ローラフレームとの間に跨って設けられて前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる加圧調整部と、を備え、
    前記加圧調整部は、前記加熱ローラに対して前記加圧ローラを圧接させる加圧調整スプリングと、該加圧調整スプリングの両端間距離を変更する調整部と、を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧ローラフレームは、前記加熱ローラの伝熱による前記加圧ローラの温度を検出する温度センサを設置するフランジ状のセンサ設置部を備えていると共に、前記調整部から前記センサ設置部に至る部位に絞り加工部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記絞り加工部は、前記センサ設置部と対向するフランジ部を備えていると共に、該フランジ部と前記センサ設置部の突出方向が前記加圧ローラ側に向けて突出していることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016102985A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 キヤノン株式会社 定着装置

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