JP2011202962A - プローブ装置 - Google Patents

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高博 木村
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一石 日江井
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Abstract

【課題】被検査体及びプローブ本体の接触不良を抑制することができるプローブ装置を提供する。
【解決手段】プローブ装置10は、被検査体100の端子102に接触する平面が形成された接触部38を先端に有する導電性のプローブ本体14と、プローブ本体14をその軸線方向に移動可能に支持する支持部28を備える。プローブ本体14は、先端側に位置する第1細径部32と、後端側に位置する第2細径部34と、第1細径部32及び第2細径部34の間に位置する大径部36と、大径部36から第1細径部32にかけて徐々に縮径するテーパ部50を有する。大径部36の後端には弾性部材46が配置され、支持部28は、大径部36を収容して先端が先細りの筒体52と、筒体52の後端に設けられて弾性部材46を圧縮する保持板56及び保護部材58を有する。筒体52の先細りの部分にはテーパ部50と接触するテーパ面60が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検査体の電気特性を検査するプローブ装置に関する。
従来から、プリント基板等の被検査体の端子(装置端子)に導電性のプローブ本体(中心導体)を押し付けて電流を流すことにより、該被検査体の電気特性を検査するプローブ装置が知られている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2には、円筒状に形成されたスリーブ(外部導体)内にスライド(摺動)可能にプローブ本体を装着し、前記スリーブの後端面と接触可能なストッパリングを前記プローブ本体に取り付けることにより、前記プローブ本体の先端側への移動を制限することが記載されている。
また、特許文献1及び2によれば、前記プローブ本体を前記装置端子に接触させていない状態(非接触状態)のときに、該プローブ本体が前記ストッパリングに接触するスリーブにて支持される。
特開2009−42090号公報 特許第2548046号公報
通常、小電流用のプローブ装置では、プローブ本体の径が細く、又該プローブ本体と前記装置端子との間の電気抵抗(接触抵抗)が数[mΩ]〜数十[mΩ]と大きいため、大電流(数百[A]〜数千[A])を流す検査では、該プローブ本体自体が発熱して壊れたり、前記プローブ本体と前記装置端子との接触箇所が発熱して該装置端子を破壊(溶融)したりする可能性がある。
そのため、大電流用のプローブ装置では、プローブ本体の径を太くすることでプローブ自体の抵抗を低くしたり、プローブ本体に平面を形成することにより、該プローブ本体と装置端子との接触面積を大きくすることで接触抵抗を低くしたりすることがある。
なお、大電流用のプローブ装置として、前記装置端子を上下コンタクトで挟み込むものがあるが、前記装置端子の片側に端子保持部材がある場合、利用することができない。また、前記装置端子と検査装置とをねじ等によって締め付けるものもあるが、ねじの締め付け時間が必要で生産性が悪くなる。
また、被検査体の製造過程において、装置端子が斜めに傾くことがある。そして、上述した特許文献1又は2のプローブ装置を大電流用のプローブ装置として用いた場合、プローブ本体とスリーブとの間隔が狭く設定されていると、前記プローブ本体を前記スリーブに対して殆ど傾けることができず、接触安定性(再現性)を良くするための自由度が無いため、装置端子が傾いているときに、前記プローブ本体が該装置端子に対して片当たりすることがある。その結果、前記プローブ本体及び前記装置端子が接触不良となったり、該装置端子にキズが付いたりすることがある。
一方、前記プローブ本体と前記スリーブの間隔が広く設定されていた場合、前記プローブ本体を前記スリーブに対してある程度傾けることができるので、該プローブ本体を前記装置端子に安定して接触させることができる。しかし、特許文献1又は2において、前記プローブ本体と前記スリーブの間隔を広く設定した場合、前記プローブ本体を前記装置端子に接触させるとき(検査時)に、前記プローブ本体を前記スリーブに対して傾けた場合に、非接触状態で該スリーブに対する該プローブ本体の位置がずれることがある。つまり、被検査体の電気特性検査を行う毎に、非接触状態での前記スリーブに対する前記プローブの位置が変化することがある。この場合、次回の検査時に、前記プローブ本体と前記装置端子が接触不良となり易い。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、被検査体の端子とプローブ本体の接触不良を抑制することができるプローブ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るプローブ装置は、被検査体の端子に接触する平面が形成された接触部を先端に有する導電性のプローブ本体と、前記プローブ本体を該プローブ本体の軸線方向に移動可能に支持し、前記プローブ本体の後端側への移動を制限する第1移動制限部と前記プローブ本体の先端側への移動を制限する第2移動制限部とを有する支持部材と、前記第1移動制限部に接触可能な状態で前記プローブ本体に設けられた弾性部材と、を備えるプローブ装置であって、前記プローブ本体には、前記接触部に向かって徐々に縮径するテーパ部が形成され、前記第2移動制限部には、前記テーパ部と接触するテーパ面が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、非接触状態において、プローブ本体は、該プローブ本体のテーパ部に接触する第2移動制限部のテーパ面にて支持される。つまり、前記プローブ本体のテーパ部には、重力の作用によって斜め下方(前記支持部材の軸線に向かう方向)の力(滑り力)が作用することとなる。これにより、前記プローブ本体及び前記支持部材の間隔を広く設定し、検査時に、前記プローブ本体を前記支持部材に対して傾けた場合であっても、非接触状態において、前記滑り力の作用によって前記テーパ部が前記テーパ面上を滑るので、該支持部材に対する該プローブ本体の位置を常に一定にすることができる。よって、被検査体の本体に対する端子の取り付け位置が斜めに傾いている場合であっても、該プローブ本体を該被検査体の端子に安定して接触させることができると共に、次回の検査時に、該プローブ本体及び該端子が接触不良となることを抑えることができる。
また、この構成によれば、被検査体の端子を上下コンタクトで挟み込む必要はなく、プローブ本体を被検査体の端子に接触させることで被検査体の電気特性を検査することができるので、前記被検査体の端子の片側に端子保持部材がある場合でも利用することができる。なお、被検差体の端子をねじ等で締め付ける必要もないので、生産性が悪くなることはない。
さらに、前記第1移動制限部及び前記弾性部材は、前記プローブ本体のテーパ部が前記第2移動制限部のテーパ面に接触しているときに、非接触となるように配置されていてもよい。
そうすると、非接触状態において、前記第1移動制限部に前記弾性部材の弾発力が作用することがないので、該第1移動制限部を薄く構成することができる。
また、前記接触部の平面の表面粗さ(Ra)は10[μm]以下に設定されていてもよい。これにより、前記接触部と該端子との間の電気抵抗を一層低くすることが可能となる。
本発明によれば、非接触状態において、プローブ本体は、該プローブ本体のテーパ部に接触する第2移動制限部のテーパ面にて支持される。これにより、前記プローブ本体及び前記支持部材の間隔を広く設定し、検査時に、前記プローブ本体を前記支持部材に対して傾けた場合であっても、非接触状態において、該支持部材に対する該プローブ本体の位置を一定にすることができる。よって、該プローブ本体及び該端子が接触不良となることを抑えることができる。
本発明に係るプローブ装置の要部を示す平面図である。 図1に示すプローブ装置の一部省略断面図である。 本発明に係るプローブ装置の動作を示すフローチャートである。 端子に対してプローブ本体を加圧している状態を示す図1のプローブ装置の一部省略断面図である。 加圧力と電気抵抗の関係を示すグラフである。 テーパ部に作用する力関係を説明するための図である。 テーパ角度とテーパ部に作用する力の差との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係るプローブ装置について好適な実施形態を例示し、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るプローブ装置10は、被検査体100の電気特性を検査するために用いられる。
具体的な図示は省略するが、被検査体100としては、例えば、自動車に組み込まれるパワーモジュールが利用され、前記パワーモジュールは、バッテリーとモータとの間で直流電力を交流電力に変換するインバータとして構成されている。
そして、図1に示すように、前記インバータ(被検査体100)は、前記バッテリー(前記モータ)に接続する端子102を有しており、端子102は、インバータ本体(不図示)と一体に形成された端子保持部104にて保持されている。なお、図1から諒解されるように、端子102は、板状に形成されている。
プローブ装置10は、プローブ基部12と、プローブ基部12に設けられて一方向に延びたプローブ本体14と、制御部16とを備えている。
プローブ基部12は、床面等に載置される固定部18と、固定部18に設けられて鉛直方向(X方向)に延びたねじ軸20と、ねじ軸20を回転駆動するモータ22と、モータ22の作用下にX方向に移動する可動部24とを有している。
モータ22としては、可動部24及びプローブ本体14を介して端子102に100[N]〜1000[N]の範囲の加圧力を付与することができるものが用いられる。
可動部24には、ねじ軸20に螺合するナット部26と、プローブ本体14をX方向に移動可能に支持する支持部28と、ナット部26と支持部28とを連結する連結部30とが設けられている。
また、プローブ本体14は、金属で構成されている。具体的には、プローブ本体14は、ステンレス鋼や真鍮等の母材に対してニッケル(Ni)や金(Au)等のメッキ処理を施すことにより構成されている。
図1及び図2に示すように、プローブ本体14は、先端側に位置する第1細径部32と、後端側に位置して第1細径部32と略同一の径を有する第2細径部34と、第1細径部32と第2細径部34との間に位置する大径部36(図2参照)とを有する。
第1細径部32と第2細径部34のそれぞれは、棒状に形成されている。第1細径部32の先端には、端子102と接触する接触部38が設けられ、接触部38は平面に形成されている。これにより、接触部38を半球状に形成した場合と比較して、平面状に形成された端子102に対する接触部38の接触面積を大きくすることができる。よって、接触部38と端子102との間の電気抵抗を低くすることができる。なお、接触部38の表面粗さ(Ra)は、10[μm]以下に設定されている。これにより、接触部38と端子102との間の電気抵抗を一層低くすることができる。
また、図1に示すように、第2細径部34の後端には、不図示の検査装置に接続されたリード線40を取り付けるためのボルト42が設けられている。なお、前記検査装置は、リード線40を介して第2細径部34に数百[A]〜数千[A]の電流を供給する。
図2に示すように、大径部36の後端には、ワッシャ44を介して弾性部材46が設けられている。なお、ワッシャ44は、例えば、樹脂等の電気絶縁性の高い材料で構成されている。弾性部材46としては、例えば、圧縮コイルばねが利用される。図2から諒解されるように、弾性部材46の上端部には、前記ワッシャ44と同様のワッシャ48が配置されている。
また、プローブ本体14には、大径部36から第1細径部32にかけて徐々に縮径するテーパ部50が形成されている。テーパ部50のテーパ角度は、任意に設定することができるが、45度よりも大きく設定される。但し、前記テーパ角度は、50度から70度の範囲に設定することが好ましい。この理由については、後述する。
図1及び図2に示すように、支持部28は、内部に大径部36を収容する筒体52と、筒体52の後端に複数のボルト54、54を介して固定された保持板56と、保持板56に設けられた保護部材58と、を含んでいる。
筒体52は、例えば、円筒状に形成されると共に、樹脂やセラミックス等の電気絶縁性の高い材料で構成されている。筒体52は、先細りに形成されており、図2に示すように、その先細りの部分には、テーパ部50と接触するテーパ面60が形成されている。テーパ面60のテーパ角度は、テーパ部50のテーパ角度と略同等に設定されている。
保持板56は、例えば、金属で構成されている。また、保持板56には、第2細径部34が挿通する挿通孔62が形成されている。挿通孔62は、弾性部材46の幅よりも小さく設定されている。
保持板56の挿通孔62を形成する面には、保護部材58が取り付けられている。つまり、保護部材58は、保持板56と第2細径部34との間に位置している。保護部材58は、例えば、樹脂やセラミックス等の電気絶縁性の高い材料で構成されている。
図2から諒解されるように、プローブ本体14のテーパ部50と筒体52のテーパ面60とが接触した状態で、保持板56及び保護部材58は、弾性部材46の上端部に設けられたワッシャ48と非接触となっている。これにより、プローブ本体14を端子102に接触させていない状態(非接触状態)のときに、保持板56及び保護部材58に弾性部材46の弾発力が作用することがないので、保持板56及び保護部材58を薄く構成することができる。
筒体52は、第1細径部32との間に所定の隙間が形成されるような大きさに設定されている。また、保護部材58は、第2細径部34との間に前記所定の隙間が形成されるような大きさに設定されている。
ここで、前記所定の隙間とは、支持部28に対してプローブ本体14を傾けることができる程度の大きさの隙間を指す。具体的には、前記所定の隙間は、被検査体100の本体に対する端子102の傾き公差に応じて設定される。
制御部16は、モータ22を制御するモータ制御部64と、プローブ本体14の設定加圧力等のデータが記憶された記憶部66とを有している。
モータ制御部64は、端子102に付与される加圧力に基づいてモータ22を制御する。なお、端子102に付与される加圧力は、可動部24の下げ幅(弾性部材46の変形量)やモータ22に生じる負荷等に基づいて取得すればよい。
以上のように構成されるプローブ装置10の動作について図2〜図7の図面を参照しながら説明する。
先ず、図2に示すように、被検査体100の端子102をプローブ本体14の接触部38の下方に配置する。なお、初期状態において、プローブ本体14の接触部38は端子102から離間している。そして、このとき、プローブ本体14のテーパ部50が筒体52のテーパ面60に接触しており、これにより、プローブ本体14が筒体52に支持される。なお、この状態で、プローブ本体14の軸線AX1と筒体52の軸線AX2とは略一致している。
次に、モータ制御部64は、モータ22を制御してプローブ本体14を支持している可動部24を降下する(図3のステップS1)。可動部24が降下すると、図4に示すように、先ず、プローブ本体14の接触部38が端子102に接触する。このとき、プローブ本体14のテーパ部50が筒体52のテーパ面60から離間する。
ところで、被検査体100の製造過程において、被検査体100の本体に対する端子102の取り付け位置が斜めに傾くことがある。このような場合、プローブ本体14は、支持部28に対して斜めに傾いた状態で接触部38が端子102に接触する。これにより、端子102が斜めに傾いている場合であっても、プローブ本体14が端子102に片当たりすることはない。そのため、プローブ本体14及び端子102が接触不良となったり、端子102にキズが付いたりすることを抑制することができる。
そして、可動部24がさらに降下すると、可動部24の保持板56及び保護部材58が弾性部材46の上端に位置するワッシャ48に接触する。その後、弾性部材46が圧縮されると共に、弾性部材46の弾発力が第1細径部32を介して端子102に付与される。
これにより、図5に示すように、プローブ本体14の端子102に対する加圧力が増大すると共に、プローブ本体14の接触部38と端子102との間の電気抵抗が低下する。そして、前記加圧力が記憶部66に記憶されている設定加圧力に達したときに、モータ制御部64は、モータ22を制御して可動部24の降下を停止する(ステップS2)。なお、このとき、プローブ本体14の接触部38と端子102との間の電気抵抗は、1[mΩ]以下になっている。
次に、検査装置は、リード線40、プローブ本体14、及び端子102を介して被検査体100の本体に電流を供給する(ステップS3)。そして、被検査体100の電気特性結果を取得した(ステップS4)後、モータ制御部64は、モータ22を制御して可動部24を上昇する(ステップS5)。
可動部24が上昇すると、弾性部材46に作用していた圧縮力が解除され、保持板56及び保護部材58がワッシャ48から離間する。そして、可動部24がさらに上昇すると、プローブ本体14のテーパ部50と筒体52のテーパ面60が接触すると共に、接触部38が端子102から離間するに至る。
このとき、プローブ本体14のテーパ部50には、重力の作用によって斜め下方(筒体52の軸線AX2に向かう方向)の滑り力が作用する。これにより、プローブ本体14が支持部28に対して斜めに傾いた場合であっても、前記滑り力の作用によって、テーパ部50がテーパ面60上を滑るので、支持部28に対するプローブ本体14の位置を常に一定にすることができる。つまり、非接触状態において、プローブ本体14の軸線AX1と筒体52の軸線AX2とを常に一致させることができる。そのため、次回の検査時に、プローブ本体14及び端子102が接触不良となることを抑制することができる。
その後、可動部24が所定の位置に到達したときに、モータ制御部64は、モータ22を制御して、可動部24の上昇を停止する(ステップS6)。この段階で、本実施形態に係るプローブ装置10の動作処理は終了する。
本実施形態のプローブ装置10によれば、被検査体100の端子102を上下コンタクトで挟み込む必要はなく、プローブ本体14を該端子102に接触させることで被検査体100の電気特性を検査することができるので、被検査体の端子の片側に端子保持部材がある場合でも利用することができる。
また、本実施形態では、被検査体の端子をねじ等で締め付ける必要も無いので、生産性が悪くなることはない。
次に、テーパ部50及びテーパ面60のテーパ角度と前記滑り力との関係について図6及び図7を参照しながら説明する。
図6に示すように、上述したステップS5において、プローブ本体14のテーパ部50には、重力の作用によって斜め下方の滑り力(mgsinθ)が作用すると共に、筒体52のテーパ面60との摩擦力(μmgcosθ)が作用する。なお、ここで、mはプローブ本体14の質量[g]を、gは重力加速度[m/s2]を、θはテーパ角度[°]を、μは静止摩擦係数をそれぞれ示している。
ここで、プローブ本体14のテーパ部50がテーパ面60上を滑るためには、前記滑り力(mgsinθ)を前記摩擦力(μmgcosθ)よりも大きくする必要がある。そして、図7にも示すように、仮に、前記静止摩擦係数が1であるとすると、前記テーパ角度が45度のときに、滑り力と摩擦力とが釣り合う。なお、本実施形態では、プローブ本体14を金属で構成すると共に、筒体52を樹脂又はセラミックスで構成しているので、前記静止摩擦係数は1未満になると考えられる。よって、テーパ角度が45度以上であれば、テーパ部50がテーパ面60上を滑ることとなる。
ところで、上述したような被検査体100の電気特性検査は、連続して行われることがある。このような場合、テーパ部50の滑り動作が遅いと、次回の検査時までに、支持部28に対するプローブ本体14の位置を所定位置に戻すことができないことがある。
一般的に、滑り力から摩擦力を減算した値(ΔF)が大きいほど、テーパ部50の滑り動作が速くなる。そのため、本実施形態においては、前記テーパ角度が50度以上であることが望ましい。
また、これにより、プローブ装置10の長期使用でテーパ部50及びテーパ面60の少なくとも一方が梨地状に変化して前記静止摩擦係数が1以上となった場合であっても、テーパ面60に対してテーパ部50を円滑に滑らせることができる。
また、弾性部材(圧縮コイルばね)46の径、テーパ面60の長さの兼ね合いより前記テーパ角度は70度以下であることが望ましい。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。筒体は、断面多角形状に形成してもよい。このとき、プローブ本体のテーパ部も筒体のテーパ面に対応した形状にするとよい。弾性部材は、例えば、ゴムで形成されていてもよい。
本発明のプローブ装置は、前記インバータの電気特性の検査に用いられる例に限らず、種々の電気機器に対して利用することができる。
10…プローブ装置 12…プローブ基部
14…プローブ本体 16…制御部
24…可動部 28…支持部
38…接触部 46…弾性部材
50…テーパ部 52…筒体
56…保持板 58…保護部材
60…テーパ面 100…被検査体
102…端子

Claims (3)

  1. 被検査体の端子に接触する平面が形成された接触部を先端に有する導電性のプローブ本体と、
    前記プローブ本体を該プローブ本体の軸線方向に移動可能に支持し、前記プローブ本体の後端側への移動を制限する第1移動制限部と前記プローブ本体の先端側への移動を制限する第2移動制限部とを有する支持部材と、
    前記第1移動制限部に接触可能な状態で前記プローブ本体に設けられた弾性部材と、を備えるプローブ装置であって、
    前記プローブ本体には、前記接触部に向かって徐々に縮径するテーパ部が形成され、
    前記第2移動制限部には、前記テーパ部と接触するテーパ面が形成されていることを特徴とするプローブ装置。
  2. 請求項1記載のプローブ装置において、
    前記第1移動制限部及び前記弾性部材は、前記プローブ本体のテーパ部が前記第2移動制限部のテーパ面に接触しているときに、非接触となるように配置されていることを特徴とするプローブ装置。
  3. 請求項1又は2記載のプローブ装置において、
    前記接触部の平面の表面粗さ(Ra)は、10[μm]以下に設定されていることを特徴とするプローブ装置。
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