JP2011202862A - 冷凍装置 - Google Patents

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豊明 木屋
Kazuhiko Mihara
一彦 三原
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Abstract

【課題】コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットが並列に配管接続され、且つ、蒸発温度が異なる複数台の利用側機器において、効率的に冷却を行う。
【解決手段】本発明は、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニット10、20、30を、蒸発温度がそれぞれ異なる複数台のショーケース40、50、60に配管接続して成る冷凍装置1において、各冷凍機ユニットの液配管13、23、33は合流させた後、各ショーケースに分岐して接続すると共に、各冷凍機ユニットのサクション配管3B、3Cは、蒸発温度毎に分けて異なるショーケースに接続した。
【選択図】図1

Description

本発明はコンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを、蒸発温度がそれぞれ異なる複数台の利用側機器に配管接続して成る冷凍装置に関する。
従来よりショーケースなどの庫内を冷却する冷却装置は、コンプレッサ、凝縮器、減圧装置及び蒸発器などを配管により順次環状に接続して冷媒回路が構成される。この冷媒回路内には所定量の冷媒が封入される。そして、コンプレッサが運転されると、冷媒は圧縮されて高温高圧のガス状態となり、凝縮器に流入する。この凝縮器において冷媒は放熱し、凝縮液化した後、減圧装置にて減圧されて蒸発器に供給される。この蒸発器内において、冷媒は蒸発し、そのときに周囲から吸熱することにより冷却作用を発揮するものである。
一方、スーパーマーケット等の大型店舗などでは、一般に、複数台のショーケース等の利用側機器をマルチ冷凍機で冷却する冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、これ以外にも、比較的出力の小さいコンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置が採用されている。この場合、接続する冷凍機ユニットの組み合わせを調整することで熱負荷に対して最適な冷凍能力を実現することが可能となる。また、同一系統内における冷凍機ユニットの一台が故障した場合、他の冷凍機ユニットを応急的に運転させることで、各ショーケースでの冷却を持続することができる。
ここで、図5は、従来の冷凍装置の概略構成図を示している。それぞれコンプレッサや凝縮器などが配設された冷凍機ユニット101、102、103は、それぞれ各ショーケース等の利用側機器に対して並列配置される。各冷凍機ユニットの液配管101A、102A、103Aは合流して、高圧液管104として冷凍機外に引き出され、各ショーケース105、106、107に分配接続される。
そして、各ショーケース105、106、107内のサクション配管105A、106A、107Aは合流して、低圧ガス管108として冷凍機に引き込まれ、各冷凍機ユニット101、102、103に分配接続される。
特開平10−281615号公報
上記において、各ショーケースは、貯蔵物品に応じて適切な庫内温度が異なるため、それぞれの蒸発器の蒸発温度が異なる。例えば、青果や飲料などは、蒸発温度が−10℃が望ましく、精肉などはそれよりも低温の−17℃が望ましい。
上述したように、冷凍機ユニット群とショーケース群とを接続する高圧液管104及び低圧ガス管108はそれぞれ一つにまとめられているため、各ショーケースにおいて目標とする蒸発温度を実現するためには、各冷凍機ユニット101、102、103では、最も低温の蒸発温度のショーケースに対応させて運転を行い、それよりも高い温度にて蒸発させるショーケースでは、膨張弁の開度を絞ることによって温度制御を行う。
しかし、各蒸発器から流出される温度の異なる冷媒は、低圧ガス管108にて合流された後、再度、各冷凍機ユニットに分流されるため、各冷凍機ユニットのコンプレッサは、最も低温の蒸発温度に対応させて運転を行うこととなり、運転効率が悪いという問題があった。
本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットが並列に配管接続され、且つ、蒸発温度が異なる複数台の利用側機器において、効率的に冷却を行うことを可能とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷凍装置は、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを、蒸発温度がそれぞれ異なる複数台の利用側機器に配管接続して成るものであって、各冷凍機ユニットの液配管は合流させた後、各利用側機器に分岐して接続すると共に、各冷凍機ユニットのサクション配管は、蒸発温度毎に分けて異なる利用側機器に接続したことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記において、異なる利用側機器に接続されたサクション配管を、相互に連通するバイパス配管と、このバイパス配管の冷媒流通を制御する弁装置とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記において、何れかの冷凍機ユニットが故障した場合、弁装置を開放すると共に、残りの冷凍機ユニットを、最も蒸発温度が低い利用側機器用の運転条件で運転することを特徴とする。
本発明によれば、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを、蒸発温度がそれぞれ異なる複数台の利用側機器に配管接続して成る冷凍装置において、各冷凍機ユニットの液配管は合流させた後、各利用側機器に分岐して接続すると共に、各冷凍機ユニットのサクション配管は、蒸発温度毎に分けて異なる利用側機器に接続したので、蒸発温度が他に比べて高い利用側機器から流出した冷媒を当該蒸発温度に対応した冷凍機ユニットに吸い込ませ、蒸発温度が他に比べて低い利用側機器から流出した温度のより低い冷媒を当該蒸発温度に対応した冷凍機ユニットに吸い込ませることができる。
これにより、全ての冷凍機ユニットを最も低温の蒸発温度に対応させて運転する場合と比較して、効率的な運転を実現することが可能となる。また、より蒸発温度が高いショーケースにおける冷やしすぎを回避することができる。
請求項2の発明によれば、上記に加えて、異なる利用側機器に接続されたサクション配管を、相互に連通するバイパス配管と、このバイパス配管の冷媒流通を制御する弁装置とを備えたので、何れかの冷凍機ユニットが故障した場合、弁装置を開放することによりバイパス配管を介して他の冷凍機ユニットに流入させることが可能となる。これにより、故障発生時においてバックアップ運転を行うことができるため、修理を行うまでの間、冷却状態の維持を図ることが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、上記に加えて、何れかの冷凍機ユニットが故障した場合、弁装置を開放すると共に、残りの冷凍機ユニットを、最も蒸発温度が低い利用側機器用の運転条件で運転するので、故障発生時において円滑にバックアップ運転を行うことができ、修理を行うまでの間の冷却状態の維持を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す冷凍装置の概略冷媒回路図である。 制御装置の電気ブロック図である。 故障発生時の冷凍装置の概略冷媒回路図である。(ケース1) 故障発生時の冷凍装置の概略冷媒回路図である。(ケース2) 従来の冷凍装置の概略冷媒回路図である。
以下、本発明の実施の形態としての冷凍装置1について図1を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を示す冷凍装置1の概略冷媒回路図である。実施例の冷凍装置1は例えばスーパーマーケット等の店舗に設置されている冷却貯蔵設備としての複数台のショーケース(利用側機器。冷蔵ケースの庫内)の冷却を実現するものである。
冷凍装置1は、複数の冷凍機ユニット、本実施例では、一例として冷凍機ユニット10、20、30と、店舗内に設置された複数のショーケース40、50、60とを配管接続する冷媒配管3とから冷媒回路2が構成される。冷凍機ユニット10、20、30は、それぞれ各ショーケース(利用側機器)40、50、60に対して並列に配管接続して構成される。尚、本実施例では、冷凍機ユニットを3台と、ショーケースを3台とから冷凍装置1が構成されているが、冷凍機ユニット及びショーケースの台数は、これに限定されるものではなく、2台以上であれば良い。
各冷凍機ユニット10、20、30には、コンプレッサ11、21、31がそれぞれ搭載されている。冷凍機ユニット10を構成するコンプレッサ11の吐出側には、図示しないオイルセパレータを介して凝縮器(熱交換器)12(冷凍機ユニット20の場合、凝縮器22、冷凍機ユニット30の場合、凝縮器32)が接続されている。
この熱交換器12の液出口12A(冷凍機ユニット20の場合、液出口22A、冷凍機ユニット30の場合、液出口32A)には、液配管(高圧側配管)13(冷凍機ユニット20の場合、液配管23、冷凍機ユニット30の場合、液配管33)が接続される。各冷凍機ユニット10、20、30の液配管13、23、33はそれぞれ各冷凍機ユニット外において接続される液配管(高圧側配管)3Aにて合流される。この液配管3Aは、利用側機器に相当する各ショーケース40、50、60に分岐して接続される。
そして、各冷凍機ユニット10、20、30と、各ショーケース40、50、60の間の液配管3Aには、各ショーケースの庫内をそれぞれ冷却する蒸発器41、51、61がそれぞれ並列に接続されている。
ここで、各ショーケース40、50、60は、蒸発温度がそれぞれ異なるショーケースであり、本実施例では例えば、ショーケース40は、貯蔵物品を精肉等とする蒸発温度がより低温のショーケースとし、ショーケース50、60は、貯蔵物品を青果や飲料等とする蒸発温度が精肉等よりも高いショーケースとする。本実施例では、蒸発温度がより低いショーケース40では、蒸発器41における蒸発温度を−17℃とし、蒸発温度がより高いショーケース50、60では、蒸発器51、61における蒸発温度を−10℃とする。尚、当該蒸発温度は、一例として挙げたものであり、これに限定されるものではない。
蒸発器41の冷媒流入側には、液電磁弁42(蒸発器51の場合、液電磁弁52、蒸発器61の場合、液電磁弁62)と、減圧手段としての膨張弁43(蒸発器51の場合、膨張弁53、蒸発器61の場合、膨張弁63)が順次接続されている。
そして、本実施例では、同一の、又は、近似した蒸発温度の蒸発器51と61の冷媒流出側は、下流側にて合流した後、各冷凍機ユニット10、20に接続されるサクション配管(低圧側配管)3Bが接続されている。
サクション配管3Bは、冷凍機ユニット10、20に対応して分流し、それぞれサクション配管(低圧側配管)14(冷凍機ユニット20の場合、サクション配管24)を介してコンプレッサ11、21のガス入口11A、21Aに接続される。
他方、上記蒸発器51、61と蒸発温度が異なる蒸発器41の冷媒流出側は、上記冷凍機ユニット10、20以外の冷凍機ユニット30に接続されるサクション配管(低圧側配管)3Cが接続されている。サクション配管3Cは、冷凍機ユニット30のサクション配管34を介してコンプレッサ31のガス入口31Aに接続される。
また、本実施例では、異なるショーケースに接続されたサクション配管、即ち、ショーケース50、60に接続されたサクション配管3Bと、ショーケース40に接続されたサクション配管3Cは、相互に連通するバイパス配管70に接続される。このバイパス配管70には、当該バイパス配管70の冷媒流通を制御する弁装置(電磁開閉弁)71が介設されている。尚、当該弁装置71は、手動又は、制御装置Cにより自動制御されるもののいずれであっても良いが、本実施例では、制御装置Cにより開閉制御が行われるものとする。
次に、図2の電気ブロック図を参照して本実施例における冷凍装置1の制御装置Cについて説明する。制御装置Cは汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、その入力側には、各ショーケースの庫内温度を検出する温度センサやその他、各蒸発器の入口温度や出口温度を検出する温度センサ、冷媒回路2内に設けられる圧力センサなどの各種センサ72や、コントロールパネル73等が接続されている。また、その出力側には、各冷凍機ユニットのコンプレッサ11、21、31、液電磁弁42、52、62、膨張弁43、53、63、弁装置70等が接続されている。また、出力側には、各冷凍機ユニット10、20、30の故障等を各種センサ72からの検出データから故障等を判定し、当該故障等を使用者に報知するブザーや警報ランプ等の故障報知手段75が設けられている。
(1)通常運転
以下、通常運転について説明する。予めコントロールパネル73によってショーケース40の蒸発器41の蒸発温度は−17℃、ショーケース50及び60の蒸発器51、61の蒸発温度は−10℃となるように設定されているものとする。また、バイパス配管70に介設された弁装置71は、制御装置Cによって閉鎖されているものとする。
そして、制御装置Cにより、各冷凍機ユニット10、20、30のコンプレッサ11、21、31が運転されると、各コンプレッサ11、21、31の吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータを介して凝縮器12、22、32にそれぞれ流入してそこで放熱する。
各凝縮器にて凝縮液化された冷媒は、液配管13、23、33を介して液配管3A内に流入して、他の冷凍機ユニットから流出された冷媒と合流する。液配管3A内に流入した液冷媒は、各ショーケース40、50、60側に分流し、各液電磁弁42、52、62を経てそれぞれに対応する膨張弁43、53、63に至り、そこで減圧される。膨張弁43、53、63にて減圧された冷媒は、各ショーケース40、50、60のダクト内に設置されたそれぞれの蒸発器41、51、61に流入して蒸発し、周囲から熱を奪って冷却作用を発揮する。
このとき、各液電磁弁42、52、62は、各ショーケース40、50、60の庫内温度に基づき制御装置Cにより開閉制御され、各蒸発器41、51、61への冷媒供給が制御される。また、各膨張弁43、53、63は、上述した如く、蒸発器40、50、60がそれぞれ予め設定された蒸発温度となるように制御装置Cにより開度制御される。この場合、蒸発器41は、蒸発温度が−17℃、蒸発器51、61は、蒸発温度が−10℃となるように設定しているため、膨張弁43は、他の膨張弁53、63よりもより開度が小さくなるように制御されて、より低い蒸発温度を実現する。
そして、それぞれの蒸発器41、51、61と熱交換した冷気を図示しない送風機にて庫内に循環することによって、ショーケース40、50、60の庫内を所定の温度に冷却する。
そして、蒸発温度−17℃の蒸発器41から流出した冷媒は、サクション配管3Cを介して冷凍機ユニット30のサクション配管34に流入し、コンプレッサ31のガス入口31Aからコンプレッサ31に帰還する。一方、蒸発温度−10℃の蒸発器51、61から流出した冷媒は、サクション配管3Bにて合流した後、各冷凍機ユニット10、20のサクション配管14、24に流入し、各コンプレッサ11、21のガス入口11A、21Aからそれぞれのコンプレッサ11、21に帰還する。
制御装置Cは、蒸発器41に対応する液電磁弁42が閉じると、対応する冷凍機ユニット30のコンプレッサ31の運転を停止する。そして、蒸発器51、61に対応する液電磁弁52、62が全て閉じると、冷凍機ユニット10、20のコンプレッサ11、21の運転を停止し、何れかの液電磁弁52、62が開くと起動する制御がなされるものである。
このように、本実施例では、各冷凍機ユニット10、20、30の液配管13、23、33を液配管3Aにて合流させた後、各ショーケース(利用側機器)40、50、60に分岐して接続し、各冷凍機ユニットのサクション配管は、蒸発温度毎に分けて異なるショーケースに、即ち、蒸発温度が−17℃のショーケース40は、冷凍機ユニット30のサクション配管34(及び3C)に接続し、蒸発温度が−10℃のショーケース50、60は、冷凍機ユニット10、20のサクション配管14、24(及び3B)に接続する構成とする。
これにより、蒸発温度が他に比べて高いショーケース(利用側機器。この場合蒸発温度を−10℃とするショーケース50、60)から流出した冷媒を当該蒸発温度(−10℃)に対応した冷凍機ユニット10、20に吸い込ませ、蒸発温度が他に比べて低いショーケース(利用側機器。この場合蒸発温度を−17℃とするショーケース40)から流出した温度の低い冷媒を当該蒸発温度(−17℃)に対応した冷凍機ユニット30に吸い込ませることができる。
そのため、本実施例では、より蒸発温度の低いショーケース40がサクション配管34に接続された冷凍機ユニット30のコンプレッサ31のみを−17℃用の運転条件として運転し、より蒸発温度の高いショーケース50、60がサクション配管14、24に接続された冷凍機ユニット10及び20のコンプレッサ11、21を−10℃用の運転条件として運転することが可能となる。
これにより、特定の冷凍機ユニット30のみを−10℃用の運転条件よりは低圧側(サクション側)の圧力がより低くなるまで運転することとなる−17℃用の運転条件として運転を行うこととなり、全ての冷凍機ユニットを最も低温の蒸発温度に対応させて運転する場合と比較して、効率的な運転を実現でき、省エネを図ることができる。
また、従来の如く、全ての冷凍機ユニットを最も低温の蒸発温度に対応させて運転した場合、より蒸発温度が高いショーケースにおける冷やしすぎを招来することとなったが、本発明によりこれを効果的に回避することが可能となる。
(2)故障発生時の運転(ケース1)
次に、図3を参照して、蒸発温度が他よりも高いショーケース50、60がサクション配管に接続された一方の冷凍機ユニット10が故障した場合の運転について説明する。
制御装置Cは、各種温度センサや圧力センサ(各種センサ72)の出力に基づき、冷凍機ユニット10が故障したものと判定した場合には、当該冷凍機ユニット10のコンプレッサ11を停止し、バイパス配管70に介設された弁装置71を開放する。そして、冷凍機ユニット10の運転を停止して、それまで冷凍機ユニット10と共に−10℃用の運転条件として運転していた残りの冷凍機ユニット20を、同一冷媒回路2内において最も蒸発温度の低い−17℃用の運転条件として運転する。更に、当該故障発生を報知するため、故障報知手段75により故障発報を行う。
これにより、各冷凍機ユニット20、30にて凝縮液化された冷媒は、液配管23、33及び液配管3Aを介して、各ショーケース40、50、60側に分流し、そこで、減圧されて、各蒸発器41、51、61にて各蒸発温度にて蒸発する。
そして、蒸発温度−17℃の蒸発器41から流出した冷媒は、サクション配管3Cを介して冷凍機ユニット30のサクション配管34に流入し、コンプレッサ31のガス入口31Aからコンプレッサ31に帰還する。他方、蒸発温度−10℃の蒸発器51、61から流出した冷媒は、サクション配管3Bにて合流した後、一部は、弁装置71が開放されているバイパス配管70を介して冷凍機ユニット30のサクション配管34に流入しコンプレッサ31のガス入口31Aからコンプレッサ31に帰還する。残りは、冷凍機ユニット20のサクション配管24に流入し、コンプレッサ21のガス入口21Aからコンプレッサ21に帰還する。
この場合、冷凍機ユニット10が故障した場合には、異なるショーケースに接続されたサクション配管3Bと3Cとを、相互に連通するバイパス配管70の弁装置71を開放して、当該バイパス配管70の冷媒流通を可能とすることにより、バイパス配管70を介してサクション配管3Bから他の冷凍機ユニット30への冷媒の流入が可能となる。そのため、故障発生時においてバックアップ運転を行うことができるため、修理を行うまでの間、冷却状態の維持を図ることが可能となる。
また、本実施例では、故障発生までは、より高い蒸発温度用の運転条件(この場合、−10℃用)として運転していた冷凍機ユニット20を、同一の冷媒回路2内においても最も低い蒸発温度用の運転条件(この場合、−17℃用)として運転を行うことにより、故障発生によって、不足した冷凍能力を円滑にバックアップして運転を行うことが可能となり、効果的に修理を行うまでの間の冷却状態の維持を図ることが可能となる。
(3)故障発生時の運転(ケース2)
次に、図4を参照して、蒸発温度が他よりも低いショーケース40がサクション配管に接続された冷凍機ユニット30が故障した場合の運転について説明する。
制御装置Cは、各種温度センサや圧力センサ(各種センサ72)の出力に基づき、冷凍機ユニット30が故障したものと判定した場合には、当該冷凍機ユニット30のコンプレッサ31を停止し、バイパス配管70に介設された弁装置71を開放する。そして、冷凍機ユニット30の運転を停止して、それまで−10℃用の運転条件として運転していた残りの冷凍機ユニット10、20を、同一冷媒回路2内において最も蒸発温度の低い−17℃用の運転条件として運転する。更に、当該故障発生を報知するため、故障報知手段75により故障発報を行う。
これにより、各冷凍機ユニット10、20にて凝縮液化された冷媒は、液配管13、23及び液配管3Aを介して、各ショーケース40、50、60側に分流し、そこで、減圧されて、各蒸発器41、51、61にて各蒸発温度にて蒸発する。
そして、蒸発温度−17℃の蒸発器41から流出した冷媒は、サクション配管3Cと、弁装置71が開放されているバイパス配管70を介して他の蒸発温度(この場合−10℃)のショーケースに接続されるサクション配管3Bに流入し、各冷凍機ユニット10、20の各コンプレッサ11、21のガス入口11A、21Aからコンプレッサ11、21に帰還する。
他方、蒸発温度−10℃の蒸発器51、61から流出した冷媒は、サクション配管3Bにて合流した後、冷凍機ユニット10、20のサクション配管14、24に流入し、コンプレッサ11、21のガス入口11A、21Aから各コンプレッサ11、21に帰還する。
このように、冷凍機ユニット30が故障した場合にも、異なるショーケースに接続されたサクション配管3Bと3Cとを、相互に連通するバイパス配管70の弁装置71を開放して、当該バイパス配管70の冷媒流通を可能とすることにより、バイパス配管70を介してサクション配管3Cから他の冷凍機ユニット10、20への冷媒の流入が可能となる。そのため、故障発生時においてバックアップ運転を行うことができるため、修理を行うまでの間、冷却状態の維持を図ることが可能となる。
また、この場合においても、故障発生までは、より高い蒸発温度用の運転条件(この場合、−10℃用)として運転していた冷凍機ユニット10、20を、同一の冷媒回路2内においても最も低い蒸発温度用の運転条件(この場合、−17℃用)として運転を行うことにより、故障発生によって、不足した冷凍能力を円滑にバックアップして運転を行うことが可能となり、効果的に修理を行うまでの間の冷却状態の維持を図ることが可能となる。
1 冷凍装置
2 冷媒回路
3 冷媒配管
3A 液配管(高圧側配管)
3B、3C サクション配管(低圧側配管)
10、20、30 冷凍機ユニット
11、21、31 コンプレッサ
11A、21A、31A ガス入口
12、22、32 凝縮器(熱交換器)
12A、22A、32A 液出口
13、23、33 液配管(高圧側配管)
14、24、34 サクション配管(低圧側配管)
40、50、60 ショーケース
41、51、61 蒸発器
42、52、62 液電磁弁
43、53、63 膨張弁
70 バイパス配管
71 弁装置(電磁開閉弁)
72 各種センサ
73 コントロールパネル
75 故障報知手段

Claims (3)

  1. コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを、蒸発温度がそれぞれ異なる複数台の利用側機器に配管接続して成る冷凍装置において、
    前記各冷凍機ユニットの液配管は合流させた後、前記各利用側機器に分岐して接続すると共に、
    前記各冷凍機ユニットのサクション配管は、蒸発温度毎に分けて異なる前記利用側機器に接続したことを特徴とする冷凍装置。
  2. 異なる前記利用側機器に接続された前記サクション配管を、相互に連通するバイパス配管と、該バイパス配管の冷媒流通を制御する弁装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 何れかの前記冷凍機ユニットが故障した場合、前記弁装置を開放すると共に、残りの前記冷凍機ユニットを、最も蒸発温度が低い前記利用側機器用の運転条件で運転することを特徴とする請求項2に記載の冷凍装置。
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