JPH06221698A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH06221698A JPH06221698A JP2990593A JP2990593A JPH06221698A JP H06221698 A JPH06221698 A JP H06221698A JP 2990593 A JP2990593 A JP 2990593A JP 2990593 A JP2990593 A JP 2990593A JP H06221698 A JPH06221698 A JP H06221698A
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- evaporators
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数台の圧縮機から吐出された冷媒を合流さ
せて凝縮し、該凝縮した冷媒を再び分流して複数の蒸発
器に分配供給する冷凍装置において、いずれかの圧縮機
を撤去した場合にも、当該圧縮機に対応する蒸発器の冷
却作用を確保することができる冷凍装置を提供する。 【構成】 複数台の圧縮機3、4と、各圧縮機3、4か
ら吐出された冷媒が合流して流れる凝縮器6と、凝縮器
6で凝縮された冷媒が分配供給される複数の蒸発器1、
2とから冷凍装置を構成する。各蒸発器1、2から出た
冷媒を各圧縮機3、4にそれぞれ帰還せしめると共に、
各蒸発器1、2から圧縮機3、4に至る低圧側配管1
1、14相互を、開閉弁17を介して連通させる。
せて凝縮し、該凝縮した冷媒を再び分流して複数の蒸発
器に分配供給する冷凍装置において、いずれかの圧縮機
を撤去した場合にも、当該圧縮機に対応する蒸発器の冷
却作用を確保することができる冷凍装置を提供する。 【構成】 複数台の圧縮機3、4と、各圧縮機3、4か
ら吐出された冷媒が合流して流れる凝縮器6と、凝縮器
6で凝縮された冷媒が分配供給される複数の蒸発器1、
2とから冷凍装置を構成する。各蒸発器1、2から出た
冷媒を各圧縮機3、4にそれぞれ帰還せしめると共に、
各蒸発器1、2から圧縮機3、4に至る低圧側配管1
1、14相互を、開閉弁17を介して連通させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数台の圧縮機から吐出
された冷媒を合流させて凝縮すると共に、凝縮した冷媒
を再び分流して複数の蒸発器に分配供給する冷凍装置に
関するものである。
された冷媒を合流させて凝縮すると共に、凝縮した冷媒
を再び分流して複数の蒸発器に分配供給する冷凍装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より冷蔵庫やショーケース、或いは
エアコン等において用いられる冷凍・冷蔵・空調用の冷
凍装置は、例えば図4に示す如き冷凍サイクルを構成し
ていた。即ち、図4においては圧縮機100、凝縮器1
01、受液器102、膨張弁103、蒸発器104及び
アキュムレータ105が順次環状に配管接続されると共
に、圧縮機100の吐出側及び吸込側にはそれぞれサー
ビス弁106、106が介設されていた。
エアコン等において用いられる冷凍・冷蔵・空調用の冷
凍装置は、例えば図4に示す如き冷凍サイクルを構成し
ていた。即ち、図4においては圧縮機100、凝縮器1
01、受液器102、膨張弁103、蒸発器104及び
アキュムレータ105が順次環状に配管接続されると共
に、圧縮機100の吐出側及び吸込側にはそれぞれサー
ビス弁106、106が介設されていた。
【0003】そして、圧縮機100から吐出された高温
高圧のガス冷媒は凝縮器101に流入し、そこで放熱し
て凝縮液化されると共に、受液器102を経て膨張弁1
03にて絞られ、減圧されて蒸発器104に流入する。
蒸発器104は図示しない例えばショーケースの庫内に
設置されており、蒸発器104に流入した冷媒は蒸発し
て周囲から吸熱することにより庫内を冷却する。蒸発器
104を出た冷媒はアキュムレータ105に入り、そこ
で未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが圧縮機10
0に吸い込まれる。従って、図4の冷凍サイクルにおい
ては、圧縮機100から受液器102の出口までが高圧
側となり、膨張弁103から圧縮機100までが低圧側
となる。
高圧のガス冷媒は凝縮器101に流入し、そこで放熱し
て凝縮液化されると共に、受液器102を経て膨張弁1
03にて絞られ、減圧されて蒸発器104に流入する。
蒸発器104は図示しない例えばショーケースの庫内に
設置されており、蒸発器104に流入した冷媒は蒸発し
て周囲から吸熱することにより庫内を冷却する。蒸発器
104を出た冷媒はアキュムレータ105に入り、そこ
で未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが圧縮機10
0に吸い込まれる。従って、図4の冷凍サイクルにおい
ては、圧縮機100から受液器102の出口までが高圧
側となり、膨張弁103から圧縮機100までが低圧側
となる。
【0004】また、例えば商品保存温度の異なる複数台
のショーケースを冷却する場合、従来の冷凍装置は図5
に示すような冷凍サイクルとされていた。即ち、図5は
例えば二台のショーケースの庫内をそれぞれ第一の蒸発
器110と第二の蒸発器111にて冷却する場合を示し
ており、この場合冷凍能力の問題から圧縮機は二台準備
されている。第一の圧縮機112と第二の圧縮機113
は各吐出側にて連通接続された後、一台の凝縮器114
に接続されている。凝縮器114の出口側には受液器1
15が接続されると共に、受液器115の出口側は分岐
され、それぞれ膨張弁116、117を介して各蒸発器
110、111に接続されている。
のショーケースを冷却する場合、従来の冷凍装置は図5
に示すような冷凍サイクルとされていた。即ち、図5は
例えば二台のショーケースの庫内をそれぞれ第一の蒸発
器110と第二の蒸発器111にて冷却する場合を示し
ており、この場合冷凍能力の問題から圧縮機は二台準備
されている。第一の圧縮機112と第二の圧縮機113
は各吐出側にて連通接続された後、一台の凝縮器114
に接続されている。凝縮器114の出口側には受液器1
15が接続されると共に、受液器115の出口側は分岐
され、それぞれ膨張弁116、117を介して各蒸発器
110、111に接続されている。
【0005】そして、第一の蒸発器110の出口側はア
キュムレータ118に接続され、アキュムレータ118
は第一の圧縮機112の吸込側に接続されると共に、第
二の蒸発器111の出口側はアキュムレータ119に接
続され、アキュムレータ119は第二の圧縮機113の
吸込側に接続されている。更に、各圧縮機112、11
3の吐出側及び吸込側にはそれぞれサービス弁120、
120及び121、121が介設されていた。
キュムレータ118に接続され、アキュムレータ118
は第一の圧縮機112の吸込側に接続されると共に、第
二の蒸発器111の出口側はアキュムレータ119に接
続され、アキュムレータ119は第二の圧縮機113の
吸込側に接続されている。更に、各圧縮機112、11
3の吐出側及び吸込側にはそれぞれサービス弁120、
120及び121、121が介設されていた。
【0006】係る構成で、両圧縮機112及び113か
らそれぞれ吐出された高温高圧のガス冷媒は各サービス
弁120、121の出口側にて合流し、凝縮器114に
流入してそこで放熱し、凝縮液化される。凝縮器114
で凝縮した冷媒は受液器115を経た後に分流され、そ
れぞれ膨張弁116或いは117にて絞られ、減圧され
て各蒸発器110及び111にそれぞれ流入する。各蒸
発器110、111に流入した冷媒は蒸発して周囲から
吸熱し、冷却作用を発揮する。ここで、第一の蒸発器1
10及び第二の蒸発器111は図示しない二台のショー
ケースの庫内にそれぞれ設置されており、各庫内は各蒸
発器110、111からの冷却作用を受けて所定の温度
に冷却される。
らそれぞれ吐出された高温高圧のガス冷媒は各サービス
弁120、121の出口側にて合流し、凝縮器114に
流入してそこで放熱し、凝縮液化される。凝縮器114
で凝縮した冷媒は受液器115を経た後に分流され、そ
れぞれ膨張弁116或いは117にて絞られ、減圧され
て各蒸発器110及び111にそれぞれ流入する。各蒸
発器110、111に流入した冷媒は蒸発して周囲から
吸熱し、冷却作用を発揮する。ここで、第一の蒸発器1
10及び第二の蒸発器111は図示しない二台のショー
ケースの庫内にそれぞれ設置されており、各庫内は各蒸
発器110、111からの冷却作用を受けて所定の温度
に冷却される。
【0007】そして、各蒸発器110、111を出た冷
媒はそれぞれアキュムレータ118、119に入り、そ
こで未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが各圧縮機
112、113にそれぞれ吸い込まれる。従って、図5
の冷凍サイクルにおいては、第一の圧縮機112及び第
二の圧縮機113から受液器115の出口までが高圧側
となり、膨張弁116及び117から第一の圧縮機11
2及び第二の圧縮機113までが低圧側となる。
媒はそれぞれアキュムレータ118、119に入り、そ
こで未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが各圧縮機
112、113にそれぞれ吸い込まれる。従って、図5
の冷凍サイクルにおいては、第一の圧縮機112及び第
二の圧縮機113から受液器115の出口までが高圧側
となり、膨張弁116及び117から第一の圧縮機11
2及び第二の圧縮機113までが低圧側となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の各冷
凍装置において圧縮機が故障した場合には、当該圧縮機
を正常な圧縮機と交換しなければならない。その場合
は、故障した圧縮機の吐出側及び吸込側のサービス弁を
閉じて圧縮機を取り外し、新たな圧縮機を接続すること
になるが、図4の冷凍装置では、故障してから新たな圧
縮機100が入荷し、それを取り付けるまでの間冷却運
転が不能となるため、庫内に収納された商品を早急に他
の正常なショーケースに移設しなければならない。
凍装置において圧縮機が故障した場合には、当該圧縮機
を正常な圧縮機と交換しなければならない。その場合
は、故障した圧縮機の吐出側及び吸込側のサービス弁を
閉じて圧縮機を取り外し、新たな圧縮機を接続すること
になるが、図4の冷凍装置では、故障してから新たな圧
縮機100が入荷し、それを取り付けるまでの間冷却運
転が不能となるため、庫内に収納された商品を早急に他
の正常なショーケースに移設しなければならない。
【0009】また、図5の冷凍装置においても、例えば
第一の圧縮機112が故障した場合には、第一の圧縮機
112の吐出側及び吸込側のサービス弁120、120
が閉じられるため、故障してから新たな第一の圧縮機が
入荷し、それを取り付けるまでの間、第一の蒸発器11
0による冷却運転が不能となる。そのため、第一の蒸発
器110の方のショーケースの庫内に収納された商品を
早急に第2の蒸発器111の方のショーケースに移設し
なければならず、非常に煩わしいものであった。
第一の圧縮機112が故障した場合には、第一の圧縮機
112の吐出側及び吸込側のサービス弁120、120
が閉じられるため、故障してから新たな第一の圧縮機が
入荷し、それを取り付けるまでの間、第一の蒸発器11
0による冷却運転が不能となる。そのため、第一の蒸発
器110の方のショーケースの庫内に収納された商品を
早急に第2の蒸発器111の方のショーケースに移設し
なければならず、非常に煩わしいものであった。
【0010】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、複数台の圧縮機から吐出され
た冷媒を合流させて凝縮し、該凝縮した冷媒を再び分流
して複数の蒸発器に分配供給する冷凍装置において、い
ずれかの圧縮機を撤去した場合にも、当該圧縮機に対応
する蒸発器の冷却作用を確保することができる冷凍装置
を提供することを目的とする。
めに成されたものであり、複数台の圧縮機から吐出され
た冷媒を合流させて凝縮し、該凝縮した冷媒を再び分流
して複数の蒸発器に分配供給する冷凍装置において、い
ずれかの圧縮機を撤去した場合にも、当該圧縮機に対応
する蒸発器の冷却作用を確保することができる冷凍装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍装置は、複
数台の圧縮機3、4と、各圧縮機3、4から吐出された
冷媒が合流して流れる凝縮器6と、この凝縮器6で凝縮
された冷媒が分配供給される複数の蒸発器1、2とから
構成され、各蒸発器1、2から出た冷媒を各圧縮機3、
4にそれぞれ帰還せしめるものであり、各蒸発器1、2
から圧縮機3、4に至る低圧側配管11、14相互を、
開閉弁17を介して連通させたことを特徴とする。
数台の圧縮機3、4と、各圧縮機3、4から吐出された
冷媒が合流して流れる凝縮器6と、この凝縮器6で凝縮
された冷媒が分配供給される複数の蒸発器1、2とから
構成され、各蒸発器1、2から出た冷媒を各圧縮機3、
4にそれぞれ帰還せしめるものであり、各蒸発器1、2
から圧縮機3、4に至る低圧側配管11、14相互を、
開閉弁17を介して連通させたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の冷凍装置によれば、各蒸発器1、2か
ら圧縮機3、4に至る低圧側配管11、14相互を、開
閉弁17を介して連通させているので、いずれかの圧縮
機3、4が故障して撤去された場合にも、撤去した圧縮
機に対応する蒸発器から出た冷媒を、開閉弁17を開放
することにより、他の正常な圧縮機に吸い込ませること
ができるようになる。従って、当該撤去した圧縮機に対
応する蒸発器にも冷媒を供給し、その冷却作用を確保す
ることができるようになる。
ら圧縮機3、4に至る低圧側配管11、14相互を、開
閉弁17を介して連通させているので、いずれかの圧縮
機3、4が故障して撤去された場合にも、撤去した圧縮
機に対応する蒸発器から出た冷媒を、開閉弁17を開放
することにより、他の正常な圧縮機に吸い込ませること
ができるようになる。従って、当該撤去した圧縮機に対
応する蒸発器にも冷媒を供給し、その冷却作用を確保す
ることができるようになる。
【0013】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明の冷凍装置の冷媒回路図を示してお
り、冷凍装置は例えば商品保存温度の異なる複数台のシ
ョーケースを冷却するものとする。即ち、図1は例えば
二台のショーケースの庫内をそれぞれ第一の蒸発器1と
第二の蒸発器2にて冷却する場合を示しており、この場
合も冷凍能力の問題から圧縮機は二台準備される。第一
の圧縮機3と第二の圧縮機4は各吐出側にて連通接続さ
れた後、一台の凝縮器6に接続されている。凝縮器6の
出口側には受液器7が接続されると共に、受液器7の出
口側は分岐され、それぞれ膨張弁8、9を介して各蒸発
器1、2に接続されている。
する。図1は本発明の冷凍装置の冷媒回路図を示してお
り、冷凍装置は例えば商品保存温度の異なる複数台のシ
ョーケースを冷却するものとする。即ち、図1は例えば
二台のショーケースの庫内をそれぞれ第一の蒸発器1と
第二の蒸発器2にて冷却する場合を示しており、この場
合も冷凍能力の問題から圧縮機は二台準備される。第一
の圧縮機3と第二の圧縮機4は各吐出側にて連通接続さ
れた後、一台の凝縮器6に接続されている。凝縮器6の
出口側には受液器7が接続されると共に、受液器7の出
口側は分岐され、それぞれ膨張弁8、9を介して各蒸発
器1、2に接続されている。
【0014】そして、第一の蒸発器1の出口側の低圧側
配管11はアキュムレータ13に接続され、アキュムレ
ータ13は第一の圧縮機3の吸込側に接続されると共
に、第二の蒸発器2の出口側の低圧側配管14はアキュ
ムレータ16に接続され、アキュムレータ16は第二の
圧縮機4の吸込側に接続されている。また、低圧側配管
11と低圧側配管14は、開閉弁17を介してバイパス
配管18により連通接続されている。更に、各圧縮機
3、4の吐出側(合流点の手前側)及び吸込側にはそれ
ぞれサービス弁19、19及び21、21が介設されて
いる。
配管11はアキュムレータ13に接続され、アキュムレ
ータ13は第一の圧縮機3の吸込側に接続されると共
に、第二の蒸発器2の出口側の低圧側配管14はアキュ
ムレータ16に接続され、アキュムレータ16は第二の
圧縮機4の吸込側に接続されている。また、低圧側配管
11と低圧側配管14は、開閉弁17を介してバイパス
配管18により連通接続されている。更に、各圧縮機
3、4の吐出側(合流点の手前側)及び吸込側にはそれ
ぞれサービス弁19、19及び21、21が介設されて
いる。
【0015】係る構成で、次に動作を説明する。今、各
圧縮機3、4が正常な場合には開閉弁17は閉じて置
く。そして、圧縮機3、4が運転されると、各圧縮機3
及び4からそれぞれ吐出された高温高圧のガス冷媒は各
サービス弁19、21の出口側にて合流し、凝縮器6に
流入してそこで放熱し、凝縮液化される。凝縮器6で凝
縮した冷媒は受液器7を経た後に分流され、それぞれ膨
張弁8或いは9にて絞られ、減圧されて各蒸発器1及び
2にそれぞれ流入する。そして、各蒸発器1、2に流入
した冷媒は蒸発して周囲から吸熱し、冷却作用を発揮す
る。
圧縮機3、4が正常な場合には開閉弁17は閉じて置
く。そして、圧縮機3、4が運転されると、各圧縮機3
及び4からそれぞれ吐出された高温高圧のガス冷媒は各
サービス弁19、21の出口側にて合流し、凝縮器6に
流入してそこで放熱し、凝縮液化される。凝縮器6で凝
縮した冷媒は受液器7を経た後に分流され、それぞれ膨
張弁8或いは9にて絞られ、減圧されて各蒸発器1及び
2にそれぞれ流入する。そして、各蒸発器1、2に流入
した冷媒は蒸発して周囲から吸熱し、冷却作用を発揮す
る。
【0016】ここで、第一の蒸発器1及び第二の蒸発器
2は図示しない二台のショーケースの庫内にそれぞれ設
置されており、各ショーケースの庫内は各蒸発器1、2
からの冷却作用を受けて所定の温度に冷却される。そし
て、各蒸発器1、2を出た冷媒はそれぞれ低圧側配管1
1、14を通ってアキュムレータ13、16に入り、そ
こで未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが各圧縮機
3、4にそれぞれ吸い込まれる。従って、図1の冷凍サ
イクルにおいては、第一の圧縮機3及び第二の圧縮機4
から受液器7の出口までが高圧側となり、膨張弁8及び
9から第一の圧縮機3及び第二の圧縮機4までが低圧側
となる。
2は図示しない二台のショーケースの庫内にそれぞれ設
置されており、各ショーケースの庫内は各蒸発器1、2
からの冷却作用を受けて所定の温度に冷却される。そし
て、各蒸発器1、2を出た冷媒はそれぞれ低圧側配管1
1、14を通ってアキュムレータ13、16に入り、そ
こで未蒸発液冷媒が分離されてガス冷媒のみが各圧縮機
3、4にそれぞれ吸い込まれる。従って、図1の冷凍サ
イクルにおいては、第一の圧縮機3及び第二の圧縮機4
から受液器7の出口までが高圧側となり、膨張弁8及び
9から第一の圧縮機3及び第二の圧縮機4までが低圧側
となる。
【0017】ところで、例えば第一の圧縮機3が故障し
た場合は、サービス弁19及び19を閉じて第一の圧縮
機3を撤去し、更に、開閉弁17を開放する。この状態
で第二の圧縮機4を運転すると、第二の圧縮機4から吐
出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器6に流入して凝縮
し、受液器7を経た後に分流され、それぞれ膨張弁8或
いは9にて絞られた後、各蒸発器1及び2にそれぞれ流
入する。
た場合は、サービス弁19及び19を閉じて第一の圧縮
機3を撤去し、更に、開閉弁17を開放する。この状態
で第二の圧縮機4を運転すると、第二の圧縮機4から吐
出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器6に流入して凝縮
し、受液器7を経た後に分流され、それぞれ膨張弁8或
いは9にて絞られた後、各蒸発器1及び2にそれぞれ流
入する。
【0018】各蒸発器1、2に流入した冷媒は蒸発して
周囲から吸熱し、冷却作用を発揮する。そして、第一の
蒸発器1を出た冷媒は低圧側配管11及びバイパス配管
18を通ってアキュムレータ16に入ると共に、第二の
蒸発器2を出た冷媒は低圧側配管14を通ってアキュム
レータ16に入り、いずれもそこで未蒸発液冷媒が分離
されてガス冷媒のみが第二の圧縮機4に吸い込まれるこ
とになる。
周囲から吸熱し、冷却作用を発揮する。そして、第一の
蒸発器1を出た冷媒は低圧側配管11及びバイパス配管
18を通ってアキュムレータ16に入ると共に、第二の
蒸発器2を出た冷媒は低圧側配管14を通ってアキュム
レータ16に入り、いずれもそこで未蒸発液冷媒が分離
されてガス冷媒のみが第二の圧縮機4に吸い込まれるこ
とになる。
【0019】このように、第一の圧縮機3が故障して撤
去された場合にも、開閉弁17を開放することにより、
冷媒を第一の蒸発器1にも供給することができるように
なる。これによって、多少冷却作用は低下するものの、
第二の圧縮機4により両蒸発器1、2に冷媒を供給して
それらの冷却作用を確保することができるので、新たな
第一の圧縮機3を取り付けるまでの間、第一の蒸発器1
が設けられたショーケースの庫内を冷却し続け、商品へ
の損傷発生を防止することができるようになり、従っ
て、早急に商品を移設する作業が不要となる。尚、以上
の作用は第二の圧縮機4が故障した場合にも同様に発揮
される。
去された場合にも、開閉弁17を開放することにより、
冷媒を第一の蒸発器1にも供給することができるように
なる。これによって、多少冷却作用は低下するものの、
第二の圧縮機4により両蒸発器1、2に冷媒を供給して
それらの冷却作用を確保することができるので、新たな
第一の圧縮機3を取り付けるまでの間、第一の蒸発器1
が設けられたショーケースの庫内を冷却し続け、商品へ
の損傷発生を防止することができるようになり、従っ
て、早急に商品を移設する作業が不要となる。尚、以上
の作用は第二の圧縮機4が故障した場合にも同様に発揮
される。
【0020】ここで、例えば第一の蒸発器1の方のショ
ーケースの保存温度が高く(冷蔵)、第二の蒸発器2の
方のショーケースの保存温度が低い(冷凍)ような場合
は、当然に第一の蒸発器1の蒸発温度及び圧力が第二の
蒸発器2の蒸発温度及び圧力よりも高くなる。係る場合
に各蒸発器1、2から出た冷媒を単に合流させると、第
一の蒸発器1の圧力によって圧縮機の吸込圧力が上昇
し、それによって、圧力の低い第二の蒸発器2の蒸発温
度が上昇してしまう問題が生じる。
ーケースの保存温度が高く(冷蔵)、第二の蒸発器2の
方のショーケースの保存温度が低い(冷凍)ような場合
は、当然に第一の蒸発器1の蒸発温度及び圧力が第二の
蒸発器2の蒸発温度及び圧力よりも高くなる。係る場合
に各蒸発器1、2から出た冷媒を単に合流させると、第
一の蒸発器1の圧力によって圧縮機の吸込圧力が上昇
し、それによって、圧力の低い第二の蒸発器2の蒸発温
度が上昇してしまう問題が生じる。
【0021】これを防止する冷凍装置の冷媒回路を図2
及び図3に示した。尚、図中図1と同一符号のものは同
一とする。この場合、バイパス配管18の上流側の低圧
側配管11には開閉弁24が新たに追加介設されると共
に、この開閉弁24の上流側と低圧側配管14との間に
は新たなバイパス配管26が連通接続され、且つ、この
バイパス配管26には開閉弁27と吸入圧力調整器28
が直列に介設されている。
及び図3に示した。尚、図中図1と同一符号のものは同
一とする。この場合、バイパス配管18の上流側の低圧
側配管11には開閉弁24が新たに追加介設されると共
に、この開閉弁24の上流側と低圧側配管14との間に
は新たなバイパス配管26が連通接続され、且つ、この
バイパス配管26には開閉弁27と吸入圧力調整器28
が直列に介設されている。
【0022】両圧縮機3及び4が正常な場合は開閉弁2
4は開いて置き、開閉弁17及び27は閉じて置く。そ
して、この状態の冷却運転は前述(図1の正常時)と同
様であるので説明を省略する。
4は開いて置き、開閉弁17及び27は閉じて置く。そ
して、この状態の冷却運転は前述(図1の正常時)と同
様であるので説明を省略する。
【0023】次に、第一の圧縮機3が故障して撤去され
た場合には、開閉弁27を開き、開閉弁24及び17は
閉じる。これによって第二の圧縮機4から吐出された冷
媒は第一の蒸発器1にも供給されると共に、第一の蒸発
器1から出た冷媒はバイパス配管26を通り、開閉弁2
7を通り吸入圧力調整器28を経て低圧側配管14に合
流し、アキュムレータ16に入るようになる。
た場合には、開閉弁27を開き、開閉弁24及び17は
閉じる。これによって第二の圧縮機4から吐出された冷
媒は第一の蒸発器1にも供給されると共に、第一の蒸発
器1から出た冷媒はバイパス配管26を通り、開閉弁2
7を通り吸入圧力調整器28を経て低圧側配管14に合
流し、アキュムレータ16に入るようになる。
【0024】これによって、第二の圧縮機4により第一
の蒸発器1の冷却作用をも確保できるようになると共
に、第一の蒸発器1からの冷媒は吸入圧力調整器28に
て圧力調整された後、第二の圧縮機4に吸い込まれるこ
とになるので、第二の圧縮機4の吸込側圧力の上昇が防
止され、第二の蒸発器2の蒸発温度の上昇が抑制され
る。従って、第二の蒸発器2が設けられたショーケース
の庫内温度を低く維持することができるようになる。
の蒸発器1の冷却作用をも確保できるようになると共
に、第一の蒸発器1からの冷媒は吸入圧力調整器28に
て圧力調整された後、第二の圧縮機4に吸い込まれるこ
とになるので、第二の圧縮機4の吸込側圧力の上昇が防
止され、第二の蒸発器2の蒸発温度の上昇が抑制され
る。従って、第二の蒸発器2が設けられたショーケース
の庫内温度を低く維持することができるようになる。
【0025】また、第二の圧縮機4が故障して撤去され
た場合には、開閉弁24を閉じ、開閉弁27及び17を
開く。これによって第一の圧縮機3から吐出された冷媒
は第二の蒸発器2にも供給されると共に、第二の蒸発器
2から出た冷媒はバイパス配管18を通り、開閉弁17
を経てアキュムレータ13に入るようになる。一方、第
一の蒸発器1から出た冷媒は、図3に矢印で示す如く低
圧側配管11からバイパス配管26に入り、開閉弁27
を通り吸入圧力調整器28を経て低圧側配管14に合流
し、更に、バイパス配管18を通って同様にアキュムレ
ータ13に入るようになる。
た場合には、開閉弁24を閉じ、開閉弁27及び17を
開く。これによって第一の圧縮機3から吐出された冷媒
は第二の蒸発器2にも供給されると共に、第二の蒸発器
2から出た冷媒はバイパス配管18を通り、開閉弁17
を経てアキュムレータ13に入るようになる。一方、第
一の蒸発器1から出た冷媒は、図3に矢印で示す如く低
圧側配管11からバイパス配管26に入り、開閉弁27
を通り吸入圧力調整器28を経て低圧側配管14に合流
し、更に、バイパス配管18を通って同様にアキュムレ
ータ13に入るようになる。
【0026】これによって、第一の圧縮機3により第二
の蒸発器2の冷却作用をも確保できるようになると共
に、第一の蒸発器1からの冷媒は同様に吸入圧力調整器
28にて圧力調整された後、第一の圧縮機3に吸い込ま
れるようになるので、第一の圧縮機3の吸込側圧力が低
く維持され、同様に第二の蒸発器2の蒸発温度の上昇が
抑制される。
の蒸発器2の冷却作用をも確保できるようになると共
に、第一の蒸発器1からの冷媒は同様に吸入圧力調整器
28にて圧力調整された後、第一の圧縮機3に吸い込ま
れるようになるので、第一の圧縮機3の吸込側圧力が低
く維持され、同様に第二の蒸発器2の蒸発温度の上昇が
抑制される。
【0027】尚、実施例では二台の圧縮機及び蒸発器を
用いた場合について説明したが、それに限られず、三台
以上の圧縮機及び蒸発器を用いた場合にも本発明は有効
である。
用いた場合について説明したが、それに限られず、三台
以上の圧縮機及び蒸発器を用いた場合にも本発明は有効
である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、各蒸
発器から圧縮機に至る低圧側配管相互を、開閉弁を介し
て連通させているので、いずれかの圧縮機が故障して撤
去された場合にも、撤去した圧縮機に対応する蒸発器か
ら出た冷媒を、他の正常な圧縮機に吸い込ませることが
できるようになる。従って、当該撤去した圧縮機に対応
する蒸発器にも冷媒を供給し、その冷却作用を確保する
ことができるようになり、故障時における冷凍装置の使
用性と信頼性が著しく向上するものである。
発器から圧縮機に至る低圧側配管相互を、開閉弁を介し
て連通させているので、いずれかの圧縮機が故障して撤
去された場合にも、撤去した圧縮機に対応する蒸発器か
ら出た冷媒を、他の正常な圧縮機に吸い込ませることが
できるようになる。従って、当該撤去した圧縮機に対応
する蒸発器にも冷媒を供給し、その冷却作用を確保する
ことができるようになり、故障時における冷凍装置の使
用性と信頼性が著しく向上するものである。
【図1】本発明の冷凍装置の一実施例を示す冷媒回路図
である。
である。
【図2】本発明の冷凍装置の他の実施例を示す冷媒回路
図である。
図である。
【図3】図2の要部の冷媒の流れを説明する冷媒回路の
拡大図である。
拡大図である。
【図4】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図5】もう一つの従来の冷凍装置の冷媒回路図であ
る。
る。
1 第一の蒸発器 2 第二の蒸発器 3 第一の圧縮機 4 第二の圧縮機 6 凝縮器 11 低圧側配管 14 低圧側配管 17 開閉弁 18 バイパス配管 24 開閉弁 26 バイパス配管 27 開閉弁 28 吸入圧力調整器
Claims (1)
- 【請求項1】 複数台の圧縮機と、各圧縮機から吐出さ
れた冷媒が合流して流れる凝縮器と、該凝縮器で凝縮さ
れた冷媒が分配供給される複数の蒸発器とから成り、各
蒸発器から出た冷媒を前記各圧縮機にそれぞれ帰還せし
めて成る冷凍装置において、前記各蒸発器から圧縮機に
至る低圧側配管相互を、開閉弁を介して連通させたこと
を特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2990593A JPH06221698A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2990593A JPH06221698A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221698A true JPH06221698A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=12289004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2990593A Pending JPH06221698A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06221698A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002077544A1 (fr) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Daikin Industries, Ltd. | Systeme de refrigeration |
WO2003001129A1 (fr) * | 2001-06-26 | 2003-01-03 | Daikin Industries, Ltd. | Dispositif frigorifique |
JP2004044921A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2011202862A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2018066513A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷凍システムおよび室内ユニット |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP2990593A patent/JPH06221698A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002077544A1 (fr) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Daikin Industries, Ltd. | Systeme de refrigeration |
JP2002349980A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-12-04 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
WO2003001129A1 (fr) * | 2001-06-26 | 2003-01-03 | Daikin Industries, Ltd. | Dispositif frigorifique |
US6698217B2 (en) | 2001-06-26 | 2004-03-02 | Daikin Industries, Ltd. | Freezing device |
CN100353128C (zh) * | 2001-06-26 | 2007-12-05 | 大金工业株式会社 | 冷冻装置 |
JP2004044921A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2011202862A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2018066513A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷凍システムおよび室内ユニット |
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