JP2011202430A - ユニット式スロープ - Google Patents

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Abstract

【課題】現場で任意の位置に簡単に支柱を取り付けることができると共に、登り板を簡単、短時間、且つ、安全に取り付けることが可能なユニット式スロープを提供する。
【解決手段】ユニット式スロープ1は、第一,第2のスロープユニット11,121を備える。各ユニットは、両側の長手方向に蟻溝131A,131Bを有した長板状のフレーム13、手摺り材18を保持する支柱15がフレーム13の所定位置に立設された複数の支柱取付具14、蟻溝131A,131Bに嵌入された状態でフレーム13の所望の位置に取り付けられると共に支柱取付具14のそれぞれをフレーム13に固定する取付部材24等を備える。これにより、現場において支柱15の取り付けを所望の位置に簡単かつ迅速に行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ユニット式スロープに関し、特に、手摺材を取り付けるための支柱を保持する支柱取付具を所望の位置に取り付けることができる共に、スロープの角度や設置高さを適宜に決定することができ、また、設置面との段差を解消するための登り板を簡単に取り付け取り外しができるユニット式スロープに関する。
近年、介護の重要性及びその認識の高まりから、さまざまな介護用品の提案及び提供がなされている。例えば、車椅子などによる住宅や建物からの出入りを容易にするために、住宅や建物の出入り口等に後から設置されるユニット式のスロープがある(特許文献1参照)。このスロープは、概略として、床部と、床部を支持する複数の脚部と、床部から立設された手摺材部とを有して構成されており、床部は、窓などの出入り口の下部と路同一高さに略水平な水平床面を形成するための水平床部と、床面を水平から下方に向けて傾斜させるためのスロープ床部と、を有している。上記複数の脚部のそれぞれは、水平床部の高さの調整、又はスロープ床部の傾斜角度の調整を行うための伸縮可能なアジャスタ部を有している。
また、他のスロープとして、車椅子等が通行するための傾斜スロープ面を、床用フレーム及び床板からなる床部によって形成したユニット式のスロープがある(特許文献2参照)。床用フレームは、荷重受部に形成した山伏傾斜面に載置した状態で支軸によって荷重受部に連結されている。更に、床用フレームはアジャスタ部により脚支柱部の長さを調整すると共に支軸を支点にして回動できる。これにより、床用フレームが脚支柱部に対して傾斜配置され、その傾斜配置した床用フレームに床板を取り付けることにより傾斜スロープ面を形成している。
更に、下板と、この下板の裏面に固定される傾斜角度ブロックと、傾斜角度ブロックの裏面に固定され、その上端の係合部を前記傾斜角度ブロックの孔内に位置させた高さ調整脚とからなるスロープ構成部材を複数形成し、各高さ調整脚の高さを調整して、これらのスロープ構成部材の下板で連続した傾斜面を形成すると共に、隣接する下板のつなぎ目と隣接する上板のつなぎ目が合致しないように各下板上に複数の上板を固定するようにした段差解消スロープ及びその施工方法が知られている(特許文献3参照)。この構成により、緩やかな傾斜角度により段差解消したスロープを短時間に及び安全に形成できるようにしている。
特開2005−320826号公報 特開2007−138480号公報 特開平11−62150号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示されたスロープにあっては、スロープを支持するための支柱は傾斜可能に形成されてはいるものの、その取り付け位置は予め定められた位置に限定されているか、或いは、支柱を取り付けるための支柱取付具が予め定められた位置に取り付けられており、支柱の取り付け位置を自由に選べないものであった。そのため、取付現場の状況に応じて支柱の位置を少し移動させたいような場合があっても対応が困難であった。
また、ユニット式のスロープを設置する場合、これまでは設置現場での加工、作業は負担となるため、できるだけ行わない方が良いとの考えから組み立て作業のみで完成するようなユニットとして形成されていた。しかし、現場での加工作業が作業者に負担の少ない簡便な作業、例えば、孔開け作業等の場合には、かえって現場で加工作業をして設置した方が上記したような設置現場の状況では作業性が良い場合もある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、ユニット式のスロープを後付けで設置する場合に、設置場所の状況が様々に異なる場合であっても現場で簡単に任意の位置に支柱を取り付けることが可能なユニット式スロープを提供することを目的とする。
また、本発明は、登り板をスロープユニットに簡単、短時間、且つ、安全に取り付け取り外しすることが可能なユニット式スロープを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、後付けで設置されるユニット式スロープにおいて、板状のフレーム本体に、通行者が歩行する歩行面となる複数の踏み板を固定するための踏み板取付部が直交するようにして配置されるフレームであって、フレーム本体の上端部及び/又は下端部に断面略C字状の蟻溝が当該フレーム本体の長手方向に沿って、且つ、踏み板取付部が取り付けられた側とは反対側に開口部を向けて形成されたフレームと、上端に手摺材が取り付け可能な支柱を立設する支柱取付具と、そして、蟻溝内を移動可能に形成されると共に、第一のネジ部材によって支柱取付具を固定するための第一のネジ孔を備えた取付部材と、を備え、取付部材を蟻溝内に挿入して支柱を取り付けたい位置へ適宜移動させ、第一のネジ部材によって第一のネジ孔に締着して支柱取付具をフレーム本体に固定することにより、孔開け加工を施すことなく支柱の取り付け位置及び傾斜角度、並びに歩行面の高さを調整可能としたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のユニット式スロープにおいて、取付部材は、当該取付部材を第二のネジ部材によってフレーム本体の適宜の位置に仮止めするための第二のネジ孔をさらに備え、取付部材を蟻溝内に挿入して支柱を取り付けたい位置へ移動させ、第二のネジ孔を介して第二のネジ部材によって当該取付部材を仮止めし、しかる後、支柱取付具を第一のネジ孔を介して第一のネジ部材によってフレーム本体に固定することにより、支柱の取り付け位置の位置ズレを防止したことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のユニット式スロープにおいて、取付部材は、当該取付部材を第二のネジ部材によってフレーム本体の適宜の位置に仮止めするための第二のネジ孔をさらに備え、取付部材を蟻溝内に挿入して支柱を取り付けたい位置へ移動させ、第二のネジ孔を介して第二のネジ部材によって当該取付部材を仮止めし、しかる後、支柱取付具を第一のネジ孔を介して第一のネジ部材によってフレーム本体に固定することにより、支柱の取り付け位置の位置ズレを防止したことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のユニット式スロープにおいて、支柱保持部の開口部の両側面には凹状の被嵌合部が形成されると共に、カバー部材には被嵌合部と嵌合する凸状の嵌合片が設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のユニット式スロープにおいて、設置面との段差を解消するために下端側が設置面と接すると共に上端側が最下部に配置された踏み板と連結されて配置される登り板を備え、登り板の上端側には先端部が断面略T字状に形成された係合片が取り付けられ、係合片は登り板と連結される踏み板の端縁部に設けられた円弧状の断面形状を有する凹部に着脱自在に係合するように形成され、係合片の先端部の長さは、凹部の開口長さよりも長く、且つ、凹部の直径よりも短く形成され、登り板の下端側を持ち上げるようにして傾斜させた状態で係合片を凹部に挿入し、登り板の下端部を設置面に設置して使用状態としたときには係合片が凹部から抜け出ることなく係合されるようにしたことを特徴とする。
本発明に係るユニット式スロープによれば、ユニット式スロープを後付けで設置する場合に、それぞれ異なる設置場所の状況であっても設置場所の状況に応じて現場で簡単にフレーム本体の任意の位置に支柱を取り付けることができるという効果がある。
また、本発明に係るユニット式スロープによれば、支柱を取り付けるための支柱取付具を位置ズレを起こすことなく正しい位置に取り付けることができるという効果がある。
さらに、本発明に係るユニット式スロープによれば、支柱取付具に簡単に支柱を取り付けることができるという効果がある。
また、本発明に係るユニット式スロープによれば、登り板を踏み板に簡単、短時間、且つ、安全に取り付け取り外しができるという効果がある。
本発明に係るユニット式スロープの実施の形態を示す全体構成図である。 図1に示す第一のスロープユニットにおける登り板の連結部の構成を示す断面図である。 図1に示すフレーム及び取付具本体の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す登り板の取り付け開始状態を示す図である。 図4に示す登り板の連結部材を踏み板固定部に装着した状態を示す図である。
[ユニット式スロープの構成]
図1は、本発明に係るユニット式スロープの実施の形態を示す全体構成図である。このユニット式スロープ1は、概略として、下端が地面等に接する角度の傾斜を有する第一のスロープユニット11と、第一のスロープユニット11の上端に水平又は第一のスロープユニット11とは異なる傾斜角で連結される第二のスロープユニット12とを備えて構成され、第一,第二のスロープユニット11,12は、左右の両側にそれぞれに配置されたフレーム13,13と、フレーム13の側面の長さ方向の所定位置に取り付けられた複数の支柱取付具14,14と、支柱取付具14のそれぞれに保持された複数の支柱15,15と、支柱15のそれぞれの上端に取り付けられた自在継手16と、支柱15のそれぞれの下端に取り付けられた複数の石突き17と、自在継手16の相互間に取り付けられた手摺材18と、左右のフレーム13,13に架け渡されるようにして連続的に取り付けられた複数の踏み板(床板)19,19と、を備えている。支柱15及び手摺材18は、例えば、木材、金属、合成樹脂等の柱状パイプなどによって形成される。
第一,第二のスロープユニット11,12は、通行者が踏み板19上を自由に通れる幅を有している。その路面は、板状の複数の踏み板19によって形成されている。但し、第一のスロープユニット11は、最下段の1枚が踏み板19とは異なる形状を有する登り板20になっている。この登り板20は、地面等の設置面(GL)との段差を解消するために設けられ、その下端(図1の左側端)が設置面に接触するようになっている。なお、複数の踏み板19は、踏み板複数枚分に相当する1枚の大きな板材であってもよい。
図2は、図1に示す第一のスロープユニット11における登り板20の連結部の構成を示す断面図である。登り板20は、その上端側(踏み板19と連結される側)が下方側へ折り曲げられた形状とされ、折り曲げ面には連結部材21が取り付けられている。この連結部材21は、その一端側には登り板20に固定するためのネジ部210が形成されており、他端側には断面略T字状の係合片211が設けられている。この係合片211は、先端部の長さが踏み板19に設けられた凹部232の開口長よりも長いと共に、凹部232の直径よりも短く形成されている。なお、連結部材21はネジ部210をナット22によって登り板20の折曲部201にネジ止め固定される。
連結部材21の係合片211は、フレーム13に取り付けられた踏み板19の踏み板固定部23に係着される。踏み板固定部23は、係合片211の挿入口となる開口231と、この開口231を通して嵌入された係合片211を回動自在に保持する円弧状の断面形状を有する凹部232と、登り板20に隣接する踏み板19が取り付けられる構造体233と、を備えている。
図3は、フレーム13及び支柱取付具14の構成を示す分解斜視図である。まず、フレーム13の構成について説明する。フレーム13は、例えば、アルミニウム材による押し出し成型によって形成され、全体としてT字形状を有し、その垂直部分が支柱15を取り付けるフレーム本体13aとなり、水平部分が踏み板19を取り付ける踏み板取付部13bとなっている。フレーム本体13aは、その上部側及び下部側にそれぞれ長手方向に沿って且つ外側に開口を有する蟻溝131A,131Bが設けられている。この蟻溝131A,131Bには、図3に示すように、ネジ径の異なる第一,第二のネジ孔241,242が設けられた長板状の取付部材24が嵌入されるようになっている。
次に、支柱取付具14の構成について説明する。支柱取付具14は、図3に示すように、一面側が開口するようにして形成された本体25と、本体25の開口部を覆うように取り付けられるカバー部材26とからなる。本体25は、外面が断面略コ字状を成した筐体251と、取り付けるべき支柱15の断面形状に即した断面形状を有する支柱保持部252が筐体251と一体に形成され、支柱保持部252に支柱15が挿入されるようになっている。また、筐体251の両側壁と支柱保持部252との間には、凹状、具体的には断面略C字状の被嵌合部253A,253Bが形成されている。カバー部材26は、断面略コ字状を有すると共に筐体251と同一の幅を有する筐体261と、被嵌合部253A,253Bに嵌合する凸状の嵌合片262A,262Bを備えている。なお、支柱保持部252は、挿入された支柱15を図示しないネジ部材によって固定するための少なくとも1つの孔(図示せず)が所定の位置に設けられている。
[ユニット式スロープの組み立て]
次に、ユニット式スロープ1の組み立てについて説明する。まず、作業者は、フレーム13、支柱取付具14、支柱15、自在継手16、石突き17、手摺材18、踏み板19及び登り板20のそれぞれを必要な数だけ準備する。ついで、作業者は、支柱15のそれぞれに石突き17を取り付ける。次に、作業者は、第一,第二のスロープユニット11,12の組み立てを実施する。
まず、第二のスロープユニット12の組み立てについて説明する。作業者は、一対のフレーム13、3を所定の距離で平行に配置した後、必要枚数の踏み板19,19をフレーム13の長手方向へ沿って踏み板取付部13bに連続に架け渡すようにして並べて取り付ける。
次に、第二のスロープユニット12のフレーム13のそれぞれに必要な数の支柱取付具14を取り付ける。支柱取付具14の取り付けは、図3に示すように、まず、フレーム13の蟻溝131A,131B内に取付部材24を挿入し、この取付部材24を支柱15を取り付けたい位置まで移動させる。そして、その位置で第二のネジ部材27によって取付部材24をフレーム本体13aに仮固定する。この施工によって、取付部材24は蟻溝131A(131B)内での移動を阻止することで支柱取付具14の取り付け位置の位置ズレを防止している。また、取付部材24取り付け位置によってフレーム13の配置角度が決定される。次に、支柱取付具14の本体25を第一のネジ部材28によって取付部材24に固定する。このような作業を取り付けた取付部材24ごとに実施する。
次に、作業者は、石突き17を取り付け済みの支柱15を本体25の支柱保持部252内に挿入する。更に作業者は、例えば、フレーム13を持ち上げながら支柱15の高さ位置を決定し、その状態を保ちながら図示しないネジ部材によって支柱15を支柱保持部252に固定する。次に、作業者は、本体25の筐体251の被嵌合部253A,253Bにカバー部材26の嵌合片262A,262Bを合致させながら筐体261を筐体251に取り付ける。作業者は、以上の一連の作業を支柱取付具14ごとに実施する。
次に、作業者は、支柱15のそれぞれの上端に自在継手16を取り付けた後、自在継手16の相互間に手摺材り材18を架け渡し、手摺材18の両端を図示しないネジ部材によって自在継手16に固定する。以上の作業により第二のスロープユニット12の組み立てが完了する。
次に、作業者は、第一のスロープユニット11を組み立てる。第一のスロープユニット11は、第二のスロープユニット12と同様に一対のフレーム13の上面に踏み板19の必要枚数をフレーム13の長手方向に並べて取り付ける。次に、第一のスロープユニット11の下端に登り板20を取り付ける。この登り板20の取り付けについて、図4及び図5を参照して説明する。
図4及び図5は登り板20の取り付け手順を示し、図4は、図1に示す登り板の取り付け開始状態を示す図、図5は図4に示す登り板の連結部材を踏み板固定部に装着した状態を示す図である。まず、連結部材21を取り付け済みの登り板20を準備する。そして、登り板20の下端側を持ち上げるようにして傾斜させた状態(図4参照)で、係合片211を開口231を介して手凹部232に挿入する(図5参照)。この状態のまま、係合片211を中心として登り板20の全体を図5に示す反時計方向に回動させ、その下端(図2の左側端)を設置面GLに接触させると、図2に示す状態になる。この状態で登り板20を図2に示す左方向へ引いたとしても、係合片211の先端部の長さは凹部232の開口長さより大であるため、係合片211は凹部232から抜け出すことはない。登り板20を取り外す場合には、上記動作とは逆にすれば簡単に取り外すことができる。
更に、作業者は、上記した第二のスロープユニット12に対する作業と同様にして、取付部材24、支柱取付具14、支柱15、手摺材18等を第一のスロープユニット11に取り付ける。なお、取付部材24は、図1に示すように、第一のスロープユニット11に対しては、傾斜角度に応じた長さのものを適宜取り付ける。最後に、作業者は、第一のスロープユニット11と第二のスロープユニット12とを連結する。以上により、ユニット式スロープ1が完成する。尚、本実施形態は第一のスロープユニット11と第二のスロープユニット12の2つユニットによって構成されているが、第二のスロープユニット12にさらに他のスロープユニットを複数連結することも可能であり、スロープユニット同士を連結する際に90°方向に折り曲げて取り付けることも可能である。
[実施の形態の効果]
本実施の形態のユニット式スロープ1によれば、フレーム13に蟻溝131A,131Bを設けて取付部材24を取り付け、この取付部材24に支柱取付具14を固定するようにしたので、支柱15を任意の位置に簡単にしかも迅速に取り付けることができる。
また、登り板20に連結部材21を取り付け、フレーム13に設けた踏み板固定部23の凹部232に斜め方向から連結部材21の係合片211を挿入し、登り板20を使用状態の位置へ回動させることにより、登り板20は踏み板固定部23に係着される。したがって、登り板20を容易、簡単、及び安全に第一のスロープユニット11に取り付けることができると共に登り板20の傾斜を第一のスロープユニット11と設置面に追従させることができる。
また、支柱取付具14を固定するための取付部材24がフレーム13に設けられた蟻溝131A,131Bにおける任意の位置へ水平移動できるため、支柱取付具14を任意の位置に取り付けることができ、これにより、支柱15を所望の位置に位置ズレを生じることなく取り付けることができる。
さらに、支柱取付具14は、支柱15が挿入される支柱保持部252を備えた本体25と、この本体25に着脱自在に嵌合するカバー部材26とに分割できるため、支柱15を支柱保持部252に挿入した後にカバー部材26を本体25に嵌め込むのみで支柱取り付け作業が完了するので、支柱15の取付作業を簡単、安全及び短時間に終了させることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱或いは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、作業の順番を入れ換えることができる。例えば、支柱取付具14や支柱15などの取り付けを先にし、踏み板19などの取り付けを後にしてもよい。
更に、上記実施の形態においては、ユニット式スロープ1が第一,第二のスロープユニット11,12からなるものとしたが、第一のスロープユニット11又は第二のスロープユニット12の一方のみにしてもよい。或いは、第二のスロープユニット12を2つ以上にする構成も可能である。
また、支柱取付具14は、上記実施の形態とは逆に、被嵌合部253A,253Bがカバー部材26に設けられ、嵌合片262A,262Bが本体25に設けられていてもよい。
また、図2及び図3に示した踏み板固定部23及び踏み板取付部13bの形状は、一例であり、この形状に限定されるものではない。
また、蟻溝131A,131Bは2つにしたが、1つ又は2つ以上であってもよい。
また、手摺材り材18及び支柱15は、必ずしも、必要では無く、周囲の状況、踏み板19の幅、踏み板19の設置面GLからの高さ等によっては、省略することができる。
また、支柱取付具14の長さは、第一のスロープユニット11と第二のスロープユニット12とで長さを異ならせたが、支柱取付具14を或る長さ(高さ)で標準化し、支柱取付具14に対する支柱15の取り付け位置を調整することによって踏み板19の高さを調整してもよい。
また、上記実施形態では支柱15が挿入される支柱保持部252の断面形状を略Ω形状としたが、この形状に限定されるものではなく、断面略円形状、角形状(三角形、四角形、多角形など)などであってもよい。
1 ユニット式スロープ
11 第一のスロープユニット
12 第二のロープユニット
13 フレーム
13a フレーム本体
13b 踏み板取付部
14 支柱取付具
15 支柱
16 自在継手
17 石突き
18 手摺材
19 踏み板
20 登り板
21 連結部材
22 ナット
23 踏み板固定部
24 取付部材
25 本体
26 カバー部材
27 第二のネジ部材
28 第一のネジ部材
131A 蟻溝
131B 蟻溝
201 折曲部
210 ネジ部
211 係合片
231 開口
232 凹部
233 構造体
241 第一のネジ孔
242 第二のネジ孔
251 筐体
252 支柱保持部
253A 被嵌合部
253B 被嵌合部
261 筐体
262A 嵌合片
262B 嵌合片

Claims (5)

  1. 後付けで設置されるユニット式スロープにおいて、
    板状のフレーム本体に、通行者が歩行する歩行面となる複数の踏み板を固定するための踏み板取付部が直交するようにして配置されるフレームであって、前記フレーム本体の上端部及び/又は下端部に断面略C字状の蟻溝が当該フレーム本体の長手方向に沿って、且つ、前記踏み板取付部が取り付けられた側とは反対側に開口部を向けて形成されたフレームと、
    上端に手摺材が取り付け可能な支柱を立設する支柱取付具と、そして、
    前記蟻溝内を移動可能に形成されると共に、第一のネジ部材によって前記支柱取付具を固定するための第一のネジ孔を備えた取付部材と、
    を備え、
    前記取付部材を前記蟻溝内に挿入して前記支柱を取り付けたい位置へ適宜移動させ、前記第一のネジ部材によって第一のネジ孔に締着して前記支柱取付具を前記フレーム本体に固定することにより、孔開け加工を施すことなく前記支柱の取り付け位置及び傾斜角度、並びに前記歩行面の高さを調整可能としたことを特徴とするユニット式スロープ。
  2. 請求項1に記載のユニット式スロープにおいて、
    前記取付部材は、当該取付部材を第二のネジ部材によって前記フレーム本体の適宜の位置に仮止めするための第二のネジ孔をさらに備え、
    前記取付部材を前記蟻溝内に挿入して前記支柱を取り付けたい位置へ移動させ、第二のネジ孔を介して前記第二のネジ部材によって当該取付部材を仮止めし、しかる後、前記支柱取付具を第一のネジ孔を介して前記第一のネジ部材によって前記フレーム本体に固定することにより、前記支柱の取り付け位置の位置ズレを防止したことを特徴とするユニット式スロープ。
  3. 請求項1又は2に記載のユニット式スロープにおいて、
    前記支柱取付具は、前記支柱が挿入固定される中空状の支柱保持部を備えると共に、前記フレーム本体に取り付けられる面とは反対側の面は当該支柱取付具を当該フレーム本体ネジ止め固定を可能とするために全長にわたって開口した開口部とされ、当該開口部は着脱可能なカバー部材によって覆蓋されるように構成されてなることを特徴とするユニット式スロープ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のユニット式スロープにおいて、
    前記支柱保持部の前記開口部の両側面には凹状の被嵌合部が形成されると共に、前記カバー部材には前記被嵌合部と嵌合する凸状の嵌合片が設けられていることを特徴とするユニット式スロープ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のユニット式スロープにおいて、
    設置面との段差を解消するために下端側が設置面と接すると共に上端側が最下部に配置された踏み板と連結されて配置される登り板を備え、
    前記登り板の上端側には先端部が断面略T字状に形成された係合片が取り付けられ、前記係合片は前記登り板と連結される前記踏み板の端縁部に設けられた円弧状の断面形状を有する凹部に着脱自在に係合するように形成され、
    前記係合片の先端部の長さは、前記凹部の開口長さよりも長く、且つ、前記凹部の直径よりも短く形成され、前記登り板の下端側を持ち上げるようにして傾斜させた状態で前記係合片を前記凹部に挿入し、前記登り板の下端部を設置面に設置して使用状態としたときには前記係合片が前記凹部から抜け出ることなく係合されるようにしたことを特徴とするユニット式スロープ。
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