JP2011063935A - 階段用スロープ - Google Patents

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Abstract

【課題】段差部上部面に載置されるスロープ板を段差部に安定した状態で設置する。
【解決手段】玄関先の階段等の段差部に設置して使用され、側枠2を備えた車椅子用のスロープ板Aと、上記スロープ板Aの上方端を支持する上部支持金具4と、上記スロープ板の下方端を支持する下部支持金具5とを備え、上部支持金具4は上記段差部上部に載置され、上部支持金具4と下部支持金具5のうち少なくとも一方には、上記側枠2の長手方向に沿って形成された溝24(25)内を摺動可能な係合軸41(51)が設けられ、該係合軸を上記溝に沿って摺動させることにより高さ位置を調整して設置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、玄関先の階段等の段差部に設置してスロープを形成することで車椅子の乗り入れを可能とする階段用スロープに関する。
高齢者時代の到来に伴い車椅子の使用が急速に増えている。車椅子使用における重要な課題の一つとして路面や床等の段差に対する対策がある。室内における車椅子の使用を可能にするための対策としては家の建て直しや改装によるバリヤフリー化による室内の段差の解消が行なわれている。一方、玄関先の階段等による道路との段差がある場所における車椅子乗り入れのための段差の解消は、通常、階段を改装して側道としてのスロープを併設する、もしくは階段上に手製のスロープ用の板等を設置してスロープを形成して車椅子の乗り入れを行うようにしている。
階段に側道としてのスロープを併設することは十分な幅の採れる場所であればよいが、そうでない場合にはスロープ併設のために階段の幅を犠牲にするのでその分階段が狭くなり利用し難くなる。また、スロープ併設のための改装費用が高くつく等の問題があり、階段の上に手製のスロープ用の板を設置してスロープとするものにおいては、スロープ用の板が安定せず滑って移動し、スロープ用の板の強度が十分でない場合には車椅子の荷重で板が撓んだり、傾いてしまい、車椅子が傾き、時には転倒する危険さえある。そして、このような事態を避けるには最低限、スロープ用の板の使用に際し階段に対して板が正しく設置されているか格別の注意を払う必要があるが、スロープ用の板の構造や強度等の本質的な問題の解決なくして、上述のような事態の発生の回避はありえない。
これに対応し、単位スロープ部材を複数個連結して階段の側部上に載置固定するものが知られている(特許文献1参照)が、連結構造のものは強固に連結しないとがたつきが生じるので、不安定になりやすく、しかも全体重量が大きくなるとともに、コストも高くなるという問題がある。
このようなことから、従来のスロープ部材に代え、安全上の視点からの構造上の工夫や強度的な強化策が採られ、かつ軽量で取り扱いが容易で安価に提供できる車椅子の乗り入れができるスロープ用の板が必要とされているが、未だにこのような要件を十分に満たしたスロープ用の板は提供されていない。
特開2004−330372号公報
本発明は、上記問題点を解消し、従来から使用されている手製の種々のスロープ用の板の多くは使用上の安全対策や取り扱い上の利便性において十分でなく、これに換えて、構造的に、かつ強度的に十分な安全対策が採られて、しかも軽量化された利便性の良いスロープ用の板の提供が必要とされるが、このような板はコストがかかり安価に提供できないという点であり、これらの点を、スロープ用の板の安全対策、利便性の向上策として、使用中のスロープ用の板の滑りによる移動防止とスロープ用の板の構造的な強化と軽量化に視点をおき、また、コスト低減策として、スロープの製作性の向上に視点をおいて解決しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、左右の側枠の間にデッキ材を配した車椅子用のスロープ板と、上記スロープ板の上方端を支持する上部支持金具と、上記スロープ板の下方端を支持する下部支持金具とを備え、上記上部支持金具は上記段差部上部に載置され、上部支持金具と下部支持金具のうち少なくとも一方には、上記側枠の長手方向に沿って形成された溝内を摺動可能な係合軸が設けられ、該係合軸を上記溝に沿って摺動させることにより高さ位置を調整して玄関先、店舗等の入口の階段の段差部に設置したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記スロープ板の下端部を設置部上に固定したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、上記スロープ板の下端部を設置部上に着脱自在としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記上部および下部支持金具の下面にはそれぞれ緩衝材からなる滑り止め処理が施されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、上記側枠には、その下部内方に突出する支持フィンが設けられており、上記デッキ材は上記支持フィン上に載せられて該支持フィンの外側からネジ締め固定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、上記スロープ板の下方端には、上記下方端のデッキ部上面の高さと略同じ高さで連続して後方に向かって略設置部表面の高さ位置まで下降する傾斜面を備える案内部材が当接されるようになされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、車椅子用のスロープ板と、上記スロープ板の上方端を支持する上部支持金具と、上記スロープ板の下方端を支持する下部支持金具とを備え、上記上部支持金具は上記段差部上部に載置され、上部支持金具と下部支持金具のうち少なくとも一方には、上記側枠の長手方向に沿って形成された溝内を摺動可能な係合軸が設けられ、該係合軸を上記溝に沿って摺動させることにより高さ位置を調整して玄関先、店舗等の入口の階段の段差部に設置した構成であるから、スロープ板を段差部の段差に適切に対応する支持位置で適切な調整のもとに上部および下部の支持金具を介して上記設置のために支持することができる。したがって、スロープ板は段差部の段差に対して最適な傾斜状態を維持して安定した状態で上記段差部に設置することができる。
請求項2に係る発明によれば、スロープ板の下端部を設置部上に固定したので、常に同じ位置に安定した状態にしておくことができる。
請求項3に係る発明によれば、スロープ板の下端部を設置部上に着脱自在としたので、店舗等の階段に設置した後、夜間など室内に保管する必要があるときは簡単に外して保管することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記上部および下部支持金具の下面にはそれぞれ緩衝材からなる滑り止め処理が施されているから、スロープ板は使用中に滑って移動することがなく、スロープ板への車椅子の乗り入れの安全性が確保される。
請求項5に係る発明によれば、上記側枠には、その下部内方に突出する支持フィンが設けられており、上記デッキ部のデッキ材は上記支持フィン上に載せられて該支持フィンの外側からネジ締め固定されているので、両側枠へのデッキ材のガタツキのない取り付けが容易であり、スロープ板の製作コストを低減できるので、安価なスロープの提供が可能となる。
請求項6に係る発明によれば、スロープ板の下方端には、上記下方端のデッキ部上面の高さと略同じ高さで連続して後方に向かって略設置部表面の高さ位置まで下降する傾斜面を備える案内部材が当接されているので、スロープ板のデッキ部への車椅子の乗り入れを上記傾斜面を介してスムーズに行うようにすることができる。また、案内部材は、スロープ板の下方端に当接されるので、そのブレーキ効果によりスロープ板の後方への滑りによる移動が効果的に阻止されて安全性がさらに向上する。
本発明のスロープの全体を一方の側枠が外された状態で示す側面図であり、スロープ板は段差部に設置され、スロープ板下方端には案内部材が併設されている図である。 スロープ板の平面図であり、スロープ板下方端には案内部材が併設されている図である。 図2におけるa−a線上の断面図である。 手摺の取り付け部の拡大図である。 スロープ板の下方端と、スロープ板の下方端に当接された案内部材を示す図である。 店舗等に設置する場合の実施形態の要部の側面の説明図である。 図6を上部からみた平面図である。 デッキ板の取付態様の他の実施形態を図3と同じ断面で示した説明図である。 図8の一部の拡大図である。
図1及び図2は本発明の玄関用階段スロープを示すもので、スロープ板Aは、デッキ部1と、その両側の側枠2と、側枠2の一方に取り付けられた手摺3等からなり、スロープ板Aは全体として平面視略矩形の形状を呈し、玄関先の階段等の段差部Bに設置されるに十分な長さを備え、車椅子の乗り入れに供されるための十分な幅を備えている。
スロープ板Aのデッキ部1は、両側枠2間に所定の一定間隔をおいて掛け渡される複数のアルミ製のデッキ補強部材11と、デッキ補強部材11に嵌め込み保持され、かつ上記両側枠2間に敷き詰めるように設けられる滑り難い合成樹脂製の複数枚のデッキ材12とからなる。
デッキ材12は、所定幅で所定厚みを有する中空の板状部材からなり、両側枠間に並べて配置されることから、その長さは両側枠間に嵌まり込む長さであり、所定の強度を持たせるための中空内の補強リブ12aを備え、デッキ部上面1aとなる部分に適宜滑り止め加工等が施された構造を有し、軽量で比較的強度の高い部材として形成されている。
各デッキ材12はそれぞれ、上記デッキ補強部材11にその中空部のリブ空間12bである挿入部を介して嵌め込まれて該デッキ補強部材11に保持されるようになされており、本実施形態においては6本のデッキ補強部材11にそれぞれ6枚のデッキ材12が嵌め込み保持されている。
図3にも示されるように、両側枠2はアルミ材等からなる長尺で所定幅と厚さを備える中空体で、互いに対向する側面には凹部19が形成され、凹部19の底部の支持フィン22は内方に突出している。デッキ補強部材11とデッキ材12の両端はこれら凹部19内に嵌合して固定されており、各デッキ材12とデッキ補強部材11の両端は、固定は凹部19の支持フィン22の外側から挿入するビス23により固定されている。
なお、両側枠2のそれぞれの上方端2aおよび下方端2bの小口にはそれぞれ、中空である側枠2の端部開口を小口キャップが当てがわれている(図1参照)。
そして、両側枠2間にデッキ部1が形成された状態において、両側枠2はデッキ部1の上面から所定の段差を有して突出し、この両側枠2の突出高さはデッキ部1に乗り入れる図示されない車椅子の脱輪を防ぐに十分な高さとなっている。
次に、図1〜図4に示されるように、上記玄関スロープ板Aの両側枠2の一方に取り付けられた手摺3は、一方の側枠2の前後方向の端部近傍に、設けられ取付金具32にアルミや合成樹脂製のパイプ等の2本の手摺柱31を取り付け、これらの手摺柱31の上部間で掛け渡されて取り付けられている。
手摺3はスロープ板Aの傾斜角の変化に対応してその手摺3としての使い勝手の良い適切な状態を保持できるようになされており、この状態保持のために、手摺3を支持する2本の手摺柱31はそれぞれ、その下部が4つの長穴32aを備える取付金具32を介して上記一方の側枠2に固定されるようになされており、また、手摺柱31上部における手摺3の支持は、回動支軸33を介して適宜傾動可能になされている。
つまり、上記取付金具32の4つの長穴32aの内の上部2つの穴に挿入されるボルト32bは側枠2の上部の溝24に、また、下部の2つの穴に挿入されるボルト32bは側枠2の下部の溝25にそれぞれスライド可能に嵌合されており、これにより、ボルト32bを緩めた状態において、取付金具32を2つの溝24、25に沿って前後方向に移動して2本の手摺柱31の起立位置を調整することができ、また、取付金具32の上記長穴32aを利用して、取付金具32の傾きを調整して2本の手摺柱31をスロープ板Aの傾斜角に拘わらず鉛直方向で起立状態とすることができる。
したがって、スロープ板Aの2本の手摺柱31を最適な位置で鉛直方向に起立保持して、また2本の手摺柱31の上部間に掛け渡された手摺3を回動支軸33を介して適宜傾けてスロープ板Aの傾斜角に合うように調整することで、スロープ板Aの傾斜角の変化に対応したその手摺3として最も使い勝っての良い適切な状態に保持させることができる。
また、図1および図4、図5に示されるように、スロープ板Aの上方端A1および下方端A2には、スロープ板Aを階段等の段差部Bに適切な状態に設置支持するための工夫が施されている。このためにスロープ板Aの両側枠2の上方端2aのそれぞれの下方は切り欠かれ、この切り欠き2cにはそれぞれスロープ板Aの上方端A1を上記段差部上部面B1に載置支持するための上部支持金具4が両側枠2の側面上部の長手方向に沿って設けられた溝24にボルト(係合軸)41を介してスライド嵌合して、該溝24に沿って前・後方向に移動することで位置調整可能かつボルト41の締め込みにより固定できるように取り付けられている。
上部支持金具4の下面4aには緩衝材を兼ねた滑り止め4bが設けられ、玄関先の階段等の段差部Bの上部面B1に載置されるスロープ板Aの上方端A1の下面を、上記段差部上部面B1に全面接触させて支持するようにしている。滑り止め4bは、具体的にはゴムや樹脂等の弾性板の貼り付け等によるものであり、この弾性板はスロープ板Aの使用時のガタツキによる音の発生を抑える音止め効果も兼ねている。
また、スロープ板Aの両側枠2のそれぞれの下方端2bの下部外側部には、設置されたスロープ板Aの下方端A2を支持するための下部支持金具5が両側枠2の側面下部の長手方向に沿って設けられた溝25にボルト(係合軸)51を介してスライド嵌合しており、適宜溝25に沿ってこの支持金具5を前後方向に移動することでスロープ板Aの下方端A2を適切な高さ位置に調整することができ、また、この支持金具5はボルト51がネジ締め固定されない状態においては傾動可能であり、上記高さ位置調整後、該溝25に対してボルト51で締め込み固定されるようにしている。
下部支持金具5の下面5aには上部支持金具4同様緩衝材を兼ねた滑り止め5bが施されている。したがって、スロープ板Aの下方端A2も上記下部支持金具5の下面5aの全面接触を介して滑らないように設置部に接地して支持される。また、下部支持金具5の下面5aの滑り止め5bも上部支持金具4同様スロープ板A使用時のガタツキ等による音の発生を抑える音止め効果を兼ねる。下部支持金具5は設置部にボルト等で固定される。
玄関先の階段等の段差部Bへのスロープ板Aの設置は、通常、階段としてそのまま使用される部分を残して一方側に寄せて、手摺3が残された階段との境界側に位置するようにして行われ、上記段差部Bに設置されるスロープ板Aは、スロープ板Aの上方端A1が、溝24に沿って前・後方向移動して位置調整後固定された上部支持金具4を介して段差部Bの上部面B1に載置され、また、スロープ板Aの下方端A2が、溝25に沿った下部支持金具5の前・後方向移動で適宜高さ位置が調整され、該調整後に固定された下部支持金具5の設置面B2に支持された状態に保持される。
段差部Bへのスロープ板Aとの設置は、概ね上述の態様でなされるが、図5に示されるように、スロープ板Aの下方端A2と段差部の基部の設置面との間には段差を解消するための案内部材6が配置される。
案内部材6は、合成樹脂やアルミ材等から形成された中空体であり、全体としては側面視略3角形状であり、水平な下面6aと、垂直でスロープ板Aの下方端A2のデッキ部1の上面1aと略同一高さを有する上方当接面6bと、上方当接面6b上部のスロープ板Aのデッキ部1の下方端のデッキ上面1aと略同一高さで、かつデッキ1の上面1aに連続する面を備えて、該面から後方に向けて略設置部表面位置にまで下降傾斜し、かつその面上に多数のスリップ止め溝を有する傾斜面6cとを備えている。
スロープ板Aに併用される案内部材6は、スロープ板Aの下方端A2に押し付けられるようにして設置されて使用され、案内部材6の上記傾斜面6cの後方部から車椅子を乗り入れることでスロープ板下方端A2のデッキ上面1aへとスムーズに車椅子を移動させることができる。
この案内部材6は、スロープ板Aとは連結されていないので、スロープ板Aの下部の微妙な狂いにより案内部材6が傾き、ガタツキや歪みを起こすような事態の発生はなく、また、案内部材6はスロープ板Aに接して設けられるので、そのブレーキ効果により、例え、下部支持金具5のボルト51のネジ部が緩んでもスロープ板Aが後方に移動する危険性はない。
また、店舗の入口に階段があるような場合にもスロープが必要となるが、店舗などに使用する場合、階段に固定する場合と、夜間には階段から外して店舗内に保管しなければならないこともある。
スロープ板Aを固定するときは、上部支持金具4もボルトで固定すればよい。
スロープ板Aを着脱できるようにするために、図6及び図7に示されるように、スロープ板Aの下方端部の側枠2と案内部材6の両側に落し棒取付プレート26をボルト止めし、該取付プレート26に落し棒27を上下に移動可能に設け、この落し棒27を設置面に形成した落し棒壷28に係合可能とするのがよい。
上記構成によれば、使用時にはスロープ板Aを階段の所定の位置に配置し、落し棒27を落し棒壷28に嵌合する。これにより、スロープ板Aは安定に固定されるから、車椅子を自由に移動させることができる。また、夜間は、落し棒27を落し棒壷28から外せばスロープ板Aは簡単に動かすことができるから、容易に移動して店舗内に保管することができる。なお、29は両側枠2間の間隔保持材である。
なお、スロープ板を着脱する手段は落し棒に限定されない。着脱できる構造であれば他の方式によってもよい。
なお、店舗等では客の出入りが多いほか、意匠的観点などから、図8、図9に示されるように、スロープ板Aのデッキ部1は、両側枠2間に所定の一定間隔をおいて掛け渡される複数のアルミ製のデッキ補強部材(図1に符号11で示したものと基本的に同じ)と、両側枠2間に敷き詰めるように設けられる複数枚のデッキ材12とからなる。
両側枠2は、前述のものと異なり、上下に中空補強部34を有するもので、両側枠2はアルミ材等からなる長尺で所定幅と厚さを備える中空体で、互いに対向する側面下部には内方に突出する支持フィン22が形成され、デッキ補強部材11とデッキ材12の下部は支持フィン22上に載置され、さらに取付ビス36で位置出しした後に取付ビス35で固定されている。また、デッキ材12の上部は、取付部材7を介して側枠2の側面に固定されている。取付部材7は断面が略三角形の中空部を有するアルミ等の金属部材で、デッキ材12と側枠2に取り付けるための取付部71、72を備えるとともに、取付ビス35の頭部を隠すとともに頭部との干渉を避ける凹部75が形成されている。さらに、上記2つの取付部71、72にはそれぞれビスがデッキ材12と側枠2とにねじ込まれている。そして、取付部71、72にはビス隠し39が係止装着されている。
上記構成によれば、側枠2自体の強度が大きいとともに、取付部材7の位置は自由に変えることができるから、デッキ材の厚さをいろいろと変えることができ、厚くて強度が大きいものを取り付けることができることはもちろん、意匠的効果をねらって木製のデッキ材を取り付けることもできる。
A スロープ板
B 段差部
1 デッキ部
2 側枠
3 手摺
4 上部支持金具
5 下部支持金具
6 案内部材

Claims (6)

  1. 左右の側枠の間にデッキ材を配した車椅子用のスロープ板と、上記スロープ板の上方端を支持する上部支持金具と、上記スロープ板の下方端を支持する下部支持金具とを備え、上記上部支持金具は上記段差部上部に載置され、上部支持金具と下部支持金具のうち少なくとも一方には、上記側枠の長手方向に沿って形成された溝内を摺動可能な係合軸が設けられ、該係合軸を上記溝に沿って摺動させることにより高さ位置を調整して玄関先、店舗等の入口の階段の段差部に設置したことを特徴とする階段用スロープ。
  2. 上記スロープ板の下端部を設置部上に固定したことを特徴とする、請求項1に記載の階段用スロープ。
  3. 上記スロープ板の下端部を設置部上に着脱自在としたことを特徴とする、請求項1に記載の階段用スロープ。
  4. 上記上部および下部支持金具の下面にはそれぞれ緩衝材からなる滑り止め処理が施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の階段用スロープ。
  5. 上記側枠には、その下部内方に突出する支持フィンが設けられており、上記デッキ材は上記支持フィン上に載せられて該支持フィンの外側からネジ締め固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の階段用スロープ。
  6. 上記スロープ板の下方端と上記段差部の基部の設置面には、上記下方端のデッキ部上面の高さと略同じ高さで連続して後方に向かって略設置部表面の高さ位置まで下降する傾斜面を備える案内部材が配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の階段用スロープ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011202430A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Izumi Kk ユニット式スロープ
JP2016094759A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社 シコク 手摺装置
CN109184252A (zh) * 2018-10-08 2019-01-11 广西大学 斜坡楼梯并行直达住户原大门外挂加装电梯

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