JP2011201819A - 血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物および高ホモシステイン血症予防または改善用組成物 - Google Patents

血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物および高ホモシステイン血症予防または改善用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物を提供すること。
【解決手段】 松樹皮抽出物を含有した血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物は、血漿ホモシステイン濃度の上昇抑制または低減作用を有するため、ホモシステインが血漿中に高濃度で存在する高ホモシステイン血症の予防または改善に有効である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物および高ホモシステイン血症予防または改善用組成物に関する。
近年、ホモシステインが動脈硬化などの心血管系疾患のリスクファクターであることが明らかになってきている。例えば、非特許文献1には、ホモシステインを血漿中に高濃度で含有する高ホモシステイン血症患者が、健常者と比較して高い心血管疾患のリスクを負っていることが記載されている。また、血漿ホモシステイン濃度の上昇が認知症やアルツハイマー病のリスクファクターであることも報告されている(非特許文献2)。さらに、血漿ホモシステイン濃度は、加齢とともに上昇することから、老化に関連しているとも言われている。
血漿ホモシステイン濃度の上昇には、コーヒーの摂取、喫煙、飲酒、ビタミンB6、B12、葉酸などのビタミンB群の不足や、必須アミノ酸であるメチオニンを多く含有する食品(牛乳、レバー、小麦など)の摂取などが関係していると考えられている。このため、血漿ホモシステイン濃度の上昇は、我々の生活習慣に密接に関連している問題であると認識されつつある。以上のような背景から、血漿ホモシステイン濃度の上昇を抑制し、上述の疾患リスクを回避したいという欲求が高まっている。
ここで、血漿ホモシステイン濃度の上昇を抑制する組成物として、ホモシステインの代謝に関わる葉酸、ビタミンB6及びビタミンB12等のビタミンB群(特許文献1)やベタイン(特許文献2)が有効であることが知られている。また、ゴマ由来の成分であるセサミン類(特許文献3)や、乳酸菌(特許文献4)、コーヒー生豆抽出物(特許文献5)、シイタケ由来の成分であるエリタデニン(特許文献6)、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤およびピリドキシン類を含む組成物(特許文献7)、リボフラビン類およびユビデカレノンを含む組成物(特許文献8)等も、血漿ホモシステイン濃度の上昇抑制に有効であることが知られている。
特表2001‐504104号公報 特開2004‐231585号公報 特開2009‐155278号公報 特開2009‐102323号公報 特開2006‐016311号公報 特開2006‐121913号公報 特開2004‐189716号公報 特開2005‐225871号公報
YAKUGAKU ZASSHI Vol. 127, No. 10, PP1579−1592 (2007) The New England Journal of Medicine Vol.346, No.7, PP476−483 (2002)
しかし、食生活の多様化が進む背景においては、上述した組成物以外にも、血漿ホモシステイン濃度の上昇を抑制する新たな組成物の提供が望まれていた。
この期待に答え、本発明は、血漿ホモシステイン濃度の上昇抑制を実現する新たな組成物を提供する。即ち、本発明は、松樹皮抽出物を有効成分として含有する、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物である。また、本発明は、上述の血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物を含有する、高ホモシステイン血症予防または改善用組成物である。なお、本明細書中において、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制作用とは、血漿中のホモシステイン濃度の上昇を抑制させる作用の他に、低減させる作用も含む。
本発明によれば、血漿ホモシステイン濃度の上昇抑制を実現する新たな組成物、即ち、松樹皮抽出物を有効成分として含有した血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物を得ることができるという効果がある。また、本発明によれば、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物を含有する高ホモシステイン血症の予防または改善用組成物を得ることができるという効果がある。
実施例の各試験群の血漿ホモシステイン濃度を示す。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は、後述の実施形態の記載により限定されるものでなく、特許請求の範囲における記載の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明に用いられる松樹皮抽出物は、主な有効成分の一つとして、プロアントシアニジンを含有する。プロアントシアニジンは、フラバン−3−オールおよび/またはフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする重合度が2以上の縮重合体からなる化合物群をいう。プロアントシアニジンは、植物が作り出す強力な抗酸化物質であり、植物の葉、樹皮、果実の皮および種に集中的に含まれている。なお、このプロアントシアニジンは、ヒトの体内では生成することができない物質である。
松樹皮抽出物には、プロアントシアニジンとして重合度が2以上の縮重合体が含有される。特に、重合度が低い縮重合体が多く含まれるプロアントシアニジンが望ましい。重合度の低い縮重合体としては、重合度が2〜30の縮重合体(2〜30量体)が望ましく、重合度が2〜10の縮重合体(2〜10量体)がより望ましく、重合度が2〜4の縮重合体(2〜4量体)がさらに望ましい。重合度が2〜4の縮重合体(2〜4量体)のプロアントシアニジンは、特に体内に吸収されやすい。本明細書では、重合度が2〜4の重合体を、オリゴメリック・プロアントシアニジン(oligomeric proanthocyanidin、以下「OPC」という)という。
また、松樹皮抽出物としては、重合度が2〜4の縮重合体(2〜4量体;すなわち、OPC)を15質量%以上、望ましくは20質量%以上、より望ましくは30質量%以上の割合で含有し、5量体以上のプロアントシアニジンを10質量%以上、望ましくは15質量%以上の割合で含有する抽出物が望ましい。
松樹皮抽出物には、さらにカテキン(catechin)類が含有され得る。このカテキン類は、望ましくは3質量%以上、より望ましくは5質量%以上の割合で含有される。カテキン類とは、ポリヒドロキシフラバン−3−オールの総称である。カテキン類としては、(+)−カテキン(狭義のカテキンといわれる)、(−)−エピカテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、およびアフゼレキン等が知られている。松樹皮抽出物からは、(+)−カテキンの他、ガロカテキン、アフゼレキン、ならびに(+)−カテキンまたはガロカテキンの3−ガロイル誘導体が単離されている。
カテキン類は、松樹皮抽出物に、3質量%以上含有されていることが望ましい。より望ましくは、OPCを20質量%以上、かつ5量体以上のプロアントシアニジンを10質量%以上含有する松樹皮抽出物に、カテキン類が3質量%以上含有されるのが望ましい。例えば、松樹皮抽出物のカテキン類含有量が3質量%未満の場合、含有量が3質量%以上となるようにカテキン類を添加してもよい。カテキン類を3質量%以上含有し、OPCを20質量%以上、かつ5量体以上のプロアントシアニジンを10質量%以上含有する松樹皮抽出物が望ましい。
本発明に用いられる松樹皮抽出物としては、フランス海岸松(Pinus Martima)、カラマツ、クロマツ、アカマツ、ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロマツ、カナダのケベック地方のアネダ等の樹皮抽出物が望ましい。中でも、フランス海岸松の樹皮抽出物が望ましい。
フランス海岸松は、南仏の大西洋沿岸の一部に生育している海洋性松をいう。このフランス海岸松の樹皮は、フラボノイド類であるプロアントシアニジン(proanthocyanidin)を主要成分として含有する他に、有機酸ならびにその他の生理活性成分等を含有している。この主要成分であるプロアントシアニジンには、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があることが知られている。
松樹皮抽出物は、松の樹皮を水または有機溶媒で抽出して得られる。水を用いる場合には温水、または熱水が用いられる。抽出に用いる有機溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、ブタン、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、含水エタノール、含水プロピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,2−トリクロロエテン等の食品あるいは薬剤の製造に許容される有機溶媒が好ましく用いられる。これらの水、有機溶媒は単独で用いてもよいし、組合わせて用いてもよい。特に、熱水、含水エタノール、含水プロピレングリコール等が好ましく用いられる。
松樹皮抽出物を得るための松樹皮からの抽出方法は特に制限はないが、例えば、加温抽出法、超臨界流体抽出法等が用いられる。
超臨界流体抽出法とは、物質の気液の臨界点(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体としては、二酸化炭素、エチレン、プロパン、亜酸化窒素(笑気ガス)等が用いられるが、二酸化炭素が好ましく用いられる。
超臨界流体抽出法では、目的成分を超臨界流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流体を分離する分離工程とを行う。分離工程では、圧力変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよい。
また、エントレーナー添加法による超臨界流体抽出を行ってもよい。この方法は、抽出流体に、例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、アセトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ケトン類を2〜20W/V%程度添加し、この流体を用いて超臨界流体抽出を行うことによって、OPC、カテキン類等の目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増強させる方法であり、効率的な松樹皮抽出物を得る方法である。
超臨界流体抽出法は、比較的低い温度で操作できるため、高温で変質・分解する物質にも適用できるという利点、抽出流体が残留しないという利点、溶媒の循環利用が可能であるため、脱溶媒工程等が省略でき、工程がシンプルになるという利点がある。
また、松樹皮抽出物を得るための松樹皮からの抽出方法は、上述の抽出法以外に、液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、超臨界二酸化炭素還流法等の方法によって行ってもよい。
松樹皮抽出物を得るための松樹皮からの抽出方法は、複数の抽出方法を組み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせることにより、種々の組成の松樹皮抽出物を得ることが可能となる。
上述の抽出により得られた松樹皮抽出物は、限外濾過、あるいは吸着性担体(ダイヤイオンHP−20、Sephadex−LH20、キチン等)を用いたカラム法またはバッチ法により精製を行うことが安全性の面から好ましい。
本発明によって得られる松樹皮抽出物を有効成分とする血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物は、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制に加え、低減作用を有する。このため、ホモシステインが血漿中に高濃度で存在する高ホモシステイン血症の予防または改善に有効である。この組成物を用いることで、血漿ホモシステイン濃度がリスクファクターとなる疾患、例えば、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、脳梗塞、認知症およびアルツハイマー病などの疾患を予防または改善することができる。
本発明に記載の組成物は、そのまま、又は種々の成分を加えて、飲食品として用いることができる。
飲食品としては、本発明に記載の血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物をそのまま、又は種々の栄養成分を加えて、飲食用に適した形態、例えば、粉末状・粒状・顆粒状・液状・ペースト状・クリーム状・タブレット状・カプセル状・カプレット状・ソフトカプセル状・錠剤状・棒状・板状・ブロック状・丸薬状・固形状・ゲル状・ゼリー状・グミ状・ウエハース状・ビスケット状・飴状・チュアブル状・シロップ状・スティック状等に成形して食品素材として提供することができる。また、水、牛乳、豆乳、果汁飲料、乳清飲料、清涼飲料、青汁、ヨーグルト等に添加して使用してもよい。
本発明の血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物は、メチオニンと共に摂取することで、メチオニンによる血漿ホモシステイン濃度の上昇を、抑制することができる。このため、本発明の組成物を含有する飲食品としては、メチオニン高含有飲食品およびメチオニン高含有飲食品を原料とする加工食品も好適である。そのようなメチオニン高含有飲食品の例としては、牛乳、チーズ、レバー、マグロ、カツオ、卵、ゴマ、小麦、大豆、のり等、一般的に知られているものが挙げられる。
松樹皮抽出物を飲食品に含有させる場合には、含有量および製造元は特に制限されるものではないが、飲食品に対して松樹皮抽出物(株式会社東洋新薬製)を1%以上含有させることが好ましい。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は、後述の実施例に限定して解釈されるものではなく、特許請求の範囲における記載の範囲内で種々の変更が可能である。
本実施例では、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物による血漿ホモシステイン濃度上昇抑制作用または低減作用を検証するため、動物試験を行った。動物試験では、血漿ホモシステイン濃度上昇作用を有するL−メチオニンのみを含む飼料を摂取させた高ホモシステイン血漿モデル試験群(後述のCT群)と、L−メチオニンに加え各試験物質を含む各試験飼料を摂取させた各試験群(後述のL−FG群、H−FG群、L−FA群およびH−FA群)とから得た血漿のホモシステイン濃度の比較を行った。
(試験動物の調整)
動物試験には6週齢のWistar系雄性ラット(日本エスエルシー株式会社より入手)を用いた。入手したWistar系雄性ラットは、5日間以上飼育環境に馴化させた。馴化期間には固形飼料(MF:オリエンタル酵母工業株式会社製)を自由摂取させ、飲水には水道水を用いた。試験飼料投与開始時の試験動物の週齢は、7週齢とした。試験動物6匹を1群として各試験群を設定した。各試験群は、馴化期間終了後に測定した体重の平均値が等しくなるように調整した。
(試験飼料の調整)
試験飼料には、粉末飼料(MF:オリエンタル酵母工業株式会社製)、L−メチオニン(和光純薬株式会社製)、松樹皮抽出物(株式会社東洋新薬製)および葉酸(和光純薬工業株式会社製)を表1記載の割合で調整した粉末飼料を用いた。
normal群(以下「NC群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料のみからなる。
control群(以下「CT群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料に対して1%のL−メチオニンを含有させた。
松樹皮抽出物低用量群(以下「L−FG群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料に対して1%のL−メチオニンと、0.1%の松樹皮抽出物とを含有させた。
松樹皮抽出物高用量群(以下「H−FG群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料に対して1%のL−メチオニンと、1%の松樹皮抽出物とを含有させた。
葉酸低用量群(以下「L−FA群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料に対して1%のL−メチオニンと、0.000006%の葉酸とを含有させた。
葉酸高用量群(以下「H−FA群」という)に与えた試験飼料は、粉末飼料に対して1%のL−メチオニンと、0.0006%の葉酸とを含有させた。
(試験飼料投与期間)
各試験群には、各試験飼料を10日間自由摂取させた。
(血漿ホモシステイン濃度の測定)
試験飼料投与期間終了後、16時間以上の絶食を行い、腹大動脈から約5mlの採血を行った。採血した血液は血漿分離するまで氷冷下に保存し、30分以内に遠心分離(3000rpm、15分、4℃)して血漿を得た後、−80℃で凍結保存した。血漿ホモシステイン濃度の測定は、Homocysteine Enzymematic Assay Kit(Diazyme Laboratories社製)を用いて行った。その結果を図1に示す。なお、図1中の*1はNC群と比較して有意差があること(有意水準5%)、*2はCT群と比較して有意差があること(有意水準5%)、*3はCT群と比較して有意差があること(有意水準1%)を示す。
図1に示すように、H−FG群とCT群との血漿ホモシステイン濃度を比較すると、高用量の松樹皮抽出物を含有する飼料を与えたH−FG群の血漿ホモシステイン濃度は、有意に低い値を示した。その値は、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制作用を有することが既知である葉酸を含有する飼料を与えたH−FA群と比較しても、遜色のないものであった。以上に示す結果から、松樹皮抽出物には、L−メチオニンに起因する血漿ホモシステイン濃度上昇を、抑制する作用があることが明らかになった。
また、H−FG群の血漿ホモシステイン濃度は、NC群と比較しても低い値を示していた。すなわち、今回の結果は、松樹皮抽出物が血漿ホモシステイン濃度の低減作用を有することを示唆するものである。
本発明の組成物は、松樹皮抽出物を有効成分として含有することを特徴としており、優れた血漿ホモシステイン濃度上昇抑制作用を示す。このため、ホモシステインが血漿中に高濃度で存在する高ホモシステイン血症の予防または改善に有効である。

Claims (2)

  1. 松樹皮抽出物を有効成分として含有する、血漿ホモシステイン濃度上昇抑制用組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物を含有する、高ホモシステイン血症予防又は改善用組成物。
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