JP2011201799A - 皮膚用乳化組成物 - Google Patents

皮膚用乳化組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2011201799A
JP2011201799A JP2010069404A JP2010069404A JP2011201799A JP 2011201799 A JP2011201799 A JP 2011201799A JP 2010069404 A JP2010069404 A JP 2010069404A JP 2010069404 A JP2010069404 A JP 2010069404A JP 2011201799 A JP2011201799 A JP 2011201799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
mass
skin
oil
glyceryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010069404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5723104B2 (ja
Inventor
Maki Matsuo
真樹 松尾
Hide Sakuyama
秀 作山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mandom Corp
Original Assignee
Mandom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mandom Corp filed Critical Mandom Corp
Priority to JP2010069404A priority Critical patent/JP5723104B2/ja
Publication of JP2011201799A publication Critical patent/JP2011201799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5723104B2 publication Critical patent/JP5723104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】電解質を配合した乳化組成物において、保存安定性に優れるとともに、塗布時の使用感にも優れた皮膚用乳化組成物の提供。
【解決手段】(A)電解質、(B)非イオン性界面活性剤、(C)ローカストビーンガムおよび/又はキサンタンガム、並びに、(D)デンプンおよび/又はその誘導体を含有してなる皮膚用乳化組成物とする。デンプン誘導体としては、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩を用いることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚用乳化組成物に関する。
乳化組成物に電解質を高配合すると、電解質の塩の影響により、乳化構造が崩壊して経時的な減粘が生じるといった問題があるため、電解質高配合乳化系を安定化させることは非常に困難である。
従来より、電解質を配合した乳化系の安定性を向上させるために、種々の増粘剤を配合する試みがなされている。具体的には、アスコルビン酸の無機酸エステル、キサンタンガムおよびヒアルロン酸ナトリウムを含有する皮膚化粧料(例えば、特許文献1を参照)、ショ糖脂肪酸エステル、油剤、電解質、水およびアクリル酸系ポリマーを含有する水中油型乳化化粧料(例えば、特許文献2を参照)、アスコルビン酸、高級アルコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ショ糖エステルおよび特定の増粘剤の一種または二種以上を含有する乳化型皮膚外用剤(例えば、特許文献3を参照)、特定のアスコルビン酸塩、特定の直鎖飽和高級アルコールおよびキサンタンガムを含有する水中油型乳化組成物(例えば、特許文献4を参照)などが提案されている。
しかしながら、これら試みに拠って、ある程度安定性を付与することはできるものの、電解質が高配合されている場合には、凝集を引き起こし易く、充分な増粘効果が得られ難いといった問題がある。また、電解質の塩の影響を低減するために、これら増粘剤を高配合とすると、塗布時の延展性に劣り、ムラ付きするために、べたつき感などの使用感に劣るといった問題がある。また、延展時にダマやカスが発生するといった問題もある。
そこで、電解質高配合乳化系の安定化に適していると言われる非イオン性多糖系増粘剤を用いた試みもなされている。具体的には、ビタミンC誘導体、ガム質およびセルロース系高分子を含有する化粧料(例えば、特許文献5を参照)、化粧品用活性剤、電解質およびセチルヒドロキシエチルセルロースを含有するゲル化局所用組成物(例えば、特許文献6を参照)、キサンタンガム又はカッパカラギーナン、ローカストビーンガム、ヒアルロン酸若しくはその塩又はヒドロキシエチルセルロース、多価金属塩を含有する皮膚外用剤(例えば、特許文献7を参照)、メチルセルロース、乳化剤、液状油剤および電解質を含有する水中油型気泡含有化粧料(例えば、特許文献8を参照)などが提案されている。
しかしながら、これら試みに拠って、ある程度安定性を高めることはできるものの、非イオン性多糖系増粘剤は、それ自体の増粘効果が弱く、高配合しなければ充分な安定性を付与することができないといった問題がある。また、高配合せざるを得ないことから、べたつくなど、使用感に悪影響を及ぼすといった問題もある。
特開平5−345714号公報 特開2008−106043号公報 特開2006−16327号公報 特開2009−67723号公報 特開平4−77409号公報 特開平9−202708号公報 特開平7−233045号公報 特開2006−273752号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、電解質を配合した乳化組成物において、保存安定性に優れるとともに、塗布時の使用感にも優れた皮膚用乳化組成物を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕(A)電解質、(B)非イオン性界面活性剤、(C)ローカストビーンガムおよび/又はキサンタンガム、並びに、(D)デンプンおよび/又はその誘導体を含有してなる皮膚用乳化組成物、並びに
〔2〕(D)成分のデンプン誘導体が、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩である前記〔1〕に記載の皮膚用乳化組成物
に関する。
本発明の皮膚用乳化組成物は、電解質による組成物の経時的な減粘を抑え、保存安定性に格段に優れた効果を奏する。また、塗布時のべたつき感がなく、延展性に優れムラ付きしないことから、延展時にダマやカスが生じ難く、優れた使用感を有するといった効果を奏する。
本発明の皮膚用乳化組成物は、(A)電解質、(B)非イオン性界面活性剤、(C)ローカストビーンガムおよび/又はキサンタンガム、並びに、(D)デンプンおよび/又はその誘導体を含有する。
(A)成分の電解質は、通常、美白効果、保湿効果、消炎効果、収斂効果、紫外線吸収効果などを期待して配合されるものである。本発明においては、通常、化粧料原料として使用できるものであれば特に限定されず、目的に応じて適宜配合すればよい。
用いられる(A)成分のとしては、例えば、有機酸およびその塩、無機酸およびその塩が挙げられる。具体的には、例えば、無機カルシウム塩、無機カリウム塩、無機ナトリウム塩、無機マグネシウム塩などの無機塩;乳酸ナトリウム、乳酸マグネシウム、乳酸カルシウムなどの乳酸塩;コンドロイチン硫酸ナトリウム、ステアロイルコンドロイチン硫酸ナトリウムなどのコンドロイチン硫酸塩;デルマタン硫酸ナトリウムなどのデルマタン硫酸塩;リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなどのリン酸塩;グリチルリチン酸ジカリウム塩などのグリチルリチン酸塩;アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウムなどのアスコルビン酸塩;ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどのピロリドンカルボン酸塩;グリシン、トレオニン、アラニン、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、プロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリンなどのアミノ酸およびこれらの誘導体;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびそのナトリウム塩などの紫外線吸収剤などを例示することができる。これら(A)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
(A)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、望む効果を付与する観点から、組成物中、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上である。また、保存安定性の観点から、15質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下である。これらの観点から、(A)成分の含有量は、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.05〜10質量%である。
(B)成分の非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物などの脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤の他、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリンなどが挙げられる。これら(B)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
グリセリン肪酸エステルとしては、本発明においては、グリセリン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルのいずれをも意味し、具体的には、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジアラキン酸グリセリルなどのグリセリン脂肪酸エステル;モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリル酸デカグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4〜10)グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(6〜10)グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ポリ(10)グリセリルなどの上記したグリセリン脂肪酸エステルの重合度2〜10のポリグリセリン脂肪酸エステルを例示することができる。また、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物としては、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリルなどを例示することができる。
ポリアルキレングリコール脂肪酸エステルとしては、例えば、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコールなどのポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコールなどのプロピレングリコール脂肪酸エステルなどを例示することができる。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステルを例示することができる。また、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物としては、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどを例示することができる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンイソセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシプロピレンオレイルエーテルなどを例示することができる。
上記した(B)成分のうち、保存安定性の観点から、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物などの脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤を少なくとも1種用いるのが好ましい。
(B)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、保存安定性の観点から、組成物中、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上である。また、塗布時の使用感の観点から、15質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.05〜10質量%である。
(C)成分のローカストビーンガムとは、ガラクトースとマンノースの繰り返し単位からなる鎖状多糖類である。また、キサンタンガムとは、グルコース2分子、マンノース2分子、グルクロン酸の繰り返し単位からなる鎖状多糖類である。本発明においては、ローカストビーンガムおよび/又はキサンタンガムを配合することで、電解質による化粧料の減粘を抑え、優れた保存安定性を付与することができる。
尚、(C)成分は、市販品をそのまま用いることもできる。ローカストビーンガムの市販品としては、例えば、イナゲル ローカストビーンガムCS(商品名,伊那食品工業社製)、メイプロ−LBG フレール M−175、メイプロ−LBG フレール M−200、メイプロ−LBG ラック(商品名,Danisco社製)、ゲニューガム RL−200−J(商品名,CP Kelco社製)などを例示することができる。また、キサンタンガムの市販品としては、例えば、エコーガムT(商品名,大日本住友製薬社製)、ノムコートZZ(商品名,日清オイリオグループ社製)などを例示することができる。
(C)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、保存安定性の観点から、組成物中、0.001質量%以上が好ましく、より好ましくは0.01質量%以上である。また、塗布時の使用感の観点から、5質量%以下が好ましく、より好ましくは3質量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜3質量%である。
(D)成分のデンプンとは、グルコース分子がグリコシド結合によって重合した鎖状多糖類であり、植物の根、茎、種子、果実から抽出されるものである。原料となる植物としては、ジャガイモ、小麦、トウモロコシ、サツマイモ、米、キャッサバ、クズ、カタクリ、緑豆、サゴヤシ、ワラビなどを例示することができるが、本発明においては、何れの植物由来であっても特に限定されない。
また、デンプン誘導体としては、例えば、グリセリルデンプン、ヒドロキシアルキルデンプン、ヒドロキシアルキルリン酸の金属塩、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩などが挙げられる。金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩などの2価又は3価の金属塩を好適に用いることができる。
より具体的なデンプン誘導体としては、例えば、ヒドロキシプロピルデンプンなどのヒドロキシアルキルデンプン;ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウムなどのヒドロキシアルキルリン酸の金属塩;オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムなどのアルケニルコハク酸デンプンの金属塩などを例示することができる。
これら(D)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。好適な(D)成分としては、電解質による化粧料の減粘を抑え、優れた保存安定性を付与する観点から、デンプン、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩を用いることが好ましく、中でも、デンプン、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを用いることがより好ましい。
尚、(D)成分は、市販品をそのまま用いることもできる。デンプンの市販品としては、例えば、JPバレイショデンプン(商品名,日澱化学社製)、JPトウモロコシデンプン(商品名,日澱化学社製)などを例示することができる。また、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの市販品としては、例えば、ドライフローPC(商品名,日本エヌエスシー社製)、オクティエ(商品名,日澱化学社製)などを例示することができる。
(D)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、保存安定性の観点から、組成物中、0.05質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上である。また、塗布時の使用感の観点から、7質量%以下が好ましく、より好ましくは5質量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、好ましくは0.05〜7質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。
本発明においては、電解質による化粧料の減粘を抑え、優れた保存安定性を付与するだけでなく、塗布時の延展性を良好にし、延展時のダマやカスの発生を抑え、べたつき感のない優れた使用感を有する皮膚用乳化組成物とすることができる観点から、上記した(C)成分と(D)成分の夫々の含有量が、下記質量含有比、
(C):(D)=1:1〜1:60
を満たす範囲内で調製されることが好ましい。
また、本発明の皮膚用乳化組成物には、塗布時の使用感を更に高める観点から、多価アルコールを含有させることができる。多価アルコールの具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
多価アルコールの含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、使用感を高める観点から、組成物中、5質量%以上が好ましく、より好ましくは10質量%以上である。また、べたつきの観点から、40質量%以下が好ましく、より好ましくは25質量%以下である。これらの観点から、多価アルコールの含有量は、好ましくは5〜40質量%、より好ましくは10〜25質量%である。
本発明の皮膚用乳化組成物には、乳化系とするために油剤が配合される。用いられる油剤は特に限定されないが、例えば、高級アルコール、脂肪酸、油脂、炭化水素油、エステル油、シリコーン油などを例示することができる。これら油剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコールなどの高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸などの脂肪酸;ヤシ油、パーム油、水素添加パーム油、アボカド油、ゴマ油、オリーブ油、ククイナッツ油、ブドウ粒子油、サフラワー油、アーモンド油、トウモロコシ油、綿実油、ヒマワリ種子油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油などの油脂;オレフィンオリゴマー、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリンなどの炭化水素油;オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシルなどのエステル油;メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーンなどのシリコーン油などを例示することができる。
油剤の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、乳化の観点から、組成物中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは1質量%以上である。また、塗布時の使用感の観点から、30質量%以下が好ましく、より好ましくは20質量%以下である。これらの観点から、油剤の含有量は、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%である。
本発明の皮膚用乳化組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、低級アルコール、金属封鎖剤、防腐剤、植物抽出エキス、香料、pH調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
尚、本発明の皮膚用乳化組成物は、前記各構成成分を混合し、公知の方法、例えばホモミキサーを用いた転相乳化法などにより乳化することにより製造することができる。また、混合と乳化は別々に行っても同時に行ってもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「質量%」を表す。また、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試料の調製1)
表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜6および比較例1〜12の各皮膚用乳化組成物を常法に準じて調製し、下記評価に供した。結果を表1〜表3に併記する。
(試験例1:保存安定性の評価)
各実施例および各比較例で得られた皮膚用乳化組成物を、50mL容の透明ガラス容器にそれぞれ封入し、50℃の恒温槽に夫々3週間保存したときの乳化系の状態を目視観察して以下の評価基準に従って評価した。
<保存安定性の評価基準>
◎:製造直後と全く変化が認められない
○:僅かな減粘が認められるものの、ほとんど変化は認められない
△:明らかな減粘が認められる
×:液状へと変化している、若しくは、分離している
(試験例2:塗布時の評価)
専門パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた皮膚用乳化組成物を顔面へ塗布して使用試験を行い、塗布時の「べたつき感」、「延展性」および「使用感」に関し、以下の評価基準に従って官能評価した。
<べたつき感の評価基準>
◎:20名中16名以上がべたつき感がないと回答
○:20名中11〜15名がべたつき感がないと回答
△:20名中6〜10名がべたつき感がないと回答
×:20名中5名以下がべたつき感がないと回答
<延展性の評価基準>
◎:20名中16名以上がムラ付きなく延展性に優れると回答
○:20名中11〜15名がムラ付きなく延展性に優れると回答
△:20名中6〜10名がムラ付きなく延展性に優れると回答
×:20名中5名以下がムラ付きなく延展性に優れると回答
<使用感の評価基準>
◎:20名中16名以上が延展時にダマ又はカスが生じないと回答
○:20名中11〜15名が延展時にダマ又はカスが生じないと回答
△:20名中6〜10名が延展時にダマ又はカスが生じないと回答
×:20名中5名以下が延展時にダマ又はカスが生じないと回答
Figure 2011201799
Figure 2011201799
Figure 2011201799
表1〜表3に示された結果から、各実施例で得られた皮膚用乳化組成物は、各比較例で得られた皮膚用乳化組成物と対比して、電解質である(A)成分が配合されているにもかかわらず、保存安定性に優れた効果を奏していることが分かる。また、塗布時のべたつき感がなく、延展性に優れ、ムラ付きしないことから、延展時にダマやカスが生じていないことが分かる。
一方、本発明の(C)成分と(D)成分を併用しない、若しくは、他の増粘剤へ置き換えた各比較例の皮膚用乳化組成物では、保存安定性に劣るだけでなく、塗布時の使用感にも劣っていることが分かる。
以下、本発明に係る皮膚用乳化組成物の処方例を示す。尚、含有量は質量%である。
(処方例1)
デンプン 1.0
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム 1.0
キサンタンガム 0.1
1,3−ブチレングリコール 5.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 2.0
1,2−ペンタンジオール 0.5
塩化マグネシウム 0.5
乳酸 1.0
ピロリン酸ナトリウム 0.01
コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.01
モノステアリン酸デカグリセリル 0.7
モノステアリン酸グリセリル 1.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 2.0
流動パラフィン 5.0
エチルヘキサン酸セチル 3.0
ベヘニルアルコール 1.5
防腐剤 適 量
金属キレート剤 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例2)
デンプン 2.0
ローカストビーンガム 0.1
キサンタンガム 0.05
1,3−ブチレングリコール 7.0
グリセリン 10.0
オクタンジオール 0.1
1,2−ペンタンジオール 0.5
オクトキシグリセリン 0.2
乳酸マグネシウム 2.0
ピロリン酸ナトリウム 0.01
コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.01
モノステアリン酸デカグリセリル 0.7
モノステアリン酸グリセリル 1.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 2.0
スクワラン 5.0
メチルポリシロキサン 1.5
ベヘニルアルコール 1.0
防腐剤 適 量
金属キレート剤 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例3)
デンプン 2.0
ローカストビーンガム 0.1
キサンタンガム 0.05
1,3−ブチレングリコール 7.0
グリセリン 10.0
オクタンジオール 0.1
1,2−ペンタンジオール 0.5
オクトキシグリセリン 0.2
アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム 3.0
モノステアリン酸デカグリセリル 0.7
モノステアリン酸グリセリル 1.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 2.0
スクワラン 5.0
メチルポリシロキサン 1.5
ベヘニルアルコール 1.0
防腐剤 適 量
金属キレート剤 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例4)
デンプン 2.0
ローカストビーンガム 0.1
キサンタンガム 0.05
1,3−ブチレングリコール 7.0
グリセリン 10.0
オクタンジオール 0.1
1,2−ペンタンジオール 0.5
オクトキシグリセリン 0.2
アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 3.0
モノステアリン酸デカグリセリル 0.7
モノステアリン酸グリセリル 1.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 2.0
スクワラン 5.0
メチルポリシロキサン 1.5
ベヘニルアルコール 1.0
防腐剤 適 量
金属キレート剤 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0

Claims (2)

  1. (A)電解質、(B)非イオン性界面活性剤、(C)ローカストビーンガムおよび/又はキサンタンガム、並びに、(D)デンプンおよび/又はその誘導体を含有してなる皮膚用乳化組成物。
  2. (D)成分のデンプン誘導体が、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩である請求項1に記載の皮膚用乳化組成物。
JP2010069404A 2010-03-25 2010-03-25 皮膚用乳化組成物 Active JP5723104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069404A JP5723104B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 皮膚用乳化組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069404A JP5723104B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 皮膚用乳化組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201799A true JP2011201799A (ja) 2011-10-13
JP5723104B2 JP5723104B2 (ja) 2015-05-27

Family

ID=44878866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010069404A Active JP5723104B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 皮膚用乳化組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5723104B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052875A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社マンダム 乳化化粧料
WO2018061855A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社マンダム 乳化化粧料
JP2018123067A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 日本精化株式会社 水中油型化粧料
JPWO2018142917A1 (ja) * 2017-02-03 2019-11-21 株式会社Adeka 化粧料の保存安定性を向上させる方法
CN115485327A (zh) * 2020-03-23 2022-12-16 罗盖特公司 用于化妆品的基于淀粉和胶质的乳化和组织化组合物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101954525B1 (ko) * 2016-08-25 2019-03-06 문득곤 화장료 조성물 및 피부에 유용성분을 공급하는 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526018A (ja) * 2003-05-16 2006-11-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー マルチステップ化粧品として適用するための化粧品系
JP2007119469A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Mcneil Ppc Inc 脱毛のための方法および組成物
JP2007137879A (ja) * 2005-10-27 2007-06-07 Mcneil Ppc Inc 脱毛のための方法および組成物
JP2008534560A (ja) * 2005-03-30 2008-08-28 リオファル 凍結乾燥メーキャップ製品、対応する組成物および製造方法
JP2009067723A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Fancl Corp アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩含有水中油型乳化組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526018A (ja) * 2003-05-16 2006-11-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー マルチステップ化粧品として適用するための化粧品系
JP2008534560A (ja) * 2005-03-30 2008-08-28 リオファル 凍結乾燥メーキャップ製品、対応する組成物および製造方法
JP2007119469A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Mcneil Ppc Inc 脱毛のための方法および組成物
JP2007137879A (ja) * 2005-10-27 2007-06-07 Mcneil Ppc Inc 脱毛のための方法および組成物
JP2009067723A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Fancl Corp アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩含有水中油型乳化組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052875A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社マンダム 乳化化粧料
WO2018061855A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社マンダム 乳化化粧料
KR20180100640A (ko) * 2016-09-29 2018-09-11 가부시키가이샤 만다무 유화 화장료
CN108697603A (zh) * 2016-09-29 2018-10-23 株式会社漫丹 乳化化妆料
KR102104095B1 (ko) 2016-09-29 2020-04-23 가부시키가이샤 만다무 유화 화장료
CN108697603B (zh) * 2016-09-29 2021-04-23 株式会社漫丹 乳化化妆料
JP2018123067A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 日本精化株式会社 水中油型化粧料
JPWO2018142917A1 (ja) * 2017-02-03 2019-11-21 株式会社Adeka 化粧料の保存安定性を向上させる方法
JP7490336B2 (ja) 2017-02-03 2024-05-27 株式会社Adeka 化粧料の保存安定性を向上させる方法
CN115485327A (zh) * 2020-03-23 2022-12-16 罗盖特公司 用于化妆品的基于淀粉和胶质的乳化和组织化组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5723104B2 (ja) 2015-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5723104B2 (ja) 皮膚用乳化組成物
JP4726151B2 (ja) 皮膚外用剤組成物
JP6860297B2 (ja) 水中油型乳化外用剤組成物
KR101521265B1 (ko) 투명 또는 반투명 겔 형상의 클렌징 화장료 조성물
JP6057461B2 (ja) αゲル構造体およびそれを含有する化粧料または皮膚外用剤
JP6009262B2 (ja) 乳化型クレンジング化粧料
CN105193641B (zh) 一种美白淡斑护肤组合物
JP2010222321A (ja) 二層式クレンジング化粧料
JP2018016613A (ja) クレンジング化粧料
JP6118546B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP6226843B2 (ja) 白濁化粧料
JP4160463B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5227471B2 (ja) 液状皮膚外用剤組成物
JP2007223938A (ja) 乳化型クレンジング化粧料組成物
JP2010024204A (ja) 皮膚外用剤
JP2014101290A (ja) 染毛料組成物
JP5797507B2 (ja) 化粧料用組成物
JP2014234380A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2014062056A (ja) 液状皮膚外用剤組成物
JP5495632B2 (ja) 皮膚用化粧料
JP7395267B2 (ja) 水中油型クリーム化粧料
JP2011136936A (ja) 液状化粧料
JP2023089889A (ja) 皮膚用乳化組成物
JP5999903B2 (ja) 液状化粧料
JP2011051910A (ja) 2剤混合式化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141125

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5723104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250