JP2011201511A - 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 - Google Patents

車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の衝撃吸収型シートレールは、ロアレールに移動可能に設けたアッパレールと、アッパレールに設けた操作レバーとの構造で、アッパレールを操作レバーで、移動可能に支持するとともに、アッパレールを、被追突時(衝撃時)において、操作レバーに外装した可動部材の圧縮により、移動可能として、衝撃時のダメージを軽減し、かつ乗員の拘束性が損なわれない構造である。この構造は、シートのみの衝撃吸収機構であり、十分でない。
【解決手段】 本発明における車輌のシートスライド装置は、固定レールと、中間レールと、移動レールで構成し、この移動レールが、前突時と後突時(衝撃時)に、中間レールをガイドとして移動し、この移動レールの前進後退で、シートバックが前倒又は後倒するとともに、シートの着座部が沈み込むことで、衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、前突、後突時において、車内の人を保護する、車輌の衝突時(衝撃時)の緩衝を図るシート装置に関する。
周知の如く、「車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置」に関しては、種々の発明があり、この複数の発明を、先行文献を基に説明する。
文献(1)は、特開2005−324676の「自動車用シートの床固定構造」は、フロアパネルフロアパネルの下面に走行方向に延びる縦メンバーを設け、この縦メンバーに固定ブラケットを固定し、この固定ブラケットに被固定具を備えた差込みブラケットを設け、シートのシートフレームの後端を、フロアパネルを挟んで、差込みブラケットに固止する構造とし、衝突時において、その衝撃を、縦メンバーの縮み効果を利用し、衝撃を緩和することを意図する。
また、文献(2)は、特開平11−48842号の「衝撃吸収型シートレール」であり、この発明は、固定レール(ロアレール)に移動可能に設けた可動レール(アッパレール)と、このアッパレールに設けた操作レバーとの構造であって、このアッパレールを操作レバーで、移動可能に支持するとともに、このアッパレールを、被追突時(衝突時)において、操作レバーに外装した可動部材の圧縮により、移動可能として、簡易な構造を採用しつつ、この衝突時のダメージを軽減し、かつ乗員の拘束性が損なわれない構造を提供することを意図する。
さらに、文献(3)は、実開平4−95527号の「自動車用シート」であり、この考案は、上下段のスライダのロワレールとアッパレールとの組合せ構造であり、この上段のスライダのアッパレールを、衝突時にシリンダの作用で移動し、緩衝効果を図ることを意図する。
そして、文献(4)は、特開平6−255414号の「自動車用シート」であり、この発明は、フロアに設けたロアレールとアッパレールとで構成した摺動装置に、第一パイプ補強材を差渡し、また、フロアパネルにも第一パイプ補強材を差渡し、さらに、リクライニング装置に、第二パイプ補強材を差渡した構造であり、側面衝突に対する衝撃荷重を緩和することと、着者乗員の保護を図ること、等を意図する。
特開2005−324676 特開平11−48842号 実開平4−95527号 特開平6−255414号
以上で説明した文献(1)〜文献(4)は、シートを、衝突時に、その全体を、かつ着座状態のシートをそのままの形で、移動する構造であり、単純な移動に留まっている。従って、例えば、次のような問題を抱えている。[イ] 乗員の体全体(頭部を含む)を保護できる構造でない。[ロ] 衝突時におけるダメージ(衝撃)の緩衝を図るには十分でない。
一方で、前記[イ]と[ロ]の問題を解決するには、最も問題となる頭部を保護するためには、アクティブヘッドレスト(ヘッドレストが上昇と前傾する構造)を備える必要がある。しかし、次のような別の問題が発生する。[ハ] このアクティブヘッドレストを装備するには、余分の機構を要する。[ニ] コストの上昇を招来する。
上記に鑑み、本発明は、下記の意図を達成する。
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体のダメージを、シート部材とシートバックで吸収する。
[い] 原則として、アクティブヘッドレストの採用を要さない。
[う] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収する。
[え] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収する。
請求項1の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。
請求項1は、車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに、摺動可能にそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝突時に移動する対の移動レールとで構成し、
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、この車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、前記シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項2の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項2の発明は、[お] シート(シート部材と、シートバック)の確実な移動が確保できる第一ショックアブソーバ(移動機構)を提供することにある。
請求項2は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、この第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項3の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項3の発明は、[か] シート部材の確実な沈みが確保できる昇降機構(第二ショックアブソーバ)を提供することにある。
請求項3は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記昇降機構を、前記中間レールに設けた対の第一止め具と、この対の第一止め具に、その一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、この対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、この対の第二止め具に固止された、その後端部が前記対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつその先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項4の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項4の発明は、[き] シートのシート部材等の確実な沈みと、潜り込みを確保できる傾動機構(第三ショックアブソーバ)を提供することにある。
請求項4は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記傾動機構を、前記対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、この対の第一支持板に、その一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、この対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた前記シートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項5・6の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項5・6の発明は、[く] シートのシート部材等の確実で、安定した沈みと、安定した潜り込みとを確保できる傾動機構を提供することにある。
請求項5は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、この座部用フレーム前部には差込み部を形成し、この差込み部に、前記座部用フレーム主体の先端部が挿設し、この座部用フレーム主体の先端部の可動に対して、前記差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項6は、請求項3に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項7の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項7の発明は、前記請求項5の意図を確実に達成することにある。
請求項7は、請求項5に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記差込み部の下側片が可撓する際に、この下側片を受ける突片を、前記座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項8の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項8の発明は、[け] 更なる工夫をすることで、略完全に、乗員の体全体を保護すること、また、衝突時におけるダメージの緩衝を十分に達成することにある。
請求項8は、車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに摺動可能に設けた中間レールと、この中間レールに設けた衝突時に移動する移動レールとで構成し、
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この車輌に設けたヘッドレスト装置は、この車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、この連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、この弾性体の他端に、一端を係止する前記背部用フレームに枢支した可動板と、この可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、前記ヘッドレストステーに套嵌し、この背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレームの上方に設けた箱体と、この箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、前記ヘッドレストサポートに設け、かつこのヘッドレストサポート及び前記ヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
前記ヘッドレストは、シートが後退した際に、前記弾性体の弛緩と、前記可動板の上方(時計方向)への可動と、前記スプリングの反揆を介して、前記ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前記前傾手段を介して、このヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項9の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。また、この請求項9の発明は、[こ]を請求項8の目的を達成できる前傾手段を提供する。
請求項9は、請求項8に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の発明は、車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールに、摺動可能にそれぞれ設けた対の中間レールと、対の中間レールに、それぞれ設けた衝突時に移動する対の移動レールとで構成し、
固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
また、移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、傾動機構で、車輌が前突時に、シートバックが後倒し、また、車輌が後突時に、シートバックが前倒する構成とし、
さらに、移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、シート部材及び/又はシートのシートバック側が、シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項1は、下記の特徴を有する。
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体のダメージを、シート部材とシートバックで吸収する。
[い] 原則として、アクティブヘッドレストの採用を要さない。
[う] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収できる。
[え] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、ケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、ケーシングに設けたサイレンサーと、ケーシングの二つの部屋の他方の部屋に設け、かつ他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、弁体の復帰を司る、ケーシングと弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項2は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[お] シート(シート部材と、シートバック)の確実な移動が確保できる第一ショックアブソーバ(移動機構)を提供できる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
昇降機構を、ボディに設けた対の第一止め具と、対の第一止め具に、一端をそれぞれ設けた対のショックアブソーバと、対のショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、対の第二止め具に固止し、後端側をシートバックの対のリクランニングプレートに枢支し、かつ前端側を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項3は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[か] シート部材の確実な沈みが確保できる昇降機構(第二ショックアブソーバ)を提供できる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
昇降機構を、中間レールに設けた対の第一止め具と、対の第一止め具に、一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、対の第二止め具に固止された、後端部が対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつ先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
傾動機構を、対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、対の第一支持板に、一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けたシートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項4は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[き] シートのシート部材等の確実な沈みと、潜り込みを確保できる傾動機構(第三ショックアブソーバ)を提供できる。
請求項5の発明は、請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、座部用フレーム前部には差込み部を形成し、差込み部に、座部用フレーム主体の先端部が挿設し、座部用フレーム主体の先端部の可動に対して、差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項6の発明は、請求項3に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、ケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、ケーシングに設けたサイレンサーと、ケーシングの二つの部屋の他方の部屋に設け、かつ他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、弁体の復帰を司る、ケーシングと弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項5・6は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[く] シートのシート部材等の確実で、安定した沈みと、安定した潜り込みとを確保できる傾動機構を提供できる。
請求項7の発明は、請求項5に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
差込み部の下側片が可撓する際に、下側片を受ける突片を、座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項7は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
また、前記請求項5の意図を確実に達成できる。
請求項8の発明は、車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールに摺動可能に設けた中間レールと、中間レールに設けた衝突時に移動する移動レールとで構成し、
固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
車輌に設けたヘッドレスト装置は、車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、弾性体の他端に、一端を係止する背部用フレームに枢支した可動板と、可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、ヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、ヘッドレストステーに套嵌し、背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、ヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、背部用フレームの上方に設けた箱体と、箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、ヘッドレストサポートに設け、かつヘッドレストサポート及びヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
ヘッドレストは、シートが後退した際に、弾性体の弛緩と、可動板の上方(時計方向)への可動と、スプリングの反揆を介して、ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前傾手段を介して、ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項8は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[け] 更なる工夫をすることで、略完全に、乗員の体全体を保護すること、また、衝突時におけるダメージの緩衝を十分に達成できる。
請求項9の発明は、請求項8に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項9は、下記の特徴を有する。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[こ] 請求項8の目的を達成できる前傾手段を提供できる。
シートに乗員が着座した状態の模式図 シートの要部を示した一部欠截した側面模式図 シートの要部を示した平面模式図 シートの要部を示した背面模式図 シートの要部を分解して示した斜視図 図5−1における座部用フレーム前部、又は座部用フレーム後部と、座部用フレーム枠体とを連結する一例を拡大して示した断面模式図 (a)〜(f)は、前突における衝突時の状況を、衝突前から、衝突後(リバウンド)までを、順に、かつ模式的に示した概念図 (a)〜(e)は、後突における衝突時の状況を、衝突前から、衝突後(リバウンド)までを、順に、かつ模式的に示した概念図 シートの通常時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 シートの前突時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 シートの後突時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 フロアに設けた固定レールと、中間レール、並びに移動レールとの関係を示した拡大端面図 第二ショックアブソーバ、又は第三ショックアブソーバの一例を示した拡大断面図 第二ショックアブソーバ、又は第三ショックアブソーバの対のケーシング片の係止関係を示した端面図 第一ショックアブソーバの一例の通常時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの一例の前突時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの一例の後突時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの他の例の通常時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの他の例の前突時の中間における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの他の例の前突時の最終における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの他の例の後突時の中間における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの他の例の後突時の最終における状態を示した要部断面図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの通常の状態における一例を示した側面模式図 図14−1の要部の拡大側面模式図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの前突時の状態における一例を示した側面模式図 図14−2の要部の拡大側面模式図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの後突時の状態における一例を示した側面模式図 図14−3の要部の拡大側面模式図 シートの高さ調整機構の要部の概念斜視図 シートの高さ調整機構の一部である、後部側の要部の概念斜視図 本発明の各種の機能を備えたシートの各種実施例とオプションとの関係を説明する図
図中1は車輌のボディ(フロア2)に設けたシートスライド装置で、このシートスライド装置1を、フロア2に固止した対の固定レール100、100(対は、一方で説明し、符号も一つとする)と、この対の固定レール100に摺動可能に設けた対の中間レール101と、この対の中間レール101に設けた衝突時(衝撃時)に移動する対の移動レール102とで構成する。尚、固定レール100と中間レール101は、手動、又は自動の操作用止め具
103でコントロールされ、適宜位置に固定できる(調整機構)。また、中間レール101と移動レール102との間には、ガイド手段104を設け、確実な移動と、ガタ防止とを図る。
そして、このシートスライド装置1には、衝突時にシート3(シート部材)の前後方向の移動を司る移動機構A(第一ショックアブソーバ12)と、シート3(後述する座部用フレーム主体302)を沈める昇降機構B(第ニショックアブソーバ21)、並びにシートバック30の前傾・後傾を司る傾動機構C(第三ショックアブソーバ11)と、が付設される。
以下、この移動機構A、昇降機構B、傾動機構Cを説明する。
シート3は、シート3の左右端の両隅部3aに、それぞれ設けられる座部用フレーム枠体300(移動レール102に支持される)と、この座部用フレーム枠体300間で、前側(走行方向)に設けられる座部用フレーム前部301と、乗員の尻部を保持する(着座部分となる)座部用フレーム主体302と、前記座部用フレーム枠体300間で、後側に設けられる座部用フレーム後部303と、これらを被覆する表皮304とで構成されている。尚、座部用フレーム前部301及び座部用フレーム後部303と、座部用フレーム枠体300は、それぞれ、係止手段Dを介して、ワンタッチ構造で固定、又は脱外される。この係止手段Dとしては、例えば、図5−1と、図5−2に示すように、座部用フレーム前後部301、303の幅方向の端部に、一個、又は複数個設けた受け爪500を備えた受け片5と、これに対峙する差込み空間600を設けた差込み片6とで構成し、この各受け爪500を、各差込み空間600に嵌着する構造が望ましい。そして、この座部用フレーム前後部301、303を、座部用フレーム枠体300に固止することで、この固止した座部用フレーム前後部301、303で、座部用フレーム主体302を支持する構造である。
そして、後述する、傾動機構Cを補助し、かつ移動レール102の衝突時の移動を司る、移動機構Aを説明すると、図11−1〜図13−2に示した各例が望ましい。最初に、図11−1〜図11−3に示した、移動機構Aとなる、第一ショックアブソーバ12を説明すると、この第一ショックアブソーバ12は、中間レール101の突片101aと、移動レール102に膨出したドーム102aに収容される二つの部屋を有するケーシング1200と、このケーシング1200には、拡縮する二つの部屋1201、1202を有する。そして、この二つの部屋1201、1202の一方の部屋1201に開設した空気の排出孔1203と、このケーシング1200に設けたサイレンサー1204と、このケーシング1200の二つの部屋1201、1202の他方の部屋1202に設け、かつこの他方の部屋1202の空気の出入りを調整する弁体1205と、この弁部1205aが出入りするベンチュリー部1206と、前記弁体1205の復帰を司る、ケーシング1200とこの弁体1205との間に設けたスプリング1207とで構成する。次に、図12−1〜図12−5に示した、移動機構Aとなる、他の第一ショックアブソーバ12を説明すると、この他の第一ショックアブソーバ12は、原則として、前述した第一ショックアブソーバ12と同様であるが、確実性と、安定性を図るために、部屋1201を構成する外郭体1201aに可撓性先端部1208を形成し、この可撓性先端部1208に、スプリング1207を進入(嵌入)かつ後退(脱外)可能とすることと、この可撓性先端部1208をシールするパッキン1209を設ける構造である。
そして、前記傾動機構Cは、移動レール102の略中心よりやや後方側に、それぞれ立設した第一支持板10と、この対の第一支持板10に、その一端をそれぞれ設けた第三ショックアブソーバ11と、この第三ショックアブソーバ11の他端に、それぞれ設けたシートバック30のリクライニングプレート8とで構成する。
次に、この移動機構Aの動作(動き)を説明すると、例えば、図11−1〜図11−3に示した例において、移動レール102の仮の箇所102−1を基点として説明する。最初の通常時を示す、図11−1では、この仮の箇所102−1は、基準線Xにあり、ベンチュリー部1206に弁体1205の弁部1205aがあり、部屋1201、1202は、通常状態であて、この部屋1201、1202は、突片101aと、ドーム102a間に収まるとともに、この部屋1201、1202間の空気の移動はなく、かつスプリング1207も通常の状態である。また、前突時を示す図11−2では、部屋1202が、ドーム102aの後側(図11−1において右側)で押圧され、基準線Xより、走行方向の前方(以下、省略)に移動し、この部屋1201、1202は、圧縮される。そして、ドーム102aの前側(図11−1において左側)と部屋1201との間に隙間が形成される。この状態において、ベンチュリー部1206より弁体1205の弁部1205aが突出し、これと同時に、部屋1202の空気が部屋1201に移動するとともに、この空気は、排出孔1203より、図示しないが、部屋1202に戻るか、又はケーシング1200外に排出され、かつスプリング1207が圧縮される。そして、また、後突時を示す図11−3では、部屋1202が、ドーム102aの前側で押圧され、基準線Xより、走行方向の後方(以下、省略)に移動し、この部屋1201、1202は、圧縮される。そして、ドーム102aの後側と部屋1202との間に隙間が形成される。この状態において、ベンチュリー部1206より弁体1205の弁部1205aが突出し、これと同時に、部屋1202の空気が部屋1201に移動するとともに、この空気は、排出孔1203より、図示しないが、部屋1202に戻るか、又はケーシング1200外に排出され、かつスプリング1207が圧縮される。以上の例では、部屋1201、1202間の空気の移動と、スプリング1207の伸縮で、ショックを調整(緩和)する。しかし、この例に限定されず、図示しないが、何れか、一方でも可能である。尚、図12−1〜図12−3に示した他の移動機構Aでは、図12−2と、図12−3における前突時には、スプリング1207が、可撓性先端部1208より、突条1208aを乗越えながら、順次、外郭体1201aに套嵌される(進入する)。従って、このスプリング1207の確実な動きと、部屋1201、1202の確実な圧縮とを図る。その他は、前記前突時の図11−2と、この移動機構Aの例に準ずる。また、図13−1と、図13−2における後突時には、前記後突時の図11−3と、この前突時の図12−2と、図12−3に準ずる。また、その他は前述の移動機構Aの例に準ずる。
そして、前記昇降機構Bは、中間レール101の略中心に、それぞれ立設した第一止め具20と、この対の第一止め具20に、その一端をそれぞれ設けた図10−1に示した第二ショックアブソーバ21と、この第二ショックアブソーバ21の他端に、その一端をそれぞれ設けた第ニ止め具22と、この第ニ止め具22の他端を、側面視して、座部用フレーム主体302の略中心に設ける構成する。この昇降機構Bが伸縮する際の第二ショックアブソーバ21を説明すると、この第二ショックアブソーバ21は、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片2100a、2100bで形成したケーシング2100と、このケーシング2100の二つの部屋2101、2102の一方の部屋2101に開設した空気の排出孔2103と、このケーシング2100に設けたサイレンサー2104と、このケーシング2100の二つの部屋2101、2102の他方の部屋2102に設け、かつこの他方の部屋2102の空気の出入りを調整する弁体2105と、この弁体205の弁部2105aが出入りするベンチュリー部2106と、この弁体2105の復帰を司る、このケーシング2100とこの弁体2105との間に設けたスプリング2107とで構成する。そして、このケーシング片2100aの先端部2100a1を、前記第一止め具20か、又は第ニ止め具22に枢着し、また前記ケーシング片2100bの先端部2100b1を、前記第ニ止め具22か、又は第一止め具20に枢着する構造である。
次に、この昇降機構Bの動作(動き)を、図8−1におけるシート3が通常の箇所3−1を基点として説明する。シート3が通常の箇所3−1の基準線Yにあり、ベンチュリー部2106に弁体2105の弁部2105aがあり、部屋2101、2102は、通常状態であり、この部屋2101、2102は、スライド嵌合2108の中間にあり、かつこの部屋2101、2102間の空気の移動はなく、かつスプリング2107も通常の状態である。また、前突時を示す図8−2では、この箇所3−1は、何れか一方のケーシング片2100b(又はケーシング片2100aで、以下、このケーシング片2100bとする)が移動し、部屋2102が圧縮されて基準線Yより、前方に移動し(前傾し)、この状態において、ベンチュリー部2106より弁体2105の弁部2105aが突出し、これと同時に、部屋2102の空気が部屋2101に移動するとともに、この空気は、排出孔2103より、図示しないが、部屋2102に戻るか、又はケーシング2100外に排出され、かつスプリング2107が圧縮される。そして、また、後突時を示す図8−3では、この箇所3−1は、何れか一方のケーシング片2100bが最大に移動し、部屋2102が圧縮されて基準線Yより、後方に移動し(後傾し)、この状態において、ベンチュリー部2106より弁体2105の弁部2105aが突出し、これと同時に、部屋2102の空気が部屋2101に移動するとともに、この空気は、排出孔2103より、図示しないが、部屋2102に戻るか、又はケーシング2100外に排出され、かつスプリング2107が最大に圧縮される。尚、前記スライド嵌合2108は、ケーシング2100を構成するケーシング片2100a、2100bの両先端部2100a1、2100b1に設けられており、このケーシング片2100a、2100bが相互に移動する際のガイドとして機能する。
以上の例では、衝突時の前後方向へのシート3の移動(移動機構A)により、ケーシング片2100bが移動したので、部屋2101、2102間の空気の移動と、スプリング2107の伸縮で、シート3を降下し、ショックを調整(緩和)する。しかし、この例に限定されず、図示しないが、他のショックアブソーバ、リンク機構による拡縮、又はシリンダ等でも採用できる。
また、前記傾動機構Cの動きは、原則として、前述した昇降機構Bと同じであるため、省略するが、傾動機構Cは、後突時の前後方向へのシート3の移動(移動機構A)により、第一支持板10が移動し、部屋2101、2102間の空気の移動と、スプリング2107の伸縮で、リクライニングプレート8を可動(傾動)し、シートバック30の前傾・後傾を司り、ショックを調整(緩和)する。尚、この傾動機構Cは、前記昇降機構Bと同様に、図示しないが、他のショックアブソーバ、リンク機構による拡縮、又はシリンダ等でも採用できる。
尚、前記第二ショックアブソーバ21と、第三ショックアブソーバ11とは、製造面、価格面等を考慮し、同じ構造としたが、一例であり、また、必ずしも同じ構造に限定されない。
図中25は、座部用シート主体302のリクライニング側(後端部302b)に設けた滑車で、この滑車25は、移動レール102の後側に設けた誘導シュータ26を転動する構造であり、具体的には、この滑車25は、図8−1の通常状態では、誘導シュータ26の上端であり、図8−2の前突時で、座部用シート主体302が沈んだ状態では、誘導シュータ26の下端で、また、図8−3の後突時で、座部用シート主体302が最大に沈んだ状態では、誘導シュータ26の下端より離脱し、リクライニングプレート8の下側に潜り込む状況となる。
そこで、前記移動機構A、昇降機構B、傾動機構Cの動きと、シートバック30(背部用フレーム3000)の動きを総合して説明する。例えば、図6(a)〜(f)の前突を示す図と、図7(a)〜(e)の後突を示す図、並びに、その詳細を示した図8−1〜図8−3を参考として説明すると、この図においてθは、シート3の沈み込みの目安を、また、−βはシートバック30の前傾の目安を、さらに、βはシートバック30の後傾の目安を、それぞれ示し、その数値は程度を示す。
最初に、通常の状態を示す図6(a)、図7(a)、図8−1、並びに、図11−1、図12−1において、傾動機構Cを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ12は基準線Xであり(第一ショックアブソーバ12は作用しない状態であり)、その第一支持板10は、移動レール102の基準線Zにあり、かつ、この傾動機構Cの第三ショックアブソーバ11の他端とシートバック30のリクライニングプレート8は、最下端に位置する。また、座部用シート主体302の後端部302bに設けた滑車25は誘導シュータ26の最上端に位置する。従って、シートバック30は、図示の「イ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具20は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ21は作用しない状態となっている。また、座部用フレーム主体302は、略水平状態であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aに挿入されている。
この状態(図8−1)から、前突時になると、図6(b)〜(f)、図8−2、並びに、図11−2、図12−2、図12−3において、傾動機構Cを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ12は基準線Xより前進し、(第一ショックアブソーバ12が作動して)、その第一支持板10は、基準線Zより前進し、かつ、この傾動機構Cの第三ショックアブソーバ11の他端とリクライニングプレート8は、最下端より僅かに上がった、中間の位置にある。また、座部用シート主体302の後端部302bに設けた滑車25は誘導シュータ26の下端に位置する。従って、シートバック30は、図示の「ロ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具20は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ21が圧縮された状態となる。また、座部用フレーム主体302は、後端部302bが下がった沈み込んだ状態(シート3が沈む状態)であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aの下部を下に下げる。このように、シート3の後端側が沈み込むことで、人Hの背中H1を保護するとともに、シートバック30が後方に倒れる(後傾する)ことで、人Hの背中H1を保護する(この前突時の衝撃を解消する。以下同じ)。尚、前記差込み部301aの下部の下がりは、下側に設けたと下側片301bが支持し、この下側片301bは、座部用フレーム前部301の内面上部に、上方に向かって斜設する突片301cに支持される。
前記図8−1から、後突時になると、図7(b)〜(e)、図8−3、並びに、図11−3、図13−1、図13−2において、傾動機構Cを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ12は基準線Xより後退し、(第一ショックアブソーバ12が作動して)、その第一支持板10は、基準線Zより後退し、かつ、この傾動機構Cの第三ショックアブソーバ11の他端とリクライニングプレート8は、最下端で、かつ座部用シート主体302の後端部302bと、滑車25及び誘導シュータ26が、このシートバック30に潜り込む状態となる。また、このリクライニングプレート8が下端に位置することから、シートバック30は前傾状態となり、図示の「ハ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具20は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ21が最大に圧縮された状態となる。また、座部用フレーム主体302は、後端部302bが、最も下がった沈み込んだ状態(シート3が、最も沈む状態)であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aの下部を下に下げる。このように、シート3の後端側が沈み込むことで、人Hの背中H1を保護するとともに、シートバック30が前方に倒れる(前傾する)ことで、人Hの背中H1を保護する。また、この例では、ヘッドレスト40が、人Hの沈み込みにより(この沈み込みで、ヘッドレスト40が上昇すると同じ環境となる)、その頭部H2を保護する(このシートバック30が前方への移動で、ヘッドレスト40の前傾と同じ効果・環境となる)。尚、前記差込み部301aの下部の下がりは、下側に設けたと下側片301bが支持し、この下側片301bは、座部用フレーム前部301の内面上部に、上方に向かって斜設する突片301cに支持される。
図中31は、シートベルトのバックルであり、このバックル31は座部用フレーム主体302の端部に固止されており、この座部用フレーム主体302の昇降に伴って、昇降する。
続いて、図14−1−1〜図14−3−2における他の実施例を説明すると、この他の実施例のヘッドレスト装置Eは、シートバック30の上面に設けた後述するヘッドレスト40と、この車輌のシート3の移動レール102か、その柱体102bに一端を固止し、固定レール100等に設けた対の滑車43、43(43とする)、及び、背部用フレーム3000に設けた張装滑車43a(後述する連結手段41用の緊張保持と、又はガイド用)を介して、シートバック30(背部用フレーム3000)に添って上がり、この背部用フレーム3000の中間に到る連結手段41と、この連結手段41の他端に一端を設けた張装した弾性体(スプリング42)と、このスプリング42の他端に、一端を係止する前記背部用フレーム3000に枢支した可動板44と、この可動板44の一端に枢支された、下方に折曲げ部45aを備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステー45と、このヘッドレストステー45に設けたヘッドレスト40と、このヘッドレストステー45に套嵌し、この背部用フレーム3000に設けたヘッドレストブラケット47と、このヘッドレストブラケット47に間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレーム3000の上方に設けた箱体48と、この箱体48内に設け、かつヘッドレストサポート49の上昇を司るスプリング53と、前記ヘッドレストサポート49に設け、かつこのヘッドレストサポート49及び前記ヘッドレストステー45の前傾を司る前傾手段50とでなるヘッドレスト上昇兼前傾構造である。尚、前記連結手段41の一端には、係止具41aが設けられており、この係止具41aは、移動レール102に移動可能に設けられている。従って、ドライビングポジションの調整や、通常の運転による揺動に、中間レール101と移動レール102が移動しても、この連結手段41の動きには支障がない。一方、衝突時において、係止具41aは、移動レール102より離脱し、前記滑車43間でストップ(係止)される(図14−3−1参照)。
この他の実施例は、後突時の衝撃を解消することと、ヘッドレスト40の上昇と、前傾を図る構造であり、例えば、後突時において、基準線Qより後退したときに機能する。即ち、移動レール102が後退することで、係止具41aが離間し、連結手段41とスプリング42とが弛緩することで、可動板44が時計方向に可動し、ヘッドレストステー45が上昇するとともに、このヘッドレストステー45の折曲げ部45aと、ヘッドレストサポート49に付設した前傾手段50を介して、図14−1−1から図14−2−1に移行し、かつヘッドレスト40が上昇(N0からN1)し、かつ係止具41aが離間し、滑車43間で停止するとともに、このヘッドレスト40が前傾(D0からD1)する構造である。この一連の動作を介して、後突時の衝撃を解消する。
そして、この例における前傾手段50は、ヘッドレストサポート49に套嵌して設けられたキャップ51と、このキャップ51の外周面で、その下方に設けた突起52とで構成し、この突起52を支点として、このキャップ51の上昇時に、同時に前傾することを補助する構造で、前記の上昇と前傾が同時に達成され、前記の一連の動作で、後突時の衝撃を解消する。
また、キャップ51の上昇時に、このキャップ51とヘッドレストブラケット47との間にスプリング53を設け、このスプリング53の反発力で、上昇したキャップ51を復帰させる構造とし、再利用と、最初の状態を確保する。また、可動板44が復帰した場合の位置決定として、背部用フレーム3000にストッパー55を設ける。尚、ヘッドレスト40の復帰は、移動レール102の復帰と、連結手段41の戻り方向への引張と、スプリング42の緊張、並びに可動板44等の戻りで達成できる。また、ヘッドレスト40は、ヘッドレストステー45・ヘッドレストサポート49、及びキャップ51の戻りと、スプリング53の反発力とを介して、最初の状態となる。
そして、このヘッドレスト装置Eの実施例は、移動レール102の衝突時の移動を利用して、ヘッドレスト装置Eを動作させる構造であり、前述したシートスライド装置1を利用し、かつ後突時の衝撃を解消するものであり、共通の課題を解決する。
また、シート3の高さ調整機構(上下調整)は、図15−1と図15−2にその一例が示されており、ハンドル60の操作で、リンクロッド61が作動し、中間レール101に枢着した後部側アーム62が可動して、シート3の後部が上下動する構造である。また、前記ハンドル60の操作で、リンクロッド(図示せず)を介して、中間レール101に枢着した前部側アーム63が可動し、シート3の前部が上下動する構造である。尚、前記シート3の上下動は、その前後部が同時の構造と、個別の構造とかが実施できる。
図16は、前述した、本発明の各種の機能を備えたシート3、ヘッドレスト40に関するそれぞれの組合せの一例を示したものであり、縦欄に、各機能を示し、横欄に、それぞれの実施例と、NO1〜NO4としての組合せが可能となる。この図において、○で示した構造が備わっており、×で示した構造が備わってないことを示している。尚、前述した、シート上下調整は、運転席のみの場合が一般的であるが、全てのシート3にセットすることも可能である。
1 シートスライド装置
100 固定レール
101 中間レール
101a 突片
102 移動レール
102a ドーム
102b 柱体
102−1 箇所
103 止め具
104 ガイド手段
2 フロア
3 シート
3a 隅部
3−1 箇所
300 座部用フレーム枠体
301 座部用フレーム前部
301a 差込み部
301b 下側片
301c 突片
302 座部用フレーム主体
302a 先端部
302b 後端部
303 座部用フレーム後部
304 表皮
5 受け片
500 受け爪
6 差込み片
600 差込み空間
8 リクライニングプレート
10 第一支持板
11 第三ショックアブソーバ
12 第一ショックアブソーバ
1200 ケーシング
1201 部屋
1201a 外郭体
1202 部屋
1203 排出孔
1204 サイレンサー
1205 弁体
1205a 弁部
1206 ベンチュリー部
1207 スプリング
1208 可撓性先端部
1208a 突条
1209 パッキン
20 第一止め具
21 第二ショックアブソーバ
2100 ケーシング
2100a ケーシング片
2100a1 先端部
2100b ケーシング片
2100b1 先端部
2101 部屋
2102 部屋
2103 排出孔
2104 サイレンサー
2105 弁体
2105a 弁部
2106 ベンチュリー部
2107 スプリング
2108 スライド嵌合
22 第二止め具
25 滑車
26 誘導シュータ
30 シートバック
3000 背部用フレーム
31 バックル
40 ヘッドレスト
41 連結手段
41a 係止具
42 スプリング
43 滑車
43a 張装滑車
44 可動板
45 ヘッドレストステー
45a 折曲げ部
47 ヘッドレストブラケット
48 箱体
49 ヘッドレストサポート
50 前傾手段
51 キャップ
52 突起
53 スプリング
55 ストッパー
60 ハンドル
61 リンクロッド
62 後部側アーム
63 前部側アーム
A 移動機構
B 昇降機構
C 傾動機構
D 係止手段
E ヘッドレスト装置
H 人
H1 背中
H2 頭部
Q 基準線
X 基準線
Y 基準線
Z 基準線

Claims (9)

  1. 車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに、摺動可能にそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝突時に移動する対の移動レールとで構成し、
    この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
    この移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、この車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
    また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
    さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、前記シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  2. 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、この第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  3. 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記昇降機構を、前記中間レールに設けた対の第一止め具と、この対の第一止め具に、その一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、この対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、この対の第二止め具に固止された、その後端部が前記対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつその先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  4. 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記傾動機構を、前記対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、この対の第一支持板に、その一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、この対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた前記シートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  5. 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、この座部用フレーム前部には差込み部を形成し、この差込み部に、前記座部用フレーム主体の先端部が挿設し、この座部用フレーム主体の先端部の傾動に対して、前記差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  6. 請求項3に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  7. 請求項5に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記差込み部の下側片が可撓する際に、この下側片を受ける突片を、前記座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  8. 車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに摺動可能に設けた中間レールと、この中間レールに設けた衝突時に移動する移動レールとで構成し、
    この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
    この車輌に設けたヘッドレスト装置は、この車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、この連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、この弾性体の他端に、一端を係止する前記背部用フレームに枢支した可動板と、この可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、前記ヘッドレストステーに套嵌し、この背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレームの上方に設けた箱体と、この箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、前記ヘッドレストサポートに設け、かつこのヘッドレストサポート及び前記ヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
    前記ヘッドレストは、シートが後退した際に、前記弾性体の弛緩と、前記可動板の上方(時計方向)への可動と、前記スプリングの反揆を介して、前記ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前記前傾手段を介して、このヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
  9. 請求項8に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
    前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
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