JP2011201511A - 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 - Google Patents
車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011201511A JP2011201511A JP2010073305A JP2010073305A JP2011201511A JP 2011201511 A JP2011201511 A JP 2011201511A JP 2010073305 A JP2010073305 A JP 2010073305A JP 2010073305 A JP2010073305 A JP 2010073305A JP 2011201511 A JP2011201511 A JP 2011201511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- collision
- pair
- headrest
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 title claims abstract description 90
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 78
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 claims description 41
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 21
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 21
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 10
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 abstract description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003116 impacting effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明における車輌のシートスライド装置は、固定レールと、中間レールと、移動レールで構成し、この移動レールが、前突時と後突時(衝撃時)に、中間レールをガイドとして移動し、この移動レールの前進後退で、シートバックが前倒又は後倒するとともに、シートの着座部が沈み込むことで、衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
【選択図】 図2
Description
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体のダメージを、シート部材とシートバックで吸収する。
[い] 原則として、アクティブヘッドレストの採用を要さない。
[う] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収する。
[え] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収する。
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、この車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、前記シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、この第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記昇降機構を、前記中間レールに設けた対の第一止め具と、この対の第一止め具に、その一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、この対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、この対の第二止め具に固止された、その後端部が前記対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつその先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記傾動機構を、前記対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、この対の第一支持板に、その一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、この対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた前記シートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、この座部用フレーム前部には差込み部を形成し、この差込み部に、前記座部用フレーム主体の先端部が挿設し、この座部用フレーム主体の先端部の可動に対して、前記差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記差込み部の下側片が可撓する際に、この下側片を受ける突片を、前記座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この車輌に設けたヘッドレスト装置は、この車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、この連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、この弾性体の他端に、一端を係止する前記背部用フレームに枢支した可動板と、この可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、前記ヘッドレストステーに套嵌し、この背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレームの上方に設けた箱体と、この箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、前記ヘッドレストサポートに設け、かつこのヘッドレストサポート及び前記ヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
前記ヘッドレストは、シートが後退した際に、前記弾性体の弛緩と、前記可動板の上方(時計方向)への可動と、前記スプリングの反揆を介して、前記ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前記前傾手段を介して、このヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
また、移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、傾動機構で、車輌が前突時に、シートバックが後倒し、また、車輌が後突時に、シートバックが前倒する構成とし、
さらに、移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、シート部材及び/又はシートのシートバック側が、シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体のダメージを、シート部材とシートバックで吸収する。
[い] 原則として、アクティブヘッドレストの採用を要さない。
[う] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収できる。
[え] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収できる。
移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、ケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、ケーシングに設けたサイレンサーと、ケーシングの二つの部屋の他方の部屋に設け、かつ他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、弁体の復帰を司る、ケーシングと弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[お] シート(シート部材と、シートバック)の確実な移動が確保できる第一ショックアブソーバ(移動機構)を提供できる。
昇降機構を、ボディに設けた対の第一止め具と、対の第一止め具に、一端をそれぞれ設けた対のショックアブソーバと、対のショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、対の第二止め具に固止し、後端側をシートバックの対のリクランニングプレートに枢支し、かつ前端側を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[か] シート部材の確実な沈みが確保できる昇降機構(第二ショックアブソーバ)を提供できる。
昇降機構を、中間レールに設けた対の第一止め具と、対の第一止め具に、一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、対の第二止め具に固止された、後端部が対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつ先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
傾動機構を、対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、対の第一支持板に、一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けたシートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[き] シートのシート部材等の確実な沈みと、潜り込みを確保できる傾動機構(第三ショックアブソーバ)を提供できる。
シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、座部用フレーム前部には差込み部を形成し、差込み部に、座部用フレーム主体の先端部が挿設し、座部用フレーム主体の先端部の可動に対して、差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、ケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、ケーシングに設けたサイレンサーと、ケーシングの二つの部屋の他方の部屋に設け、かつ他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、弁体の復帰を司る、ケーシングと弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[く] シートのシート部材等の確実で、安定した沈みと、安定した潜り込みとを確保できる傾動機構を提供できる。
差込み部の下側片が可撓する際に、下側片を受ける突片を、座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
また、前記請求項5の意図を確実に達成できる。
固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
車輌に設けたヘッドレスト装置は、車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、弾性体の他端に、一端を係止する背部用フレームに枢支した可動板と、可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、ヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、ヘッドレストステーに套嵌し、背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、ヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、背部用フレームの上方に設けた箱体と、箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、ヘッドレストサポートに設け、かつヘッドレストサポート及びヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
ヘッドレストは、シートが後退した際に、弾性体の弛緩と、可動板の上方(時計方向)への可動と、スプリングの反揆を介して、ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前傾手段を介して、ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[け] 更なる工夫をすることで、略完全に、乗員の体全体を保護すること、また、衝突時におけるダメージの緩衝を十分に達成できる。
前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置である。
請求項1の[あ]〜[え]を達成できる。
[こ] 請求項8の目的を達成できる前傾手段を提供できる。
103でコントロールされ、適宜位置に固定できる(調整機構)。また、中間レール101と移動レール102との間には、ガイド手段104を設け、確実な移動と、ガタ防止とを図る。
100 固定レール
101 中間レール
101a 突片
102 移動レール
102a ドーム
102b 柱体
102−1 箇所
103 止め具
104 ガイド手段
2 フロア
3 シート
3a 隅部
3−1 箇所
300 座部用フレーム枠体
301 座部用フレーム前部
301a 差込み部
301b 下側片
301c 突片
302 座部用フレーム主体
302a 先端部
302b 後端部
303 座部用フレーム後部
304 表皮
5 受け片
500 受け爪
6 差込み片
600 差込み空間
8 リクライニングプレート
10 第一支持板
11 第三ショックアブソーバ
12 第一ショックアブソーバ
1200 ケーシング
1201 部屋
1201a 外郭体
1202 部屋
1203 排出孔
1204 サイレンサー
1205 弁体
1205a 弁部
1206 ベンチュリー部
1207 スプリング
1208 可撓性先端部
1208a 突条
1209 パッキン
20 第一止め具
21 第二ショックアブソーバ
2100 ケーシング
2100a ケーシング片
2100a1 先端部
2100b ケーシング片
2100b1 先端部
2101 部屋
2102 部屋
2103 排出孔
2104 サイレンサー
2105 弁体
2105a 弁部
2106 ベンチュリー部
2107 スプリング
2108 スライド嵌合
22 第二止め具
25 滑車
26 誘導シュータ
30 シートバック
3000 背部用フレーム
31 バックル
40 ヘッドレスト
41 連結手段
41a 係止具
42 スプリング
43 滑車
43a 張装滑車
44 可動板
45 ヘッドレストステー
45a 折曲げ部
47 ヘッドレストブラケット
48 箱体
49 ヘッドレストサポート
50 前傾手段
51 キャップ
52 突起
53 スプリング
55 ストッパー
60 ハンドル
61 リンクロッド
62 後部側アーム
63 前部側アーム
A 移動機構
B 昇降機構
C 傾動機構
D 係止手段
E ヘッドレスト装置
H 人
H1 背中
H2 頭部
Q 基準線
X 基準線
Y 基準線
Z 基準線
Claims (9)
- 車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに、摺動可能にそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝突時に移動する対の移動レールとで構成し、
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、この車輌のシートを構成するシート部材のシートバック側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレートとの間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、前記シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記移動機構には、第一ショックアブソーバを配備し、この第一ショックアブソーバは、二つの部屋を有するケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記昇降機構を、前記中間レールに設けた対の第一止め具と、この対の第一止め具に、その一端をそれぞれ設けた対の第二ショックアブソーバと、この対の第二ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた対の第二止め具と、この対の第二止め具に固止された、その後端部が前記対の中間レールに設けた誘導シュータに連携され、かつその先端部を座部用フレーム前部に挿設した座部用フレーム主体とで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記傾動機構を、前記対の移動レールに、それぞれ設けた対の第一支持板と、この対の第一支持板に、その一端をそれぞれ設けた対の第三ショックアブソーバと、この対の第三ショックアブソーバの他端に、それぞれ設けた前記シートバックの対のリクランニングプレートとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項1に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記シートのフレームを、前側に設けた座部用フレーム前部と、後側に設けた座部用フレーム主体とで構成し、この座部用フレーム前部には差込み部を形成し、この差込み部に、前記座部用フレーム主体の先端部が挿設し、この座部用フレーム主体の先端部の傾動に対して、前記差込み部の下側片が可撓する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項3に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記第二ショックアブソーバは、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片で形成したケーシングと、このケーシングの二つの部屋の一方の部屋に開設した空気の排出孔と、このケーシングに設けたサイレンサーと、このケーシングの前記二つの部屋の他方の部屋に設け、かつこの他方の部屋の空気の出入りを調整する弁体と、この弁体の復帰を司る、前記ケーシングとこの弁体との間に設けたスプリングとで構成した、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項5に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記差込み部の下側片が可撓する際に、この下側片を受ける突片を、前記座部用フレーム前部の内面上部に上方に向かって斜設する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 車輌のシートスライド装置を、ホデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールに摺動可能に設けた中間レールと、この中間レールに設けた衝突時に移動する移動レールとで構成し、
この固定レールと中間レールとを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールと移動レールとを、衝突時に、自在に移動する移動機構を設け、
この車輌に設けたヘッドレスト装置は、この車輌の移動レールに一端を固止し、シートバックの背部用フレームの中間に到る連結手段と、この連結手段の他端に一端を設けた弾性体と、この弾性体の他端に、一端を係止する前記背部用フレームに枢支した可動板と、この可動板の一端に枢支された、下方に折曲げ部を備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストと、前記ヘッドレストステーに套嵌し、この背部用フレームに設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレームの上方に設けた箱体と、この箱体内に設け、かつヘッドレストサポートの上昇を司るスプリングと、前記ヘッドレストサポートに設け、かつこのヘッドレストサポート及び前記ヘッドレストステーの前傾を司る前傾手段とでなるヘッドレスト上昇、兼前傾構造を採用し、
前記ヘッドレストは、シートが後退した際に、前記弾性体の弛緩と、前記可動板の上方(時計方向)への可動と、前記スプリングの反揆を介して、前記ヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に上昇し、かつ前記前傾手段を介して、このヘッドレストステーと、ヘッドレストブラケット、並びにヘッドレストが、同時に前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。 - 請求項8に記載の車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置において、
前記前傾手段は、ヘッドレストサポートに套嵌して設けられたキャップと、このキャップの外周面で、その下方に設けた突起とで構成し、この突起を支点として、このキャップが前傾する構成とした、車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010073305A JP5527809B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010073305A JP5527809B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011201511A true JP2011201511A (ja) | 2011-10-13 |
JP5527809B2 JP5527809B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=44878648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010073305A Active JP5527809B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5527809B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103522924A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-01-22 | 清华大学苏州汽车研究院(相城) | 一种防挥鞭伤的智能型滑动座椅 |
CN104723915A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-06-24 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 汽车座椅结构 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59186157U (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-11 | 三菱自動車工業株式会社 | 追突時の衝撃吸収シ−ト |
JPH0493220U (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-13 | ||
JPH0495527U (ja) * | 1991-01-14 | 1992-08-19 | ||
JP2005088614A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Toyota Motor Corp | 車両用シート構造 |
JP2005225334A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2007186131A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | T S Tec Kk | 車両用シート |
-
2010
- 2010-03-26 JP JP2010073305A patent/JP5527809B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59186157U (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-11 | 三菱自動車工業株式会社 | 追突時の衝撃吸収シ−ト |
JPH0493220U (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-13 | ||
JPH0495527U (ja) * | 1991-01-14 | 1992-08-19 | ||
JP2005088614A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Toyota Motor Corp | 車両用シート構造 |
JP2005225334A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2007186131A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | T S Tec Kk | 車両用シート |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103522924A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-01-22 | 清华大学苏州汽车研究院(相城) | 一种防挥鞭伤的智能型滑动座椅 |
CN104723915A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-06-24 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 汽车座椅结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5527809B2 (ja) | 2014-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9381840B2 (en) | Seat | |
USRE40527E1 (en) | Translatable head restraint for automotive seat backrest | |
US7322652B1 (en) | Vehicle seat with independent adjustable height bolster | |
US8708411B2 (en) | Vehicle seat | |
US20110057487A1 (en) | Seat structure of vehicle | |
JP5448622B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5527809B2 (ja) | 車輌の衝突時の緩衝を図るシート装置 | |
KR100461147B1 (ko) | 목 상해 방지용 자동차 시트 | |
JP5035953B2 (ja) | アクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置 | |
JP5557580B2 (ja) | 車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置と、車輌のシート装置と、車輌のシートリクライニング装置 | |
KR101072228B1 (ko) | 자동차용 시트의 헤드레스트 높이 자동변경 장치 | |
JP5121224B2 (ja) | アクティブヘッドレスト用のヘッドレストの昇降装置 | |
JP2010208589A (ja) | 車両用シート | |
EP1612093B1 (en) | Vehicle seat arrangement | |
JP4948065B2 (ja) | アクティブヘッドレスト用のヘッドレスト装置 | |
JP3721086B2 (ja) | 自動車用シート | |
EP1612090B1 (en) | Vehicle seat arrangement | |
JP5920252B2 (ja) | 車両の上部車体構造 | |
KR100534945B1 (ko) | 목 상해 방지용 자동차 시트의 처짐 방지 구조 | |
US20220340055A1 (en) | Vehicle seat | |
JP5248805B2 (ja) | 座席 | |
JP5648599B2 (ja) | 車両のシート構造 | |
JP5078587B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5527798B2 (ja) | シート装置 | |
KR19990041853A (ko) | 자동차용 시트의 헤드레스트 구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140304 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140312 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5527809 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |