JP2011199995A - 回転電機 - Google Patents

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JP2011199995A JP2010062992A JP2010062992A JP2011199995A JP 2011199995 A JP2011199995 A JP 2011199995A JP 2010062992 A JP2010062992 A JP 2010062992A JP 2010062992 A JP2010062992 A JP 2010062992A JP 2011199995 A JP2011199995 A JP 2011199995A
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Kensuke Nakazono
賢輔 中園
Tadahiro Miyamoto
恭祐 宮本
Motomichi Oto
基道 大戸
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Abstract

【課題】ロータ内の磁路を一部に集中させることでロータ内の空間を有効に活用し、またそれによりシャフト径を大きく、中空径を大きくすることで、(1)定出力特性、(2)加減速性能、(3)高剛性の要求性能を満足する回転電機を提供する
【解決手段】本発明におけるリラクタンスモータは、ステータ1にはコイル5が巻装されており、このコイル5に電流を流すことで回転磁界を発生させる。ロータコア2は、モータ磁極数の2倍の個数の方向性電磁鋼板でできたセグメントブロックを用い、これを半分ずつ、交互に前記方向性電磁鋼板の方向性が直交するように配置させ固定させる。つまり、ロータの径方向に方向性が向くロータコアパーツ(a)2a、これと直交するように方向性が向くロータコアパーツ(b)2bの組合せにより構成される。この構成により、d軸方向インダクタンスと、q軸方向インダクタンスとにLd>Lqの関係が生じ、その突極比(Ld/Lq)を大きくすることができることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機、特に、リラクタンスモータに関する。
シンクロナスリラクタンスモータは、一般的にはステータにコイルが巻装され、ロータコアにはフラックスバリアが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
コイルに電流を流すことによりロータコアに磁界が生じるが、ロータのフラックスバリアにより磁束の通りやすい方向(d軸方向)と通りにくい方向(q軸方向)があるため、d軸とq軸とのインダクタンス差(突極比:Ld/Lq)によりトルクが発生し、発生したトルクでロータが回転する。
特開平11−341761号公報
例えば、リラクタンスモータの用途として工作機主軸用モータがある。本モータの要求品質は、(1)定出力特性、(2)加減速性能、(3)高剛性である。
先ず、(1)定出力特性を大きくするためには、前記突極比(Ld/Lq)を大きくする設計を行う必要があり、このためには、前記従来技術のリラクタンスモータでは、(A)ロータ外径を大きく設計をするか、(B)逆にロータの内径を小さく設計することで、電機子の反作用磁束を通しやすくし、突極比(Ld/Lq)を大きくする必要があった。
(A)ロータ外径を大きく設計する方法では、ロータイナーシャが大きくなり、工作機主軸用モータの(2)加減速性能を低下させることになり、イナーシャは、外径の増大率の4乗で大きくなるため、少しの増大も加減速性能の低下となるものであった。
(B)ロータ内径を小さく設計する方法では、軸受サイズが小さくなりすぎることで、軸受剛性の低下につながる。主軸モータの場合、速度ループゲインを決める機械剛性は、この軸受剛性が寄与することが大きい。軸受サイズが小さくなれば、当然剛性は低下し、またロータのシャフト3自身も細くなるので、このシャフト剛性も低下することになる。
従来のリラクタンスモータではロータコアの材料として無方向性電磁鋼板が用いられ、フラックスバリアとして空気層を導入することにより突極比を得ている。大トルクを得る為には突極比を大きくする必要があり、突極比を増すためには空気層を増やす必要があるためロータ全体に磁路が分割、分散されることとなる。その結果、磁路となる部分には当然磁性材料を用いなければならないので、シャフト径を大きく、もしくは中空径を大きくしたい場合、モータ直径を上げて磁路を外周付近にとる必要がありモータイナーシャが大きくなってしまう。
一方、磁路となる部分を内径側に求めた場合、シャフト径は小さくなり、また中空径も小さくなってしまう問題があった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、ロータ内の磁路を一部に集中させることでロータ内の空間を有効に活用し、またそれによりシャフト径を大きく、中空径を大きくすることで、(1)定出力特性、(2)加減速性能、(3)高剛性の要求性能を満足する回転電機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1記載のリラクタンスモータは、ロータコアに、モータ磁極数の2倍の個数の方向性電磁鋼板でできたセグメントブロックを用い、これを半分ずつ、交互に前記方向性電磁鋼板の方向性が直交するように配置させ固定させることで、突極性を得るものである。
請求項1記載の発明によれば、磁路をロータ外周付近に集中させることができるため、シャフト径を大きく、もしくは中空径を大きくすることで、(1)定出力特性、(2)加減速性能、(3)高剛性の要求性能を満足させることが可能となる。
本発明の第1実施例の断面図 本発明の第1実施例のロータ部拡大断面図 ロータコアパーツ(a)の製作例 ロータコアパーツ(b)の製作例
以下、本発明の第1実施例について説明する。
図1は本発明に係わる回転電機の構造を示す断面図である。図1に示した回転電機としてのリラクタンスモータにおいて、ステータ1には巻線としてのコイル5が巻装されており、このコイル5に電流を流すことで回転磁界を発生させる。本発明のロータを構成するロータコア2は、モータ磁極数の2倍の個数の方向性電磁鋼板6を積層して形成されたセグメントブロック(分割ロータコア)を用い、これを半分ずつ、交互に方向性電磁鋼板6の図1中の点線で示す方向性が直交するように配置させシャフト3の周囲に固定させる。つまり、ロータの径方向に方向性が向く第1の分割ロータコアとしてのロータコアパーツ(a)2a、これと直交するように方向性が向く第2の分割ロータコアとしてのロータコアパーツ(b)2bの組合せにより構成される。ロータコアパーツ(a),ロータコアパーツ(b)は図3、図4のように方向性電磁鋼板6を型抜きし得られたロータコアパーツ(a)用板6a、ロータコアパーツ(b)用板6bを積層することにより得られる。これにより、同一グループに属する分割ロータコアにおいては、方向性電磁鋼板6の容易磁化方向が同一方向に配置される。
ロータコアパーツ(a)2aからロータ2内に進入した磁束は図2で示されるようにロータコアパーツ(b)2bからロータコアパーツ(a)2aへと方向性電磁鋼板6の容易磁化方向を通りステータ1に戻る為、磁気抵抗が小さくなる。逆にロータコアパーツ(b)2bよりロータコア2内に進入した磁束は容易磁化方向に対して垂直方向に進む必要があるため磁気抵抗が大きくなるためd軸方向インダクタンスと、q軸方向インダクタンスとにLd>Lqの関係が生じ、その突極比(Ld/Lq)を大きくすることができる。
以上のロータコア2内の磁気抵抗の大小によりリラクタンストルクが得られる。方向性電磁鋼板6を用いることにより、磁路をロータ外周付近に集中することができるためシャフト径を大きく、または中空径を大きくすることが可能である。
上述したように、本発明の回転電機は、方向性電磁鋼板6を積層してシャフト3の周囲に固定されシャフト3とともに回転する円筒状のロータと、巻線としてのコイル5が巻装されロータ2を回転させる回転磁界を発生するステータ1とを備え、ロータは、周方向に分割した形状の異なる複数のグループに属する分割ロータコア2a、2bを含んでおり、
分割ロータコア2a、2bは、同一グループに属する分割ロータコアにおいては、同一方向に容易磁化方向が配置されており、複数のグループに属する分割ロータコア2a、2bをシャフト3の周囲に周方向に組み合わせることにより、磁気的に突極性を生じさせている。
このように、図1のように方向性電磁鋼板6の図中点線で示される容易磁化方向をロータ内で磁束の通りやすい方向(d軸方向)と通りにくい方向(q軸方向)が生じるよう配置することで、d軸とq軸とのインダクタンス差(突極比(Ld/Lq))によりリラクタンストルクを生じさせることが可能となる。
また、本発明の回転電機においては、ロータを構成するロータコア2が、ロータ2の接線方向と直交する方向に容易磁化方向が配置された第1の分割ロータコア2aと、接線方向に容易磁化方向が配置された第2の分割ロータコア2bと、を含んでいる。なお、上記の接線は、第1の分割ロータコア2aまたは第2の分割ロータコア2bの線対称軸上における接線である。
また、本発明の回転電機においては、第1の分割ロータコア2aと第2の分割ロータコア2bとが、周方向に交互に配置されている。
さらに、本発明の回転電機においては、ロータをシャフト3の軸方向から平面視して、第1の分割ロータコア2aの面積が、第2の分割ロータコア2bの面積よりも大きく設定されている。これにより、第1の分割ロータコア2aに磁束が通りやすくなっている。なお、第1の分割ロータコア2aの断面形状は、扇形に近い形状であり、第2の分割ロータコア2bの断面形状は、台形に近い形状である。
以上、本発明の実施形態について説明した。ただし、いわゆる当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態から適宜変更が可能であり、また、上記実施形態と変更例による手法を適宜組み合わせて利用することも可能である。すなわち、このような変更等が施された技術であっても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない
1 ステータ
2 ロータコア
2a ロータコアパーツ(a)
2b ロータコアパーツ(b)
3 シャフト
5 コイル
6 方向性電磁鋼板
6a ロータコアパーツ(a)用板
6b ロータコアパーツ(a)用板

Claims (5)

  1. 積層電磁鋼板から成るロータと、巻線を備えたステータとを有する回転電機であって、前記ロータに、モータ磁極数の2倍の個数の方向性電磁鋼板でできたセグメントブロックを用い、これを半分ずつ、交互に前記方向性電磁鋼板の方向性が直交するように配置させ固定させることで方向性電磁鋼板の容易磁化方向の配置により突極性を生じトルクを得ることを特徴とする回転電機。
  2. 方向性電磁鋼板を積層してシャフトの周囲に固定され当該シャフトとともに回転する円筒状のロータと、巻線が巻装され前記ロータを回転させる回転磁界を発生するステータとを備え、
    前記ロータは、周方向に分割した形状の異なる複数のグループに属する分割ロータコアを含んでおり、
    前記分割ロータコアは、同一グループに属する分割ロータコアにおいては、同一方向に容易磁化方向が配置されており、
    前記複数のグループに属する分割ロータコアを前記シャフトの周囲に周方向に組み合わせることにより、磁気的に突極性を生じさせた
    ことを特徴とする回転電機。
  3. 前記ロータが、当該ロータの接線方向と直交する方向に容易磁化方向が配置された第1の分割ロータコアと、前記接線方向に容易磁化方向が配置された第2の分割ロータコアと、を含むことを特徴とする請求項2記載の回転電機。
  4. 前記第1の分割ロータコアと前記第2の分割ロータコアとが、周方向に交互に配置された
    ことを特徴とする請求項3記載の回転電機。
  5. 前記ロータを前記シャフトの軸方向から平面視して、前記第1の分割ロータコアの面積が、前記第2の分割ロータコアの面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項4記載の回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10367398B2 (en) 2014-04-02 2019-07-30 Ihi Corporation Double-stator switched reluctance rotating machine
US10637305B2 (en) 2014-10-17 2020-04-28 Ihi Corporation Double stator-type rotary machine

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303357A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Okuma Mach Works Ltd 同期電動機

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