JP2011199962A - 送電線代替保護システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 下位の負荷供給線の保護リレーが使用不可の状態になると、上位の変圧器保護リレー(51P)がバックアップとして機能するが、かかる状態において該当する負荷供給線に事故が発生すると、上位の変圧器がトリップすることになり、他の健全負荷供給線にも停電が及んでしまうという問題があった。
【解決手段】 下位の負荷供給線の保護リレーと改良した上位の変圧器保護リレーとに本発明にかかるトリップ装置を接続し、下位の負荷供給線の保護リレーが使用不可となった状態で、上位の変圧器保護リレーが事故を検知した場合に、上位の変圧器保護リレーからの信号で下位の負荷供給線をトリップさせた後、なお事故が継続している場合にのみ、上位の変圧器をトリップさせる。
【選択図】 図4

Description

上位に位置する変圧器保護リレー(51P)のバックアップ機能を活用して、保護リレーが使用不可の状態にある下位の負荷供給線をトリップさせることができる送電線代替保護システムの技術に関する。
従来における低位系の負荷供給変電所では、負荷供給線のリレーが1系列であることや、母線が単母線構成であることから、臨時保護用の母線連絡線リレーがなく、バックアップによる保護が受けられないというケースが一般的であった。
そのため、保護継電装置不良時のバックアップ保護継電装置に関する技術が提案されている。(例えば特許文献1を参照)。
また、本願出願人により、可搬式簡易トリップ装置に関する技術が提案されている。(特許文献2を参照)。
特開2000−166085号公報 特願2009−240899号
従来における低位系の負荷供給変電所では、負荷供給線リレーの作業時に短時間ロックを行う場合やリレーの障害時には、該当する負荷供給線が無保護となってしまうため、事故が発生すると上位の変圧器保護リレー(51P)がバックアップ保護として機能して、上位の変圧器等をトリップさせることになる。そのため、他の健全負荷供給線も停電となり、広範囲の供給支障が発生するという問題があった。
図9には、低位系の負荷供給変電所等の現状を示す。負荷供給線であるA線の保護リレー(Ry)において、作業時の短時間ロックやリレー障害が発生した場合、A線保護リレーはロックされて動作しなくなる。
この状態でA線に事故が発生すると、変圧器保護リレー(51P)が変圧器(Tr)1次側のCBを遮断して変圧器をトリップさせる。これにより健全負荷供給線であるB線やC線にも停電が及んでしまうことになる。
また、上記の特許文献1の発明では、バックアップ用保護継電装置を用いることにより、かかる問題の解決を提案するが、バックアップ用保護継電装置はディジタル型であるため高価であり、実用的ではないという問題がある。
そこで、本発明では、リレー不良および短時間ロックを行う送電線保護リレーが設置された負荷供給線に、バックアップリレーとして機能する変圧器保護リレー(51P)を活用した安価なトリップ装置を設置することで、送電線の事故に対し、該当する負荷供給線と母線等を段階的にトリップさせることができる送電線代替保護システムを提供することを目的とする。
本発明の送電線代替保護システムは、上位の送電線における事故を検知した場合に、上位の送電線をトリップすることで上位の送電線を保護する上位保護リレーと、下位の送電線における事故を検知した場合に、下位の送電線をトリップすることで下位の送電線を保護する下位保護リレーと、前記上位保護リレーと連携して、トリップする上位又は下位の送電線を切り替えるトリップ装置と、を具備して、前記下位保護リレーの故障に際し、上位と下位の送電線の保護を行う送電線代替保護システムであって、前記上位保護リレーは、事故を検知している間、送電線をトリップさせるトリップ信号を生成するトリップ信号生成回路と、前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を前記トリップ装置に送信する第1の回路と、前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を上位の送電線に送信してトリップする第2の回路と、前記トリップ信号生成回路との接続を、前記第1の回路から前記第2の回路に切り替える回路切り替え手段と、を備え、前記トリップ装置には、前記上位保護リレーの第1の回路から受信したトリップ信号を、下位の送電線に送信してトリップするトリップ回路と、該トリップ回路により下位の送電線にトリップ信号を送信した後、一定時間の経過後に、前記上位保護リレーの回路切り替え手段を実行させる切り替え指令を生成して、前記上位保護リレーに送信する切り替え指令送信回路と、を備え、前記上位保護リレーが備えるトリップ信号生成回路は、前記トリップ装置のトリップ回路から下位の送電線に前記トリップ信号を送信した後も事故を検知する場合に、前記トリップ信号を生成し、前記第2の回路から上位の送電線に該トリップ信号を送信することを特徴とする。
ここで「送電線」とは、送・配電線および付帯する電気設備を含む意味である。また「上位の送電線」とは、母線より上位の電気設備(母線を含む。)を意味し、「下位の送電線」とは、母線より下位の電気設備(母線を含まない。)を意味する。
「上位保護リレー」とは、上位の母線等の送電線を保護するリレーであって、たとえば変圧器保護リレー(51P)等を意味する。
また、「前記下位保護リレーの故障に際し、」とは、下位保護リレーに障害が発生したような場合に加えて、作業のために保護リレーを短時間ロックすることで、保護リレーの動作をさせないようにした場合も含むものである。
なお、ここでいう「保護リレー」には、送電線から事故信号が検出される間、事故を解消するためのトリップ信号を送信する機能を備えている。
また、「前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を上位の送電線に送信してトリップする第2の回路」とは、結果的に上位の電線路の保護リレーが本来的に備える機能を発揮させる回路を意味する。
一方、「前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を前記トリップ装置に送信する第1の回路」とは、本来的には上位の送電線をトリップさせるために送信されるトリップ信号をトリップ装置に取り込み、さらに、使用不可の状態にある下位の送電線の保護リレーに送り込むことで、下位の電線路をトリップさせるように構成された回路を意味する。
本発明によれば、上位の保護リレーで、いずれかの送電線における事故が検出された場合に、保護リレーが使用不可の状態にある下位の送電線と、保護リレーが使用不可の状態にない上位の送電線とを、段階的にトリップさせることができる。
すなわち、上位の送電線の保護リレーが事故を検出した場合に、保護リレーが使用不可の状態にある下位の送電線をトリップさせた後も、事故が継続している場合にのみ、上位の送電線をトリップさせることができるので、下位の送電線の事故において、広範囲の送電線に停電の影響を与えるような事態を回避することができる。
また、本発明によれば、下位の送電線にトリップ信号を送信した後、タイマー等を用いて一定時間の経過後に、上位の送電線をトリップさせる回路への切り替えを行うことになるので、下位の送電線をトリップさせたことによる事故の消長を確実に把握したうえで、切り替えを行うことになり、リレーの特性に関わらず送電線の保護の万全を期すことができる。
なお、本発明の送電線代替保護システムは、上位の送電線に対して下位の送電線は複数あり、複数の下位の送電線には前記下位保護リレーが夫々に設置されており、前記トリップ装置には、前記夫々の下位保護リレーの使用状態を条件に含むインターロック機構が組み込まれており、故障した前記下位保護リレーを判定して、該下位保護リレーが設置された下位の送電線のみをトリップさせることを特徴とする。
ここで「複数の下位の送電線には前記下位保護リレーが夫々に設置されており」とは、かならずしも1対1で対応することを要せず、ひとつの下位保護リレーが2以上の下位の送電線を保護することもありうる。
また、トリップ回路に組み込まれている「前記夫々の下位保護リレーの使用状態を条件に含むインターロック機構」については、各種の条件を設定することができるが、たとえば、該当する下位保護リレーが「不使用」であることに加えて、該当しない下位保護リレーが「使用」であることを条件に加えることにより、複数の下位保護リレーが選択されることがなくなり、確実に一つの下位保護リレーを特定して下位の送電線を保護することができる。
なお、「前記夫々の下位保護リレーの使用状態を条件に含む」こととするが、ここで条件とされる「下位保護リレーの使用状態」の情報は、たとえば、これらの下位送電線を保護するリレー盤が備えるそれぞれの下位保護リレーの状態表示回路と、トリップ装置のインターロック機構が備える該当する下位保護リレーの使用状態を示す接点とを接続して、取得した下位保護リレーの使用・不使用の状態情報を、該当する接点に反映させるようにする。ここで、リレー盤における下位保護リレーの使用・不使用の状態は、たとえば、リレー盤を遠方監視制御装置に接続することで、遠方にいる設備保守の担当者が行うように設定する。
また、該当する下位の送電線に設置した遮断機(CB)が「入」、該当する下位の送電線に設置した断路機(LLS)が「入」を条件とすることで、不使用となっている下位保護リレーが保護する下位の送電線であって、安全にトリップできる場合にのみ実行するように制限することが可能となる。
本発明によれば、トリップさせるべき下位の送電線を確実に選択することができるので、他の健全な送電線に対して、誤操作等により停電の影響を与えるような事態を回避することができる。
さらに、本発明の送電線代替保護システムにおいて、前記上位保護リレーと前記トリップ装置とは、前記下位保護リレーが故障か否かにかかわらず常時設置されており、前記上位保護リレーには、前記下位保護リレーが故障ではないときに、前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を上位の送電線に送信してトリップする第3の回路と、遠方監視制御装置の子局と接続して、前記下位保護リレーが故障したときに、遠方監視制御装置の親局から送信される信号に基づき、前記トリップ信号生成回路との接続を切り替える切り替え操作指令を生成する切り替え操作指令生成手段と、を備え、前記上位保護リレーが備える回路切り替え手段は、前記切り替え操作指令生成手段が生成した切り替え操作指令に基づいて、前記トリップ信号生成回路との接続を、前記第3の回路から前記第1の回路に切り替えることを特徴とする。
ここで「前記トリップ信号生成回路との接続を、前記第3の回路から前記第1の回路に切り替える」回路切り替え手段とは、たとえば、第3の回路と第1の回路の間に接続状態の切り替えスイッチ(43BT)等を配して、遠方監視制御装置の子局が受信した信号に基づき切り替え操作指令生成手段が生成した切り替え指令により、接点の「ON」「OFF」を切り替えるような機構を意味する。
本発明によれば、上位の送電線の保護リレーとトリップ装置とを、常時設置することが可能になるので、下位の送電線の保護リレーが使用不可の状態になった場合に、遠方監視制御装置等により遠方からの切り替えを行うことができ、迅速に電力系統を保護することができる。
本発明の送電線代替保護システムを採用することで、送電線における作業のために短時間ロックが必要になったような場合でも、安心して作業を行うことができる。また、リレーが不良の場合にも、復旧するまでの仮復旧とすることができる。
また、バックアップ用に新たに事故検出リレーを準備することとすれば、大きな経費負担が必要となるが、本発明の送電線代替保護システムによれば、小さな経費で実現することができる。
さらに、本発明の送電線代替保護システムは、既設回路への取り付けが容易であることから、現地における迅速な対応が可能になる。他にも、電源分割が可能となり混触がないという利点も有する。
本実施形態にかかる送電線代替保護システム1の使用状態を説明する図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1が接続する保護リレーの特性を示した図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1を用いない通常時におけるタイムチャートを示す図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1の全体構成を説明する図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1を構成するトリップ装置10とリレー盤41との接続を説明する図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1を構成するトリップ装置10における回路の一部を説明する図である。 本実施形態にかかる送電線代替保護システム1を構成する変圧器保護リレー(51P)21を説明する図である。 本実施の形態にかかる送電線代替保護システム1を用いた場合のタイムチャートを示す図である。 従来における一般的な負荷供給変電所において、変圧器保護リレー(51P)が負荷供給線のバックアップとして機能することを説明する図である。
以下、本発明の送電線代替保護システムにおける一実施の形態について説明する。
本実施形態の送電線代替保護システム1は、低位系の負荷供給変電所等の現状を示す図9において、本来の機能としてTr1次CB22をトリップさせる変圧器保護リレー(51P)21と、その変圧器保護リレー(51P)21と、A線3aの保護リレー31a等に、あらかじめトリップ装置10を接続して、A線保護リレー31a等がロックされたような場合に発生した事故に対するバックアップ保護を行う。
ここで「負荷供給線」とは、電力系統の下位に位置する送配電線であって、負荷に電力を供給するためのフィーダ線等の電線路を意味する。
図1は、低位系の負荷供給変電所等において、本実施形態の送電線代替保護システム1を構成するトリップ装置10を、上位保護リレーである変圧器保護リレー(51P)21と、下位保護リレーであるA線保護リレー(Ry−A)31a等の端子に取り付けて使用する状態を示す図である。変圧器保護リレー(51P)21は、さらに遠方監視制御装置(TC)の子局62と接続し、制御所等の担当者から遠方監視制御装置(TC)の親局61になされた指令を受けつける。
通常において変圧器2や母線4等を保護する変圧器保護リレー(51P)21は、A線3aの保護リレー(Ry−A)31aに障害等が発生してロックされたような場合に、A線3aのバックアップリレーとしても機能する。
また、A線3a等の負荷供給線には、A線CB(遮断機)32a,A線LLS(断路機)33a等の設備が設置されている。
図2は、本実施形態の送電線代替保護システム1が接続する変圧器保護リレー(51P)21,A線保護リレー(Ry−A)31aのリレー特性を示した図である。本図では、横軸において検出した事故のインピーダンス(%Z)を、縦軸においてリレーが動作するまでの事故信号の検出時間(秒)をそれぞれ示している。
母線4で発生した事故(F1)の後、変圧器保護リレー(51P)21が0.7秒継続して事故信号を検出すると動作し、変圧器2および母線4をトリップすべく、Tr1次CB22にトリップ信号を送信する。一方、母線事故(F1)はインピーダンスが低いため、A線保護リレー(Ry−A)31aが事故信号を検出することはない(図2)。ここでのタイムチャートは図3(ア)に示す。
次に、A線3aで発生した事故(F2)では、A線保護リレー(Ry−A)31aが0.3秒継続して事故信号を検出すると動作し(図2)、A線3aをトリップすべく、A線CB32aにトリップ信号を送信する。一方、変圧器保護リレー(51P)21は、A線事故(F2)の事故信号を0.8秒継続して検出しない場合には動作しない(図2)。ここでは、A線事故(F2)から0.3秒後に、A線保護リレー(Ry−A)31aがA線3aをトリップさせて事故を解消させているので、変圧器保護リレー(51P)21は0.8秒を経過する前に復帰する。ここでのタイムチャートは図3(イ)に示す。
次に、A線保護リレー(Ry−A)31aが故障等により「使用不可」になっている状態において、A線3aで事故(F2)が発生した場合には、A線保護リレー(Ry−A)31aは働かないので、バックアップリレーでもある変圧器保護リレー(51P)21が、A線事故(F2)の事故信号を0.8秒継続して検出した後、変圧器2および母線4をトリップさせるべく、Tr1次CB22にトリップ信号を送信する(図2)。ここでのタイムチャートは図3(ウ)に示す。
なお、従前においては、上記のように変圧器2および母線4をトリップさせることにより、A線3aに加えて、健全負荷供給線であるB線3b,C線3c等についても停電が発生することとなる。しかし、本実施形態の送電線代替保護システム1を採用することで、変圧器保護リレー(51P)21から取り込んだトリップ信号を、トリップ装置10を経由して、A線保護リレー31aが備えるA線リレー他装置トリップ回路311aに送り込み、A線CB32aを遮断してA線3aのみをトリップさせることができる。
図4は、本実施の形態における送電線代替保護システム1の全体構成を示す図である。本実施形態の送電線代替保護システム1を構成するトリップ装置10は、図示しない変圧器2や母線4を保護する変圧器保護リレー(51P)21と、ケーブル5を介して接続する。さらにトリップ装置10は、ケーブル5を介してA線リレー他装置トリップ回路311a,B線リレー他装置トリップ回路311b,C線リレー他装置トリップ回路311c等と接続する。また、トリップ装置10は、切り替え可能な複数の電源を取り込むことで、装置内部における混触を防止する。
本実施形態のトリップ装置10の内部には、それぞれの負荷供給線についてのトリップ回路を備え、いずれかの負荷供給線の保護リレーがロック等された状態で、送電線の事故が発生した場合に、該当する負荷供給線をトリップさせることができる。
負荷供給線についてのトリップ回路は、それぞれの負荷供給線ごとに構成されており、ここでは、A線3aを保護するトリップ回路を例に説明する(図4)。遮断機(CB)113aや断路機(LLS)114aのパレットが備える端子と接続し、各機器の動作状態に応じて接点を切り替える。また、それぞれの負荷供給線における保護リレーの使用状態を取得して判定に用いることとする。
これにより、該当する保護リレーの下位に位置する送電線に設置した遮断機(CB)が「入」、断路機(LLS)が「入」を条件とすることで、安全にトリップできる場合にのみ実行するように制限することができる。
図5には、本実施形態において、それぞれの負荷供給線における保護リレーの使用状態を取得する方法を示す。リレー盤41には、それぞれの保護リレーの「不使用」を示す状態表示回路が設けられており、トリップ装置10が備えるそれぞれの負荷供給線についてのトリップ回路は、それぞれの保護リレーにおける状態表示回路の接点と接続して使用状態情報を取得する。なお、リレー盤41におけるそれぞれの保護リレーについての使用状態の設定は、たとえば、リレー盤41を遠方監視制御装置等と接続することで遠方から行うことができる。
具体的には、C線3cを保護するトリップ回路(図5)において、接点117cは、リレー盤41の状態表示回路411bから、B線保護リレー31bの使用状態情報を取得する。本例では、状態表示回路411bは接点が「オフ」になっている。すなわち、B線保護リレー31bが「使用」の状態にあるので、接点117cは「オン」となっている。同様にA線3aが備える保護リレー31aも「使用」の状態にあるので、状態表示回路411aの接点は「オフ」であり、接点116cは「オン」となっている。
一方、図示はしないが、C線3cに備える保護リレー31cも「使用」であり、使用状態情報を示す状態表示回路は接点が「オフ」になっている。接点115cについては、C線保護リレー31cが「不使用」であるときに「オン」になるので、「使用」である本例では「オフ」となっている。
以上のように、それぞれの負荷供給線についてのトリップ回路は一種のインターロック機構を備えることになり、条件を備えた負荷供給線にのみトリップ信号が送信されることになる。図5の例では、接点115cが「オフ」であるため条件を備えておらず、この状態で変圧器保護リレー(51P)21が事故を検知した場合には、C線3cに対し先行してトリップ信号が送信されることはない。
これにより、複数の負荷供給線に設置された保護リレーのうち、いずれか1か所が「不使用」の場合に発生した事故時にのみ、該当する負荷供給線にトリップ信号が送信されることになるので、保護リレーが「使用」である負荷供給線に、誤ってトリップ信号が送信されるような事態を確実に回避することができる。
また、本実施形態におけるトリップ装置10を構成する回路の一部は、図6に詳細を示すワンショット回路を形成している。同回路は、タイマー(TL)12,接点131,132,133,134,135,136,リセットボタン14,コイルY,コイルZ等により構成される。
次に、図7には、変圧器保護リレー(51P)21の詳細な構成を示す。変圧器保護リレー(51P)21は、変圧器保護リレー(51P)(本体)211,切り替えスイッチ(43BT)212,接点213,214,215,コイルX等により構成されている。他にも、接続する回路を切り替える回路切り替え手段221(図示しない),遠方監視制御装置(子局)62からの信号に基づき、切り替え操作指令を生成する切り替え操作指令生成手段222(図示しない)等を備える。
<下位の負荷供給線の保護リレーに問題が生じた場合の対応>
図1において、本実施形態における送電線代替保護システム1を構成するトリップ装置10および変圧器保護リレー(51P)21が取り付けられた状態で、負荷供給線であるA線3aの保護リレー31aがロックされた等の問題が生じた場合の対応について説明する。
はじめに、制御所の担当者は、A線3aの保護リレー31aがロックされた等の情報を取得すると、遠方監視制御装置(親局)61に、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212を「使用」にするように指令を送る。指令を受けた遠方監視制御装置(子局)62は、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212を「使用」にする信号を送信することで、通常の上位の送電線をトリップさせる回路(第3の回路)から、下位の負荷供給線のトリップ回路にトリップ信号を誘導する回路(第1の回路)に切り替える。
図7に基づいて具体的な動作を説明する。
通常においては、切り替えスイッチ(43BT)212は「不使用」(接点はOFF)であり、接点213は「ON」になっている。そのため、変圧器保護リレー(51P)21からのトリップ信号は、接点213を経由して直接Tr1次CB22を遮断して、変圧器2をトリップさせることができる。
しかし、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替え操作指令生成手段222は、遠方監視制御装置(子局)62からの信号を受信すると、切り替え操作指令を生成して切り替えスイッチ(43BT)212を「使用」(接点はON)にすることにより、接点211は「不使用」(接点はOFF)となるので(回路切り替え手段221)、変圧器保護リレー(51P)21からのトリップ信号は、直接Tr1次CB22には到達しない。
この状態において、変圧器保護リレー(51P)(本体)211からトリップ信号が送信された場合には、切り替えスイッチ(43BT)212を経由した後、「※1」のルートをたどることになる。
<A線3a事故時>
上記の状態において、A線3aに事故が発生した場合の動作について説明する。
A線3aにおける事故(F2)の発生に対して設置されたA線保護リレー31aはロックされているので、事故を検知した変圧器保護リレー(51P)21がバックアップリレーとして機能してトリップ信号を送信する。
変圧器保護リレー(51P)21から送信されるトリップ信号は、本来は変圧器2をトリップさせるための信号であるが、変圧器保護リレー(51P)21から、トリップ装置10の内部に取り込まれる。
すなわち、図7において、変圧器保護リレー(51P)21からのトリップ信号は「※1」のルートでコイルXを励磁する。さらに、コイルXからの信号はケーブル5を介してトリップ装置10に送られ、接点111a,111b,111cを「ON」にする(図4)。
これにより、下位の負荷供給線のトリップ回路が形成されて、各種条件を判定した結果に基づき該当する負荷供給線をトリップさせる。
具体的には、図4に示す「※1」のルートを例に説明する。ここでのインターロック条件は、A線CB32aが「入」(接点113a),A線LLS33aが「入」(接点114a),A線保護リレー31aが「不使用」(接点115a),B線保護リレー31bが「使用」(接点116a),C線保護リレー31cが「使用」(接点117a)となっている。
上記条件を満たした場合に、8D−2(A線)からの信号が「※1」のルートをたどり、ケーブル5を介してA線リレー他装置トリップ回路311aに送られる。本例では、これによりA線3aをトリップして事故が除去される。
なお、これらの条件については、B線3b,C線3cについても、A線3aの場合と同様である。
一方、図6に示すトリップ装置10の内部のワンショット回路(切り替え指令送信回路)では、「※1」のルートにより変圧器保護リレー(51P)21のコイルXが励磁されたことで(図6)、接点132が「ON」となり、さらに、コイルZが励磁されて接点133,134を「ON」にする。これにより、タイマー(TL)12で整定した時間の経過後、接点135を「ON」にして「※2」のルートを形成する。これにより接点136が逆に接点してコイルYの励磁がキープされる。
続いて図4を基に説明する。コイルYの励磁により、接点112a,112b,112cが「OFF」になる。図4における(1)(図内ではマル数字の「1」。以下同じ。)では、接点112aが「OFF」になることを説明する。これにより、下位の負荷供給線のトリップ回路は成立しなくなる。一方、コイルYからの信号は、ケーブル5を介して変圧器保護リレー(51P)21に送られる。
図7において、ケーブル5を介して送られた信号(切り替え指令)は、接点215を「ON」にすることで「※2」のルートを形成する(回路切り替え手段221)。これにより「※1」から「※2」のルートに切り替わり(図7における(2))、Trトリップ回路(第2の回路)が形成されることになる。なお、図4・図6の説明における「※2」のルートとは、図7に示すTrトリップ回路である「※2」のルートを最終的に形成させるための信号の流れを意味する。
一方、ケーブル5を介して送られた信号は、接点214を「OFF」にすることで「※1」のルートを遮断する(図7における(3))。なお、接点214には、タイマーを備えることとして、タイマーで設定した時間の経過後に接点を離すようにする。これにより、Tr1次CBトリップ電流を分流させないようにすることができる。
ここで、変圧器保護リレー(51P)21が検出した事故がA線3aにおける事故であった場合には、先述のとおり、A線3aをトリップすることで事故が除去されている。そのため、変圧器保護リレー(51P)21は、事故の除去を検知して復帰している。
図8(イ)は、本実施形態における送電線代替保護システム1において、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212が「使用」となり、「※1」のルートが形成された状態で、A線3aに事故(F2)が発生した場合のタイムチャートを示した図である。
ここでは、A線保護リレー31aが「使用不可」となり機能しないため、A線3aに発生した事故(F2)は、バックアップリレーである変圧器保護リレー(51P)21が検出する。変圧器保護リレー(51P)21は、0.8秒継続して事故信号を検出すると、トリップ信号を送信する(図2)。
変圧器保護リレー(51P)21から送信されたトリップ信号は、「※1」のルートを通じてA線保護リレー31aが備えるA線リレー他装置トリップ回路311aに送られて、A線CB32aを遮断することでA線3aをトリップさせる。これにより、変圧器保護リレー(51P)21は、事故が解消したことを検出して復帰する。
<母線4事故時>
次に、図1において、発生した事故がA線3a(F2)ではなく、母線4における事故(F1)であった場合を、図4に基づいて説明する。
はじめに、事故を検出した変圧器保護リレー(51P)(本体)211が動作して、先述のA線3a事故時と同様に、「※1」のルートを形成してA線3aをトリップさせる。しかし、ここではA線3aの事故(F2)ではなく、母線4の事故(F1)であるため、A線3aのトリップ後も事故の検出は継続する。そのため、変圧器保護リレー(51P)(本体)211では、かかる事故の継続により動作を継続し、引き続きトリップ信号を送信する。
先述の通り、本実施形態における送電線代替保護システム1では、「※1」のルートによりA線3aをトリップさせた後は、「※2」のルートが形成されている。
したがって、引き続き変圧器保護リレー(51P)(本体)211から送信されるトリップ信号は「※2」のルートを伝い、図示しない変圧器2の1次側のCB22を遮断して変圧器2をトリップさせる。これにより、変圧器2の内部や母線4に生じた事故についても解消することができる。
なお、図6において、タイマー(TL)12で設定した時間の経過後に「※2」のルートに切り替えられて、変圧器保護リレー(51P)21からのトリップ信号が送信されるため、それまでに、確実にA線3aをトリップさせる必要がある。すなわち、「※1」のルートが動作した時間に、タイマー(TL)12で整定した時間を加えた時間が、A線3aをトリップさせるために必要な時間より大きい必要がある。ただし、あまり大きな値を設定すると、電線路の保護までに要する時間が長くなるため、それぞれの機器に応じた適切な値を設定することが好ましい。
図8(ア)は、本実施形態における送電線代替保護システム1において、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212が「使用」となり、「※1」のルートが形成された状態で、母線4に事故が発生した場合のタイムチャートを示した図である。
ここでは、母線4に発生した事故(F1)であり、変圧器保護リレー(51P)21が検出する。変圧器保護リレー(51P)21は、0.7秒継続して事故信号を検出すると、トリップ信号を送信する(図2)。
変圧器保護リレー21からのトリップ信号は、初期状態である「※1」のルートを通じてA線保護リレー31aに送信されて、A線CB32aを遮断することでA線3aをトリップする。
しかし、A線CB32aにおける事故(F2)ではなく、母線4における事故(F1)なので、A線3aのトリップ後も事故信号は継続するため、変圧器保護リレー(51P)21の動作は継続する。
ここで、トリップ信号のルートは、A線CB32aが作動するまでの時間「0.7秒」に、TL(タイマー)12で設定した値を加算した時間の経過後、「※1」から「※2」のルートに切り替わる。「※2」への切り替え後は、Tr1次CB22にトリップ信号が送信されて、Tr1次CB22が動作して変圧器2および母線4をトリップさせる。これにより、母線4における事故(F1)についても解消することができる。
その後、変圧器保護リレー(51P)21は、母線4における事故(F1)の解消により復帰する。
<リセット操作>
上述のA線事故後または母線事故後の送電線代替保護システム1において、トリップ装置10の内部には、「※2」ルートによるTrトリップ回路が形成されている。そのため、送電線代替保護システム1を、引き続き負荷供給線(A線)の保護リレー31a等のバックアップとして待機させた状態にするためには、リセットボタン14を押下する必要がある。
具体的には、リセットボタン14の押下により接点が「ON」になり、コイルYの励磁が解かれて(図6)、接点112a,112b,112cは「OFF」になり(図4)、接点136は通電により逆に接点する(図6)。これにより、トリップ装置10は、初期状態に戻ることになる。
また、変圧器保護リレー(51P)21では、ケーブル5を介して接続するコイルYの励磁が解かれることで(図4)、接点215が「OFF」になり、接点214が「ON」になる。
さらに、A線事故後または母線事故後において、切り替えスイッチ(43BT)212は「ON」となっており、接点213は「OFF」となっているので、制御所等の担当者は、遠方監視制御装置(親局)61に、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212を「不使用」にするように指令を送る。指令を受けた遠方監視制御装置(子局)62は、切り替えスイッチ(43BT)212を「不使用」にすることで、通常のTrトリップ回路が形成される。
これにより、制御所等の担当者は、負荷供給線であるA線3aの保護リレー31aがロックされた等の問題が生じた場合に、再度、遠方監視制御装置(親局)61に対し、変圧器保護リレー(51P)21が備える切り替えスイッチ(43BT)212を「使用」にする指令を送ることで、先述した下位の負荷供給線のバックアップ保護を行うことができる。
なお、本実施形態においてリセットボタン14を手動として示したが、遠方監視制御装置等と接続してボタンの押下を行うように設定することもできる。これにより、バックアップの設定からリセットまでを、すべて遠方から行うようにすることができる。
以上の通り、本実施形態の送電線代替保護システム1によれば、短時間ロックが必要な場合や、ロックができないような場合であっても、現地における作業が可能になる。また、リレーが不良の場合にも、復旧までの仮復旧を行うことができる。
1 送電線代替保護システム
2 変圧器
3a A線
3b B線
3c C線
4 母線
5 ケーブル
7 ネットワーク
10 トリップ装置
12 タイマー(TL)
14 リセットボタン
21 変圧器保護リレー(51P)
22 Tr1次CB
23 Tr2次CB
31a A線保護リレー
31b B線保護リレー
31c C線保護リレー
32a A線CB
32b B線CB
32c C線CB
33a A線LLS
33b B線LLS
33c C線LLS
41 リレー盤
61 遠方監視制御装置(親局)
62 遠方監視制御装置(子局)
111a,111b,111c,112a,112b,112c,113a,113b,113c,114a,114b,114c,115a,115b,115c,116a,116b,116c,117a,117b,117c,131,132,133,134,135,136,213,214,215 接点
211 変圧器保護リレー(51P)(本体)
212 切り替えスイッチ(43BT)
221 回路切り替え手段
222 切り替え操作指令生成手段
311a A線リレー他装置トリップ回路
311b B線リレー他装置トリップ回路
311c C線リレー他装置トリップ回路
411a A線状態表示回路
411b B線状態表示回路
X,Y,Z コイル

Claims (3)

  1. 上位の送電線における事故を検知した場合に、上位の送電線をトリップすることで上位の送電線を保護する上位保護リレーと、下位の送電線における事故を検知した場合に、下位の送電線をトリップすることで下位の送電線を保護する下位保護リレーと、前記上位保護リレーと連携して、トリップする上位又は下位の送電線を切り替えるトリップ装置と、を具備して、前記下位保護リレーの故障に際し、上位と下位の送電線の保護を行う送電線代替保護システムであって、
    前記上位保護リレーは、
    事故を検知している間、送電線をトリップさせるトリップ信号を生成するトリップ信号生成回路と、
    前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を前記トリップ装置に送信する第1の回路と、
    前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を上位の送電線に送信してトリップする第2の回路と、
    前記トリップ信号生成回路との接続を、前記第1の回路から前記第2の回路に切り替える回路切り替え手段と、
    を備え、
    前記トリップ装置には、
    前記上位保護リレーの第1の回路から受信したトリップ信号を、下位の送電線に送信してトリップするトリップ回路と、
    該トリップ回路により下位の送電線にトリップ信号を送信した後、一定時間の経過後に、前記上位保護リレーの回路切り替え手段を実行させる切り替え指令を生成して、前記上位保護リレーに送信する切り替え指令送信回路と、
    を備え、
    前記上位保護リレーが備えるトリップ信号生成回路は、前記トリップ装置のトリップ回路から下位の送電線に前記トリップ信号を送信した後も事故を検知する場合に、前記トリップ信号を生成し、前記第2の回路から上位の送電線に該トリップ信号を送信することを特徴とする送電線代替保護システム。
  2. 上位の送電線に対して下位の送電線は複数あり、複数の下位の送電線には前記下位保護リレーが夫々に設置されており、
    前記トリップ装置には、前記夫々の下位保護リレーの使用状態を条件に含むインターロック機構が組み込まれており、故障した前記下位保護リレーを判定して、該下位保護リレーが設置された下位の送電線のみをトリップさせることを特徴とする請求項1記載の送電線代替保護システム。
  3. 前記上位保護リレーと前記トリップ装置とは、前記下位保護リレーが故障か否かにかかわらず常時設置されており、
    前記上位保護リレーには、
    前記下位保護リレーが故障ではないときに、前記トリップ信号生成回路と接続して、前記トリップ信号を上位の送電線に送信してトリップする第3の回路と、
    遠方監視制御装置の子局と接続して、前記下位保護リレーが故障したときに、遠方監視制御装置の親局から送信される信号に基づき、前記トリップ信号生成回路との接続を切り替える切り替え操作指令を生成する切り替え操作指令生成手段と、
    を備え、
    前記上位保護リレーが備える回路切り替え手段は、前記切り替え操作指令生成手段が生成した切り替え操作指令に基づいて、前記トリップ信号生成回路との接続を、前記第3の回路から前記第1の回路に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の送電線代替保護システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103683224A (zh) * 2013-11-12 2014-03-26 国家电网公司 一种用于同杆架设线路加速跳闸的保护装置

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