JP2011199687A - デジタルコヒーレント受信器およびデジタルコヒーレント受信方法 - Google Patents

デジタルコヒーレント受信器およびデジタルコヒーレント受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信品質を向上させること。
【解決手段】デジタルコヒーレント受信器100は、光伝送路からの信号光と局発光との検波結果をデジタル処理する。デジタル変換部150は、検波結果をサンプリングすることで信号光に含まれる各信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路160は、デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出する。デジタル信号処理回路160は、検出されるスキューが小さくなるように各信号のスキューを制御する。デジタル信号処理回路160は、スキューを制御した各信号を復調する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルコヒーレント受信を行うデジタルコヒーレント受信器およびデジタルコヒーレント受信方法に関する。
インターネットにおけるトラフィックの増大により、幹線系の光通信システムの大容量化が求められており、1波長あたり100[Gbit/s]を超える信号を伝送可能な光送受信器の研究開発が行われている。1波長あたりのビットレートを大きくすると、OSNR(Optical Signal Noise Ratio:光信号対雑音比)耐力の低下や、伝送路の波長分散、偏波モード分散もしくは非線形効果などによる波形歪による信号品質の劣化が大きくなる。
このため、近年、OSNR耐力および伝送路の波形歪耐力があるデジタルコヒーレント受信方式が検討されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。従来の光強度のオン/オフを2値信号に割り当てて直接検波する方式に対して、デジタルコヒーレント受信方式では、光強度と位相情報をコヒーレント受信方式により抽出する。そして、抽出された強度と位相情報をADC(Analog/Digital Converter)により量子化し、デジタル信号処理回路によって復調を行う。
特開2009−212994号公報
しかしながら、上述した従来技術では、各チャンネルの信号間のスキュー(遅延時間差)によって、デジタルコヒーレント受信器における受信品質が劣化するという問題がある。各チャンネルの信号間のスキューが発生する要因としては、デジタル処理部の前段における、各チャンネルの経路をなす電気線路、光ハイブリッド回路、光電変換器、ADCなどの各構成素子の個体差などが考えられる。
信号光に含まれる各信号は、たとえばADCにおいて同一の位相タイミングでサンプリングされるため、各チャンネルの信号間にスキューが存在すると、サンプリングポイントが最適点からずれ、デジタル信号処理回路において再生される信号の品質が劣化する。
また、信号光に含まれる信号ごとに異なるタイミングでサンプリングを行うことも考えられるが、各サンプリングのタイミングを制御するための構成を設けることになり、回路規模が増大するという問題がある。
開示のデジタルコヒーレント受信器およびデジタルコヒーレント受信方法は、上述した問題点を解消するものであり、受信品質を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、光伝送路からの信号光と局発光との検波結果をデジタル処理するデジタルコヒーレント受信において、前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号をデジタル信号に変換し、変換された各信号の間のスキューを検出し、検出されるスキューが小さくなるように前記各信号のスキューを制御し、スキューを制御された各信号を復調することを要件とする。
開示のデジタルコヒーレント受信器およびデジタルコヒーレント受信方法によれば、受信品質を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかるデジタルコヒーレント受信器の構成例を示す図である。 図1に示したデジタル信号処理回路の構成例を示す図である。 デジタル位相補償部およびスキュー制御部の動作例を示すフローチャートである。 信号HI,HQのシンボルずれ補償の具体例を示すフローチャートである。 信号HI,HQのスキュー補償の具体例を示すフローチャートである。 H軸のスキュー補償の具体例を示すフローチャートである。 デジタル信号処理回路による補償前の各信号を示す図である。 H軸におけるシンボルずれ補償を行った各信号を示す図である。 H軸におけるIQチャンネル間のスキュー補償を行った各信号を示す図である。 H軸のスキュー補償を行った各信号を示す図である。 V軸における各補償を行った各信号を示す図である。 各信号に対するデジタル位相補償を示す図である。 図2に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。 図8に示したサンプリング位相/スキュー検出部の具体例を示す図である。 図9に示した位相検出器の具体例を示す図である。 図8に示した第一DLFの具体例を示す図である。 図8に示した第二DLFの具体例を示す図である。 図2に示したデジタル位相補償部の具体例を示す図である。 図13に示したデジタル位相補償部の具体例を示す図である。 信号の各サンプリングポイントを示す図である。 デジタル位相補償部の動作例を示すフローチャートである。 周波数領域補償型のデジタル位相補償部の構成例を示す図である。 サンプリング位相のシフトの例を示す図である。 図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例1を示す図である。 図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例2を示す図である。 図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例3を示す図である。 図20,図21に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。 図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例4を示す図である。 図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例5を示す図である。 図23,図24に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示技術は、デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出し、検出したスキューに基づいて各信号のスキューを制御することで、各信号の間のスキューを小さくし、デジタル復調を精度よく行って受信品質を向上させる。
(実施の形態)
(デジタルコヒーレント受信器の構成)
図1は、実施の形態にかかるデジタルコヒーレント受信器の構成例を示す図である。図1に示すデジタルコヒーレント受信器100は、光伝送路からの信号光と局発光との検波結果をデジタル信号に変換してデジタル処理するデジタルコヒーレント受信器である。デジタルコヒーレント受信器100が受信する信号光には、多値変調、偏波分割多重または周波数分割多重などによって複数の信号が含まれている。
ここでは、主に伝送速度が112[Gbps]のDP−QPSK(Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keying:偏波多重数2の4QAMに相当)方式を用いる場合について説明するが、伝送速度や方式はこれに限らない。また、ここでは、直交する2つの偏波(H軸およびV軸)のそれぞれにIチャンネル(同相信号)とQチャンネル(直交信号)の各信号が含まれているとする。
図1に示すように、デジタルコヒーレント受信器100は、PBS111と、局発光源112と、PBS113と、光ハイブリッド回路121,122と、光電変換器131〜134と、周波数可変発振器140と、デジタル変換部150と、デジタル信号処理回路160と、フレーマIC170と、を備えている。
PBS111(Polarization Beam Splitters:偏波ビームスプリッタ)には、光伝送路を介して送信された信号光が入力される。PBS111は、入力された信号光を各編光軸(H軸およびV軸)に分離する偏波分離部である。PBS111は、分離したH軸の信号光を光ハイブリッド回路121へ出力する。また、PBS111は、分離したV軸の信号光を光ハイブリッド回路122へ出力する。
局発光源112は、局発光を生成してPBS113へ出力する。PBS113は、局発光源112から出力された局発光を各編光軸(H軸およびV軸)に分離する。PBS113は、分離したH軸の局発光を光ハイブリッド回路121へ出力する。また、PBS113は、分離したV軸の局発光を光ハイブリッド回路122へ出力する。
光ハイブリッド回路121は、PBS111から出力されたH軸の信号光と、PBS113から出力された局発光と、に基づく検波を行うことで、H軸の信号光に含まれ位相が直交する各信号(I,Qチャンネルの各信号)を抽出する抽出部である。光ハイブリッド回路121は、信号光のIチャンネルの振幅および位相に対応した信号光を光電変換器131へ出力する。また、光ハイブリッド回路121は、信号光のQチャンネルの振幅および位相に対応した信号光を光電変換器132へ出力する。
光ハイブリッド回路122は、PBS111から出力されたV軸の信号光と、PBS113から出力された局発光と、に基づく検波を行うことで、V軸の信号光に含まれ位相が直交する各信号(I,Qチャンネルの各信号)を抽出する抽出手段である。光ハイブリッド回路122は、信号光のIチャンネルの振幅および位相に対応した信号光を光電変換器133へ出力する。また、光ハイブリッド回路122は、信号光のQチャンネルの振幅および位相に対応した信号光を光電変換器134へ出力する。光ハイブリッド回路121,122が出力する信号光のそれぞれは28[Gbps]の信号になる。
光電変換器131および光電変換器132のそれぞれは、光ハイブリッド回路121から出力された信号光を光電変換してデジタル変換部150へ出力する。光電変換器133および光電変換器134のそれぞれは、光ハイブリッド回路122から出力された信号光を光電変換してデジタル変換部150へ出力する。
周波数可変発振器140は、可変の周波数のクロックを生成してデジタル変換部150へ出力する。周波数可変発振器140が出力するクロック信号はたとえば56[GHz]の信号である。また、周波数可変発振器140は、デジタル信号処理回路160から出力されるサンプリング位相検出値に基づいて、生成するクロックの周波数を変化させる。
デジタル変換部150は、ADC151〜154を備えている。ADC151は、光電変換器131から出力された信号をデジタルサンプリングする。同様に、ADC152〜154は、それぞれ光電変換器132〜134から出力された信号をデジタルサンプリングする。また、ADC151〜154のそれぞれは、周波数可変発振器140から出力されたクロック信号に同期してデジタルサンプリングを行う。このように、デジタル変換部150は、各信号を同一のタイミングでサンプリングする。ADC151〜154のそれぞれは、デジタルサンプリングした信号をデジタル信号処理回路160へ出力する。
ここで、ADC151から出力されるH軸のIチャンネルの信号を信号HIとする。また、ADC152から出力されるH軸のQチャンネルの信号を信号HQとする。また、ADC153から出力されるV軸のIチャンネルの信号を信号VIとする。また、ADC154から出力されるV軸のQチャンネルの信号を信号VQとする。信号HI,HQ,VI,VQのそれぞれは、たとえば468[Mbs]×768のパラレル信号である。
デジタル信号処理回路160は、デジタル変換部150から出力された信号HI,HQ,VI,VQのデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理回路160は、デジタル信号処理を行った信号HI,HQ,VI,VQをフレーマIC170へ出力する。フレーマIC170は、デジタル信号処理回路160から出力された信号HI,HQ,VI,VQの信号処理を行う。また、フレーマIC170は、信号HI,HQ,VI,VQの間のシンボルずれ量を検出するシンボルずれ検出部としての機能を有する。フレーマIC170は、検出したシンボルずれ量をデジタル信号処理回路160へ出力する。
図2は、図1に示したデジタル信号処理回路の構成例を示す図である。図2に示すように、デジタル信号処理回路160は、スキュー調整部211〜214と、波形歪補償部221〜224と、デジタル位相補償部230と、サンプリング位相制御部240と、適応等化型波形歪補償部250と、復調部260と、スキュー制御部270と、を備えている。デジタル信号処理回路160の各部は、一つのDSP(Digital Signal Processor)によって実現されてもよいし、それぞれ異なるDSPによって実現されてもよい。
スキュー調整部211は、スキュー制御部270から出力されたスキュー調整量に基づいて、ADC151から出力された信号HIのスキューを調整する。スキュー調整部211は、スキューを調整した信号HIを波形歪補償部221へ出力する。同様に、スキュー調整部212〜214は、スキュー制御部270から出力されたスキュー調整量に基づいて、それぞれADC152〜154から出力された信号HQ,VI,VQのスキューを調整する。スキュー調整部212〜214は、スキューを調整した信号HQ,VI,VQをそれぞれ波形歪補償部222〜224へ出力する。スキュー調整部211〜214のそれぞれは、たとえば信号に対して可変の遅延量を与えることによってスキューを調整する。
波形歪補償部221は、スキュー調整部211から出力された信号HIの波形歪(光伝送路で発生した波形歪)を補償する。同様に、波形歪補償部222〜224は、それぞれスキュー調整部212〜214から出力された信号HQ,VI,VQの波形歪を補償する。具体的には、波形歪補償部221〜224は、温度変動などの伝搬特性変動により変化する半固定的な伝送路波形歪成分を補償する。スキュー調整部211〜214のそれぞれは、波形歪を補償した各信号をデジタル位相補償部230へ出力する。
デジタル位相補償部230は、サンプリング位相制御部240から出力されるサンプリング位相検出値に基づいて、スキュー調整部211〜214から出力された各信号の位相変動を小さくするデジタル位相補償(サンプリング位相補償)を行う位相制御部である。たとえば、デジタル位相補償部230は、周波数可変発振器140へのフィードバック制御では追従が困難な、サンプリング位相の高速な変動を補償する。デジタル位相補償部230は、デジタル位相補償を行った各信号をサンプリング位相制御部240へ出力する。
サンプリング位相制御部240は、デジタル位相補償部230から出力された各信号のサンプリング位相を制御する。具体的には、サンプリング位相制御部240は、サンプリング位相検出部241と、スキュー検出部242と、を備えている。サンプリング位相検出部241は、デジタル位相補償部230から出力された各信号のサンプリング位相を検出する。サンプリング位相検出部241は、検出結果をサンプリング位相検出値として周波数可変発振器140(図1参照)およびデジタル位相補償部230へ出力する。
スキュー検出部242は、デジタル位相補償部230から出力された各信号のスキューを検出する。具体的には、スキュー検出部242は、スキューSkew_HI,Skew_HQ,Skew_VI,Skew_VQ,Skew_H,Skew_Vを検出する。スキューSkew_HIは、信号HIのスキューである。スキューSkew_HQは、信号HQのスキューである。スキューSkew_VIは、信号VIのスキューである。スキューSkew_VQは、信号VQのスキューである。スキューSkew_Hは、H軸のスキューである。スキューSkew_Vは、V軸のスキューである。
スキュー検出部242は、検出したスキューSkew_HI,Skew_HQ,Skew_VI,Skew_VQ,Skew_H,Skew_Vをスキュー検出値としてスキュー制御部270へ出力する。また、サンプリング位相制御部240は、サンプリング位相を制御した各信号を適応等化型波形歪補償部250へ出力する。
適応等化型波形歪補償部250は、サンプリング位相制御部240から出力される各信号に対して適応等化型の波形歪補償を行う。具体的には、適応等化型波形歪補償部250は、伝送路で発生する波形歪成分に含まれる高速変動する成分を補償する。適応等化型波形歪補償部250は、波形歪補償を行った各信号を復調部260へ出力する。復調部260は、適応等化型波形歪補償部250から出力された各信号の復調を行う。復調部260は、各信号の復調結果をフレーマIC170(図1参照)へ出力する。
スキュー制御部270は、スキュー検出部242から出力されたスキュー検出値に基づいて、スキュー調整部211〜214における各スキュー調整量を決定する。具体的には、スキュー制御部270は、信号HI,HQ,VI,VQの間のスキューが小さくなるように各スキュー調整量を決定する。また、スキュー制御部270は、スキュー検出部242から出力されたサンプリング位相検出値と、フレーマIC170から出力されたシンボルずれ量と、に基づいて各スキュー調整量を決定してもよい。スキュー制御部270は、決定した各スキュー調整量をそれぞれスキュー調整部211〜214へ出力する。
このように、デジタルコヒーレント受信器100は、デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出し、検出したスキューが小さくなるように各信号のスキューをスキュー制御部270によって制御する。これにより、各信号の間のスキューを小さくして、復調部260におけるデジタル復調を精度よく行い受信品質を向上させることができる。たとえば、デジタルコヒーレント受信器100は、IQチャンネル間のスキューや、偏波間のスキューを小さくすることができる。
また、デジタルコヒーレント受信器100は、デジタル変換部150におけるサンプリング位相を検出し、検出したサンプリング位相に基づいてデジタル位相補償部230によって各信号のサンプリング位相変動を小さくする。これにより、復調部260におけるデジタル復調を精度よく行い受信品質を向上させることができる。
また、デジタルコヒーレント受信器100は、デジタル変換部150におけるサンプリング位相を検出し、検出したサンプリング位相に応じた周波数のクロック信号を周波数可変発振器140によって発振してデジタル変換部150へ入力する。これにより、各信号を適切なタイミングでサンプリングして、復調部260におけるデジタル復調を精度よく行い受信品質を向上させることができる。
また、デジタルコヒーレント受信器100は、復調部260による復調結果に基づいて各信号の間のシンボルずれをフレーマIC170によって検出し、検出したシンボルずれおよびスキューに基づいて各信号の間のスキューを小さくする。これにより、各信号の間に1シンボル以上のずれがあっても各信号の間のスキューを小さくすることができる。
また、デジタルコヒーレント受信器100は、波形歪補償部221〜224の後段で信号のサンプリング位相を検出することで、局発光源112の周波数変動に起因して波形歪補償部221〜224で発生する位相変動を検出することができる。また、検出した位相変動を適応等化型波形歪補償部250の前段で補償することにより、復調部260におけるデジタル復調を精度よく行い、受信品質を向上させることができる。
また、デジタルコヒーレント受信器100は、波形歪補償部221〜224の後段で検出した信号のサンプリング位相に基づいてデジタル変換部150におけるサンプリング位相を制御する。具体的には、デジタルコヒーレント受信器100は、周波数可変発振器140が発振するクロック信号の周波数を制御する。これにより、回路規模の大型化を抑えつつ、デジタル変換部150における高速なサンプリングを行うことが可能になる。
また、適応等化型波形歪補償部250は、波形歪補償部221〜224において補償する波形歪より高速に変動する波形歪を補償して復調を行う。たとえば、波形歪補償部221〜224は、温度変動などによって変化する半固定的な特性の波形歪を補償する。これにより、温度変動などで生じる送信光源の周波数と局発光源112の周波数ずれに起因する位相変動を波形歪補償部221〜224において補償しつつ、適応等化型波形歪補償部250において精度の高い波形歪および復調を行うことができる。
(デジタルコヒーレント受信器の動作)
図3は、デジタル位相補償部およびスキュー制御部の動作例を示すフローチャートである。図2に示したデジタル位相補償部230およびスキュー制御部270は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、スキュー制御部270が、信号HI,HQのシンボルずれ補償を行う(ステップS301)。つぎに、スキュー制御部270が、信号HI,HQのスキュー補償を行う(ステップS302)。つぎに、スキュー制御部270が、信号HI,HQに対してH軸のスキュー補償を行う(ステップS303)。
つぎに、スキュー制御部270が、信号VI,VQのシンボルずれ補償を行う(ステップS304)。つぎに、スキュー制御部270が、信号VI,VQのスキュー補償を行う(ステップS305)。つぎに、スキュー制御部270が、信号VI,VQに対してV軸のスキュー補償を行う(ステップS306)。
つぎに、デジタル位相補償部230が、サンプリング位相検出部241からサンプリング位相検出値を取得する(ステップS307)。つぎに、デジタル位相補償部230が、ステップS307によって取得されたサンプリング位相検出値により信号HI,HQ,VI,VQのデジタル位相補償を行い(ステップS308)、一連の動作を終了する。
図4は、信号HI,HQのシンボルずれ補償の具体例を示すフローチャートである。スキュー制御部270は、図3のステップS301として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、信号HI,HQの各シンボルずれ量をフレーマIC170から取得する(ステップS401)。つぎに、ステップS401によって取得された信号HIのシンボルずれ量が1シンボル未満であるか否かを判断する(ステップS402)。
ステップS402において、信号HIのシンボルずれ量が1シンボル以上である場合(ステップS402:No)は、信号HIのシンボルずれ量を用いて信号HIのシンボルずれを補償する(ステップS403)。信号HIのシンボルずれ量が1シンボル未満である場合(ステップS402:Yes)は、ステップS401によって取得された信号HQのシンボルずれ量が1シンボル未満であるか否かを判断する(ステップS404)。
ステップS404において、信号HQのシンボルずれ量が1シンボル以上である場合(ステップS404:No)は、信号HQのシンボルずれ量を用いて信号HQのシンボルずれを補償する(ステップS405)。信号HQのシンボルずれ量が1シンボル未満である場合(ステップS404:Yes)は、一連の動作を終了する。
これにより、信号HI,HQに1シンボル以上のずれが生じる場合に、ずれが1シンボル未満となるようにシンボルずれ補償を行うことができる。図3のステップS301における信号HI,HQのシンボルずれ補償について説明したが、図3のステップS304における信号VI,VQのシンボルずれ補償についても同様である。
図5は、信号HI,HQのスキュー補償の具体例を示すフローチャートである。スキュー制御部270は、図3のステップS302として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、信号HI,HQの各スキュー検出値(Skew_HI,Skew_HQ)をスキュー検出部242から取得する(ステップS501)。つぎに、ステップS501によって取得された信号HIのスキュー検出値が0(0からの誤差範囲内も含む)であるか否かを判断する(ステップS502)。
ステップS502において、信号HIのスキュー検出値が0でない場合(ステップS502:No)は、信号HIのスキュー検出値を用いて信号HIのスキュー補償を行う(ステップS503)。信号HIのスキュー検出値が0である場合(ステップS502:Yes)は、ステップS501によって取得された信号HQのスキュー検出値が0(0からの誤差範囲内も含む)であるか否かを判断する(ステップS504)。
ステップS504において、信号HQのスキュー検出値が0でない場合(ステップS504:No)は、信号HQのスキュー検出値を用いて信号HQのスキュー補償を行う(ステップS505)。信号HQのスキュー検出値が0である場合(ステップS504:Yes)は、一連の動作を終了する。
これにより、信号HI,HQのスキュー補償を行うことができる。図3のステップS302における信号HI,HQのスキュー補償について説明したが、図3のステップS305における信号VI,VQのスキュー補償についても同様である。
図6は、H軸のスキュー補償の具体例を示すフローチャートである。スキュー制御部270は、図3のステップS303として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、H軸のスキュー検出値(Skew_H)をスキュー検出部242から取得する(ステップS601)。つぎに、ステップS601によって取得されたH軸のスキュー検出値が0(0からの誤差範囲内も含む)であるか否かを判断する(ステップS602)。
ステップS602において、H軸のスキュー検出値が0でない場合(ステップS602:No)は、H軸のスキュー検出値を用いてH軸のスキュー補償を行う(ステップS603)。H軸のスキュー検出値が0である場合(ステップS602:Yes)は、一連の動作を終了する。
これにより、H軸のスキュー補償を行うことができる。図3のステップS303におけるH軸のスキュー補償について説明したが、図3のステップS306におけるV軸のスキュー補償についても同様である。
図7−1は、デジタル信号処理回路による補償前の各信号を示す図である。図7−1〜図7−6において、横軸は時間を示し、縦軸は位相を示し、横軸の「サンプリング位相」はデジタル変換部150におけるサンプリング位相を示している(図7−2〜図7−6においても同様)。図7−1に示す信号HI,HQ,VI,VQにおいては、H軸におけるIチャンネルとQチャンネルの間のスキューδHiqと、V軸におけるIチャンネルとQチャンネルの間のスキューδViqと、HV軸間のスキューδHVと、が生じている。また、信号HQには1シンボルずれ710が発生している。
図7−2は、H軸におけるシンボルずれ補償を行った各信号を示す図である。図7−2に示すように、図3に示したステップS301によるシンボルずれ補償によって1シンボルずれ710が補償される。図7−3は、H軸におけるIQチャンネル間のスキュー補償を行った各信号を示す図である。図7−3に示すように、図3に示したステップS302によるIQチャンネル間のスキュー補償によってスキューδHiqが補償される。この状態において、信号HI,HQにはH軸のスキューδHが残っている。
図7−4は、H軸のスキュー補償を行った各信号を示す図である。図7−4に示すように、図3に示したステップS303によるH軸のスキュー補償によってH軸のスキューδHが補償される。図7−5は、V軸における各補償を行った各信号を示す図である。図7−5に示すように、図3に示したステップS304〜S306によるV偏波のシンボルずれ補償、スキュー補償およびV軸のスキュー補償によって、スキューδHV、スキューδViqおよびV軸のスキューが補償される。
図7−6は、各信号に対するデジタル位相補償を示す図である。信号HI,HQ,VI,VQにおいて、局発光源112の周波数変動に起因する高速な位相変動が発生してデジタル変換部150におけるサンプリング位相が最適点からずれた場合について説明する。この場合においても、図7−6に示すように、図3に示したステップS308によるデジタル位相補償によって位相ずれが補償される(符号761〜764)。
(デジタルコヒーレント受信器の各部の具体例)
図8は、図2に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。図8に示すように、図2に示したサンプリング位相制御部240は、サンプリング位相/スキュー検出部810と、第一DLF821と、第二DLF822と、を備えている。デジタル位相補償部230から出力された信号HI,HQ,VI,VQは、適応等化型波形歪補償部250へ出力されるとともに、サンプリング位相/スキュー検出部810へ入力される。
サンプリング位相/スキュー検出部810は、図2に示したサンプリング位相検出部241およびスキュー検出部242の機能を有する。具体的には、サンプリング位相/スキュー検出部810は、入力された各信号のサンプリング位相を検出し、検出結果を示す信号を第一DLF821へ出力する。また、サンプリング位相/スキュー検出部810は、入力された各信号のスキューを検出する。具体的には、サンプリング位相/スキュー検出部810は、スキューSkew_HI,Skew_HQ,Skew_VI,Skew_VQ,Skew_H,Skew_Vを検出し、検出結果をスキュー検出値としてスキュー制御部270へ出力する。
第一DLF821(Digital Loop Filter)は、サンプリング位相/スキュー検出部810から出力された信号を信号処理する。第一DLF821が行う信号処理は、たとえば雑音除去である(LPF)。第一DLF821は、信号処理した信号をサンプリング位相検出値としてデジタル位相補償部230へ出力する。また、第一DLF821は、信号処理した信号を第二DLF822へ出力する。
第二DLF822は、第一DLF821から出力された信号を信号処理する。第二DLF822が行う信号処理は、たとえば位相成分から周波数成分への変換である。第二DLF822は、信号処理した信号をサンプリング位相検出値として周波数可変発振器140へ出力する。周波数可変発振器140は、第二DLF822から出力されたサンプリング位相検出値に基づいて、出力するクロックの周波数を変化させる。これにより、デジタル変換部150におけるサンプリング位相を制御することができる。
図9は、図8に示したサンプリング位相/スキュー検出部の具体例を示す図である。図9に示すように、サンプリング位相/スキュー検出部810は、位相検出器910a〜910d,911a〜911d,…,91na〜91nd(n=767)と、加算部921〜924と、LPF931〜934(Low Pass Filter)と、加算部941〜943と、を備えている。
サンプリング位相/スキュー検出部810へ入力される信号HI,HQ,VI,VQは、それぞれ768系列のパラレル信号であり、それぞれ信号HI_0〜767,HQ_0〜767,VI_0〜767,VQ_0〜767を含んでいるとする。
位相検出器910aには、信号HI_0が入力される。位相検出器910aは、入力された信号HI_0の位相を検出する。位相検出器910aは、検出結果を加算部921へ出力する。同様に、位相検出器910b〜910dには、それぞれ信号HQ_0,VI_0,VQ_0が入力される。位相検出器910b〜910dは、それぞれ入力された信号HQ_0,VI_0,VQ_0の位相を検出する。位相検出器910b〜910dは、検出結果をそれぞれ加算部922〜924へ出力する。
位相検出器911a〜911dはそれぞれ位相検出器910a〜910dと同様の構成である。ただし、位相検出器911a〜911dにはそれぞれ信号HI_1,HQ_1,VI_1,VQ_1が入力される。位相検出器91na〜91ndはそれぞれ位相検出器910a〜910dと同様の構成である。ただし、位相検出器91na〜91ndにはそれぞれ信号HI_767,HQ_767,VI_767,VQ_767が入力される。
加算部921は、位相検出器910a,911a,…,91naから出力された位相の検出結果を加算し、加算結果を示す信号をLPF931および加算部941へ出力する。加算部922は、位相検出器910b,911b,…,91nbから出力された位相の検出結果を加算し、加算結果を示す信号をLPF932および加算部941へ出力する。
加算部923は、位相検出器910c,911c,…,91ncから出力された位相の検出結果を加算し、加算結果を示す信号をLPF933および加算部941へ出力する。加算部924は、位相検出器910d,911d,…,91ndから出力された位相の検出結果を加算し、加算結果を示す信号をLPF934および加算部941へ出力する。
LPF931は、加算部921から出力された信号の高周波成分を除去する。LPF931は、高周波成分を除去した信号を加算部942へ出力するとともにスキューSkew_HIとして出力する。LPF932は、加算部922から出力された信号の高周波成分を除去する。LPF932は、高周波成分を除去した信号を加算部942へ出力するとともにスキューSkew_HQとして出力する。
LPF933は、加算部923から出力された信号の高周波成分を除去する。LPF933は、高周波成分を除去した信号を加算部943へ出力するとともにスキューSkew_VIとして出力する。LPF934は、加算部924から出力された信号の高周波成分を除去する。LPF934は、高周波成分を除去した信号を加算部943へ出力するとともにスキューSkew_VQとして出力する。
加算部941は、加算部921〜924から出力された各信号を加算し、加算した信号をサンプリング位相検出値として出力する。これにより、1/2シンボルずれ位相の信号がゼロクロス点となるサンプリング位相値を得ることができる。加算部942は、LPF931,932から出力された各信号を加算し、加算した信号をスキューSkew_Hとして出力する。加算部943は、LPF933,934から出力された各信号を加算し、加算した信号をスキューSkew_Vとして出力する。
図10は、図9に示した位相検出器の具体例を示す図である。図10に示す位相検出器1000は、Gardner方式の位相検出器である。位相検出器1000は、図9に示した位相検出器910a〜910d,911a〜911d,…,91na〜91ndのそれぞれに適用することができる。図10に示すように、位相検出器1000は、遅延部1011と、遅延部1012と、減算部1013と、乗算部1014と、を備えている。
位相検出器1000には、たとえば2倍のオーバーサンプリングがなされた信号が入力される。位相検出器1000へ入力された信号は、遅延部1011および減算部1013へ入力される。遅延部1011は、入力された信号を1/2シンボル分遅延させて遅延部1012および乗算部1014へ出力する。遅延部1012は、遅延部1011から出力された信号を1/2シンボル分遅延させて減算部1013へ出力する。
減算部1013は、遅延部1012から出力された信号から、位相検出器1000へ入力された信号を減算して乗算部1014へ出力する。減算部1013から出力される信号は、1シンボルずれの信号間の差分である。乗算部1014は、遅延部1011から出力された1/2シンボルずれの信号と、減算部1013から出力された1シンボルずれの信号間の差分と、を乗算し、乗算結果を位相の検出結果として出力する。
図11は、図8に示した第一DLFの具体例を示す図である。図11に示すように、第一DLF821は、LPF1111と、乗算部1112と、加算部1113と、遅延部1114と、乗算部1115と、LPF1116と、加算部1117と、を備えている。LPF1111には、サンプリング位相/スキュー検出部810から出力された信号が入力される。LPF1111は、入力された信号の低周波成分を抽出し、抽出した信号を乗算部1112および乗算部1115へ出力する。
乗算部1112は、LPF1111から出力された信号に係数bを乗算して加算部1113へ出力する。加算部1113は、乗算部1112から出力された信号に、遅延部1114から出力された信号を加算し、加算した信号を積分項として遅延部1114および加算部1117へ出力する。遅延部1114は、加算部1113から出力された信号を第一DLF821の1動作クロック分遅延させて加算部1113へ出力する。
乗算部1115は、LPF1111から出力された信号に係数aを乗算してLPF1116へ出力する。LPF1116は、乗算部1115から出力された信号の低周波成分を抽出し、抽出した信号を比例項として加算部1117へ出力する。加算部1117は、加算部1113から出力された積分項の信号と、LPF1116から出力された比例項の信号と、を加算する。加算部1117は、加算した信号を出力する。
以上の構成により、第一DLF821へ入力された信号(サンプリング位相検出値)が、係数a,bを持つ比例項と積分項の和として位相制御信号に変換される。係数a,bは、たとえばデジタルコヒーレント受信器100の設計や伝送状態に応じて決定される。
なお、LPF1111は、並列化された各信号(I,QチャンネルおよびH,V軸)の各位相信号を処理するためのデシメーションフィルタとして動作する。たとえば、LPF1111は、単純な例としては、各位相信号の平均または総和を出力する。ただし、LPF1111を省いた構成にすることも可能である。
LPF1116は、位相信号の高周波の雑音成分を抑圧するために設けられている。局発光源112の周波数変動の変動周期は数百[kHz]以上の成分を持つ場合がある。このため、制御ループ遅延を最小とするために、比例項にのみ高周波雑音抑圧用のLPF1116を挿入する。ただし、LPF1116を省いた構成にすることも可能である。
図12は、図8に示した第二DLFの具体例を示す図である。図12に示すように、第二DLF822は、乗算部1211と、加算部1212と、遅延部1213と、乗算部1214と、加算部1215と、LPF1216と、を備えている。第二DLF822へ入力された信号は、乗算部1211および乗算部1214へ入力される。
乗算部1211は、入力された信号に係数Bを乗算して加算部1212へ出力する。加算部1212は、乗算部1211から出力された信号に、遅延部1213から出力された信号を加算し、加算した信号を積分項として遅延部1213および加算部1215へ出力する。遅延部1213は、加算部1212から出力された信号を第二DLF822の1動作クロック分遅延させて加算部1212へ出力する。
乗算部1214は、入力された信号に係数Aを乗算し、乗算した信号を比例項として加算部1215へ出力する。加算部1215は、加算部1212から出力された積分項の信号と、乗算部1214から出力された比例項の信号と、を加算してLPF1216へ出力する。LPF1216は、加算部1215から出力された信号の低周波成分を抽出し、抽出した信号を周波数制御信号として周波数可変発振器140へ出力する。
以上の構成により、第二DLF822へ入力された信号が、係数A,Bを持つ比例項と積分項の和として周波数制御信号に変換される。係数A,Bは、たとえばデジタルコヒーレント受信器100の設計や伝送状態に応じて決定される。
なお、LPF1216は、周波数可変発振器140から出力されるクロックに高周波の雑音を乗せないようにするためのLPFである。ただし、LPF1216は省いた構成にすることも可能である。
図13は、図2に示したデジタル位相補償部の具体例を示す図である。図13に示すデジタル位相補償部230は、Ntap FIR(Finite Impulse Response)フィルタの構成例である。図13に示すように、デジタル位相補償部230は、N−1個の遅延部1312〜131Nと、N個の乗算部1321〜132Nと、加算部1330と、を備えている。デジタル位相補償部230へ入力された信号は、遅延部1312および乗算部1321へ入力される。
遅延部1312は、入力された信号を遅延させ、遅延させた信号を乗算部1322および後段の遅延部1313へ出力する。同様に、遅延部1313〜131Nは、前段の遅延部から出力された信号を遅延させ、遅延させた信号を乗算部1323〜132Nおよび後段の遅延部へ出力する。乗算部1321は、入力された信号にタップ係数c1を乗算して加算部1330へ出力する。同様に、乗算部1322〜132Nは、入力された信号にタップ係数c2〜cNを乗算して加算部1330へ出力する。
加算部1330は、乗算部1321〜132Nから出力された各信号を加算し、加算結果を後段へ出力する。これにより、サンプリングデータについて(N−1)次関数での補完を行うことができる。サンプリング位相制御部240は、サンプリング位相検出部241から出力されるサンプリング位相検出値に基づいてタップ係数c1〜cNを制御する。
図14は、図13に示したデジタル位相補償部の具体例を示す図である。図14に示すデジタル位相補償部230は、図13においてN=3として、二次関数による補完式を用いて1シンボルあたり2個のサンプリング点でデータリカバリを行う3tap FIRフィルタの構成例である。図14に示すデジタル位相補償部230は、図13に示した構成に加えて係数算出部1411〜1413を備えている。
係数算出部1411〜1413は、サンプリング位相検出部241から出力されるサンプリング位相検出値δに基づいてそれぞれタップ係数c1〜c3を算出する。たとえば、係数算出部1411は、サンプリング位相検出値δに基づいて2δ2+δをタップ係数c1として算出して乗算部1321へ出力する。係数算出部1412は、サンプリング位相検出値δに基づいて1−4δ2をタップ係数c2として算出して乗算部1322へ出力する。係数算出部1413は、サンプリング位相検出値δに基づいて2δ2−δをタップ係数c3として算出して乗算部1323へ出力する。
図15は、信号の各サンプリングポイントを示す図である。図15において、横軸は時間を示している。縦軸(V(t))は位相を示している。期間1510は、信号の1シンボル分の期間を示している。図14に示したデジタル位相補償部230においては、サンプリング点の間隔を1シンボルの間隔の1/2とすることができる。
このため、3点の連続するサンプルポイントを通る曲線は二次関数V=αt2+βt+γで近似できる。サンプリングポイントV1〜V3は、デジタル変換部150における実際のサンプリングポイントを示している。サンプリングポイントVoptは、デジタル変換部150における最適なサンプリングポイントを示している。
タイミングt1〜t3は、それぞれサンプリングポイントV1〜V3のタイミングである。タイミングt0は、サンプリングポイントVoptのタイミングである。タイミングt1〜t3については、それぞれt1=δ−1/2、t2=δ、t3=δ+1/2のように示すことができる。サンプリング位相検出値δは、最適なタイミングt0とタイミングt2との差分であり、補償すべき位相量にあたる。
上述の二次関数V=αt2+βt+γからVopt=V1=γとなる。このため、サンプリングポイントVoptをV1〜V3とタップ係数c1〜c3とを用いて表すと、Vopt=c1×V1+c2×V2+c3×V3となる。したがって、タップ係数c1〜c3は、それぞれc1=2δ2+δ、c2=1−4δ2、c3=2δ2−δのようになる。このため、図14に示したデジタル位相補償部230によれば、適切な位相量によってデジタル位相補償を行うことができる。
図16は、デジタル位相補償部の動作例を示すフローチャートである。図13,図14に示したデジタル位相補償部230は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、係数算出部1411〜1413が、サンプリング位相検出値δに基づいてFIRの各タップ係数を算出する(ステップS1601)。つぎに、乗算部1321〜132Nおよび加算部1330が、ステップS1601によって算出された各タップ係数に基づいてFIRフィルタ演算を実行する(ステップS1602)。
つぎに、ステップS1602のFIRフィルタ演算によって得られた信号を後段へ出力し(ステップS1603)、一連の動作を終了する。このように、図13,図14に示したデジタル位相補償部230は、時間領域での位相補償を行うことができる。つぎに、周波数領域での位相補償を行うデジタル位相補償部230の構成について説明する。
図17は、周波数領域補償型のデジタル位相補償部の構成例を示す図である。図17に示すデジタル位相補償部230は、周波数領域補償型の位相補償器の具体例である。図1に示すように、デジタル位相補償部230は、フーリエ変換部1711と、回転子変換部1712と、乗算部1713と、逆フーリエ変換部1714と、を備えている。
フーリエ変換部1711は、デジタル位相補償部230へ入力された信号をフーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)して周波数領域に変換する。フーリエ変換部1711は、フーリエ変換した信号を乗算部1713へ出力する。回転子変換部1712は、第一DLF821から出力されたサンプリング位相検出値δの回転子変換処理を行う。回転子変換部1712は、回転子変換処理により得られた回転係数Ckを乗算部1713へ出力する。
乗算部1713は、フーリエ変換部1711から出力された信号に、回転子変換部1712から出力された回転係数Ckを乗算し、乗算した信号を逆フーリエ変換部1714へ出力する。逆フーリエ変換部1714は、乗算部1713から出力された信号を逆フーリエ変換(IFFT:Inverse FFT)して出力する。ここで、回転係数Ckは、サンプリング位相検出値δを用いて下記(1)式によって示すことができる。
Ck=exp(j×2π×fk×δ) …(1)
上記(1)式において、fkは下記(2)式によって示すことができる。下記(2)式において、サンプリングレートはデジタル変換部150におけるサンプリングレートである。FFTウィンドウサイズは、フーリエ変換部1711におけるFFTのウィンドウサイズである。
fk=k×サンプリングレート/FFTウィンドウサイズ
(k=0〜FFTウィンドウサイズ/2,
−FFTウィンドウサイズ/2+1〜−1) …(2)
図18は、サンプリング位相のシフトの例を示す図である。サイズ1801は、図17に示したフーリエ変換部1711におけるFFTのウィンドウサイズの1/2のサイズである。入力信号1810は、図17に示したデジタル位相補償部230へ入力される信号を示している。フーリエ変換部1711には、たとえば入力信号1810から生成される3つのフレーム1821〜1823(FFT入力フレームN,N+1,N+2)が入力される。フレーム1821〜1823の各データ長は、FFTのウィンドウサイズ(サイズ1801の2倍)に相当する。
フレーム1821の後半分とフレーム1822の前半分は互いに重複している。また、フレーム1822の後半分とフレーム1823の前半分は互いに重複している。そして、フレーム1821〜1823のそれぞれは、フーリエ変換部1711によって周波数領域に変換された後、回転子変換部1712および乗算部1713によって周波数領域で位相回転処理が行われる(符号1830)。これにより、サンプリング位相が補償される。
周波数領域で位相回転処理が行われたフレーム1821〜1823のそれぞれは、逆フーリエ変換部1714へ入力される。フレーム1841〜1843(IFFT入力フレームN,N+1,N+2)は、逆フーリエ変換部1714へ入力される各フレームである。逆フーリエ変換部1714は、フレーム1841〜1843を時間領域信号に変換して出力する。フレーム1851〜1853(IFFT出力フレームN,N+1,N+2)は、逆フーリエ変換部1714によって時間領域信号に変換された各フレームである。
デジタル位相補償部230は、フレーム1851〜1853のそれぞれの中央部分を抽出し、抽出結果を後段へ出力する。フレーム1851〜1853の斜線部分は、フレーム1851〜1853の中央部分の抽出によって破棄される部分を示している。ここでは、フレーム1851〜1853のそれぞれの両端における、FFTのウィンドウサイズの1/4のサイズが破棄される例を示している。
フレーム1860(信号出力)は、フレーム1851〜1853のそれぞれの中央部分を抽出して結合したフレームである。デジタル位相補償部230は、フレーム1860を後段へ出力する。このように、図17に示したデジタル位相補償部230は、周波数領域での位相補償を行うことができる。
(デジタルコヒーレント受信器の変形例)
図19は、図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例1を示す図である。図19において、図1,図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図19に示すように、デジタルコヒーレント受信器100は、図1,図2に示した構成に加えて、サンプリング位相出力部1911と、スキュー出力部1912と、を備えていてもよい。
サンプリング位相検出部241は、サンプリング位相検出値をサンプリング位相出力部1911へ出力する。サンプリング位相出力部1911は、サンプリング位相検出部241から出力されたサンプリング位相検出値を出力する。たとえば、サンプリング位相出力部1911は、サンプリング位相検出値を画面表示や音声などによりユーザへ出力する。
スキュー検出部242は、スキュー検出値をスキュー出力部1912へ出力する。スキュー出力部1912は、スキュー検出部242から出力されたスキュー検出値を出力する。たとえば、スキュー出力部1912は、スキュー検出値を画面表示や音声などによりユーザへ出力する。これにより、サンプリング位相制御部240によって検出されたサンプリング位相検出値やスキュー検出値をユーザが監視することが可能になる。
図20は、図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例2を示す図である。図20において、図1,図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図20に示すように、デジタル信号処理回路160のデジタル位相補償部230はスキュー調整部2011を備えている。スキュー調整部2011は、図2に示したスキュー調整部211〜214と同様の機能を有する。
このように、図2に示したスキュー調整部211〜214とデジタル信号処理回路160を統合し、デジタル信号処理回路160においてスキュー調整を行う構成にしてもよい。この場合は、図2に示したスキュー調整部211〜214を省いた構成にしてもよい。
図21は、図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例3を示す図である。図21において、図1,図20に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図21に示すように、デジタルコヒーレント受信器100は、図1,図20に示した構成に加えて、サンプリング位相出力部1911と、スキュー出力部1912(図19参照)と、を備えていてもよい。これにより、サンプリング位相制御部240によって検出されたサンプリング位相検出値やスキュー検出値をユーザが監視することが可能になる。
図22は、図20,図21に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。図22において、図8に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図22に示すように、図20,図21に示したデジタル位相補償部230は、スキュー調整部2011(図20,図21参照)と、位相補償部2211と、を備えている。
デジタル位相補償部230へ入力された信号HI,HQ,VI,VQは、スキュー調整部2011へ入力される。また、スキュー調整部2011には、スキュー制御部270から出力された各スキュー調整量が入力される。スキュー調整部2011は、信号HI,HQ,VI,VQのスキューをそれぞれのスキュー調整量に応じて調整する。スキュー調整部2011は、スキューを制御した各信号を位相補償部2211へ出力する。
位相補償部2211には、スキュー調整部2011から出力された信号HI,HQ,VI,VQと、第一DLF821から出力されたサンプリング位相検出値と、が入力される。位相補償部2211は、サンプリング位相検出値に基づいて信号HI,HQ,VI,VQの位相補償を行い、位相補償を行った信号HI,HQ,VI,VQを出力する。
図23は、図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例4を示す図である。図23において、図1,図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図23に示すように、デジタル信号処理回路160のサンプリング位相検出部241は、サンプリング位相検出値をスキュー制御部270へ出力してもよい。この場合は、サンプリング位相検出部241は、デジタル位相補償部230にはサンプリング位相検出値を出力しなくてもよい。
スキュー制御部270は、スキュー検出部242から出力されたスキュー検出値と、サンプリング位相検出部241から出力されたサンプリング位相検出値と、に基づいてスキュー調整部211〜214における各スキュー調整量を決定する。このように、サンプリング位相検出値をスキュー制御部270へ出力し、デジタル位相補償部230においてサンプリング位相制御も含めたスキュー量制御を行う構成としてもよい。
図24は、図1,図2に示したデジタルコヒーレント受信器の変形例5を示す図である。図24において、図1,図23に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図24に示すように、デジタルコヒーレント受信器100は、図1,図23に示した構成に加えて、サンプリング位相出力部1911と、スキュー出力部1912(図19参照)と、を備えていてもよい。これにより、サンプリング位相制御部240によって検出されたサンプリング位相検出値やスキュー検出値をユーザが監視することが可能になる。
図25は、図23,図24に示したサンプリング位相制御部およびデジタル位相補償部の具体例を示す図である。図25において、図22に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図25に示すように、図23,図24に示したデジタル位相補償部230はスキュー調整部2011を備えている。この場合は、図22に示した位相補償部2211を省いた構成にしてもよい。スキュー調整部2011は、スキューを調整した信号HI,HQ,VI,VQを出力する。
第一DLF821は、信号処理した信号をサンプリング位相検出値としてスキュー制御部270へ出力する。この場合は、第一DLF821は、サンプリング位相検出値をデジタル位相補償部230へ出力しなくてもよい。
以上説明したように、開示技術によれば、デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出し、検出したスキューに基づいて各信号のスキューを制御することで、各信号の間のスキューを小さくすることができる。このため、デジタル復調を精度よく行い、受信品質を向上させることができる。また、信号光に含まれる各信号を同一のタイミングでサンプリングしてもデジタル復調を精度よく行えるため、回路規模の増大を回避することができる。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光伝送路からの信号光であって複数の信号を含む信号光と局発光との検波結果をデジタル信号に変換してデジタル処理するデジタルコヒーレント受信器において、
前記デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出するスキュー検出部と、
前記スキュー検出部によって検出されるスキューが小さくなるように前記各信号のスキューを制御するスキュー制御部と、
前記スキュー制御部によってスキューを制御された各信号を復調する復調部と、
を備えることを特徴とするデジタルコヒーレント受信器。
(付記2)前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に基づいて前記各信号の位相変動を小さくする位相制御部と、
を備えることを特徴とする付記1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記3)入力されるクロック信号に同期して前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に応じた周波数のクロック信号を発振して前記デジタル変換部へ入力する周波数可変発振器と、
を備えることを特徴とする付記1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記4)入力されるクロック信号に同期して前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に基づいて前記各信号の位相変動を小さくする位相制御部と、
前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に応じた周波数のクロック信号を発振して前記デジタル変換部へ入力する周波数可変発振器と、
を備えることを特徴とする付記1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記5)前記復調部による復調結果に基づいて各信号の間のシンボルずれを検出するシンボルずれ検出部を備え、
前記スキュー制御部は、前記シンボルずれ検出部によって検出されたシンボルずれおよび前記検出されたスキューに基づいて前記各信号の間のスキューを制御することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記6)前記スキュー制御部は、前記検出されたシンボルずれに基づいて前記各信号の間のずれを1シンボル未満にするとともに、ずれを1シンボル未満にした各信号の間のスキューを前記検出されたスキューに基づいて制御することを特徴とする付記5に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記7)前記信号光に含まれ偏波多重された各信号を分離する偏波分離部を備え、
前記偏波分離部によって分離された各信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記8)前記信号光に含まれ位相が直交する各信号を抽出する抽出部を備え、
前記抽出部によって抽出された各信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記9)前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相を示す信号を雑音除去して位相制御信号として出力する第一DLF(Digital Loop Filter)を備え、
前記位相制御部は、前記第一DLFによって出力された位相制御信号に基づいて前記各信号の位相変動を小さくすることを特徴とする付記2または4に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記10)前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相を示す信号を雑音除去して位相制御信号として出力する第一DLF(Digital Loop Filter)と、
前記サンプリング位相を示す信号を周波数制御信号に変換する第二DLFと、を備え、
前記位相制御部は、前記第一DLFによって出力された位相制御信号に基づいて前記各信号の位相変動を小さくし、
前記周波数可変発振器は、前記第二DLFによって変換された周波数制御信号に応じた周波数のクロック信号を発振することを特徴とする付記4に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記11)前記スキュー検出部によって検出されたスキューを出力するスキュー出力部を備えることを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記12)前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相を出力するサンプリング位相出力部を備えることを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記13)前記デジタル変換部は、前記検波結果に含まれる前記各信号を同一のタイミングでサンプリングすることを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記14)光伝送路からの信号光であって複数の信号を含む信号光と局発光との検波結果をデジタル信号に変換してデジタル処理するデジタルコヒーレント受信方法において、
前記デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出するスキュー検出工程と、
前記スキュー検出工程によって検出されるスキューが小さくなるように前記各信号のスキューを制御するスキュー制御工程と、
前記スキュー制御工程によってスキューを制御された各信号を復調する復調工程と、
を含むことを特徴とするデジタルコヒーレント受信方法。
150 デジタル変換部
151〜154 ADC
710 1シンボルずれ
1411〜1413 係数算出部
1810 入力信号
1821〜1823,1841〜1843,1851〜1853,1860 フレーム

Claims (10)

  1. 光伝送路からの信号光であって複数の信号を含む信号光と局発光との検波結果をデジタル信号に変換してデジタル処理するデジタルコヒーレント受信器において、
    前記デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出するスキュー検出部と、
    前記スキュー検出部によって検出されるスキューが小さくなるように前記各信号のスキューを制御するスキュー制御部と、
    前記スキュー制御部によってスキューを制御された各信号を復調する復調部と、
    を備えることを特徴とするデジタルコヒーレント受信器。
  2. 前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
    前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に基づいて前記各信号の位相変動を小さくする位相制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  3. 入力されるクロック信号に同期して前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
    前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に応じた周波数のクロック信号を発振して前記デジタル変換部へ入力する周波数可変発振器と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  4. 入力されるクロック信号に同期して前記検波結果をサンプリングすることで前記信号光に含まれる各信号を前記デジタル信号に変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部におけるサンプリング位相を検出するサンプリング位相検出部と、
    前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に基づいて前記各信号の位相変動を小さくする位相制御部と、
    前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相に応じた周波数のクロック信号を発振して前記デジタル変換部へ入力する周波数可変発振器と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  5. 前記復調部による復調結果に基づいて各信号の間のシンボルずれを検出するシンボルずれ検出部を備え、
    前記スキュー制御部は、前記シンボルずれ検出部によって検出されたシンボルずれおよび前記検出されたスキューに基づいて前記各信号の間のスキューを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  6. 前記信号光に含まれ偏波多重された各信号を分離する偏波分離部を備え、
    前記偏波分離部によって分離された各信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  7. 前記信号光に含まれ位相が直交する各信号を抽出する抽出部を備え、
    前記抽出部によって抽出された各信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  8. 前記スキュー検出部によって検出されたスキューを出力するスキュー出力部を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  9. 前記サンプリング位相検出部によって検出されたサンプリング位相を出力するサンプリング位相出力部を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  10. 光伝送路からの信号光であって複数の信号を含む信号光と局発光との検波結果をデジタル信号に変換してデジタル処理するデジタルコヒーレント受信方法において、
    前記デジタル信号に変換された各信号の間のスキューを検出するスキュー検出工程と、
    前記スキュー検出工程によって検出されるスキューが小さくなるように前記各信号のスキューを制御するスキュー制御工程と、
    前記スキュー制御工程によってスキューを制御された各信号を復調する復調工程と、
    を含むことを特徴とするデジタルコヒーレント受信方法。
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