JP2011199583A - 多重化信号選択出力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を低下させることなく、論理回路の占めるスペースを小さくすること。
【解決手段】論理回路LC1を従来システムで用いていた6個のソリッドステートリレーSSR1〜SSR6から分離され得る6個のフォトカプラPHC1〜PHC6により構成しているので、この論理回路LC1の占めるスペースを小さくすることができる。また、負荷機器4を駆動するための駆動用半導体素子についても1個のみの出力用トライアックOTRを用いている。従って、論理回路LC1及び出力用トライアックOTRの占めるスペースは、従来システムよりも充分に小さなものとなる。そして、制御電源回路2A,2B,2Cは、既設の電源回路を用いたものであって新たに設置したものではないので、信頼性を低下させることもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、多重化信号選択出力システムに関するものである。
プラントシステムにおいては高い信頼性が要求されるため、コントローラ等の各種構成要素が多重化されており、多重化された信号の中からいずれか1つを選択して出力する機能を有する回路又はシステムが用いられている。このような回路の1つとして多数決回路があり、この多数決回路の構成例として特許文献1に開示されたものがある。
この特許文献1は、「2 out of 3」の多数決回路の構成例を示したものであり、3つの信号入力系統には、オープンドレイン又はオープンコレクタとなっているバッファを介して入力される2つの信号によって発光動作する発光ダイオードが設けられており、各系統の発光ダイオードからの光信号は光ファイバを経由して光サイリスタに送られるようになっている。
しかし、この特許文献1の構成では、各系統の発光ダイオードはそれぞれ別個の電源(Vcc)に接続されているが、これら3つの電源は上記のオープンドレイン又はオープンコレクタとなっているバッファを介してつながった状態になっている。したがって、電源混蝕が発生する虞が有り、常に高い信頼性を確保できるわけではない。
図6は、SSR(ソリッドステートリレー)と呼ばれる半導体リレーを用いた「2 out of 3」多数決回路の代表的な2つのパターンを示す説明図である。いずれのパターンにおいてもA,B,Cの3つの入力信号のうち2つが正常な信号(「1」信号)であれば残りの1つが異常な信号(「0」信号)であっても信号Dが出力される構成となっている。図6(a)は、前段側に3つのAND回路61〜63、後段側に1つのOR回路64が配置されているので、このパターンは誤不動作し難い回路と言える。図6(b)は、前段側に3つのOR回路65〜67、後段側に1つのAND回路68が配置されているので、このパターンは誤動作し難い回路と言える。以下では、前者のパターンを例に取り説明する。
図7は、従来のソリッドステートリレーSSRの一般的な構成を示す説明図である。この図において、ソリッドステートリレーSSRは、発光ダイオードLED及びフォトトライアックPTRから成るフォトカプラPHCと、フォトトライアックPTRよりも電流容量の大きな出力用トライアックOTRとを有している。発光ダイオードLEDは入力側電源端子T1,T2に接続され、出力用トライアックOTRは入力側電源端子T3,T4に接続されている。フォトトライアックPTRと出力用トライアックOTRとの間にはゼロクロス回路ZC及びトリガ回路TCが介挿されており、出力側電源が交流電源の場合、ゼロクロス回路ZCは交流電圧がゼロとなるタイミングを検出し、トリガ回路TCはこのタイミングでトリガ信号を出力用トライアックOTRのゲートに出力してターンオンさせるようになっている。
図8は、図7のソリッドステートリレーSSRを用いて構成した図6(a)の「2 out of 3」多数決回路を含む従来の多重化信号選択出力システムを示す説明図である。なお、図8におけるソリッドステートリレーSSR1〜SSR6では、図面スペースの都合上、図7の構成要素のうち発光ダイオードLED及び出力用トライアックOTRのみを図示し、他の構成要素の図示を省略している。
この従来システムにおける論理回路LC0は、6個のソリッドステートリレーSSR1〜SSR6により構成されており、これらのソリッドステートリレーSSR1〜SSR6は、それぞれ発光ダイオードLED1〜LED6及び出力用トライアックOTR1〜OTR6を有している。発光ダイオードLED1〜LED6は、動作指令出力回路1を介して制御電源回路2A,2B,2Cに接続されている。これら制御電源回路2A,2B,2Cは、系統用の既設の電源回路を用いたものであり、論理回路LC0の電源として新たに設置されたものではない。
動作指令出力回路1は、外部条件に応じて動作するスイッチSWa,SWb,SWcを有しており、スイッチSWa,SWb,SWcがオンした場合に発光ダイオードLED1〜LED6が発光するようになっている。発光ダイオードLED1〜LED6が発光すると、各発光ダイオードに対応するフォトトライアックPTR、ゼロクロス回路ZC、及びトリガ回路TCを介して(図7参照)、出力用トライアックOTR1〜OTR6が導通するようになっている。
これら出力用トライアックOTR1〜OTR6は、OTR1とOTR4、OTR2とOTR5、OTR3とOTR6とがそれぞれ直列接続されている。そして、出力用トライアックOTR1〜OTR3の一方の端子は負荷用電源3の一方の出力側に共通接続され、出力用トライアックOTR4〜OTR6の他方の端子は共通接続された後、負荷機器4(例えば電磁弁)を介して負荷用電源3の他方の出力側に接続されている。
次に、図8の動作につき説明する。論理回路LC0は「2 out of 3」多数決回路であるから、動作指令A,B,Cのうちの少なくとも2つの正常な信号を入力すれば、出力信号を出力することになる。例えば、2つの正常な信号が動作指令A,Bである場合、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光し、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光する。したがって、発光ダイオードLED2に対応する出力用トライアックOTR2、及び発光ダイオードLED5に対応する出力用トライアックOTR5が導通状態になり、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTR2,OTR5の径路を経由して負荷機器4に供給される。
同様に、2つの正常な信号が動作指令B,Cである場合、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光し、スイッチSWcのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光する。したがって、発光ダイオードLED3に対応する出力用トライアックOTR3、及び発光ダイオードLED6に対応する出力用トライアックOTR6が導通状態になり、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTR3,OTR6の径路を経由して負荷機器4に供給される。
同様に、2つの正常な信号が動作指令C,Aである場合、スイッチSWCのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光し、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光する。したがって、発光ダイオードLED1に対応する出力用トライアックOTR1、及び発光ダイオードLED4に対応する出力用トライアックOTR4が導通状態になり、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTR1,OTR4の径路を経由して負荷機器4に供給される。
なお、上記の動作から明らかなように、図6(a)の前段のAND回路61,62,63に対応する図8の構成要素は、それぞれSSR5及びSSR2、SSR6及びSSR3、SSR4及びSSR1であり、図6(a)の後段のOR回路64に対応する構成要素はこれらSSR5及びSSR2、SSR6及びSSR3、SSR4及びSSR1が並列接続されていることである。
ところで、上述した図8の従来システムは、SSRを用いて構成した論理回路LC0を有するものであるが、SSRを用いることなく論理回路を構成することも可能である。図9は、このようにSSRを用いることなく構成した論理回路LC01を有する、図8とは別の従来の多重化信号選択出力システムを示す説明図である。
この図において、制御電源回路2(直流電源回路)のP,Nライン間には論理回路LC01、及び動作指令出力回路1が接続されている。論理回路LC01は、図8の論理回路LC0と同様の「2 out of 3」多数決回路であるが、複数のソリッドステートリレーSSRを用いて構成されているわけではなく、汎用ロジックICにより構成されている。そして、この論理回路LC01は、動作指令出力回路1からの動作指令A,B,Cのうちのいずれか2つの正常な信号を入力すれば、論理結果出力端子から出力信号Dを出力するようになっている。
また、論理回路LC01の論理結果出力端子とNラインとの間には、出力Dにより励磁されるリレー5が接続されている。一方、負荷用電源3の負荷機器4に対する電力供給径路途中には、リレー5の励磁によってオンする、電流容量の大きな接点6が設けられている。
次に、図9の動作につき説明する。論理回路LC01が動作指令出力回路1からの動作指令A,B,Cのうちの少なくとも2つの正常な信号を入力すると、出力信号Dを出力する。この出力信号Dによりリレー5が励磁され接点6がオンになるので、負荷用電源3から電力が供給され負荷機器4が駆動される。
特開平9−223954号公報
上述した図8及び図9の従来システムは次のような課題を有するものである。すなわち、図8のシステムの場合、論理回路LC0が6つのSSR1〜SSR6により構成されているので、必要なスペースが増大し、設計上の自由度が小さなものになっている。
一方、図9のシステムの場合、論理回路LC01は汎用ロジックICにより構成されているので、図8の論理回路LC0のように大きなスペースを必要とすることはない。しかし、図8のシステムでは、論理回路LC0の電源として、系統用の既設の制御電源回路2A,2B,2Cをそのまま用いることができたのに対し、図9のシステムでは、論理回路LC01の専用電源として、制御電源回路2を新たに設置する必要がある。システムの構成要素として、このような制御電源回路2を新たに追加することはMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)を低下させる虞、つまり信頼性を低下させる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、信頼性を低下させることなく、論理回路の占めるスペースを小さくすることが可能な多重化信号選択出力システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、独立した制御電源回路に接続されて多重化された動作指令信号を出力する動作指令出力回路と、前記動作指令出力回路からの多重化された動作指令信号を入力する複数のフォトカプラにより形成され、入力した複数の動作指令信号が予め選択された組合せとなった場合に駆動制御信号を出力する論理回路と、負荷用電源から負荷機器への電力供給路に設けられ、前記論理回路からの駆動制御信号の入力により導通動作を行って負荷機器の駆動を行う駆動用半導体素子と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、信頼性を低下させることなく、論理回路の占めるスペースを小さくすることが可能な多重化信号選択出力システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図。 上記第2の実施形態により得られる効果を説明するためのタイムチャート。 本発明の第3の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図。 本発明の第4の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図。 「2 out of 3」多数決回路の代表的な2つのパターンを示す説明図であり、(a)は誤不動作し難い回路、(b)は誤動作し難い回路を示す。 従来のSSRの一般的な構成を示す説明図。 図7のSSRを用いて構成した図6(a)の「2 out of 3」多数決回路を含む従来の多重化信号選択出力システムを示す説明図。 SSRを用いることなく構成した論理回路LC01を有する、図8とは別の従来の多重化信号選択出力システムを示す説明図。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図である。図1が図8と異なる点は、図8における論理回路LC0が論理回路LC1に置き換わっている点、この論理回路LC1とは別に1個の出力用トライアックOTR(駆動用半導体素子)が設けられている点、及び負荷用電源3が直流電源に限定されている点である。なお、図8と同様の構成要素については同一符号を付して、重複した説明を省略する。
論理回路LC1は、図8における論理回路LC0と同一の論理内容を有するものであるが、6個のソリッドステートリレーSSR1〜SSR6ではなく6個のフォトカプラPHC1〜PHC6によって構成されている。これらのフォトカプラPHC1〜PHC6は、それぞれがソリッドステートリレーSSR1〜SSR6の構成要素に成り得るもの、換言すれば、それぞれが一対のフォトカプラPHC及び出力用トライアックOTRを含んで成る(図7参照)ソリッドステートリレーSSR1〜SSR6から分離され得るものである。
また、論理回路LC1とは別に設けられている出力用トライアックOTRは、6個のソリッドステートリレーSSR1〜SSR6のうちのいずれか1つの構成要素に成り得るもの、換言すれば、ソリッドステートリレーSSR1〜SSR6のうちのいずれか1つから分離され得るものである。
次に、図1の動作につき説明する。論理回路LC1は「2 out of 3」多数決回路であるから、動作指令A,B,Cのうちの少なくとも2つの正常な信号を入力すれば、出力信号を出力することになる。例えば、2つの正常な信号が動作指令A,Bである場合、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光し、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光する。したがって、発光ダイオードLED2に対応するフォトトライアックPTR2、及び発光ダイオードLED5に対応するフォトトライアックPTR5が導通状態になり、フォトトライアックPTR5からの出力信号(駆動制御信号)がトリガ信号として出力用トライアックOTRのゲートに入力される。これにより、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTRを介して負荷機器4に供給される。
同様に、2つの正常な信号が動作指令B,Cである場合、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光し、スイッチSWcのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光する。したがって、発光ダイオードLED3に対応するフォトトライアックPTR3、及び発光ダイオードLED6に対応するフォトトライアックPTR6が導通状態になり、フォトトライアックPTR6からの出力信号(駆動制御信号)がトリガ信号として出力用トライアックOTRのゲートに入力される。これにより、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTRを介して負荷機器4に供給される。
同様に、2つの正常な信号が動作指令C,Aである場合、スイッチSWCのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光し、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光する。したがって、発光ダイオードLED1に対応するフォトトライアックPTR1、及び発光ダイオードLED4に対応するフォトトライアックPTR4が導通状態になり、フォトトライアックPTR4からの出力信号(駆動制御信号)がトリガ信号として出力用トライアックOTRのゲートに入力される。これにより、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTRを介して負荷機器4に供給される。
なお、上記の動作から明らかなように、図6(a)の前段のAND回路61,62,63に対応する図1の構成要素は、それぞれPHC5及びPHC2、PHC6及びPHC3、PHC4及びPHC1であり、図6(a)の後段のOR回路64に対応する構成要素はこれらPHC5及びPHC2、PHC6及びPHC3、PHC4及びPHC1が並列接続されていることである。
上述した第1の実施形態に係る多重化信号選択出力システムによれば、論理回路LC1を従来システムで用いていた6個のソリッドステートリレーSSR1〜SSR6から分離され得る6個のフォトカプラPHC1〜PHC6により構成しているので、この論理回路LC1の占めるスペースを小さくすることができる。また、負荷機器4を駆動するための駆動用半導体素子についても1個のみの出力用トライアックOTRを用いているので、本実施形態における論理回路LC1及び出力用トライアックOTRの占めるスペースは、従来システムにおける論理回路LC0よりも充分に小さなものとなっている。
そして、本実施形態で用いている制御電源回路2A,2B,2Cは、従来システムと同様に、既設の電源回路を用いたものであって新たに設置したものではないので、信頼性を低下させることもない。
なお、本実施形態ではプラントシステムの「多重化」が3重化である場合につき説明したが、本発明の技術は、2重化である場合や4重化以上である場合についても適用可能である。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図である。図2が図1と異なる点は、負荷用電源3が交流電源に限定されている点、及び論理回路LC1と出力用トライアックOTRとの間にトリガ回路TCのみ(つまり図7に示されているようなゼロクロス回路ZCは用いられていない)が介挿されている点である。
本実施形態により得られる効果につき図3のタイムチャートを参照しつつ説明する。負荷用電源3からは例えば周波数50Hzの正弦波状交流電圧が出力されている(図3(a))。いま、時刻t1〜t2の期間に、動作指令出力回路1から少なくとも2つの動作指令が出力されたとする(図3(b))。
この場合、図7に示した一般的なソリッドステートリレーSSRのように、出力用トライアックOTRがゼロクロス回路ZCによるゼロクロス検出を待ってトリガ信号をゲートに入力するのであれば、時刻t1から時間dだけ遅れた時刻t3に出力用トライアックOTRはターンオンして交流電圧を出力する(図3(c))。この遅れ時間dの値は、交流電源周波数が50Hzの場合には最大で10[ms]にもなり、負荷機器4如何によっては無視し得ない遅れとなる。
しかし、図2の構成によれば、一般的に用いられているゼロクロス回路ZCは用いられていないので、出力用トライアックOTRはノンゼロクロス検出に基づきトリガ信号をゲートに入力して直ちに(1[ms]程度)ターンオンする構成となっている。したがって、上記のような大きな時間遅れは生じることがない(図3(d))。但し、出力用トライアックOTRがターンオフする時点は、ゼロクロス検出及びノンゼロクロス検出のいずれの場合においても、動作指令の出力停止時点t2の後でゼロクロス点に近づいた時点t4である(図3(c),(d))。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図である。図4が図1と異なる点は、論理回路LC1の入力側に動作表示器7A,7B,7Cが接続されると共に、論理回路LC1の出力側に動作表示器7Dが接続されている点である。
動作表示器7A,7B,7Cは動作指令A,B,Cを論理回路LC1が正常に入力しているか否かを表示するものであり、動作表示器7Dは論理回路LC1から論理結果である駆動制御信号が正常に出力されているか否かを表示するものである。
本実施形態によれば、オペレータ又は保守作業員等は論理回路LC1が正常に動作しているか否かについて、また、異常となっている場合は異常個所が入力側、出力側のいずれであるかをを直ちに認識することができる。
図5は、本発明の第4の実施形態に係る多重化信号選択出力システムを示す説明図である。これまで説明してきた第1乃至第3の実施形態における論理回路LC1は図6(a)に対応するものであったが、本実施形態における論理回路LC2は図6(b)に対応するものである。
次に、図5の動作につき説明する。論理回路LC1は「2 out of 3」多数決回路であるから、動作指令A,B,Cのうちの少なくとも2つの正常な信号を入力すれば、出力信号を出力することになる。例えば、2つの正常な信号が動作指令A,Bである場合、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光し、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光する。したがって、発光ダイオードLED1に対応するフォトトライアックPTR1、及び発光ダイオードLED2に対応するフォトトライアックPTR2が導通状態になり、負荷用電源3の一方の出力端からの電流はフォトトライアックPTR1又はPTR2を経由して下流側に送られる。
同様に、2つの正常な信号が動作指令B,Cである場合、スイッチSWbのオンに基づく動作指令Bによって発光ダイオードLED2,LED6が発光し、スイッチSWcのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光する。したがって、発光ダイオードLED3に対応するフォトトライアックPTR3、及び発光ダイオードLED6に対応するフォトトライアックPTR6が導通状態になり、上流側のフォトトライアックPTR1又はPTR2からの電流がフォトトライアックPTR3又はPTR6を経由して下流側に送られる。
同様に、2つの正常な信号が動作指令C,Aである場合、スイッチSWCのオンに基づく動作指令Cによって発光ダイオードLED3,LED4が発光し、スイッチSWaのオンに基づく動作指令Aによって発光ダイオードLED1,LED5が発光する。したがって、発光ダイオードLED4に対応するフォトトライアックPTR4、及び発光ダイオードLED5に対応するフォトトライアックPTR5が導通状態になり、上流側のフォトトライアックPTR3又はPTR6からの電流がフォトトライアックPTR4又はPTR5を経由して下流側に送られる。
そして、このフォトトライアックPTR4又はPTR5からの出力信号(駆動制御信号)がトリガ信号として出力用トライアックOTRのゲートに入力される。これにより、負荷用電源3からの電力は出力用トライアックOTRを介して負荷機器4に供給される。
なお、上記の動作から明らかなように、図6(b)の前段のOR回路65,66,67に対応する図5の構成要素は、それぞれPHC1及びPHC2、PHC3及びPHC6、PHC4及びPHC5であり、図6(b)の後段のAND回路68に対応する構成要素はこれらPHC1及びPHC2、PHC3及びPHC6、PHC4及びPHC5が直列接続されていることである。
LC0,LC01,LC1,LC2:論理回路
SSR1〜SSR6:ソリッドステートリレー
PHC1〜PHC6:フォトカプラ
LED1〜LED6:発光ダイオード
PTR1〜PTR6:フォトトライアック
1:動作指令出力回路
SWa,SWb,SWc:スイッチ
2,2A,2B,2C:制御電源回路
3:負荷用電源
4:負荷機器
5:リレー
6:接点
7A,7B,7C,7D:動作表示器

Claims (6)

  1. 独立した制御電源回路に接続されて多重化された動作指令信号を出力する動作指令出力回路と、
    前記動作指令出力回路からの多重化された動作指令信号を入力する複数のフォトカプラにより形成され、入力した複数の動作指令信号が予め選択された組合せとなった場合に駆動制御信号を出力する論理回路と、
    負荷用電源から負荷機器への電力供給路に設けられ、前記論理回路からの駆動制御信号の入力により導通動作を行って負荷機器の駆動を行う駆動用半導体素子と、
    を備えたことを特徴とする多重化信号選択出力システム。
  2. 前記論理回路を形成する複数のフォトカプラは、一対のフォトカプラ及び出力用半導体素子を含んで成る複数のソリッドステートリレー回路から分離され得るものであり、
    前記駆動用半導体素子は、前記複数のソリッドステートリレー回路のうちのいずれか1つの回路から分離され得る1つの出力用半導体素子である、
    ことを特徴とする請求項1記載の多重化信号選択出力システム。
  3. 前記負荷用電源が交流電源の場合に、前記駆動用半導体素子はノンゼロクロス検出に基づいて前記論理回路からの駆動制御信号を入力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の多重化信号選択出力システム。
  4. 前記複数のフォトカプラへの前記多重化された動作指令信号の入力状態、及び前記駆動用半導体素子への前記駆動制御信号の入力状態を表示する動作表示器を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多重化信号選択出力システム。
  5. 前記多重化が3重化であり、
    前記論理回路は、3個の2入力論理積演算器、及びこれに接続される1個の論理和演算器の機能を有するものである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多重化信号選択出力システム。
  6. 前記多重化が3重化であり、
    前記論理回路は、3個の2入力論理和演算器、及びこれに接続される1個の論理積演算器の機能を有するものである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多重化信号選択出力システム。
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