JP2011199524A - 角度検出装置および画像読取装置 - Google Patents

角度検出装置および画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな構成で、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出することができる角度検出装置を提供すること。
【解決手段】水平軸回転体11は、重心位置が回転軸位置と異なるので、重心Gが回転軸位置の鉛直下方に位置し、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が変化しても、姿勢が変化しない。撮像センサ12は、ケース部材10に固定されており、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が変化するときには、外周面sと対向した状態でケース部材10とともに傾斜する。このため、外周面sを撮像センサ12から回転軸11aに向かって見た場合、斜線dと撮像素子群との交差位置が複数の撮像素子の配列方向に移動する。これにより、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度に応じて、撮像センサ12の出力結果が異なることとなり、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を検出できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出する角度検出装置に関するものである。また、本発明は、上記の角度検出装置が組み込まれた画像読取装置に関するものである。
従来より、シート状の媒体を搬送しながら、この搬送されている媒体を撮像する画像読取装置が提案されている。画像読取装置では、シート状の媒体は、装置本体に挿入されると、搬送ローラにより撮像装置へ搬送され、撮像装置により撮像され、搬送ローラにより装置本体から排出される。
また、例えば、画像読取装置が小型の場合には、装置本体が壁掛け状態で設置されたり、立て掛け状態で設置されたりすることがある。つまり、装置本体は、水平面に対して傾斜した状態で設置されることがある。
装置本体が水平面に対して傾斜した状態で設置される点に関連する技術として、姿勢検出手段により印字装置の設置状態を検出し、例えば、印字装置が据え置き設置であるか、あるいは、壁掛け設置であるかに応じて、ロール紙の送りのために使用されるステップモータのトルクを制御する発明が提案されている(特許文献1)。
特許文献1の印字装置は、姿勢検出手段により印字装置の設置状態を検出し、例えば、印字装置が壁掛け設置である場合に、印字装置が据置状態である場合と比べて、ロール紙の送り速度を遅くすることによって、ステップモータのトルクを大きくするものである。つまり、特許文献1の印字装置は、姿勢検出手段により印字装置の設置状態を検出し、壁掛け設置等のロール紙の引き出し負荷が比較的大きい設置状態の場合に、据え置き設置等のロール紙の引き出し負荷が比較的小さい設置状態の場合と比べて、ロール紙の送り速度を遅くすることにより、ロール紙の引き出しに十分なトルクを発生させるものである。
特開2000−72296号公報
ところで、一般に、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出するには、角度検出装置を用いる。角度検出装置としては、例えば、ロータリーエンコーダや、角速度センサ等の従来より公知の角度センサが挙げられるが、新たな構成でのセンサが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、新たな構成で、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出することができる角度検出装置を得ることを目的とする。
また、本発明は、上記の角度検出装置を備え、当該角度検出装置の検出結果に基づいて、搬送ローラの駆動電力を節減することができる画像読取装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る角度検出装置は、回転軸を備え、ケース部材の内部で、回転軸方向が前記ケース部材の水平面に平行とされて、前記回転軸が前記ケース部材に支持され、重心位置が回転軸位置と異なり、回転軸周り方向に沿って形成されている周面である外周面に、当該外周面が前記回転軸周り方向に沿って平面に展開された状態で、前記回転軸周り方向と直交する方向である幅方向と交差する斜線が形成されている水平軸回転体と、少なくとも1列に配列された複数の撮像素子である撮像素子群を備え、前記ケース部材の内部で、前記複数の撮像素子が配列されている方向である配列方向が前記回転軸方向に平行とされて、前記外周面と対向して前記ケース部材に固定された撮像センサと、を備え、前記撮像素子群は、前記外周面を前記撮像センサから前記回転軸に向かって見た場合に、前記斜線と交差しており、当該交差している位置である交差位置は、前記回転軸から見て前記ケース部材が前記回転軸周りに回転するに応じて変化する、ことを特徴としている。
また、本発明に係る画像読取装置は、上記の角度検出装置と、シート状の媒体に接触し、当該接触した媒体を、前記媒体が搬送される方向である搬送方向に搬送する搬送ローラと、前記搬送された媒体を撮像する撮像装置と、前記搬送ローラおよび前記撮像装置を制御する制御装置と、を備え、前記ケース部材は、少なくとも前記搬送ローラおよび前記撮像装置を収容している装置本体であり、前記制御装置は、前記角度検出装置の検出結果に基づいて、前記搬送ローラによる前記媒体の搬送に関する物理量を変更する、ことを特徴としている。
また、上記画像読取装置において、前記回転軸方向は、前記装置本体の水平面に平行とされ、なおかつ、前記搬送方向と直交する方向であり、前記物理量は、前記搬送ローラにより前記媒体を前記搬送方向に送出する力である送出力であり、前記制御装置は、前記角度検出装置の検出結果に基づいて、前記装置本体の前記水平面に対する傾斜角度の変化量である傾斜角度変化量が増大するに伴い、前記搬送ローラによる前記媒体の送出力を減少させる、ことが好ましい。
また、上記画像読取装置において、前記撮像装置と対向して配置され、少なくとも前記搬送された媒体の媒体撮像画像を含む撮像画像の補正時に基準となる補正基準値を更新するためのキャリブレーションシートをさらに備え、前記角度検出装置は、前記キャリブレーションシートに対し、前記搬送方向と直交する方向である主走査方向に連続して配置され、なおかつ、前記回転軸方向が前記主走査方向に平行とされ、前記撮像装置は、前記主走査方向に沿って配列された複数の撮像素子を有し、前記撮像素子群は、前記撮像装置に備えられている複数の撮像素子の一部である、ことが好ましい。
また、上記画像読取装置において、前記撮像装置は、前記搬送方向と直交する方向である主走査方向の読取幅が読取対象である前記媒体の前記主走査方向の幅よりも広くなるように、前記主走査方向に沿って配列された複数の撮像素子を有しており、前記撮像装置と対向して配置され、前記搬送された媒体の媒体撮像画像と前記媒体撮像画像の周囲の余白画像とを含む撮像画像から前記媒体撮像画像を切り出すために、前記余白画像を一定画像とする裏当て部をさらに備え、前記角度検出装置は、前記裏当て部に対し、前記主走査方向に連続して配置され、なおかつ、前記回転軸方向が前記主走査方向に平行とされ、前記撮像素子群は、前記撮像装置に備えられている複数の撮像素子の一部である、ことが好ましい。
水平軸回転体は、常に重心が回転軸の鉛直下方に位置し、ケース部材の水平面に対する傾斜角度が変化しても、姿勢が変化しない。撮像センサは、ケース部材の水平面に対する傾斜角度が変化するときには、水平軸回転体の外周面と対向したままケース部材とともに傾斜する。つまり、撮像センサは、ケース部材の水平面に対する傾斜角度が変化するときには、水平軸回転体の回転軸から見て、水平軸回転体の外周面と対向した状態でケース部材の水平面に対する傾斜角度と同じ角度だけ水平軸回転体の軸周りに回転する。このとき、水平軸回転体の外周面を撮像センサから水平軸回転体の回転軸に向かって見ると、ケース部材の水平面に対する傾斜角度に応じて、交差位置は、複数の撮像素子の配列方向に移動する。これにより、ケース部材の水平面に対する傾斜角度に応じて、撮像センサの出力結果が異なることとなる。したがって、ケース部材の水平面に対する傾斜角度を検出することができるという効果を奏する。以上から、新たな構成で、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出することができるという効果を奏する。
また、角度検出装置が画像読取装置に適用されることで、画像読取装置の装置本体の水平面に対する傾斜角度を検出することができるという効果を奏する。
また、画像読取装置の使用時に、装置本体の水平面に対する傾斜角度に応じて、制御装置により搬送ローラによるシート状の媒体の搬送に関する物理量が変更される。具体的には、例えば、画像読取装置の使用時に、制御装置により、角度検出装置の検出結果に基づいて、装置本体の傾斜角度変化量が増大するに伴い、搬送ローラによるシート状の媒体の送出力を減少させる。したがって、画像読取装置の使用時に、角度検出装置の検出結果に基づいて、装置本体の傾斜角度変化量が増大した場合には、制御装置により搬送ローラによるシート状の媒体の送出力を減少させることで、搬送ローラの駆動電力を節減することができるという効果を奏する。以上のように、角度検出装置の検出結果に基づいて、搬送ローラの駆動電力を節減することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る角度検出装置の概略を示す斜視図である。 図2は、角度検出装置の概略を示す側面図である。 図3は、斜線形成部の外周面の概略を示す図である。 図4は、撮像センサの概略を示す底面図である。 図5は、角度検出装置の使用形態を示すブロック図である。 図6は、傾斜角度が0度の場合の説明図である。 図7は、傾斜角度が45度の場合の説明図である。 図8は、傾斜角度が90度の場合の説明図である。 図9は、傾斜角度が−45度の場合の説明図である。 図10は、傾斜角度が−90度の場合の説明図である。 図11は、配列方向における撮像素子の配置位置と、傾斜角度との関係のグラフを示す図である。 図12は、実施の形態2に係る画像読取装置の概略を示す側面図である。 図13は、撮像ユニットと、キャリブレーションシートと、水平軸回転体との位置関係の概略を示す図である。 図14は、画像読取装置の動作手順の概略のフローチャートを示す図である。 図15は、傾斜角度が0度の場合の説明図である。 図16は、傾斜角度が45度の場合の説明図である。 図17は、傾斜角度が90度の場合の説明図である。 図18は、傾斜角度が−45度の場合の説明図である。 図19は、傾斜角度が−90度の場合の説明図である。 図20は、駆動モータの必要トルクと、傾斜角度との関係のグラフを示す図である。
以下に、本発明に係る角度検出装置および画像読取装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
以下、実施の形態1に係る角度検出装置について説明する。図1は、実施の形態1に係る角度検出装置の概略を示す斜視図である。また、図2は、角度検出装置の概略を示す側面図である。角度検出装置1は、測定対象物の水平面に対する傾斜角度を検出するものである。角度検出装置1は、ケース部材10と、水平軸回転体11と、撮像センサ12とを備えている。
ケース部材10は、測定対象物である。ケース部材10は、少なくとも水平軸回転体11および撮像センサ12を収容するものであり、例えば、矩形箱状に形成されている。実施の形態1では、ケース部材10は、水平軸回転体11および撮像センサ12を収容している。
水平軸回転体11は、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を検出するためのものである。水平軸回転体11は、ケース部材10の内部に配置されている。水平軸回転体11は、回転軸11aを備えており、回転軸方向がケース部材10の水平面に平行とされて、回転軸11aがケース部材10に支持されている。水平軸回転体11は、回転軸方向から見た場合において、形状、あるいは、使用されている材質の密度の少なくともいずれか一方が回転軸位置に対して点対称でないものとすることで、重心位置が回転軸位置と異なっている。なお、図1〜2における符号Gは、水平軸回転体11の重心を示している。
水平軸回転体11は、外周面sに、斜線dが形成されている。ここでいう外周面sとは、水平軸回転体11の回転軸周り方向に沿って形成されている周面である。斜線dとは、水平軸回転体11の外周面sが水平軸回転体11の回転軸周り方向に沿って平面に展開された状態で、水平軸回転体11の回転軸周り方向と直交する方向である幅方向と交差する線分である。ただし、斜線dは、幅方向に対して直交するものを除くものとする。斜線dは、水平軸回転体11の外周面sが水平軸回転体11の回転軸周り方向に沿って平面に展開された状態で、回転軸周り方向および幅方向の双方と交差する方向に延在する線分である。以下、水平軸回転体11の外周面sが水平軸回転体11の回転軸周り方向に沿って平面に展開された状態を、平面展開状態ということとする。
ここで、水平軸回転体11の一例について説明する。水平軸回転体11は、実施の形態1では、回転軸11aと、斜線形成部110と、アーム部111と、重錘部112とを備えている。
斜線形成部110は、実施の形態1では、半円柱とされている。斜線形成部110は、底面110aと、水平平面部110bと、外周面sとを備えている。底面110aは、斜線形成部110の半円形状の平面である。この底面110aは、ケース部材10の水平面に対して、垂直に配置されている。水平平面部110bは、斜線形成部110の底面110a以外の平面、すなわち、矩形状の平面である。この水平平面部110bは、後述の重錘部112によりケース部材10の水平面に平行に配置されている。外周面sは、斜線形成部110では、円周面部分である。
斜線形成部110では、回転軸11aは、底面110aおよびこの底面110aに平行な斜線形成部110の断面である半円形断面において、円弧状部分の曲率中心となる位置に設けられている。回転軸11aは、その軸方向において、各底面110aに対して水平平面部110bの中間部側と反対側に突出しており、この突出部分がケース部材10により支持されている。回転軸11aは、底面110aおよび半円形断面において、円弧状部分の曲率中心となる位置に設けられているため、斜線形成部110と後述の撮像センサ12とが水平軸回転体11の回転軸周りに相対回転しても、斜線形成部110の外周面sと撮像センサ12との距離は、一定に保たれる。
図3は、斜線形成部の外周面の概略を示す図である。図3における(a)は、斜線形成部110の外周面sの平面展開状態を示す図である。図3における(b)は、斜線形成部110の外周面sの上面図である。図3における(a)に示すように、外周面sの平面展開状態では、斜線dは、1本の対角線とされている。図3における(a)および(b)に示すように、斜線dは、外周面sのうち斜線dが形成されていない部分である非形成領域apに対して、例えば、異なる色が配置されたり、配置色の濃度が異なっていたり、あるいは、溝や突起などの凹凸が設けられたりすることで、形成されるものである。以上の斜線dは、重錘部112により斜線dの中央に位置する点である中央点が回転軸11aの鉛直上方に位置することとなる。
アーム部111は、斜線形成部110と重錘部112とを接続するものである。アーム部111は、実施の形態1では、四角柱状に形成されている。アーム部111は、実施の形態1では、水平平面部110bの中央部分に配置されている。このアーム部111は、水平平面部110bに対して垂直に立設されている。アーム部111は、水平平面部110bに対して一体に形成されており、ケース部材10と水平軸回転体11との相対回転時に、斜線形成部110と一体となって、ケース部材10と相対回転する。
重錘部112は、ケース部材10と水平軸回転体11とが水平軸回転体11の回転軸周りに相対回転しても、水平軸回転体11の姿勢を、この相対回転前の姿勢に維持するためのものである。重錘部112は、実施の形態1では、円柱状に形成されており、その軸方向が回転軸11aに平行とされている。重錘部112の円周面における軸方向中間部分は、アーム部111の斜線形成部110と反対側の部分が接続されている。重錘部112は、アーム部111に対して一体に形成されており、ケース部材10と水平軸回転体11との相対回転時に、斜線形成部110およびアーム部111と一体となって、ケース部材10と相対回転する。この重錘部112は、例えば、斜線形成部110に対して、質量が大きく設定されることで、水平軸回転体11の重心位置が水平平面部110bに対して外周面sと反対側に設定されている。実施の形態1では、水平軸回転体11の重心位置は、回転軸11aと重錘部112との間、すなわち、アーム部111上に設定されている。このため、重錘部112は、ケース部材10と水平軸回転体11とが相対回転したか否かに拘らず、水平軸回転体11の姿勢を、回転軸11aの鉛直下方に重錘部112が位置する姿勢に維持する。
ここで、重錘部112が回転軸11aの鉛直下方に位置するので、アーム部111が水平平面部110bに対して垂直に立設されていることから、水平平面部110bは、ケース部材10の水平面に平行な状態を維持することとなる。つまり、水平平面部110bは、重錘部112によりケース部材10の水平面に平行な状態が維持される。またこのため、外周面sにおける斜線dの中央点は、回転軸11aの鉛直上方に位置することとなる。つまり、外周面sにおける斜線dの中央点は、対水平垂直面上に位置する状態が維持される。ここでいう対水平垂直面とは、回転軸11aを含み、なおかつ、ケース部材10の水平面に垂直な平面である。
このため、角度検出装置1では、斜線形成部110の外周面sを撮像センサ12から回転軸11aに向かって見た場合に、後述の撮像素子群12aと斜線dとが交差している位置である交差位置が、回転軸11aから見てケース部材10が回転軸周りに回転するに応じて変化する。
撮像センサ12は、水平軸回転体11の外周面sに形成されている斜線dを撮像するものである。図4は、撮像センサの概略を示す底面図である。図4に示すように、撮像センサ12は、撮像素子群12aを備えている。撮像素子群12aは、少なくとも1列に配列された複数の撮像素子120である。実施の形態1では、複数の撮像素子120は、1列に配列されている。撮像センサ12は、ケース部材10の内部に配置されている。撮像センサ12は、複数の撮像素子120の配列方向が水平軸回転体11の回転軸方向に平行とされて、斜線形成部110の外周面sと対向してケース部材10に固定されている。ここでいう配列方向とは、少なくとも1列に配列された複数の撮像素子120が配列されている方向である。
撮像素子群12aは、斜線形成部110の外周面sを撮像センサ12から回転軸11aに向かって見た場合に、斜線dと交差している。撮像センサ12に備えられている複数の撮像素子120のうち少なくとも1つは、斜線dを撮像可能な状態とされている。実施の形態1では、撮像素子群12aは、ケース部材10が水平面に据え置かれた状態で、対水平垂直面上に位置している。実施の形態1では、ケース部材10が水平面に据え置かれた状態で、複数の撮像素子120のうち、配列方向中央に位置する撮像素子120あるいは配列方向中央に直近する撮像素子120により、斜線dの中央点が撮像されることとなる。
撮像センサ12は、斜線形成部110の外周面sを撮像している場合、撮像センサ12の各撮像素子120には、斜線形成部110の外周面sからの光が入射されるので、撮像センサ12の各撮像素子120からは読取領域に対応した露光ごとの撮像画像信号が出力される。撮像センサ12は、各撮像素子120から出力された露光ごとの撮像画像信号から、主走査方向ごとのラインデータを生成し、出力する。
撮像センサ12により斜線形成部110の外周面sを撮像するには、例えば、撮像センサ12の近傍に光源を設ければよい。この光源は、例えば、LEDであり、導光板により出射光を散乱させ、水平軸回転体11の外周面sに向けて水平軸回転体11の回転軸方向にライン状となる光を出射するものであり、後述の制御装置1cからの点灯指示に応じて点灯すればよい。この他、撮像センサ12により斜線形成部110の外周面sを撮像するには、例えば、外光をケース部材10内に取り入れて、水平軸回転体11の外周面sで反射させてもよい。これらの場合には、撮像センサ12の各撮像素子120には、斜線形成部110の外周面sで反射した光である反射光が入射される。
また、撮像センサ12により斜線形成部110の外周面sを撮像するには、例えば、斜線形成部110が発光することで、光を外周面sから放射するものであってもよく、制御装置1cからの点灯指示に応じて点灯すればよい。
以上の角度検出装置1は、制御装置1cからの角度検出開始信号に基づいて動作する。
図5は、角度検出装置の使用形態を示すブロック図である。角度検出装置1は、撮像センサ12が画像処理装置1aと接続されている。画像処理装置1aは、角度検出装置1の撮像センサ12から出力されたラインデータに基づいて、撮像センサ12による斜線形成部110の外周面sのライン状の撮像画像から、外周面sの幅方向において、局所的に濃度が異なっている箇所を抽出する。つまり、画像処理装置1aは、角度検出装置1の撮像センサ12から出力されたラインデータに基づいて、撮像センサ12による斜線形成部110の外周面sのライン状の撮像画像から、外周面sの幅方向において、斜線dを撮像した箇所を検出する。そして、画像処理装置1aは、外周面sの幅方向において、検出した斜線dの撮像箇所から、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を求める。画像処理装置1aは、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を、撮像センサ12による外周面sの撮像ごとに、演算により求めても良い。また、画像処理装置1aは、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を、外周面sの幅方向において撮像センサ12により検出された斜線dの撮像箇所とケース部材10の水平面に対する傾斜角度との対応が予め記憶されているマップ、例えばLUT(Look UP Table)を参照して求めても良い。この画像処理装置1aにより求められたケース部材10の水平面に対する傾斜角度は、検出結果出力先1bに出力される。画像処理装置1aは、制御装置1cからの画像処理信号に基づいて動作する。
また、角度検出装置1は、撮像センサ12が制御装置1cと接続されている。つまり、制御装置1cは、角度検出装置1および画像処理装置1aを制御するものである。
次に、実施の形態1の角度検出装置1の動作について説明する。
まず、制御装置1cは、角度検出装置1の撮像センサ12により斜線dを撮像させる。制御装置1cは、角度検出装置1に角度検出開始信号を出力すると、角度検出装置1の撮像センサ12により斜線形成部110のライン状の撮像領域に対して撮像を開始させる。斜線形成部110の外周面sを撮像センサ12から水平軸回転体11の回転軸位置に向かって見た場合に、撮像素子群12aと斜線dとの交差位置は、ケース部材10が水平に据え置かれている状態では、複数の撮像素子120の配列方向において、複数の撮像素子120の中央位置である。撮像素子群12aと斜線dとの交差位置は、この状態から、ケース部材10が水平軸回転体11の回転軸周り方向において、一方に傾斜すると、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度に応じて、複数の撮像素子120の中央位置から配列方向の一方に移動し、他方に傾斜すると、複数の撮像素子120の中央位置から配列方向の他方に移動する。
制御装置1cは、角度検出装置1の撮像センサ12により斜線dを撮像させると、撮像センサ12の検出結果を、画像処理装置1aを介して検出結果出力先1bに出力させる。ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が0度でなくなると、撮像素子群12aと斜線dとの交差位置は、複数の撮像素子120の中央位置から配列方向に移動するため、複数の撮像素子120のうち斜線dを検出した撮像素子120のパターンが異なることとなる。つまり、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が0度でなくなると、撮像素子群12aと斜線dとの交差位置は、複数の撮像素子120の中央位置から配列方向に移動するため、1個の撮像素子120で斜線dを検出した場合には斜線dを検出した撮像素子120の位置、複数の撮像素子120で斜線dを検出した場合にはその組み合わせなどが異なることとなる。したがって、撮像センサ12の出力結果である、斜線形成部110の外周面sにおけるライン状の撮像画像に対応するラインデータは、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度に応じて、異なることとなる。つまり、角度検出装置1は、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を検出することができる。
次に、5個の撮像素子120が撮像センサ12に備えられている場合を例に挙げ、角度検出装置1の具体的な動作について説明する。以下、説明の都合上、5個の撮像素子120である撮像素子120a、120b、120c、120d、120eが配列方向に沿って連続して等間隔に配列されているものとする。
図6は、傾斜角度が0度の場合の説明図である。以下、実施の形態1では、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度は、ケース部材10が紙面右回り方向に回転した場合の角度を正の角度とし、ケース部材10が紙面左回り方向に回転した場合の角度を負の角度ということとする。図6における(a)〜(c)に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が0度の場合には、対水平垂直面上に斜線dの中央点および撮像素子群12aが位置する。ライン状の撮像領域における斜線dは、配列方向の中央に位置している撮像素子120cにより撮像される。ライン状の撮像領域における非形成領域apは、撮像素子120a、120b、120d、120eにより撮像される。撮像素子120a、120b、120c、120d、120eからの出力信号から、ラインデータは、例えば、「11011」となる。
図7は、傾斜角度が45度の場合の説明図である。図7における(a)〜(c)に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が45度の場合には、撮像素子群12aは、対水平垂直面を基準として右回り方向に移動する。図7における(b)および(c)に示すように、ライン状の撮像領域における斜線dは、配列方向中央の撮像素子120cよりも1撮像素子分だけずれた位置にある撮像素子120dにより撮像される。ライン状の撮像領域における非形成領域apは、撮像素子120a、120b、120c、120eにより撮像される。撮像素子120a、120b、120c、120d、120eからの出力信号から、ラインデータは、例えば、「11101」となる。
図8は、傾斜角度が90度の場合の説明図である。図8における(a)〜(c)に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が90度の場合には、撮像素子群12aは、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が45度の場合と比べて、対水平垂直面を基準としてさらに右回り方向に移動する。図8における(b)および(c)に示すように、ライン状の撮像領域における斜線dは、配列方向中央の撮像素子120cよりも2撮像素子分だけずれた位置にある撮像素子120eにより撮像される。ライン状の撮像領域における非形成領域apは、撮像素子120a、120b、120c、120dにより撮像される。撮像素子120a、120b、120c、120d、120eからの出力信号から、ラインデータは、例えば、「11110」となる。
図9は、傾斜角度が−45度の場合の説明図である。図9における(a)〜(c)に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が−45度の場合には、撮像素子群12aは、対水平垂直面を基準として左回り方向に移動する。図9における(b)および(c)に示すように、ライン状の撮像領域における斜線dは、配列方向中央の撮像素子120cよりも1撮像素子分だけずれた位置にある撮像素子120bにより撮像される。ライン状の撮像領域における非形成領域apは、撮像素子120a、120c、120d、120eにより撮像される。撮像素子120a、120b、120c、120d、120eからの出力信号から、ラインデータは、例えば、「10111」となる。
図10は、傾斜角度が−90度の場合の説明図である。図10における(a)〜(c)に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が−90度の場合には、撮像素子群12aは、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度が−45度の場合と比べて、対水平垂直面を基準としてさらに左回り方向に移動する。ライン状の撮像領域における斜線dは、配列方向中央の撮像素子120cよりも2撮像素子分だけずれた位置にある撮像素子120aにより撮像される。ライン状の撮像領域における非形成領域apは、撮像素子120b、120c、120d、120eにより撮像される。撮像素子120a、120b、120c、120d、120eからの出力信号から、ラインデータは、例えば、「01111」となる。
図11は、配列方向における撮像素子の配置位置と、傾斜角度との関係のグラフを示す図である。図11に示すように、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を−90度から90度まで変化させるに伴い、各撮像素子120からの出力信号に基づいて、斜線dを検出した撮像素子120の位置をプロットしてグラフを描くと、描かれたグラフは、傾きを持つ直線になる。つまり、角度検出装置1は、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度に応じた信号を出力することができる。すなわち、角度検出装置1は、ケース部材10の水平面に対する傾斜角度を検出することができる。
以上、実施の形態1の角度検出装置1について説明したが、水平軸回転体11の重心位置は、アーム部111上に位置しなくてもよい。例えば、水平軸回転体11の重心位置は、斜線形成部110上に位置していてもよい。この場合、撮像センサ12は、ケース部材10が水平面に据え置かれている状態で、水平軸回転体11の姿勢に合わせて、ケース部材10への固定位置を変更すればよい。具体的には、撮像センサ12の撮像素子群12aは、ケース部材10が水平面に据え置かれている状態で、斜線形成部110の外周面sと対向し、なおかつ、回転軸11aおよび斜線dの中央点と、同一平面上に配置されていればよい。
なお、幅方向に連続する複数の撮像素子120で斜線dを検出した場合には、これらの複数の撮像素子120から出力される撮像画像信号は、検出値と非検出値との間の中間値となる。ここでいう検出値とは、撮像素子120が単体で斜線dを検出した場合の撮像信号の値であり、非検出値とは、撮像素子120が斜線dを検出していない場合の撮像画像信号の値である。これらの複数の中間値を、画像処理装置1aにより補正して、全て検出値とし、さらに、検出結果出力先1bにおいて、中間値を出力した各撮像素子120が単体で斜線dを検出したとした場合の傾斜角度の平均値を求め、その平均値を本来の傾斜角度とすればよい。
〔実施の形態2〕
以下、実施の形態2に係る画像読取装置について説明する。図12は、実施の形態2に係る画像読取装置の概略を示す側面図である。画像読取装置2は、シート状の媒体Pを搬送しながら、この搬送されているシート状の媒体Pを撮像するものである。以下、シート状の媒体Pを、単に媒体Pということとする。画像読取装置2は、前述の角度検出装置1と、搬送ローラ20と、撮像ユニット21と、キャリブレーションシート22と、制御装置23とを備えている。
角度検出装置1のケース部材10は、実施の形態2では、画像読取装置2の装置本体24である。実施の形態2では、装置本体24は、画像読取装置2が備える要素、例えば、搬送ローラ20と、撮像ユニット21と、制御装置23と、キャリブレーションシート22とを収容している。
搬送ローラ20は、媒体Pを搬送するものである。搬送ローラ20は、実施の形態2では、例えば、1組のローラ対である給紙用ローラ201と、1組のローラ対である排紙用ローラ202とを備えている。
給紙用ローラ201は、搬送方向において最も上流側に配置された搬送ローラ20であり、給紙トレイ2aから装置本体24内に挿入された媒体Pを、撮像ユニット21による媒体Pの撮像位置に搬送するものである。ここでいう搬送方向とは、媒体Pが搬送される方向である。以下、撮像ユニット21による媒体Pの撮像位置を、単に撮像位置ということとする。給紙用ローラ201は、実施の形態2では、搬送路に対して回転軸が下方に配置された駆動ローラ201aと、搬送路に対して回転軸が上方に配置された従動ローラ201bとを備えるローラ対である。実施の形態2では、従動ローラ201bは、搬送路を挟むようにして駆動ローラ201aと対向しており、駆動ローラ201aと接触可能に配置されている。
実施の形態2では、従動ローラ201bは、駆動ローラ201aとの間に進入した媒体Pの紙面に押圧されるように支持されている。実施の形態2では、従動ローラ201bは、駆動ローラ201aとの間に媒体Pが進入していない場合には、外周面が駆動ローラ201aの外周面と接触している。駆動ローラ201aは、従動ローラ201bとの間に進入した媒体Pと接触し、後述の駆動系により回転することで、この接触した媒体Pを搬送方向に搬送する。
排紙用ローラ202は、搬送方向において最も下流側に配置された搬送ローラ20であり、撮像ユニット21により撮像された媒体Pを、装置本体24から排紙トレイ2bに、つまり、外部に排出するものである。排紙用ローラ202は、実施の形態2では、搬送路に対して回転軸が下方に配置された駆動ローラ202aと、搬送路に対して回転軸が上方に配置された従動ローラ202bとを備えるローラ対である。駆動ローラ202aと従動ローラ202bとの関係は、駆動ローラ201aと従動ローラ201bとの関係と同様であるので、説明を省略する。
駆動ローラ201aおよび駆動ローラ202aは、図示しない駆動系により回転される。この駆動系は、例えば、駆動モータと、駆動力伝達装置とを備えている。駆動モータは、例えば、ステッピングモータとされている。この駆動モータは、制御装置23から電力が供給されることで駆動し、例えば、制御装置23からパルス信号が送られることで駆動する。これにより、駆動モータは、駆動力伝達装置を介して、駆動ローラ201aおよび駆動ローラ202aをそれぞれ回転(図12において、右回り)させることができる。
実施の形態2では、給紙用ローラ201と排紙用ローラ202との配置間隔は、給紙用ローラ201により送出された媒体Pの搬送方向の先端部が排紙用ローラ202に確実に到達できる距離、つまり、給紙用ローラ201と排紙用ローラ202との間で媒体Pを確実に授受できる距離であればよい。
以上説明したような搬送ローラ20、つまり、給紙用ローラ201および排紙用ローラ202は、制御装置23により電力が駆動モータに供給されることで、駆動力伝達装置を介して、駆動される。
撮像ユニット21は、撮像装置である。撮像ユニット21は、搬送ローラ20により搬送された媒体Pを撮像するものである。実施の形態2では、撮像ユニット21は、搬送方向において、給紙用ローラ201と排紙用ローラ202との間に配置されている。実施の形態2では、撮像ユニット21は、搬送路に対して駆動ローラ201aおよび駆動ローラ202aが配置されている側と反対側、すなわち、搬送路に対して上方側に1個配置されており、搬送路と対向している。なお、撮像ユニット21は、搬送路に対して、上方と下方とに1個ずつ配置し、媒体Pの両面を撮像できるようにしてもよい。
撮像ユニット21は、光源211と、撮像センサ212とを備えている。
光源211は、搬送方向において、例えば、撮像センサ212の近傍に配置されており、実施の形態2では、撮像センサ212の上流側に配置されている。この光源211は、例えば、LEDであり、図示しない導光板により出射光を散乱させ、搬送ローラ20により搬送されている媒体Pに向けて主走査方向にライン状となる光を出射するものであり、制御装置23からの点灯指示に応じて点灯する。
撮像センサ212は、複数の撮像素子を有している。実施の形態2では、撮像センサ212は、例えば複数のCCD(Charge Coupled Device)撮像素子を備えている。この他、撮像センサ212は、例えば複数のCMOS型の撮像素子を備えているものであってもよい。撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子は主走査方向にライン状に配列されている。撮像センサ212は、複数の撮像素子から形成される主走査方向の幅が、角度検出装置1の斜線形成部110の主走査方向の幅と、後述のキャリブレーションシート22の主走査方向の幅との和よりも長い幅に設定されている。撮像センサ212は、斜線形成部110の外周面s、キャリブレーションシート22、あるいは、搬送ローラ20により搬送されている媒体Pで反射した光源211からの光である反射光の光軸上に配置されており、光源211の点灯状態で、搬送ローラ20により媒体Pが搬送方向に搬送されることで、媒体Pの全領域を内部に含む領域である読取領域を走査する。したがって、搬送ローラ20により媒体Pが撮像位置へ向けて搬送方向に搬送されている場合、言い換えれば、媒体Pのスキャンを実行中の場合、撮像センサ212の各撮像素子には、斜線形成部110の外周面s、キャリブレーションシート22、あるいは、媒体Pで反射した光源211からの光である反射光が入射されるので、撮像センサ212の各撮像素子からは読取領域に対応した露光ごとの撮像画像信号が出力される。撮像センサ212は、各撮像素子から出力された露光ごとの撮像画像信号から、主走査方向ごとのラインデータを生成し、出力する。
以上のように、撮像センサ212は、搬送ローラ20により撮像位置に向けて搬送されている媒体Pからの反射光に基づいて、媒体Pを撮像する。このような撮像センサ212は、制御装置23からの撮像指示に応じて媒体Pの撮像を行う。
キャリブレーションシート22は、撮像ユニット21による撮像画像の補正時に基準となる補正基準値を更新するためのものである。この撮像画像は、少なくとも搬送ローラ20により搬送された媒体Pの媒体撮像画像を含む画像である。実施の形態2では、キャリブレーションシート22は、撮像画像データの補正時に基準となる基準データを更新するためのものである。ここでいう撮像画像データとは、搬送ローラ20により搬送された媒体Pの媒体撮像画像に対応する媒体画像データを少なくとも含むデータである。基準データとは、具体的には、白基準データや、黒基準データであり、撮像センサ212の各撮像素子ごとの補正基準値が集まったデータである。
キャリブレーションシート22は、搬送方向において、駆動ローラ201aと駆動ローラ202aとの間に配置されている。キャリブレーションシート22は、搬送路を挟んで撮像ユニット21と対向しており、撮像ユニット21の光源211から出射される光の光軸上に配置されている。このキャリブレーションシート22は、実施の形態2では、画像読取装置2の装置本体24に支持されている。キャリブレーションシート22の主走査方向の幅は、画像読取装置2によりスキャンを行うことができる媒体Pのうち、最も主走査方向の幅が広い媒体Pの幅よりも長い幅に設定されている。このため、キャリブレーションシート22は、撮像ユニット21による媒体Pのスキャン時には、一部が媒体Pとともにスキャンされる。
図13は、撮像ユニットと、キャリブレーションシートと、水平軸回転体との位置関係の概略を示す図である。図13における(a)は、撮像ユニット21と、キャリブレーションシート22と、水平軸回転体11との位置関係の概略を示す上面図である。図13における(b)は、撮像ユニット21と、キャリブレーションシート22と、水平軸回転体11との位置関係の概略を搬送方向に沿って見た正面図である。図13における(a)および(b)に示すように、キャリブレーションシート22は、矩形状のシートであり、長尺方向が主走査方向とされ、なおかつ、シート面が撮像ユニット21の撮像センサ212と対向して配置されている。
角度検出装置1は、水平軸回転体11の回転軸11aが装置本体24の水平面に平行とされ、なおかつ、搬送方向と直交する方向である主走査方向に配置されている。回転軸11aは、装置本体24により支持されている。角度検出装置1は、キャリブレーションシート22に対し、主走査方向に連続して配置されている。
実施の形態2では、角度検出装置1の水平軸回転体11および撮像センサ12が、キャリブレーションシート22に対して、主走査方向に連続して配置されている。実施の形態2では、水平軸回転体11は、搬送路に対して、下方に配置されている。
撮像ユニット21と、キャリブレーションシート22と、水平軸回転体11とは、前述のような位置関係になっており、対水平垂直面上に、撮像センサ212の撮像素子が位置している。実施の形態2では、角度検出装置1の撮像素子群12aは、撮像ユニット21の撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子の一部とされている。撮像素子群12aの複数の撮像素子120は、撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子のうち、斜線形成部110の外周面sと対向する撮像素子とされている。撮像素子群12aの複数の撮像素子120は、例えば、撮像ユニット21の撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子が主走査方向に沿って3列に配列されている場合には、主走査方向に沿って3列に配列されているものである。撮像素子群12aの複数の撮像素子120は、例えば、撮像ユニット21の撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子が主走査方向に沿って1列に配列されている場合には、主走査方向に沿って1列に配列されているものである。
制御装置23は、搬送ローラ20および撮像ユニット21を制御するものである。
次に、実施の形態2の画像読取装置2の動作について説明する。
制御装置23は、角度検出装置1の検出結果に基づいて、搬送ローラ20による媒体Pの搬送に関する物理量を変更することを特徴とするものである。実施の形態2では、搬送ローラ20による媒体Pの搬送に関する物理量は、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に送出する力である送出力である。
図14は、画像読取装置の動作手順の概略のフローチャートを示す図である。図14に示すように、まず、制御装置23は、画像読取装置2の電源がオフからオンになると、スキャンを行う際に、撮像装置により斜線dを撮像させる(ステップS1)。具体的には、制御装置23は、プレ引込制御時に、あるいは、スキャンを開始するのと同時に、撮像ユニット21の光源211および撮像素子群12aにより斜線dを撮像させる。ここでいうプレ引込制御とは、画像読取装置2の電源がオフからオンになると、図示しないスキャンボタンが押圧される前に、制御装置23により、図示しない媒体検出センサの検出結果に基づいて媒体Pが装置本体24内に挿入されたと判断した場合、駆動モータに電力を供給し、駆動ローラ201aを回転させることで、装置本体24に挿入された媒体Pの搬送方向の先端部を駆動ローラ201aおよび従動ローラ201bに保持させるものである。次に、制御装置23は、斜線dと撮像素子群12aとの交差位置に応じた撮像装置の検出結果を入力する(ステップS2)。具体的には、制御装置23は、斜線dと撮像素子群12aとの交差位置に応じた撮像ユニット21の撮像素子群12aの検出結果を入力する。次に、制御装置23は、撮像装置の検出結果に基づいて、媒体Pの搬送に関する物理量を変更する(ステップS3)。具体的には、制御装置23は、撮像ユニット21の撮像素子群12aの検出結果に基づいて、媒体Pの搬送に関する物理量、実施の形態2では、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に送出する力である送出力を変更する。より詳しく述べると、制御装置23は、角度検出装置1の検出結果、すなわち、撮像素子群12aの検出結果に基づいて、画像読取装置2の装置本体24の水平面に対する傾斜角度の変化量である傾斜角度変化量が増大するに伴い、搬送ローラ20による媒体Pの送出力を減少させる。そして、制御装置23は、撮像装置の検出結果に基づいて、媒体Pの搬送に関する物理量を変更すると、角度検出装置1の検出結果に変化が現れるまでは、媒体Pの搬送に関する物理量を、ステップS3で変更した物理量に維持する(エンド)。
次に、画像読取装置2の具体的な動作について説明する。
図15は、傾斜角度が0度の場合の説明図である。以下、実施の形態2では、装置本体24の水平面に対する傾斜角度は、装置本体24が紙面右回り方向に回転した場合の角度を正の角度とし、装置本体24が紙面左回り方向に回転した場合の角度を負の角度ということとする。図15における(a)に示すように、装置本体24の水平面に対する傾斜角度が0度の場合には、実施の形態1で説明したように、撮像素子群12aから出力されるラインデータは、例えば、「11011」となる。図15における(b)に示すように、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcos0°、Fb=A)
で表される。Faは、搬送ローラ20の自重Mの垂直方向成分の抗力に対して、摩擦係数μを掛けたものであり、搬送ローラ20と媒体Pとの間で作用する静止摩擦力である。ここでいう垂直方向とは、媒体Pにおける搬送ローラとの接触面に対して垂直な方向である。Fbは、搬送ローラ20により媒体Pに印加される押付力Aである。
図16は、傾斜角度が45度の場合の説明図である。図16における(a)に示すように、装置本体24の水平面に対する傾斜角度が45度の場合には、実施の形態1で説明したように、撮像素子群12aから出力されるラインデータは、例えば、「11101」となる。図16における(b)に示すように、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcos45°、Fb=A)
で表される。
図17は、傾斜角度が90度の場合の説明図である。図17における(a)に示すように、装置本体24の水平面に対する傾斜角度が90度の場合には、実施の形態1で説明したように、撮像素子群12aから出力されるラインデータは、例えば、「11110」となる。図17における(b)に示すように、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcos90°、Fb=A)
で表される。
図18は、傾斜角度が−45度の場合の説明図である。図18における(a)に示すように、装置本体24の水平面に対する傾斜角度が−45度の場合には、実施の形態1で説明したように、撮像素子群12aから出力されるラインデータは、例えば、「10111」となる。図18における(b)に示すように、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcos(−45°)、Fb=A)
で表される。
図19は、傾斜角度が−90度の場合の説明図である。図19における(a)に示すように、装置本体24の水平面に対する傾斜角度が−90度の場合には、撮像素子群12aから出力されるラインデータは、例えば、「01111」となる。図19における(b)に示すように、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcos(−90°)、Fb=A)
で表される。
図20は、駆動モータの必要トルクと、傾斜角度との関係のグラフを示す図である。装置本体24の水平面に対する傾斜角度を−90度から90度まで変化させるに伴い、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fの値の変動分をプロットしてグラフを描くと、描かれたグラフは、コサイン曲線になる。つまり、制御装置23は、装置本体24の水平面に対する傾斜角度を−90度から90度まで変化させるに伴い、駆動モータの必要トルクを上記のコサイン曲線に従って制御すれば、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fを媒体Pに対して作用させることができる。したがって、画像読取装置2は、角度検出装置1から出力されるラインデータに基づいて、制御装置23により駆動モータの必要トルクを設定することで、装置本体24の水平面に対する傾斜角度に基づいて、搬送ローラ20による媒体Pの送出力を、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる大きさにすることができる。
一般に、装置本体24の水平面に対する傾斜角度がθ度の場合には、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、
F=Fa+Fb (ただし、Fa=μMcosθ°、Fb=A)
で表される。ここで、以下の(1)〜(3)の3つの見解が得られる。
(1)搬送ローラ20による媒体Pの送出力は、搬送ローラ20と媒体Pとの間で作用する静止摩擦力を含んでいる。
(2)この静止摩擦力Faは、搬送ローラ20の自重Mの垂直方向成分Mcosθ°の抗力が増大するに伴い増大する。
(3)この搬送ローラ20の自重Mの垂直方向成分Mcosθ°の抗力は、搬送方向の水平面に対する傾斜角度θ°の変化量が増大するに伴い減少する。
これらの(1)〜(3)の3つの観点から、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる送出力Fは、画像読取装置2の装置本体24の傾斜角度変化量が増大するに伴い減少するという知見が得られる。この知見を基に、画像読取装置2の使用時に、制御装置23により、角度検出装置1の撮像素子群12aの検出結果に基づいて、装置本体24の傾斜角度変化量が増大した場合には、制御装置23により搬送ローラ20による媒体Pの送出力を減少させることで、搬送ローラ20の駆動電力を節減することができる。
また、上記の知見に基づいて、画像読取装置2の使用時に、制御装置23により、角度検出装置1により検出された装置本体24の水平面に対する傾斜角度に基づいて、搬送ローラ20の制御を行うので、例えば、搬送ローラ20による媒体Pの搬送性を向上させることができる。
また、上述のように、画像読取装置2の使用時に、角度検出装置1の撮像センサ12の検出結果に基づいて、装置本体24の傾斜角度変化量が増大した場合には、制御装置23により搬送ローラ20による媒体Pの送出力を減少させることで、搬送ローラ20の駆動電力を節減することができるので、搬送ローラ20を駆動させる駆動モータにおいて、不要に電力が消費されることがない。またこのため、画像読取装置2において新たに熱対策や防音対策を行わなくてもよい。
また、角度検出装置1の撮像センサ12に備えられている撮像素子群12aは、撮像ユニット21の撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子の一部であるので、撮像ユニット21により水平軸回転体11の外周面sに形成されている斜線dを撮像する。このため、角度検出装置1により、撮像ユニット21の撮像センサ212の撮像結果に基づいて、画像読取装置2の装置本体24の水平面に対する傾斜角度を検出することができる。
以上、実施の形態2の画像読取装置2について説明したが、画像読取装置2は、スキャンを行わないときに、制御装置23により、撮像ユニット21に斜線dを撮像させ、装置本体24の水平面に対する傾斜角度を検出してもよい。
また、画像読取装置2は、角度検出装置1から出力されるラインデータに基づいて、制御装置23により駆動モータの必要トルクを設定したが、これに代えて、角度検出装置1から出力されるラインデータに基づいて、制御装置23により搬送ローラ20の媒体Pに対する押付力を設定してもよい。搬送ローラ20の媒体Pに対する押付力を変更するには、回転軸位置変更装置をさらに画像読取装置2に備えればよい。ここでいう回転軸位置変更装置とは、制御装置23からの回転軸位置変更信号に応じて、搬送路と搬送ローラ20の回転軸との間の距離を変更できる装置である。このように、画像読取装置2は、角度検出装置1から出力されるラインデータに基づいて、制御装置23により搬送ローラ20の媒体Pに対する押付力を設定することで、装置本体24の水平面に対する傾斜角度に基づいて、搬送ローラ20による媒体Pの送出力を、搬送ローラ20により媒体Pを搬送方向に搬送するのに最低限必要とされる大きさにすることができる。
なお、実施の形態2の画像読取装置2は、キャリブレーションシート22を備えたものとしたが、キャリブレーションシート22に代えて、裏当て部を備えたものであってもよい。裏当て部は、搬送ローラ20により搬送された媒体Pの媒体撮像画像と、この媒体撮像画像の周囲の余白画像とを含む撮像画像から媒体撮像画像を切り出すために、余白画像を一定画像とするものである。余白画像は、撮像ユニット21により撮像された画像である。裏当て部は、具体的には、搬送ローラ20により搬送された媒体Pの媒体撮像画像に対応する媒体画像データと、この媒体撮像画像の周囲の余白画像に対応する余白画像データとを含む撮像画像データから、媒体画像データを切り出すために、余白画像データを一定値が集まったデータとするものである。実施の形態2の画像読取装置2が裏当て部を備えたものである場合、撮像ユニット21は、主走査方向の読取幅が読取対象である媒体Pの主走査方向の幅よりも広くなるように、主走査方向に沿って配列された複数の撮像素子を有していればよい。裏当て部の形状は、例えば、シート状あるいは板状であればよい。その他、裏当て部の諸条件、例えば、裏当て部の配置位置、裏当て部の主走査方向の幅、裏当て部の入射光および反射光との関係、裏当て部の撮像ユニット21および水平軸回転体11との位置関係などは、前述のキャリブレーションシート22と同様であればよい。すなわち、実施の形態2の画像読取装置2が裏当て部を備えたものである場合には、例えば、角度検出装置1は、裏当て部に対し、主走査方向に連続して配置され、なおかつ、回転軸方向が主走査方向に平行とされていればよく、角度検出装置1の撮像素子群12aは、撮像ユニット21の撮像センサ212に備えられている複数の撮像素子の一部とされていればよい。また、実施の形態2の画像読取装置2は、前述のキャリブレーションシート22に、上記の裏当て部の機能を持たせてもよい。以上のような場合でも、前述の実施の形態2の画像読取装置2と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態2の画像読取装置2は、実施の形態1の角度検出装置1が適用されたものとしたが、これに代えて、従来より公知の角度センサ、例えば、ロータリーエンコーダや、3軸ジャイロセンサが適用されたものであってもよい。ここで、例えば、3軸ジャイロセンサが画像読取装置2に適用された場合には、装置本体24の水平面に対する様々な方向の傾斜角度に基づいて、搬送ローラ20による媒体Pの搬送に関する物理量を変更することができる。
以上のように、角度検出装置1が画像読取装置2に適用されることで、画像読取装置2の装置本体24の水平面に対する傾斜角度を検出することができる。
以上のように、本発明に係る角度検出装置は、ケース部材の水平面に対する傾斜角度を検出する角度検出装置として有用であり、特に、画像読取装置の装置本体の水平面に対する傾斜角度を検出する角度検出装置として有用である。
また、本発明に係る画像読取装置は、シート状の媒体を搬送しながら撮像する画像読取装置として有用である。
1 角度検出装置
10 ケース部材
11 水平軸回転体
11a 回転軸
12 撮像センサ
12a 撮像素子群
120 撮像素子
120a 撮像素子
120b 撮像素子
120c 撮像素子
120d 撮像素子
120e 撮像素子
20 搬送ローラ
21 撮像ユニット(撮像装置)
211 光源
212 撮像センサ
22 キャリブレーションシート
23 制御装置
24 装置本体(ケース部材)
F 送出力
G 重心
P シート状の媒体
d 斜線
s 外周面
θ° 水平面に対する傾斜角度

Claims (5)

  1. 回転軸を備え、ケース部材の内部で、回転軸方向が前記ケース部材の水平面に平行とされて、前記回転軸が前記ケース部材に支持され、重心位置が回転軸位置と異なり、回転軸周り方向に沿って形成されている周面である外周面に、当該外周面が前記回転軸周り方向に沿って平面に展開された状態で、前記回転軸周り方向と直交する方向である幅方向と交差する斜線が形成されている水平軸回転体と、
    少なくとも1列に配列された複数の撮像素子である撮像素子群を備え、前記ケース部材の内部で、前記複数の撮像素子が配列されている方向である配列方向が前記回転軸方向に平行とされて、前記外周面と対向して前記ケース部材に固定された撮像センサと、
    を備え、
    前記撮像素子群は、前記外周面を前記撮像センサから前記回転軸に向かって見た場合に、前記斜線と交差しており、
    当該交差している位置である交差位置は、前記回転軸から見て前記ケース部材が前記回転軸周りに回転するに応じて変化する、
    ことを特徴とする角度検出装置。
  2. 請求項1に記載の角度検出装置と、
    シート状の媒体に接触し、当該接触した媒体を、前記媒体が搬送される方向である搬送方向に搬送する搬送ローラと、
    前記搬送された媒体を撮像する撮像装置と、
    前記搬送ローラおよび前記撮像装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記ケース部材は、少なくとも前記搬送ローラおよび前記撮像装置を収容している装置本体であり、
    前記制御装置は、前記角度検出装置の検出結果に基づいて、前記搬送ローラによる前記媒体の搬送に関する物理量を変更する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記回転軸方向は、前記装置本体の水平面に平行とされ、なおかつ、前記搬送方向と直交する方向であり、
    前記物理量は、前記搬送ローラにより前記媒体を前記搬送方向に送出する力である送出力であり、
    前記制御装置は、前記角度検出装置の検出結果に基づいて、前記装置本体の前記水平面に対する傾斜角度の変化量である傾斜角度変化量が増大するに伴い、前記搬送ローラによる前記媒体の送出力を減少させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記撮像装置と対向して配置され、少なくとも前記搬送された媒体の媒体撮像画像を含む撮像画像の補正時に基準となる補正基準値を更新するためのキャリブレーションシートをさらに備え、
    前記角度検出装置は、前記キャリブレーションシートに対し、前記搬送方向と直交する方向である主走査方向に連続して配置され、なおかつ、前記回転軸方向が前記主走査方向に平行とされ、
    前記撮像装置は、前記主走査方向に沿って配列された複数の撮像素子を有し、
    前記撮像素子群は、前記撮像装置に備えられている複数の撮像素子の一部である、
    ことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の画像読取装置。
  5. 前記撮像装置は、前記搬送方向と直交する方向である主走査方向の読取幅が読取対象である前記媒体の前記主走査方向の幅よりも広くなるように、前記主走査方向に沿って配列された複数の撮像素子を有しており、
    前記撮像装置と対向して配置され、前記搬送された媒体の媒体撮像画像と前記媒体撮像画像の周囲の余白画像とを含む撮像画像から前記媒体撮像画像を切り出すために、前記余白画像を一定画像とする裏当て部をさらに備え、
    前記角度検出装置は、前記裏当て部に対し、前記主走査方向に連続して配置され、なおかつ、前記回転軸方向が前記主走査方向に平行とされ、
    前記撮像素子群は、前記撮像装置に備えられている複数の撮像素子の一部である、
    ことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の画像読取装置。
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