JP2011199033A - 線輪部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁芯に対する巻線作業が従来よりも容易であり、自動化が可能であり、さらに、部分的自己飽和しにくい直流電量重畳特性を向上させた線輪部品を提供すること。
【解決手段】 磁芯3に被覆導線4を巻装するとともに、2つの磁芯片1a、1bの磁気ギャップの相対位置は巻装後に調整して固定し、被覆導線4の両端部は一対のリード部を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種交流機器における整流回路、雑音防止回路、共振回路等に装備される線輪部品に関し、特に、その部品構成に関するものである。
図17に示すように、従来の線輪部品90は、ループ状の磁芯に被覆導線4を巻装してなり、図18に示すように、磁芯83はギャップ部を有するループ状に配置した状態の磁芯片81と、この磁芯片81を収容する合成樹脂製の上半ケース2a及び下半ケース2bから構成されている。図19に示すように、被覆導線4は磁芯83の磁性体ループの中央へ導線4の先端部を挿通させ、磁芯83の周囲に導線所定回数だけ巻き付けて形成される。この線輪部品90においては、上半ケース2a及び下半ケース2bによって、磁芯片81と被覆導線4の間の電気的絶縁が図られる。導線4は磁芯83の周囲に巻き付けたときの相互の短絡を防止することを主目的として絶縁樹脂によって被覆されている。従来、閉ループの磁芯に巻線してなる被覆導線部品において、直流電流重畳時での線輪部品のインダクタンス値の低下を避ける方策として、磁芯の磁路上にギャップを設け磁気飽和を軽減する方法が取られてきた。このギャップは磁芯のギャップ部は、磁芯の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通していた(特許文献1)。
特許第3309372号公報
上記線輪部品の構成において、図19に示すように、磁芯83に被覆導線4を連続周回した巻線状態に巻き付けるためには、ループ状の磁芯83の中央へ挿通すべき導線4の先端部を少なくとも導線総延長の半分の長さにして、巻線で未周回の導線部を直線に近い状態に維持しながら、かつ、ねじれを補正しながら巻線作業を行なう必要がある。しかしながらループ状の磁芯83の中央へ挿通すべき被覆導線導の長さが大きくなればなるほど、作業者は巻線の長さに応じて移動し、連続的に張力の調整をしなければならず熟練作業が必要となり、工程の自動化を行うことが困難となる。ループ状の磁芯83の中央へ挿通すべき被覆導線4を短く折り畳んでまとめれば、作業性は改善される。しかし被覆導線4を折り曲げることによって被覆導線4に癖がつき、その後の被覆導線4の巻き付けが困難となる。このように巻線作業は自動化が困難であり、生産能率が低いという問題があった。さらにこの磁芯のギャップ部は、磁芯の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通していた。このため特に磁芯のギャップ終端上の同一磁路上が、最も磁気飽和し易い問題点があった。磁芯の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通する場合は、磁気飽和の箇所が同じ磁路に垂直な曲面内周に集中する為、磁気飽和した体積分はエアーギャップの拡大として振る舞うからである。このため直流電流重畳特性の特性アップと生産能率との両立を実現することができなかった。
本発明の目的は、磁芯に対する巻線作業が従来よりも容易であり、自動化が可能となる新規な構造の線輪部品、及び部分的自己飽和しにくいような直流電量重畳特性を向上させるための方法を提供することである。
本発明に係る線輪部品は、ギャップ部を有する磁芯と、該磁芯の周囲に巻装された磁芯とを具え、磁芯は前記ギャップ部を挟んで互いに対向する一対の端面を有するループ状に配置した状態の磁芯片と、前記ギャップ部内に被覆導線が通過可能なギャップ部を残して磁芯片の表面を覆う絶縁層とから構成されている。
即ち、本発明によれば、少なくとも1つのギャップ部を備えるループ形状の磁芯と、該磁芯の内周と外周を交互に被覆導線を巻回してなる巻線部とからなる線輪部品であって、前記磁芯は、複数の軟磁性磁芯片を中心が同軸上に重ね合わせて配置し、前記磁芯片は、表面の絶縁層を境界に回動可能であり、前記ギャップ部の相対位置を固定して構成されることを特徴とする線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記複数の軟磁性磁芯片は、同一材質であることを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記複数の軟磁性磁芯片は、少なくとも2種以上の異種材質であることを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記複数の軟磁性磁芯片は、少なくとも内周側と外周側の材質が2段階以上の磁芯材料または組成の変化する傾斜材であることを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記軟磁性磁芯片のギャップ部は、インダクタンス指標の透磁率が1近傍の素材で固定するか、あるいはインダクタンス指標の透磁率μが1以上の素材を挿入したうえで固定するか、あるいは強磁性体マグネットを挿入することを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記軟磁性磁芯片の外周部は、絶縁コートまたは樹脂含有ガイドボビンで構成され、巻線の被覆導線端末の固定機構を設けることを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
また、本発明によれば、前記軟磁性磁芯の外周部は、ガイドボビンを有し、前記磁芯は、前記軸を中心にして回動可能な力点を確保するための窓およびクリアランス、及びスライド後に再配置、位置固定するためのフィット機構を設けることを特徴とする上記の線輪部品が得られる。
従来の線輪部品においては、図17、図18、図19に示すように、磁芯片81の全体がケースにより被われて磁芯83は切れ目のないリング状に形成、あるいは磁芯83の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通していたギャップ部を有していたのに対し、本発明の線輪部品においては、図1、図2に示すように、少なくとも1つのギャップ部を備えるループ形状の磁芯13と内周外周交互に被覆導線4を巻回してなる巻線部とからなる線輪部品20であって、磁芯3は複数の軟磁性材料からなる磁芯片1a、1bを中心が同軸上に重ね合わせて配置し(図2(a)の磁芯3)、軸を中心にして各々の磁芯は、磁芯表面の絶縁層を境界に回動可能な各々の磁芯片1a、1bに対するギャップ部を備え(図2(b)の磁芯13)、より好ましくはギャップ部の相対位置を固定して構成されることを特徴とする線輪部品であることから、磁芯13に被覆導線4を容易に巻き付けることが出来る。その上で複数の磁芯特性を活かしつつギャップ位置関係で磁気飽和の集中を避けることによって直流電流重畳特性を引き出した線輪部品を得ることができる。例えば高効率なMnZnフェライト磁芯と飽和磁束密度が高い珪素鋼0.23mm積層磁芯とを組み合わせるような線輪部品の特性も構成することが可能である。
尚、上記本発明の線輪部品において、絶縁層は磁芯片を収容する樹脂製のケースで形成し、若しくは磁芯片の表面に塗布された絶縁塗料から形成する。あるいは圧力成形により形成することも可能である。磁芯のギャップ部には、磁性あるいは非磁性のギャップ充填材を装着することが可能である。ここでギャップ充填材を磁芯片とは異なる特性の磁性材料から形成した場合、1段の磁芯とそのギャップ充填材の磁気抵抗を直列合成し、さらに各々の重ね合わせた磁芯の磁気抵抗を並列接続した磁気回路が得られることになる。
本発明に係る線輪部品の具体的構成において、1段あたりの磁芯のギャップ部は、磁芯の円弧部を磁路の方向に対して貫通し、その複数段に対して線輪する被覆導線の断面形状は、シングル線かあるいは銅損に応じて被覆導線の分割束として構成する。
上記本発明の線輪部品の構成は、ギャップ部を挟んで互いに対向する1または複数の端面を有するループ状に配置した状磁芯片の表面に、ギャップ部内に被覆導線が通過可能なギャップ部を残して磁芯を重ね合わせ絶縁層を形成する磁芯作製工程と、磁芯作製工程を経て得られた磁芯のギャップ部から磁芯の磁気閉ループ内の中央へ被覆導線を通過させることによって、磁芯の周囲に被覆導線を巻装する被覆導線巻装工程を有している。
上記構造によれば、被覆導線にて、磁芯のギャップ部から磁芯の磁気閉ループ内の中央へ被覆導線を通過させつつ、磁芯の周囲に被覆導線を巻回することが出来る、このため従来ように被覆導線の先端部を磁芯の磁気閉ループ内の中央へ挿通させる作業は不要となり巻線作業が従来よりも容易となる。又、被覆導線の先端部と磁芯との相対位置を固定して、回転動作させることによって、被覆導線を磁芯の周囲に巻き付けることが出来るため巻線作業の自動化が可能である。
本発明に係る線輪部品は、ギャップ部を有する磁芯と、該磁芯の周囲に巻装された磁芯とを具え、磁芯は前記ギャップ部を挟んで互いに対向する一対の端面を有するループ状に配置した状の磁芯と、前記ギャップ部内に被覆導線が通過可能なギャップ部を残して磁芯片の表面を覆う絶縁ボビンあるいは絶縁層とから構成されている。
上記本発明の線輪部品によれば、後述する供試結果から明らかなように、回動式の磁芯のギャップ部は、磁芯の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通した、磁路の方向に対して垂直方向に貫通する場合に比べて、より磁気飽和しにくい特性を備え直流電流重畳特性に有利な磁芯を得ることができる。結果として高インダクタンス維持による効率を確保できる。
具体的構成において、被覆導線の断面形状は、シングル線かあるいは銅損に応じて被覆導線の分割束として構成する。入力の電流信号の周波数が高くなればなるほど、その導体表面に電流が集中し抵抗が上昇する結果として銅損が大きくなり、効率が劣化する。この現象を表皮効果(skineffect)と呼び、その電流の流れる深さを表皮深さ(skindepth)ということは、広く一般に知られている。シングル線は表皮効果の影響が十分小さい場合に用い、影響あるような製品仕様においては銅損に応じて被覆導線の分割束として構成する。
本発明の線輪部品の構成は、ギャップ部を挟んで互いに対向する1つまたは複数の端面を有するループ状に配置した状態の磁芯片の表面に、ギャップ部内に被覆導線が通過可能なギャップ部を残して磁芯を重ね合わせ絶縁層を形成する磁芯作製工程と(図2(a)の磁芯3)、磁芯作製工程を経て得られた磁芯のギャップ部から磁芯の磁気閉ループ内の中央へ被覆導線を通過させること(図3、図4)によって、磁芯の周囲に被覆導線を巻装する被覆導線巻装工程を有しているので、前記通過可能なギャップ部を利用することによって、磁芯に被覆導線を容易に巻き付けることが出来る。仕上がりは図1となる。
上記本発明に係る線輪部品において、図5に示すように、絶縁層は、磁芯片を収容する樹脂製のケースから形成し、あるいは磁芯片の表面に塗布された絶縁塗料から形成し、もしくは圧力成形により形成することが可能である。また磁芯23のギャップ部には、磁性あるいは非磁性のギャップ充填材5、あるいは高保持力のマグネットを装着することが可能である。ここでギャップ充填材5を磁芯片とは異なる特性の磁性材料から形成した場合、1段の磁芯とそのギャップ充填材5の磁気抵抗を直列合成し、さらに各々の重ね合わせた磁芯の磁気抵抗を並列接続した磁気回路を有する線輪部品30が得られることになる。
上記本発明の線輪部品の製造方法は、ギャップ部を挟んで互いに対向する1または複数の端面を有するループ状に配置した状磁芯片の表面に、ギャップ部内に被覆導線が通過可能なギャップ部を残して磁芯を重ね合わせ絶縁層を形成する磁芯作製工程と、磁芯作製工程を経て得られた磁芯のギャップ部から磁芯の磁気閉ループ内の中央へ被覆導線を通過させることによって、磁芯の周囲に被覆導線を巻装する被覆導線巻装工程を有している。
上記製造方法においては、磁芯の周囲に導線を巻き付けるのではなく、予め図9の磁芯63とは別体に、図10に示すような空芯被覆導線64(例えばバンク巻きソレノイド)を作製しておき、その後、図11(a)に示すように、ギャップ部内に被覆導線64が通過可能な磁芯63を重ね合わせ、図11(b)に示すように、当該ギャップ部の中央へ空芯被覆導線64を挿入し、磁芯63の周囲に空芯被覆導線64を装着する。この場合、更に巻線工程が自動化し易い構成となる。
尚、磁芯のギャップ部から磁芯をループ状に配置した磁芯の中央へ空芯被覆導線の一部を通過させる際、磁芯のギャップ部は、既に公知の事実としてより緩い傾斜でギャップ部からギャップ無し磁芯部に連結することができる方が空芯被覆導線をより低負荷で磁芯に挿入あるいは巻装することが可能である。
適宜選択する公知の事実としては、切断するギャップ距離が大き場合に製造コストが高くなるが、より均等巻きし易く生産効率は向上する。
磁芯のギャップ部は、磁芯の円弧部を磁路の方向に対して垂直方向に貫通する場合、従来1種類の1つの磁芯が磁気回路として用いられてきた、この場合磁気ギャップ部のギャップ幅が大きくなる程、インダクタンスは小さくなる。本発明の線輪部品によれば、少なくとも1つのギャップを備えるループ形状の磁芯と内周外周交互に被覆導線を巻回してなる巻き線部とからなる線輪部品であって、前記磁芯は複数の軟磁性磁芯を中心が同軸上に重ね合わせて配置し、前記軸を中心にして前記各々の磁芯は、磁芯表面の絶縁層を境界に回動可能な各々の磁芯に対するギャップを備え、より好ましくはギャップの相対位置を固定して構成されることを特徴とする線輪部品であることから、その回動する前記ギャップの相対位置、あるいは磁芯材質の組み合わせにより、特性の最適化が可能である。磁芯に対する空芯被覆導線の装着が容易であることと特性が最適化できることが両立できる特徴がある。
上記の製造方法によれば、空芯被覆導線(各種ソレノイド)を別途作製するので、被覆導線として、断面形状がシングルの場合、円形のみならず、矩形もしくは台形の導線を採用することが考えられ、表皮効果の影響が影響あるような製品仕様においては銅損に応じて被覆導線の分割束として構成するしその束の断面を円形のみならず、矩形もしくは台形の導線を採用することが考えられる。
尚、上記本発明の線輪部品及びその製造方法において、絶縁材料で隣り合う導体間のピンホールが重なる確率が充分いような場合には、被覆された導線を用いて被覆導線を形成すれば、磁芯片と被覆導線の間の絶縁層は省略可能である。
上記技術的課題を達成するための本発明の構成は、閉磁路を形成する多角形の磁芯の一部にエアーギャップを設けた複数の磁芯を、エアーギャップ部を重ね合わせて配置、巻き線し巻き線後にエアーギャップをスライド移動し再配置することで、閉磁路の磁気回路の組み合わせを形成する手法あって、実質断面積の小さい箇所は分散配置を特徴とする線輪部品。エアーギャップトロイダル磁芯の組み合わせとして閉磁路を確保し、さらに高い電気特性の要求がある場合について、本発明に係る線輪部品によれば、磁芯は複数の軟磁性磁芯を中心が同軸上に重ね合わせて配置し、前記軸を中心にして前記各々の磁芯は、磁芯表面の絶縁層を境界に回動可能な各々の磁芯に対するギャップを備えている。このためギャップ磁芯の多層化と前記ギャップの配置構成により高性能な磁芯を得られるとともに、磁芯に対する巻装が容易であり結果として自動化容易になる。更に後付でギャップ部を軟磁性、マグネットで埋めることでインダクタンスを強化することができる。ギャップ周辺の磁芯の磁気飽和を緩和し、均等巻きし易い構成とすること、すなわち省エネが可能な高効率な線輪部品を自動化により低価格で大量に供給することができる。
本発明により、エネルギー蓄積量を改善した複合磁芯で省エネルギー性を高め、かつ、巻線を容易にして工業性と経済性を高めた線輪部品を提供することができた。
本発明の実施の形態1における線輪部品の斜視図。 本発明の実施の形態1における線輪部品に用いられる磁芯の斜視図。図2(a)は、ギャップ部が重複する磁芯の斜視図。図2(a)は、ギャップ部が重複する磁芯の斜視図。図2(b)は、ギャップ部が重複しない磁芯の斜視図。 本発明の実施の形態1における線輪部品に被覆銅線の巻線作業を説明する斜視図。図3(a)は、磁芯の斜視図。図3(b)は、巻き始めの状態を示す斜視図。図3(c)は、巻線初期の状態を示す斜視図。図3(d)は、巻線途中の状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態1における線輪部品に被覆銅線の自動化巻線方法を説明する斜視図。 本発明の実施の形態2における線輪部品の斜視図。 本発明の実施の形態2における線輪部品に用いられる磁芯の斜視図。 本発明の実施の形態2の変形例における線輪部品の斜視図。図7(a)は、ギャップに充填材を挿入しない線輪部品の斜視図。図7(b)は、ギャップに充填材を挿入した線輪部品の斜視図。 本発明の実施の形態2の変形例における線輪部品に用いられる磁芯の斜視図。図8(a)は、ギャップ部が重複する磁芯の斜視図。図8(b)は、ギャップ部が重複しない磁芯の斜視図。 本発明の実施の形態2の変形例における線輪部品の巻線方法に用いられる磁芯片の平面図。 本発明の実施の形態2の変形例における線輪部品の巻線方法に用いられる空芯被覆導線の斜視図。 本発明の実施の形態2の変形例における線輪部品の巻線方法を説明する平面図。図11(a)は、磁芯のギャップ内に空芯被覆導線を挿入した巻き始めの状態を示す平面図。図11(b)は、磁芯のギャップ内に空芯被覆導線を挿入した後の状態を示す平面図。 本発明の実施の形態で作製された各線輪部品の直流重畳特性を示す図。 本発明の線輪部品に用いられる磁芯の材料の磁芯損失を示す図。 本発明の実施の形態における線輪部品を示す図。 本発明の実施の形態2の変形例における各線輪部品の斜視図。図15(a)は、通常とは異なるギャップ形状の線輪部品の斜視図。図15(b)は、通常とは異なるギャップ形状の線輪部品の平面図。 本発明の実施の形態1の変形例における線輪部品の直流重畳特性を示す図。 従来の線輪部品の斜視図。 従来の線輪部品に用いられる磁芯の斜視図。 従来の線輪部品に被覆銅線の巻線作業を説明する斜視図。図19(a)は、磁芯の斜視図。図19(b)は、巻き始めの状態を示す斜視図。図19(c)は、巻線途中の状態を示す斜視図。
以下、本発明を線輪部品に実施した2つの例に基づき、図面に沿って具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における線輪部品の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1における線輪部品に用いられる磁芯の斜視図であり、図2(a)は、ギャップ部が重複する磁芯の斜視図、図2(a)は、ギャップ部が重複する磁芯の斜視図、図2(b)は、ギャップ部が重複しない磁芯の斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1における線輪部品に被覆銅線の巻線作業を説明する斜視図であり、図3(a)は、磁芯の斜視図、図3(b)は、巻き始めの状態を示す斜視図、図3(c)は、巻線初期の状態を示す斜視図、図3(d)は、巻線途中の状態を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1における線輪部品に被覆銅線の自動化巻線方法を説明する斜視図である。
実施の形態1の線輪部品は、最もシンプルなタイプとして、2つの磁芯、各1つのギャップの構成について示す。図1に示すギャップ部を有するループ状に配置した状態の磁芯13に被覆導線4を巻装するとともに、2つの磁芯片1a、1bの磁気ギャップの相対位置は巻装後に調整して固定しており、被覆導線4の両端部は一対のリード部を形成している。
磁芯13は、図2に示す磁気ギャップとなるギャップ部を有するループ状に配置した状態の磁芯片1a、1bと、この磁芯片1a、1bを収容する樹脂製の上半ケース2a及び下半ケース2bと上下磁芯片の仕切とから構成され、上半ケース2a及び下半ケース2b、仕切にはそれぞれ、磁芯片1a、1bのギャップ部を露出させるための切欠きが、磁気ギャップと一致する幅に対してエッジを確実にカバーするような公差で開設されている。また上下の磁芯片1a、1bと上半ケース2a、仕切、下半ケース2bのクリアランス(隙間)を開設することで磁芯は複数の軟磁性磁芯を中心が同軸上に重ね合わせて配置し、軸を中心にして各々の磁芯は、磁芯表面の絶縁層を境界に相対して回動可能な各々の磁芯に対するギャップ部を備えることができる。
上記線輪部品の製造工程においては、図2(a)に示すように、先ず、構成の順序として磁芯片1a、1bのギャップ部を重ね合わせて(組み合わせ後は磁芯片1の状態となる)、磁芯3をケースへ挿入し、磁芯3を巻装するとともに、 図4に示すように、磁芯3を回動し固定して構成されることを特徴とする線輪部品である。巻装段階において図3に示すように、磁芯3のギャップ部からループ状の磁芯の中央へ導線を通過させながら、磁芯3の周囲に導線4を巻き付ける。この過程で、従来のように導線4の先端部をループ状の磁芯3の中央に挿通させる作業は不要であり、導線4を磁芯3の外側からギャップ部を通過させてループ状の磁芯3の中央の内部へ移動させた後、磁芯3の周囲に巻き付ける作業を繰り返せばよい。
従って巻装は従来よりも容易になり、結果として自動化し易い。尚、小量多品種のように自動化するメリットが大きくない場合は、前記磁芯をケースへ挿入(磁芯ギャップ重ね合わせ)と磁芯を回動し固定とを同時に実施してしまい、従来のように導線の先端部を磁芯のループ状の磁芯の中央に挿通させる作業方法を採用する場合、図19があり得る。この場合、磁芯片のギャップ部を露出させるための切欠きは省略可能である。
上記の巻装の作業工程を自動化する場合、図4に示すように、1つまたは複数のリールに巻き付けられている導線4の先端部または先端部の束をループ状の磁芯3の中央にリード端子長として必要なだけ挿通させ、磁芯3の表面に沿ってフォーミング、固定し、当該被覆導線4をギャップ部を通過、移動回転(φ方向)させ、同時連動して当該磁芯3をボビンごと回動(θ方向)させることによって、導線4をリール9から繰り出しつつ、磁芯3の周囲に巻き付ける。このようにして巻線作業を自動化することにより、線輪部品の生産能率が向上するとともに、品質の向上が図られる。上記巻装により、図1に示すように、磁芯3を包囲して被覆導線4が巻装されることになる。
なお、磁芯のギャップ部の形状を、図15に示すように、磁芯71を用い、線輪部品80とすることもできる。磁芯71の最大外径を結ぶ線をXとすると、Xに平行に切ってギャップを設けている。図16は、本発明の実施の形態1の変形例における線輪部品の直流重畳特性を示す図である。寸法を内径14mm、外径27mm、高さ15mm、材質をセンダストとし、5mmのギャップを設けた線輪部品を準備した。図16に示すように、図1の通常のギャップ形状の線輪部品20(符号101)と直流重畳特性を比較すると、この形状(符号102)では、やや劣化が見られた。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2を説明する。図5は、本発明の実施の形態2における線輪部品の斜視図である。図6は、本発明の実施の形態2における線輪部品に用いられる磁芯の斜視図である。さらに図5、6に示すように、磁芯23のギャップ部に対し、ギャップに充填する充填材5として、インダクタンス指標の透磁率は1近傍の素材で固定するか、あるいはインダクタンス指標の透磁率μが1以上の素材を挿入したうえで固定するか、あるいは強磁性体マグネットを挿入することで特性を強化することができる。前記のいずれかを選択することを特徴とする線輪部品30である。予め製作した材料を挿入し接着剤によってこれを固定する場合、あるいは接着剤、熱可塑剤などに磁性材を分散したペーストを挿入し固化させる場合、あるいはボビンの一部としてギャップ固定用のスナップフィットが備えられている場合がある。当然樹脂ボビン自体に磁性材料が分散されている場合があり得る。この結果として図1に示す線輪部品が完成し、特性的に図12に示すような特徴が実施の形態として得られる。本発明で使用した供試は、被覆前の仕上がりの磁芯形状が内径19mm、外径38mm、高さ14mm(1段あたり7mm)、ギャップ4mmであり2段重ねの構成になっている。従来方法の比較対象の1段構成は内径19mm、外径38mm、高さ14mm(1段)、ギャップ2mmで構成した。
図12において、(a)は、 MnZnフェライト1段、(b)は、MnZnフェライト1段(特許第3309372号の形状)、(c)は、MnZnフェライト2段スライド(ランタノイドマグネット固有保磁力10kOeをギャップ部へ挿入)、(d)は、MnZnフェライト1段、珪素鋼0.23mm積層巻き磁芯1段スライド、(e)は、MnZnフェライト2段スライド(鉄系軟磁性材料μ=6をギャップ部へ挿入)、(f)は、MnZnフェライト2段スライド(鉄系軟磁性材料μ=60をギャップ部へ挿入)である。スライド量は、2段のギャップが揃った位置からの距離として4mm±1mmの範囲内であった。特性比較としては極力インダクタンスを揃える内容で比較検討を行った。インダクタンスに関する透磁率について、MnZnフェライト磁芯は2100、珪素鋼0.23mm積層巻き磁芯は15000のものを使用した。
上記のようにギャップ充填材は、非磁性材料あるいは磁性材料から形成することが可能であって、軟磁性磁芯のギャップ部に対して、インダクタンス指標の透磁率は1近傍の素材で固定するか、あるいはインダクタンス指標の透磁率μが1以上の素材を挿入したうえで固定するか、あるいは強磁性体マグネットを挿入するかを選択することが可能であって、例えば図2(a)に示す磁芯3の回動前の磁芯形状や、図2(b)に示す磁芯13の回動後の磁芯形状を採用することが出来る。図14に示すように、回動後の磁芯形状は、2段重ね合わせ磁芯の場合、シンプルに考えた場合12通りの仕様組み合わせが考えられる。
巻装を自動化する場合、被覆導線は予めフォーミングされソレノイドを形成する。前記ソレノイドを構成する被覆導線の周回する形状は各方式が考えられ、例えば従来からLF/MF海事及び航空送信機用の線輪として用いられてきたバンク巻き被覆導線は確立された技術である。本実施例とバンク巻き、別名ピラミッド巻き(Niels Jorgensen、OZ8NJ による)線輪との組み合わせが特性、品質的に適合している。前記バンク巻きについて、巻き数の密なコイルは、5層コイルなども存在するが、巻き線を正しく保持する生産性の難しさからピラミッド巻2から3層を実施した。本実施例で空冷効率は近接損の増加を差し引いても改善している。および線間浮遊容量が低減(高いQを得やすい)に加え、本実施の形態において磁芯から線輪が動いたり脱落したりする確率が抑制できることがわかった。
図13は、磁芯材料データとしての磁芯損失を表わしている。図13において、111は、MnZnフェライト、112は、アモルファスt0.025mm、113は、方向性珪素鋼板t0.23mm、114は、方向性珪素鋼板t0.35mmである。例えば高効率なMnZnフェライト磁芯と飽和磁束密度が高い珪素鋼0.23mm積層磁芯とを組み合わせるような線輪部品の特性も構成することにより磁芯材料の損失的なメリットを引き出すことが可能である。
図12の結果より、各電流値で比較した場合のインダクタンスの高い線輪部品の方が実駆動回路の効率が高く望ましい。従って本発明の図12の(c)、(d)、(e)、(f)がより望ましく明らかな効果を示すことができる。
さらに図13、図14から明らかなように、従来の線輪部品よりも本発明の図12の(c)、(d)、(e)、(f)の線輪部品の方が、磁芯損失や特性のラインナップが多く、そのラインナップを維持するため経済性が極めて良い。省エネ効果として交流機器のエネルギー効率を改善できる。さらに部材のリサイクルや分別に関しても優位な構成を獲得できる技術である。
本発明の各部構成は、上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、実施の形態1等において、磁芯片と被覆導線の間の絶縁層となる上半ケース及び下半ケースに代えて、エポキシ系若しくはナイロン系の塗料(ワニス)を磁芯片の表面に塗布して絶縁層を形成することも可能である。又、実施の形態2において、図8に示すように、磁芯片31a、31b(組み合わせて31)、磁芯片41a、41b(組み合わせて41)を、上半ケース32a、下半ケース32bや上半ケース42a、下半ケース42bにそれぞれ収納して、図7に示すような、磁芯33、43を用い、線輪部品40、50を構成することも可能である。
1、1a、1b、11、31、31a、31b、41、41a、41b、71、81 磁芯片
2a、32a、42a 上半ケース
2b、32b、42b 下半ケース
3、13、23、33、43、63、83 磁芯
4、64 (被覆)導線
5 (ギャップ)充填材
9 リール
20、30、40、50、80、90 線輪部品
101 通常のギャップを有する線輪部品
102 通常とは異なるギャップ形状(スラッシュ)の線輪部品
111 MnZnフェライト
112 アモルファスt0.025mm
113 方向性珪素鋼板t0.23mm
114 方向性珪素鋼板t0.35mm

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのギャップ部を備えるループ形状の磁芯と、該磁芯の内周と外周を交互に被覆導線を巻回してなる巻線部とからなる線輪部品であって、前記磁芯は、複数の軟磁性磁芯片を中心が同軸上に重ね合わせて配置し、前記磁芯片は、表面の絶縁層を境界に回動可能であり、前記ギャップ部の相対位置を固定して構成されることを特徴とする線輪部品。
  2. 前記複数の軟磁性磁芯片は、同一材質であることを特徴とする請求項1記載の線輪部品。
  3. 前記複数の軟磁性磁芯片は、少なくとも2種以上の異種材質であることを特徴とする請求項1記載の線輪部品。
  4. 前記複数の軟磁性磁芯片は、少なくとも内周側と外周側の材質が2段階以上の磁芯材料または組成の変化する傾斜材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の線輪部品。
  5. 前記軟磁性磁芯片のギャップ部は、インダクタンス指標の透磁率が1近傍の素材で固定するか、あるいはインダクタンス指標の透磁率μが1以上の素材を挿入したうえで固定するか、あるいは強磁性体マグネットを挿入することを特徴とする請求項1に記載の線輪部品。
  6. 前記軟磁性磁芯片の外周部は、絶縁コートまたは樹脂含有ガイドボビンで構成され、巻線の被覆導線端末の固定機構を設けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の線輪部品。
  7. 前記軟磁性磁芯の外周部は、ガイドボビンを有し、前記磁芯は、前記軸を中心にして回動可能な力点を確保するための窓およびクリアランス、及びスライド後に再配置、位置固定するためのフィット機構を設けることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の線輪部品。
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