JP2011197228A - ラベル用テープ、印字ラベル、ラベル作成用カートリッジ - Google Patents

ラベル用テープ、印字ラベル、ラベル作成用カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】ラベルに折り目を生じることなく、極めて容易に剥離材層の引き剥がしを行う。
【解決手段】印字ラベルLを作成するためのラベル用テープ101の剥離紙101dを熱収縮性材料で構成する。ラベル作成時にラベル作成装置1に設けたヒータ52により印字ラベルLを加熱することで、積層構造のうち主として剥離紙101dのみが収縮する。この収縮動作によって、剥離紙101dの少なくとも一部が粘着剤層101cから自己剥離した状態となる。したがって、ユーザは当該引き剥がされた部分を指でつまむことにより、剥離紙101dの全体を容易に粘着剤層101cから引き剥がすことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、印字ラベルを作成するためのラベル用テープ、これを用いて作成した印字ラベル、及び、印字ラベルを作成するラベル作成装置に着脱可能なラベル作成用カートリッジに関する。
ラベル用テープを用いて作成される印字ラベルが知られている。一般にラベル用テープは、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造である。ラベル作成時には、基材層に印字が行われる。ユーザが印字ラベルを使用する際には、剥離材層の離形面を貼り付け用粘着剤層から引き剥がし、貼り付け用粘着剤層の粘着力によって印字ラベルを貼り付け対象物に貼り付ける。
上記剥離材層の引き剥がしはユーザにより手作業で行われるが、特に剥離材層が薄い場合には引き剥がしに手間を要する場合がある。そこで、棒状体(以下「ピーラー」と記載する)を用いて剥離材層の引き剥がしを行う従来技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術は、作成した印字ラベルをピーラーに形成された長孔に挿通した状態で、ピーラーを回転させて印字ラベルの右端部と左端部とが対向するように屈曲させ、印字ラベルの一端を持ってピーラーをその一端から離れる方向へ移動させることによって、印字ラベルから剥離材層を剥離させる手法である。
また別の手法として、ハーフカット線を形成する従来技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術では、予め剥離材層に切れ目を設けておいたり、あるいは各印字ラベルにおいてハーフ切断カッタで剥離材層のみに切断を行い、剥離材層を剥がす際の切れ目となるハーフカット線(ハーフカット部)を形成する。剥離材層を剥がして印字ラベルを所定の対象物に貼り付ける際には、印字ラベルのハーフカット線近傍を基材層側に折り曲げることにより剥離材層の端部が浮き上がるので、ユーザはこの部分を指でつまむことで剥離材層を印字ラベルから剥がすことができる。
特開平4−294734号公報 実公平6−34126号公報(第13図及び第14図)
上記特許文献1に記載の従来技術では、印字ラベルの屈曲の程度やピーラーを移動させる際の力加減等、引き剥がし作業にコツを要し、ユーザによっては印字ラベルから剥離材層をうまく剥離できない場合があった。また特許文献2に記載の従来技術では、印字ラベルのハーフカット線近傍を折り曲げて剥離材層を剥離させるので、ラベルに折り目が生じる場合があった。
本発明の目的は、ラベルに折り目を生じることなく、極めて容易に剥離材層の引き剥がしを行うことができるラベル用テープ、印字ラベル、ラベル作成用カートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明のラベル用テープは、印字ラベルを作成するためのラベル用テープであって、略テープ状の第1基材層と、前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられ、所望の印字が印刷可能な印字領域を備えた略テープ状の被印字層を、前記第1基材層に対し貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第1発明のラベル用テープは、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、貼り合わせ用粘着剤層、第1基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造である。ラベル作成時には、貼り合わせ用粘着剤層により第1基材層のラベル厚み方向一方側に被印字層が貼り合わされ、できあがった印字ラベルは、被印字層、貼り合わせ用粘着剤層、第1基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造となる。ユーザが印字ラベルを使用する際には、剥離材層の離形面を貼り付け用粘着剤層から引き剥がし、貼り付け用粘着剤層の粘着力によって印字ラベルを貼り付け対象物に貼り付ける。
ここで、本願第1発明においては、剥離材層を熱収縮性材料で構成している。これにより、ユーザが印字ラベルを使用する際に、適宜の器具等により印字ラベルを加熱することで、上記積層構造のうち主として剥離材層のみが収縮する。この収縮動作によって、剥離材層の少なくとも一部が、貼り付け用粘着剤層から自己剥離した状態となる。したがって、ユーザは当該引き剥がされた部分を指でつまむことにより、剥離材層の全体を容易に貼り付け用粘着剤層から引き剥がすことができる。
したがって、ピーラーを使用する場合に比べ、極めて簡単な操作で、容易に剥離材層の引き剥がしを行うことができる。また、剥離材層を2つに分断する長手方向や幅方向のハーフカット線を形成する場合のように、剥離材層の引き剥がし時にラベルに折り目が生じる弊害を回避することもできる。
上記目的を達成するために、第2発明のラベル用テープは、印字ラベルを作成するためのラベル用テープであって、所望の印字が印刷可能な印字領域をテープ厚み方向一方側に備えた略テープ状の第2基材層と、前記第2基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第2発明のラベル用テープは、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、第2基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造であり、できあがった印字ラベルも、同様に積層された構造となる。ユーザが印字ラベルを使用する際には、剥離材層の離形面を貼り付け用粘着剤層から引き剥がし、貼り付け用粘着剤層の粘着力によって印字ラベルを貼り付け対象物に貼り付ける。
ここで、本願第2発明においては、剥離材層を熱収縮性材料で構成している。これにより、上記同様、ユーザが印字ラベルを使用する際に、適宜の器具等により印字ラベルを加熱することで、剥離材層の少なくとも一部が、貼り付け用粘着剤層から自己剥離した状態となる。
したがって、上記同様、ユーザは、極めて簡単な操作で容易に剥離材層の引き剥がしを行うことができるとともに、剥離材層の引き剥がし時にラベルに折り目が生じる弊害を回避することができる。
第3発明のラベル用テープは、上記第1又は第2発明において、前記剥離材層と前記貼り付け用粘着剤層とは、熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されていることを特徴とする。
これにより、剥離材層に熱収縮が発生すると、貼り付け用粘着剤層側の粘着力に打ち勝って離形面の一部が確実に自己剥離する。したがって、剥離材層の熱収縮が起こる温度まで印字ラベルを適宜に加熱することにより、剥離材層の少なくとも一部を確実に自己剥離させることができる。
第4発明のラベル用テープは、上記第1又は第2発明において、第1基材層又は第2基材層と、前記剥離材層と、前記貼り付け用粘着剤層とは、熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、第1基材層又は第2基材層の反発力に基づき前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されていることを特徴とする。
これにより、剥離材層に熱収縮が発生すると、第1基材層又は第2基材層の反発力に支持される貼り付け用粘着剤層側の粘着力に打ち勝って、離形面の一部が確実に自己剥離する。したがって、剥離材層の熱収縮が起こる温度まで印字ラベルを適宜に加熱することにより、剥離材層の少なくとも一部を確実に自己剥離させることができる。
第5発明のラベル用テープは、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記剥離材層は、前記離形面をテープ厚み方向一方側に備え、熱収縮率が第1の値である第1熱収縮層と、前記第1熱収縮層のテープ厚み方向他方側に積層するように当該第1熱収縮層と一体的に設けられ、熱収縮率が前記第1の値よりも大きい第2の値である第2熱収縮層とを備えることを特徴とする。
本願第5発明においては、剥離材層を、熱収縮率が小さい第1熱収縮層を貼り付け用粘着剤層側に配置し、熱収縮率が大きい第2熱収縮層を貼り付け用粘着剤層側と反対側に配置した、2層構造としている。これにより、剥離材層が加熱されると、第2熱収縮層の収縮量が第1熱収縮層の収縮量よりも大きくなる。この結果、剥離材層全体として、第2熱収縮層側に略円弧状に丸まるような態様で収縮させることができる。したがって、ユーザは当該丸まった略円弧状の端部を容易に指でつまむことができ、そのつまんだ部分を起点として剥離材層全体を容易に引き剥がすことができる。
上記目的を達成するために、第6発明の印字ラベルは、略テープ状の第1基材層と、前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられた貼り合わせ用粘着剤層と、所望の印字がなされた印字領域をテープ厚み方向他方側に備え、前記貼り合わせ用粘着剤層により前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に貼り合わせられる、略テープ状の被印字層と、前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第6発明の印字ラベルは、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、被印字層、貼り合わせ用粘着剤層、第1基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造である。剥離材層を熱収縮性材料で構成していることにより、上記同様、ユーザが印字ラベルを使用する際に適宜の器具等により印字ラベルを加熱することで、剥離材層の全体を容易に貼り付け用粘着剤層から引き剥がすことができる。
上記目的を達成するために、第7発明の印字ラベルは、所望の印字がなされた印字領域をテープ厚み方向一方側に備えた略テープ状の第2基材層と、前記第2基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第7発明の印字ラベルは、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、第2基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造である。剥離材層を熱収縮性材料で構成していることにより、上記同様、ユーザが印字ラベルを使用する際に適宜の器具等により印字ラベルを加熱することで、剥離材層の全体を容易に貼り付け用粘着剤層から引き剥がすことができる。
上記目的を達成するために、第8発明のラベル作成用カートリッジは、サーマルヘッドにより印刷を行って印字ラベルを作成するラベル作成装置に備えられた、カートリッジホルダに着脱可能なラベル作成用カートリッジであって、ラベル用テープを巻回した第1ロールと、所望の印字が印刷可能な印字領域を備えた略テープ状の被印字テープを巻回した第2ロールと、前記第1ロールから繰り出された前記ラベル用テープと前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープとを押圧し貼り合わせるための押圧ローラとを備え、前記ラベル用テープが、略テープ状の第1基材層と、前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられ、前記被印字テープを、前記第1基材層に対し貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層とを有するとともに、前記剥離材層と前記貼り付け用粘着剤層とは、印刷時における前記サーマルヘッドの温度よりも低い所定の温度において熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より大きくなるような材質により、それぞれ構成されていることを特徴とする。
本願第8発明のラベル作成用カートリッジにおいては、第1ロールに備えられるラベル用テープが、テープ厚み方向一方側から他方側へ向かって、貼り合わせ用粘着剤層、第1基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造である。また第2ロールには被印字テープが備えられている。ラベル作成時には、押圧ローラがラベル用テープと被印字テープとを押圧することで、ラベル用テープの貼り合わせ用粘着剤により第1基材層のラベル厚み方向一方側に被印字テープが貼り合わされる。こうしてできあがった印字ラベルは、被印字テープ、貼り合わせ用粘着剤層、第1基材層、貼り付け用粘着剤層、剥離材層の順で積層された構造となる。ユーザが印字ラベルを使用する際には、剥離材層の離形面を貼り付け用粘着剤層から引き剥がし、貼り付け用粘着剤層の粘着力によって印字ラベルを貼り付け対象物に貼り付ける。
ここで、本願第8発明においては、ラベル用テープの剥離材層を熱収縮性材料で構成していることにより、上記同様、ユーザが印字ラベルを使用する際に適宜の器具等により印字ラベルを加熱することで、剥離材層の全体を容易に貼り付け用粘着剤層から引き剥がすことができる。
また、本願第8発明のラベル作成用カートリッジを用いて印字ラベルが作成される場合には、剥離材層を備えたラベル用テープとは別の被印字テープにサーマルヘッドで印刷が行われ、印刷がなされた後の被印字テープとラベル用テープとが貼り合わされる。これにより、印字ラベルの作成時にサーマルヘッドの熱が剥離材層に加わるのを回避し、剥離材層が誤って自己剥離するのを防止することができる。
さらに、上記のようにサーマルヘッドからの熱が剥離材層に加わらないことから、剥離材層や貼り付け用粘着剤層の材質として、印刷時のサーマルヘッドの加熱温度よりも低い温度において離形面が粘着力に打ち勝ち自己剥離するような材質を用いることができる。これにより、剥離材層や貼り付け用粘着剤層として選択可能な材質の幅を広げることができ、汎用性の向上やコストダウンを図ることができる。
本発明によれば、ラベルに折り目を生じることなく、極めて容易に剥離材層の引き剥がしを行うことができる。
本発明の一実施形態のラベル用テープを用いたラベル作成装置を備えるラベルシステムを示すシステム構成図である。 ラベル作成装置の外観構成を示す斜視図である。 装置本体のカートリッジホルダとその内部に装着されたカートリッジの要部の構成を模式化して示す概念図である。 ラベル作成装置における制御系の機能的な構成を示すブロック図である。 ラベル用テープから作成される印字ラベルの構成の一例を示す上面図、下面図、断面図である。 ノンラミネートタイプの印字ラベルを作成するラベル作成装置のカートリッジホルダと、その内部に装着されたカートリッジの要部の構成の一例を模式化して示す概念図である。 剥離紙を熱収縮率の異なる2層構造とした場合の印字ラベルの断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態のラベル用テープを用いたラベル作成装置1を備えるラベルシステムLSを示す。
このラベルシステムLSにおいて、ラベル作成装置1は、適宜の通信回線等からなる通信ネットワークNWを介して、ルートサーバRS、情報サーバIS、端末装置DTa、汎用コンピュータDTbなどに接続されている。
図2に、ラベル作成装置1の外観構成を示す。この図2において、ラベル作成装置1は、カートリッジ(ラベル作成用カートリッジ)3が装着されるカートリッジホルダ31(図3参照)を備えた装置本体2を有している。
装置本体2は、上面部、下面部、前面部、背面部、左右の両側面部を備えた全体的に直方体状の筐体2sをその外郭として備えている。上面部には、上蓋4及び上蓋操作ボタン5が設けられている。前面部には、ラベル排出口7、前蓋8、電源ボタン9、およびカッタ駆動ボタン10が設けられている。
上蓋4は、装置本体2の図2中右奥側の端部にて回動可能に支持されており、付勢部材(図示省略)により開き方向に付勢される一方で、装置本体2との間がロック可能に構成されている。また、カートリッジ3の着脱の際には、上蓋操作ボタン5が押されることで上記ロックが解除となり、上蓋4が上記付勢部材の付勢作用により開き、その状態でカートリッジ3の装着や取外しを行えるようになっている。なお、上蓋4には、透明カバーなどを嵌め込んだ透視窓15が設けられている。
ラベル排出口7は、装置本体2の内部で作成される印字ラベルLを外部に排出するものである。前蓋8は、下端を支点にした回動で開閉可能とされており、上端部に設けられている押部8pを上方より押し込むことで前方に回動して開く。電源ボタン9は、ラベル作成装置1の主電源のオン・オフ操作に用いられる。カッタ駆動ボタン10は、後述のカッタ51(図3参照)を操作者が手動で操作して印字済みラベル用テープ109を切断し、印字ラベルLを形成するためのものである。
図3に、装置本体2のカートリッジホルダ31とその内部に装着されたカートリッジ3の要部の構成を模式化して示す。
この図3において、カートリッジ3は、ラベル排出口7から排出される印字済みラベル用テープ109の幅方向の向きが、図において紙面に略垂直方向となるように、上記カートリッジホルダ31に収納する。カートリッジ3は、筐体3Aと、この筐体3A内に配置され印字ラベルを作成するための帯状のラベル用テープ101が巻回された第1ロール(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)102と、上記ラベル用テープ101と略同じ幅であり、所望の印字が印刷可能な印字領域を備えた略テープ状の透明なカバーフィルム(被印字層)103が巻回された第2ロール(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)104と、インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ3のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27と、搬送位置規制手段として機能するガイドローラ112とを有する。
テープ送りローラ27(押圧ローラ)は、対向するテープ圧接ローラ28と協働して、上記ラベル用テープ101と上記カバーフィルム103とを挟圧し接着させ上記印字済ラベル用テープ109としつつ、矢印Aで示す方向にテープ送りを行う。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに、上記ラベル用テープ101を巻回している。ラベル用テープ101はこの例では4層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の粘着剤からなる粘着層(貼り合わせ用粘着剤層)101a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る略テープ状のベースフィルム101b(第1基材層)、適宜の粘着剤からなる粘着層101c(貼り付け用粘着剤層)、及び略テープ状の剥離紙(剥離材層)101dの順序で積層され構成されている。
ベースフィルム101bのテープ厚み方向一方側(図3中右側)には、カバーフィルム103をベースフィルム101bに対し貼り合わせるための上記粘着層101aが形成され、またベースフィルム101bのテープ厚み方向他方側(図3中左側)には、粘着層101cによって上記剥離紙101dが接着されている。
上記剥離紙101dは、最終的にラベル状に完成した印字ラベルL(後述の図5参照)が所定の商品等の物品に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層101cにより当該商品等に接着できるようにしたものである。この剥離紙101dは、上記粘着剤層101cのテープ厚み方向他方側(図3中左側)に密着する離形面101dsを備えるとともに、熱収縮性材料から構成されている。この熱収縮性材料としては、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンが用いられる。
一方、図3に示すように、第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記ラベル用テープ101と接着される側)に配置された上記リボン供給側ロール111及び上記リボン巻取りローラ106で駆動されるインクリボン105が印字ヘッド23(サーマルヘッド;カートリッジホルダ31側に設けられている)に押圧されることで、インクリボン105が当該カバーフィルム103の裏面に接触させられるようになっている。
なお、カートリッジ3をカートリッジホルダ31に装着した際にカートリッジホルダ31側に備えられている印字ヘッド23をインクリボン105とカバーフィルム103に押圧させることができるよう、カートリッジ3の筐体3Aにはカバーフィルム103とインクリボン105の搬送経路の一部を外部に露出させるための切り欠き部3aが形成されている。
また、カートリッジホルダ31側で印字ヘッド23に対向する位置には、カバーフィルム103へ押圧力を作用させテープ搬送を行うためのプラテンローラ24が設けられている。さらに、カートリッジホルダ31には、カートリッジ3の排出口に隣接して(この例でははさみ方式の)カッタ51が配設されている。このカッタ51は、図示しないソレノイドに接続されており、このソレノイドがソレノイド駆動回路(図示せず)によって励磁されることで作動する。これにより、印字済みのラベル用テープ109を所定の長さに切断し、印字ラベルLを形成する。
また、ラベル作成装置1は、ラベル排出口7近傍における印字済みのラベル用テープ109の剥離紙101d側(図3中上側)にヒータ52を有している。このヒータ52は、ヒータ駆動回路50(後述の図4参照)に接続されており、このヒータ駆動回路50が制御部53によって駆動されることで作動し、印字済みのラベル用テープ109(あるいは切断後の印字ラベルL)を剥離紙101d側より加熱する。このヒータ52による加熱温度は、サーマルヘッドである印字ヘッド23の印刷時における温度よりも低い所定の温度に設定されている。これは、印字ヘッド23による熱はカバーフィルム103のみに作用し、ラベル用テープ101には作用しないためであり、このように低温度のヒータ52を使用できることにより、電力の節減やコストの低減を図ることができる。上記加熱により、ラベル用テープ109(あるいは切断後の印字ラベルL)の積層構造のうち主として剥離紙101dのみが収縮する。この収縮動作によって、剥離紙101dの少なくとも一部が粘着剤層101cから自己剥離した状態となる(後述の図5(b)及び図5(c)参照)。
図4に、ラベル作成装置1における制御系の機能的な構成を示す。
図4において、ラベル作成装置1には、例えばマイクロプロセッサなどからなる制御部53が設けられている。この制御部53には、入出力インターフェース56を介し、前述の端末装置DTaや汎用コンピュータDTbが接続された通信回線NWが接続されている。
また入出力インターフェース56には、カートリッジホルダ31における上記テープ送りローラ27等を駆動するローラ駆動回路、上記印字ヘッド23を駆動する印字ヘッド駆動回路、上記ソレノイドを駆動するソレノイド駆動回路等からなる駆動系54と、ヒータ52の駆動制御を行う上記ヒータ駆動回路50とが接続されている。
図5(a)〜図5(c)に、上記ラベル用テープ101から作成される印字ラベルLの構成の一例を示す。図5(a)に表面を示し、図5(b)に裏面を示し、図5(c)に図5(a)中のVc−Vc断面による断面図を示す。なお、図5(c)では層構成を分かり易くするために各層の厚みを強調して図示している。
これら図5(a)〜図5(c)において、印字ラベルLは、上述の4層構造のラベル用テープ101にカバーフィルム103を貼り合わせた5層構造を所定の長さあるいは所望の長さで切断して形成され、そのカバーフィルム103の裏面には印字文字R(図示する例では「Brother」の文字)が印字されている。
そして、前述したように剥離紙101dが熱収縮性材料で構成されているため、ラベル作成時にヒータ52により加熱することで、上記積層構造のうち主として剥離紙101dのみが収縮する。このとき、剥離紙101dと粘着剤層101cとは、ヒータ52による加熱温度(前述したように印刷時における印字ヘッド23の温度よりも低い所定の温度)において熱収縮により離形面101dsに作用する引き剥がし力が、粘着剤層101cと離形面101dsとの間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている。さらには、ベースフィルム101bと、剥離紙101dと、粘着剤層101cとは、熱収縮により離形面101dsに作用する引き剥がし力が、ベースフィルム101bの剛性(いわゆるコシ)による反発力に基づき粘着剤層101cと離形面101dsとの間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている。このような構成とした結果、上記剥離紙101dの収縮動作によって、図5(b)及び図5(c)に示すように、剥離紙101dの少なくとも一部(この例ではラベル長手方向両端部)が粘着剤層101cから自己剥離した状態となる。このため、ユーザが印字ラベルLを物品に貼付する際には、ユーザは剥離紙101dの自己剥離した部分を指でつまむことにより、剥離紙101dの全体を容易に粘着剤層101cから引き剥がすことができる。
以上説明した実施形態においては、ラベル用テープ101の剥離紙101dを熱収縮性材料で構成している。これにより、ラベル作成時にラベル作成装置1に設けたヒータ52により印字済みのラベル用テープ109(あるいは切断後の印字ラベルL)を加熱することで、上記積層構造のうち主として剥離紙101dのみが収縮する。この収縮動作によって、剥離紙101dの少なくとも一部が粘着剤層101cから自己剥離した状態となる。したがって、ユーザは当該引き剥がされた部分を指でつまむことにより、剥離紙101dの全体を容易に粘着剤層101cから引き剥がすことができる。
したがって、剥離紙の引き剥がしを行うための前述したピーラーを使用する場合に比べ、極めて簡単な操作で、容易に剥離紙101dの引き剥がしを行うことができる。また、剥離紙101dを2つに分断する前述した長手方向や幅方向のハーフカット線を形成する場合のように、剥離紙101dの引き剥がし時にラベルに折り目が生じる弊害を回避することもできる。
また、本実施形態では特に、剥離紙101dと粘着剤層101cとは、熱収縮により離形面101dsに作用する引き剥がし力が、粘着剤層101cと離形面101dsとの間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている。これにより、剥離紙101dに熱収縮が発生すると、粘着剤層101c側の粘着力に打ち勝って離形面101dsの一部が確実に自己剥離する。したがって、剥離紙101dの熱収縮が起こる温度まで印字ラベルLを適宜に加熱することにより、剥離紙101dの少なくとも一部を確実に自己剥離させることができる。
また、本実施形態では特に、ベースフィルム101bと、剥離紙101dと、粘着剤層101cとは、熱収縮により離形面101dsに作用する引き剥がし力が、ベースフィルム101bの剛性による反発力に基づき粘着剤層101cと離形面101dsとの間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている。これにより、剥離紙101dに熱収縮が発生すると、ベースフィルム101bの剛性による反発力に支持される粘着剤層101c側の粘着力に打ち勝って、離形面101dsの一部が確実に自己剥離する。したがって、剥離紙101dの熱収縮が起こる温度まで印字ラベルLを適宜に加熱することにより、剥離紙101dの少なくとも一部を確実に自己剥離させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)ノンラミネートタイプの印字ラベルを作成する場合
以上説明した実施形態では、ラベル用テープ101に対して印字用のカバーフィルム103を貼り合わせたいわゆるラミネートタイプの印字ラベルLを作成する場合を示したが、これに限らず、ラベル用テープに対して、その表面に直接印字して何も貼り合わせずに作成するいわゆるノンラミネートタイプの印字ラベルL′を作成する場合に適用してもよい。
図6に、上記ノンラミネートタイプの印字ラベルL′を作成するラベル作成装置(図示省略)のカートリッジホルダ31′と、その内部に装着されたカートリッジ3′の要部の構成の一例を模式化して示す。なおこの図は、前述の実施形態における図3に対応する図であり、図3と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
カートリッジ3′に収納された第1ロール102′から繰り出したラベル用テープ101′は3層構造となっており(図6中部分拡大図参照)、所望の印字が印刷可能な印字領域をテープ厚み方向一方側(図6中左側)に備えた略テープ状のベースフィルム101b′(第2基材層)と、このベースフィルム101b′のテープ厚み方向他方側(図6中右側)に設けられた粘着剤層101c′(貼り付け用粘着剤層)と、この粘着剤層101c′のテープ厚み方向他方側(図6中右側)に密着する離形面101ds′を備えるとともに、熱収縮性材料から構成される略テープ状の剥離紙101d′とを有している。この熱収縮性材料としては、上述した実施形態と同様に例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンが用いられる。
ベースフィルム101b′の表面(図6中左側)には、インクリボン105からの熱転写により印字形成可能な被転写材料により構成された転写層(図示せず)が形成されており、その表面にインクリボン105を用いて印字ヘッド23による印字が行われ、これを切断して印字ラベルL′が作成される。
なお、上記ではノンラミネートタイプの一例としてベースフィルム101b′が転写層を有する場合を説明したが、これに限られず、インクを塗布することで印字形成可能な受像材料により構成された受像層を有する構成であってもよいし、また熱により発色する感熱剤で構成される感熱層を有する構成であってもよい。
本変形例においても、ラベル排出口7近傍における印字済みのラベル用テープ109′の剥離紙101d′側(図6中下側)にヒータ52が設けられており、このヒータ52により印字済みのラベル用テープ109′(あるいは切断後の印字ラベルL′)が剥離紙101d′側より加熱される。なお、このヒータ52による加熱温度は、上述の実施形態と異なり、サーマルヘッドである印字ヘッド23の印刷時における温度よりも高い所定の温度に設定されている。これは、本変形例では印字ヘッド23及びヒータ52の両方による熱が共通のラベル用テープ101′(印字済みラベル用テープ109′)に作用するため、上述の実施形態のように印字ヘッド23の温度よりも低温で剥離紙101d′が熱収縮して剥離する構成とすると、印字ヘッド23による印刷時に剥離紙101d′が剥離を生じてしまうためである。よって、ヒータ52の加熱温度を上記設定とすることにより、印字済みのラベル用テープ109′の剥離紙101d′が搬送途中で剥離を生じ詰まり等の不具合が生じるのを防止できるようになっている。
このような構成である本変形例のノンラミネートタイプの印字ラベルL′においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(2)剥離紙を熱収縮率の異なる2層構造とする場合
上述した実施形態では、剥離紙101dを1層構造としたが、これに限らず、熱収縮率の異なる熱収縮性材料でそれぞれ構成された2層からなる構造としてもよい。
図7に、本変形例のラベル用テープ101″(図示せず)から作成される印字ラベルL″の断面図の一例を示す。なおこの図は前述の図5(c)に対応しており、図5(c)と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図7に示すように、本変形例の印字ラベルL″の剥離紙101eは2層構造となっており、離形面101esをテープ厚み方向一方側(図7中上側)に備え、熱収縮率が第1の値である第1熱収縮層101fと、この第1熱収縮層101fのテープ厚み方向他方側(図7中下側)に積層するように当該第1熱収縮層101fと一体的に設けられ、熱収縮率が上記第1の値よりも大きい第2の値である第2熱収縮層101gとを備えている。その他の構成は前述の印字ラベルLと同様である。具体例を挙げると、第1熱収縮層101fとしてはポリプロピレン(PP)、第2熱収縮層101gとしてはポリエチレン(PE)を用いればよい。
これにより、ヒータ52により剥離紙101eが加熱されると、第2熱収縮層101gの収縮量が第1熱収縮層101fの収縮量よりも大きくなる。この結果、剥離紙101e全体として、第2熱収縮層101g側に略円弧状に丸まるような態様で収縮させることができる。したがって、ユーザは当該丸まった略円弧状の端部を容易に指でつまむことができ、そのつまんだ部分を起点として剥離紙101e全体を容易に引き剥がすことができる。
(3)その他
以上では、ラベル作成装置1がヒータ52を備えた構成としたが、これに限らず、ユーザが印字ラベルLを使用する際に、適宜の器具等により印字ラベルLを加熱するようにしてもよい。
また以上では、ヒータ52を印字済みのラベル用テープ109の剥離紙101d側に設けるようにしたが、これに限らず、ラベル用テープ109のカバーフィルム103側に設け、印字済みのラベル用テープ109(あるいは切断後の印字ラベルL)をカバーフィルム103側より加熱する構成としてもよい。
さらに、以上は、ラベル用テープ101がリール部材102aの周りに巻回されてロール102を構成し、カートリッジ3内にそのロール102が配置されてラベル用テープ101が繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをラベル作成装置1側のカートリッジホルダ31に装着して、上記収納部から移送、搬送して印字を行い印字ラベルLを作成するようにしてもよい。
さらには上記ロール102を直接ラベル作成装置1側に着脱可能に装着する構成や、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートをラベル作成装置2側より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送しラベル作成装置1内へ供給する構成も考えられ、さらにはカートリッジ3のようなラベル作成装置1本体側に着脱可能なものにも限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型として第1ロール102を設けることも考えられる。この場合も同様の効果を得る。
なお、以上において、図4等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置
3 カートリッジ(ラベル作成用カートリッジ)
3′ カートリッジ(ラベル作成用カートリッジ)
23 印字ヘッド(サーマルヘッド)
27 テープ送りローラ(押圧ローラ)
31 カートリッジホルダ
101 ラベル用テープ
101a 粘着層(貼り合わせ用粘着剤層)
101b ベースフィルム(第1基材層)
101c 粘着層(貼り付け用粘着剤層)
101d 剥離紙(剥離材層)
101ds 離形面
101e 剥離紙(剥離材層)
101es 離形面
101f 第1熱収縮層
101g 第2熱収縮層
101′ ラベル用テープ
101b′ ベースフィルム(第2基材層)
101c′ 粘着層(貼り付け用粘着剤層)
101d′ 剥離紙(剥離材層)
101ds′ 離形面
101″ ラベル用テープ
102 第1ロール
103 カバーフィルム(被印字層)
104 第2ロール
L 印字ラベル
L′ 印字ラベル
L″ 印字ラベル

Claims (8)

  1. 印字ラベルを作成するためのラベル用テープであって、
    略テープ状の第1基材層と、
    前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられ、所望の印字が印刷可能な印字領域を備えた略テープ状の被印字層を、前記第1基材層に対し貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と
    前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層と
    を有することを特徴とするラベル用テープ。
  2. 印字ラベルを作成するためのラベル用テープであって、
    所望の印字が印刷可能な印字領域をテープ厚み方向一方側に備えた略テープ状の第2基材層と、
    前記第2基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層と
    を有することを特徴とするラベル用テープ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のラベル用テープにおいて、
    前記剥離材層と前記貼り付け用粘着剤層とは、熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている
    ことを特徴とするラベル用テープ。
  4. 請求項1又は請求項2記載のラベル用テープにおいて、
    第1基材層又は第2基材層と、前記剥離材層と、前記貼り付け用粘着剤層とは、熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、第1基材層又は第2基材層の反発力に基づき前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より、大きくなるような材質によりそれぞれ構成されている
    ことを特徴とするラベル用テープ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のラベル用テープにおいて、
    前記剥離材層は、
    前記離形面をテープ厚み方向一方側に備え、熱収縮率が第1の値である第1熱収縮層と、
    前記第1熱収縮層のテープ厚み方向他方側に積層するように当該第1熱収縮層と一体的に設けられ、熱収縮率が前記第1の値よりも大きい第2の値である第2熱収縮層と
    を備えることを特徴とするラベル用テープ。
  6. 略テープ状の第1基材層と、
    前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられた貼り合わせ用粘着剤層と、
    所望の印字がなされた印字領域をテープ厚み方向他方側に備え、前記貼り合わせ用粘着剤層により前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に貼り合わせられる、略テープ状の被印字層と、
    前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層と
    を有することを特徴とする印字ラベル。
  7. 所望の印字がなされた印字領域をテープ厚み方向一方側に備えた略テープ状の第2基材層と、
    前記第2基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層と
    を有することを特徴とする印字ラベル。
  8. サーマルヘッドにより印刷を行って印字ラベルを作成するラベル作成装置に備えられた、カートリッジホルダに着脱可能なラベル作成用カートリッジであって、
    ラベル用テープを巻回した第1ロールと、
    所望の印字が印刷可能な印字領域を備えた略テープ状の被印字テープを巻回した第2ロールと、
    前記第1ロールから繰り出された前記ラベル用テープと前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープとを押圧し貼り合わせるための押圧ローラと
    を備え、
    前記ラベル用テープが、
    略テープ状の第1基材層と、
    前記第1基材層のテープ厚み方向一方側に設けられ、前記被印字テープを、前記第1基材層に対し貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、
    前記第1基材層のテープ厚み方向他方側に設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    前記貼り付け用粘着剤層のテープ厚み方向他方側に密着する離形面を備えるとともに、少なくとも1層の熱収縮性材料から構成される、略テープ状の剥離材層と
    を有するとともに、
    前記剥離材層と前記貼り付け用粘着剤層とは、
    印刷時における前記サーマルヘッドの温度よりも低い所定の温度において熱収縮により前記離形面に作用する引き剥がし力が、前記貼り付け用粘着剤層と前記離形面との間に作用する粘着力より大きくなるような材質により、それぞれ構成されている
    ことを特徴とするラベル作成用カートリッジ。
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JP2017030890A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 カシオ計算機株式会社 印刷媒体、印刷方法、及び、印刷装置
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