JP2011196167A - 壁面体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両通行路側からの作業のみで、枠組みした枠内にパネル体を固定することができる壁面体の提供。
【解決手段】壁面体1Aは、車両通行路側の側部に沿って備え付けられた枠内9に設けるものであり、枠9は上下左右に断面H型の枠材を枠組みしてなり、各パネル体11、12は上端部を上枠材5の溝5aに呑み込ませてあり、下端部を下枠材6の溝6aに呑み込ませて載置部材21に載置してあり、最も右側に位置するパネル体12の右側端部を右竪枠の溝に呑み込ませてあり、最も左側に位置するパネル体11の左側端は左竪枠の溝に呑み込ませてあり、各枠材の車両通行路外側の溝壁と各パネル体11、12との間を乾式シール材23でシールしてあり、固定部材19は、パネル体11、12の水平溝26にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあり、固定部材19を上下の枠材5、6に固定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道等の車両通行路に沿って備え付けられた枠内に設ける壁面体に関する。
例えば、車両通行路の側部に沿って設ける防音壁は、H型鋼材(断面H型の枠材)で枠組みした枠と、枠内に設けるパネル体(壁面体)とから構成されている。枠内にパネル体を固定する場合、上枠を組み付ける前にパネル体を車両通行路側からクレーンで吊り、左右のH型鋼材の溝にパネル体を落とし込んだ後、図14(a)に示すように、パネル体101の左右端部103、105を左右の枠材107、109に車両通行路の内外から各々ボルト111とナット113で固定していた。また、既に枠組みされた枠にパネル体101を固定する場合には、図14(b)に示すように、パネル体101を車両通行路外側から上下の枠及び左右の枠107、109に当てて、車両通行路の内外からボルト111とナット113で固定していた。
しかし、従来の防音壁の工事では、図14(a)及び(b)に示すいずれの場合も、各枠材107、109とパネル体101とをボルト111とナット103で固定する作業の為に、車両通行路外側に足場を設ける必要があった。この為、例えば高架鉄道等のように車両通行路を地面よりも高い位置に設けている場合には、足場の施工が大がかりになるという不都合がある。
また、クレーンでパネル体を吊る作業の場合に、車両通行路の敷地の外側にパネル体が食み出したり、車両通行路の外側に足場を設ける場合には、境界線や隣地との問題が生じるおそれがある。
一方、稼働している鉄道の車両通行路で工事をする場合、終電後から始発前までの短時間しか作業ができない為、短時間で施工できる防音壁が求められている。
そこで、本発明は、車両通行路側からの作業のみで、少なくとも下左右に断面H型の枠材を用いて枠組みした枠内にパネル体を固定することができ、施工時にパネル体全体が車両通行路外側へ大きく食み出すのを防止できると共に短時間で簡単に施工できる壁面体の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両通行路側の側部に沿って備え付けられた断面H型の枠材を上下左右に枠組みしてなる枠内に設けるものであり、枠内に左右に並べて配置した複数のパネル体と、パネル体を載置する載置部材と、パネル体を枠材に固定する固定部材とを備え、各パネル体は上端部を上枠材の溝に呑み込ませてあり、下端部を下枠材の溝に呑み込ませてあると共に溝に設けた載置部材に載置してあり、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右枠材の溝に呑み込ませてあり、最も左側に位置するパネル体の左側端部は左枠材の溝に呑み込ませてあり、各枠材の車両通行路外側の溝壁と各パネル体との間を乾式シール材でシールしてあり、且つパネル体は上端部と下端部の車両通行路側面に各々左右に長い水平溝を有し、固定部材は、パネル体の水平溝にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあり、固定部材を上下の枠材に固定してあることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明において枠内に複数のパネル体を収める場合、左右枠間で一枚のパネル体を車両通行路側から、例えば、けんどん方式により断面H型の枠材で枠組みした枠内に収納した後、左右一方にずらして左右側一端部を断面H型枠材の溝に呑みこませ、他のパネル体をけんどん方式で枠内に配置した後、各パネル体を左右にずらして、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右竪枠の溝に呑み込ませ、最も左側に位置するパネル体の左側端は左竪枠の溝に呑み込ませる。
本明細書において、けんどん方式とは、パネル体を枠内に垂直に取付けるときにパネル体の上端部又は下端部のいずれか一方を先に枠内に収納し次に他方を収納するが、パネル体を枠内に収納するとき又は枠内に収納した後に、パネル体を一旦上げた後に落として取付けることをいい、例えば、パネル体を上げたときにパネル体の上端部を一時的に上枠材の車両通路側又は車両通路外側に位置させた後に落とし込む場合も含む。
請求項2に記載の発明は、車両通行路側の側部に沿って備え付けられた上枠材と断面H型の下左右枠材とを枠組みしてなる枠内に設けるものであり、左右に並べて配置した複数のパネル体と、パネル体を載置する載置部材と、パネル体を枠材に固定する固定部材とを備え、各パネル体は下端部を下枠材の溝に呑み込ませてあると共に溝に設けた載置部材に載置してあり、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右枠材の溝に呑み込ませてあり、最も左側に位置するパネル体の左側端部は左枠材の溝に呑み込ませてあり、下左右枠材の車両通行路外側の溝壁と各パネル体との間及び上枠材と各パネル体との間を乾式シール材でシールしてあり、且つパネル体は上端部と下端部の車両通行路側面に各々左右に長い水平溝を有し、固定部材は、パネル体の水平溝にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあり、固定部材を上下の枠材に固定してあることを特徴とする。
請求項2に記載の発明において、枠内に複数のパネル体を収める場合、左右枠間で一枚のパネル体を車両通行路側から、例えば、下端部と上端部とのうちの一方を先に枠内に収めた後、次に他方を収めるようにして枠内に収納した後、左右一方にずらして左右側一端部を断面H型枠材の溝に呑みこませ、他のパネル体を一方のパネル体と同様にして枠内に配置した後、各パネル体を左右にずらして、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右竪枠の溝に呑み込ませ、最も左側に位置するパネル体の左側端は左竪枠の溝に呑み込ませる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、固定部材は、取付金具と、パネル側固定具と、枠側固定具とからなり、取付金具は、垂直部と水平部とを有しており、垂直部に上下方向に長い長孔が形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあり、垂直部の長孔を挿通するパネル側固定具でパネル体の水平溝にスライド自在且つパネル側固定具の水平軸回りに回動自在に固定してあり、水平部の長孔を挿通する枠側固定具で上下の枠材に固定してあり、隣接するパネル体間に乾式シール材が設けてあることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、固定部材は、取付金具と、パネル側固定具と、枠側固定具とからなり、取付金具は、垂直部と水平部とを有しており、垂直部に上下方向に長い長孔が形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあり、垂直部の長孔を挿通するパネル側固定具でパネル体の水平溝にスライド自在且つパネル側固定具の水平軸回りに回動自在に固定してあり、水平部の長孔を挿通する枠側固定具で上下の枠材に固定してあり、隣接するパネル体間で互いに対向する左右側部の車両通行路外側面には、対向する左右側部を跨いで跨ぎ板が設けてあり、跨ぎ板は左右方向一端部を隣り合う一方のパネル体に固定してあることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各パネル体を車両通行路側からけんどん方式により枠内に配置することにより、パネル体が車両通行路の敷地から食み出すことなく、車両通行路側のみから断面H型枠材で枠組みした枠内に収めることができる。
固定部材はパネル体の水平溝に水平軸回りに回動自在に取付けてあるから、パネル体を枠内に収めるときには固定部材をパネル体の内周側に配置しておき、パネル体を枠内に収納した後に固定部材を水平軸回りに回動してパネル体の外周側に配置することにより、パネル体を枠内に収めるときに固定部材が邪魔にならないで済む。
枠内に収めた各パネル体は、車両通行路側からの操作で、パネル体の上端部と下端部とに各々係合した固定部材を左右にスライドして、所定の固定位置に合わせて上枠材と下枠材とに固定できるから、車両通行路側からの作業のみで、枠材にパネル体を固定できる。 しかも、固定部材を左右にスライドして固定位置の調整ができるので、固定作業が短時間で簡単にできる。
枠とパネル体との間を乾式シール材によりシールしているので、湿式シール材でシールする場合のような乾燥時間を必要としないので、短時間の施工ができる。
請求項2に記載の発明によれば、各パネル体を車両通行路側から枠内に配置することにより、パネル体全体が車両通行路の敷地から大きく食み出すことなく、車両通行路側のみから枠内に収めることができる。
固定部材はパネル体の水平溝に水平軸回りに回動自在に取付けてあるから、パネル体を枠内に収めるときには固定部材をパネル体の内周側に配置しておき、パネル体を枠内に収納した後に固定部材を水平軸回りに回動してパネル体の外周側に配置することにより、パネル体を枠内に収めるときに固定部材が邪魔にならないで済む。
枠内に収めた各パネル体は、車両通行路側からの操作で、パネル体の上端部と下端部とに各々係合した固定部材を左右にスライドして、所定の固定位置に合わせて上枠材と下枠材とに固定できるから、車両通行路側からの作業のみで、枠材にパネル体を固定できる。しかも、固定部材を左右にスライドして固定位置の調整ができるので、固定作業が短時間で簡単にできる。
枠とパネル体との間を乾式シール材によりシールしているので、湿式シール材でシールする場合のような乾燥時間を必要としないので、短時間の施工ができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を得ることができると共に、取付金具には、垂直部に上下に長い孔を形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあるから、台風等の風圧や車両通過時の風圧等がパネル体に作用した場合でも、パネル体の面外方向の変形に追従して、上下及び車両通行路内外方向の固定位置を変えることができるので、パネル体や固定部材等の破損を防止できる。
また、枠に対してパネル体の上端部と下端部は相対的に左右にスライド自在であるから、枠に対してパネル体に面内方向の相対的な歪みが生じた場合にも、パネル体の上端部と下端部が枠に対して相対的にスライドすることにより歪みを許容できるので、パネル体や固定部材等の破損を防止できる。
隣接するパネル体間に乾式シール材が設けてあるので、隣接するパネル体間のがたつきを防止したり、パネル体間の変位による隙間を防止することができる。また、隣接するパネル体間のシールに乾式シール材を用いているので、パネル体間のシールにおいても湿式シール材でシールする場合のような乾燥時間を必要としないので、短時間の施工ができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を得ることができると共に、取付金具には、垂直部に上下に長い孔を形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあるから、台風等の風圧や車両通過時の風圧等がパネル体に作用した場合でも、パネル体の面外方向の変形に追従して、上下及び車両通行路内外方向の固定位置を変えることができるので、パネル体や固定部材等の破損を防止できる。
また、枠に対してパネル体の上端部と下端部は相対的に左右にスライド自在であるから、枠に対してパネル体に面内方向の相対的な歪みが生じた場合にも、パネル体の上端部と下端部が枠に対して相対的にスライドすることにより歪みを許容できるので、パネル体や固定部材等の破損を防止できる。
跨ぎ板は、車両通行路外側で隣接する左右のパネル体間に跨って設けているので、パネル体間に隙間があっても隙間を塞ぐことができるので、外観が良い。
隣接するパネル体において、一方のパネル体には跨ぎ板の一端部を固定し、他方のパネル体は跨ぎ板の他端部の車両通行路側面に対向しているので、隣接するパネル体が角度を形成している場合でも、跨ぎ板が固定されたパネル体を先に枠内に配置し、次に隣のパネル体を枠内に配置して端部を跨ぎ板に対向させることにより車両通行路側からの作業でパネル間の隙間を塞ぐことができる。
隣り合うパネル体は一方のみを跨ぎ板に固定して他方は跨ぎ板に対向しているだけであるから、風圧や地震等の外力が作用して隣り合うパネル体の位置がずれた場合でも跨ぎ板及びパネル体の破損を防止できる。
第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁を図6(a)のA−A位置で切断して示す縦断面図である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁を図6(a)のB−B位置で切断して示す横断面図である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁において、枠にパネル体を配置する工程を(a)〜(e)で順次示した横断面図である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁において、枠にパネル体を配置する工程を(a)〜(c)で順次説明した縦断面図である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁を図6(a)のC−C位置で切断して示す縦断面図である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁の図であり、(a)は車両通行路外側から見た正面図であり、(b)は(a)に示すE−E断面図である。 地震等により枠に歪みが生じたときの作用を示す図であり、(a)は歪みが生じる前の状態を示し、(b)は歪みが生じた後の状態を示し、共に車両通行路側から見た正面図である。 第1実施の形態に係る壁面体において、パネル体に風圧が作用した場合の作用を説明する縦断面である。 第1実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁全体に風圧が作用した場合の作用を説明する縦断面である。 第2実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁であって、図6のFーF位置で切断して示す縦断面図である。 第2実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁において、枠にパネル体を配置する工程を(a)〜(e)で順次説明した縦断面図である。 第2実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁において、枠にパネル体を配置する他の方法を示す縦断面図である。 第3実施の形態に係る壁面体を用いた防音壁であって、障害物を避けて施工した部分の横断面図である。 従来の壁面体を用いた防音壁の横断面図であり、(a)は上枠を組み付ける前にパネル体を枠に固定する場合の図であり、(b)は既に枠組みされた枠にパネル体を固定する場合の図である。
以下に、添付図面の図1〜図9を参照して本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態にかかる壁面体1Aは、防音壁1の枠9内に設けるものであり、防音壁1は図6に示すように、高架鉄道(車両通行路)2の防音壁であり、高架鉄道2の側部に沿って設けてある。また、防音壁1にはその上部の車両通行路側には梁Hが配置されている。
防音壁1には、左右の枠材3、4が間隔をあけて垂下してあり、左右の枠材3、4は各々、下端Tを自由端にしてある。左右の枠材3、4には所定間隔をあけて上下の枠材5、6が固定金具7(図2参照)により固定されている。尚、固定金具7は、左右の枠材3、4の各溝3a、4aに配置されて溶接固定された鉄板8にボルトで固定してある。防音壁1には上下左右の枠材、3、4、5、6で囲まれた枠9が上下左右に複数形成されている。各枠材3、4、5、6は、図1及び図2に示すようにH型鋼材(断面H型枠材)であり、上下の枠材5、6は左右の枠材3、4よりも車両通行路内外方向の巾が小さい(図2参照)。尚、本実施の形態の説明では、左右は車両通行路外側から防音壁1を見た状態(図6(a))の左右とする。
各枠9内に備え付けられた壁面体1Aは、枠9内に左右に並べて配置した2つのパネル体11、12と、各パネル体11、12を載置する載置部材21と、パネル体11、12を上枠材5及び下枠材6に各々固定する固定部材19とを備えている。
本実施の形態では、各パネル体11、12には、上下に2枚のパネル13a、13bが配置されている。図5に示すように、各パネル体11、12において、上下のパネル13はパネル中間枠16に固定されている。尚、パネル13a、13bは例えばポリカーボネート製である。
図1に示すように、左右の各パネル体11、12は、各々パネル上枠(上端部)15を上枠材5の溝5aに呑み込ませてあり、各パネル体11、12のパネル下枠(下端部)17は、下枠材6の溝6aに呑み込ませてあると共に溝6aの溝底6bに設けた載置部材21に載置してある。載置部材21は、パネル体11、12の荷重を受けるものであり、図3に示すように、いわゆるピース部材として下枠材6の溝底6bに左右方向に間隔をあけて複数個設けてある。また、載置部材21は、下枠材9に両面テープで貼り付けられている。尚、載置部材21の上面にはクッション材22が設けてあり、パネル体11、12のがたつきを防止している。
左右のパネル体11、12のパネル上枠15及びパネル下枠17には、各々車両通行路外側面に乾式シール材23が取付けてあり、乾式シール材23を上枠材5の車両通行路外側溝壁5c及び下枠材6の車両通行路外側溝壁6cに当接している。
図2及び図6に示すように、左パネル体11のパネル左竪枠(左側端部)11aは左枠材3の溝3aに呑み込ませてあり、右パネル体12はそのパネル右竪枠(右側端部)12bを右枠材4の溝4aに呑み込ませてある。
左パネル体11のパネル左竪枠(左側端部)11a及び右パネル体12のパネル右竪枠(右側端部)12bには、各々車両通行路外側面に乾式シール材23が取付けてあり、乾式シール材23を左枠材3の車両通行路外側溝壁3c及び右枠材4の車両通行路外側溝壁4cに当接している。
左パネル体11のパネル右竪枠(右側端部)11bの右側面と右パネル体12のパネル左竪枠12aの左側面には、各々乾式シール材25が設けてあり、互いに乾式シール材25、25を当接させている。
尚、図2に示すように、パネル体11のパネル左竪枠11a、パネル右竪枠11b、パネル体12のパネル左竪枠12a、パネル右竪枠12b、及び各パネル11、12の中間枠16(図5参照)は車両通行路側からの押縁28によりパネル13を固定してある。
図1に示すように、左右のパネル体11、12のパネル上枠15とパネル下枠17とには、各々その車両通行路側面に左右に長い水平溝26がパネル体11、12の左右方向全体に亘って形成されている。
各パネル体11、12は、その上パネル枠(上端部)15を上枠材5に、下パネル枠(下端部)17を下枠材6に各々固定部材19により固定されている。固定部材19は左右に間隔をあけて設けてある。固定部材19は、各パネル体11、12の水平溝26にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてある。
各固定部材19は、取付金具27と、パネル側固定具29と、枠側固定具31とから構成されている。
取付金具27は、垂直部33と水平部35とを有しており、図1に一点鎖線aで抜き出して車両通行路側から見た正面図を示すように、垂直部33に上下方向に長い垂直長孔37が形成してあり、図1に一点鎖線bで抜き出して平面図を示すように、水平部35には車両通行路内外方向に長い水平長孔39が形成してある。
パネル側固定具29はボルト41とナット43であり、ボルト41の頭(一端部)41aをパネル体11、12の水平溝26にスライド自在に係合してあり、ボルト41のねじ部(他端部)41bを取付金具27の垂直長孔37に挿通してナット43で固定してある。
枠側固定具31はボルト45とナット47であり、上枠材5の溝底5a及び下枠材6の溝底6bに形成してある固定用孔46にボルト45の頭45aを係止して、ねじ部45bを固定用孔46及び取付金具27の水平長孔39に挿通してナット47で固定してある。
次に、本実施の形態にかかる壁面体1Aの施工、作用効果について説明する。枠9は上下左右の枠材を枠組みしてあり、本実施の形態では、既設した枠9内にパネル体11、12を収納して固定する。
まず、図3(a)に示すように、下枠材6の溝底6bにはその車両通行路外側溝壁3cの車両通行路側面に載置部材21を当接するようにして且つ左右方向に間隔をあけて配置する。
けんどん方式によりパネル体を枠9内に収納する前に、図4(a)に示すように、パネル体11、12には、そのパネル上枠15とパネル下枠17の各水平溝26に頭41aを係合したボルト41のねじ部41bを取付金具27の垂直長孔37に挿通してナット43で固定することにより、パネル体11、12のパネル上枠15とパネル下枠17とに取付金具27を固定しておく。尚、パネル上枠15では取付金具27の水平部35を下にし、パネル下枠17では取付金具27の水平部35を上にして、取付金具27をパネル体11、12の内周側に配置しておく。
パネル体11、12の枠9内への収納は、図3(b)及び図4(a)に示すように、左枠材3と右枠材4との間で、車両通行路側から左パネル体11を上枠材5と下枠材6との間にけんどん方式により挿入した後、図3(c)に示すように、左パネル体11を左にずらして左パネル体11のパネル左竪枠11aを左枠材3の溝3a内に入れ込む。図3(d)に示すように、左パネル体11と同様にして右パネル体12を上枠材5と下枠材6との間にけんどん方式により配置し、図3(e)に示すように、左パネル体11と右パネル体12とを互いに左右で当接させると共に、左パネル体11のパネル左竪枠11aを左枠材3の車両通行路外側溝壁3cに当接させ、右パネル体12のパネル右竪枠12bを右枠材4の車両通行路外側溝壁4cに当接させる。
次に、図4(b)及び図4(c)に示すように、パネル側固定具29を緩めて、各パネル体11、12のパネル上枠15に取付けてある取付金具27を回動して水平部35を上に向けて、同様にパネル下枠17に取付けてある取付金具27を回動して水平部35を下に向けて配置する。
そして、パネル上枠15及びパネル下枠17に、取付金具27と共にパネル側固定具29を水平溝26に沿ってスライドさせて左右方向の位置調整をして、各取付金具27を上枠材5の溝底5b及び下枠材6の溝底6bに予め形成してある固定用孔46の位置に合わせ、図1に示すように、ボルト45の頭45aを固定用孔46に係止してねじ部を固定用孔46に送通してナット49を締め付けて固定する。また、緩めてあるパネル側固定具29のナット43を締め付ける。尚、図3及び図4では、乾式シール材23、25は省略している。
本実施の形態によれば、枠9内にパネル体11、12を収める場合、例えば、けんどん方式により断面H型枠材で枠組みした枠9内に収めることにより、パネル体11、12が車両通行路の敷地から食み出すことなく、車両通行路側のみから断面H型枠材で枠組みした枠9内に収めることができる。
枠9内に収めた左右のパネル体11、12は、車両通行路側からのみの操作で、各パネル体11、12のパネル上枠15とパネル下枠17とに各々係合した固定部材19を左右にスライドして、所定の固定位置に合わせて上枠材5及び下枠材6に固定できるから、車両通行路側からの作業のみで、枠9内にパネル体11、12を固定できる。
しかも、固定部材19を左右にスライドして固定位置の調整ができるので、固定作業が短時間で簡単にできる。
固定部材19はパネル体11、12の水平溝26にスライド自在で且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあるから、パネル体を枠9内に収めるときには、固定部材19をパネル体11、12の内周側に回動しておき、パネル体11、12を枠9内に収納した後に固定部材19を回動してパネル体11、12の外周側に配置することにより、固定部材19が邪魔にならずにパネル体11、12を枠9内に収めることができる。
また、固定部材19はパネル体11、12の水平溝26にスライド自在で且つ図1に示すように取付金具27の垂直部33の長孔37により上下に移動可能であると共に水平軸回りに回動自在に取付けてある。したがって、図7(a)に示す通常の状態から、地震等により枠9に左右方向や上下方向の外力が作用して、図7(b)に示すように、枠9に対して面内方向の相対的な歪みが生じた場合でも、パネル側固定具29が水平溝26をスライドすると共にパネル側固定具29に対してパネル体11、12が回動して、歪みを許容できるので、パネル体11、12や固定部材19等の破損を防止できる。
取付金具27には、垂直部33に垂直長孔37を形成してあり、水平部35に車両通行路内外方向に長い水平長孔39が形成してあるから、図8に示すように、台風等の風圧や車両通過時の風圧Sがパネル体11、12に作用した場合でも、パネル体の面外方向の変形に追従して、パネル側固定具29は上下に移動し、枠側固定具31は車両通行路内外方向に移動することにより固定位置を変えることができるので、パネル体11、12や固定部材19の破損を防止できる。
また、図9に示すように、防音壁1全体が台風等の強い風圧Wを受けた場合には、上枠材5及び下枠材6が関節になって上下方向に弓なりに変形したときに、図1に示すように取付金具27には垂直部33に垂直長孔37を形成してあり水平部35に車両通行路内外方向に長い水平長孔39が形成してあるから、パネル体11、12は枠9内を移動することができる。したがって、このような防音壁1全体が上下方向に弓なりに変形した場合にも、パネル体11、12や固定部材19の破損を防止できる。
図1及び図2に示すように、枠9とパネル体11、12との間、及び隣接するパネル体11、12間を乾式シール材23、25によりシールしているので、湿式シール材でシールする従来のような乾燥時間を必要としないので、短時間の施工ができる。
各パネル体11のパネル左竪枠11a、12a、パネル右竪枠11b、12b及びパネル中間枠16は車両通行路側から押縁28によりパネル13を固定しているから、押縁28を外してパネル13の取り付け及び取り外しが自在であり、パネル13の清掃等のメンテナンスやパネル13の交換が車両通行路側から容易にできる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述の第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符合を付することにより、その部分の説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図10及び図11に第2実施の形態を示す。この第2実施の形態にかかる壁面体1Aは図6に示す防音壁1の上部に設けるものであり、枠9における上枠材5Fの形状及び、壁面体1Aにおけるパネル上枠15の乾式シール材23の形状が第1実施の形態と異なっており、その他の構成は第1実施の形態と同じである。尚、図6(b)に示すように、防音壁1の上部にはその車両通行路側に梁Hが配置されている。
即ち、第2実施の形態において、枠9は、上枠材5Fと、断面H型の下枠材6、断面H型の左枠材3及び右枠材4とを枠組みして成り、壁面体1Aは防音壁1の上部の枠9に設けている。尚、下枠材6の符合「6」は、枠9において下に位置する枠材としての符合であり、図6(a)に示す防音壁1では符合「5」で示す枠材である。
第2実施の形態では、上枠材5Fは、図10に示すように、I型の枠材であり、H型枠材の溝5aの開口を水平に向けてあり、下面5eが平坦面になっている。
壁面体1Aにおける下枠材6、左枠材3及び右枠材4との固定は、第1実施の形態と同じであり、上枠材5Fとの固定が異なっているので、上枠材5Fとの固定について説明する。パネル体11、12の上端部15には、パネル体11(12)よりも上方に突出した突出部23cを有する乾式シール材23が設けてあり、突出部23cの上端を上枠材5Fの下面5eに当接させている。固定部材19は取付金具27を枠側固定具31により上枠材5Fの下面5eに固定している。尚、乾式シール材23の突出部23cは上端を車両通行路側に向けている。その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
次に、本実施の形態にかかる壁面体1Aの施工、作用効果について説明する。パネル体11、12の枠9内への収納は、左枠材3と右枠材4との間で、図11(a)に示すように、車両通行路側から左パネル体11を上枠材5Fと下枠材6との間にけんどん方式により挿入する。この場合、図4(a)に示す第1実施の形態と異なり、壁面体1Aのパネル上枠15は、上枠材5Fよりも車両通行路外側に突出させた後、図11(b)に示すように、パネル体の下端を下枠材6の溝に落とし込むと共に、パネル体11の上端部15に取付けてある乾式シール材23の突出部23cを上枠材5Fの下面5eに当接させる。次に、図11(c)に示すように、乾式シール材23の突出部23cを上枠材5Fの下面5eに押し付けるようにしてパネル体11を上方に持ち上げた後、図11(d)に示すように、パネル体11の下端を載置部材21に載せる。
次に、第1実施の形態と同様にして、左パネル体11及び右パネル体12を枠9内に配置した後、図11(e)に示すように、各パネル体11、12の上端部15に取付けてある乾式シール材23の突出部23cを上枠材5Fの下面5eに当接させた状態のまま、各パネル体11、12のパネル上枠15に取付けてある取付金具27を回動して水平部35を上に向けて、同様にパネル下枠17に取付けてある取付金具27を回動して水平部35を下に向けて配置した後、各取付金具27を上枠材5Fの下面5e及び下枠材6の溝底6bに枠側固定具31で固定する。尚、図11ではパネル下端部の乾式シール材23は省略している。
この第2実施の形態によれば、枠9内にパネル体11、12を収める場合、各パネル体11、12を車両通行路側からけんどん方式により枠9内に配置することにより、パネル体全体が車両通行路の敷地から大きく食み出すことなく、車両通行路側のみから枠9内に収めることができる。
特に、図11(a)に示すように、枠9の車両通行路側に梁Hがあるような場合には、けんどん方式によりパネル体11、12を枠9内に取付けることにより、梁Hが邪魔になることなく、パネル体11、12の取付けができる。尚、梁Hは図11(a)にのみ示し、図11(b)〜(e)では省略している。また、枠9の車両通行路側に梁Hがあるような場合のほか、上枠材5Fの下面5eの一部にケーブル等の障害物がある場合にも、図11に示すようなけんどん方式によりパネル体11、12を枠内に収めれば、上枠材5Fの下面5eの障害物を避けて枠9内に収めることができる。
第2実施の形態による効果は、けんどん方式による取付け以外の効果は、第1実施の形態と同様な効果を得ることができる。
尚、枠9内にパネル体11、12を収める方法は、例えば、上述したけんどん式以外に、例えば枠9の車両通行路側に図11(a)に示す梁H等の障害物がない場合には、図12に示すように、パネル体11の上端を車両通行路側に下端を下枠材6の溝に配置すると共に載置部材21に載せて、パネル体11の上下を斜めにした状態にした後、パネル体11を起立させるように回動(矢印)して図11(d)に示すように枠9内に収めるものであっても良い。
図13に第3実施の形態を示す。この第3実施の形態では、車両通行路の側部に電柱等の障害物がある為、障害物を避けるように防音壁1を配置したものであり、上枠材5及び下枠材6は「く」の字状に屈曲した形状としてあり、屈曲の角部51、51で左右のパネル体が隣接するように、直線部分に左右のパネル体11、12及び中間パネル体10の3つのパネル体を配置している。
尚、上枠材5及び下枠材6は斜めに切断した端60を突き合わせて、金具62で固定している。
この第3実施の形態では、隣接する左パネル体11と中間パネル体10の間、中間パネル体10と右パネル体12との間で且つパネル体10、11、12の車両通行路外側面には各パネル体10、11、12の上下方向に亘って跨ぎ板53が設けてある。
左パネル体11と中間パネル体10との間の跨ぎ板53は、中間パネル体10のパネル左竪枠(左側部)10aに跨ぎ板53の右側端部(一端部)53aをねじ57で固定してあり、跨ぎ板53の左側端部(他端部)53bはその車両通行路側面を左パネル体11のパネル右竪枠(右側部)11bに当接してある。
同様に、右パネル体12と中間パネル体10との間の跨ぎ板53は、中間パネル体10のパネル右竪枠(右側部)10bに跨ぎ板53の左側端部(一端部)53bをねじ57で固定してあり、跨ぎ板53の右側端部(他端部)53bはその車両通行路側面を右パネル体12のパネル左竪枠(左側部)12bに当接してある。
その他の構成は第1実施の形態と同様である。
この第3実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の作用効果を得ることができると共に、隣り合うパネル体11、12において、中間パネル体10には跨ぎ板53の一端部53a(53b)をねじ止めし、左右のパネル体11、12は跨ぎ板53の他端部53b(53a)に車両通行路側から当接しているので、互いに隣接するパネル体11及び10、10及び12が角度を形成している場合でも、跨ぎ板53がねじ止めされたパネル体10を先に枠9内に配置し、次に左右のパネル体11、12を枠9内に配置してその端部11b、12aを車両通行路側から跨ぎ板53に当接させることにより車両通行路側からの作業でパネル間の隙間を塞ぐことができる。
跨ぎ板53は、車両通行路外側で隣接する左右のパネル体11及び10、10及び12間の隙間を塞いでいるので、外観が良い。
隣り合うパネル体11及び10、10及び12は一方のみを跨ぎ板53に固定して、他方は跨ぎ板53に当接しているだけであるから、風圧や地震等の外力が作用して隣り合うパネル体11及び10、10及び12の位置がずれた場合でも跨ぎ板53及びパネル体10、11、12の破損を防止できる。
上枠材5及び下枠材6は「く」の字状に屈曲した形状とした場所でも、直線状の枠材を用いて施工できると共に直線状の枠材に各パネル体11、10、12を配置しているので、防音壁全体で統一した枠材やパネル体を用いることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、パネル側固定具29はナット43を水平溝26にスライド自在に係合して、車両通行路側からボルト41をナット43に螺合するものであっても良い。
第1及び第2実施の形態において、隣接する左右のパネル体11、12間に乾式シール材25を設けることに限らず、第3実施の形態のように、跨ぎ板53の一端部を一方のパネル体11(12)にねじ固定し、他端部を他方のパネル12(11)の車両通行路外側面に対向して設けても良い。
パネル体11、12の枠内への収納は、図4で示すようなパネル上枠15から枠9内に収めるけんどん方式に限らず、車両通行路側からまずパネル下枠17を下枠材6の溝6aに呑み込ませてから、パネル上枠を15を枠9内に収めるけんどん方式を採用しても良い。
跨ぎ板53をねじ固定していない他端部53bは、パネル体左右側部の車両通行路外側面に当接することに限らず、パネル体左右側部の車両通行路外側面に隙間をあけて対向していても良い。
取付金具27は垂直部33と水平部35とを有していれば良く、縦断面がL字状であることに限らず、例えば、T字状にしてT字の頭を水平にして固定したものであってもよい。
枠9内には、パネル体11(10、12)を4枚や5枚設けても良く、パネル体の数は制限されない。
一つのパネル体11(10、12)には、上下に2枚のパネル13を設けることに限らず、1枚ののみでも良いし、上下に3枚設けたり、上下左右に4枚設けても良く、パネルの数や位置は制限されない。
第2実施の形態において、上枠材5Fは、I型枠材に限らず、角材や縦断面L状の部材であっても良く、枠材の形状は限定されない。
また、第2実施の形態において、乾式シール材23の突出部23cは先端を車両通路側に向けて上枠材5Fの下面eに当接していれば良く、当接位置や乾式シール材23の形状は制限されない。
載置部材21及びクッション材22は、各々ピース部材を左右方向に複数個配置することに限らず、左右方向に連続する1つの部材であっても良い。
1 防音壁
3 左枠材
4 右枠材
5 上枠材
6 下枠材
11 左パネル体
12 右パネル体
19 固定部材
21 載置部材
23 乾式シール材
25 乾式シール材
26 水平溝
27 取付金具
29 パネル側固定具
31 枠側固定具
33 垂直部
35 水平部
37 垂直長孔(上下方向に長い長孔)
39 水平長孔(車両通行路内外方向に長い長孔)
53 跨ぎ板
57 ねじ(跨ぎ板の固定ねじ)

Claims (4)

  1. 車両通行路側の側部に沿って備え付けられた断面H型の枠材を上下左右に枠組みしてなる枠内に設けるものであり、枠内に左右に並べて配置した複数のパネル体と、パネル体を載置する載置部材と、パネル体を枠材に固定する固定部材とを備え、各パネル体は上端部を上枠材の溝に呑み込ませてあり、下端部を下枠材の溝に呑み込ませてあると共に溝に設けた載置部材に載置してあり、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右枠材の溝に呑み込ませてあり、最も左側に位置するパネル体の左側端部は左枠材の溝に呑み込ませてあり、各枠材の車両通行路外側の溝壁と各パネル体との間を乾式シール材でシールしてあり、且つパネル体は上端部と下端部の車両通行路側面に各々左右に長い水平溝を有し、固定部材は、パネル体の水平溝にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあり、固定部材を上下の枠材に固定してあることを特徴とする壁面体。
  2. 車両通行路側の側部に沿って備え付けられた上枠材と断面H型の下左右枠材とを枠組みしてなる枠内に設けるものであり、左右に並べて配置した複数のパネル体と、パネル体を載置する載置部材と、パネル体を枠材に固定する固定部材とを備え、各パネル体は下端部を下枠材の溝に呑み込ませてあると共に溝に設けた載置部材に載置してあり、最も右側に位置するパネル体の右側端部を右枠材の溝に呑み込ませてあり、最も左側に位置するパネル体の左側端部は左枠材の溝に呑み込ませてあり、下左右枠材の車両通行路外側の溝壁と各パネル体との間及び上枠材と各パネル体との間を乾式シール材でシールしてあり、且つパネル体は上端部と下端部の車両通行路側面に各々左右に長い水平溝を有し、固定部材は、パネル体の水平溝にスライド自在且つ水平軸回りに回動自在に取付けてあり、固定部材を上下の枠材に固定してあることを特徴とする壁面体。
  3. 固定部材は、取付金具と、パネル側固定具と、枠側固定具とからなり、取付金具は、垂直部と水平部とを有しており、垂直部に上下方向に長い長孔が形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあり、垂直部の長孔を挿通するパネル側固定具でパネル体の水平溝にスライド自在且つパネル側固定具の水平軸回りに回動自在に固定してあり、水平部の長孔を挿通する枠側固定具で上下の枠材に固定してあり、隣接するパネル体間に乾式シール材が設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面体。
  4. 固定部材は、取付金具と、パネル側固定具と、枠側固定具とからなり、取付金具は、垂直部と水平部とを有しており、垂直部に上下方向に長い長孔が形成してあり、水平部に車両通行路内外方向に長い長孔が形成してあり、垂直部の長孔を挿通するパネル側固定具でパネル体の水平溝にスライド自在且つパネル側固定具の水平軸回りに回動自在に固定してあり、水平部の長孔を挿通する枠側固定具で上下の枠材に固定してあり、隣接するパネル体間で互いに対向する左右側部の車両通行路外側面には、対向する左右側部を跨いで跨ぎ板が設けてあり、跨ぎ板は左右方向一端部を隣り合う一方のパネル体に固定してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013181328A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Hankyu Hanshin Railway Technologies Kk 部材装入部を備えた壁用構造体
JP2015190219A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社栗本鐵工所 道路用遮音装置
JP2016196749A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 環境商事株式会社 防音ハウス

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