JP2011195010A - バスバ取付体 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供する。
【解決手段】車両用ルームランプを構成するバスバ取付体10には、合成樹脂製のハウジング3と、ハウジング3に取り付けられた金属製の複数のバスバ4と、が設けられている。このバスバ取付体10は、複数のバスバ4がブリッジ部40により連結されて一体化された一体バスバ4Aがハウジング3の表面に沿うように当該ハウジング3に取り付けられ、そして、ハウジング3の一部であってブリッジ部40に重ねられた重なり部分12がブリッジ部40の反対側から押圧されてブリッジ部40と共に打ち抜かれることにより設けられている。また、重なり部分12は、ブリッジ部40と同等の厚みに形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数のバスバがハウジングに取り付けられたバスバ取付体に関するものであり、例えば、車両用ルームランプに用いられるバスバ取付体に関するものである。
車両の天井に取り付けられる車両用ルームランプとして、複数のバスバがハウジングに取り付けられた「バスバ取付体」を備えた構造のものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。図11は従来のバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。
図11に示すように、車両用ルームランプ201は、ベース部材202と、ベース部材202の裏面202bに設けられた枠部220に装着されるバスバ取付体210と、ベース部材202の前面202aに装着される透明なカバー(不図示)と、を備えている。また、車両用ルームランプ201は、前記カバーが車両の乗員室側に位置し、バスバ取付体210が車両の車体パネル側に位置する向きで車両の天井に取り付けられる。
上記バスバ取付体210には、図12に示すように、合成樹脂製のハウジング203と、ハウジング203のバルブ収容部230に収容されたバルブ209と、バルブ収容部230を覆ってバルブ209の光を前記カバー側に反射させるリフレクタ206と、ハウジング203の電線収容部231に取り付けられ、バルブ209に電力を供給する丸型フラットケーブル205と、ハウジング203のスイッチ収容部232に収容され、バルブ209の点灯及び消灯を行うスイッチ207と、ハウジング203に取り付けられ、バルブ209、丸型フラットケーブル205、スイッチ207に電気接続された複数のバスバ204と、ハウジング203の前面203a側に取り付けられ、電線収容部231に取り付けられた丸型フラットケーブル205を押さえる押さえ部材208と、が設けられている。
また、前記丸型フラットケーブル205とは、断面丸型の芯線250aが絶縁被覆250bで覆われた複数の丸型電線250が一列に並べられ、互いに隣り合う丸型電線250の絶縁被覆250b同士が絶縁連結部251によって連結された帯状の電線を言う。
上記複数のバスバ204は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。各バスバ204には、電線収容部231に配置されて丸型フラットケーブル205の各丸型電線250に圧接接続される圧接部243と、バルブ収容部230に配置されてバルブ209に電気接続されるバルブ接続部(不図示)と、スイッチ収容部232に配置されてスイッチ207に電気接続されるスイッチ接続部(不図示)と、前記圧接部243と前記バルブ接続部と前記スイッチ接続部とを連結した配索部242と、ハウジング203に圧入係止される係止爪(不図示)と、が設けられている。
また、前述した複数のバスバ204は、ハウジング203への取り付けを容易にするために、図15に示すように、ブリッジ部240により連結されて一体化された状態でハウジング203に取り付けられる。また、複数のバスバ204がブリッジ部240により連結されて一体化されたものを本明細書では「一体バスバ204A」と呼ぶ。また、複数のバスバ204は、一体バスバ204Aがハウジング203に取り付けられた後に、ブリッジ部240が打ち抜かれることにより、互いに切り離される。図13、図14中のSは、ブリッジ部240が打ち抜かれることにより形成されたバスバ204同士の間の隙間を示している。
また、ハウジング203には、図11〜図15に示すように、ブリッジ部240が打ち抜かれる際にプレス機400のパンチ401が挿入される穴211が設けられている。この穴211は、ハウジング203の前面203aと裏面203bとの双方に開口している。また、ハウジング203は、前面203aが車両の乗員室側に位置し、裏面203bが車両の車体パネル側に位置する向きで、ベース部材202の枠部220に装着される。また、前記プレス機400は、ブリッジ部240を打ち抜くパンチ401と、一体バスバ204Aを支えるパンチ受け治具402と、を備えている。
上述した車両用ルームランプ201は、以下のように組み立てられる。まず、前記係止爪がハウジング203に圧入係止されることにより一体バスバ204Aがハウジング203に取り付けられる。次に、図15に示すように、ハウジング203に取り付けられた一体バスバ204Aとプレス機400とが位置合わせされ、パンチ401がハウジング203の穴211に挿入されてブリッジ部240が打ち抜かれる。そして、スイッチ207がスイッチ収容部232に収容されるとともに前記スイッチ接続部に電気接続される。また、リフレクタ206がバルブ収容部230に取り付けられる。また、バルブ209がバルブ収容部230に収容されるとともに前記バルブ接続部に電気接続される。また、丸型フラットケーブル205が電線収容部231に配置された圧接部243に圧接接続されて電線収容部231に取り付けられ、押さえ部材208がハウジング203に取り付けられて丸型フラットケーブル205が押さえられる。そして、前述した工程を経て組み立てられたバスバ取付体210がベース部材202の枠部220に装着される。最後に、前記カバーがベース部材202の前面202aに装着される。こうして車両用ルームランプ201が組み立てられる。
特開2007−30768号公報
しかしながら、上述した車両用ルームランプ201のバスバ取付体210においては、以下に示す問題があった。即ち、バスバ取付体210は、図13などに示すように、ハウジング203に穴211が設けられていることによってバスバ204の一部が露出されていることから、この露出された部分に鉄の切り屑や結露によって生じた水が付着して、バスバ204にリークやショートが生じるおそれがあるという問題があった。
この問題を回避するために、特許文献1に示されたバスバ取付体においては、図16に示す絶縁対策が施されている。また、図16において、300は「バスバ取付体」を示し、301は「ハウジング」を示し、304は「バスバ」を示し、304aはバスバ304の「ブリッジ部」を示している。また、301cはバスバ304が取り付けられる「溝」を示し、301eはブリッジ部304aが切断される際にパンチが挿入される「穴」を示している。また、308はバスバ304の露出部を覆う「絶縁部材」を示し、308aは切断されたブリッジ部304a同士の間に嵌め込まれる「突部」を示している。図16に示すように、ハウジング301の溝301cに取り付けられたバスバ304は、その露出部が絶縁部材308で覆われることにより、リークやショートが生じることが防止されている。
しかしながら、特許文献1に示されたバスバ取付体300においては、ハウジング301と別体で設けられた絶縁部材308をその構成に有していることから、部品点数が多くなってしまうという問題があった。
また、上述した問題は、車両用ルームランプに用いられるバスバ取付体だけに限らず、他の電子機器に用いられるバスバ取付体にも同様に生じ得る問題である。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられた複数のバスバと、が設けられたバスバ取付体において、前記複数のバスバがブリッジ部により連結されて一体化された一体バスバが、前記ハウジングの表面に沿うように当該ハウジングに取り付けられ、そして、前記ハウジングの一部であって前記ブリッジ部に重ねられた重なり部分が、前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断または除去されて設けられていることを特徴とするバスバ取付体である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されて前記ブリッジ部と共に打ち抜かれることにより設けられていることを特徴とするものである。また、前記重なり部分は、打ち抜き作業を容易にするために、前記ブリッジ部と同等の厚みに形成されているとさらに好ましい。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断されるとともに切断された前記ブリッジ部同士の間に塑性変形した前記重なり部分が位置付けられて設けられていることを特徴とするものである。また、前記重なり部分は、押圧時に塑性変形させ易くするために、前記ブリッジ部と同等の厚みに形成されているとさらに好ましい。また、前記重なり部分即ち前記ハウジングは、押圧時に塑性変形させ易くするために、延びに対応できるポリプロピレン等の樹脂で形成されているとさらに好ましい。
請求項4に記載された発明は、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載された発明において、前記ブリッジ部にノッチが設けられていることを特徴とするものである。また、前記重なり部分と前記ブリッジ部とが共に打ち抜かれる場合は、前記重なり部分にもノッチが設けられているとさらに好ましい。
請求項1に記載された発明によれば、前記複数のバスバがブリッジ部により連結されて一体化された一体バスバが、前記ハウジングの表面に沿うように当該ハウジングに取り付けられ、そして、前記ハウジングの一部であって前記ブリッジ部に重ねられた重なり部分が、前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断または除去されて設けられているので、前記バスバの表面が前記重なり部分で覆われ、そのために、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されて前記ブリッジ部と共に打ち抜かれることにより設けられているので、前記バスバの表面が前記重なり部分で覆われ、そのために、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することができる。また、前記ブリッジ部が打ち抜かれたことを明瞭に確認することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断されるとともに切断された前記ブリッジ部同士の間に塑性変形した前記重なり部分が位置付けられて設けられているので、前記バスバの表面が前記重なり部分で覆われ、そのために、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記ブリッジ部にノッチが設けられているので、該ブリッジ部が切断または除去される際に削りカスが出ることを防止でき、前記バスバのリークやショートをより確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係るバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1中のB部を示す平面図である。 図3中のC−C線に沿った断面図である。 図4に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、一体バスバがハウジングに取り付けられた状態を示す断面図である。 図4に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、ハウジングの重なり部分が一体バスバのブリッジ部と共に打ち抜かれる様子を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るバスバ取付体の重なり部分及びブリッジ部を示す断面図である。 図7に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、一体バスバがハウジングに取り付けられた状態を示す断面図である。 図7に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、重なり部分が押圧される様子を示す断面図である。 図7に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、重なり部分が押圧されることにより、ブリッジ部が切断され、切断されたブリッジ部同士の間に重なり部分が位置付けられる様子を示す断面図である。 従来のバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。 図11中のD−D線に沿った断面図である。 図11中のE部を示す平面図である。 図13中のF−F線に沿った断面図である。 図14に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、一体バスバのブリッジ部が打ち抜かれる様子を示す断面図である。 従来の他のバスバ取付体を示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る「バスバ取付体10」を備えた「車両用ルームランプ1A」を、図1〜図6を参照して説明する。本発明の車両用ルームランプ1Aは、自動車の車体パネルを覆う内装用壁材としてのルーフトリムに設けられたランプ装着用開口に装着されて前記自動車の乗員室内を照明する装置である。
図1に示すように、車両用ルームランプ1Aは、合成樹脂製のベース部材2と、ベース部材2の裏面2bに設けられた枠部20に装着されるバスバ取付体10と、ベース部材2の前面2aに装着される透明なカバー(不図示)と、を備えている。また、車両用ルームランプ1Aは、前記カバーが乗員室側に位置し、バスバ取付体10が車体パネル側に位置する向きで前記ランプ装着用開口に装着される。
上記バスバ取付体10には、図2に示すように、合成樹脂製のハウジング3と、ハウジング3のバルブ収容部30に収容されたバルブ9と、バルブ収容部30を覆ってバルブ9の光を前記カバー側に反射させるリフレクタ6と、ハウジング3の電線収容部31に取り付けられ、バルブ9に電力を供給する丸型フラットケーブル5と、ハウジング3のスイッチ収容部32に収容され、バルブ9の点灯及び消灯を行うスイッチ7と、ハウジング3に取り付けられ、バルブ9、丸型フラットケーブル5、スイッチ7に電気接続された複数のバスバ4と、ハウジング3の前面3a側に取り付けられ、電線収容部31に取り付けられた丸型フラットケーブル5を押さえる押さえ部材8と、が設けられている。
また、前記丸型フラットケーブル5とは、断面丸型の芯線50aが絶縁被覆50bで覆われた複数の丸型電線50が一列に並べられ、互いに隣り合う丸型電線50の絶縁被覆50b同士が絶縁連結部51によって連結された帯状の電線を言う。
上記複数のバスバ4は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。各バスバ4には、電線収容部31に配置されて丸型フラットケーブル5の各丸型電線50に圧接接続される圧接部43と、バルブ収容部30に配置されてバルブ9に電気接続されるバルブ接続部(不図示)と、スイッチ収容部32に配置されてスイッチ7に電気接続されるスイッチ接続部(不図示)と、前記圧接部43と前記バルブ接続部と前記スイッチ接続部とを連結した配索部42と、ハウジング3に圧入係止される係止爪(不図示)と、が設けられている。
また、前述した複数のバスバ4は、図5に示すように、ハウジング3への取り付けを容易にするために、ブリッジ部40により連結されて一体化された状態でハウジング3に取り付けられる。また、複数のバスバ4がブリッジ部40により連結されて一体化されたものを本発明では「一体バスバ4A」と呼ぶ。また、複数のバスバ4は、図6に示すように、一体バスバ4Aがハウジング3に取り付けられた後に、プレス機400によってブリッジ部40が打ち抜かれることにより、互いに切り離される。
さらに、前記一体バスバ4Aのブリッジ部40には、ノッチ41が設けられている。このノッチ41は、断面V字状に形成された切り込みであり、ブリッジ部40の表面に沿って線状に延びている。このようなブリッジ部40は、ノッチ41のラインに沿って打ち抜かれる。本発明では、このように、ブリッジ部40にノッチ41が設けられているので、このブリッジ部40が打ち抜かれて除去される際に金属板の削りカスが出ることを防止できる。このため、前記削りカスが複数のバスバ4間に付着してバスバ4にリークやショートが生じることを確実に防止することができる。
また、前記プレス機400は、ブリッジ部40を打ち抜くパンチ401と、一体バスバ4Aを支えるパンチ受け治具402と、を備えている。
また、ハウジング3には、図3〜図6に示すように、ブリッジ部40が打ち抜かれる際にパンチ401が挿入される凹部11が設けられている。この凹部11は、ハウジング3の裏面3bから前面3aに向かって凹に形成されている。即ち、凹部11は裏面3bに開口している。また、ハウジング3は、前面3aが乗員室側に位置し、裏面3bが車体パネル側に位置する向きで、ベース部材2の裏面2bに設けられた枠部20に装着される。
また、前記凹部11の底に位置する「部分12」の前面3a側の表面には、配索部42及びブリッジ部40が重ねられる。この「部分12」を、本発明では、「重なり部分12」と呼ぶ。この重なり部分12のブリッジ部40が重ねられる中央部12aは、凹部11内に挿入されたパンチ401によってブリッジ部40と共に打ち抜かれる。即ち、重なり部分12の中央部12aは、ブリッジ部40の反対側から押圧されて打ち抜かれる。
また、図2〜図4中の15は、重なり部分12の中央部12aが打ち抜かれることにより形成された打ち抜き穴を示している。また、図3、図4中のSは、ブリッジ部40が打ち抜かれることにより形成されたバスバ4同士の間の隙間を示している。
さらに、前記重なり部分12は、前述した打ち抜き作業を容易にするために、ブリッジ部40と同等の厚みに形成されている。即ち、本発明では、重なり部分12の厚みをブリッジ部40と同等の厚みにするために凹部11を設けている。さらに、重なり部分12の中央部12aには、前述した打ち抜き作業を容易にするために、ノッチ14が設けられている。このノッチ14は、断面V字状に形成された切り込みであり、重なり部分12の表面に沿って線状に延びている。このような重なり部分12の中央部12aは、ノッチ14のラインに沿って打ち抜かれる。
このように、重なり部分12の中央部12aと共にブリッジ部40が打ち抜かれて互いに切り離された複数のバスバ4は、図4に示すように、裏面3b側の表面が、ハウジング3及びハウジング3の一部である重なり部分12で覆われている。
本発明では、このように、既存の部品であるハウジング3に「重なり部分12」を設け、この重なり部分12でバスバ4の裏面3b側の表面を覆う構成としているので、このバスバ4の裏面3b側の表面に鉄の切り屑や結露によって生じた水が付着することを防止でき、そのために、バスバ取付体10の部品点数を増加させることなくバスバ4のリークやショートを防止することができる。なお、バスバ4の前面3a側の表面は、押さえ部材8や前記カバーで覆われているので、この前面3a側の表面に鉄の切り屑などが付着することはない。さらに、本発明では、重なり部分12の中央部12aと共にブリッジ部40が打ち抜かれるので、ブリッジ部40が打ち抜かれたことを明瞭に確認することができる。
上述した車両用ルームランプ1Aは、以下のように組み立てられる。まず、図5に示すように、ブリッジ部40が重なり部分12の表面に沿わされて前記係止爪がハウジング3に圧入係止されることにより、一体バスバ4Aがハウジング3に取り付けられる。次に、図6に示すように、ハウジング3に取り付けられた一体バスバ4Aとプレス機400とが位置合わせされ、パンチ401がハウジング3の凹部11に挿入されて重なり部分12の中央部12a及びブリッジ部40が打ち抜かれる。そして、スイッチ7がスイッチ収容部32に収容されるとともに前記スイッチ接続部に電気接続される。また、リフレクタ6がバルブ収容部30に取り付けられる。また、バルブ9がバルブ収容部30に収容されるとともに前記バルブ接続部に電気接続される。また、丸型フラットケーブル5が電線収容部31に配置された圧接部43に圧接接続されて電線収容部31に取り付けられ、押さえ部材8がハウジング3に取り付けられて丸型フラットケーブル5が押さえられる。そして、前述した工程を経て組み立てられたバスバ取付体10がベース部材2の枠部20に装着される。最後に、前記カバーがベース部材2の前面2aに装着される。こうして車両用ルームランプ1Aが組み立てられる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る「バスバ取付体10’」を備えた「車両用ルームランプ1B」を、図7〜図10を参照して説明する。また、図7〜図10において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記車両用ルームランプ1Bは、図7に示すバスバ取付体10’を備えている。それ以外は、前述した第1の実施形態の車両用ルームランプ1Aと同一の構成となっている。
上記バスバ取付体10’には、合成樹脂製のハウジング3’と、前記バルブと、前記リフレクタと、前記丸型フラットケーブルと、前記スイッチと、ハウジング3’に取り付けられ、前記バルブ、前記丸型フラットケーブル、前記スイッチに電気接続された複数のバスバ4と、前記押さえ部材と、が設けられている。即ち、バスバ取付体10’は、ハウジング3’の構成と後述するバスバ4の切断構造以外は、前述した第1の実施形態のバスバ取付体10と同一の構成となっている。
上記複数のバスバ4は、図8に示すように、ハウジング3’への取り付けを容易にするために、ブリッジ部40により連結されて一体化された状態でハウジング3’に取り付けられる。また、複数のバスバ4がブリッジ部40により連結されて一体化されたものを本発明では「一体バスバ4B」と呼ぶ。また、複数のバスバ4は、図9、図10に示すように、一体バスバ4Bがハウジング3’に取り付けられた後に、プレス機500によってブリッジ部40の中央部が切断されることにより、互いに切り離される。さらに、前記一体バスバ4Bのブリッジ部40の中央部には、ノッチ41が設けられている。
また、前記プレス機500は、ブリッジ部40を切断するパンチ501と、一体バスバ4Bを支えるパンチ受け治具502と、を備えている。
また、ハウジング3’には、図9に示すように、ブリッジ部40が切断される際にパンチ501が挿入される凹部11が設けられている。凹部11は裏面3b’に開口している。また、ハウジング3’は、裏面3b’が車体パネル側に位置する向きで、前記ベース部材の裏面に設けられた枠部に装着される。
また、前記凹部11の底に位置する「重なり部分12」の裏面3b’と反対側の表面には、配索部42及びブリッジ部40が重ねられる。この重なり部分12は、凹部11内に挿入されたパンチ501に押圧されることにより、その中央部12aが断面V字状に塑性変形して切断されたブリッジ部40同士の間の隙間S’に位置付けられる。即ち、本発明のバスバ取付体10’は、図10に示すように、重なり部分12がブリッジ部40の反対側からパンチ501に押圧されることにより、ブリッジ部40の中央部が切断されるとともに、切断されたブリッジ部40同士の間の隙間S’に塑性変形した重なり部分12の中央部12aが位置付けられて設けられている。
さらに、前記重なり部分12は、前述した押圧時に中央部12aを塑性変形させ易くするために、ブリッジ部40と同等の厚みに形成されている。即ち、本発明では、重なり部分12の厚みをブリッジ部40と同等の厚みにするために凹部11を設けている。さらに、重なり部分12即ちハウジング3’は、前述した押圧時に中央部12aを塑性変形させ易くするために、延びに対応できるポリプロピレン樹脂で形成されている。
このように、ブリッジ部40の中央部が切断されて互いに切り離された複数のバスバ4は、図7に示すように、裏面3b’側の表面が、ハウジング3’及びハウジング3’の一部である重なり部分12で覆われている。さらに、切断されたブリッジ部40同士の間の隙間S’には、塑性変形した重なり部分12の中央部12aが位置付けられている。
本発明では、このように、既存の部品であるハウジング3’に「重なり部分12」を設け、この重なり部分12でバスバ4の裏面3b’側の表面を覆う構成としているので、このバスバ4の裏面3b’側の表面に鉄の切り屑や結露によって生じた水が付着することを防止できる。また、重なり部分12の中央部12aを、切断されたブリッジ部40同士の間の隙間S’に介在させる構成としているので、これら切断されたブリッジ部40間を確実に絶縁することができる。これらのことによって、バスバ取付体10’の部品点数を増加させることなくバスバ4のリークやショートを防止することができる。なお、バスバ4の裏面3b’と反対側の表面は、前記押さえ部材や前記カバーで覆われているので、この裏面3b’と反対側の表面に鉄の切り屑などが付着することはない。
上述した車両用ルームランプ1Bは、車両用ルームランプ1Aと同様の方法で、次のように組み立てられる。まず、図8に示すように、ブリッジ部40が重なり部分12の表面に沿わされて前記係止爪がハウジング3’に圧入係止されることにより、一体バスバ4Bがハウジング3’に取り付けられる。次に、図9に示すように、ハウジング3’に取り付けられた一体バスバ4Bとプレス機500とが位置合わせされ、パンチ501がハウジング3’の凹部11に挿入されて、重なり部分12の中央部12aが押圧される。このことにより、ブリッジ部40が切断されるとともに中央部12aが切断されたブリッジ部40同士の間の隙間S’に位置付けられる。以下の工程は、車両用ルームランプ1Aと同じであるので説明を省略する。
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、一体バスバ4A,4Bがハウジング3,3’に圧入されて取り付けられる構成であったが、本発明の「バスバ取付体」は、一体バスバがハウジングにインサート成型されて取り付けられる構成であっても良い。
また、本発明の「バスバ取付体10,10’」は、上述した車両用ルームランプ1A,1B以外の電子機器にも用いることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
3,3’ ハウジング
4 バスバ
4A,4B 一体バスバ
10,10’ バスバ取付体
12 重なり部分
40 ブリッジ部
41 ノッチ

Claims (4)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられた複数のバスバと、が設けられたバスバ取付体において、
    前記複数のバスバがブリッジ部により連結されて一体化された一体バスバが、前記ハウジングの表面に沿うように当該ハウジングに取り付けられ、そして、前記ハウジングの一部であって前記ブリッジ部に重ねられた重なり部分が、前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断または除去されて設けられている
    ことを特徴とするバスバ取付体。
  2. 前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されて前記ブリッジ部と共に打ち抜かれることにより設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバスバ取付体。
  3. 前記重なり部分が前記ブリッジ部の反対側から押圧されることにより、前記ブリッジ部が切断されるとともに切断された前記ブリッジ部同士の間に塑性変形した前記重なり部分が位置付けられて設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバスバ取付体。
  4. 前記ブリッジ部にノッチが設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうち1項に記載のバスバ取付体。
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