JP2011192448A - 導光板、及び面光源装置 - Google Patents

導光板、及び面光源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出射面の輝度を一様にし、かつ光を有効に利用できる導光板を提供する。
【解決手段】導光板は、入光部となるシート端面に光源が配置され、略円盤状に形成される。導光板に設けられた光拡散力が端部から中央へ向かうほど大きくなり、当該導光板の端面の3箇所以上に略等間隔で光源が配置される。略円盤状の周囲3箇所以上に略等間隔で光源を配置して、かつ、面内の拡散力を中央へ向かうほど大きくして、面内の輝度を均一にし、光源からの光を有効に使うことを可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックライトなどに用いられる導光板に関する。
透過型液晶表示装置や看板照明に用いられるバックライトとして、サイドライト式の導光板方式が知られている。導光板は透明シートの端面に設けられた光源からシート内部へ光を入光し、出射面および底面の少なくとも一方に光拡散層を設けることで出射側へ光を出射するものである。またバックライトの形状としては、テレビ表示装置などの長方形の他、交通標識などでは円形などが用いられている。
また、導光板方式において、面内の輝度を均一化するため、光源から離れるほど拡散層の光拡散力を大きくする技術が知られている(例えば特許文献1)。拡散層の構成としては、粗面、白色印刷などが知られている。拡散層の光拡散力を変化させる方法としては、例えば白ペイント層を拡散層とし、光源から離れるほどその面積やピッチを変化させる工夫が知られている(例えば特許文献1)。
近年、表示装置の大面積化に伴い、バックライトも大面積化が要求されている。そこで、導光板の対向する2辺に光源を配置し、長い導光長に対応する例が知られている(例えば特許文献2)。さらにより大面積化や高輝度化のため、3辺、4辺に光源を配置する例が知られている(例えば特許文献3、4)。
しかしながら、3辺、4辺に光源を配置した導光板において、面内の拡散力を変化させても面内の輝度を均一にし、かつ光源からの光を有効に使う事が困難だった。その理由を以下に説明する。
まず図10のような導光板41を考える。導光板41は、対向する2辺近傍で最も拡散力が小さく、中央付近で最も拡散力が大きくなる拡散部43が設けられ、4辺に光源を配置している。拡散力が小さい辺の近傍に配置された光源45、46についてはその導光方向で拡散力が大きくなるよう変化しているため、面内で均一な輝度となるよう拡散される。
一方、拡散力が変化している辺の近傍に配置された光源47、48についてはその導光方向で拡散力が変化していないため、これとは様子が異なる。つまり光源47、48の近傍では明るく、導光板の中央付近では比較的暗くなる。また光源48についてはその導光方向での拡散力が全体的に小さいため光源からの光を十分拡散できず、出射面方向に有効に光を出射する事ができない。
次に図11のような導光板51を考える。導光板51は、4辺全ての近傍で最も拡散力が小さく、中央付近で最も拡散力が大きくなる拡散部53が設けられ、4辺に光源を配置している。辺の中央近傍に配置された光源55、57についてはその導光方向で拡散力が大きくなるよう変化しているため、面内で均一な輝度となるよう拡散される。一方、辺の中央近傍以外に配置された光源56、58についてはその導光方向での拡散力が全体的に小さいため光源からの光を十分拡散できず、出射面方向に有効に光を出射する事ができない。
特開昭57−128383号公報 特開平6−250180号公報 特開平8−220535号公報 特開平8−220536号公報
以上のように、周囲に光源を配置した導光板において、面内の拡散力を変化させても面内の輝度を均一にし、かつ光源からの光を有効に使う事が困難だった。
本発明は、出射面の輝度を一様にし、かつ光を有効に利用できる導光板を提供することを目的とする。
本発明に係る導光板の一態様は、入光部となるシート端面に光源が配置される。導光板は略円盤状であり、導光板に設けられた光拡散力が端部から中央へ向かうほど大きくなる拡散部を備える。また、導光板の端面の3箇所以上に略等間隔で光源が配置されることを特徴とする。拡散部により、導光板の中央部へ向かうほど拡散力を大きくし、光の導光方向で拡散力が大きくなるように変化する。従って、光源から入射した光は、導光板の面内で導光方向に均一な輝度となるように拡散する。また、導光板の形状を略円盤状にし、当該導光板の端面に略等間隔かつ3箇所以上の光源を配置して、拡散力の小さい部分だけを導光する光源がないようにする。
前記拡散部は、導光板基材の裏面若しくは表面、又は両面に光拡散微粒子及び透光性バインダを含む塗布液を塗布することによって拡散層が塗工される。前記塗布液は、当該塗布液をノズルから噴霧させるスプレー塗工法によって、前記導光板基材の裏面若しくは表面、又は両面に塗布すること、が好ましい。スプレー塗工法は、軽量で小さなノズルをX−Y方向に走査するだけであるから、安価な設備で目的が達せられる。すなわち、スプレー塗工法は、大型導光板にも安価な設備にて適用される。
前記塗布液の塗布面積と前記導光板基材の塗工面の面積との塗工面積比率が5%以上95%以下であること、が好ましい。
1つの前記凝集体に含まれる光拡散微粒子の個数は10個以上10000個以下であること、が好ましい。
前記光源から離れるにつれて、前記導光板基材の塗工面における前記凝集体が占める平面積と前記塗布液の塗布面積との比率又は前記塗布液の塗布面積と前記導光板基材の塗工面の面積との塗工面積比率が高くなること、が好ましい。これにより、導光板の輝度を略均一とすることができる。
前記光源の近傍における前記塗工面積比率S1が5%以上50%以下であり、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面積比率S2が20%以上95%以下であり、S2>S1であること、が好ましい。
前記光源の近傍における前記塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS1が40以上90以下であり、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS2が10以上60以下であり、GS2>GS1であること、が好ましい。
前記光源の近傍における面方向のヘイズ値H1が5%以上30%以下であり、前記光源から最も離れた位置における面方向のヘイズ値H2が10%以上40%以下であり、H2>H1であること、が好ましい。
前記凝集体の屈折率と前記透光性バインダの屈折率との差が0.001以上0.5以下であること、が好ましい。
前記凝集体における微細凹凸の算術平均表面粗さが0.01μm以上10μm以下であること、が好ましい。
前記透光性バインダの屈折率と前記導光板基材の屈折率との差が±0.1以内であること、が好ましい。
前記光源の近傍における照度と前記光源から最も離れた位置における照度との比が0.8以上1.2以下であり、かつ、導光長900mm以上であること、が好ましい。
前記導光板基材の曲率は±1.61×10−4(1/mm)以内であること、が好ましい。
前記拡散層は塗布部と未塗布部とがランダムに配置されていること、が好ましい。
前記光源の近傍における前記塗工面積比率S1と、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面積比率S2との比S2/S1の値が120%以上であること、が好ましい。
本発明に係る面光源装置の一態様は、導光板と複数の光源を備える。導光板は、略円盤状であり、光拡散力が端部から中央へ向かうほど大きくなるように設けられる。複数の光源は、導光板の端面の3箇所以上に、略等間隔で配置される。
本発明によれば、出射面の輝度を一様にし、かつ光を有効に利用できる導光板を提供することが可能となる。
本発明に係る導光板を備える面光源装置の構成例を示す概略図である。 本発明に係る導光板の製造方法において、導光板基材の塗工面に塗布液をスプレー塗工する様子を示す概略図である。 (a)は、塗布液が導光板基材にスプレー塗工法で塗布された状態を示す側面図である。(b)は、塗布液が導光板基材にスプレー塗工法で塗布された状態を示す平面図である。 (a)は、塗布液が導光板基材にスプレー塗工法で塗布された状態を示す側面図である。(b)は、塗布液が導光板基材にスプレー塗工法で塗布された状態を示す平面図である。 (a)は、光拡散微粒子が個別に並んだ状態を示す側面図である。(b)は、光拡散微粒子が個別に並んだ状態を示す平面図である。 (a)は、塗布液をスプレー塗工法で塗布する際のノズルの走査方向及び送り方向を規定した図である。(b)は、本発明の導光板の製造方法に用いる塗工法の条件を詳細に示す図である。 (a)〜(f)は、図6(b)に示した塗工法によるノズルの軌跡を示す図である。 複数個のノズルによって、導光板基材の塗工面に塗布液をスプレー塗工する様子を示す概略図である。 本発明に係る導光板の製造方法の各工程順を示す概略図である。 従来の導光板の拡散部および光源の配置例を示す概略図である。 従来の導光板の拡散部および光源の配置の別の例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る導光板を備える面光源装置の構成例を示す概略図である。面光源装置は、平板状の導光板31、複数の光源35を備える。導光板31には、拡散部(光拡散部、拡散層)33が形成されている。以下の説明では、図1において、導光板31に拡散部33が形成されている下側を底面、上側(底面に対向する面)を出射面として説明する。また、図1では、本発明に係る導光板の拡散部および光源の配置例を示すものであり、これに限られるわけではない。
本発明の導光板31は、その外形(外周)を略円形とする。導光板31の外形が略円形であるため、導光板31の端部に複数の光源35を点対称に配置する事ができる。また、拡散部33は、光拡散力が、導光板31の端部から中央へ向かうほど大きくなるように形成されている。拡散部33が複数の光源35のうちいずれの光源から出射される光についてもその導光方向で拡散力が大きくなるよう変化しているため、面内で均一な輝度となるよう拡散される。また拡散力の小さい部分だけを導光する光源がないため光を有効に利用できる。
本発明の導光板の外形は略円形である必要がある。このような形状の場合に、光源35から出射する光を有効に利用できる。厳密に円形である必要は無いが、長径と短径の比は2:1以内である事が望ましい。長径と短径の比は1.5:1以内である事がより望ましい。また多数の辺を持つ正多角形でも本発明の効果を発揮できる。正五角形またはそれより多くの辺を持つ正多角形である事が望ましい。正多角形は、円に近い形状であることから好ましい。
本発明の導光板31は面内の輝度を均一にするため、光源35を導光板31の周囲に略等間隔に3つ以上配置する事が必要である。
本発明において、光源35は導光板31の外周に略等間隔で配置される必要がある。このような配置の場合に、面内の輝度を均一にし、かつ光源35から出射する光を有効に利用できる。導光板31の外形が正多角形である場合は各辺の中央に配置される事、各辺の同じ位置(例えば、各辺を右回りみて、一方の端からの距離が同じ位置など)に配置される事、または各光源間の距離が均等となるように配置される事が望ましい。従って、正多角形は、複数の光源を略等間隔に配置できる辺数であることが望ましい。若しくは、導光板31の外形が正多角形である場合、光源35を等間隔に配置するため、正多角形の形状に応じて、光源35の数を調整することが好ましい。例えば、光源35の数に応じて、正多角形の形状を選択することもできる。具体的には、光源35の数は、正多角形の辺の数の倍数(但し、1以上)または約数をとり得る。
また導光板31の出射面および底面の少なくとも一方に光源35から遠ざかるほど光拡散力が増大する拡散部33が形成される必要がある。このような拡散部33が無い場合は面内の輝度を均一にする事が困難になる。
本発明の導光板31の基材は透明樹脂、例えばアクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などを使用できる。
拡散部33としては、例えば導光板31底面の一部または底面の全面を研削、研磨する方法や、光拡散性白色インクなどによりパターン印刷を施す方法、光拡散性インクをスプレーコートする方法などが挙げられる。
インクをスプレーコートする場合は、スプレーヘッドを一定方向に走査してもよいし、円盤の中心に一致した同心円状、あるいはらせん状に移動しても良い。また、円盤の中心軸線上にスプレーヘッドを配置し、中心軸に沿って遠方から徐々に基板に近づけながら塗布しても良いし、基板近傍から中心軸線に沿って徐々に遠ざけながら塗布しても良い。このようにする事で、円盤状の基板にまんべんなく、かつ光拡散性の変化を連続的に設ける事ができる点で好ましい。
スプレーコータにより塗布する事もできる。円盤状の基板にまんべんなく塗布できる点で好ましい。なお、スプレーコータを用いた導光板の製造方法に関しては、実施形態2〜5において詳述する。
さらに、一端全面を粗面とし、透明インクを塗布することで周辺部ほど表面凹凸の程度が小さくなるようにしてもよい。
また拡散部33を導光板31の出射面に設けてもよいし、底面と出社面との両面に設けてもよい。
導光板31の底面に反射板を設けて片面出射のバックライトとしても良いし、反射板を設けず両面出射のバックライトとしても良い。
<実施形態2>
実施形態2では、スプレーコートを用いて拡散部31を形成する場合の導光板の製造方法について説明する。
以下の説明では、液晶表示パネルや看板などの背面から光を照射するバックライト装置を構成するべく、光源が端面に配置される導光板へ、基材の塗工面に塗布液をスプレー塗工することによって拡散部を形成する。
この導光板は、図2及び図3に示すように、導光板基材1の裏面若しくは表面、又は両面に光拡散微粒子21及び透光性バインダ22を含む塗布液2を微細液滴状態で塗布することによって拡散層3を塗工し、当該光拡散微粒子21は凝集体210とする。
具体的に云うと、先ず導光板基材1を用意する。導光板基材1としては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂など一般の透明樹脂基板が好適に用いられる。特に、大型導光板基板としては、最も透明性に優れるポリメチルメタクリレート樹脂基板がより好適である。また導光板基材1のソリが曲率(最も湾曲している部分の曲率)で±1.61×10−4(1/mm)以内であることが好ましい。
次に、導光板基材1の裏面若しくは表面、又は両面(但し、本実施形態では表面のみであり、塗工面という。)に光拡散微粒子21及び透光性バインダ22を含む塗布液2を塗布する。ちなみに、本実施形態の拡散層3は、図3に示すように、塗布部と未塗布部とがランダムに配置されるように、塗布液2を塗布した。但し、図3の図示例では島状の塗布部がランダムに配置されているが、図4に示すように、島状の未塗布部がランダムに配置されていてもよい。
ここで、面光源装置に用いられる導光板とは、臨界角以下の角度で入光した光が気相と個相との界面(以下、気個界面という場合がある。)で全反射を繰り返しながら当該導光板内を進行することを利用して光源から離れたところまで光を伝播させ、光を取り出したい界面の全反射を阻害することで光を取り出す部材である。従って、発光させたい部分に拡散層を形成するのは勿論であるが、発光させたくない部分では界面をそのまま残す技術が必要となる。すなわち、拡散層を形成するのは勿論であるが、意図的に気個界面を残す技術が必要である。この要求に対応する拡散層形成手法としては、塗布液を気体の噴出とともに噴霧するスプレーコート法が好ましい。
一般的に版を用いない塗工装置は、全面均一に塗ることを目的としており、意図的に未塗布部を作ることは困難である。塗布液不足による掠れでも未塗布部はできるが、制御が極めて不安定であり、また時折、不測の事態としてピンホール等の未塗布部が発生することがあるが、本来は制御不能の欠点である。一方、スプレーコート法は微細液滴状態の塗布液を噴霧するため、極小単位の塗布部と未塗布部を本質的に内包しているという優れた特長がある。
そのため、本実施形態においては、スプレーコート法によって塗布液2を導光板基材1に塗布する。すなわち、塗工装置としては、流量安定性に優れ、ノズルの詰まりなどの心配がないものを好適に用いるが、塗布液2を均一な微細液滴状態に噴霧でき、導光板基材1の平面領域外に塗布液2が飛散することが殆どない、塗布効率が高いスプレーコータ4が用いられる。但し、拡散層形成手法は、スプレーコート法に限らず、要するに塗布液2を微細液滴状態で導光板基材1に塗布できるスプレー塗工法であれば良い。
スプレーコータ4は、ノズル5に気体を圧送して噴出させ、当該噴出された気体に、貯蔵槽6からポンプ等によってノズル5に圧送された塗布液2を同伴させて、導光板基材1に噴霧する構成とされている。ノズル5に圧送される気体及び塗布液2の流量は、それぞれ流量制御部7、8によって、制御される。
ノズル5は、旋回流(スパイラルフロー)タイプのものが望ましい。旋回流ノズルは噴霧流体が渦巻き状となり噴霧角が狭くなるので、光拡散微粒子21が凝集し易く、また導光板基材1に到着するときの法線方向の流速が低いことから、光拡散微粒子21の凝集を壊すことなく導光板基材1に付着させることができる。
ノズル5は、X方向及びY方向に移動可能な構成とされており、導光板基材1の平面全領域(但し、一部分でも良い。)に塗布液2を噴霧できる構成とされている。ノズル5は、さらに上下方向に移動可能な構成とされており、ノズル5と導光板基材1との間隔を変化させることができる構成とされていることが好ましい。ちなみに、ノズル5のX・Y方向への駆動機構、及び上下方向への駆動機構は、特に限定されない。但し、本実施形態では、ノズル5をX・Y方向及び上下方向へ移動可能な構成としたが、導光板基材1を支持するステージ(図示を省略)をX・Y方向及び上下方向へ移動可能な構成としても良い。
気体としては、例えば乾燥空気、乾燥窒素などを使用できる。可燃性の溶媒を使用する場合は静電気などによる着火を防ぐため、乾燥窒素を使用することが好ましい。なお、後述するように光拡散微粒子21の凝集を促進させるため、キャリアとなる気体を噴霧前に例えば30℃以上120℃以下に加熱してもよい。
塗布液2は、上述したように光拡散微粒子21及び透光性バインダ22を含む混合物である。光拡散微粒子21は、光を透過拡散する部材である。光拡散微粒子21としては、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機系微粒子や、シリコーンビーズ、PMMAビーズ、MSビーズ、スチレンビーズ等の有機系微粒子を用いることができる。
なお、導光板基材1の表面(光出射面)に塗布液2を塗布する場合は、光拡散微粒子21として透過散乱する透明ガラス微粒子、透明樹脂微粒子を使用することが好ましい。導光板基材1の裏面(光反射面)に塗布液2を塗布する場合は、光拡散微粒子21として反射散乱する白色粒子、顔料を使用することが好ましい。
光拡散微粒子21の形状は、真球状、球状、鱗片状、不定形状等であってよく、特に限定されるものではない。
光拡散微粒子21の平均粒径は、1μm以上50μm以下が好ましい。当該平均粒径が前述した下限値より小さいと、光を拡散する能力が不足したり、拡散光が着色したりする恐れがある。当該平均粒径が前述した上限値より大きいと、ノズルを使用した際に詰まり易くなったり、塗布密度が小さい部分で当該光拡散微粒子21による拡散光が輝点となって目立ったりする恐れがある。特に当該平均粒径は、1μm以上20μm以下が好ましい。
塗布液2に対して光拡散微粒子21が占める割合としては、1wt%以上20wt%以下が好ましい。当該割合が前述した範囲から外れていると、光拡散微粒子21の凝集体の生成が起こり難い場合がある。また当該割合が前述した下限値より低いと、高いアスペクト比を得難く、光拡散能力が不足する場合がある。
透光性バインダ22は、光拡散微粒子21を導光板基材1に接着する部材である。透光性バインダ22としては、例えば溶剤型接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂などを使用できる。また透光性バインダ22としては、後述するように、溶剤希釈中は密着せずに溶剤乾燥後に密着力を発現する樹脂成分、例えばアクリル系粘着剤を用いてもよい。透光性バインダ22は光透過率の高いものが好ましい。
導光板の導光方向の長さが600mm以下の場合は、透光性バインダ22の屈折率と光拡散微粒子21の屈折率との差が±0.1以上であることが好ましい。光の拡散効果が表面の凹凸および屈折率差の両方により発揮されるため、比較的短い導光距離で面方向に効率よく光を取り出すことができるためである。導光板の導光方向の長さが300mm以上の場合は、透光性バインダ22の屈折率と光拡散微粒子21の屈折率との差が±0.1以内であることが好ましい。光の拡散効果が主として表面の凹凸のみにより発揮されるため、徐々に光を取り出すことができ、比較的長い導光距離に向いている。光源付近では屈折率差の小さい光拡散微粒子21を主に使用し、光源から離れた位置では屈折率差の大きい光拡散微粒子21を主に使用してもよい。導光方向で光の拡散効果をよりダイナミックに変化させることができ、長い導光距離でかつ高い光の取り出し効率を両立できる。
透光性バインダ22の粘度は1mPa・s以上100mPa・s以下が好ましい。当該粘度が前述した下限値より小さいと、導光板基材1でレベリングが起き易く光拡散能力が低下する。また当該粘度が前述した上限値より大きいと、塗りムラを生じ易い。特に好ましくは1mPa・s以上20mPa・s以下である。
透光性バインダ22の屈折率と導光板基材1の屈折率との差が±0.1以内であることが好ましい。透光性バインダ22と導光板基材1との界面での屈折反射を考慮しなくて良いので光学設計が簡単である。
ところで、スプレーコータを用いて透光性バインダのみを塗布した場合、導光板基材に塗布された透光性バインダがレベリング現象を生じる。当該レベリング現象によって光拡散を起こすのに十分な、すなわち全反射を阻害するのに十分な表面凹凸、特に凹凸高さ÷凹凸の平均ピッチ(以下、アスペクト比という場合がある。)を形成し難く、平坦化してしまう可能性がある。また、何度も透光性バインダを重ね塗りすると、その表面張力から微細液滴状態の塗布液同士が互いに密着して、やはり平坦化してしまう可能性がある。
これらを改善するために、高粘度の透光性バインダを塗布する方法や、光拡散微粒子を透光性バインダに添加(混合)し、凹凸を形成する方法が考えられる。しかし、透光性バインダの高粘度化は噴霧時に塗りムラを生じ易い。また、大きな径の光拡散微粒子を透光性バインダに添加した塗布液を塗布すると、スプレーコータのノズルの詰まりや透光性バインダ中に光拡散微粒子が沈降を起こす可能性がある。
そこで、本実施形態では溶媒で1.1〜10倍程度に希釈した、例えば1mPa・s以上20mPa・s以下の低粘度の透光性バインダに、1μm以上20μm以下の小粒径の光拡散微粒子を添加し、ノズルから導光板基材までの間で噴霧した塗布液2の光拡散微粒子21を再凝集させることで光拡散能力の高い拡散層3を得る(図3、4を参照)。
すなわち、ノズル5から噴霧された塗布液2は、溶媒の含有量が多いうちは分散した状態であるが、乾燥すると表面張力で一つの光拡散微粒子21を核として再凝集し、葡萄のフサ状の凝集体210となり導光板基材1に付着する。このとき、溶媒が多量に残っていると付着後にレベリングを起こすため芳しくないので、ホットエアーを用いて凝集を促進させてもよい。
導光板基材1へ到達する時の速度が速いと、図5に示すように葡萄のフサが潰れて光拡散微粒子21が個別に並んだようになり光拡散能力の低下を招く。これらはノズル5から導光板基材1までの間隔T(図2)を調整することで解消できる。例えば、ノズル5から導光板基材1までの間隔Tとしては、70mm以上300mm以下とすることが好ましい。当該間隔Tが前述した下限値より短いと、溶媒の乾燥が不十分となり、光拡散微粒子21の凝集体の生成が起りにくく、各光拡散微粒子21が透光性バインダ22中に沈降して光拡散能力が著しく低下する場合がある。また、導光板基材1の塗工面への塗着速度が速いため凝集体が壊れ易い。当該間隔Tが前述した上限値より長いと、塗布液2が導光板基材1の塗工面に到達するまでの間に流速が著しく低くなり、塗布液2が当該導光板基材1の塗工面に塗着せず外方へ飛散する量が多くなるためである。
溶媒としては、ケトン系、アルコール系、エステル系等制約はないが、光拡散微粒子21の再凝集を安定化させるために沸点60℃以上200℃以下のもので、沈降防止の点から比重0.8以上1.3のものが好ましい。当該沸点や比重が前述した上限値より高いと、溶媒の乾燥が不十分となり光拡散微粒子21の凝集体の生成が起こり難い場合がある。当該沸点や比重が前述した下限値より低いと、比較的粘度が低いものが多く、光拡散微粒子21の沈降が起きやすいなどの問題が生じる場合がある。特に当該沸点は120℃以上170℃以下が好ましい。さらに当該沸点は130℃以上160℃以下が好ましい。
溶媒に対する光拡散微粒子21及び透光性バインダ22の混合体の混合比率は、2wt%以上50wt%以下が好ましい。当該混合比率が前述した上限値より多いと、光拡散微粒子21の凝集体210の生成が起こり難い場合や、塗工性に劣る場合がある。当該混合比率が前述した下限値より少なくても光拡散微粒子21の凝集体の生成は特に顕著にならず、溶媒の使用量増大によるコスト増が問題になる場合がある。特に当該混合比率は3wt%以上30wt%以下が好ましい。
次に、塗布液2をスプレー塗布した導光板基材1は、当該溶剤を自然風乾や熱風などによって乾燥させる。透光性バインダ22が紫外線硬化樹脂からなる場合は、その後の工程にて紫外線を照射して当該透光性バインダ22を硬化させる。その結果、図3、4に示すように、一つの光拡散微粒子21を核として複数の光拡散微粒子21が葡萄のフサ状の凝集体210となり、導光板基材1の塗工面に付着する。この複数の光拡散微粒子21の凝集体210は、高いアスペクト比を有し、微細パターンの拡散層3を成す。それ故に、従来のように版や金型を作成しなくても、塗布液2を導光板基材1に塗布すると、微細パターンの光拡散能力に優れた拡散層3を簡単、且つ安価に形成できる。しかも、スプレー塗工法により塗布液2を導光板基材1に重ね塗りしても、光拡散微粒子21は凝集状態で密着するので平坦化し難い。そのため、良好にスプレー塗工法により塗布液2を導光板基材1に重ね塗りすることができる。
ここで、導光板基材1の塗工面における凝集体が占める平面積と塗布液2の塗布面積との比率Rは0.1%以上70%以下とされる。当該比率Rが前述した下限値より少ないと、導光板100の光拡散能力が不足する場合がある。当該比率Rが前述した上限値より大きいと、導光板100の光拡散能力が大きくなりすぎ、導光長L(図1における円の半径)が長い場合に光源から離れた位置での出射光量が不足する場合がある。
上述のように製造された導光板100は、導光板基材1の表面に光拡散微粒子21及び透光性バインダ22を含む塗布液2を塗布することによって拡散層3が塗工されており、光拡散微粒子21は凝集体210とされ、導光板基材1の塗工面における凝集体210が占める平面積と塗布液2の塗布面積との比率Rは0.1%以上70%以下となる。従来のように版や金型を作成しなくても、塗布液2を導光板基材1に塗布すると、微細パターンの光拡散能力に優れた拡散層3を簡単、且つ安価に形成できる。ちなみに、導光板基材1と拡散層3との間に、光拡散微粒子21を含まない透光性バインダを、帯電防止層、ハードコート層などとして導光板基材1の上面全領域に均一な厚みで塗布してもよい。
なお、塗布液2の塗布面積(拡散層の平面積)と導光板基材1の塗工面の面積との塗工面積比率Sが5%以上95%以下であることが好ましい。当該塗工面積比率Sが前述した下限値より少ないと、導光板100の光拡散能力が不足する場合がある。当該塗工面積比率Sが前述した上限値より大きいと、透光性バインダ22による光の吸収が無視できなくなり、明るさが不足する場合がある。
1つの凝集体210に含まれる光拡散微粒子21の個数は10個以上10000個以下であることが好ましい。当該個数が前述した下限値より少ないと、導光板100の光拡散能力が不足する場合がある。当該個数が前述した上限値より大きいと、ムラやザラザラ感、輝点といった外観不良を生じ易い。
一回の塗布で光拡散能力が不足する場合は、重ね塗りをしても良いが、重ね塗りをして、光拡散微粒子21の凝集体同士が密着・一体化しても当該凝集体210の高いアスペクト比が保たれる。そのため、光拡散能力が高く外観不良を起こし難い利点がある。
一回の塗布で生成する凝集体中の光拡散微粒子21の個数はムラが生じ難いなどの点で、10個以上1000個以下が好ましい。但し、凝集体同士の隣接、積層によって生じた凝集体210に含まれる光拡散微粒子21の個数は1000個を越えてもよい。
凝集体210に含まれる光拡散微粒子21の個数は300〜1000倍程度の光学顕微鏡又はレーザー顕微鏡などの観察によって数えることができる他、凝集体210を採取して透光性バインダ22を除去した後、光学顕微鏡などの観察によって数えることができる。
なお、導光板基材1の塗工面には光拡散微粒子21の個数が10個以上10000個以下である凝集体以外に、単分散した光拡散微粒子21や10個未満の光拡散微粒子21からなる凝集体210が存在していても良いが、光拡散微粒子の総数の20%未満であることが好ましい。
凝集体の屈折率と透光性バインダの屈折率との差が0.001以上0.5以下であることが好ましい。光拡散能力は、実質的に透明な材料と屈折率が異なる物質の屈折率差、物質の体積、物質の体積濃度、物質の形状(真球等の定形・不定形)や、表面の微細凹凸等により変化するが、当該屈折率差が前述した下限値より小さいと、屈折散乱性が少なく照度均一化効果が得難い。当該屈折率差が前述した上限値より大きいと、界面(気個界面)における反射が多くなることから、例えば300mm以上といった比較的導光長が長い場合に照度均一化効果が得難い。
凝集体210における微細凹凸の算術平均表面粗さは0.01μm以上10μm以下であることが好ましい。当該算術平均表面粗さが前述した下限値より小さいと、反射散乱性が少なく全体的に暗くなりやすい。また、当該算術平均表面粗さが前述した上限値より大きいと、反射散乱要素が物理的に大きいことから、光源付近が局所的に明るい等、照度均一化効果が得難い。
<実施形態3>
本実施形態の導光板及び導光板の製造方法は、実施形態2の導光板及び導光板の製造方法と略同様であるが、導光板の輝度が略均一となるように、光源から離れるにつれて、導光板基材の塗工面における凝集体が占める平面積と塗布液の塗布面積との比率R又は塗布液の塗布面積と導光板基材の塗工面の面積との塗工面積比率Sを高くした。
近年の表示装置の大型化に伴い、バックライトも大型化が要求されている。即ち導光長L(図1における円の半径)を長くする必要があるが、導光板の光出射面の輝度を均一化するためには、特に導光板における光源近傍の拡散層の光拡散能力を小さくし、一方で導光板において光源から離れるほど光拡散能力を大きくする必要がある。そのため、導光板における光源から最も離れた位置では拡散層の光拡散能力を顕著に大きくする必要がある。当該拡散層のパターンニングが不適切である場合、またパターン設計できたとしても印刷精度が劣る場合には、導光板における光源近傍の端部のみが明るく中央部が暗い、すなわち導光板としての本質的性能が満たされないという問題や、光出射面の輝度ムラが発生するという問題がある。これらの観点から拡散層のパターンの微細化と、その拡散部を光源に近いほど粗であり、光源から離れるほど密になるパターン配置を正確に形成する必要がある。なお、「光源の近傍」とは、導光板の有効光出射部における最も光源寄りに位置する部位をいい、すなわち、光源が設置される側の端部をいう。「光源から最も離れた位置」とは、導光板の有効光出射部における最も光源から離れた部位をいい、すなわち、図1に示す導光板の場合は円の半径であり、他の場合は導光板の主面の略中央、つまり面の重心近傍をいう。
本実施形態では、実施形態2と略同様にスプレー塗工法により塗布液2を導光板基材1に塗布し、一つの光拡散微粒子21を核として複数の光拡散微粒子21が葡萄のフサ状に凝集した凝集体210を、光源から離れるほど密になるグラデーション分布のパターン配置とする。
図6は、塗布液2を塗布する際の各パラメータ及び各種塗工法を整理したものである。なお、図6〜9で塗布対象である基板の形状が長方形で示されているが、これは説明を簡略化するためである。ここでは、導光板基材1の左右両端面A、BにLEDアレイなどの線光源を設置する両端光源タイプの導光板を製造する場合を考える。
両端光源タイプの場合には、面内の輝度分布を一定にするため、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くする。他の条件は、光拡散微粒子21が良好に凝集体210となって導光板基材1に付着するように設定する。なお、本実施形態では、X方向を導光板基材1の長さ方向、すなわち導光方向とし、Y方向を導光板基材1の幅寸法方向とした。
図6(b)の表中で、各パラメータとしては、ノズル5の走査方向、ノズル5の走査速度、ノズル5の送りピッチ、塗布液2の単位時間あたりの塗布量などが考えられる。これらのいずれか1つまたは複数のパラメータを制御し、他のパラメータを一定とする。
具体的に云うと、図6(b)に示す塗工法(1)は、以下のように塗布液2を塗布するものである。
先ず、図7(a)に示すように、全てのパラメータを一定として、透明な導光板基材1の全体又は一部に均一に塗布液2を塗布する。次に、中央部周辺に同様にして均一に塗布液2を重ねて塗布する。すなわち、全てのパラメーラを一定として、中央部周辺で塗布液2の塗布を繰り返す。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。
なお、このような多層重ね塗りについては、塗布液2の塗布量、ノズル5の走査速度、ノズル5の送りピッチなどを変えて適宜調整しながら、重ね塗りを実施しても良い。
図6(b)に示す塗工法(2)は、X方向への送りピッチのみを連続的に変化させ、他のパラメータを一定とした塗工法である。
塗布される光拡散微粒子21の塗布密度は、ノズル5の送りピッチに逆比例して増減する。すなわち、図7(b)に示すように、両端部においてはノズル5の送りピッチが広く、中央部周辺においてはノズル5の送りピッチが狭くするように、設計したグラデーション分布関数の逆比例関係となるように連続的に送りピッチを増減する。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。この塗工法(2)は、塗布液2の重ね塗りをしなくても、所望のパターン配置が得られて生産性が高く、しかも不連続点が生じない完全なグラデーション分布であるので、輝度ムラのない高品位の面光源装置が得られる。
図6(b)に示す塗工法(3)は、ノズル5の走査毎に走査速度のみを変化させ、他のパラメータを一定とした塗工法である。
光拡散微粒子21の塗布密度はノズル5の走査速度に反比例するので、図7(c)に示すように、導光板基材1の両端部はノズル5の走査速度を早く、中央部周辺では遅くし、所望のグラデーション分布の逆比例関係によって、ノズル5の走査毎の走査速度を連続的に変化させながら塗布する。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。この塗工法(3)も、生産性と輝度ムラ品位の両面において好ましい。
図6(b)に示す塗工法(4)は、ノズル5の走査毎に塗布液2の塗布流量のみを変化させ、他のパラメータを一定とした塗工法である。
すなわち、図7(d)に示すように、ノズル5を所定のピッチで、端面A側から中央部に送るにつれ、塗布液2の塗布量を多くし、中央部から光源が設置される端面B側に送るにつれ、塗布液2の塗布量を少なくする。逆に、端面A側では塗布液2の塗布量を過剰にして光拡散微粒子21の凝集体210を透光性バインダ22に沈降させ、ノズル5を中央部に送るにつれ、当該塗布液2の塗布量を適量とし、ノズル5を中央部から端面B側に送るにつれ、再び塗布液2の塗布量を過剰にして光拡散微粒子21の凝集体210を透光性バインダ22に沈降させてもよい。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。塗工中に、塗布液2の塗布量設定を迅速、簡便に、しかも高精度で再現性よく設定可能であるスプレー塗工法においては、この塗工法(4)も、生産性と輝度ムラ品位の両面において好ましい。
図6(b)に示す塗工法(5)は、ノズル5をX方向に移動させる走査を、Y方向に所定の送りピッチで繰り返す塗工法である。具体的に云うと、ノズル5の走査中に連続的に走査速度を変化させ、他のパラメータは一定とする。
すなわち、図7(e)に示すように、導光板基材1の両端部でノズル5の走査速度を速く、中央部周辺で遅くなるように所望のノズル5の走査中において、グラデーション分布関数の逆関数関係によって当該ノズル5の走査速度を連続的に変化させながらノズル5を走査する。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。この塗工法(5)も、生産性と輝度ムラ品位の両面において好ましい。
図6(b)に示す塗工法(6)も、ノズル5をX方向に移動させる走査を、Y方向に所定の送りピッチで繰り返す塗工法である。具体的に云うと、ノズル5の走査中に連続的に塗布液2の塗布量を変化させ、他のパラメータは一定とする。
すなわち、図7(f)に示すように、ノズル5の走査中において、導光板基材1の両端部で塗布液2の塗布量を少なく、中央部周辺で多く噴出する。逆に、両端部では塗布液2の塗布量を過剰にして光拡散微粒子21の凝集体210を透光性バインダ22に沈降させ、中央部では当該塗布液2の塗布量を適量としてもよい。
これにより、光源から離れるにつれて、当該比率R又は塗工面積比率Sを高くしている。この塗工法(6)も、生産性と輝度ムラ品位の両面において好ましい。また、塗布液の塗布量を高速に可変できる場合には、この塗工法(6)によって所望のグラデーション分布が簡便に実現できる。
さらに、このような塗工法(1)乃至(6)をX方向とY方向、場合によっては第3、第4の方向に複数回、組み合わせる事により、二次元のグラデーション分布を実現する事ができる。あるいは、このような塗工法(1)乃至(6)の2つ以上を同時に組み合わせる事により、二次元のグラデーション分布を実現する事ができる。
このような塗工法(1)乃至(6)を用いて製造された導光板は、導光板基材1の表面に光拡散微粒子及び透光性バインダを含む塗布液を塗布することによって拡散層が塗工されており、光拡散微粒子は凝集体とされ、導光板基材1の塗工面における凝集体が占める平面積と塗布液の塗布面積との比率は0.1%以上70%以下となる。本実施形態でも、複数の光拡散微粒子の凝集体は、高いアスペクト比を有し、微細パターンの拡散層を成す。それ故に、従来のように版や金型を作成しなくても、塗布液を導光板基材1に塗布すると、微細パターンの光拡散能力に優れた拡散層を簡単、且つ安価に形成できる。
しかも、スプレー塗工法は、例えば50インチサイズ以上の大型の導光板にも容易に適用できる。射出成型やプレス成型、ドット印刷等はいずれも大型の精密金型やスクリーン版が必要の他に、大型の設備が必要で、投資コストが高い。また、インクジェット印刷法においても、大判対応とするには巨額の投資が必要である。スプレー塗工法であれば、軽量で小さなノズルをX−Y方向に走査するだけであるから、安価な設備で目的が達せられる。すなわち、本発明のスプレー塗工法は、大型導光板にも安価な設備にて適用される。特に、導光長Lが900mm以上の導光板に好適であり、この場合、光源の近傍における照度と光源から最も離れた位置における照度との比が0.8以上1.2以下であることが好ましい。
ちなみに、光源の近傍における塗工面積比率S1が5%以上50%以下であり、光源から最も離れた位置における塗工面積比率S2が20%以上95%以下であり、S2>S1であることが好ましい。
また、光源の近傍における導光板基材の塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS1が40以上90以下であり、光源から最も離れた位置における導光板基材1の塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS2が10以上60以下であり、GS2>GS1であってもよい。
さらに、光源の近傍における面方向のヘイズ値H1が5%以上30%以下であり、光源から最も離れた位置におけるヘイズ値H2が10%以上40%以下であり、H2>H1であってもよい。
<実施形態4>
上記実施形態2では、光拡散微粒子21の凝集体210を導光板基材1にランダムに付着させ、上記実施形態3では、光源9から離れるにつれて、導光板基材1の塗工面における凝集体210が占める平面積と塗布液2の塗布面積との比率R又は塗布液2の塗布面積と導光板基材1の塗工面の面積との塗工面積比率Sを高くしている。しかし、光拡散微粒子21の凝集体210を導光板基材1に略均一に付着させてもよい。すなわち、光源9の近傍における塗工面積比率S1と、光源9から最も離れた位置における塗工面積比率S2との比S2/S1の値が120%以上であるように構成される。
<実施形態5>
上記実施形態2乃至4の導光板の製造方法において、生産性を考えた場合、1つのノズルだけで広い面積の導光板基材の塗工面上を塗工することは時間がかかるので必ずしも得策ではない。図8は、例えばY方向、すなわち走査方向と略直交方向に等間隔に複数個のノズル5を並列に配置し、当該複数個のノズル5をX方向に走査するようにした一例である。但し、Y方向に走査する構成でも良い。このようにマルチノズルとすることで塗布時間を大幅に短縮させることができる。隣接するノズル5と5の間隔は塗布時に互いに干渉しない十分広い間隔が必要であったり、場合によっては隣接するノズルをX方向にずらして互い違いに配置したりすることも考えられる。
これらの複数個のノズル5は、個別又は共通に制御され、塗布液を導光板基材1にスプレー塗布する。
2次元グラデーション分布の場合は、Y方向への光拡散微粒子の塗布密度分布に対応させるように各々のノズル5からの塗布液2の塗布量を、独立に、走査毎に制御することで可能となる。
図9は、透光性バインダが紫外線硬化型で、溶剤も併用した光拡散微粒子の塗布液を用いてスプレー塗布する場合の試作・製造プロセスを示す。先ず、塗布液2を導光板基材1にスプレー塗布した後に、温風などによって溶剤を乾燥させる。次いで、紫外線を照射して透光性バインダを硬化させて、光拡散微粒子を導光板基材の表面に永久接着させる。
多くの場合は、1回のグラデーション分布設計にて所望の輝度均一な導光板が得られることは少ない。しかし、本発明によれば図9に示すように、直ちに面輝度測定器12を用いて輝度分布を測定評価し、所望の均一度が得られない場合には各パラメータに微調整を加えて、再度塗工する。これを必要に応じて繰り返せば、短時間にしかも容易に光拡散微粒子の凝集体のグラデーション分布を実現することが可能となる。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
以下に示す基板に拡散材含有インクを片面にスプレー塗布し、導光板を作製した。
<基板>
材質:メタアクリル樹脂
形状、寸法:半径17cmの円形
厚み:6mm
<拡散材含有インク>
インク基材:ウレタン系光硬化性樹脂
光拡散材:スチレン系光拡散材(平均粒径5μm)
塗布は同心円状に塗布ヘッドを移動しながら実施した。まず全面を1回塗りした後、中央付近に近づくほど塗布回数が多くなるよう同心円状に複数回の重ね塗りを実施した。
塗布面側に発泡ポリエチレンシートからなる基板と略同形状の反射シートを取り付けた後、前記導光板の端部に均等間隔となるよう20個の白色LED光源を配置した。これにより塗布面とは反対の面が出射面となる面光源を完成した。
比較例
基板の外形、寸法が以下に示す以外は実施例と同様の基板及び拡散材含有インクを用意した。
<基板>
形状、寸法:一辺30cmの正方形
ついで基板の片面に、基板の一辺に平行な向きに塗布ヘッドを走査しながら全面を1回塗りした。さらに中央付近に近づくほど塗布回数が多くなるよう正方形状に複数回の重ね塗りを実施した。
塗布面側に発泡ポリエチレンシートからなる基板と略同形状の反射シートを取り付けた後、白色LED光源を前記導光板の各辺に5個ずつ、計20個配置した。白色LED光源は各辺上で6cm間隔、つまり辺の一端から3、9、15、21、27cmの位置に配置した。これにより塗布面とは反対の面が出射面となる面光源を完成した。
なお、実施例の面光源の面積は比較例のそれと略同じである。
実施例の面光源と比較例の面光源とを点灯させて正面から明るさとそのむらを目視で評価した。その結果、実施例の面光源が全体的に明るくむらが無かったのに対し、比較例の面光源は周辺部が暗かった。
以上説明したように、本発明の導光板では、入光部となるシート端面に複数(3以上)の光源が略均等に配置されて使用される。導光板は略円盤状であり、その拡散力が端部から中央へ向かうほど大きくなっている。導光板に入射した光は、導光方向に向かって光拡散力の大きな拡散部を通過する。導光板の中央部へ向かうほど光拡散力が大きくなるため、導光板に入射した光は、均一な輝度となるように拡散する。また、複数の光源から導光板へ入射する光は、すべて導光板の中央部に向かって入射する。その結果、複数の光源から入射した光それぞれは、ほぼ均一な光拡散力が設けられた拡散部を導光することになり、光拡散力の小さい領域のみ光が導光する光源の発生を回避できる。
これにより、光源からの光を有効に利用し、かつ面内の輝度を均一にする事ができる。
1 導光板基材
2 塗布液、21 光拡散微粒子、22 透光性バインダ
3 拡散層
4 スプレーコータ、5 ノズル、6 貯蔵槽、7、8 流量制御部
9 光源
10 拡散反射フィルム
11 拡散フィルム
31、41、51 導光板
33、43、53 拡散部
35〜38、45〜48、55〜58 光源
100 導光板
210 凝集体

Claims (16)

  1. 入光部となるシート端面に光源が配置される導光板であって、
    前記導光板は略円盤状であり、
    光拡散力が、当該導光板の端部から中央へ向かうほど大きくなる拡散部が設けられ、
    前記導光板の端面の3箇所以上に、略等間隔で複数の光源が配置されることを特徴とする導光板。
  2. 前記拡散部は、導光板基材の裏面若しくは表面、又は両面に光拡散微粒子及び透光性バインダを含む塗布液を塗布することによって拡散層が塗工され、
    前記塗布液は、当該塗布液をノズルから噴霧させるスプレー塗工法によって、前記導光板基材の裏面若しくは表面、又は両面に塗布することを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記塗布液の塗布面積と前記導光板基材の塗工面の面積との塗工面積比率が5%以上95%以下であることを特徴とする請求項2に記載の導光板。
  4. 1つの前記凝集体に含まれる光拡散微粒子の個数は10個以上10000個以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の導光板。
  5. 前記光源から離れるにつれて、前記導光板基材の塗工面における前記凝集体が占める平面積と前記塗布液の塗布面積との比率又は前記塗布液の塗布面積と前記導光板基材の塗工面の面積との塗工面積比率が高くなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の導光板。
  6. 前記光源の近傍における前記塗工面積比率S1が5%以上50%以下であり、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面積比率S2が20%以上95%以下であり、S2>S1であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の導光板。
  7. 前記光源の近傍における前記塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS1が40以上90以下であり、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面の(2π/360)×60radグロス値GS2が10以上60以下であり、GS2>GS1であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の導光板。
  8. 前記光源の近傍における面方向のヘイズ値H1が5%以上30%以下であり、前記光源から最も離れた位置における面方向のヘイズ値H2が10%以上40%以下であり、H2>H1であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の導光板。
  9. 前記凝集体の屈折率と前記透光性バインダの屈折率との差が0.001以上0.5以下であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  10. 前記凝集体における微細凹凸の算術平均表面粗さが0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項9に記載の導光板。
  11. 前記透光性バインダの屈折率と前記導光板基材の屈折率との差が±0.1以内であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  12. 前記光源の近傍における照度と前記光源から最も離れた位置における照度との比が0.8以上1.2以下であり、かつ、導光長900mm以上であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の導光板。
  13. 前記導光板基材の曲率は±1.61×10−4(1/mm)以内であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  14. 前記拡散層は塗布部と未塗布部とがランダムに配置されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の導光板。
  15. 前記光源の近傍における前記塗工面積比率S1と、前記光源から最も離れた位置における前記塗工面積比率S2との比S2/S1の値が120%以上であることを特徴とする請求項6に記載の導光板。
  16. 略円盤状であり、光拡散力が端部から中央へ向かうほど大きくなるように設けられた導光板と、
    前記導光板の端面の3箇所以上に、略等間隔で配置された複数の光源と、を備える面光源装置。
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