JP2011191567A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マルチプレックス駆動によって動作する液晶表示装置であって、一面側に第1電極を有する第1基板と、一面側に第2電極を有し、第1基板と対向配置された第2基板と、第1基板の第1電極と第2基板の第2電極との間に配置された液晶層と、を含み、第1電極は、第1方向に延びた形状であって、市松状に配置された複数の開口部15を有し、液晶層は、89.7°以上90°未満に設定されたプレティルト角を有し、複数の開口部の各々の長手方向と、前記液晶層の中央における液晶分子の配向方向とのなす角度を0°以上90°未満とした液晶表示装置である。
【選択図】図5
Description
上記した図1に示した構造を有する液晶表示装置において、各第1電極11を任意形状のセグメント電極とし、第2電極12をコモン電極としたセグメント表示型の液晶表示装置について実施例1として説明する。各第1電極11には、以下で説明する図2に示した3パターンの何れかで開口部15を設けた。なお、コモン電極に相当する第2電極12に開口部15を設けてもよい(以下の各実施例においても同様)。
次に、上記した実施例1に係る液晶表示装置と同様の構成を有し、さらに液晶層3にねじれ構造を導入した液晶表示装置について実施例2として説明する。詳細には、上記実施例1の液晶表示装置における液晶層3は、電圧の印加状態(印加/無印加)に関わらず層厚方向に対して液晶分子にねじれ構造を生じない。これに対して、実施例2では、カイラル材が添加された液晶材料を用いて液晶層3を形成した。本実施例では、カイラルピッチをp、液晶層3の層厚をdとしたときに、d/pが略0.7となるようにカイラル材を添加した。このような液晶材料を用いて液晶層3を形成すると、電圧印加時において液晶層3の液晶分子の配向にねじれ構造を誘起できる。なお、d/pの条件は上記の略0.7に限定されない。
上記した実施例1、2の液晶表示装置では、各開口部15がその長辺方向および短辺方向のそれぞれに沿って等間隔で規則的に配列されていた。これに対し、以下では実施例3として、各開口部15を市松状に配置した液晶表示装置について説明する。なお、実施例3の液晶表示装置は、各開口部15の配置以外については上記実施例1に係る液晶表示装置と同様の構成を有する。
次に、上記した実施例3に係る液晶表示装置と同様の構成を有し、さらに液晶層3にねじれ構造を導入した液晶表示装置について実施例4として説明する。実施例4では、d/pが略0.7となるようにカイラル材を添加した液晶材料を用いて液晶層3を形成した。なお、d/pの条件は上記の略0.7に限定されない。
各開口部15の配置ピッチPとフレーム周波数には相関関係が存在する。図8に、液晶層3がねじれ構造を有しない液晶表示装置(実施例1、3参照)において、各開口部15の配置ピッチPを変化させた場合における外観上の表示均一性が得られるフレーム周波数を示す。なお、駆動条件については、駆動条件については、1/64デューティ、1/9バイアス、フレーム周波数250Hzのマルチプレックス駆動とし、マルチプレックス波形はフレーム反転波形とし、ほぼ最大コントラストが得られる駆動電圧とした。
液晶層3にねじれ構造を有する液晶表示装置(実施例2、4参照)についても、上記実施例5と同様に、各開口部15の配置ピッチPとフレーム周波数には相関関係について検討した。図9に、液晶層3がねじれ構造を有する液晶表示装置において、各開口部15の配置ピッチPに対する外観上の表示均一性の依存性を示す。液晶層3のd/pは略0.7に設定した。実施例2で示したようにこのd/pの設定においては表示均一性のフレーム周波数依存性はほぼ観察されない。なお、駆動条件については、駆動条件については、1/128デューティ、1/10バイアス、フレーム周波数250Hzのマルチプレックス駆動とし、マルチプレックス波形はフレーム反転波形とし、ほぼ最大コントラストが得られる駆動電圧とした。
上記した実施例5において示したように、矩形状の開口部15を設けた場合でも、液晶層3がねじれ構造を有していない場合には、各開口部15の配置ピッチPが増加するに従ってフレーム周波数が増加する傾向がみられる。フレーム周波数を上昇させずにできるだけ配置ピッチPを大きくすれば、表示部の実質開口率は上昇し、表示部の明るさ不均一も解消できる。そこで、実施例7として、各開口部15を十字状に形成し、周期的に並べた構造を有する液晶表示装置を説明する。なお、液晶表示装置の全体構成は上記した通りであり(図1参照)、ここでは詳細な説明を省略する。
上記した実施例7と同構造の液晶表示装置において、さらに、液晶層3にカイラル材を混入することによってねじれ構造を導入した場合についても検討した。d/p=0.7に設定し、P=0.15mmとした液晶表示装置をマルチプレックス駆動したときの配向組織観察像を図11(b)に示す。駆動条件については、1/128デューティ、1/10バイアス、フレーム周波数250Hzのマルチプレックス駆動とし、マルチプレックス波形はフレーム反転波形とし、ほぼ最大コントラストが得られる駆動電圧とした。なお、液晶層3のプレティルト角は89.8°とした。図11(b)に示すように、実施例7の液晶表示装置と比較しても、開口部15の周辺に発生する暗領域が大幅に減少しており、均一な配向組織が得られていることがわかった。外観上も良好な表示状態が得られていることを確認した。なお、P=0.1と設定した場合にも同様に良好な表示状態が確認された。
次に、開口部15の形状の相違による効果の違いについて理論的な観点から説明する。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上述した各数値例は一例でありそれらに限定されない。各開口部を「クロススリット」とした場合の一例として、第1部位および第2部位を略90°に交差させてなる十字状のものを示していたが、第1部位と第2部位とのなす角度は90°にのみ限定されない。また、各開口部を液晶表示装置の表示領域の全面において等しい条件(配置ピッチP等)で設ける場合について示したが、この限りではない。液晶表示装置の表示領域を複数に分割し、それぞれの領域で異なる配置ピッチP、長手方向の長さL、Lsは隣接する各開口部15の長手方向の相互間距離Ls、短手方向の長さ(幅)Sを設定してもよい。また、複数の表示領域のそれぞれについて、例えば、ある表示領域には実施例1の開口部を設け、他の表示領域には実施例3の開口部を設ける、というように異なる開口部を混在させてもよい。
Claims (5)
- マルチプレックス駆動によって動作する液晶表示装置であって、
一面側に第1電極を有する第1基板と、
一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置された第2基板と、
前記第1基板の前記第1電極と前記第2基板の前記第2電極との間に配置された液晶層と、
を含み、
前記第1電極は、第1方向に延びた形状であって、市松状に配置された複数の開口部を有し、
前記液晶層は、89.7°以上90°未満に設定されたプレティルト角を有し、
前記複数の開口部の各々の長手方向と、前記液晶層の中央における液晶分子の配向方向とのなす角度を0°以上90°未満とした、
液晶表示装置。 - 前記液晶層は、当該液晶層へ電圧が印加されたときに液晶分子の配向にねじれ構造を誘起するカイラル材が添加されている、
請求項1に記載の液晶表示装置。 - マルチプレックス駆動によって動作する液晶表示装置であって、
一面側に第1電極を有する第1基板と、
一面側に第2電極を有し、前記第1基板と対向配置された第2基板と、
前記第1基板の前記第1電極と前記第2基板の前記第2電極との間に配置された液晶層と、
を含み、
前記第1電極は、第1方向に延びた形状であって、周期的に配置された複数の開口部を有し、
前記液晶層は、89.7°以上90°未満に設定されたプレティルト角を有し、かつ当該液晶層へ電圧が印加されたときに液晶分子の配向にねじれ構造を誘起するカイラル材が添加されており、
前記複数の開口部の各々の長手方向と、前記液晶層の中央における液晶分子の配向方向とのなす角度を0°以上90°未満とした、
液晶表示装置。 - 前記複数の開口部の各々の長手方向と、前記液晶層の中央における液晶分子の配向方向とのなす角度を略0°とした、
請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記複数の開口部の各々の長手方向と、前記液晶層の中央における液晶分子の配向方向とのなす角度を略45°とした、
請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
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