JP2011190779A - スクロール流体機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクロール流体機械は、固定スクロールと、この固定スクロールと噛合う旋回スクロール800と、この旋回スクロールを旋回駆動するためのクランク軸200と、前記旋回スクロールの背面に設けられ前記クランク軸の偏心ピン部202に軸方向移動可能に係合される軸支持部105とを備えている。また、この偏心ピン部にはバランスウエイト415が挿入固定されている。更に、バランスウエイトと旋回スクロールとの間には上部シール部101が、バランスウエイトとフレームとの間には下部シール部102が設けられ、この下部シール部に対向するバランスウエイトの下面には中央部空間の潤滑油を低圧空間に間歇的に供給するための小穴414が設けられている。
【選択図】図2
Description
スクロール流体機械1は、密閉容器2内に設けられた圧縮部と、圧縮部を駆動するための電動機(駆動機)部とで構成されている。また、密閉容器2には、前記圧縮部へ作動ガス(冷媒など)を導入するための吸入管5、密閉容器内の高圧ガスを吐出するための吐出管701が設けられている。
前記固定スクロール100は前記フレーム400に、ボルトなどの機械的締結手段と位置決め手段を併用して結合されている。
なお、前記クランク軸200の下端側は密閉容器2に補助フレーム3を介して固定された副軸受(玉軸受)4により支持されている。
フレーム400と旋回スクロール800間に形成された空間には、前記旋回スクロール800の旋回運動に伴う回転アンバランスを除去するためのバランスウエイト415が配設され、前記クランク軸200の偏心ピン部202の下端部に、クランク軸のつば部204と旋回スクロールの軸支持部105との間に挟まれるように固定されている。このバランスウエイト415の構造を図3により説明する。
(1)バランスウエイト415を、旋回スクロール800と共に、上方からクランク軸200に組込むことが可能になる。また、上記特許文献2に記載のような第2のフレームを設けることなく、簡単な構成で中間圧室412も形成でき、旋回スクロールを適切な力で固定スクロールに押圧することもできる。
(2)バランスウエイト415を旋回スクロール800に近接させて設けることができるので、バランスウエイト415をより軽量化することができる。これにより、クランク軸200に作用する荷重やモーメントも小さくできるから、クランク軸の変形を抑制でき、クランク軸を支持する軸受への片当りや軸受荷重も小さくできるから軸受負荷も軽減できる効果も得られる。
(3)特許文献2に記載のような第2フレームが不要となりから、部品点数を増加する必要がなく、またバランスウエイトの軽量化を図れるため、安価なスクロール流体機械を得ることができる。
2…密閉容器
3…補助フレーム
4…副軸受
5…吸込管
10…油溜り部
15…吸込空間
16…吐出空間
100…固定スクロール
101…上部シール部(101a…シール部材)
102…下部シール部(102a…シール部材)
103…ラップ
104…鏡板(104a…スラスト受部)
105…軸支持部
130…圧縮室
140…排油パイプ
160…吐出口
200…クランク軸
201…つば部外周空間
202…偏心ピン部
203…給油路
204…つば部
300…ころがり軸受(主軸受、軸受)
301…すべり軸受
302…クランク軸外周空間
400…フレーム
401…キー溝
412…中間圧室(低圧空間)
413…バランスウエイト外周部空間
414…小穴
415…バランスウエイト
421…油の通し溝
460…中央部空間
500…オルダムリング
600…ステータ
601…ロータ
701…吐出管
800…旋回スクロール
900…給油ポンプ。
Claims (10)
- 固定スクロールと、この固定スクロールと噛合う旋回スクロールと、この旋回スクロールを旋回駆動するためのクランク軸と、前記旋回スクロールの背面に設けられ前記クランク軸の偏心ピン部に軸方向移動可能に係合される軸支持部とを備えたスクロール流体機械において、
前記偏心ピン部に挿入固定されたバランスウエイトを備えていることを特徴とするスクロール流体機械。 - 請求項1において、前記旋回スクロールを駆動するための電動機を備え、この電動機のロータに前記クランク軸は一体に固定され、このクランク軸はフレームにころがり軸受を介して支持されていることを特徴とするスクロール流体機械。
- 鏡板に渦巻状のラップを立設した固定スクロールと、この固定スクロールのラップと噛合うラップを鏡板に立設した旋回スクロールと、この旋回スクロールを旋回駆動するためのクランク軸と、このクランク軸と一体に構成されたロータを有する電動機と、前記クランク軸を支持する軸受を備えたフレームと、前記旋回スクロールの背面に設けられ前記クランク軸の偏心ピン部に軸方向移動可能に係合される軸支持部と、これらを収容すると共に前記フレームを固定するための密閉容器とを備えたスクロール流体機械において、
前記クランク軸の偏心ピン部にバランスウエイトが挿入固定されていることを特徴とするスクロール流体機械。 - 請求項3において、前記クランク軸の偏心ピン部下部につば部を設け、前記バランスウエイトはこのつば部と前記旋回スクロールの軸支持部との間の偏心ピン部に固定されていることを特徴とするスクロール流体機械。
- 固定スクロールと、この固定スクロールと噛合うラップを鏡板に立設した旋回スクロールと、この旋回スクロールを旋回駆動するためのクランク軸と、このクランク軸を回転させるための駆動機と、前記クランク軸を支持する軸受を備えたフレームと、前記旋回スクロール部材の自転を防止して旋回運動をさせるためのオルダムリングと、前記旋回スクロールの背面に設けられ前記クランク軸の偏心ピン部に軸方向移動可能に係合される軸支持部と、これらを収容する密閉容器と、該密閉容器内の下部に設けられた油溜り部と、この油溜り部の油を前記軸支持部内の中央部空間に導くために前記クランク軸に形成された給油路とを備えたスクロール流体機械において、
前記偏心ピン部に挿入固定されたバランスウエイトと、
このバランスウエイトと前記旋回スクロールの軸支持部間をシールするシール部と、
前記バランスウエイトと前記フレーム間をシールするシール部とを備え、
前記シール部により、前記旋回スクロールの鏡板背面を、内側の前記中央部空間と外側の低圧空間に分離し、
前記オルダムリングは前記低圧空間に配設され、
前記中央部空間に供給された潤滑油の一部が前記シール部を介して前記低圧空間に流入し、前記オルダムリングを潤滑する構成としたことを特徴とするスクロール流体機械。 - 請求項5において、前記中央部空間はほぼ吐出圧の高圧空間であり、前記低圧空間は吐出圧と吸込圧の間の中間圧室に構成され、前記給油路を介して前記中央部空間に供給された潤滑油の一部が前記シール部を介して前記低圧空間に流入し、前記オルダムリングを潤滑した後、前記固定スクロールと旋回スクロールで形成された吸込室に流入する構成としたことを特徴とするスクロール流体機械。
- 請求項5または6において、バランスウエイトとフレーム間をシールする前記シール部に対向する位置に、前記旋回スクロールの旋回運動に伴って前記シール部を跨いで前記中央部空間と前記低圧空間に交互に面するように小穴を設けたことを特徴とするスクロール流体機械。
- 請求項7において、前記シール部は、バランスウエイトの上部と旋回スクロールの軸支持部間をシールすると共に前記バランスウエイトの上部に設けられた上部シール部と、前記バランスウエイトの下部と前記フレーム間をシールすると共に前記フレーム側に設けられた下部シール部とを備え、前記小穴は前記バランスウエイトの下面に形成されていることを特徴とするスクロール流体機械。
- 請求項7または8において、前記小穴は同一円周上に複数個設けられていることを特徴とするスクロール流体機械。
- 請求項5〜9の何れかにおいて、前記オルダムリングの内周面には潤滑油を通過させるために軸方向に形成された油の通し溝が周方向に複数個形成され、この油の通し溝を通過した潤滑油の一部を前記小穴を介して前記低圧空間に供給すると共に、残りは前記クランク軸を支持する軸受を潤滑後、排油パイプを介して前記油溜り部に戻される構成としたことを特徴とするスクロール流体機械。
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