JP2011190003A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置から排出された複数の用紙を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置において、良好な位置揃えと、綴じ処理後の安定した用紙搬送性能とが得られる小型の用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】複数の用紙を中綴じ位置に揃えて停止させる移動可能な中綴じ用基準フェンス55、56と、用紙を綴じるステイプラ50と、綴じられた複数の用紙を中折りする中折りユニット7とを備えた用紙後処理装置で、中綴じ用基準フェンスとステイプラとが配置される水平方向に略直線状の第1搬送路2と、折りユニット7が配置される第2搬送路3とを有し、第1搬送路2の途中に第2搬送路3へ分岐可能な分岐点4を設ける。中綴じ用基準フェンスを移動させて用紙先端が分岐点となるよう逆送し、分岐点に移動した中綴じ用基準フェンスにより用紙搬送方向を切替えて第2搬送路に導入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置から排出された用紙に後処理をおこなう用紙後処理装置に関するものである。
上記用紙後処理装置として、画像形成装置から排出された複数の用紙の位置を揃えて綴じ処理をおこなうものが知られている。
特許文献1に、複数の用紙を、用紙の端部が綴じられる端綴じ位置または用紙の中央部が綴じられる中綴じ位置のいずれかに停止させる綴じ位置停止装置と、端綴じ位置または中綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じる綴じ手段と、中綴じ位置で綴じられた複数の用紙を中折りする折り装置を備えた装置が記載されている。
図5は、特許文献1の用紙後処理装置の概略構成図である。この用紙後処理装置は、不図示の画像形成装置から排出された用紙Pを機内に搬入する用紙搬送路Aと、複数の用紙を揃えて綴じ処理を行う用紙搬送路Bと、中綴じ処理された用紙に折り処理を行う用紙搬送路C、Dとを備えている。画像形成装置から排出された用紙Pは、図中矢印Eで示すように入口ローラ対10により用紙搬送路Aに導入される。用紙搬送路Aの下流端の下方には用紙搬送路Bが水平に対して緩傾斜して設けられており、用紙搬送路Bの上流側端部(図中右側)に隣接して排紙トレイ5が設けられている。用紙搬送路Aを搬送された用紙Pは、用紙搬送路A下流端の終端ローラ対12により、用紙搬送路Bの上流側端部及び排紙トレイ5上に排出される。用紙搬送路Bでは、綴じ位置停止手段としての端綴じ用ストッパ24、中綴じ用ストッパ58または59が、ソレノイド(不図示)により用紙搬送路B上に出入可能に設けられている。また、用紙搬送路Bの上流側端部近傍に搬送ローラ26a,bが接離可能に設けられており、綴じ処理を行う複数の用紙が用紙搬送路Bの上流側端部及び排紙トレイ5上に排出されたら、搬送ローラ26bを図中矢印F方向に移動させて搬送ローラ26a,bを閉じる。端綴じの場合は、端綴じ用ストッパ24を用紙搬送路B上に突出させる。そして、搬送ローラ26a,bにより、用紙搬送路Bの上流側端部及び排紙トレイ5上に排出された複数の用紙Pを用紙搬送路Bの下流側に移動させ、端綴じ用ストッパ24に突き当てて停止させ、綴じ手段50により綴じ処理を行う。端綴じ処理後、搬送ローラ26a,bを逆方向に回転し、端綴じ処理された複数の用紙を、用紙搬送路Bの端綴じ用ストッパ24とは反対側の排紙トレイ5上に排出する。一方、中綴じの場合は、端綴じ用ストッパ24を用紙搬送路B上から退避した状態として、用紙サイズに応じて中綴じ用ストッパ58または59のいずれかを突出させる。そして、搬送ローラ26a,bにより、用紙搬送路Bの上流側端部及び排紙トレイ5上に排出された複数の用紙Pを用紙搬送路Bの下流側に移動させて中綴じ用ストッパ58または59のいずれかに突き当てて停止させ、綴じ手段50により綴じ処理を行う。中綴じ処理後、中綴じ用ストッパ58または59を用紙搬送路B上から退避させて、中綴じ処理された複数の用紙を用紙搬送路Cへ搬送する。用紙搬送路Cでは、中綴じ処理された複数の用紙は下流側に設けられた、用紙サイズによる中綴じ位置に対応する中折り用ストッパ61または62のいずれかに突き当てて停止させる。そして、折り装置64で中綴じ位置を折る中折り処理をおこなった後、用紙搬送路Dを経由して排紙ローラ73により中綴じトレイ6上に排出する。
図5の装置では、中綴じは端綴じに比べて、綴じ処理後に折り処理を行うため用紙搬送路を長く要する。一般的に、長い用紙搬送路を無駄なスペース無く配置するために、用紙搬送路の途中にカーブを設けることが行われている。図5の用紙後処理装置では、綴じ処理をおこなう用紙搬送路Bの下流端に、折り装置64を設けて折り処理をおこなう用紙搬送路Cを一体的に設けて、用紙搬送路B直後の領域の用紙搬送路Cにカーブを設けている。しかしながら、用紙搬送路Bで綴じられた複数の用紙がカーブを搬送されるため、カーブが急であると搬送抵抗が大きくなり紙詰まりが発生し易くなってしまう。一方、カーブを緩やかにすると、その分だけ装置の水平方向(図5中横方向)にスペースを必要としてしまい、装置の小型化を図ることが難しい。
上記水平方向のスペースを小さくするために、用紙搬送路Bの中綴じ用ストッパ58または59へ用紙を搬送する領域にカーブを設けることも考えられるが、カーブを用いて用紙の位置揃えを行うと、カールや用紙の腰のため良好な位置揃えが行われない虞がある。また、カーブの上流側で用紙の位置を揃えて綴じ手段の位置まで揃えた用紙を搬送させることも考えられるが、搬送手段によりカーブを搬送するため揃えた用紙をずらしてしまい易い。このように、綴じ処理をおこなう用紙搬送路Bにカーブを設けると、綴じ処理された用紙が良好に位置揃えされていない虞がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、画像形成装置から排出された複数の用紙の位置を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置において、良好な位置揃えと、綴じ処理後の安定した用紙搬送性能とが得られる小型の用紙後処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙の中央部が綴じられる中綴じ位置に揃えて停止させる中綴じ位置停止手段と、中綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じる綴じ手段と、中綴じ位置で綴じられた複数の用紙を中折りする折り装置とを備えた用紙後処理装置において、略直線状で上記中綴じ位置停止手段と上記綴じ手段とが配置される第1の用紙搬送路と、該第1の用紙搬送路の途中から分岐し上記折り装置が配置される第2の用紙搬送路とを有し、該第1の用紙搬送路の該第2の用紙搬送路への分岐点よりも該第1の用紙搬送路搬送方向下流側の用紙端部が該分岐点または該分岐点よりも上流となるよう該搬送方向とは逆方向に用紙を搬送する逆送手段と、該分岐点からの用紙搬送方向を該第1の用紙搬送路下流側と、第2の用紙搬送路側とに切替える切替手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙後処理装置において、上記中綴じ位置停止手段として用紙の先端を突き当てて中綴じ位置に停止させる当接部材を有し、該当接部材を用紙搬送方向に関して移動可能に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の用紙後処理装置において、上記当接部材は上記逆送手段を兼ねるものであり、該当接部材を用紙を中綴じ位置に停止させるための位置から上記分岐点まで移動させることにより用紙を逆方向に搬送することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の用紙後処理装置において、上記当接部材が上記分岐点位置で上記切替手段を兼ねることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の何れかの用紙後処理装置において、上記分岐点を上記綴じ手段の下流に隣接して設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の何れかの用紙後処理装置において、画像形成装置から排出された複数の用紙の端部が綴じられる端綴じ位置に揃えて停止させる端綴じ位置停止手段を有し、上記綴じ手段により端綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じることを特徴とするものである。
本発明においては、複数の用紙の位置を揃えて中綴じ処理を行う第1の用紙搬送路が略直線状であるので、中綴じ処理された用紙は良好に位置揃えされて綴じ処理されたものとなる。中綴じ処理後、第1の用紙搬送路の第2の用紙搬送路への分岐点よりも下流側の用紙先端が、分岐点または分岐点よりも上流となるように用紙を逆送する。その後、切替手段により分岐点からの用紙搬送方向を第1の搬送路下流側から第2の用紙搬送路側へ切替えて、中綴じされた複数の用紙を第2の用紙搬送路に搬入する。第2の用紙搬送路は、略直線状の第1の用紙搬送路の途中から分岐する構成であり、綴じ処理後の用紙の搬送性能の安定のために、分岐点近傍の第2の用紙搬送路に形成されるカーブを緩やかに設けても、第1の用紙搬送路が延伸する方向に新たなスペースを必要としない。よって、綴じ処理後の安定した用紙搬送性能と、装置の小型化とを両立することができる。
本発明によれば、画像形成装置から排出された複数の用紙の位置を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置において、良好な位置揃えと、綴じ処理後の安定した用紙搬送性能とが得られる小型の用紙後処理装置を提供することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成図。 中綴じ処理時の位置揃え、綴じ処理、折り処理に関する用紙動作の説明図。 中綴じ用基準フェンスを用紙搬送方向に移動させる機構及び動作の説明図。 変形例に係る逆送手段及び切替手段の機構および動作の説明図。 従来の用紙後処理装置の概略構成図。
以下、本発明を適用した用紙後処理装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成図である。この用紙後処理装置は、複写機、プリンタ等の画像形成装置により画像を形成された用紙の用紙後処理装置として用いられるものであり、本実施形態では画像形成装置に取り付けられたと想定して、以下の説明をおこなう。
用紙後処理装置は、画像形成装置(不図示)の左側部に取り付けられている。用紙後処理装置は、画像形成装置より排出された画像形成済みの用紙を受け入れて搬送する導入搬送路1と、複数の用紙の位置を揃えて綴じ処理を行うよう搬送する第1搬送路2と、綴じ処理された複数の用紙を折り処理部へ搬送する第2搬送路3とを備えている。また、第1用紙搬送路2の途中に第2搬送路3へ分岐可能な分岐点4を有しておりと、用紙が第1搬送路2から分岐点4を経由して第2用紙搬送路3に搬入されるよう切替え可能に構成している。
導入搬送路1には、入口センサ13、入口ローラ10が配置され、用紙が用紙後処理装置内へ搬入されたことを検知する。導入搬送路1の入口ローラ10より下流には、用紙穿孔ユニット9が配置されており、さらに下流には、搬送ローラ11,12が配置されている。用紙は、導入搬送路1を搬送され、必要に応じて用紙穿孔ユニット9にて処理を施された後、搬送ローラ12より、導入搬送路Aより下方に水平方向に緩傾斜して配置される第1搬送路2へと排出される。
搬送ローラ12の左斜め下方となる第1搬送路2の左側端部には、ステイプルトレイ21が設けられており、導入搬送路1からステイプルトレイ21上に用紙が排出される。ステイプルトレイ21の左端部には、排紙ローラ26と、排紙センサ28とが配置され、用紙後処理装置から排紙トレイ5への排出口となっている。排紙ローラ26は、接離可能な従動ローラ27とで、ステイプルトレイ21上の用紙を挟持して排紙トレイ5に排出可能な対構造となっている。この対構造は、従動ローラ27を支持する排出ガイド(不図示)の変位させることにより、用紙を挟持して排出可能な閉状態と、挟持しない開状態とを選択的に取り得るようになっている。なお、ソートモード時は、シフト機構を有する導入搬送路1の搬送ローラ12が、駆動手段(不図示)により用紙搬送中に搬送方向と直角方向に一定量移動することにより、用紙がステイプルトレイ21上で一定量シフトする。シフト動作が完了した後、排出ガイド(不図示)を変位させて排紙ローラ26と従動ローラ27とにより用紙を挟持して排紙し、排紙トレイ5に順次スタックする。
また、排紙口近傍の排紙トレイ5上方には、排紙トレイ5の高さを制御するための検知手段としてのフィラー40が設けられている。フィラー40は、先端が排紙トレイ5にスタックされた用紙の上面に中央位置付近で接するよう回動自由で、根元付近には先端の高さ位置が一定以上になったことを検知する上面検知センサ(不図示)を備えている。これにより、排紙トレイ5の紙面高さが一定以上になったことを検知できる。排紙トレイ5上への用紙の堆積枚数の増大により用紙高さが上昇するに従って、上面検知センサ(不図示)がオンすると、図示しない制御部が排紙トレイ5を上下動させる駆動手段(不図示)を制御して排紙トレイ5を下降させる。トレイが下降し上面検知センサがオフすると、排紙トレイ5の下降を停止する。この動作を繰り返し、排紙トレイ5が規定のトレイ満杯高さまで達すると、用紙後処理装置から画像形成装置に停止信号を出し、システムの画像形成動作を停止させる。
また、第1搬送路2のステイプルトレイ21の右側には、接離可能な束搬送ローラ対30,31と、用紙面と直交する方向へ進退するドライバ、クリンチャとで分割された綴じ手段としてのステイプラ50とが配置されている。ステイプルトレイ21には、用紙面と直交する方向に進退して積載された複数の用紙の幅方向の位置揃えを行うジョガーフェンス22,23と、用紙先端を突き当てることで積載された複数の用紙の縦方向の位置揃えをおこなう端綴じ用基準フェンス24,25とを有する。また、ステイプルトレイ21の上方には、振り子運動を行って用紙上面を叩く戻しローラ15を有する。
端綴じ処理では、束搬送ローラ対30,31とが離間した状態であり、ステイプルトレイ21上に積載され用紙は、ジョガーフェンス22,23によって幅方向位置を揃えられる。また、戻しローラ15が振り子運動を行って用紙上面を叩くことにより、端綴じ用基準フェンス24,25に用紙先端を突き当てて用紙束の縦方向位置を揃える。このようにして位置揃えされた複数の用紙を、ステイプラ50により端綴じ処理する。ステイプラ50は、用紙面と直交する方向に移動して複数の用紙の下縁部の適所をステイプルすることにより端綴じ処理を行う。端綴じされた用紙は、排紙ローラ26,27を閉状態として挟持されることにより排紙トレイ5上に排出される。
一方、中綴じ処理時は、端綴じ用基準フェンス24,25は用紙の位置揃えの邪魔とならないよう待避する。代わりに、用紙搬送方向に移動可能に設けられた中綴じ用基準フェンス55、56を用いる。詳しくは、用紙のサイズに応じて、中綴じ用基準フェンス55、56を用紙搬送方向の適当な位置に移動させる。このとき、束搬送ローラ対30,31とが離間した状態であり、戻しローラ15が振り子運動を行って用紙上面を叩くことにより、中綴じ用基準フェンス55,56に用紙先端を突き当てて用紙束の縦方向位置を揃える。また、端綴じと同様に、ジョガーフェンス22,23により幅方向位置を揃えられる。このようにして位置揃えされた複数の用紙に、ステイプラ50により中綴じ処理をおこなう。次いで、中綴じ用基準フェンス55,56を搬送方向上流側(図中左側)移動させることにより、中綴じされた複数の用紙の先端を、第2搬送路3との分岐点4まで逆方向に搬送する。そして、中綴じされた複数の用紙を第1搬送路2から第2搬送路へ搬送されるよう、用紙先端を第2搬送路3内に導く。
第2搬送路3は、接離可能な束搬送ローラ61,62と、中折りユニット7とを備えている。先端が第1搬送路2から第2搬送路へ導かれた中綴じされた用紙は、束搬送ローラ30,31と束搬送ローラ61,62とにより中折りユニット7に搬送される。中折りユニット7は、紙折ブレード71、搬送ローラ72、プレス板75、76等を有し、中綴じされた用紙に中折り処理を行う。中折り処理された用紙は、排紙ローラ73により中綴じトレイ6上に排紙される。
次に、図2に基づき、中綴じ処理時の位置揃え、綴じ処理、折り処理に関する用紙Pの動作について詳しく説明する。
図2(a)は、中綴じ処理の用紙位置揃え時の説明図である。端綴じ用基準フェンス24,25は用紙位置揃えの邪魔にならないよう退避し、中綴じ用基準フェンス55,56は各サイズの用紙中央綴じ位置になる位置まで移動して待機する。ここで、用紙Pの搬送方向長さをLとしたとき、図2(a)に示すように中綴じ用基準フェンス55,56とステイプラ50からL/2の位置に移動する。このとき、束搬送ローラ30、31は開放された状態で、用紙P上面を戻しローラ(不図示)が叩くことにより中綴じ用基準フェンス55、56に用紙先端を突き当てて位置揃えする。位置揃えが完了するとステイプラ50により中綴じ処理が行われる。
図2(b)は、中綴じ処理が行われた複数の用紙Pの先端を、第1搬送路2から第2搬送路3への分岐点4まで、逆方向に搬送する時の説明図である。分岐点4は、ステイプラ50の下流側に隣接して設けられている。中綴じ処理が終わると、中綴じ用基準フェンス55、56を搬送方向上流側(図中左側)の分岐点4まで移動させることにより、中綴じされた用紙Pの先端を、第2搬送路3との分岐点4まで逆方向に搬送し、停止させる。
図2(c)は、中綴じ処理が行われた複数の用紙Pの先端を、第1搬送路2の分岐点から第2搬送路3への搬入する時の説明図である。開放されていた第1搬送路2の束搬送ローラ30,31と、第2搬送路3の束搬送ローラ61,62とが圧接する。中綴じ処理が行われた複数の用紙Pの先端は、中綴じ用基準フェンス55、56により分岐点から第2搬送路3へ導かれ、用紙Pは束搬送ローラ30,31と束搬送ローラ61,62とにより、第1搬送路2から第2搬送路3に搬送される。
図2(d)は第2搬送路3により折りユニット7まで搬送された用紙Pの中折り処理時の説明図である。折り位置まで複数の用紙Pの搬送が完了すると、紙折ブレード71が移動して用紙Pを中折りした状態で折りローラ対72に挟み込み、折りローラ対72およびプレス板75、76により挾持搬送されることにより、中折り処理が行われる。中折り処理された用紙Pは排紙ローラ73により排出される。
図3は、中綴じ用基準フェンス55,56を用紙搬送方向に移動させる機構及び動作の説明図である。まず、中綴じ用基準フェンス55,56を用紙搬送方向に移動させる機構について説明する。第1搬送路2の分岐点4よりも下流部に、第1搬送路2と平行な方向に表面移動可能な基準フェンス駆動ベルト84を設けている。この基準フェンス駆動ベルト84の表面に、一対の中綴じ用基準フェンス55、56を、表面移動方向に関して離間した2箇所に固定している。以下、説明のために、図3(a)で、第1搬送路2下流側(図中右側)にある一対の中綴じ用基準フェンスを55a、56a、下流側(図中右側)にある一対の中綴じ用基準フェンスを55b、56bという。基準フェンス駆動ベルト84は、ベルト駆動プーリ83aと従動プーリ83bに張架されており、ベルト駆動プーリ83aを、モータプーリ80の駆動によりベルト81を介して駆動が伝達される減速プーリ82と同軸に設けている。すなわち、モータプーリ80の駆動により基準フェンス駆動ベルト84が第1搬送路4と平行な方向に表面移動するよう回転駆動され、これに伴い基準フェンス駆動ベルト84に固定された中綴じ用基準フェンス55a、56a、及び、55b、56bは第1搬送路2の搬送方向に移動する。また、基準フェンス駆動ベルト84には中綴じ用基準フェンス55a、56a、及び、55b、56bの位置を検出するためのHPセンサ85を設けている。このように構成することで、中綴じ用基準フェンス55a、56a、及び、55b、56bは、各用紙サイズの用紙中央綴じ位置になる位置まで移動可能となる。
このように構成された中綴じ用基準フェンス55a、56a、及び、55b、56bは、以下のように動作する。第1搬送経路2に用紙Pの先端が搬入される時は、図3(a)に示すように、上流側にある中綴じ用基準フェンス55b、56bを、分岐点4において用紙先端を第1搬送路下流側に搬送するようにガイドする位置に移動させる。
用紙Pの先端が中綴じ用基準フェンス55b、56bを通過した後、モータプーリ80を駆動して、下流側にある中綴じ用基準フェンス55a、56aを、図3(b)に示す、用紙Pの中央部が綴じ位置になる位置(L/2)まで移動させて、用紙Pの先端を突き当てる。複数の用紙Pの先端を突き当てて位置揃えし、ステイプラ50により中綴じ処理を行う。中綴じ処理が完了したら、モータプーリ80を駆動して、下流側にある中綴じ用基準フェンス55a、56aを分岐点4まで移動させることにより、中綴じされた複数の用紙Pの先端が分岐点4位置となるよう逆送して、停止させる。
次いで、中綴じ用基準フェンス中綴じ用基準フェンス55a、56aを、図3(c)に示すように、中綴じされた複数の用紙Pの先端が分岐点4で第2搬送路3内に入れるような位置まで移動させる。これにより、用紙Pの先端は第2搬送路3側に導入される。そして、第1搬送路2の上流側(図中左側)の束搬送ローラ30,31を閉じて駆動することで、用紙Pを分岐点4から第2搬送路3に搬入する。第2搬送路3では、用紙束ローラ61、62を閉じて駆動することにより、第2搬送路3に搬入された用紙Pは、中折りユニット7まで搬送され、中折り処理が行われる。
なお、上述の説明では、中綴じ用基準フェンス55a、56aが逆送手段と切替手段とを兼ねることを説明したが、中綴じ用基準フェンス55b、56bも同様の動作を行い、同様の機能を果たす。
このように、本実施形態では、第1搬送路2の用紙搬送方向に移動可能に設けられた中綴じ用基準フェンス55、56が、中綴じ処理が行われた複数の用紙Pを逆方向に搬送する逆送手段を兼ねる構成である。さらに、分岐点4位置に移動した中綴じ用基準フェンス55、56は、用紙Pが第1搬送路2から分岐点4を経由して第2搬送路2に搬入するよう切替える切替手段を兼ねる構成である。すなわち、中綴じ用基準フェンス55、56を用紙サイズに対応した中綴じ位置に移動可能する基準フェンス駆動ベルト84等の機構を用いて、中綴じ用基準フェンス55、56が逆送手段と切替手段とを兼ねるように動作させている。この構成では、新たな逆送手段や新たな切替手段を設ける必要が無く、装置の大型化やコストアップとなる虞がない。
次に、図4に基づき逆送手段と切替手段の変形例を説明する。図4は、中綴じ用基準フェンス55、56を移動させるのではなく、第1搬送路2の上流側の束搬送ローラ30,31により用紙Pを逆送するものである。この場合、基準フェンス駆動ベルト84の表面移動方向に関して1箇所に、中綴じ用基準フェンス55、56を固定している。また、分岐点4位置には、切替手段としての分岐爪57を設けている。図4(a)に示すように、モータプーリ80を駆動して、中綴じ用基準フェンス55、56を、用紙Pの中央部が綴じ位置になる位置(L/2)まで移動させて、用紙Pの先端を突き当てる。次いで、上流側の束搬送ローラ30,31により用紙Pの先端が分岐点4より上流となるよう逆送し、停止させる。このように、用紙Pが第1搬送路2内を搬送される間は、分岐爪57は第1搬送路2内を用紙が搬送されるようガイドする位置をとる。
次いで、分岐爪57を、図4(b)に示すように、中綴じされた複数の用紙Pの先端が分岐点4から第1搬送路2下流側への進入せずに、第2搬送路3側に入るような位置に回動する。ここで、第1搬送路2の上流側(図中左側)の束搬送ローラ30,31を閉じて,逆送時とは逆方向に駆動することで、用紙Pを分岐点4から第2搬送路3に搬入する。第2搬送路3では、用紙束ローラ61、62を閉じて駆動することにより、第2搬送路3に搬入された用紙Pは、中折りユニット7まで搬送され、中折り処理が行われる。
このように、変形例では、第1搬送路2の上流側の束搬送ローラ30,31により用紙Pを逆送するものである。また、切替手段としては、分岐爪57を設けるだけの簡易な構成である。このため、装置の大型化や大幅なコストアップとなる虞はない。
以上、本実施形態によれば、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙の中央部が綴じられる中綴じ位置に揃えて停止させる中綴じ位置停止手段としての中綴じ用基準フェンス55、56と、中綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じる綴じ手段としてのステイプラ50と、中綴じ位置で綴じられた複数の用紙を中折りする中折りユニット7とを備えた用紙後処理装置である。この用紙後処理装置において、中綴じ用基準フェンス55、56とステイプラ50とが配置される略直線状の第1搬送路2と、折りユニット7が配置される第2搬送路3とを有し、第1搬送路2の途中に第2搬送路3へ分岐可能な分岐点4と、分岐点4よりも第1搬送路搬送方向下流側の用紙端部が分岐点4または分岐点4よりも上流となるよう搬送方向とは逆方向に用紙を搬送する逆送手段と、分岐点4からの用紙搬送方向を切替える切替手段を有する。これにより良好な位置揃えと、綴じ処理後の安定した用紙搬送性能とが得られる小型の用紙後処理装置を提供することができる。
また、本実施形態によれば、用紙の先端を突き当てて中綴じ位置に停止させる中綴じ用基準フェンス55、56は、用紙搬送方向に関して移動可能に設けたことにより、用紙サイズに対応して中綴じ用基準フェンス55、56を移動させて中綴じ位置に停止させることができる。
また、本実施形態によれば、中綴じ用基準フェンス55、56は逆送手段を兼ねており、中綴じ位置に停止させるための位置から分岐点まで移動させることにより用紙を逆方向に搬送することができる。すなわち、中綴じ用基準フェンス55、56を用紙サイズに対応した中綴じ位置に移動させる機構を用いて、中綴じ用基準フェンス55、56が逆送手段を兼ねるように動作させることができる。このため、新たな逆送手段を設ける必要が無く、装置の大型化やコストアップとなる虞もない。
また、本実施形態によれば、分岐点に移動した中綴じ用基準フェンス55、56が切替手段を兼ねることにより、新たな切替手段を設ける必要が無く、装置の大型化やコストアップとなる虞もない。
また、本実施形態によれば、分岐点4をステイプラ50の下流に隣接して設けたことにより、第1搬送路2を短くすることが可能であり、より小型の用紙後処理装置とすることができる。
また、本実施形態によれば、用紙を端綴じ位置に揃えて停止させる端綴じ位置停止手段24,25を備え、ステイプラ50により綴じ処理を行うものである。これにより、端綴じと、中綴じとを可能とする小型の装置を提供することができる。
1 導入搬送路
2 第1搬送路
3 第2搬送路
4 分岐点
5 排紙トレイ
6 中綴じトレイ
7 中折りユニット
8 用紙穿孔ユニット
10 入口ローラ
11,12 搬送ローラ
15 戻しローラ
21 ステイプルトレイ
22,23 ジョガーフェンス
24,25 端綴じ用基準フェンス
26、27 排紙ローラ
30,31 束搬送ローラ対(第1搬送路)
50 ステイプラ
55,56 中綴じ用基準フェンス
57 分岐爪
61,62 束搬送ローラ対(第2搬送路)
71 紙折りブレード
72 折りローラ
75,76 プレス板
80 モータプーリ
83a ベルト駆動プーリ
84 基準フェンス駆動ベルト
特許第3424377号公報

Claims (6)

  1. 画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙の中央部が綴じられる中綴じ位置に揃えて停止させる中綴じ位置停止手段と、中綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じる綴じ手段と、中綴じ位置で綴じられた複数の用紙を中折りする折り装置とを備えた用紙後処理装置において、
    上記中綴じ位置停止手段及び上記綴じ手段とが配置される略直線状の第1の用紙搬送路と、上記折り装置が配置される第2の用紙搬送路とを有し、該第1の用紙搬送路の途中に該第2の用紙搬送路へ分岐可能な分岐点と、該分岐点よりも該第1の用紙搬送路搬送方向下流側の用紙端部が該分岐点または該分岐点よりも上流となるよう該搬送方向とは逆方向に用紙を搬送する逆送手段と、該分岐点からの用紙搬送方向を切替える切替手段を有することを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 請求項1の用紙後処理装置において、上記中綴じ位置停止手段として用紙の先端を突き当てて中綴じ位置に停止させる当接部材を有し、該当接部材を用紙搬送方向に関して移動可能に設けたことを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 請求項2の用紙後処理装置において、上記当接部材は上記逆送手段を兼ねるものであり、該当接部材を用紙を中綴じ位置に停止させるための位置から上記分岐点まで移動させることにより用紙を逆方向に搬送することを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 請求項3の用紙後処理装置において、上記当接部材が上記分岐点位置で上記切替手段を兼ねることを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 請求項1、2、3または4の何れかの用紙後処理装置において、上記分岐点を上記綴じ手段の下流に隣接して設けたことを特徴とする用紙後処理装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の何れかの用紙後処理装置において、画像形成装置から排出された複数の用紙の端部が綴じられる端綴じ位置に揃えて停止させる端綴じ位置停止手段を有し、上記綴じ手段により端綴じ位置に停止した複数の用紙を綴じることを特徴とする用紙後処理装置。
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