JP2011189857A - ホイールカバー及び車両用ホイール - Google Patents

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JP2011189857A JP2010058373A JP2010058373A JP2011189857A JP 2011189857 A JP2011189857 A JP 2011189857A JP 2010058373 A JP2010058373 A JP 2010058373A JP 2010058373 A JP2010058373 A JP 2010058373A JP 2011189857 A JP2011189857 A JP 2011189857A
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Abstract

【課題】走行時においてタイヤの冷却を可能とする、新規なホイールカバー及び車両用ホイールを提供する。
【解決手段】本発明のホイールカバー4又は車両用ホイール3Bは、断面形状において回転中心4a、3bが最も外側となる椀状の外表面4a又は3bを有し、ホイールカバー4の外表面縁部4a又は車両用ホイール3Bの外表面縁部3bに、回転中心4a、3bに向かって放射状に延びるとともに、タイヤが回転する向きに間隔をおいて配置する複数のフィン4bを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗用車等の一般車両だけでなく、トラックやバス等の重車両に装着しても好適な、走行時においてタイヤの冷却を可能とするホイールカバー及び車両用ホイールに関するものである。
空気入りタイヤにおいては、高速での走行や高荷重での使用によってタイヤが発熱し、これによってタイヤの劣化を引き起こすという課題がある。特に近年普及が進んでいるランフラットタイヤでは、パンク等で内圧が低下した状態でも一定距離は走行可能であるが、次第にタイヤが発熱してタイヤの内部に破壊が発生し、最終的に走行不能に陥るおそれがあって、このような状態でもタイヤの温度上昇を抑えることが求められていた。この点に関する先行技術としては、タイヤの側面に周方向全体にわたって多数の凹部を形成し、これにより走行時に乱流を発生させて温度低下を図るようにしたタイヤ(例えば特許文献1)や、ホイールキャップに空気の流入口を設け、ここから流入する空気をホイールキャップの内側に設けたフィンでホイールに当てて、ホイールを冷却するようにしたホイールキャップ(例えば特許文献2)が知られている。
特開平4−238703号公報 特開平9−39502号公報
ところで側面に多数の凹部を形成したタイヤにおいては、製造時に凹部周辺に空気が溜まる、ベアを引き起こしやすくなり、生産性に課題が残る。さらに近年は特に高性能車において低偏平化が進んでいるが、タイヤサイド部にはサイズや製造国などの文字情報も表記しなければならず凹部を形成できる範囲も限られるため、効果的に冷却させることが難しい。また、ホイールキャップでホイールを冷却するようにしても、タイヤは冷却したホイールを通じて間接的に冷却できるにとどまるため、タイヤの温度上昇の抑制にも限界があり、このような問題に対処しうるものはいまだ存在していないのが現状であった。
本発明の課題は、走行時においてタイヤの冷却を効果的に行うことを可能とする、新規なホイールカバー及び車両用ホイールを提供することにある。
本発明は、車両用ホイールの外側面に装着され、該ホイールとともに回転するホイールカバーであって、
前記ホイールカバーは、回転中心を外側に向けて突き出す椀状の外表面を有し、
前記ホイールカバーの外表面縁部に、前記回転中心に向かって延び、かつ該ホイールカバーの外周に沿って間隔をおいて放射状に配列された複数のフィンを設けたことを特徴とするホイールカバーである。
前記フィンの高さをHとし、幅をWとし、長さをLとし、隣り合うフィンのピッチをPとする際に、前記フィンは下記式(I)、(II)をともに満たすことが望ましい。

10.0≦P/H≦20.0・・・(I)
5≦L/W≦40・・・(II)
(ただし式(II)は、フィンの総数のうち半数以上が満足するものとする)
前記フィンの高さはH=4〜10mmであり、前記フィンの幅はW=4〜10mmであることが望ましい。
前記ホイールカバーの外径をDとする際に、前記フィンの長さLは下記式(III)を満たすことが望ましい。

0.05≦L/D≦0.25・・・(III)
本発明は、タイヤを保持する環状のリムと、前記リムの径方向内側に位置して一体連結するディスク部を有する車両用ホイールであって、
前記ディスク部は、回転中心を外側に向けて突き出す椀状の外表面を有し
前記ディスク部の外表面縁部に、前記回転中心に向かって延び、かつ該ディスク部の外周に沿って間隔をおいて放射状に配列された複数のフィンを設けたことを特徴とする車両用ホイールである。
前記フィンの高さをHとし、幅をWとし、長さをLとし、隣り合うフィンのピッチをPとする際に、前記フィンは下記式(IV)、(V)をともに満たすことが望ましい。

10.0≦P/H≦20.0・・・(IV)
5≦L/W≦40・・・(V)
(ただし式(V)は、フィンの総数のうち半数以上が満足するものとする)
前記フィンの高さはH=4〜10mmであり、前記フィンの幅はW=4〜10mmであることが望ましい。
前記ディスク部の外径をDとする際に、前記フィンの長さLは下記式(VI)を満たすことが望ましい。

0.05≦L/D≦0.25・・・(VI)
本発明にしたがうホイールカバーは、回転中心を外側に向けて突き出す椀状の外表面を有しているので、ホイールカバーの中心付近の空気を、外縁に向かってより効率よく流すことが可能となる。この際、ホイールカバーの外表面縁部に配置した複数のフィンにより、外表面を流れる空気は乱流となってタイヤ側面にぶつかるので、タイヤからより多くの熱を奪うことが可能となる。
フィンのピッチPと高さHの比であるP/Hが式(I)の条件を満足する場合には、フィンによって剥離した空気がホイールカバーの外表面に戻った後に再度フィンで空気を剥離させることができるので、より効果的に乱流を発生させることができ、タイヤの温度上昇を抑制することが可能となる。加えてフィンの長さLと幅Wの比であるL/Wが式(II)の条件を満足する場合は、ホイールカバーの外表面の空気がフィンを乗り越えずにフィンの外周を回り込むことを抑制するとともに、フィンが長すぎる又は細すぎることによる破損を抑えることができる。
特にフィンの高さがH=4〜10mm、フィンの幅がW=4〜10mmとなる時は、破損も起こしにくく、不要な重量増となることがない。
フィンの長さLと、ホイールカバーの外径Dとの比であるL/Dが式(III)を満足する場合は、ホイールカバーに対してフィンが適度な長さとなってタイヤの冷却効果を十分に発揮させることができ、またフィンが大きくなりすぎて過度に重量が増すこともない。
また本発明にしたがう車両用ホイールは、本発明にしたがう前記ホイールカバーをホイールと一体化したものであり、ホイールのディスク部外表面に前記ホイールカバーの外表面を適用し、該ディスク部外表面に前記ホイールカバーのフィンを適用したものである。このため前記車両用ホイールも、前記ホイールカバーと同様の効果を奏することが可能である。
本発明にしたがうホイールカバーの実施の形態につき、タイヤを備えるホイールに装着してタイヤ・ホイール組立体として示した斜視図である。 図1に示すタイヤ・ホイール組立体の回転軸心を含む断面形状につき、車両に組み付けた際に外側となる部分について示す図である。 本発明にしたがう車両用ホイールの実施の形態につき、タイヤを備えるタイヤ・ホイール組立体として示した斜視図である。 図3に示すタイヤ・ホイール組立体の回転軸心を含む断面形状につき、車両に組み付けた際に外側となる部分について示す図である。 本発明の他の実施の形態につき、フィンの形状を示す正面図である。 本発明の他の実施の形態につき、(a)はフィンの形状を示す正面図であり、(b)はフィンの形状を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうホイールカバーの実施の形態につき、タイヤを備えるホイールに装着してタイヤ・ホイール組立体として示した斜視図であり、図2は図1に示すタイヤ・ホイール組立体の回転軸心を含む断面形状につき、車両に組み付けた際に外側となる部分について示す図である。
図1における1Aはタイヤ・ホイール組立体である。タイヤ・ホイール組立体1Aは、タイヤ2、タイヤ2を保持するホイール3A、ホイール3Aに装着されるホイールカバー4を備えている。
タイヤ2は、図2に示すようにビード部2aからタイヤのほぼ反径方向外側に向かって延びるサイドウォール部2bを経て、タイヤの踏み面をなすトレッド部2cまで繋がってトロイダル形状をなしている。タイヤ2は乗用車等の一般車両用のタイヤだけでなく、トラックやバス等の重車両用のタイヤであってもよい。特にランフラットタイヤは、パンク等で内圧が低下した状態で走行する際にタイヤの発熱が大きくなるが、タイヤの温度上昇を抑えることでタイヤ内部からの破壊を抑制し、パンク後の走行距離を伸ばすことができるので特に好適である。
ホイール3Aは、ビード部2aが着座する環状のリム3Aと、該リム3Aと径方向内側において結合する円盤状のディスク部3Aを備えている。ホイール3Aは、例えば鉄、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム等の金属材料によって形成されている。またホイール3Aは、当初からリム3Aとディスク部3Aを一体成形した1ピース構造の他、リム3Aとディスク部3Aとを別々に作成しておき、溶接やピアスボルトで接合した2ピース構造、ディスク部3Aだけでなくリム3Aも2つに分割して製造しておき、それぞれ溶接等で接合した3ピース構造等があるが、何れを採用しても良い。
ホイールカバー4の外表面4aは、図2に示すようにタイヤ・ホイール組立体1Aの回転軸心を含む断面形状において、ホイールカバー4の回転中心4aが外側に向けて突き出され、そこから外表面縁部4aに向かって滑らかに繋がる椀状をなしている。外表面縁部4aは、ホイールカバー4の表面を流れる空気がタイヤ1の側面に効率よく送り込まれるよう、図2に示すようにリム3Aの端部を覆ってサイドウォール部2bの近傍まで張り出すようにすることがより好ましい。ここで回転中心4aが外側に突き出されるとは、タイヤ・ホイール組立体1Aを車両に取り付けた際に、外表面4aのうち回転中心4aが車両の幅方向外側に最も飛び出す状態をいう。
ホイールカバー4の外表面縁部4aには、ホイールカバー4の回転中心4aに向かって延びるとともに、ホイールカバー4の外周に沿って間隔をおいて放射状に配列された複数のフィン4bが設けられている。フィン4bは、回転中心4aに近い側の内側端4bが外表面4aと滑らかに繋がり、そこから径方向外側に向かって車両の幅方向に徐々に張り出し、内側端4bと反対側に位置する外側端4bが、外表面縁部4aで外表面4aと再び繋がる略三角形の断面形状となっている。
ホイールカバー4は、金属材料であっても合成樹脂材料であっても良いが、複雑な形状であっても低コストで作成でき、軽量化も図ることができる点で合成樹脂材料を用いることが好ましい。合成樹脂としては例えばポリアミド等の硬質樹脂が挙げられるが、強度が必要となる場合はガラス繊維や炭素繊維等のフィラーを含有させても良い。
ホイールカバー4をホイール3Aに取り付けるには、従来から用いられている種々の方法が適用可能であり、図示は省略するが、例えばホイールカバー4の内側に設けた係合部を対応するホイール3Aの係合部と嵌合させて結合したり、ホイール3Aにねじ穴を設けてホイールカバー4をねじで固定するようにしても良い。
タイヤ・ホイール組立体1Aを車両に組み付けて走行させると、回転体表面の空気は回転中心から外側に向かって流れる傾向があるので、ホイールカバー4の外表面4aの空気はタイヤ1の側面に向かって流れる。ホイールカバー4は、回転中心4aが最も外側で、そこから外表面縁部4aに向かって滑らかに繋がる椀状であるため、外表面4aの空気をより効果的にタイヤ1の側面に送り込むことができる。この時ホイールカバー4のフィン4bは、外表面4aを流れる空気を一旦剥離させるが、フィン4bを乗り越えた空気は再度外表面4aに戻り乱流となる。乱流の空気は層流の空気に対して熱を輸送し拡散する効果が非常に強いので、タイヤ表面の熱をより効果的に奪うことができる。
フィン4bの高さをHとし、幅をWとし、長さをLとし、隣り合うフィン4bのピッチをPとする際に、フィン4bは下記式(I)、(II)をともに満たすことが好ましい。なおフィンの高さHは、ホイールカバーの外表面4aからフィンの上面までの距離のうち最も離れた距離を示し、ピッチPは、フィン4bの外側端4bから隣り合うフィン4bの外側端4bまでの距離を示している。

10.0≦P/H≦20.0・・・(I)
5≦L/W≦40・・・(II)
(ただし式(II)は、フィンの総数のうち半数以上が満足するものとする)
フィン4bのピッチPと高さHの比であるP/Hが小さすぎる場合は、フィン4bで剥離した空気の流れがホイールカバー4の外表面4aに付着する前に別のフィン4bにぶつかって再度剥離してしまい、十分に乱流を発生させることができない。またP/Hが大きすぎる場合は、フィン4bのピッチPが広すぎるかフィン4bの高さHが低すぎて、フィン4bの効果を十分に発揮させることができないが、式(I)を満足する場合は上記のような不具合がなく、より効果的に乱流を発生させることができ、タイヤの温度上昇を抑制することが可能となる。
フィン4bの長さLと幅Wの比であるL/Wが小さすぎる場合は、外表面4aの空気がフィン4bを乗り越えずに内側端4bから回り込んでしまい、フィン4bの効果を十分に発揮させることができない。またL/Wが大きすぎる場合は、フィン4bの長さLが長すぎるかフィン4bの幅Wが狭すぎて、走行中に縁石等と擦って破損する可能性が高まるとともにホイールカバーのデザインも制約を受けることになるが、式(II)を満足する場合は、上記の不具合を引き起こすことを抑えることができる。この時例えばデザイン上の要請で、短いフィンと長いフィンを組み合わせる必要がある場合でも、フィン4bの総数のうち半数以上が式(II)を満足するようにすれば、タイヤ1の放熱効果を大きく失うことはない。
フィン4bの高さHは4〜10mmであり、幅Wは4〜10mmであることが望ましい。これにより乱流をより効果的に発生させてタイヤを冷却することができるとともに、走行中フィン4bを縁石等で擦った場合でもある程度の幅があるので破損しにくく、不要な重量を抑えることができる。
ホイールカバー4の外径をDとする際に、フィン4bの長さLは下記式(III)を満たすことが好ましい。

0.05≦L/D≦0.25・・・(III)
フィン4bの長さLと、ホイールカバー4の外径Dと比であるL/Dが小さすぎる場合には、ホイールカバー4に対してフィン4bが短すぎるので冷却効果を十分に発揮させることができず、L/Dが大きすぎる場合にはホイールカバー4の重量増となる上、フィン4bが車両の幅方向外側に張り出していくので安全上好ましくないが、式(III)を満足する場合は、ホイールカバー4に対してフィン4bを適度な長さとすることができ、タイヤ1への冷却効果を十分に発揮させることが可能となるとともに、フィン4bが大きくなりすぎて過度な重量増となることもない。
図3は本発明にしたがう車両用ホイールの実施の形態につき、タイヤを備えるタイヤ・ホイール組立体として示した斜視図であり、図4は図3に示すタイヤ・ホイール組立体の回転軸心を含む断面形状につき、車両に組み付けた際に外側となる部分について示す図である。
この例は、前記ホイール3Aとホイールカバー4を一体化してホイール3Bとするとともに、ホイール3Bのディスク部外表面3bに前記ホイールカバー4の外表面4aを適用してタイヤ・ホイール組立体1Bをなすものである。ホイール3Bのディスク部外表面3b、回転中心3b、外表面縁部3bは、それぞれ前記ホイールカバー4の外表面4a、回転中心4a、外表面縁部4aに対応するものであって同様の形状であり、また互いに共通する符号を付した部分も同様の形状、構成であるので説明を省略する。また前記式(IV)〜(VI)は、前記式(I)〜(III)に対応するものであって、相互に共通する関係であり、得られる効果も共通するので説明は省略する。
図5〜図7は、本発明の他の実施の形態につき、フィンの形状を示す正面図である。フィン4bは、全て同じ長さにする必要はなく、図5に示すように長さの長いフィン5aと短いフィン5bを交互に配置してもよい。また図6(a)に示すフィン6ように、正面から見て曲線になるフィンを配置してもよい。この場合フィン6の長さLは、正面から見た際に径方向に沿う長さであり、高さH、幅W及びピッチPは、図6(b)に斜視図で示すようにフィン6の径方向外側で規定される値である。これによりデザイン上の制約が減り、冷却効果を発揮しつつ装飾性にも優れたホイールカバー4またはホイール3Bが得られる。
サイズが225/50R17のランフラットタイヤをリムのサイズが7JJ×17となるホイールに組み込み、表1に示す組み合わせとなるフィンを備えるとともにその他の形状は本発明に従うホイールカバーをこのホイールに装着した、タイヤ・ホイール組立体を試作した。基準タイヤ・ホイール組立体については、フィンを設けていないホイールカバーを装着した。各タイヤ・ホイール組立体につき、耐久ドラム試験を行い、故障発生までの耐久距離で評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2011189857
耐久ドラム試験は、内圧0kPa、荷重5.6kN、速度90km/hの条件で、ランフラット走行距離で確認を行った。基準タイヤ・ホイール組立体が破壊を起こした距離を100として、結果を表1に指数表示した。数字が大きいほどタイヤへの冷却効果が高いことを示す。
その結果、ホイールカバーにフィンのない基準タイヤ・ホイール組立体に対して、ホイールカバーにフィンを備えた適合タイヤ・ホイール組立体1〜5は、何れも耐久性の向上が確認された。前記式(I)〜(III)を満足するとともにフィンの高さHが4〜10mmを満たし、フィンの幅Wが4〜10mmを満たす、適合タイヤ・ホイール組立体2、5については、特に耐久性に優れることが確認された。
上記と同一サイズのランフラットタイヤを、上記と同一のリムサイズとなる、本発明にしたがう車両用ホイールに組み込んでタイヤ・ホイール組立体を試作した。
ホイールのディスク部の外表面の形状及びフィンの形状は上記表1と同様とし、同一の試験条件で確認したところ、得られた結果も上記表1と同様であった。
本発明によれば、走行時においてタイヤの冷却を効果的に行うことを可能とする、新規なホイールカバー及び車両用ホイールを安定的に供給できる。
1A タイヤ・ホイール組立体
1B タイヤ・ホイール組立体
2 タイヤ
2a ビード部
2b サイドウォール部
2c トレッド部
3A ホイール
3A リム
3A ディスク部
3B ホイール
3B リム
3B ディスク部
3b ディスク部外表面
3b 回転中心
3b 外表面縁部
4 ホイールカバー
4a 外表面
4a 回転中心
4a 外表面縁部
4b フィン
4b 内側端
4b 外側端
5a フィン
5b フィン
6 フィン

Claims (8)

  1. 車両用ホイールの外側面に装着され、該ホイールとともに回転するホイールカバーであって、
    前記ホイールカバーは、回転中心を外側に向けて突き出す椀状の外表面を有し、
    前記ホイールカバーの外表面縁部に、前記回転中心に向かって延び、かつ該ホイールカバーの外周に沿って間隔をおいて放射状に配列された複数のフィンを設けたことを特徴とするホイールカバー。
  2. 前記フィンの高さをHとし、幅をWとし、長さをLとし、隣り合うフィンのピッチをPとする際に、前記フィンは下記式(I)、(II)をともに満たすことを特徴とする請求項1記載のホイールカバー。

    10.0≦P/H≦20.0・・・(I)
    5≦L/W≦40・・・(II)
    (ただし式(II)は、フィンの総数のうち半数以上が満足するものとする)
  3. 前記フィンの高さはH=4〜10mmであり、前記フィンの幅はW=4〜10mmであることを特徴とする請求項2記載のホイールカバー。
  4. 前記ホイールカバーの外径をDとする際に、前記フィンの長さLは下記式(III)を満たすことを特徴とする請求項2又は3記載のホイールカバー。

    0.05≦L/D≦0.25・・・(III)
  5. タイヤを保持する環状のリムと、前記リムの径方向内側に位置して一体連結するディスク部を有する車両用ホイールであって、
    前記ディスク部は、回転中心を外側に向けて突き出す椀状の外表面を有し
    前記ディスク部の外表面縁部に、前記回転中心に向かって延び、かつ該ディスク部の外周に沿って間隔をおいて放射状に配列された複数のフィンを設けたことを特徴とする車両用ホイール。
  6. 前記フィンの高さをHとし、幅をWとし、長さをLとし、隣り合うフィンのピッチをPとする際に、前記フィンは下記式(IV)、(V)をともに満たすことを特徴とする請求項5記載の車両用ホイール。

    10.0≦P/H≦20.0・・・(IV)
    5≦L/W≦40・・・(V)
    (ただし式(V)は、フィンの総数のうち半数以上が満足するものとする)
  7. 前記フィンの高さはH=4〜10mmであり、前記フィンの幅はW=4〜10mmであることを特徴とする請求項6記載の車両用ホイール。
  8. 前記ディスク部の外径をDとする際に、前記フィンの長さLは下記式(VI)を満たすことを特徴とする請求項6又は7記載の車両用ホイール。

    0.05≦L/D≦0.25・・・(VI)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109515062A (zh) * 2018-11-29 2019-03-26 周焱春 一种铝合金轮毂
CN113905896A (zh) * 2019-06-17 2022-01-07 株式会社普利司通 车辆用车轮和轮胎车轮组装体
JP7458691B2 (ja) 2021-09-07 2024-04-01 ダイハツ工業株式会社 車両構造

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