JP2011189821A - 車両室内灯 - Google Patents

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【課題】安価で汎用的なマイコンを用いて構成可能な車両室内灯を提供する。
【解決手段】複数のタッチ部10は、ユーザの接触に応じてその静電容量が変化する。発振器12は、複数のタッチ部10ごとに設けられ、それぞれがアクティブ、非アクティブが切りかえ可能であるとともに、対応するタッチ部10の静電容量に応じた周波数で発振する。選択回路14は、複数の発振器12それぞれの出力信号を受け、そのうちの発振した信号を出力する。マイコン20は、複数の発振器12を順にアクティブとするとともに、選択回路14の出力信号を受ける入力端子を有し、当該入力端子に入力された信号の周波数に応じて、複数のタッチ部10に対する接触の有無を判定し、その接触の有無に応じて点消灯信号S4を出力する。またマイコン20は所定時間内にタッチ部10に対する接触有りを複数回判定したときに光量変更信号S5を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両室内灯に関する。
車両室内灯(リーディングランプ)のオン、オフを切りかえるためのスイッチとして、機械式のスイッチに代えて、タッチセンサが利用されている。たとえば特許文献1には、タッチセンサを利用したスイッチが開示されている。
特開2007−230450号公報
単一の照明あるいは複数の照明を、複数のタッチセンサの状態に応じて制御したい場合がある。この場合、従来では複数のタッチセンサごとに、発振器と、タッチ検出用の専用IC(Integrated Circuit)を設ける必要があったため、コストが高くなり、消費電力が大きくなる要因となっていた。
そこで安価で汎用的なマイコンを用いて構成可能なスイッチが望まれているが、かかるタッチセンサおよびマイコンからなるスイッチに、スイッチのオン、オフ機能に加えて、調光機能が具備されれば便宜である。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、調光機能を有する車両室内灯の提供にある。
本発明のある態様は、車両室内灯に関する。この車両室内灯は、ユーザの接触に応じてその静電容量が変化する複数のタッチ部と、複数のタッチ部ごとに設けられ、それぞれがアクティブ、非アクティブが切りかえ可能であるとともに、対応するタッチ部の静電容量に応じた周波数で発振する、複数の発振器と、複数の発振器それぞれの出力信号を受け、そのうちの発振した信号を出力する選択回路と、複数の発振器を順にアクティブとするとともに、選択回路の出力信号を受ける入力端子を有し、当該入力端子に入力された信号の周波数に応じて、複数のタッチ部に対する接触の有無を判定し、その接触の有無に応じて点消灯信号を出力するマイコンと、を備える。マイコンは所定時間内にタッチ部に対する接触有りを複数回判定したときに光量変更信号を出力する。
本発明の別の態様も、車両室内灯に関する。この車両室内灯は、ユーザの接触に応じてその静電容量が変化する複数のタッチ部と、複数のタッチ部ごとに設けられ、それぞれがアクティブ、非アクティブが切りかえ可能であるとともに、対応するタッチ部の静電容量に応じた周波数で発振する、複数の発振器と、複数の発振器それぞれの出力信号を受け、そのうちの発振した信号を出力する選択回路と、複数の発振器を順にアクティブとするとともに、選択回路の出力信号を受ける入力端子を有し、当該入力端子に入力された信号の周波数に応じて、複数のタッチ部に対する接触の有無を判定し、その接触の有無に応じて室内灯の点灯、消灯を制御するとともに、所定時間内に判定したタッチ部に対する接触の回数に応じて室内灯の輝度を制御するマイコンと、を備える。
これらの態様によると、単一の汎用マイコンを用いて、複数のタッチ部に対する接触の有無を検出することができる。またタッピングあるいはロングタッチによる調光が可能となる。
本発明によれば、安価で汎用的なマイコンを用いた車両室内灯を提供することができる。
実施の形態に係る車両室内灯用スイッチの構成を示す回路図である。 図2(a)、(b)はそれぞれ、タッピング操作およびロングタッチ操作による調光を示すタイムチャートである。 図1の車両室内灯用スイッチの動作を示すタイムチャートである。 マイコンによる接触の有無の判定方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
実施の形態に係る車両室内灯用スイッチ(以下、単にスイッチともいう)100は、制御対象の車両室内灯のオンオフ(点消灯)制御に加えて、車両室内灯を調光する機能を有している。以下、その構成を説明する。
図1は、実施の形態に係る車両室内灯用スイッチの構成を示す回路図である。車両室内灯用スイッチ100は、複数のタッチ部10〜10、複数の発振器12〜12、選択回路14およびマイコン20を備える。
複数のタッチ部10〜10はそれぞれ、ユーザの接触に応じてその静電容量が変化するように構成される。タッチ部10はいわゆる静電容量センサであり、室内灯のレンズ部に設けられている。本実施の形態では、5個のタッチ部10が設けられる場合を説明しているが、その個数は任意である。
複数の発振器12〜12は、複数のタッチ部10〜10ごとに設けられる。発振器12はそれぞれが、アクティブ(発振状態)、非アクティブ(発振停止状態)が切りかえ可能に構成される。各発振器12は、対応するタッチ部10の静電容量に応じた周波数で発振する。
具体的には発振器12は、シュミットNAND発振器であり、キャパシタC1、帰還抵抗R1、シュミットNANDゲートG1を備える。i番目(1≦i≦5)の発振器12において、シュミットNANDゲートG1の第1入力端子(1)と接地端子の間には、キャパシタC1が設けられる。またシュミットNANDゲートG1の第1入力端子(1)にはタッチ部10が接続される。帰還抵抗R1は、シュミットNANDゲートG1の出力端子(3)と第1入力端子(1)の間に設けられる。シュミットNANDゲートG1の第2入力端子(2)には、後述するマイコン20からの対応する制御信号S1が入力される。
制御信号S1がアサート(ハイレベル)されると、発振器12はアクティブとなり、帰還抵抗R1の抵抗値およびキャパシタC1とタッチ部10の合成容量で定まる周波数fで発振する。つまり、発振器12の出力信号S2は、対応するタッチ部10の接触状態に応じた周波数fを有するパルス信号となる。
タッチ部10の静電容量は、ユーザが接触したときに大きくなり、非接触のとき小さくなる。したがってタッチ部10の発振周波数fを決定する合成容量も接触したときに大きくなる。つまり接触時の発振周波数fは、非接触時のそれに比べて低くなる。
制御信号S1がネゲート(ローレベル)されると、発振器12は非アクティブとなり、出力信号S2は一定のレベル(ハイレベル)に固定される。なお発振器12の構成は図1のそれに限定されず、別の構成であってもよい。
選択回路14は、複数の発振器12〜12それぞれの出力信号S2〜S2を受け、そのうちの、発振したパルス状の信号を選択出力する。i番目の出力信号S2は非発振状態においてハイレベルに固定されることから、選択回路14は、出力信号S2〜S2の少なくともひとつがローレベルとなったときにローレベルを出力する、反転入力型(ローアクティブ)のORゲートとみなすことができる。
具体的には選択回路14は、発振器12〜12ごとに設けられた複数のダイオードD1〜D1と、プルアップ抵抗R2を含む。複数のダイオードD1〜D1のアノードは共通に接続されており、プルアップ抵抗R2を介して電源電圧Vccにプルアップされている。複数のダイオードD1〜D1それぞれのカソードは、対応する発振器12〜12の出力端子と接続され、対応する出力信号S2〜S2が入力されている。
この選択回路14によれば、複数の出力信号S2〜S2のうち、発振状態のパルス信号を選択出力できる。
なお、各発振器12において、非発振状態における出力信号S2のレベルがローレベルに固定される場合には、選択回路14は、出力信号S2〜S2の少なくともひとつがハイレベルとなったときにハイレベルを出力する、非反転入力型(ハイアクティブ)のORゲート(通常のORゲート)で構成すればよい。
図1において、複数の発振器12〜12のうちのいくつか(具体的には12〜12)は、室内灯のオン、オフ制御に割り当てられ、残りのいくつか(具体的には12、12)は、室内灯の調光制御に割り当てられる。
マイコン20は、各発振器12〜12に対する制御信号S1〜S1を出力する端子P1〜P1、選択回路14の出力信号S3を受ける入力端子P2、タッチ部10〜10に対する接触の有無を示す検出信号(点消灯信号)S4ならびに車両室内灯の光量を指示する光量変更信号S5を出力するための検出端子P3を備える。マイコン20は、たとえばマイコン20自身に内蔵される125kHzのオンチップオシレータクロックを8分周して動作させる。これにより消費電力を低減できる。
マイコン20は、制御信号S1〜S1の任意のひとつを選択的にアサート(ハイレベル)し、制御端子P1〜P1から出力する。たとえばマイコン20は、所定の周期でサイクリックに時分割で発振器12〜12のひとつ12(1≦j≦5)をアクティブとする。この状態で、マイコン20の入力端子P2には、パルス状の対応する出力信号S2が入力される。マイコン20は、出力信号S2の周波数をカウントし、タッチ部10の容量変化、すなわち接触の有無を判定する。接触の有無の判定方法については後述する。
マイコン20は、複数のタッチ部10〜10それぞれに対する接触の有無に応じて、点消灯信号S4および光量変更信号S5を生成する。出力信号S4、S5は、図示しない室内灯もしくはその制御回路に供給される。なお、点消灯信号S4および光量変更信号S5は、単一のデータであってもよい。
具体的にはマイコン20は、オン、オフ制御に割り当てられたタッチ部10〜10の接触の有無に応じて、点消灯信号S4を生成する。たとえば少なくともひとつのタッチ部10〜10への接触を検出したとき、点消灯信号S4をアサートして点灯を指示してもよい。またマイコン20は、室内灯の調光制御に割り当てられたタッチ部10、10の接触の有無に応じて光量変更信号S5を生成する。
以上が車両室内灯用スイッチ100の構成である。続いてその動作を説明する。はじめにマイコン20による調光機能について2つの例を説明する。
(第1の調光例)
第1の調光例では、ユーザがタッチ部10、10をタッピングすると、所定期間Tcyc内のタッピングの回数によって、最小輝度Lから最大輝度Lに向けて輝度がN段階で増大する。最大輝度Lの状態でタッピングされると、最小輝度Lに戻る。なお最小輝度Lと消灯とは区別すべきものである。
図2(a)は、タッピング操作による調光を示すタイムチャートである。
図2(a)において、マイコン20が検出したタッチは、パルス30として示される。消灯した状態から、1回目のタッチ部10〜10に対するタッチ30が検出されると、点消灯信号S4がアサートされ、室内灯が最小輝度L(もしくは前回の最終輝度)で点灯する。続いてマイコン20は、所定時間Tcyc内にタッチ部10、10に何回接触されたかを検出する。タッピングは、タッチ部10、10に対する接触の間隔が、所定の判定時間t1より短いときに有効、長いときには無効とされる。所定時間t1は、0.5s±0.1sが好ましい。
ユーザがタッチ部10、10をタッピングすると、タッチ30、30・・・が検出され、タッチ検出されるごとに、輝度がL、Lと上昇していき、再びLに戻る。ユーザがタッチ部10、10に対するタッピングをやめると、輝度は一定に保たれる。マイコン20は、検出された接触回数(タッピング回数)に応じた光量変更信号S5を出力する。マイコン20は、前のサイクルにおける最終的な輝度を保持しており、次のサイクルでは、保持した輝度からスタートする。
マイコン20がタッチ部10〜10に対するタッチ30を検出すると、点消灯信号S4がネゲートされ、室内灯が消灯する。マイコン20は、消灯直前の最終輝度を保持しており、次回の点灯時には、保持した輝度にて室内灯を点灯させる。
(第2の調光例)
第2の調光例では、ユーザがタッチ部10、10をロングタッチ(連続的に接触)すると、接触した長さに応じて、最小輝度Lから最大輝度Lに向けて輝度がN段階もしくは無段階で増大し、最大輝度Lを経ると最小輝度Lに戻る。また、ロングタッチされた場合であっても、最小輝度L、最大輝度Lそれぞれにおいては、一定時間t2、t3の間、輝度が一定に保持される。これによりユーザが最小輝度L、最大輝度Lを認識することができる。
図2(b)は、ロングタッチ操作による調光操作を示すタイムチャートである。消灯した状態から、1回目のタッチ部10〜10に対するタッチ30が検出されると、点消灯信号S4がアサートされ、室内灯が最小輝度L(もしくは前回の最終輝度)で点灯する。続いてマイコン20は、所定時間Tcyc内にタッチ部10、10に連続的に接触された期間を検出し、その期間の長さに応じて輝度を上昇させる。図2(b)においてタッチ部10、10に対するロングタッチは、パルス30で示される。なお後述するように、各タッチ部10に対する接触の有無の検出は時分割的に行われるため、ロングタッチを行った場合、接触状態が連続的に検出されることになり、それによりロングタッチを判定できる。またロングタッチの期間は、接触状態の検出回数として判定できる。
ロングタッチによって最大輝度Lに達すると、ロングタッチが継続しているにもかかわらず、一定期間t2の間、輝度が一定に保たれ、その後最小輝度Lに戻る。これによりユーザが最大輝度であることを認識できる。最小輝度Lに戻ると、ロングタッチが継続しているにもかかわらず、一定期間t3の間、最小輝度Lが保たれる。これにより、ユーザが最小輝度であることを認識できる。
マイコン20は、ロングタッチの期間に応じた光量変更信号S5を出力する。マイコン20は、前のサイクルにおける最終的な輝度を保持しており、次のサイクルでは、保持した輝度からスタートする。マイコン20がタッチ部10〜10に対するタッチ30を検出すると、点消灯信号S4がネゲートされ、室内灯が消灯する。マイコン20は、消灯直前の最終輝度を保持しており、次回の点灯時には、保持した輝度にて室内灯を点灯させる。
なお第1、第2の調光例において、最大輝度Lから最小輝度Lに向けて輝度が減少し、最小輝度Lを経ると最大輝度Lに戻る構成としてもよい。この場合、ユーザが最も明るい輝度状態を認識しやすくなる。
以上が車両室内灯用スイッチ100の構成である。続いてその動作を説明する。図3は、図1の車両室内灯用スイッチ100の動作を示すタイムチャートである。
マイコン20は、制御信号S1〜S1を順にアクティブとする。j番目の制御信号S1がアクティブの期間(検出期間という)、マイコン20に入力される信号S3の周波数は、対応する発振器12の発振周波数fとなる。マイコン20は、検出期間ごとに信号S3の周波数を測定し、タッチ部10に対する接触の有無を判定する。
マイコン20によるタッチ部10の接触の有無の判定を説明する。図4は、マイコン20による接触の有無の判定方法を示すフローチャートである。
上述のように信号S3の周波数は、検出対象となっているタッチ部10の接触の有無に応じて変化するため、一定期間内に発生するパルス数も、接触の有無に応じて変化する。具体的には、接触時の発振周波数fは、非接触時のそれに比べて低くなる。そこでまずマイコン20は、制御信号S1がアサートされる検出期間Tdに入力される入力信号S3のパルス数をカウントする(S100)。また検出期間Tdはたとえば1msである。このカウント処理は、マイコン20に内蔵されるダウンカウンタを用いて実行される。この場合、接触時のカウント値は、非接触時のカウント値よりも原理的に大きくなるはずである。反対にアップカウンタを用いた場合、数値の大小関係が逆となる。
続いてマイコン20は、各発振器12の過去n(nは2以上の整数、たとえば4)回分の平均値を算出する(S102)。
そして、最新のカウント値と過去n回の平均値の差分を、所定のしきい値と比較する(S104)。その結果、最新のカウント値が平均値より大きければ接触有りと(S104のY)、小さければ接触無し(S104のN)と判定する。そして検出対象のタッチ部10の番号jをインクリメントし、同様の処理を行う。
以上が車両室内灯用スイッチ100の動作である。この車両室内灯用スイッチ100の利点は、従来技術との対比によって明確となる。すなわち従来では、複数の発振器ごとに、専用の検出ICを設けていた。そして各検出ICは、対応する発振器からのパルス信号のパルス数を、リファレンス用の発振器からの基準クロックのパルス数と比較することで、接触の有無を判定していた。
これに対して図1の車両室内灯用スイッチ100によれば、単一のマイコン20(パルスカウンタ)によって、複数の発振器12〜12からの出力信号S2〜S2をカウントすることが可能となる。このマイコン20は、少なくともパルス信号(出力信号S2)の個数をカウントする機能と、制御信号S1を時分割的に順にアサートする機能、および簡単な四則演算を行う機能を有していればよいため、汎用マイコンを利用できる。したがって従来のように専用の検出ICを用いる必要がないため、コスト、消費電力の観点で優れている。
さらに実施の形態では、接触の有無を判定する手法として移動平均を用いている。各発振器の発振周波数は、接触の有無のみでなく、温度や電源電圧、周囲の浮遊容量等の影響を受ける。したがって従来のように一定の周波数の基準クロックとの比較では、判定の結果の精度がそれらの影響を受ける場合があった。これに対して図1の車両室内灯用スイッチ100では、過去の周波数(パルス数)と現在の周波数(パルス数)の相対比較を行うため、判定結果が温度変動や電源電圧変動の影響を受けにくいという利点を有する。
また実施の形態に係る車両室内灯用スイッチ100によれば、タッピング操作あるいはロングタッチ操作による調光が可能となる。調光機能に関して、マイコン20によるわずかな演算、信号処理が必要となるが、ハードウェア的な増大は実質的にゼロであるため、低コスト、低消費電力で柔軟に室内灯の輝度を調節できる。
実施の形態では、タッチ部10〜10を室内灯のオンオフ制御用に、タッチ部10、10を調光制御用に割り当てたが、本発明はこれには限定されず、タッチ部10〜10を、オンオフ制御用および調光制御用のスイッチとして利用してもよい。この場合のマイコン制御を、図2(a)、(b)を参照して説明する。
図2(a)のようにタッピングによる調光を行う場合には、タッチ部10〜10に対する接触の間隔が所定時間t1より短いときにタッピングとして判定し、接触の間隔が所定時間t1より長いときには、消灯操作として扱えばよい。
図2(b)のようにロングタッチによる調光を行う場合も同様であり、点灯した状態において、前回のロングタッチから所定時間t1経過後以降のタッチ30を、消灯操作として扱えばよい。
オンオフ制御用のタッチ部10と調光制御用のタッチ部10を共有することにより、回路面積、部品点数を削減できるため、コスト、消費電力をさらに低減することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
R1…帰還抵抗、C1…キャパシタ、G1…シュミットNANDゲート、S1…制御信号、R2…プルアップ抵抗、S2,S3…出力信号、10…タッチ部、12…発振器、14…選択回路、20…マイコン、100…車両室内灯用スイッチ。

Claims (1)

  1. ユーザの接触に応じてその静電容量が変化する複数のタッチ部と、
    前記複数のタッチ部ごとに設けられ、それぞれがアクティブ、非アクティブが切りかえ可能であるとともに、対応する前記タッチ部の前記静電容量に応じた周波数で発振する、複数の発振器と、
    前記複数の発振器それぞれの出力信号を受け、そのうちの発振した信号を出力する選択回路と、
    前記複数の発振器を順にアクティブとするとともに、前記選択回路の出力信号を受ける入力端子を有し、当該入力端子に入力された信号の周波数に応じて、前記複数のタッチ部に対する接触の有無を判定し、その接触の有無に応じて点消灯信号を出力するマイコンと、
    を備え、
    前記マイコンは所定時間内に前記タッチ部に対する接触有りを複数回判定したときに光量変更信号を出力することを特徴とする車両室内灯用。
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