JP4844460B2 - 電子式スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、負荷への電力供給を制御する電子式スイッチに関するものである。
従来、廊下や階段などに設置されて、廊下灯や階段灯などの照明等の負荷への電力供給を入切にするために使用される機械式スイッチが知られている。しかしながら、このような機械式スイッチでは、負荷への電源供給を入/切しているだけなので、負荷の点灯出力は時間帯に関係なく常に略一定であった。従って、深夜にトイレなどに行くために起きた場合に、機械式スイッチを用いて廊下灯や階段灯あるいはトイレ内の負荷を点灯させると、これらの負荷が全点灯されるため、目が眩んだり、覚醒して寝付きが悪くなったりするという問題がある。
そこで、単なる負荷の点灯・消灯に限らず、負荷の点灯出力を減光させる調光制御などの機能を付加した電子式スイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。さらには、深夜帯などの所定の時間帯のみ、負荷を調光制御して減光点灯させる技術も提案されている。
ここでは、一般的に普及している3路配線に対応可能とした電子式スイッチの一例を図8に従って説明する。
図8にて示される負荷制御回路は、3路配線に対応すべく、電子式スイッチよりなるスイッチ親器60及びスイッチ子器70はそれぞれ3つの端子S11〜S13,S14〜S16を有しており、各端子S11,S12及び端子S14,S15を以て、交流電源51及び負荷52を配する主電流配線ML11が構成されている。スイッチ親器60内の主電流配線ML11上にはトライアックTRC11が配置されており、該トライアックTRC11は、該スイッチ親器60内に統括制御のために備えられるマイコン62の制御の下、電源回路/制御回路61を通じてオン・オフされる。また、この電源回路/制御回路61は、マイコン62等、スイッチ親器60で必要となる低圧の直流動作電源を交流電源51から生成している。ここで生成された直流動作電源の高電位電源Vccは、マイコンバックアップ用の電解コンデンサC11に充電される。そして、電解コンデンサC11の充電電圧が高電位電源Vccとしてマイコン12に供給される。
また、スイッチ親器60及びスイッチ子器70内には、主電流配線ML11から分岐される分岐配線BL11がそれぞれ設けられ、スイッチ親器60及びスイッチ子器70の端子S13,S16を介して互いに接続されている。スイッチ子器70内の分岐配線BL11上には、該スイッチ子器70にて負荷52の点灯・消灯を行うべく設けられる操作スイッチ71が配置されている。スイッチ親器60内の分岐配線BL11上には、ダイオードD60,D61、トランジスタQ62等からなる入力回路63が配置されている。この入力回路63がマイコン62の入力ポートに接続され、この入力ポートにてスイッチ子器70の操作スイッチ71の操作が検知される。マイコン62には、負荷52の点灯・消灯を行うべく操作スイッチ64、負荷2を減光点灯させる時間帯(調光時間帯)を設定するための調光時間帯設定ボリューム66及び調光時間帯における調光レベルを設定するための調光レベル設定ボリューム67が接続されている。
この種のスイッチ親器60では、ユーザにより調光レベル設定ボリューム67が回転操作されると、その調光レベル設定ボリューム67を構成する可変抵抗器VR11の抵抗値が変化して、その抵抗値に応じた電圧値がマイコン62に入力される。マイコン62は、入力される電圧値に応じて、上記トライアックTRC11をオンさせる位相角を制御して、負荷52を減光点灯させる。
また、このスイッチ親器60では、ユーザにより調光時間帯設定ボリューム66が回転操作されると、その調光時間帯設定ボリューム66を構成する可変抵抗器VR12の抵抗値が変化して、その抵抗値に応じた電圧値がマイコン62に入力される。マイコン62では、調光時間帯設定ボリューム66の設定入力を監視しており、調光時間帯設定ボリューム66の回転操作が行われて設定値(電圧値)の入力が完了すると、その時の時刻を調光時間帯の開始時刻に設定する。さらに、マイコン62は、調光時間帯設定ボリューム66の設定位置によって調光時間帯の時間幅を例えば4〜8時間まで1時間おきに設定する。調光時間帯設定ボリューム66を用いて調光時間帯が一旦設定されると、マイコン62は内蔵のRAM62aに調光時間帯の開始時刻と時間幅を書き込む。そして、この設定以降はRAM62aに設定された調光時間帯において、操作スイッチ64,71の何れかの押操作によりオン操作されると、上記調光レベル設定ボリューム67により設定される調光レベルにて負荷2が減光点灯されるようになる。従って、深夜にトイレなどに起きたユーザがスイッチ親器60あるいはスイッチ子器70を用いて負荷52を点灯させたとしても、負荷52が全点灯よりも暗い調光レベルにて減光点灯されるため、ユーザが眩しいと感じたり、完全に目が覚めて寝付きが悪くなったりすることを低減できる。
特開平9−45175号公報
ところで、例えば交流電源51の供給が継続的に停止される停電が発生すると、とくに可変抵抗器VR11,VR12により構成される調光時間帯設定ボリューム66や調光レベル設定ボリューム67によって多大な消費電流が流れるため、電解コンデンサC11に蓄積された電荷が短時間で放電されてしまう。この電解コンデンサC11に蓄積された電荷が全て放電されてしまうと、マイコン62に直流動作電源が供給されなくなるため、マイコン62のRAM62aに格納された調光時間帯の設定が保持できなくなる。そのため、停電終了から通常動作に復帰後に、再度調光時間帯設定ボリューム66により調光時間帯を設定する必要があり、手間がかかるという問題がある。これについては、電解コンデンサC11の容量を増大させることにより、停電時におけるバックアップ時間を所望の時間だけ確保することができる。しかし、電解コンデンサC11の容量を増大させると、電解コンデンサC11のチップにおける専有面積が著しく増大することになるため、スイッチ親器60が大型化するという新たな問題が生じる。
なお、これら調光時間帯設定ボリューム66及び調光レベル設定ボリューム67における消費電流は、交流電源51が供給されている通常動作時にも流れており、この消費電流がスイッチ親器60全体の消費電力を増大化させるという問題がある。
また、マイコン62は、負荷52の消灯時に、トランジスタQ63、ダイオードD62等を介してスイッチ子器70の発光ダイオード72を発光させて、ユーザにスイッチ子器70の位置や負荷52の電源供給状態の通知を行っている。しかしながら、この発光ダイオード72を発光させるときに無駄な消費電流が流れるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、消費電流を低減することのできる電子式スイッチを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、スイッチ操作に応じて交流電源から負荷への電源供給を制御する電子式スイッチであって、前記交流電源から直流動作電源を生成する電源回路と、前記直流動作電源の高電位電源あるいは低電位電源の電源電位と接続される可変抵抗器と、前記可変抵抗器と接続され、前記可変抵抗器に供給する電位を前記高電位電源及び前記低電位電源に切替可能な出力電位切替部と、前記可変抵抗器の抵抗値を可変させるための可変操作部と、前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号が入力される制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記交流電源から供給される交流電圧値に基づき、前記出力電位切替部の電位を前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に切替設定することを要旨とする。
この構成によれば、例えば可変抵抗器の抵抗値により消費電流が流れることになる停電時などにおいて、出力電位切替部の電位を、可変抵抗器に接続される電源電位と同電位となるように設定することにより、可変抵抗器の両端に電位差がなくなるため、その可変抵抗器に消費電流が流れることを抑制することができる。従って、電子式スイッチ全体の消費電流を低減することができ、ひいては電子式スイッチの低消費電力化を実現することができる。なお、可変抵抗器は、一つに限らず、複数個以上設けるようにしてもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子式スイッチにおいて、前記交流電源の供給が継続的に停止される停電を検出するための停電検出回路を備え、前記制御手段は、前記停電検出回路から前記停電を検出したことを示す停電検出信号が入力されたときに、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に設定することを要旨とする。
この構成によれば、停電時において、可変抵抗器の両端の電位差をなくすことができるため、可変抵抗器に消費電流が流れることを抑制することができる。これにより、停電時における電子式スイッチ全体の消費電流を低減することができる。さらに、このように停電時における電子式スイッチの消費電流が低減されると、バックアップ用の電解コンデンサの容量を増大させることなく、バックアップ時間を長時間確保することができるため、電子式スイッチの小型化を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子式スイッチにおいて、前記停電検出回路は、前記交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路からなり、前記制御手段は、前記ゼロクロス検出回路から一定の周期で入力される所定レベルの信号をゼロクロス信号と判定し、前記ゼロクロス検出回路から前記一定の周期とは関係なく入力される前記所定レベルの信号を前記停電検出信号と判定することを要旨とする。
この構成によれば、従来の電子式スイッチに元々備えられているゼロクロス検出回路により停電が検出される。従って、回路規模を増大させることなく、停電を検出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子式スイッチにおいて、前記制御手段は、前記ゼロクロス検出回路から前記ゼロクロス信号の有するパルス幅よりも長い前記所定レベルの信号が入力されたとき、該所定レベルの信号を前記停電検出信号と判定することを要旨とする。
この構成によれば、停電検出信号となる所定レベルの信号が、偶然にもゼロクロス信号の一定の周期で制御手段に入力されたとしても、ゼロクロス信号の有するパルス幅よりも長く入力されたときに、その所定レベルの信号を停電検出信号と確実に判定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子式スイッチにおいて、前記制御手段は、前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号を取り込む取り込み期間を含む所定期間において、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と異なる電位に設定するとともに、前記所定期間以外の期間において、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に設定することを要旨とする。
この構成によれば、可変抵抗器の抵抗値に応じた信号を取り込むために可変抵抗器の両端に電位差が必要な所定期間においてのみ、可変抵抗器の両端に高電位電源と低電位電源とが供給される。また、上記所定期間以外の期間においては、可変抵抗器の両端の電位差がなくなるように、出力電位切替部の電位が設定されるため、その期間における可変抵抗器による消費電流を低減できる。すなわち、取り込み期間において可変抵抗器の抵抗値に応じた所望の信号を取り込むことができるとともに、交流電源が供給される通常動作時における電子式スイッチ全体の消費電流を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子式スイッチにおいて、前記所定期間は、前記取り込み期間の開始時刻よりも所定時間前の時刻から開始されることを要旨とする。
この構成によれば、取り込み期間よりも前に、可変抵抗器の両端に電位差を生じさせることができるため、制御手段が取り込み期間において可変抵抗器の抵抗値に応じた信号をより確実に取り込むことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子式スイッチにおいて、前記可変抵抗器は、前記負荷の調光レベルを設定するためのものであり、前記所定期間は、ゼロクロス確定時刻よりも所定時間前の時刻から開始され、前記制御手段は、前記取り込み期間において取り込む前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号に基づき、前記負荷に供給する電力量を制御することを特徴とすることを要旨とする。
通常、制御手段が調光レベルを設定するための可変抵抗器からの信号を取り込む取り込み期間は、ゼロクロス確定時刻から100μs程度の微小時間経過後に開始される。従って、上記構成のようにゼロクロス確定時刻よりも前に、可変抵抗器の両端に電位差を生じさせるようにすれば、制御手段が取り込み期間において可変抵抗器の抵抗値に応じた信号をより確実に取り込むことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の電子式スイッチにおいて、前記交流電源、前記負荷、スイッチ子器と主電流配線にて直列接続されるスイッチ親器であることを要旨とする。
この構成によれば、一般に普及している3路配線に対応した電子式スイッチの消費電流を低減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電子式スイッチにおいて、前記制御手段は、前記スイッチ子器に備えられた発光ダイオードを発光させる発光期間内において前記交流電源の半波整流電流が前記発光ダイオードに供給される期間に、前記発光ダイオードを発光させるべく発光制御信号を該発光ダイオードに出力するとともに、前記発光期間内において前記発光ダイオードに前記交流電源が供給されない期間に、前記発光ダイオードの発光を停止させるべく発光停止制御信号を該発光ダイオードに出力することを要旨とする。
この構成によれば、発光期間において発光ダイオードに交流電源が供給されない期間に、発光ダイオードに発光停止制御信号が出力されるため、その期間において発光制御信号が出力されることにより従来無駄に流れていた消費電流を低減することができる。また、発光ダイオードに交流電源の半波整流電流が発光ダイオードに供給される期間には、発光ダイオードに発光制御信号が出力されるため、発光ダイオードの発光出力を下げることなく、電子式スイッチの消費電力を低減することができる。
従って、請求項1〜に記載の発明によれば、消費電流を低減することのできる電子式スイッチを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。本発明に係る電子式スイッチ(スイッチ親器)は、例えば廊下や階段に設置された廊下灯や階段灯などの照明負荷への電力供給を制御するために使用されるものであり、1日の内で予め設定された時間帯(調光時間帯:例えば深夜帯など)ではオン操作に応じて照明負荷を減光点灯させ、それ以外の時間帯ではオン操作に応じて照明負荷を全点灯させる機能を備えている。図1は、本実施形態のスイッチ親器を備える負荷制御回路を示す。
図1に示すように、本実施形態の負荷制御回路は、商用交流電源等の交流電源1と、交流電流方式の白熱灯等の照明である負荷2と、スイッチ親器10と、スイッチ子器20とが直列に接続されて構成されている。負荷制御回路は、スイッチ親器10又はスイッチ子器20のユーザによるスイッチ操作(押操作)に応じて負荷2への交流電源1の供給を制御する。スイッチ親器10及びスイッチ子器20は、3路配線に対応すべくそれぞれ端子S1〜S3及び端子S4〜S6を有しており、交流電源1及び負荷2が配置された負荷制御回路の主電流が流れる主電流配線ML1が各端子S1,S2,S4,S5を通過して構成されている。
スイッチ子器20は、端子S4,S5間に主電流配線ML1の一部が構成されるとともに、端子S5から端子S6に向けて主電流配線ML1から分岐された分岐配線BL1の一部が構成されている。スイッチ子器20の端子S5,S6間(分岐配線BL1)には、常開型の押しボタンスイッチよりなる操作スイッチ21が配置されるとともに、この操作スイッチ21に対して並列に、位置表示用の発光ダイオード22、抵抗R20及びダイオードD20の直列回路が配置されている。
操作スイッチ21の操作前に負荷2へ交流電源1が供給されて負荷2がオン(点灯)状態の場合、該スイッチ21の押操作は負荷2への電源供給を停止して負荷2をオフ(消灯)させること(オフ操作)を意味する。一方、操作スイッチ21の操作前に負荷2へ交流電源1の供給が停止されてオフ状態の場合、該スイッチ21の押操作は負荷2への電源供給を開始して負荷2をオンさせること(オン操作)を意味する。この操作スイッチ21、すなわちスイッチ子器20の操作による負荷2への電源供給状態の切り替え要求は、上記スイッチ親器10で検出され、スイッチ親器10にて電源供給の制御が行われる。
発光ダイオード22は、負荷2への電源供給が停止されてオフ状態となっている場合に発光することで、ユーザにスイッチ子器20の位置や負荷2の電源供給状態を通知するために設けられている。発光ダイオード22の発光制御は、端子S6を介して接続されたスイッチ親器10の動作に基づいて行われる。
一方、スイッチ親器10は、端子S1,S2間に主電流配線ML1の一部が構成されるとともに、端子S2から端子S3に向けて主電流配線ML1から分岐された分岐配線BL1の一部が構成されている。そして、スイッチ親器10の端子S1,S2がスイッチ子器20の端子S4,S5とそれぞれ接続されることで、交流電源1、負荷2、スイッチ親器10及びスイッチ子器20が直列に接続される主電流配線ML1が構成される。また、スイッチ親器10の端子S3がスイッチ子器20の端子S6と接続されることで、主電流配線ML1から分岐する分岐配線BL1がスイッチ親器10及びスイッチ子器20に跨って構成される。
スイッチ親器10は、主電流配線ML1上に配置されるトライアックTRC1と、端子S1,S2より入力される交流電源1から直流動作電源を生成する電源回路11と、負荷制御回路を統括的に制御するマイクロコンピュータ(マイコン)12とを備える電子式スイッチである。また、スイッチ親器10は、負荷2の点灯・消灯操作を行うための操作スイッチ14と、負荷2が消灯しているときに発光する発光ダイオード15と、負荷2を減光点灯させる時間帯(調光時間帯)を設定するための調光時間帯設定ボリューム16(調光時間帯設定部)と、調光時間帯における負荷2の調光レベルを設定するための調光レベル設定ボリューム17とを備えている。
トライアックTRC1は、2個のサイリスタを逆並列に接続し、双方向に電流を流せるようにした半導体素子であり、端子S1,S2間にアノード、カソードで主電流配線ML1に対して直列接続されている。また、トライアックTRC1のゲートには、マイコン12(制御手段)の出力ポートPo1が接続されている。
電源回路11は、端子S1,S2を介して供給される交流電圧を整流する整流回路11aと、整流回路11aの整流電圧から直流動作電源を生成するスイッチング電源11bとを備えている。ここで生成された直流動作電源の高電位電源Vccは、マイコンバックアップ用の電解コンデンサC1に充電される。そして、電解コンデンサC1の充電電圧が高電位電源Vccとしてマイコン12に供給されている。なお、スイッチング電源11bは、生成した直流動作電源の低電位電源Vssをマイコン12に供給している。
整流回路11aの直流出力端子には、交流電源1のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路18(停電検出回路)が接続されている。このゼロクロス検出回路18は、整流回路11aの直流出力端子に接続されている抵抗R10,R11の分圧回路と、抵抗R11の両端に並列接続されたノイズ防止用のコンデンサC10と、抵抗R11とコンデンサC10の並列回路の電位がベース・エミッタ間に印加されるトランジスタQ1とを備えている。このトランジスタQ1のエミッタは接地されており、コレクタは抵抗R12を介して高電位電源Vccにプルアップされている。トランジスタQ1のコレクタ(ゼロクロス検出回路18の出力端子)は、マイコン12のゼロクロス信号検出用の入力ポートPi1に接続されている。
整流回路11aの出力電圧がゼロクロス付近以外では、抵抗R10,R11の分圧回路からトランジスタQ1のベースに与えられるバイアスによりトランジスタQ1がオンするため、マイコン12の入力ポートPi1にLレベルの信号が入力される。一方、整流回路11aの出力電圧がゼロクロス付近では、抵抗R10,R11の分圧回路からトランジスタQ1へのバイアスが小さくなり、トランジスタQ1がオフするため、マイコン12の入力ポートPi1にHレベル(所定レベル)の信号が入力される。ここで、交流電源1の周期は一定であるため、このHレベルの信号も一定の周期で入力ポートPi1に入力される。そして、マイコン12は、この一定の周期で入力されるHレベルの信号をゼロクロス信号CZ(図3参照)と判定する。また、停電により交流電源1からの交流電圧の供給が停止されると、トランジスタQ1がオフされるため、停電開始から停電終了までの間、マイコン12の入力ポートPi1にHレベル(所定レベル)の信号が入力される。マイコン12は、該マイコン12の入力ポートPi1に、上記一定の周期に関係なく入力されるHレベルの信号を停電検出信号DS(図3参照)と判定する。なお、この停電検出信号DSは、所定期間(停電開始から停電終了までの期間)連続して入力ポートPi1に入力される。
スイッチ親器10は、分岐配線BL1の端子S2側から流れる電流が抵抗R13及びダイオードD10を介してベース電流としてベースに入力されてオン・オフ制御されるトランジスタQ2を備えている。このトランジスタQ2のエミッタは接地されており、コレクタは抵抗R14を介して高電位電源Vccにプルアップされている。トランジスタQ2のコレクタは、マイコン12の子器検知用の入力ポートPi2に接続されている。なお、抵抗R13は、ダイオードD11を介して端子S3に接続されている。
マイコン12は、ユーザによりスイッチ子器20の操作スイッチ21が押操作された場合、現在の負荷2への交流電源1からの電源供給状態に基づき、該操作スイッチ21の押操作が、負荷2への電源供給の開始を要求しているのか、負荷2への電源供給の停止を要求しているのかを判定する。そして、マイコン12は、判定結果に応じて出力ポートPo1を制御して、トライアックTRC1のゲートに駆動信号を供給、または駆動信号の供給停止をすることで、トライアックTRC1のアノード、カソード間を導通、または導通を停止させる。これにより、負荷2が全点灯、または消灯される。また、マイコン12は、調光時間帯に操作スイッチ21の押操作によるオン操作が行われた場合には、調光レベル設定ボリューム17により設定される調光レベルに応じて、上記入力ポートPi1にて検出されるゼロクロス信号を基点にして駆動信号の供給タイミングを制御(位相制御)してトライアックTRC1を導通させる。これらにより、スイッチ子器20の操作に応じて、負荷2への交流電源1からの電源供給が制御される。なお、スイッチ子器20の操作スイッチ21がユーザにより押操作されると、入力ポートPi2の電圧値が周期的な電圧値から一定の電圧値に変化するため、マイコン12は、スイッチ子器20の操作スイッチ21の操作を検知することができる。
また、マイコン12は、スイッチ子器20が備える発光ダイオード22の発光を制御する。詳しくは、マイコン12の出力ポートPo2は、抵抗R15を介してトランジスタQ3のベースに接続されている。このトランジスタQ3は、エミッタが接地されており、コレクタがダイオードD12を介して端子S3に接続されている。そして、マイコン12は、負荷2をオン状態とするように負荷2に電源を供給している場合には、出力ポートPo2からLレベルの信号を出力して発光ダイオード22の発光を停止させる。また、マイコン12は、負荷2をオフ状態とするように負荷2への電源の供給を停止している場合には、出力ポートPo2からHレベルの信号を出力してトランジスタQ3をオンさせて、交流電源の片方向の半波整流波を発光ダイオード22に流すよう制御して発光させる。なお、このとき発光ダイオード22には微少な電流しか流れないため、負荷2は点灯しない。
常開型の押しボタンスイッチよりなる操作スイッチ14は、マイコン12の親器検知用の入力ポートPi3に接続されている。また、操作スイッチ14は、その一端が接地されるとともに、その他端が抵抗R16を介して高電位電源Vccに接続されている。この操作スイッチ14を押操作すると、負荷2が点灯・消灯される。
マイコン12は、ユーザにより操作スイッチ14が押操作された場合、現在の負荷2への交流電源1からの電源供給状態に基づき、該操作スイッチ14の押操作が、負荷2への電源供給の開始を要求(オン操作)しているのか、負荷2への電源供給の停止を要求(オフ操作)しているのかを判定する。そして、マイコン12は、判定結果に応じて出力ポートPo1を制御して、トライアックTRC1のゲートに駆動信号を供給、または駆動信号の供給停止をすることで、トライアックTRC1のアノード、カソード間を導通、または導通を停止させる。これにより、負荷2が点灯、または消灯される。また、マイコン12は、調光時間帯に操作スイッチ14の押操作によるオン操作が行われた場合には、調光レベル設定ボリューム17により設定される調光レベルに応じて、上記入力ポートPi1にて検出されるゼロクロス信号を基点にして駆動信号の供給タイミングを制御(位相制御)してトライアックTRC1を導通させる。これらにより、スイッチ親器10の操作に応じて、負荷2への交流電源1からの電源供給が制御される。なお、操作スイッチ14がユーザにより押操作されると、入力ポートPi3に入力される信号がHレベルからLレベルに変化するため、マイコン12は、操作スイッチ14の押操作を検知することができる。
マイコン12は、負荷2への電源供給を停止してオフ状態としている場合には、当該マイコン12の出力ポートPo3に接続されている発光ダイオード15を発光させて、ユーザにスイッチ親器10の位置や負荷2の電源供給状態の通知を行っている。
マイコン12には、1日の内で負荷2を減光点灯させる調光時間帯を設定するための調光時間帯設定ボリューム16の設定値が入力される。詳しくは、調光時間帯設定ボリューム16はロータリ式の可変抵抗器VR1からなっており、その可変抵抗器VR1は高電位電源Vccとマイコン12のH/L切替用の出力ポートPo4との間に接続されている。この調光時間帯設定ボリューム16がユーザにより回転操作されると、高電位電源Vccを分圧する分圧点が移動する。そして、この調光時間帯設定ボリューム16の設定位置に応じて設定される分圧点の電圧値(設定値)が、マイコン12のA/D変換用の入力ポートPi4に入力される。
マイコン12では、調光時間帯設定ボリューム16の設定入力を監視しており、調光時間帯設定ボリューム16の設定操作が行われて設定値の入力が完了すると、その時の時刻を調光時間帯の開始時刻に設定する。さらに、マイコン12は、調光時間帯設定ボリューム16の設定位置によって調光時間帯の時間幅を例えば4〜8時間まで1時間おきに設定する。調光時間帯設定ボリューム16を用いて調光時間帯が一旦設定されると、マイコン12は内蔵のRAM12aに調光時間帯の開始時刻と時間幅を書き込む。そして、この設定以降はRAM12aに設定された調光時間帯において、操作スイッチ14,21の何れかの押操作によりオン操作されると、調光レベル設定ボリューム17により設定される調光レベルにて負荷2が減光点灯されるようになる。
調光レベル設定ボリューム17はロータリ式の可変抵抗器VR2からなっており、その可変抵抗器VR2は高電位電源Vccとマイコン12のH/L切替用の出力ポートPo5との間に接続されている。この調光レベル設定ボリューム17がユーザにより回転操作されると、高電位電源Vccを分圧する分圧点が移動する。そして、この調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じて設定される分圧点の電圧値(設定値)が、マイコン12のA/D変換用の入力ポートPi5に入力される。
マイコン12では、調光レベル設定ボリューム17からの設定入力を監視している。詳しくは、マイコン12では、負荷2を点灯(全点灯あるいは減光点灯)するときに、入力ポートPi1におけるゼロクロス信号によりゼロクロスが確定された後に、調光レベル設定ボリューム17からの設定値(電圧値)を取り込むようになっている。ここでは、入力ポートPi1におけるゼロクロス信号の立ち下がりによってゼロクロスが確定される。そして、マイコン12は、調光レベル設定ボリューム17からの設定値に応じて、上記トライアックTRC1を導通させる位相角を、上記ゼロクロス信号を基点にして制御することにより、負荷2に供給される電力量を制御する。これにより、マイコン12は、調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じて、調光時間帯における負荷2の調光レベルを例えば20%から100%までの任意の範囲の調光レベルに設定する。
マイコン12は、出力電位切替部としての出力ポートPo4,Po5の電位の切替を制御する。詳しくは、マイコン12は、交流電源1が供給されている通常動作時には、出力ポートPo4,Po5の電位を低電位電源Vssレベル(Lレベル)に設定する。一方、マイコン12は、交流電源1の供給が継続的に停止される停電時には、出力ポートPo4,Po5の電位をLレベルから高電位電源レベル(Hレベル)に切り替える。
次に、本実施形態のスイッチ親器10の構造を図2に従って説明する。
図2(a)に示すように、スイッチ親器10は、一般的な壁付けスイッチと同等に正面視で長方形状をしており、例えば室内に取付けられる。スイッチ親器10は、スイッチ本体部30と、該本体部30に対して図2(b)において左側に開くように開閉可能に取着されたハンドルカバー31とを備えている。スイッチ本体部30には、その裏面側にトライアックTRC1、電源回路11、マイコン12等が収容された回路収容部32が備えられている。
スイッチ本体部30において、ハンドルカバー31にて覆われる部分自体が常開型の上記操作スイッチ(操作ハンドル)14として構成されている。この操作スイッチ14は、上述したように、負荷2を点灯又は消灯させるべくユーザにより押操作される。なお、負荷2の消灯時には、スイッチ本体部30に設けられた発光ダイオード15よりなる表示ランプが点灯する。
また、スイッチ本体部30のハンドルカバー31を開けた部分には、その下側に調光時間帯設定ボリューム16(可変操作部)が設けられるとともに、その上側に調光レベル設定ボリューム17(可変操作部)が設けられている。なお、操作ハンドル14には、調光時間帯設定ボリューム16の周部に該調光時間帯設定ボリューム16の設定位置を示す複数の目盛りと、各々の設定位置に対応した時間幅や動作状態を示す文字及び数字(例えば、「切」、「4」、「5」、・・・、「8」、「連続」など)が印刷などによって表示されている。また、操作ハンドル14には、調光レベル設定ボリューム17の周部に該調光レベル設定ボリューム17の回転範囲を示す目盛りと、回転範囲の両端位置における調光レベルを示す文字(「20%」、「100%」)が印刷などによって表示されている。
ここで、調光時間帯設定ボリューム16を「4」、「5」、・・・、「8」の位置に切り替えると、調光時間帯が調光時間帯設定ボリューム16を切り替えた時刻から、4時間、5時間、・・・、8時間にそれぞれ設定される。また、調光時間帯設定ボリューム16を「切」の位置に切り替えると、負荷2が時間帯に関係なく常に全点灯状態で点灯又は消灯されるようになり、「連続」の位置に切り替えると、負荷2が時間帯に関係なく常に減光点灯又は消灯されるようになる。一方、調光レベル設定ボリューム17を所定の位置(設定位置)に回転操作させることで、調光時間帯における負荷2の調光レベルが20%〜100%の範囲で所望の調光レベルに設定される。
ここで、ハンドルカバー31を開けた状態では、調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17が露出するので、一般のユーザでも調光時間帯の設定操作を容易に行える。一方、調光時間帯の設定時以外は調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17をハンドルカバー31で覆うことにより、不用意に調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17が操作されて、それぞれの設定が変更されるのを防止できる。さらに、ハンドルカバー31を閉じると、調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17がハンドルカバー31によって覆われ、スイッチ親器10の外観が他のスイッチの外観と同様の外観になるので、室内のデザイン性を高めることができ、またハンドルカバー31の前面全体が操作面となるので、操作面を広げることで操作性を向上させることができる。
次に、このように構成された負荷制御回路におけるスイッチ親器10のマイコン12の停電時の動作について図3及び図4に従って説明する。ここでは、マイコン12におけるH/L切替用の出力ポートPo4,Po5の制御について詳述する。
図4に示すように、従来のスイッチ親器60では、停電が発生すると、高電位電源Vccと低電位電源Vssとの間に接続された可変抵抗器VR11,VR12の両端に電位差があるため、これら可変抵抗器VR11,VR12の抵抗分によりそれぞれ消費電流Ic1,Ic2が流れる。例えば、高電位電源Vccが5V、可変抵抗器VR1,VR2の抵抗が100kΩの場合には、消費電流Ic1,Ic2はそれぞれ0.05mAになる。このように停電時において、これら調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17等の各ボリュームにより大きな消費電流が流れるため、停電後の所定時間、マイコンバックアップ用の電解コンデンサC11からの直流動作電源の供給を継続させるためには、電解コンデンサC11の容量を大きくする必要がある。しかし、電解コンデンサC11の容量を大きくすると、その電解コンデンサのチップにおける専有面積が自ずと増大するため、スイッチ親器60が大型化するという問題があることは前述した。
そこで、本実施形態のスイッチ親器10では、可変抵抗器VR1,VR2を接地するのではなく、マイコン12のH/L切替用の出力ポートPo4,Po5にそれぞれ接続するようにした。そして、マイコン12は、停電時に、出力ポートPo4,Po5の電位を、可変抵抗器VR1,VR2に接続された電源電位と同一の高電位電源Vccレベルに設定することで、可変抵抗器VR1,VR2の両端の電位差をなくして、可変抵抗器VR1,VR2に消費電流が流れるのを抑制するようにしている。
図3に示す通常動作時では、一定周期の交流電源1が電源回路11に供給されており、ゼロクロス検出回路18内のトランジスタQ1が周期的にオン・オフされる。これにより、図3に示すように、通常動作時では、マイコン12の入力ポートPi1に、一定の周期でゼロクロス信号CZとしてHレベルの信号が入力される。
時刻t1において、停電が発生すると、交流電源1の供給が継続的に停止される。すると、ゼロクロス検出回路18内のトランジスタQ1が停電中常時オフされるため、マイコン12の入力ポートPi1には、停電検出信号DSとしてのHレベルの信号が入力されることになる。ここで入力されるHレベルの信号は、通常動作時のゼロクロス信号CZにおける一定の周期とは関係なく入力される。マイコン12は、このように一定の周期とは関係なく入力されるHレベルの信号を停電検出信号DSと判定し停電が発生したと判定して、出力ポートPo4,Po5の電位を高電位電源Vccレベルに設定する。これにより、前述したように、可変抵抗器VR1,VR2の両端の電位差がなくなるため、可変抵抗器VR1,VR2に消費電流が流れるのを抑制することができる。なお、偶然にも一定の周期と同じタイミングで停電検出信号DSとしてのHレベル信号が入力ポートPi1に入力されたとしても、この停電検出信号DSは、停電開始から停電終了までのパルス幅を有するHレベル信号であるため、ゼロクロス信号CZの有する所定のパルス幅以上のHレベル信号が検出された時点でマイコン12が停電検出信号DSであることを判定できる。
次に、時刻t2において、停電から通常動作に復帰すると、交流電源1の供給が再開される。すると、ゼロクロス検出回路18内のトランジスタQ1がオンされるため、マイコン12の入力ポートPi1には、Lレベルの信号が入力されることになる。マイコン12は、入力ポートPi1にLレベルの信号が入力されると、通常動作に復帰したと判定して、出力ポートPo4,Po5の電位を、可変抵抗器VR1,VR2に接続された電源電位と異なる低電位電源Vssレベルに設定する。これにより、停電前と同様の通常動作に戻る。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)マイコン12は、交流電源1から供給される交流電圧値に基づき、出力ポートPo4,Po5の電位を切替設定するようにした。詳しくは、マイコン12は、ゼロクロス検出回路18からの停電検出信号DSを検出すると、出力ポートPo4,Po5の電位を、可変抵抗器VR1,VR2に接続される電源電位(本例では、高電位電源Vcc)と同電位である高電位電源Vccレベルに設定するようにした。これにより、可変抵抗器VR1,VR2の両端に電位差がなくなるため、その可変抵抗器VR1,VR2に消費電流が流れることを抑制することができる。従って、スイッチ親器10全体の消費電流を低減することができ、ひいてはスイッチ親器10の低消費電力化を実現することができる。
さらに、このように停電時におけるスイッチ親器10の消費電流が低減されると、バックアップ用の電解コンデンサC1の容量を増大させることなく、停電時におけるバックアップ時間を長時間確保することができる。従って、停電時におけるバックアップ時間を長時間確保しつつも、スイッチ親器10の小型化を実現することができる。
(2)停電検出回路をゼロクロス検出回路により構成した。このゼロクロス検出回路は、図示は省略したが、従来のスイッチ親器60にも備えられている回路である。従って、スイッチ親器10内の回路規模を増大させることなく、確実に停電を検出することができる。
(3)マイコン12は、ゼロクロス信号CZの有する所定のパルス幅よりも長いHレベルの信号が入力ポートPi1に入力されると、そのHレベルの信号を停電検出信号DSと判定する。これにより、偶然にもゼロクロス信号CZの一定の周期で停電検出信号DSとしてのHレベルの信号が入力ポートPi1に入力されたとしても、そのHレベルの信号を停電検出信号DSと確実に判定することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態について、図5に従って説明する。この実施形態のスイッチ親器10は、通常動作時の出力ポートPo4,Po5の制御方法が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の負荷制御回路は、図1に示す第1実施形態の負荷制御回路と略同様の構成を備えている。
前述したように、従来の負荷制御回路における調光時間帯設定ボリューム66及び調光レベル設定ボリューム67をそれぞれ構成する可変抵抗器VR11,VR12は、高電位電源Vccと低電位電源Vssとの間に接続されている(図4参照)。従って、停電時だけではなく、通常動作時においても、これら可変抵抗器VR11,VR12に消費電流Ic1,Ic2が流れる。そのため、これら可変抵抗器VR11,VR12により、通常動作時におけるスイッチ親器10の低消費電力化が阻害されている。
ここで、調光レベル設定ボリューム17により設定された調光レベルにて負荷2を減光点灯させる場合について説明する。マイコン12は、入力ポートPi1におけるゼロクロス信号CZの立ち下がりによりゼロクロスが確定されるゼロクロス確定時刻から所定時間後に、調光レベル設定ボリューム17の可変抵抗器VR2から入力ポートPi5に入力される分圧電圧値(設定値)に応じた信号を取り込む。マイコン12は、上記取り込んだ信号に応じて、トライアックTRC1を導通させる位相角を、上記ゼロクロス確定時刻を基点にして制御することにより、負荷2に供給される電力量を制御する。このように調光レベルを設定するための可変抵抗器VR2から入力ポートPi5に入力される設定値に応じた信号をマイコン12が取り込むのは、ゼロクロス確定時刻から予め設定された所定時間後にのみに設定されている。
そこで、本実施形態では、入力ポートPi5に入力される設定値に応じた信号をマイコン12が取り込む取り込み時間付近の時間帯のみ、出力ポートPo5の電位を低電位電源Vssに設定することで、可変抵抗器VR2の両端に電位差を生じさせ、調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じた所望の設定値が入力されるようにした。
詳述すると、図5に示すように、入力ポートPi1にゼロクロス信号CZが入力されるまでは、出力ポートPo5の電位を、上記可変抵抗器VR2に接続される電源電位(ここでは、高電位電源Vcc)と同一の高電位電源Vccに設定する。このように出力ポートPo4の電位が高電位電源Vccレベルに設定されている間は、可変抵抗器VR2の両端の電位差がなくなるため、可変抵抗器VR2に消費電流が流れるのが抑制される。
時刻t3において、ゼロクロス信号CZとしてのHレベルの信号の入力ポートPi1への入力が開始されると、マイコン12は、その時刻t3からタイマカウント動作を開始させる。そして、マイコン12は、時刻t3から時間T1経過後の時刻t4において、出力ポートPo5の電位を、可変抵抗器VR2に接続される電源電位(ここでは、高電位電源Vcc)と異なる低電位電源Vssレベルに設定する。このように出力ポートPo5が低電位電源Vssレベルに設定されると、可変抵抗器VR2の両端に電位差が生じ、調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じた所望の設定値が入力ポートPi5に入力されるようになる。
次に、時刻t4から所定時間T2経過後の時刻t5において、入力ポートPi1に入力されるゼロクロス信号CZとしてのHレベルの信号がLレベルに立ち下がり、その入力ポートPi1に入力されるLレベルの信号に応じてゼロクロスが確定される。このゼロクロス確定時刻t5から微小時間経過後の時刻t6において、マイコン12は、入力ポートPi5に入力される可変抵抗器VR2からの設定値に応じた信号の取り込みを開始する。この取り込み開始時刻t6の時点で、既に出力ポートPo5の電位が低電位電源Vssレベルに設定されているため、入力ポートPi5には、調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じた所望の設定値が入力されるようになっている。なお、マイコン12は、上記取り込み開始時刻t6から時刻t7までの期間(取り込み期間)、入力ポートPi5に入力される可変抵抗器VR2からの設定値に応じた信号を取り込む。この取り込み期間が終了すると、すなわち時刻t7において、マイコン12は、出力ポートPo5の電位を高電位電源Vccレベルに設定する。
そして、マイコン12は、上記取り込んだ設定値に応じた信号に基づいて、トライアックTRC1をオンさせる位相角を、ゼロクロス確定時刻t5を基点にして制御することにより、負荷2に供給する電力量を制御する。これにより、調光レベル設定ボリューム17の設定位置に応じた所望の調光レベルにて負荷2が減光点灯される。
以上説明した実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(3)の作用効果に加えて以下の効果を奏することができる。
(4)マイコン12は、時刻t6から時刻t7までの取り込み期間を含む時刻t4から時刻t7までの所定期間において、出力ポートPo5の電位を、可変抵抗器VR2に接続される電源電位(ここでは、高電位電源Vcc)と異なる低電位電源Vssに設定するようにした。また、マイコン12は、上記所定期間以外の期間において、出力ポートPo5の電位を、可変抵抗器VR2に接続される電源電位と同電位の高電位電源Vccに設定するようにした。これによれば、可変抵抗器VR2から入力される設定値に応じた信号を取り込むために可変抵抗器VR2の両端に電位差が必要な所定期間(取り込み期間)においてのみ、可変抵抗器VR2の両端に高電位電源Vccと低電位電源Vssとが供給される。また、上記所定期間以外の期間においては、可変抵抗器VR2の両端の電位差がなくなるように出力ポートPo5の電位が設定されるため、その期間における可変抵抗器VR2による消費電流を低減できる。すなわち、取り込み期間において可変抵抗器VR2の抵抗値に応じた所望の信号を取り込むことができるとともに、交流電源1が供給される通常動作時におけるスイッチ親器10の消費電流を低減することができる。
(5)マイコン12は、ゼロクロス信号CZとしてのHレベルの信号の立ち上がり時刻t3から時間T1経過後に出力ポートPo5の電位を低電位電源Vssに切り替えることで、ゼロクロス確定時刻t5よりも所定時間T2前に出力ポートPo5の電位を低電位電源Vssに設定するようにした。このとき、取り込み期間の開始時刻t6は、ゼロクロス確定時刻t5から微小期間経過後である。そのため、可変抵抗器VR2の両端に電位差を生じさせた後に、取り込み期間の開始時刻t6が訪れるため、マイコン12が取り込み期間において可変抵抗器VR2の抵抗値に基づく所望の設定値に応じた信号を確実に取り込むことができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態について、図6及び図7に従って説明する。この実施形態のスイッチ親器10は、スイッチ子器20における発光ダイオード22の制御方法が上記第2実施形態と異なっている。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。先の図1〜図5に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
まず、負荷2が消灯状態のときのスイッチ子器20の操作スイッチ21の操作検知方法について詳述する。
例えば、スイッチ子器20の操作スイッチ21が操作されていない状態で、負荷2への電源供給が停止され消灯状態となるように、マイコン12によりトライアックTRC1が制御されている場合、スイッチ親器10には、交流電源1からの電源がそのまま印加される。従って、トランジスタQ2のベースには周期的なベース電流が供給され、トランジスタQ2は周期的にオン・オフを繰り返すよう制御される。すなわち、スイッチ子器20の操作スイッチ21が操作されていない状態で、負荷2への電源供給が停止され消灯(負荷2消灯)状態の場合、図6及び図7に示すように、マイコン12の入力ポートPi2には、周期的な電圧値が入力される。
このとき、スイッチ子器20の操作スイッチ21が押操作されると、分岐配線BL1が導通して電流がダイオードD11へ流れるため、トランジスタQ2のベースにはベース電流が供給されずオフし続ける。従って、マイコン12の入力ポートPi2には、周期的な電圧値ではなく一定の電圧値(Hレベル)が入力されることになる。すなわち、マイコン12は、所定のサンプリングタイミングで入力ポートPi2から検出される周期的な電圧値が一定の電圧値へと変化した場合に、スイッチ子器20の操作スイッチ21が操作されたと判定することができる。そして、マイコン12は、入力ポートPi2における一定の電圧値を検知すると、スイッチ子器20の操作スイッチ21が押操作されたと判定し、トライアックTRC1を制御して、負荷2を消灯状態から点灯状態へと切り替えるよう電源供給制御を行う。
次に、負荷2が消灯状態のときのマイコン12によるスイッチ子器20の発光ダイオード22の発光制御方法について説明する。
ここで、まず上記第2実施形態におけるスイッチ子器20の発光ダイオード22の発光制御方法について説明する。
図7に示すように、マイコン12は、負荷2が消灯状態のとき(発光期間)には、出力ポートPo2からHレベルの信号を常時出力してトランジスタQ3をオンさせて、交流の片方向の半端整流波を発光ダイオード22に流すよう制御して発光させる。詳しくは、上記トランジスタQ3がオンされると、図1における交流電源1の負荷2側が正となる期間Aに、交流電源1→負荷2→発光ダイオード22→抵抗R20→ダイオードD20→ダイオードD12→トランジスタQ3→低電位電源Vss→交流電源1の経路で電流が流れる。従って、この交流電源1の負荷2側が正となる期間Aに、発光ダイオード22が発光される。なお、このとき、トランジスタQ2にはベース電流が供給されないため、トランジスタQ2がオフされて入力ポートPi2にHレベルの信号が入力される。
一方、図1における交流電源1の負荷2側が負となる期間Bには、交流電源1→抵抗R13→ダイオードD10→トランジスタQ2の第1経路で電流が流れる。前述したように、この電流がトランジスタQ2のベースに供給されると、トランジスタQ2がオンされて入力ポートPi2にLレベルの信号が入力される。また、期間Bでは、交流電源1→抵抗R13→ダイオードD11→操作スイッチ21の第2経路で電流が流れる。すなわち、この交流電源1の負荷2側が負となる期間Bでは、発光ダイオード22に電流が流れないため、発光ダイオード22が発光されない。また、期間BにおいてトランジスタQ3がオンされていると、交流電源1→抵抗R13→ダイオードD11→ダイオードD12→トランジスタQ3→低電位電源Vssの第3経路で電流が流れる。ここで、この第3経路で流れる電流は、発光ダイオード22が発光されない期間Bにおいて流れる無駄な消費電流である。この無駄な消費電流が負荷2の消灯時に流れることによって、負荷2が消灯状態のときのスイッチ親器10における消費電力が増大するという問題がある。
そこで、本実施形態のマイコン12は、上記無駄な消費電流が流れる原因となるトランジスタQ3を、発光ダイオード22に電流が流れて該発光ダイオード22が発光される期間Aにおいてのみオンさせるように制御するようにした。
前述したように、交流電源1の負荷2側が正となる期間A(第1期間)では、トランジスタQ2にベース電流が供給されずオフされるため、図6に示すように、マイコン12の入力ポートPi2にHレベルの信号(第1レベル信号)が入力される。マイコン12は、入力ポートPi2に入力されるHレベルの信号を検知すると、出力ポートPo2から出力される信号をHレベルに設定する。この出力ポートPo2から出力されるHレベルの信号(発光制御信号)により、期間AにおいてトランジスタQ3をオンさせることができるため、発光ダイオード22に電流を流して発光ダイオード22を確実に発光させることができる。
一方、交流電源1の負荷2側が負となる期間B(第2期間)では、トランジスタQ2のベースにベース電流が供給されてオンされるため、図6に示すように、マイコン12の入力ポートPi2にLレベルの信号(第2レベル信号)が入力される。マイコン12は、入力ポートPi2に入力されるLレベルの信号を検知すると、出力ポートPo2から出力される信号をLレベルに設定する。この出力ポートPo2から出力されるLレベルの信号(発光停止信号)により、発光ダイオード22に電流が流れない期間BにおいてトランジスタQ3がオフされる。これにより、期間Bにおいて、このトランジスタQ3を介して低電位電源Vssに流れる無駄な消費電流を低減することができる。
以上説明した実施形態によれば、第1及び第2実施形態の(1)〜(5)の作用効果に加えて以下の効果を奏することができる。
(6)マイコン12は、負荷2が消灯状態の期間(発光期間)において、元々発光ダイオード22に交流電源1が供給されない期間B(第2期間)に、出力ポートPo2からトランジスタQ3をオフさせるべくLレベルの信号(発光停止信号)を出力するようにした。これにより、期間Bにおいて、トランジスタQ3がオフされるため、トランジスタQ3を介して低電位電源Vssに流れる無駄な消費電流を低減することができる。また、マイコン12は、発光ダイオード22に交流電源1の半波整流電流が供給される期間A(第1期間)に、出力ポートPo2からトランジスタQ3をオンさせるべくHレベルの信号(発光信号)を出力するようにした。これにより、期間Aにおいて、トランジスタQ3がオンされるため、発光ダイオード22に交流電源1の半波整流電流を確実に流して該発光ダイオード22を確実に発光させることができる。従って、発光ダイオード22の発光出力を維持したまま、スイッチ親器10の消費電力を低減することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記各実施形態では、停電検出回路をゼロクロス検出回路18により構成するようにしたが、これに限らず、例えば停電検出回路としての専用ICを設けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、可変抵抗器VR1を高電位電源Vcc及び出力ポートPo4に、可変抵抗器VR2を高電位電源Vcc及び出力ポートPo5にそれぞれ接続するようにした。これに限らず、例えば可変抵抗器VR1を低電位電源Vss及び出力ポートPo4に、可変抵抗器VR2を低電位電源Vss及び出力ポートPo5にそれぞれ接続するようにしてもよい。ただし、この場合、出力ポートPo4,Po5の電位は、上記各実施形態と反対の電源電位に設定される。例えば第1実施形態で説明すると、マイコン12は、通常動作時に、出力ポートPo4,Po5の電位を高電位電源Vccレベルに設定するとともに、停電時に、出力ポートPo4,Po5の電位を低電位電源Vssレベルに設定する。
・上記第2実施形態では、ゼロクロス信号CZの立ち下がり時にゼロクロスが確定されるようにしたが、これに限らず、例えばゼロクロス信号の立ち下がりから所定時間経過後にゼロクロスが確定されるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、調光時間帯設定ボリューム16を構成する可変抵抗器VR1を出力ポートPo4に接続するとともに、調光レベル設定ボリューム17を構成する可変抵抗器VR2を出力ポートPo5に接続するようにした。これに限らず、例えば可変抵抗器VR1,VR2を共通の出力ポート(出力電位切替部)に接続するようにしてもよい。
・上記第1及び第2実施形態におけるスイッチ子器20を省略するようにしてもよい。すなわち、スイッチ親器10のみで負荷2への電源供給を制御するようにしてもよい。この場合、例えば端子S1,S2間に交流電源1と負荷2との直列回路を接続すればよく、抵抗R13〜R15、ダイオードD10〜D12及びトランジスタQ2,Q3も省略することができる。
・上記第2実施形態では、上記第1実施形態の停電時における出力ポートPo4,Po5の電位制御を省略してもよい。
・上記第3実施形態では、可変抵抗器VR1,VR2を高電位電源Vccと低電位電源Vssとの間に接続するようにしてもよい。
・上記第3実施形態におけるマイコン12では、入力ポートPi2に入力される信号レベルに応じて出力ポートPo2から出力される信号レベルを制御することで、スイッチ子器20の発光ダイオード22の発光を制御するようにした。これに限らず、交流電源1の周期は予め決まっているため、マイコン12によりその周期に合わせて出力ポートPo2の信号レベルを制御することで、スイッチ子器20の発光ダイオード22の発光を制御するようにしてもよい。
・上記第3実施形態では、負荷2の消灯状態において発光ダイオード15,22を発光させるようにしたが、これに限らず、負荷2の点灯状態において発光ダイオード15,22を発光させるようにしてもよい。
・上記各実施形態におけるトランジスタQ3を省略してもよい。この場合、とくに第3実施形態では、負荷2の消灯状態における発光ダイオード22の発光制御時に、マイコン12は、期間Aにおいて出力ポートPo2からLレベルの信号(発光制御信号)を出力するとともに、期間Bにおいて出力ポートPo2からHレベルの信号(発光停止制御信号)を出力する。
・上記第2実施形態では、調光レベル設定ボリューム17について説明したが、調光時間帯設定ボリューム16や他のボリュームに適用してもよい。この場合、例えば可変抵抗器VR1からの設定値に応じた信号を取り込む取り込み期間を含む所定期間においてのみ、出力ポートPo4の電位を低電位電源Vssに設定するようにすればよい。とくに、取り込み期間の開始時刻よりも所定時間前の時刻から出力ポートPo4の電位を低電位電源Vssに設定することが好ましい。
・上記各実施形態における調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17をロータリ式の可変抵抗器VR1,VR2に具体化したが、これに限らず、例えば調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17をディップスイッチで構成するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、可変抵抗器として、調光時間帯設定ボリューム16及び調光レベル設定ボリューム17の可変抵抗器VR1,VR2に具体化したが、これに限らず、可変抵抗器を用いて何らかの設定を行うものであれば何でもよい。
・上記各実施形態では、操作スイッチ14,21に押しボタンスイッチを用いたが、例えば切替スイッチ等のその他のスイッチを用いてもよい。
・上記各実施形態では、負荷2が照明のスイッチ親器10(電子式スイッチ)に適用したが、照明以外の負荷を制御する電子式スイッチに適用してもよい。この場合、例えば調光レベル設定ボリューム17を、負荷2に供給する電力量を設定するためのボリュームとしても利用してもよい。
第1実施形態における負荷制御回路を示す回路図である。 (a)はスイッチ親器を示す正面図であり、(b)はスイッチ親器を示す斜視図である。 停電時におけるH/L切替用の出力ポートの電位制御を示すタイミングチャートである。 従来のスイッチ親器における消費電流を説明するための回路図。 第2実施形態における通常動作時のH/L切替用の出力ポートの電位制御を示すタイミングチャート。 第3実施形態におけるスイッチ子器の発光ダイオードの発光制御を示すタイミングチャート。 第1実施形態におけるスイッチ子器の発光ダイオードの発光制御を示すタイミングチャート。 従来における負荷制御回路を示す回路図。
符号の説明
1…交流電源、2…負荷、10…スイッチ親器(電子式スイッチ)、11…電源回路、12…マイコン(制御手段)、18…ゼロクロス検出回路(停電検出回路)、20…スイッチ子器、22…発光ダイオード、C1…電解コンデンサ、VR1,VR2…可変抵抗器、Pi2…入力ポート(検知手段)、Po4,Po5…出力ポート(出力電位切替部)、ML1…主電流配線、BL1…分岐配線。

Claims (9)

  1. スイッチ操作に応じて交流電源から負荷への電源供給を制御する電子式スイッチであって、
    前記交流電源から直流動作電源を生成する電源回路と、
    前記直流動作電源の高電位電源あるいは低電位電源の電源電位と接続される可変抵抗器と、
    前記可変抵抗器と接続され、前記可変抵抗器に供給する電位を前記高電位電源及び前記低電位電源に切替可能な出力電位切替部と、
    前記可変抵抗器の抵抗値を可変させるための可変操作部と、
    前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号が入力される制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記交流電源から供給される交流電圧値に基づき、前記出力電位切替部の電位を前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に切替設定することを特徴とする電子式スイッチ。
  2. 前記交流電源の供給が継続的に停止される停電を検出するための停電検出回路を備え、
    前記制御手段は、前記停電検出回路から前記停電を検出したことを示す停電検出信号が入力されたときに、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に設定することを特徴とする請求項1に記載の電子式スイッチ。
  3. 前記停電検出回路は、前記交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路からなり、
    前記制御手段は、前記ゼロクロス検出回路から一定の周期で入力される所定レベルの信号をゼロクロス信号と判定し、前記ゼロクロス検出回路から前記一定の周期とは関係なく入力される前記所定レベルの信号を前記停電検出信号と判定することを特徴とする請求項2に記載の電子式スイッチ。
  4. 前記制御手段は、前記ゼロクロス検出回路から前記ゼロクロス信号の有するパルス幅よりも長い前記所定レベルの信号が入力されたとき、該所定レベルの信号を前記停電検出信号と判定することを特徴とする請求項3に記載の電子式スイッチ。
  5. 前記制御手段は、前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号を取り込む取り込み期間を含む所定期間において、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と異なる電位に設定するとともに、前記所定期間以外の期間において、前記出力電位切替部の電位を、前記可変抵抗器に接続される電源電位と同電位に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子式スイッチ。
  6. 前記所定期間は、前記取り込み期間の開始時刻よりも所定時間前の時刻から開始されることを特徴とする請求項5に記載の電子式スイッチ。
  7. 前記可変抵抗器は、前記負荷の調光レベルを設定するためのものであり、
    前記所定期間は、ゼロクロス確定時刻よりも所定時間前の時刻から開始され、
    前記制御手段は、前記取り込み期間において取り込む前記可変抵抗器の抵抗値に応じた信号に基づき、前記負荷に供給する電力量を制御することを特徴とすることを特徴とする請求項6に記載の電子式スイッチ。
  8. 前記交流電源、前記負荷、スイッチ子器と主電流配線にて直列接続されるスイッチ親器であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の電子式スイッチ。
  9. 前記制御手段は、前記スイッチ子器に備えられた発光ダイオードを発光させる発光期間内において前記交流電源の半波整流電流が前記発光ダイオードに供給される期間に、前記発光ダイオードを発光させるべく発光制御信号を該発光ダイオードに出力するとともに、前記発光期間内において前記発光ダイオードに前記交流電源が供給されない期間に、前記発光ダイオードの発光を停止させるべく発光停止制御信号を該発光ダイオードに出力することを特徴とする請求項8に記載の電子式スイッチ。
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