JP2011189585A - 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリコン単結晶基板からなるノズルプレートであっても、破壊されることなくノズルプレートと固定部材とを確実に導通して接地することができる液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体を噴射するノズル開口21が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレート20を有するヘッド本体220と、該ヘッド本体220の前記ノズル開口20が開口する液体噴射面A側が固定された固定部材240と、を備え、前記液体噴射面Aの前記ノズル開口21の周囲に撥水膜23が設けられた撥水領域25と、固定部材240が固定される領域に前記撥水膜23が設けられていない非撥水領域26と、を具備し、前記ノズルプレート20の少なくとも前記非撥水領域26以外の領域には、酸化膜27が形成されており、前記ノズルプレート20の前記非撥水領域26と前記固定部材240とが、導電性接着剤400を介して接合されている。
【選択図】 図4
【解決手段】液体を噴射するノズル開口21が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレート20を有するヘッド本体220と、該ヘッド本体220の前記ノズル開口20が開口する液体噴射面A側が固定された固定部材240と、を備え、前記液体噴射面Aの前記ノズル開口21の周囲に撥水膜23が設けられた撥水領域25と、固定部材240が固定される領域に前記撥水膜23が設けられていない非撥水領域26と、を具備し、前記ノズルプレート20の少なくとも前記非撥水領域26以外の領域には、酸化膜27が形成されており、前記ノズルプレート20の前記非撥水領域26と前記固定部材240とが、導電性接着剤400を介して接合されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、インクジェット式記録ヘッドユニット及びインクジェット式記録装置に関する。
例えば、液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録ヘッドとしては、インクを吐出するノズル開口が開口する液体噴射面を有するノズルプレートと、ノズルプレートの液体噴射面に接着剤を介して固定される固定板等の固定部材とを具備するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、液体噴射面に撥水膜が設けられていると液体噴射面と固定部材との接着強度が低下してしまうため、液体噴射面の固定部材との接着領域に撥水膜を除去した非撥水領域を形成したものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、固定部材として金属製のカバーを用い、このカバーに接合突起を設け、カバーの接合突起をノズルプレートの液体吐出面の金属基材に接触させることで、カバーとノズルプレートとを導通したインクジェット式記録ヘッドが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、ノズルプレートとしてシリコン単結晶基板を用いた場合、特許文献2のようにノズルプレート上の撥水膜を除去して非撥水領域を形成した状態で、液体噴射ヘッドの組み立て等により時間が経過すると、非撥水領域が酸化して酸化シリコンからなる絶縁膜が形成されてしまい、ノズルプレートとカバープレート等の固定部材とを導通することができず、ノズルプレートの接地を行うのが困難になってしまうという問題がある。
また、シリコン単結晶基板からなるノズルプレートに特許文献3の接合突起が設けられた金属製のカバーを適用すると、接合突起によってノズルプレートに亀裂等の破壊が発生してしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑み、シリコン単結晶基板からなるノズルプレートであっても、破壊されることなくノズルプレートと固定部材とを確実に導通して接地することができる液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、液体を噴射するノズル開口が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレートを有するヘッド本体と、該ヘッド本体の前記ノズル開口が開口する液体噴射面側が固定された固定部材と、を備え、前記液体噴射面の前記ノズル開口の周囲に撥水膜が設けられた撥水領域と、固定部材が固定される領域に前記撥水膜が設けられていない非撥水領域と、を具備し、前記ノズルプレートの少なくとも前記非撥水領域以外の領域には、酸化膜が形成されており、前記ノズルプレートの前記非撥水領域と前記固定部材とが、導電性接着剤を介して接合されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、ノズルプレートと固定部材とを導電性接着剤を介して導通して、ノズルプレートを固定部材を介して接地することができる。また、非撥水領域以外の領域に酸化膜を形成することで、ノズルプレートの液体や湿気による侵食や破壊を抑制することができる。
かかる態様では、ノズルプレートと固定部材とを導電性接着剤を介して導通して、ノズルプレートを固定部材を介して接地することができる。また、非撥水領域以外の領域に酸化膜を形成することで、ノズルプレートの液体や湿気による侵食や破壊を抑制することができる。
ここで、前記固定部材が、前記ノズルプレートの前記液体噴射面と交差する側面と、前記導電性接着剤を介して接合されていてもよい。
また、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを複数具備することを特徴とする液体噴射ヘッドユニットにある。
かかる態様では、ノズルプレートを確実に接地して、静電気の帯電を抑制することで、高精度な印刷を行うことができる液体噴射ヘッドユニットを実現できる。
かかる態様では、ノズルプレートを確実に接地して、静電気の帯電を抑制することで、高精度な印刷を行うことができる液体噴射ヘッドユニットを実現できる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。また、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、ノズルプレートを確実に接地して、静電気の帯電を抑制することで、高精度な印刷を行うことができる液体噴射装置を実現できる。
かかる態様では、ノズルプレートを確実に接地して、静電気の帯電を抑制することで、高精度な印刷を行うことができる液体噴射装置を実現できる。
また、本発明の他の態様は、液体を噴射するノズル開口が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレートの液体噴射面に撥水膜が設けられた撥水領域と、前記撥水膜が設けられていない非撥水領域とを形成する工程と、前記非撥水領域に導電性接着剤を塗布する工程と、前記ノズルプレートを有するヘッド本体を形成する工程と、前記ヘッド本体の前記非撥水領域と固定部材とを前記非撥水領域に設けられた前記導電性接着剤を介して接合する工程と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる態様では、非撥水領域が時間の経過によって自然酸化されることがなく、絶縁性の酸化膜が邪魔することなく、ノズルプレートと固定部材とを導通させることができる。
かかる態様では、非撥水領域が時間の経過によって自然酸化されることがなく、絶縁性の酸化膜が邪魔することなく、ノズルプレートと固定部材とを導通させることができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式録ヘッドの組立斜視図である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式録ヘッドの組立斜視図である。
図1に示すように、インクジェット式記録ヘッド1(以下、記録ヘッド1とも言う)を構成する保持部材であるカートリッジケース210は、インク供給手段であるインクカートリッジ(図示なし)がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部211を有する。例えば、本実施形態では、インクカートリッジは、ブラック及び3色のカラーインクが充填された別体で構成され、カートリッジケース210には、各色のインクカートリッジがそれぞれ装着される。また、カートリッジケース210の底面には、図3に示すように、一端が各カートリッジ装着部211に開口し、他端が後述するヘッドケース側に開口する複数のインク連通路(図示なし)が設けられている。さらに、カートリッジ装着部211のインク連通路の開口部分には、インクカートリッジのインク供給口に挿入されるインク供給針213が、インク内の気泡や異物を除去するためにインク連通路内に形成されたフィルター(図示なし)を介して固定されている。
また、このようなカートリッジケース210の底面側には、複数の圧電素子300を有すると共に、カートリッジケース210とは反対側の端面に圧電素子300の駆動によってノズル開口21からインク滴を吐出するヘッド本体220が固定されるヘッドケース230を有する。本実施形態では、インクカートリッジの各色のインクを吐出するヘッド本体220がインク色毎に対応して複数設けられ、ヘッドケース230も各ヘッド本体220に対応してそれぞれ独立して複数設けられている。
ここで、カートリッジケース210に搭載される本実施形態のヘッド本体220及びヘッドケース230について説明する。図3は、ヘッド本体及びヘッドケースの分解斜視図であり、図4は、ヘッド本体、ヘッドケース及びカバーヘッドの断面図である。図3及び図4に示すように、ヘッド本体220を構成する流路形成基板10は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室12が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室12の長手方向外側には、後述する保護基板30に設けられるマニホールド部31と連通し、各圧力発生室12の共通のインク室となるマニホールド100を構成する連通部13が形成されている。また、連通部13は、インク供給路14を介して各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。すなわち、本実施形態では、1つのヘッド本体220にノズル開口21の並設されたノズル列21Aが2列設けられている。なお、ノズルプレート20は、シリコン単結晶基板からなり、ノズル開口21は、例えば、異方性エッチングによって形成されている。
また、図4に示すように、ノズルプレート20のノズル開口21が開口する液体噴射面Aには、撥水膜23が下地膜24を介して設けられている。
下地膜24は、シリコーン材料のプラズマ重合膜、SiO2、ZnO、NiO、SnO2、Al2O3、ZrO2、酸化銅、酸化銀、酸化クロム、または酸化鉄を用いることができる。本実施形態では、下地膜24として、シリコーンをアルゴンプラズマガスにより重合したプラズマ重合膜を用いた。そして、この下地膜24は、後述する分子膜である撥水膜23とシリコン単結晶基板からなるノズルプレート20との密着性を向上する役割がある。また、撥水膜23は、撥液性を有する金属アルコキシドの分子膜からなり、例えば、アルコキシラン等のシランカップリング剤をシンナー等の溶媒と混合して金属アルコキシド溶液を形成し、この金属アルコキシド溶液にノズルプレート20を浸漬することで、金属アルコキシドの重合した撥水膜23を形成することができる。この分子膜からなる撥水膜23は、従来の撥水膜、例えば、共析メッキによる撥水膜よりも薄く形成できると共に、ヘッド面をクリーニングする際にワイピングによって液体噴射面Aが拭かれることによっても撥水性が劣化しない「耐擦性」、及び「耐水性」を向上できるという利点を有する。勿論、「耐擦性」、「撥液性」は劣るが、従来の撥水膜を用いることもできる。そして、このような撥水膜23は、液体噴射面Aの中央部のみに形成されている。このように、ノズルプレート20の液体噴射面Aのノズル開口21が開口する領域を含む中央部は、撥水膜23が設けられた撥水領域25となっている。また、ノズルプレート20の液体噴射面Aには、液体噴射面Aの四方の外周に沿って撥水膜23が設けられていない非撥水領域26が形成されている。
このようなノズルプレート20の液体噴射面Aの非撥水領域26には、ヘッド本体220を保持する固定部材であるカバーヘッド240が接合されている。詳しくは後述するが、カバーヘッド240は、ノズルプレート20の液体噴射面A側を固定するものであり、図1及び図4に示すように、箱形状を有する導電材料、本実施形態で、金属材料からなり、ノズル開口21を露出する露出開口部241と、露出開口部241を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面Aの少なくともノズル列21Aの並設されたノズル開口21の両端部側に接合される接合部242とを具備する。
接合部242は、本実施形態では、複数のヘッド本体220に亘って液体噴射面Aの外周に沿って設けられた枠部243と、隣接するヘッド本体220の間に延設されて露出開口部241を分割する梁部244とで構成されており、枠部243及び梁部244がヘッド本体220の液体噴射面Aの非撥水領域26に接合されている。
本実施形態では、ヘッド本体220は、カバーヘッド240に導電性接着剤400を介して接合されている。すなわち、液体噴射面Aの非撥水領域26とカバーヘッド240との間には導電性接着剤400が設けられており、ノズルプレート20とカバーヘッド240とは導電性接着剤400を介して導通している。
このようにノズルプレート20の非撥水領域26と、カバーヘッド240とを導電性接着剤400で接着することにより、カバーヘッド240とノズルプレート20との接着強度を向上して剥離等の破壊が発生するのを防止することができる。また、ノズルプレート20の撥水膜23が設けられていない非撥水領域26とカバーヘッド240とを導電性接着剤400で接着することにより、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを確実に導通することができる。このため、ノズルプレート20をカバーヘッド240を介して接地することができ、ノズルプレート20やカバーヘッド240の静電気の帯電を抑制することができる。
ちなみに、ノズルプレート20の液体噴射面Aに設けられた撥水膜23は、絶縁性を有するため、カバーヘッド240をノズルプレート20の撥水領域25に接着しても、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを導通することはできない。なお、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート20は、実際には半導体であるが、本発明では、導電体として扱っているため、カバーヘッド240とノズルプレート20とを導通させることで、ノズルプレート20をカバーヘッド240を介して接地することができる。
さらに、ノズルプレート20の少なくとも非撥水領域26以外の領域には、酸化膜27が設けられている。酸化膜27は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート20を熱酸化することによって形成された二酸化シリコンからなる。本実施形態では、酸化膜27は、ノズルプレート20の液体噴射面Aとは反対側の面、すなわち、流路形成基板10側の面と、ノズルプレート20の側面(液体噴射面Aに交差する面)と、ノズル開口21の内面とに設けられている。このような酸化膜27は、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート20がインクや湿気等によって侵食されないように保護する保護膜として機能すると共に、ノズルプレート20と流路形成基板10との接合強度を向上する機能を有する。ちなみに、下地膜24と酸化膜27とを同じ膜で形成してもよい。すなわち、下地膜24が撥水領域25と酸化膜27の形成された領域とに亘って設けられていてもよい。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、マニホールド100の少なくとも一部を構成するマニホールド部31を有する保護基板30が接合されている。このマニホールド部31は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるマニホールド100を構成している。
また、保護基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。このような保護基板30としては、ガラス、セラミック、金属、プラスチック等を挙げることができるが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
さらに、保護基板30上には、各圧電素子300を駆動するための駆動IC110が設けられている。この駆動IC110の各端子は、図示しないボンディングワイヤー等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動IC110の各端子には、図1に示すような、フレキシブルプリントケーブル(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このような保護基板30上には、コンプライアンス基板40が接合されている。コンプライアンス基板40のマニホールド100に対向する領域には、マニホールド100にインクを供給するためのインク導入口44が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板40のマニホールド100に対向する領域のインク導入口44以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部43となっており、マニホールド100は、可撓部43により封止されている。この可撓部43により、マニホールド100内にコンプライアンスを与えている。
このように、本実施形態のヘッド本体220は、ノズルプレート20、流路形成基板10、保護基板30及びコンプライアンス基板40の4つの基板で構成されている。そして、このようなヘッド本体220のコンプライアンス基板40上には、インク導入口44に連通すると共にカートリッジケース210のインク連通路に連通して、カートリッジケース210からのインクをインク導入口44に供給するインク供給連通路231が設けられたヘッドケース230が設けられている。このヘッドケース230には、可撓部43に対向する領域に凹部232が形成され、可撓部43の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース230には、保護基板30上に設けられた駆動IC110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動IC保持部233が設けられており、外部配線111は、駆動IC保持部233を挿通して駆動IC110と接続されている。
このような本実施形態のヘッド本体220は、インクカートリッジからのインクをインク連通路及びインク供給連通路231を介してインク導入口44から取り込み、マニホールド100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC110からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜50及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
このようなヘッド本体220を構成する各部材及びヘッドケース230には、組立時に各部材を位置決めするためのピンが挿入されるピン挿入孔234が角部の2箇所に設けられている。そして、ピン挿入孔234にピンを挿入して各部材の相対的な位置決めを行いながら部材同士を接合することで、ヘッド本体220及びヘッドケース230が一体的に形成される。
なお、上述したヘッド本体220は、1枚のシリコンウェハー上に多数のチップを同時に形成し、ノズルプレート20及びコンプライアンス基板40を接着して一体化し、その後、図4に示すような1つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割することによってヘッド本体220となる。
このようなヘッド本体220及びヘッドケース230は、上述したカートリッジケース210にノズル列21Aの並び方向に所定の間隔で4つ固定されている。すなわち、本実施形態の記録ヘッド1には、ノズル列21Aが8列設けられていることになる。このように複数のヘッド本体220を用いて並設されたノズル開口21からなるノズル列21Aの多列化を図ることで、1つのヘッド本体220にノズル列21Aを多列形成するのに比べて歩留まりの低下を防止することができる。また、ノズル列21Aの多列化を図るために複数のヘッド本体220を用いることで、1枚のシリコンウェハーから形成できるヘッド本体220の取り数を増大させることができ、シリコンウェハーの無駄な領域を減少させて製造コストを低減することができる。
また、カートリッジケース210にヘッドケース230を介して保持された4つのヘッド本体220は、上述したように、カバーヘッド240によって相対的に位置決めされて保持されている。カバーヘッド240は、上述したように、ノズル開口21を露出する露出開口部241と、露出開口部241を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面Aの少なくともノズル列21Aの並設されたノズル開口21の両端部側に導電性接着剤400を介して接合される接合部242とを具備する。
接合部242は、本実施形態では、複数のヘッド本体220に亘って液体噴射面Aの外周に沿って設けられた枠部243と、隣接するヘッド本体220の間に延設されて露出開口部241を分割する梁部244とで構成されており、枠部243及び梁部244がヘッド本体220の液体噴射面Aに接合されている。また、接合部242の枠部243は、ヘッド本体220の製造時に各部材を位置決めするピン挿入孔234を塞ぐように形成されている。また、カバーヘッド240には、ヘッド本体220の液体噴射面Aの側面側に、液体噴射面Aの外周縁部に亘って屈曲するように延設された側壁部245が設けられている。
このように、カバーヘッド240は、接合部242をヘッド本体220の液体噴射面Aに接着するようにしたため、液体噴射面Aとカバーヘッド240との段差を減少させることができ、液体噴射面Aのワイピングや吸引動作などを行っても、液体噴射面Aにインクが残留するのを防止することができる。また、梁部244によって隣接するヘッド本体220の間が塞がれているため、隣接するヘッド本体220の間にインクが侵入することがなく、圧電素子300や駆動IC110などのインクによる劣化及び破壊を防止することができる。また、ヘッド本体220の液体噴射面Aとカバーヘッド240との間は、導電性接着剤400によって隙間なく接着されているため、隙間に被噴射媒体が入り込むのを防止してカバーヘッド240の変形及び紙ジャムを防止することができる。さらに、側壁部245が、複数のヘッド本体220の外周縁部を覆うことで、ヘッド本体220の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。また、カバーヘッド240に、ヘッド本体220の液体噴射面Aと接合される接合部242を設けるようにしたため、複数のヘッド本体220の各ノズル列21Aをカバーヘッド240に対して高精度に位置決めして接合することができる。
このようなカバーヘッド240としては、導電性を有する材料で形成されている。カバーヘッド240の材料としては、例えば、ステンレス鋼などの金属材料が挙げられ、金属板をプレス加工により形成してもよく、成形により形成するようにしてもよい。また、カバーヘッド240を導電性の材料とすることで、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを接地することができる。なお、カバーヘッド240とノズルプレート20とは、上述したようにノズルプレート20の非撥水領域26にて、導電性接着剤400を介して接着されることで、互いに導通している。そして、カバーヘッド240を接地することで、ノズルプレート20の接地を行うことができ、ノズルプレート20やカバーヘッド240に静電気が帯電するのを抑制することができる。
また、接合部242には、カバーヘッド240を他部材に位置決め固定するための固定孔247が設けられたフランジ部246が設けられている。このフランジ部246は、側壁部245から液滴吐出面の面方向と同一方向に突出するように屈曲して設けられている。本実施形態では、カバーヘッド240は、図2及び図3に示すように、ヘッド本体220及びヘッドケース230を保持した保持部材であるカートリッジケース210に固定されている。詳しくは、図2に示すように、カートリッジケース210には、液体噴射面A側に突出して、カバーヘッド240の固定孔247に挿入される突起部215が設けられており、この突起部215をカバーヘッド240の固定孔247に挿入すると共に、突起部215の先端部を加熱してかしめることで、カートリッジケース210にカバーヘッド240が固定されている。このようなカートリッジケース210に設けられた突起部215を、フランジ部246の固定孔247よりも小径の外径とすることで、カバーヘッド240を液体噴射面Aの面方向に位置決めしてカートリッジケース210に固定することができる。
また、このようなカバーヘッド240と各ヘッド本体220とは、カバーヘッド240の固定孔247と複数のノズル列21Aとの位置決めにより固定されている。ここで、カバーヘッド240の固定孔247と各ヘッド本体220のノズル列21Aとの位置決めは、カバーヘッド240がヘッド本体220の液体噴射面Aに接合されるため、例えば、透過性を有するガラスマスク等を用いて行うことができる。
このようなインクジェット式記録ヘッド1の製造方法について説明する。なお、図5〜7は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの製造方法を示す1つのノズル列におけるノズル開口の並設方向の断面図である。
まず、図5(a)に示すように、予めノズル開口21が形成されたシリコン単結晶基板からなるノズルプレート20に選択的に撥水膜23(下地膜24)を形成して撥水領域25と非撥水領域26とを形成する。例えば、ノズルプレート20の非撥水領域26を予めレジスト等で保護した後、ノズルプレート20に撥水膜23を形成し、その後、レジストを除去することで、撥水領域25と非撥水領域26とを形成することができる。また、ノズルプレート20の非撥水領域26以外の領域、本実施形態では、非撥水領域26及び撥水領域25以外の領域に酸化膜27を形成する。酸化膜27は、例えば、ノズルプレート20にノズル開口21や撥水膜23等を形成する前に形成し、非撥水領域26の酸化膜27を部分的に除去することで形成することができる。
次に、図5(b)に示すように、ノズルプレート20の非撥水領域26に導電性接着剤400を塗布する。導電性接着剤400は、例えば、スクリーン印刷によって塗布することができる。
このように非撥水領域26に導電性接着剤400を塗布することで、非撥水領域26は導電性接着剤400により覆われて、ノズルプレート20の表面が酸化され難くなっている。すなわち、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート20は、露出されていると、時間の経過と共に酸化して酸化膜(二酸化シリコン膜)が形成されるが、ノズルプレート20の露出された表面である非撥水領域26をペースト状の導電性接着剤400で覆うことで、非撥水領域26が酸化されて酸化膜が形成されるのを抑制することができる。
そして、図6(a)に示すように、ノズルプレート20の非撥水領域26に導電性接着剤400が塗布された状態で、ノズルプレート20を用いてヘッド本体220を形成する。すなわち、圧電素子300が形成された流路形成基板にノズルプレート20を接合してヘッド本体220を形成する。
次に、図6(b)に示すように、ヘッド本体220にカバーヘッド240を導電性接着剤400を介して接着する。このとき、新たな接着剤を用いることなく、ノズルプレート20の非撥水領域26に塗布された導電性接着剤400を用いて両者の接合を行うことで工程を簡略化することができると共に、カバーヘッド240とノズルプレート20とを導通させることができる。また、ヘッド本体220をカバーヘッド240に固定する際には、複数のヘッド本体220のノズル開口21の相対位置を位置決めした状態で行う。これにより、複数のヘッド本体220のノズル開口21を高精度に位置決めして、印刷品質を向上することができる。その後は、ヘッド本体220のカバーヘッド240とは反対側に、カートリッジケース210を固定することで、本実施形態のインクジェット式記録ヘッド1とする。
このように、ノズルプレート20に非撥水領域26を形成した直後に非撥水領域に導電性接着剤400を塗布することで、ノズルプレート20の非撥水領域に露出された表面(シリコン単結晶基板の表面)が酸化され難く、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを導電性接着剤400で接着した際に、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを確実に導通することができる。すなわち、ノズルプレート20の露出された表面(シリコン単結晶基板の表面)は、酸化され易く、ヘッド本体220を形成する工程などでカバーヘッド240と接着するまでに時間が経過すると、その表面には自然酸化により酸化膜(二酸化シリコン膜)が形成されてしまう。酸化膜は、絶縁性を有するため、酸化膜上にカバーヘッド240を導電性接着剤400で接着したとしても、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを導通することはできない。本実施形態では、ノズルプレート20に非撥水領域26を形成した直後に非撥水領域26に導電性接着剤400を塗布することで、非撥水領域26に酸化膜が形成される前に導電性接着剤400で表面を保護することができ、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを確実に導通することができる。
なお、本実施形態では、ノズルプレート20の非撥水領域26に設けられた導電性接着剤400のみを用いて、ノズルプレート20とカバーヘッド240とを接着するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、カバーヘッド240側にも導電性接着剤をさらに塗布してカバーヘッド240とノズルプレート20とを接着するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ノズルプレート20の液体噴射面Aに非撥水領域26を設け、液体噴射面Aの非撥水領域26とカバーヘッド240とを導電性接着剤400で接合するようにしたが、特にこれに限定されるものではない。本実施形態のカバーヘッド240は、ノズルプレート20の側面(液体噴射面Aと交差する面)に相対向する側壁部245を有するため、例えば、図7に示すように、ノズルプレート20とカバーヘッド240との導電性接着剤400による接合をノズルプレート20の側面でも行うようにしてもよい。すなわち、ノズルプレート20の非撥水領域26を、ノズル開口21が開口する液体噴射面Aにおいてノズル開口21が設けられた中央部の撥水領域25の周囲と、ノズルプレート20の側面(ノズルプレート20の液体噴射面Aと交差する面)とし、カバーヘッド240とノズルプレート20とをこの非撥水領域26において導電性接着剤400で接合してもよい。なお、ノズルプレート20の側面を非撥水領域26とする場合には、酸化膜27は、ノズルプレート20の非撥水領域26以外の領域に設ければよいため、酸化膜27は、ノズルプレート20の流路形成基板10側の面とノズル開口21の内面とに形成されている。ちなみに、図7は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの変形例を示すヘッド本体の並設方向の断面図である。
また、図7に示す例では、液体噴射面Aの非撥水領域26とカバーヘッド240とを接着するようにしたが、ノズルプレート20の側面のみをカバーヘッド240と導電性接着剤400で接合するようにしてもよい。この場合には、ノズルプレート20の非撥水領域26である側面以外の領域に酸化膜27を形成すればよい。なお、固定部材であるカバーヘッド240は、ノズルプレート20の液体噴射面A側を固定するものであるが、液体噴射面A側とは、液体噴射面A自体や液体噴射面Aと交差する側面(液体噴射面Aに連続する側面)などを含むものである。
また、このようなインクジェット式記録ヘッド1は、インクジェット式記録装置に搭載される。図8は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置を示す概略図である。
図8に示すインクジェット式記録装置Iにおいて、インクジェット式記録ヘッド1を有するインクジェット式記録ヘッドユニット2A、2B(以下、ヘッドユニット2A、2Bとも言う)は、インク供給手段を構成するカートリッジ9A及び9Bが着脱可能に設けられ、このヘッドユニット2A、2Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。このヘッドユニット2A及び2Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、ヘッドユニット2A及び2Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の被噴射媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1では、ヘッド本体220のノズルプレート20を保持する固定部材として、カバーヘッド240を例示したが、固定部材は特にこれに限定されるものではない。ここで、固定部材の他の例について説明する。なお、図9は、本発明の他の実施形態に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。図9に示すように、記録ヘッド1Aは、複数のヘッド本体220が、液体噴射面Aに接合された共通の固定板250に位置決めされて保持されている。この固定板250は、平板からなり、ノズル開口21を露出する露出開口部251と、露出開口部251を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面Aに接合される接合部252とを具備する。
この固定板250が本実施形態のノズルプレート20が固定された固定部材であり、この固定板250とノズルプレート20の非撥水領域26(図示なし)とが導電性接着剤400(図示なし)を介して接合されている。
また、固定板250とカバーヘッド240とを導電性接着剤400を介して接合することで、ノズルプレート20を固定板250及びカバーヘッド240を介して接地することができる。もちろん、カバーヘッド240と固定板250とを導通させずに、固定板250のみをノズルプレート20と導通させて、固定板250を接地してもよい。
さらに、上述した実施形態1では、圧力発生室12に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、撓み振動型の圧電素子300を用いて説明したが、特にこれに限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電素子などを使用することができる。また、圧力発生手段として、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を吐出させるものなどを使用することができる。
なお、液体噴射ヘッドとしてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド、インクジェット式記録ヘッドユニット及びインクジェット式記録装置を一例として説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
1、1A インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 2A、2B インクジェット式記録ヘッドユニット(液体噴射ヘッドユニット)、 3 キャリッジ、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 23 撥水膜、 24 下地膜、 25 撥水領域、 26 非撥水領域、 100 マニホールド、 210 カートリッジケース、 220 ヘッド本体、 230 ヘッドケース、 240 カバーヘッド(固定部材)、 241 露出開口部、 242、252 接合部、 245 側壁部、 246 フランジ部、 247 固定孔、 250 固定板(固定部材)、 300 圧電素子、 400 導電性接着剤
Claims (6)
- 液体を噴射するノズル開口が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレートを有するヘッド本体と、該ヘッド本体の前記ノズル開口が開口する液体噴射面側が固定された固定部材と、を備え、
前記液体噴射面の前記ノズル開口の周囲に撥水膜が設けられた撥水領域と、固定部材が固定される領域に前記撥水膜が設けられていない非撥水領域と、を具備し、
前記ノズルプレートの少なくとも前記非撥水領域以外の領域には、酸化膜が形成されており、
前記ノズルプレートの前記非撥水領域と前記固定部材とが、導電性接着剤を介して接合されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 前記固定部材が、前記ノズルプレートの前記液体噴射面と交差する側面と、前記導電性接着剤を介して接合されていることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
- 請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドを複数具備することを特徴とする液体噴射ヘッドユニット。
- 請求項1又は2記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
- 請求項3記載の液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置。
- 液体を噴射するノズル開口が設けられたシリコン単結晶基板からなるノズルプレートの液体噴射面に撥水膜が設けられた撥水領域と、前記撥水膜が設けられていない非撥水領域とを形成する工程と、
前記非撥水領域に導電性接着剤を塗布する工程と、
前記ノズルプレートを有するヘッド本体を形成する工程と、
前記ヘッド本体の前記非撥水領域と固定部材とを前記非撥水領域に設けられた前記導電性接着剤を介して接合する工程と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
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JP2010056801A JP2011189585A (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014000784A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 |
JP2015047855A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 |
JP2015150768A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド及びその製造方法、並びに画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-12 JP JP2010056801A patent/JP2011189585A/ja active Pending
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