JP2011189521A - 加工装置を備えた画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工部材の磨耗を抑制すると共に、記録媒体の記録面の汚れを改善する画像記録装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、記録媒体を予め定めた搬送経路で搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される記録媒体の第1の面側に画像記録する第1の画像記録手段と、前記第1の画像記録部よりも記録媒体の搬送方向下流側に配置され、前記搬送手段により搬送される記録媒体の前記第1の面の裏面である第2の面側に画像記録する第2の画像記録手段と、記録媒体に折り目もしくはミシン目加工を行う加工刃を有する加工手段と、を具備する画像記録装置であって、前記加工刃は、前記搬送経路上の第1の画像記録手段と第2の画像記録手段との間で、かつ前記記録媒体の第2の面に対向するように配設されていることを特徴とする画像記録装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺な連続記録媒体に切り込み等の加工を施す加工装置を備えた画像記録装置に関する。
一般的に、ロール紙等の長尺なシート状の記録媒体にミシン目加工、折り目加工、裁断加工などを施す加工部材を有する加工装置を搭載した画像記録装置が知られている。加工装置は、例えば、加工部材としてのミシン刃を有しており、搬送される記録媒体にミシン刃を当接させることにより、記録媒体の所望の位置にミシン目加工を行う。
このような加工装置の一例として、特許文献1には、画像記録装置に付設され、この画像記録装置により画像が記録された記録媒体にミシン目加工等を行う装置が開示されている。これは、オフセット印刷後の乾燥冷却された記録媒体に連続的にミシン目や折り目等の加工を行う装置である。この装置では、記録される画像の位置に対する加工位置を予め設定しておくことで、大量の印刷物の固定的な位置に一様なミシン目、折り目、裁断などの加工を施すことができる。このような技術は、印刷物の画像及び加工位置が定型的である場合に好適である。
また、オフセット印刷にとどまらず、オンデマンド印刷の市場要求も高い。オンデマンド印刷とは、オフセット印刷のような版下等を作製せずに、所望の印刷物を必要なときに必要な部数だけ(オンデマンドで)作成する印刷方式である。オンデマンド印刷は、印刷需要の多様化、印刷物の在庫費の削減、廃棄される印刷物の削減、延いては環境保護等の観点から望ましいといえる。
裁断等と比較すると、ミシン目加工や折り目加工は、記録媒体に記録された画像上に行いたいという需要が高く、特に、このようなオンデマンド印刷においては、記録される画像が変わると加工の有無あるいは加工位置を変更したいという場合が大半である。
このような需要に応えて、例えば、特許文献2には、インクジェットプリンタにより記録媒体に画像と共に検出マークを記録し、この検出マークを撮像手段により取得することによって、検出マークを基準としてパンチ加工、ミシン目加工を行う装置が開示されている。このような装置は、オンデマンド印刷時のオンデマンドでの加工の品質の向上させることができ、特に、高速かつ大量の画像記録が求められる産業用途に使用されることができる。
特開昭63−306162号公報 特開2001−58446号公報
上述の従来技術において、インクジェットプリンタ等の画像記録装置により記録された直後の画像上にミシン目加工等を行うと、乾燥していないインクにミシン刃が接触するため、記録媒体が汚れるだけでなく、ミシン刃の寿命が短くなるという問題がある。
つまり、インクは色料として硬度の高い顔料を含むことが多いため、記録された直後の画像上にミシン目加工等を行うと、顔料とミシン刃との摩擦によりミシン刃が磨耗してしまう。また、加工時間に依存して装置やインクの温度が上昇したり、インク色毎に分散剤等の添加剤の配合が異なったりするため、加工時の温湿度や周囲環境は必ずしも一定ではない。従って、加工部材の表面において、インクの含有成分に起因する酸化還元反応や凝固・固着等の化学反応が変動し、このような変動によりミシン刃が劣化し得る。つまり、インクの使用量や種別、加工頻度に依存して、ミシン刃の寿命は変動する。
また、水性インクを使用した場合、記録された画像上にミシン目を入れると、水性インクがミシン刃に付着してミシン刃の錆が進行することがある。この場合、錆が付いたミシン刃を取替える作業等が必要となる。このような作業により装置を停止させることは、印刷物の生産性の低下を招き、稼動コストを増大させる等の問題が生じる。
さらに、記録された直後の画像上にミシン目加工等を行うと、図15並びに図16に示すように、ミシン刃の汚れにより記録媒体の記録面を汚してしまう虞がある。
図15は、従来技術において、インクを多量に使用する、いわゆるベタ画像を記録し、記録された直後のベタ画像上にミシン目を入れた記録媒体を示す図である。図16は、従来技術において、記録された直後の画像上にミシン目加工をした場合に、ミシン刃にインクが転写し、この転写したインクがさらに記録媒体に再転写して記録媒体が汚れた状態を時系列的に示す概略図である。なお、図16では、ミシン刃以外の構成要素は省略している。
ベタ画像は、インクを多量に使用しているため、乾燥しにくい。従って、ベタ画像を記録した直後にこの上にミシン目を入れると、乾燥していないインクがミシン刃に転写し、ミシン刃の回転に伴って、転写したインクが記録媒体の他の部分に再転写することになる。特に、再転写された領域に画像が何も記録されていなかったとすると、この領域に形成されたミシン目には再転写されたインクによる意図しない画像(汚れ)が記録されてしまう。
さらに、上述したように、磨耗等によりミシン刃に凹凸が形成されると、この凹凸部分にインクが入り込み易くなり、ミシン刃に転写されるインク量も多くなる。かくして、再転写により生じる汚れも大きくなってしまう。
そこで、本発明は、加工部材の寿命を延ばすと共に、記録媒体の記録面の汚れを改善する画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明による実施形態は、記録媒体を予め定めた搬送経路で搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される記録媒体の第1の面側に画像記録する第1の画像記録手段と、前記第1の画像記録部よりも記録媒体の搬送方向下流側に配置され、前記搬送手段により搬送される記録媒体の前記第1の面の裏面である第2の面側に画像記録する第2の画像記録手段と、記録媒体に折り目もしくはミシン目加工を行う加工刃を有する加工手段と、を具備する画像記録装置であって、前記加工刃は、前記搬送経路上の第1の画像記録手段と第2の画像記録手段との間で、かつ前記記録媒体の第2の面に対向するように配設されていることを特徴とする画像記録装置である。
本発明によれば、加工部材の寿命を延ばすと共に、記録媒体の記録面の汚れを改善する画像記録装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の画像記録装置の要部を示す概略図である。 図2は、図1に示す画像記録装置を上から見た図である。 図3は、ラインセンサにより取得された情報に基づく、加工位置の調整動作を示すブロック図である。 図4Aは、記録媒体の装填前の輝度値の出力信号を示す図である。 図4Bは、記録媒体が装填されたときの輝度値の出力信号を示す図である。 図4Cは、検出マークを検出したときの輝度値の出力信号を示す図である。 図4Dは、ミシン目加工位置を検出したときの輝度値の出力信号を示す図である。 図4Eは、記録画像部分を検出したときの輝度値の出力信号を示す図である。 図5は、ミシン刃が記録媒体から抜ける際のインクのふき取りを示す概略図である。 図6は、本発明の第2の実施形態の画像記録装置の概略図である。 図7は、画像記録装置に搭載されたミシン目装置の斜視図である。 図8は、ミシン目装置の縦ミシン刃切り替え機構部、トラッキング機構部及び記録媒体搬送機構部を示す斜視図である。 図9は、ミシン目装置の縦ミシン刃切り替え機構部、トラッキング機構部及び記録媒体搬送機構部を示す左側面図である。 図10は、ミシン目装置の縦ミシン刃切り替え機構部及びトラッキング機構部を示す上面図である。 図11Aは、縦ミシン刃が記録媒体に当接した状態を示す図である。 図11Bは、縦ミシン刃が記録媒体から離間した状態を示す図である。 図12は、本発明の第2の実施形態の画像記録装置の要部を示す概略図である。 図13は、画像記録装置の第1のドラム、第1のヘッド部及びラインセンサの位置関係を示す概略図である。 図14は、折り目加工部材の斜視図である。 図15(a)は、従来技術において、記録された直後のベタ画像上にミシン目を入れた記録媒体の表面を示す図であり、図15(b)は、裏面を示す図である。 図16(a)乃至図16(c)は、従来技術において、記録された直後の画像上にミシン目加工をした場合に、ミシン刃にインクが転写し、この転写したインクがさらに記録媒体に再転写して記録媒体が汚れた状態を時系列的に示す概略図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。
まず、図1並びに図2を参照して、画像記録装置1の構成について説明する。
画像記録装置1は、記録媒体11を搬送する搬送部2と、この搬送部2により搬送される記録媒体11に画像を記録する第1のヘッド部3及び第2のヘッド部4と、記録媒体11にミシン目を形成するミシン刃5と、撮像部としてのラインセンサ6と、第1のライン光源7及び第2のライン光源8と、ラインセンサ6により取得した情報に基づいてミシン目形成位置を調整する調整部9と、により構成されている。これら構成要素以外にも、この画像記録装置1は、記録媒体11の給送部、カッタ部、排出部、ヘッド部のクリーニング機構、これらを制御する制御部及びこれらが取り付けられたフレームなども備えている。
第1及び第2のヘッド部3、4は、夫々、記録媒体11の幅を超える長さの画像記録領域(ノズル列の長さ)を有するラインヘッドであり、画像記録装置1の不図示のフレームに固定されている。第1のヘッド部3は、搬送される記録媒体11の表面(第1の面)側にインクを吐出して画像を記録するように、記録媒体11の表面側に配置されており、また、第2のヘッド部4は、第1のヘッド部3よりも記録媒体11の搬送方向下流側で、搬送される記録媒体11の裏面(第2の面)側にインクを吐出して画像を記録するように、記録媒体11の裏面側に配置されている。そして、ミシン刃5は、第1のヘッド部3の搬送方向下流側でかつ、第2のヘッド部4の搬送方向上流側で、記録媒体11の裏面側から当接するように配置されている。このミシン刃5は、記録媒体11に対して、当接(又は貫通)・離間させる移動機構の不図示のフレームに回転可能に軸支されている。
ラインセンサ6は、搬送経路上でミシン刃5と第2のヘッド部4との間で、記録媒体11の表面側、即ち第1のヘッド部3と同一面側に配置されており、この間の記録媒体搬送経路を撮像領域としている。また、このラインセンサ6と対向する記録媒体11の裏面側に第1のライン光源7が、及びラインセンサ6と同じ記録媒体11の表面側に第2のライン光源8が、夫々配置されている。第1のライン光源7は、反射散乱面を有し、ラインセンサ6に向けて均一な可視光を放出する。
次に、画像記録装置1の画像記録及び加工動作について説明する。
記録媒体11は、搬送部により、所定の搬送速度v1で第1及び第2のヘッド部3、4に近接するように搬送される。記録媒体11が第1のヘッド部3の前方を通過する際に、第1のヘッド部3の各ノズルからインクが吐出され、記録媒体11の表面に所望の画像が記録される。また、第1のヘッド部3は、記録媒体11の端部(画像記録可能領域の外側)に検出マーク12を記録する。
そして、記録媒体11の裏面側から、ミシン刃5によりミシン目加工がなされる。ミシン刃5は、搬送された記録媒体11の指定された位置に当接し、記録媒体11の搬送に応じて回転することによって、記録媒体11にミシン目を形成する。このとき、第1のヘッド部3からのインク吐出タイミングに対し所定のディレイ値D1を遅延させた後、ミシン刃5の刃先が記録媒体11に当接する。このディレイ値D1は、不図示の回路内において可変に設定できるクロックのカウント数で規定されており、画像の位置とミシン刃の加工のずれ量を調整するためのものである。
第1のライン光源7から照射された光は、搬送される記録媒体11のミシン目を透過する際に、透過光量が変動する。この変動が、ラインセンサ6により検出される。ラインセンサ6からの出力信号は、詳細は後述するが、処理回路10により処理されて、記録媒体の有無、記録媒体の蛇行の補正、ミシン目加工や記録された画像の位置等が検出される。
さらに、ラインセンサ6は、第2のライン光源8から照射されて記録媒体11により反射された反射光を取り込み、その反射光の光量の変動により記録媒体11に設けられた検出マーク12を検出する。記録媒体11の搬送速度v1や各ヘッド部3、4やミシン目加工部の設置位置は、設計仕様により予めわかっているので、検出マーク12の開始位置とミシン目加工の開始位置との差からミシン目加工の開始のタイミング(位置ずれδ1)を求めることができる。この位置ずれの増減に応じて、前記ディレイ値D1を増減させて、更新し続ける。このディレイ値D1の更新を画像記録中に継続して行うことによって、ミシン目の設定と画像の基準位置は、常にずれ量を最小化し続け、ミシン目加工の位置は常に画像に対し適正な位置に微調整される。
また、記録媒体11の幅方向端部がラインセンサ6により検出されるので、記録媒体11が蛇行して搬送されたとしても、その蛇行の程度に応じて、第1及び第2のヘッド部3、4における使用ノズルやインク吐出タイミングを変更したり、ミシン刃5の位置を記録媒体11の紙幅方向(図2における上下方向)に変更したり、当接させるタイミングを変更したりすることで、記録画像の位置やミシン目加工位置が適宜補正される。つまり、図3に示すように、ラインセンサ6によって取得されたデータに基づいて、調整部9が、記録媒体搬送方向におけるタイミング、即ちミシン刃5の上下動を調整したり、記録媒体搬送方向に直交する方向(記録媒体の幅方向)においてミシン刃5を移動させる調整をしたりすることが可能である。
そして、記録媒体11がラインセンサ6を通過した後、ミシン刃5によりミシン目が形成されたのと同一側、即ち第2面に、第2のヘッド部4により画像が記録される。かくして、記録媒体11の両面への画像記録が完了する。
以上の加工動作について、図4A乃至図4Eを用いて、ラインセンサ6の検出信号という観点からさらに説明する。
ラインセンサ6は、ライン状に配設された複数の光電変換素子を有し、所定の撮像領域に入射した光を光電変換して光電流を生成する。さらに、夫々の光電流を図示しない電流電圧変換回路により8ビットの輝度値信号に変換して出力する。図4A乃至図4Eは、この輝度値の出力信号を概念的に示す図である。
図4Aに示すように、記録媒体11の装填前(時間t<0)では、ラインセンサ6の出力は、このセンサに対向する第1のライン光源7から照射された散乱光を受光して、その出力が飽和レベルとなっている。
図4Bは、記録媒体を装填したときの輝度値信号を示す図である。記録媒体11が装填され、第1のライン光源7から照射された散乱光を記録媒体11が遮光する。従って、ラインセンサ6は記録媒体11を透過した透過光のみを受光することになり、記録媒体11の非装填時に比べて受光量が低減し、出力される輝度値信号が減少する。なお、ラインセンサ6の位置及び長さは、少なくとも記録媒体11の端部がラインセンサ6の撮像範囲内となるように適切に調整されている。
記録媒体11は、予め、厚みや材質、大きさが既知であり、図4Bに示すように、予め設定された閾値レベルを下回るかどうかにより、有無や位置が検出可能である。従って、図4Bに示すように、記録媒体11の端部(用紙端)に相当する画素の位置から、記録媒体11の蛇行を検出することができる。蛇行が生じていた場合、この蛇行に追従するように、第1及び第2のヘッド部3、4により記録される画像位置が補正される。また同時に、ミシン刃5の回転軸方向の位置も補正される。
さらに、第1のヘッド部3は、記録媒体11の端部に検出マーク12を記録している。図4Cは、この検出マーク12(画像記録先端位置)を検出したとき(時間t=t1)の輝度値信号を示す図である。記録媒体11の端部の余白領域の透過光に対し、画像が記録された領域の透過率は一般に下がり、輝度値は低減する。従って、検出マーク12がラインセンサ6の検出領域を通過すると、端部の余白領域の検出マーク12を検出した部分の輝度値が下がる。この時刻t1から、検出マーク12がラインセンサ6の下を通過するタイミングを検出することができる。
図4Dは、ミシン目加工位置を検出したとき(時間t=t2)の輝度値信号を示す図である。ミシン目が形成されると、ミシン目部分の平均光量(透過光)が増大するので、記録媒体部分の輝度値レベルに対し、ミシン目位置における輝度値レベルが増減する。この増減は、ラインセンサ6で検出が可能であり、ミシン目加工に応じて輝度値レベルが変動又は増大することから、ミシン目の存在を検出することができる。さらに、この輝度値の増減が始まった時刻t2から、ミシン目加工の開始タイミングを検出することができる。なお、ここでは、ミシン目は記録媒体11を必ずしも貫通している必要はない。
図4Eは、記録媒体に画像が記録された部分を検出したとき(時間t=t3)の輝度値信号を示す図である。記録された画像は、記録媒体端位置から、一定の余白領域を設けた媒体側の位置に検出される。
上記によれば、記録される画像及び、形成されるミシン目の位置データを装置に設定した時点で、検出マーク12の位置を基準として想定されるミシン目加工の位置はわかっており、実際にラインセンサ6から検出されたミシン目の位置と想定のミシン目の位置のずれ量を検出することが可能である。従って、想定されるミシン目の位置と実際に取得されたミシン目の位置のずれ量を最小化するように、ミシン目加工を行うディレイ値D1を増減させて更新する。ミシン目を形成するごとにこの更新を繰り返すことで、ミシン目加工を継続するとミシン目加工の搬送方向のずれ量を最小化でき、正確な位置で加工を行うことができる。
なお、記録された画像にミシン目加工を行わない場合は、検出マーク12の検出は行うものの、ディレイ値D1の更新は行わない。上記により、ミシン目加工の位置精度は、オンデマンドで加工が行われる度に最適化させることができる。
次に、第1の実施形態に係る画像記録装置におけるミシン目加工について、図5を参照して詳細に説明する。
上述のように、ミシン刃5は、記録媒体11の裏面側、即ち第1のヘッド部3とは異なる側に設けられている。つまり、ミシン刃5の刃先が記録媒体11に入るのも引き抜かれるのも、既に画像が記録されている第1の面側からではなく、まだ画像が未記録の第2の面側から行われる。
ミシン目を形成する際には、ミシン刃5の刃先が記録媒体11に当接して、記録媒体11の搬送に従動してミシン刃5が回転する。このとき、ミシン刃5の刃先は、第1の面側に記録された画像、即ちインクに接触する可能性がある。インクがまだ乾燥していない場合に刃先がインクに接触してしまうと、刃先にインクが付着することになる。
しかし、記録媒体11に刺さったミシン刃5の刃先は、ミシン刃自体の回転が進むのに従って記録媒体11から引き抜かれる。この刃先が引き抜かれる方向は、記録媒体11の内部から画像が記録されていない第2の面側に向かい、かつ第2の面側から外方に出る方向である。このため、刃先にインクが付着したとしても、刃先が引き抜かれる際には、常に画像が記録されていない記録媒体11の内部を摺動しながら抜ける。かくして、刃先に付着していたインクを記録媒体11の内部でふき取ることが可能となる。
さらに、インク顔料は、記録媒体の繊維構造等に対して第1の面側の表層に留まる可能性が高いことから、ミシン刃5の刃先には顔料が付着しにくくなる。仮に付着したとしても、上記と同様にふき取ることが可能となる。
このような、ミシン刃5が記録媒体11から抜ける際のインクのふき取りが、図5に概略的に示される。記録媒体11は連続して移動しているので、ミシン刃5の刃先に付着した顔料は、記録媒体11から刃先を引き抜く過程で記録媒体11により常に除去される。このふき取りは、ミシン目加工を行う度に行われ、この結果ミシン刃の延命につながる。即ち、ミシン刃に顔料が残ることがなく、刃先に傷がつく等の問題を改善できる。また、水性インクを使用したとき、水分が刃先に残ると錆等の原因となり得るが、こうした問題も著しく改善される。
また、画像が未記録の第2の面側にミシン刃を配置し、第2の面側からミシン刃を抜き差しすることで、ミシン目形成時にインク顔料とミシン刃の刃先が接する面積を少なくすることができる。このため、硬度の高い顔料がインクに含まれていても、刃先とインクとの摩擦による刃先の損傷は軽減する。
画像が記録された面にミシン刃の刃先を当接させると、インクの着弾面に刃先が当たるので、液体であるインクが刃先側に残ることになるが、本実施形態によれば、刃先は最終的にインクがまだ着弾していない面に必ず触れることになる。従って、従来技術に比較して加工部材の寿命を改善することができる。
また、本実施形態によれば、検出マークを基準として、その後のミシン目処理や第2の面への画像記録を行うことができるので、画像記録及び形成位置ずれを最小化でき、画像記録・加工の高い品質を実現することができる。
例えば、ミシン目加工を第1の面の画像記録前に行うと、ミシン目加工は常に行われるとは限らず、また、ミシン目加工の位置検出は、検出マークの検出精度に比較して難しいため、位置調整が難しくなる。ミシン目加工の基準位置が不明確となると、その後に記録される画像の位置ずれが大きくなるため、画像記録・加工における品質は劣ることになる。これに対して、本発明は、このような問題が発生しない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6乃至図14を参照して説明する。
図6は、第2の実施形態に係る画像記録装置101の概略図である。
画像記録装置101は、巻回装填された長尺の記録媒体106を引き出して給送する給送部102と、記録媒体106を搬送する搬送機構111、搬送経路中に配設され記録媒体106に画像を記録するヘッド部150、160及びヘッド部のメンテナンスを行うクリーニングユニット170、180を有する画像記録部103と、搬送経路中に配設された撮像部200(ラインセンサ201、ライン光源202)と、記録媒体106にミシン目を形成するミシン目装置300と、記録媒体106を切断するカッタ装置104と、切断された媒体(カット媒体)の搬送経路を有する排出部105と、により構成されている。画像記録部103、撮像部200、ミシン目装置300、カッタ装置104及び排出部105の一部は、装置本体フレーム110内に収容されている。各構成部は、図示しないパーソナルコンピュータにより制御される。
まず、画像記録装置101の上述した各構成部について説明する。
給送部102は、例えば巻回されたロール紙等の記録媒体106と、記録媒体106を装填する紙管固定シャフト107と、紙管固定シャフト107を回転可能に支持するスタンド108と、記録媒体106の供給速度に制動を与えるブレーキ109と、により構成されている。
スタンド108は、紙管固定シャフト107を回転可能に支持している。紙管固定シャフト107には、複数の爪部が設けられており、これら爪部は、図示しないエア注入口よりエアを注入することにより押し出されて、径方向に突出する。そして、これら爪部が記録媒体106の紙管の内径面に食い込むことにより、記録媒体106を保持する。
紙管固定シャフト107には、ベルトを介してブレーキ109が連結されている。ブレーキ109は、記録媒体の搬送方向(矢印Aが示す方向)とは逆方向に、逆張力(バックテンション)を生成する。なお、このブレーキ109は、図示しない媒体残量検知機構により検出される記録媒体の残量に応じて、バックテンションを調整している。
このような構成により、給送部102は、搬送機構111における第1のドラム130及び第2のドラム140の回転に従って、記録媒体106を送り出し、供給する。
画像記録部103は、第1及び第2のヘッド部150、160と、第1及び第2のクリーニングユニット170、180と、搬送機構111と、により構成されている。
第1のヘッド部150は、後述する第1のドラム130の外周面に対向して設けられ、第2のヘッド部160は、後述する第2のドラム140の外周面に対向して設けられている。これら第1及び第2のヘッド部150、160は、移動する記録媒体106にインクを吐出して画像を記録する。
第1のヘッド部150は、例えば、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の計4色のインクを吐出するヘッドユニット151(151a、151b、151c、151d)により構成されている。これらヘッドユニット151は、記録媒体の幅以上の幅を有し、図示しないヘッド保持プレートに保持されている。そして、第1のドラム130により搬送される記録媒体106に、各ヘッドユニット151のノズルからインクを吐出し、画像記録を行う。本実施形態の第1のヘッド部150は、記録媒体の幅に満たない短尺な記録ヘッドを複数用い、記録媒体の幅を超えるように千鳥状に配置している。なお、第2のヘッド部160も、上述の第1のヘッド部150と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
第1のクリーニングユニット170は、後述する第1のドラム130の外周面に対向して設けられ、第2のクリーニングユニット180は、後述する第2のドラム140の外周面に対向して設けられている。第1及び第2クリーニングユニット170、180は、夫々、第1及び第2のヘッド部150、160のクリーニングを行う。さらに、第1及び第2のクリーニングユニット170、180は、図示はしないが、各ヘッドユニット151に対応したワイプブレードや吸引機構等の既知のクリーニング機構を有している。
図6は、第1及び第2のヘッド部150、160が画像を記録する位置(画像記録位置)に配置された状態を示している。この時、第1及び第2クリーニングユニット170、180は、第1及び第2のヘッド部150、160の夫々近傍に配置されている。
第1のクリーニングユニット170により第1のヘッド部150のクリーニングを行う場合には、まず、第1のヘッド部150を図示しない昇降機構を用いて第1のドラム130から離間させる。この離間により、第1のヘッド部150と第1のドラム130の外周面との間に空間が形成される。次に、形成された空間内に第1のクリーニングユニット170を回転移動させて、第1のヘッド部150と対向させる(クリーニング処理位置)。そして、第1のクリーニングユニット170が、第1のヘッド部150のクリーニング処理を行う。クリーニング処理が終わると、第1のクリーニングユニット170を退避させた後、第1のヘッド部150を図6に示す画像記録位置に戻す。なお、第2のクリーニングユニット180も、上述の第1のクリーニングユニット170と同等に構成されているため、詳細な説明は省略する。
搬送機構111は、複数の搬送用フリーローラ112〜118、120〜123、テンションローラ119、第1のドラム130及び第2のドラム140により構成されている。第1及び第2のドラム130、140は、搬送される記録媒体106をその円筒面で保持するように構成されている。この搬送途中で第1のヘッド部150により記録媒体106の第1の面(例えば表面側)に画像を記録し、次に、第2のヘッド部160により記録媒体106の第2の面(例えば裏面側)に画像を記録する。
さらに、画像記録部103における記録媒体106の搬送について、詳しく説明する。
給送部102から送り出された記録媒体106は、まず、フリーローラ112、113を経由して、第1のドラム130へと搬送される。そして、記録媒体106は、フリーローラ113、114によって第1のドラム130に巻きつけられる。これらのフリーローラ112〜114及び第1のドラム130の回転軸130aは、装置本体フレーム110に回転可能に軸支されている。
本実施形態の第1のドラム130には、記録媒体106が、フリーローラ113、114により約330度の巻き付け角で巻き付けられている。このように、第1のドラム130への記録媒体の巻き付け角を広く確保した構成により、記録媒体106は、第1のドラム130に対する巻き始めの張力及び巻き終わりの張力によって、第1のドラム130の外周面に対して垂直抗力を与える。かくして、第1のドラム130と記録媒体106との間の摩擦抵抗が大きくなり、これらの間で滑りが生じることなく、記録媒体106を第1のドラム130に密着して保持させる。このようにして、正確な記録媒体の搬送及びドラムの回転数制御が果される。
なお、本実施形態では、第1のドラム130は、記録媒体106を介して、後述する第2のドラム140と同期して回転する従動ドラムである。即ち、第1のドラム130には、第1のドラム自体を駆動させるためのモータは設けられていない。
第1のドラム130の巻き終わり以降では、記録媒体106は、フリーローラ115、116を経由して、第2のドラム140へと搬送される。そして、記録媒体106は、フリーローラ116、117によって第2のドラム140に巻き付けられる。これらフリーローラ115〜117及び第2のドラム140の回転軸140aは、装置本体フレーム110に回転可能に軸支されている。
この第2のドラム140は、上述の第1のドラム130と同様に、記録媒体106が、約330度の巻き付け角で巻き付けられている。かくして、第2のドラム140と記録媒体106との間の摩擦抵抗が大きくなり、第2のドラム140と記録媒体106との間で滑りが生じることなく、記録媒体106が第2のドラム140に密着して保持される。
第2のドラム140に保持される記録媒体106は、第2のドラム140の回転軸140aにベルトを介して連結された駆動モータ141によって搬送される。従って、最下流の第2のドラム140が、駆動ドラムとなる。
また、第2のドラム140の回転軸140aは、位置検出部におけるエンコーダ142が連結されている。これにより、エンコーダ142は、第2のドラム140の回転と連動して、この第2のドラム140の回転位置に相当するパルス信号を出力する。そして、エンコーダ142から出力されたパルス信号を第1のヘッド部150及び第2のヘッド部160の各記録ヘッドを駆動させる図示しない駆動基板に入力し、このパルス信号に同期して、各記録ヘッドはインクを吐出する。
かくして、記録媒体106は、第1のドラム130及び第2のドラム140上で滑りが生じることなく、同期した速度で搬送されるため、第2のドラム140の回転に伴って出力されるパルス信号に基づいて、第1のヘッド部150及び第2のヘッド部160の吐出駆動を制御することができる。
なお、本実施形態では、第1のドラム130と第2のドラム140とは、重力方向、即ちZ軸方向に対して少なくとも一部が重複するように配置されている。このような配置構成により、装置の設置面積を小さくすることができる。
テンションローラ119には、ベルトを介して駆動モータ124が連結されている。この駆動モータ124を駆動させることによって、テンションローラ119が回転する。これにより、テンションローラ119は、記録媒体106に必要な張力を作用させて、第2のドラム140の巻き終わり以降の記録媒体106が滑るのを防ぐことができる。
第2の実施形態では、記録媒体搬送経路中の第1のヘッド部150と第2のヘッド部160との間に、撮像部200とミシン目装置300とが配置されている。撮像部200は、記録媒体106に対して第1のヘッド部150側、即ち第1のヘッド部150によって画像記録される面側に配置されている。また、ミシン目装置300は、縦ミシン刃311が記録媒体106に対して第2のヘッド部160側、即ち前記第1のヘッド部150によって記録される面の裏側に配置されている。つまり、撮像部200とミシン目装置300とは、記録媒体106を挟んで互いに反対側となるように配置されている。
撮像部200は、図示しない制御回路により、第1のヘッド部150により記録された画像を検出し、そのタイミングに基づいて調整部により後述するミシン刃加工のタイミングを調整する。即ち、第1のヘッド部150により記録された画像位置を基準とし、正確な位置にミシン目を形成することができる。また、この撮像部200からの信号に基づき、調整部により第2のヘッド部160による画像記録の位置についても正確に微調整することができる。
ミシン目装置300は、記録媒体106にミシン目を形成する。ミシン目が形成された記録媒体106は、第2のドラム140へと搬送される。なお、ミシン目装置300についての説明は、後述する。
第2のドラム140の巻き終わり以降では、記録媒体106は、フリーローラ117、118、テンションローラ119、フリーローラ120〜123を経由して、カッタ装置104へと搬送される。
カッタ装置104は、ニップローラ対190と、カッタローラ対191と、により構成されている。ニップローラ対190は、装置本体フレーム110に回転可能に軸支されている。また、ニップローラ対190の一方のローラには、駆動モータ192が連結されている。この駆動モータ192を駆動させることにより、ニップローラ対190は回転し、記録媒体106をカッタローラ対191へと搬送する。
カッタローラ対191は、記録媒体106を切断するための少なくとも1つのカット刃193が取着されたカッタローラ191aと、このカッタローラ191aと離間され、対向するように設けられたアンビルローラ191bと、により構成されている。カッタローラ191aとアンビルローラ191bとは、図示しないモータによって、カッタローラ対191に示された矢印方向に回転する。この回転により、カッタローラ191aのカット刃193が、ニップローラ対190から送られてきた記録媒体106に当接して、この記録媒体106を所定の大きさのカット媒体に切断する。そして、このカット媒体が、排出部105へと排出される。なお、ニップローラ対190及びカッタローラ対191は、外周面の速度が、画像記録部103から搬送される記録媒体106の搬送速度とほぼ等しくなるように制御されている。
排出部105は、搬送ガイド194(194a、194b)と、排出ローラ対195(195a、195b)と、排出トレイ196と、により構成されている。搬送ガイド194a、194bは、カット媒体を排出ローラ対195a、195bへと案内するように、カッタローラ対191の下方に設けられている。搬送ガイド194bの端部は、アンビルローラ191bの外周面に当接するように、又は記録媒体106の厚さよりも薄い間隔で近接するように、配置されている。
このような構成により、カッタローラ対191で記録媒体106を切断した後にも、記録媒体106の先端(カット面)がアンビルローラ191bに巻き込まれることなく、搬送ガイド194a、194bの間を搬送されることができる。
排出ローラ対195に送られたカット媒体は、排出ローラ195a、195bの回転により、排出トレイ196へと排出される。この排出トレイ196は、排出ローラ対195により排出されたカット媒体を収容する。
次に、図7乃至図10を参照して、ミシン目装置300の構成について詳細に説明する。
ミシン目装置300は、縦ミシン目、即ち記録媒体106の搬送方向に対して平行なミシン目を形成する縦ミシン刃切り替え機構部310と、縦ミシン刃切り替え機構部310を記録媒体106の幅方向に移動(トラッキング)させるトラッキング機構部320と、記録媒体106を搬送する記録媒体搬送機構部330と、これら部材を一体的に支持しているフレーム部340と、により構成されている。このミシン目装置300は、着脱可能なユニット形式となっている。なお、ここでは、縦ミシン目を形成するミシン目装置300について説明するが、このミシン目装置300は、縦ミシン目に限定されず、記録媒体106の幅方向に対してミシン目を形成する装置であっても良い。
まず、フレーム部340について説明する。
フレーム部340は、2枚の側板341、342と、2本の支持丸棒343、344と、1本の支持角棒345と、により構成されている。側板341、342は、支持丸棒343、344及び1本の支持角棒345により互いに平行となるように連結されている。そして、側板341、342内に縦ミシン刃切り替え機構部310と、トラッキング機構部320と、記録媒体搬送機構部330と、が収容されている。なお、フレーム部340は、2本の設置丸棒351、352によって装置本体フレーム110に保持されている。
次に、記録媒体搬送機構部330について説明する。
記録媒体搬送機構部330は、アンビルローラ331と、アンビルローラ駆動モータ332と、ニップローラ333と、により構成されている。
アンビルローラ331は、図示しないベアリングを介して側板341、342によって回転可能に支持され、後述する縦ミシン刃311と対向する位置に設けられている。このアンビルローラ331の一方の端部には、アンビルローラ駆動モータ332が連結されている。アンビルローラ駆動モータ332は、側板342に保持され、アンビルローラ331の外周面の回転速度が画像記録部103から搬送される記録媒体106の搬送速度と等しくなるようにアンビルローラ331を回転させている。これにより、記録媒体106の搬送速度を低下させることなく記録媒体106を下流へと搬送させることができる。また、ニップローラ333は、図示しないベアリングを介して側板341、342に回転可能に支持され、記録媒体106をアンビルローラ331に押し付けるため、アンビルローラ331と対向した位置に設けられている。これにより、記録媒体106は、アンビルローラ331とニップローラ333とによりニップされた状態で、雛が発生することなく、かつアンビルローラ331の回転により下流へと搬送される。
このように記録媒体搬送機構部330は、画像記録部103から搬送される記録媒体106を同速度でカッタ装置104へと搬送する。
なお、本実施形態では、アンビルローラ331には、記録媒体106が、90度程度の巻き付け角で巻き付けられている。そして、この巻き付き角の略中央付近で縦ミシン刃311が当接するように、アンビルローラ331が配設されている。
次に、トラッキング機構部320について説明する。
トラッキング機構部320は、スライドテーブル321と、アングル部材322と、スライドレール323と、トラッキングモータ324と、折り返しベルト機構325、により構成されている。スライドレール323は、支持角棒345の内側面に固定されている。このスライドレール323には、図示はしないが、複数の位置センサが設けられている。また、スライドレール323には、図示しないボールねじを介してY軸方向、即ち記録媒体106の幅方向に移動可能なスライドテーブル321が取り付けられている。
側板342に取り付けられたトラッキングモータ324の回転駆動力は、折り返しベルト機構325を介してボールねじに伝達され、スライドテーブル321をスライドレール323に対してY軸方向に移動させる。即ち、スライドテーブル321は、制御部からの通知に応じてトラッキングモータ324を駆動し、図中左右方向に移動する。その際、スライドテーブル321の位置は、スライドレール323に設けられた複数の位置センサによって検出されているため、スライドテーブル321を正確な位置に移動させることができる。
また、スライドテーブル321には、後述する縦ミシン刃切り替え機構部310を保持するためのアングル部材322が取り付けられている。
トラッキング機構部320は、縦ミシン刃切り替え機構部310を記録媒体106の幅方向に移動可能としている。即ち、記録媒体106の幅方向における任意の位置にミシン目を形成したり、記録媒体106の幅方向に対するミシン目の形成位置をページごとに変更したりすることが可能である。さらには、連続して画像記録を行う際、記録媒体106が搬送されるのに従ってその幅方向にわずかに蛇行した場合であっても、ミシン目形成位置を記録媒体106のその蛇行に追随させることができる。このように、記録媒体106の幅方向搬送位置の不安定に依らず、常に記録媒体106の幅方向の端から一定の位置を維持してミシン目を形成し続けることができる。
次に、縦ミシン刃切り替え機構部310について説明する。
縦ミシン刃切り替え機構部310は、縦ミシン刃311と、カム312と、リンクバー313と、カムフォロア314と、取り付け板315と、カム駆動モータ316と、バネ318と、第1の接続部材353と、第2の接続部材354と、マイクロメータ355と、により構成されている。
縦ミシン刃311は、アンビルローラ331と対向するようにリンクバー313の一方の端部に図示しないベアリングを介して回転可能に保持されている。本実施形態では、縦ミシン刃311を回転させるための駆動源は有しておらず、縦ミシン刃311は、記録媒体106の搬送に追従して回転し、記録媒体106にミシン目を形成する。また、カムフォロア314は、カム312と対向するようにリンクバー313の他方の端部に固定されている。
このリンクバー313は、リンク支点317を中心に取り付け板315に対して回動可能に取り付け板315に取り付けられている。そして、リンクバー313は、一方の端部が取り付け板315に取り付けられたバネ318によって、カムフォロア314とカム312とが常に当接した状態を保つように付勢されている。
カム312は、取り付け板315に取り付けられている。このカム312は、カムフォロア314と当接しており、縦ミシン刃311の位置をリンクバー313を介して記録媒体106にミシン目を形成するためのミシン目形成位置、又はミシン目形成位置から退避した退避位置に切り替える。そのため、カム312は、小さい半径Aと大きい半径Bとの異なる2つの半径を半周ずつ有している(図11A並びに図11B参照)。カム312は、カム駆動モータ316によって回転し、カムフォロア314と当接する部分を半径A部、又は半径B部に切り替える。
また、第1の接続部材353は、取り付け板315の上端に配置され、取り付け板315とトラッキング機構部320(アングル部材322)とを接続し、取り付け板315がアングル部材322に対して、取り付け板315の面内方向にのみ回動可能となるように接続している。第2の接続部材354は、取り付け板315の下端に配置され、トラッキング機構部320に対する取り付け板315の回転位置を所望の位置で固定する。
さらに、微調整機構としてのマイクロメータ355が、アングル部材322に埋設されており、直動スピンドル357が取り付け板315と当接している。このマイクロメータ355は、マイクロメータの直動スピンドル357の直進方向の延長線上に縦ミシン刃311の回転中心が位置するように配置されている。そして、マイクロメータ355は、取り付け板315を第1の接続部材353を中心に移動させる。
なお、図示しないが、カム駆動モータ316のカム312と反対側の軸には、スリットを有する円板と、フォトインタラプタと、が設けられており、制御部がカム駆動モータ316の位相を検知している。
次に、図11A並びに図11Bを用いて、カム312による縦ミシン刃311の位置の可変動作について説明する。なお、図11A並びに図11Bでは、明確化のために、カム312の半径A及び半径Bは大きく異なり、段差を形成しているが、実際には、異なる半径の切り替え部分は滑らかに接続されている。
縦ミシン刃311は、中央にリンク支点317を持つリンクバー313の一端に、ベアリングを介して保持されている。また、このリンクバー313の他端には、カムフォロア314が配置されている。このカムフォロア314は、カム駆動モータ316により駆動されるカム312と当接している。そして、カム駆動モータ316によりカム312が回転すると、カムフォロア314は、カム312における半径Aの部分に当接する、又はカム312における半径Bの部分に当接する。
そして、カムフォロア314は、半径A及び半径Bに対応した位置間で、半径A及び半径Bの径差に等しい振幅で直動運動する。この直動運動が、リンクバー313を介して縦ミシン刃311に伝達し、この縦ミシン刃311も同様に直動する。即ち、カム・リンク機構を介して、カム312の半径A及び半径Bの径差が縦ミシン刃311の直動運動に変換される。
カム312の半径A部分にカムフォロア314が当接している時、図11Aに示すように、縦ミシン刃311が記録媒体106に押し当てられミシン目を形成する。この時、縦ミシン刃311は、記録媒体106の搬送に追従して回転する。また、カム312の半径B部分にカムフォロア314が当接している時、図11Bに示すように、縦ミシン刃311が記録媒体106にミシン目を形成することができない位置まで退避している。この時、リンク機構を1対1としているため、図11Bの退避位置における縦ミシン刃の退避量は、カム312の半径Aと半径Bとの径差に等しい。退避量、即ちカム312の半径Aと半径Bとの径差は、記録媒体106の厚さに適切なマージンを加えた量が妥当である。
このように、カム312を回転させることで、縦ミシン刃311の位置が、記録媒体106に押し当てられて記録媒体106にミシン目を形成するためのミシン目形成位置と、記録媒体106から退避されて記録媒体106にミシン目を形成しない退避位置との間で切り替えられる。
以上説明した縦ミシン刃切り替え機構部310により、記録媒体106の任意のページのみミシン目を形成し、他のページにはミシン目を形成しない、というようなミシン目付きページを自由に設定する動作を行うことが可能である。
なお、ここでは、縦ミシン刃切り替え機構部310が設けられたトラッキング機構部320が記録媒体の幅方向に左右に1つずつ設けられているが、これに限らず、搬送れる記録媒体106に形成するミシン目に対応させて適宜必要な数だけ設ければよい。
ここで、図11Aに示すように、縦ミシン刃311が記録媒体106にミシン目を形成している際、刃先がアンビルローラ331に当接していると刃先が摩耗し、刃先の寿命が短くなる。また、このように縦ミシン刃311がミシン目形成位置と退避位置との間で切り替え可能な場合、当接時の衝撃が繰り返し負荷されることとなり、さらに摩耗が進み、刃先の寿命がより短くなる。
これを防ぐために、マイクロメータ355が、図11Aのミシン目形成位置において縦ミシン刃311の刃先をアンビルローラ331に衝突させないように、ミシン目形成位置における縦ミシン刃311の位置を微調整し、微小ギャップ(間隙)を設ける。この微小ギャップを設ける手順を以下に説明する。
取り付け板315とアングル部材322とは、取り付け板315の上端に配置された第1の接続部材353により接続されており、この取り付け板315は、第1の接続部材353を中心として、アングル部材322に対して回動可能である。さらに、取り付け板315は、この下端に配置された第2の接続部材354によって所望の位置でアングル部材322に固定可能である。なお、締結作業を容易にするために、第2の接続部材354には、固定ハンドル358が設けられている。この第2の接続部材354の下方には、マイクロメータ355が配置されている。
マイクロメータ355の固定本体部は、アングル部材322に埋設されており、マイクロメータ355のつまみ部356を回転させると、マイクロメータの直動スピンドル357が直進して、取り付け板315を押す。つまり、取り付け板315は、マイクロメータ355によって第1の接続部材353を中心として回動する。これにより、縦ミシン刃311の位置をアンビルローラ331に近接、又は離間する方向に微調節することができる。この時、実際の調整量は刃先の磨耗に応じたものであるためごく僅かであり、取り付け板315は、直動スピンドル357の移動方向と同軸方向にほぼ直動し、マイクロメータ355を微調整した量と縦ミシン刃311の移動量とは、ほぼ等しいと考えられる。かくして、マイクロメータ355の目盛を読みながら、つまみ部356を回転させることによって、アンビルローラ331に対する縦ミシン刃311の径方向に対する位置を容易に微調整することが可能である。微調整を行った後、第2の接続部材354を締結することによって、取り付け板315の位置が確実に固定される。
なお、ミシン目が形成された後のミシン目の品質に注目すると、縦ミシン刃311の刃先とアンビルローラ331との微小な間隙は、記録媒体の厚さ方向においてカットされていない部分に相当するため、間隙が大きすぎるとミシン目の品質が低下する可能性がある。そこで、ここでは、縦ミシン刃311とアンビルローラ331とが、記録媒体の厚さに対して10%(例えば、厚さ0.1mmの記録媒体の場合には10μm)程度の間隙が設けられるように、刃先の位置を微調整する。この微調整手順について説明する。
まず、カムフォロア314をカム312の半径A部分に当接させた状態で縦ミシン刃311の刃先がアンビルローラ331から十分に離れる位置へと、マイクロメータ355のつまみ部356を回転させる。次に、このつまみ部356をマイクロメータの直動スピンドル357の繰り出し方向に向かって徐々に回転させて、刃先がアンビルローラ331に接触する位置まで、縦ミシン刃切り替え機構部310を移動させる。刃先がアンビルローラ331に接触したら、今度は、マイクロメータ355の側面の目盛を参照しながら、10μm分だけつまみ部356を逆回転させて、刃先とアンビルローラ331との間に10μmの間隙を生じさせる。この位置で固定ハンドル358を締め付けて、取り付け板315を固定し、調整を終了する。
このように、マイクロメータにより縦ミシン目切り替え機構部の位置を調整し、記録媒体にミシン目を形成する際、ミシン刃がアンビルローラに衝突することがないように、ミシン刃とアンビルローラとの間に微小な間隙を与えることが可能である。かくして、ミシン刃の損耗を防ぎ、寿命を延ばすことが可能となる。
ミシン刃の半径が損耗により変化した場合には、ミシン刃の損耗に応じて適切なミシン目が形成されるように、ミシン刃の位置を調節することができる。また、ミシン刃を交換した場合にも、ミシン刃の刃先の位置を容易に再調整することができる。従って、常に高品質なミシン目を形成することが可能なミシン目装置を提供することが可能である。
図12は、ここまで説明してきた第2の実施形態に係る画像記録装置101の要部を示す図である。図1と同様、ミシン刃311は、搬送経路上の第1のヘッド部150と第2のヘッド部160との間で、かつ記録媒体106の第2の記録面に対向するように、第1のヘッド部150の反対側に位置している。従って、第1の実施形態と同様に、ミシン刃に付着したインクの汚れは、第2のヘッド部160による画像記録の前に第2の記録面(図12では上側の面)によりふき取られるため、ミシン刃を長寿命化できる。また、図15、図16に示すような従来技術に見られる記録面のインク汚れが改善される。
図13は、第2の実施形態における第1のドラム130、第1のヘッド部150及び撮像部200との位置関係を示す概略図である。本実施形態では、撮像部200や加工装置(縦ミシン刃311、ミシン目装置300)等の装置は、第1のヘッド部150により画像記録される記録面に対し、即ち第1のドラム130の重力方向下方にある。つまり、第1のドラム130の回転軸130aを通るX軸方向の線(軸芯)よりも鉛直方向下方で、かつ第1のドラム130の円筒面に対する鉛直方向の2つの接線の間の空間(図13において鎖線で囲まれた、ドラム幅がカバーしている領域)に配設されている。この領域は、第1のヘッド部150に対しドラムの影となる位置である。従って、第1のヘッド部150により吐出されるインクによるミストの回り込みが少なくなり、ミシン目装置やラインセンサのインク汚れがさらに改善される。
また、撮像部200は、第1のドラム130を挟んで第1のヘッド部150とは反対側に配設されている。さらに、撮像部200は、ミシン目装置300よりも鉛直方向上方に配設されている。このような構成により、ミシン目加工等に起因する紙粉がラインセンサに到達することが少なく、紙粉の付着による問題も起こりにくい。
本発明の画像記録装置では、顔料を含む油性インクを使用することができる。また、CMYKの各色インクに対し、C.I.Pigment Blue、C.I.Pigment Red、C.I. Pigment Yellow、C.I. Pigment Blackを顔料として含むインクを使用することができる。また、インクには、顔料を分散させるための分散剤を添加することができる。白色インクを使用する場合は、顔料として酸化チタンを含むインクを使用することができる。黒色インクを使用する場合は、顔料としてカーボンブラックを含むインクを使用することができる。また、耐摩擦剤その他の補助剤を含むインクを使用することができる。
また、インクは、紫外インクとすることができる。この場合、ミシン刃の刃先は常にふき取りが行われることになる。すると、光重合反応を生じた樹脂が刃先に残る等の問題が改善される。つまり、従来技術において、刃先に硬化した紫外インク等が残っていると、この硬化部分がアンビルローラに衝突し、刃先への衝撃が大きくなるが、本発明によりこのような衝撃を軽減することができる。
即ち、本発明によれば、加工部材の表面に硬化した成分は、記録媒体106により、剪断の向きに除去されることになって、記録媒体の厚み方向については衝突が軽減される。これにより、ミシン刃等の加工部材の寿命が著しく改善する。
加工部材の他の形態として、上述のミシン刃に代えて、折り目加工部材を用いることができる。図14に、折り目加工部材20の一例を示す。即ち、第1の実施形態において、ミシン刃を図14のようなナイフ折り用の部材(加工刃)に取り替えることができる。折り目加工部材20を記録媒体に当接されたとき、記録媒体の表面部分を切断することはあっても貫通することはなく、圧力により紙面に折り目をつけるようになっている。これにより、ナイフ折り加工を行うことができる。
連続記録媒体は、インクジェットプリント用紙を使うことができる。また、普通紙、コート紙等も使うことができる。また、樹脂、フィルム等であってもよい。インクの色も、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの例を挙げたが、必ずしもこれに限らない。例えば、ホワイト、ライトシアン、ライトマゼンタ等を追加してもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、様々な改良及び変更が可能である。
1…画像記録装置、2…搬送部、3、4…ヘッド部、5…ミシン刃、6…ラインセンサ、7、8…ライン光源、9…調整部、10…処理回路、11…記録媒体、12…検出マーク、20…折り目加工部材、101…画像記録装置、102…給送部、103…画像記録部、104…カッタ装置、105…排出部、106…記録媒体、107…紙管固定シャフト、108…スタンド、109…ブレーキ、110…装置本体フレーム、111…搬送機構、112〜118…フリーローラ、119…テンションローラ、120…フリーローラ、124…駆動モータ、130、140…ドラム、130a、140a…回転軸、141…駆動モータ、142…エンコーダ、150、160…ヘッド部、170、180…クリーニングユニット、190…ニップローラ対、191…カッタローラ対、191a…カッタローラ、191b…アンビルローラ、192…駆動モータ、193…カット刃、194…搬送ガイド、195…排出ローラ対、196…排出トレイ、200…撮像部、300…ミシン目装置、310…縦ミシン刃切り替え機構部、311…縦ミシン刃、312…カム、313…リンクバー、314…カムフォロア、315…取り付け板、316…カム駆動モータ、317…リンク支点、318…バネ、320…トラッキング機構部、321…スライドテーブル、322…アングル部材、323…スライドレール、324…トラッキングモータ、325…折り返しベルト機構、330…記録媒体搬送機構部、331…アンビルローラ、332…アンビルローラ駆動モータ、333…ニップローラ、340…フレーム部、341、342…側板、343、344…支持丸棒、345…支持角棒、351、352…設置丸棒、353、354…接続部材、355…マイクロメータ、356…つまみ部、357…直動スピンドル、358…固定ハンドル。

Claims (6)

  1. 記録媒体を予め定めた搬送経路で搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体の第1の面側に画像記録する第1の画像記録手段と、
    前記第1の画像記録部よりも記録媒体の搬送方向下流側に配置され、前記搬送手段により搬送される記録媒体の前記第1の面の裏面である第2の面側に画像記録する第2の画像記録手段と、
    記録媒体に折り目もしくはミシン目加工を行う加工刃を有する加工手段と、
    を具備する画像記録装置であって、
    前記加工刃は、前記搬送経路上の第1の画像記録手段と第2の画像記録手段との間で、かつ前記記録媒体の第2の面に対向するように配設されていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記第1の画像記録手段と前記加工手段の加工刃との間の搬送経路上に撮像領域を有し、第1の画像記録手段によって記録された画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像データに基づき、前記加工手段における加工位置を調整する調整手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記加工手段の加工刃と前記第2の画像記録手段との間の搬送経路上に撮像領域を有し、第1の画像記録手段によって記録された画像及び折り目あるいはミシン目を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像データに基づき、前記加工手段における加工位置を調整する調整手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記搬送手段は、搬送される前記記録媒体が前記第1の画像記録手段に対向するように記録媒体を保持する保持面を有し、
    前記撮像手段は、前記保持面を挟み前記第1の画像記録手段とは反対側に配設されていることを特徴とする請求項2又は3記載の画像記録装置。
  5. 前記搬送手段は、搬送される前記記録媒体が前記第1の画像記録手段に対向するように、記録媒体をその円筒面で保持するドラムを有し、
    前記撮像素子又は前記加工手段は、前記ドラムの回転軸の軸芯よりも鉛直方向下方で、かつ鉛直方向と一致する前記ドラムの円筒面に関する2つの接線の間の空間に配設されていることを特徴とする請求項2又は3記載の画像記録装置。
  6. 前記撮像手段は、前記加工刃よりも鉛直上方に配設されていることを特徴とする請求項4又は5記載の画像記録装置。
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