JP2011188673A - モータ駆動装置、モータ駆動制御方法、及びモータ駆動制御プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

モータ駆動装置、モータ駆動制御方法、及びモータ駆動制御プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でしかもモータが正しく接続されたか否かを容易にしかも確実に検知する。
【解決手段】電流検知部105はモータ103の駆動電流に応じた電圧を検出電圧として得る。比較部106は検出電圧と予め規定された基準電圧とを比較して比較結果信号を得る。積分部107は比較結果信号が所定期間出力されるとハイレベルの計時結果信号を出力する。CPU101は、モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時では、所定期間を第1の期間に設定して、計時結果信号が出力されない場合にモータが異常であると判定する。また、CPUは、モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時では、所定期間を第1の期間よりも長い第2の期間に設定して、計時結果信号が出力された場合に、モータが異常であると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ(例えば、DCブラシモータ)を駆動制御するためのモータ駆動装置、モータ駆動制御方法、及びモータ駆動制御プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、DCブラシモータの接続状態を検知することのできるモータ駆動装置、モータ駆動制御方法、及びモータ駆動制御プログラム、並びに記録媒体に関する。
一般に、DCブラシモータによって駆動される被駆動装置では、DCブラシモータが正確にモータ駆動装置等に接続されているか否かを確認する必要がある。つまり、DCブラシモータの接続状態を確認する必要がある。
この接続確認を行うための手法として、DCブラシモータの駆動対象にフラグを装着して、当該フラグが動いているか否かをセンサによって検知するようにしたものがある。
さらに、DCブラシモータの異常を検出する際、DCブラシモータに流れる電流が所定の値以上又は以下である場合に、DCブラシモータが異常であるとしたものがある。ここでは、DCブラシモータと直列に接続された抵抗に流れる電流に比例する電圧値を所定の値と比較するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、DCブラシモータの過電流を検出する際、保護回路の動作時間が短くならないようにするようにしたものがある。ここでは、過電流の大きさが一定値以上であると、信号積分部のキャパシタを充電するキャパシタ電流を減少させて、保護回路の動作時間の最低値を制限するようにしている(例えば。特許文献2参照)。
特開平7−279217号公報 特開平9−23673号公報
ところで、特許文献1に記載の手法においては、DCブラシモータに直列に接続された抵抗に流れる電流に比例する電圧値が所定値以上となると、DCブラシモータに異常が生じたとしている。
ところが、特許文献1に記載の手法においては、DCブラシモータが正しく接続されていなければ、直列に接続された抵抗に電流が流れることがない。また、DCブラシモータの内部において断線が生じた場合においても、直列に接続された抵抗に電流が流れない。
従って、特許文献1に記載の手法においては、DCブラシモータに過電流が流入した際の異常は検知できるものの、DCブラシモータの接続状態を正確に検知することは困難である。
特許文献2に記載の検知装置においても、過電流によるDCブラシモータの異常を検知する際に、保護回路の動作時間が短くならないようにしているだけであるので、同様の問題点がある。
なお、前述のようなフラグの装着による異常検知では、異常検知のための構造が大型化するばかりでなく、コストアップという問題点がある。
従って、本発明の目的は、簡単な構成でしかもモータが正しく接続されたか否かを容易にしかも確実に検知することのできるモータ駆動装置、モータ駆動制御方法、及びモータ駆動制御プログラム、並びに記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明によるモータ駆動装置は、モータを駆動制御するためのモータ駆動装置において、前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出手段と、前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較手段と、前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時手段と、前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定手段とを有することを特徴とする。
本発明によるモータ駆動制御方法は、モータを駆動制御する際に用いられるモータ駆動制御方法において、前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出ステップと、前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較ステップと、前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時ステップと、前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定ステップ手段とを有することを特徴とする。
本発明によるモータ駆動制御プログラムは、モータを駆動制御する際に用いられるモータ駆動制御プログラムにおいて、コンピュータに、前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出ステップと、前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較ステップと、前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時ステップと、前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定ステップ手段とを実行させることを特徴とする。
本発明による記録媒体は、上記のモータ駆動制御プログラムが記録されたコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
以上のように、本発明によれば、モータの駆動制御モードに応じて、積算時間を変更するようにしたので、モータの接続状態及びモータに流れる過電流をともに検知することができるという効果がある。そして、同一の回路構成によって容易にしかも確実にモータの接続状態及びモータに流れる過電流をともに検知することができるという効果がある。
本発明の実施の形態によるモータ駆動装置の一例を示すブロック図である。 図1に示すモータ駆動装置の構成の第1の例を示す回路図である。 図2に示すモータ駆動装置が接続検知モードである場合の信号変化を示す図である。 図2に示すモータ駆動装置が通常モードである場合の信号変化を示す図である。 図2に示すモータ駆動装置における駆動制御を説明するためのフローチャートである。 図1に示すモータ駆動装置の構成の第2の例を示す回路図である。 図6に示すASICの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 図7に示すASICの内部動作を説明するためのタイミング図である。 図6に示すモータ駆動装置が接続検知モードである場合の信号変化を示す図である。 図6に示すモータ駆動装置が通常モードである場合の信号変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態によるモータ駆動装置の一例について図面を参照して説明する。なお、ここでは、モータとして、DCブラシモータを例に挙げて説明するが、他の形式のモータにおいても同様にして本発明を適用することができる。
図1は本発明の実施の形態によるモータ駆動装置の一例を示すブロック図である。
図1を参照して、図示のモータ駆動装置100には、DCブラシモータ103が接続されている。モータ駆動装置100は、CPU(中央演算装置:判定手段)101、駆動部102、基準値発生部104、電流検出部105(電圧検出手段)、比較部(電圧比較手段)106、積分部(計時手段)107、及び表示部108を備えている。
CPU101は、駆動部102に駆動制御信号を与え、この駆動制御信号に応じて駆動部102はDCブラシモータ103に駆動電流を印加する。これによって、DCブラシモータ103が駆動する。DCブラシモータ103に流れる電流の値は電流検出部105で検出され、電流検出部105は、検出された電流に比例する電圧値を検出電圧値として比較部105に与える。
一方、基準値発生部104からは予め規定された基準値(基準電圧)が比較部106に与えられ、比較部106は検出電圧値と基準値とを比較して、比較結果(比較結果信号)を出力する。この比較結果信号は積分部107に入力され、積分部107は、比較結果信号を積分(積算)して、積分値(積算値)を出力する。
そして、CPU101は、後述するようにして、駆動制御信号を生成するとともに、積算値に応じてDCブラシモータ103の駆動状態を示すモータ駆動状態信号を生成する。表示部108にはモータ駆動状態信号に応じた画面が表示される。
図2は、図1に示すモータ駆動装置100の構成の第1の例を示す回路図である。
図1及び図2を参照して、駆動部102は、トランジスタ201を有し、トランジスタ201のベースがCPU101に接続され、CPU101からトランジスタ201のベースに駆動制御信号302が与えられる。
トランジスタ201のコレクタには電源202(Vcc−1)が接続され、トランジスタ201のエミッタはDCブラシモータ103に接続されている。駆動制御信号302がハイレベル(H)の際、トランジスタ201がオンして、電源202から駆動電流がDCブラシモータ103に流れる。
図示の例では、DCブラシモータ103の巻線コイル(以下、単にコイルと呼ぶ)203が示されており、駆動電流はコイル203に流入することになる。コイル203、つまり、DCブラシモータ103を流れる電流は、コイル203に並列に配置された抵抗203に流れる結果、抵抗203には、この電流に比例した電圧が生じることになる。
比較部106は、コンパレータ208を有し、前述の抵抗203に生じた電圧がコンパレータ208の非反転端子に検出電圧303として印加される。
基準値発生部104は、電源207(Vcc−2)と抵抗205及び206とを有し、抵抗205及び206は直列に接続され、抵抗206が接地されている。抵抗205には電源207が接続され、抵抗205及び206の接続点がコンパレータ208の反転端子に接続されている。
この結果、抵抗205及び206の抵抗値の比と電源207の電圧とによって決定される電圧値がコンパレータ208に基準値(以下、基準電圧値とも呼ぶ)304として印加されることになる。なお、電源207及び202を同一の電源としてもよい。
コンパレータ208は、検出電圧値303と基準電圧値304とを比較する。ここでは、基準電圧値304よりも検出電圧値303が大きいと、コンパレータ208は比較結果信号305として、ハイレベル(H)の比較結果信号305を出力する。つまり、コンパレータ208は検出電圧が基準電圧よりも大きいことに応じて、ハイレベル(H)である比較結果信号を出力する。
一方、検出電圧値303が基準電圧値304以下であると、コンパレータ208は比較結果信号305として、ロウレベル(L)の比較結果信号305を出力する。
積分部107は、抵抗209及び210とコンデンサ211及び212とを有し、さらにスイッチ部213(スイッチ手段)を備えている。コンパレータ208の出力端には抵抗209及び210が接続され、抵抗209は電源207(Vcc−2)に接続されている。
コンデンサ211は抵抗210に並列に接続され、このコンデンサ211に並列に接続されたコンデンサ212がスイッチ部213を介してCPU101に接続されている。なお、スイッチ部213は、CPU101によってオンオフ制御される。
いま、コンパレータ208の出力である比較結果信号305がハイレベル(H)であると、電源207から抵抗209及び210を介して電流がコンデンサ211及び212に流れ込む。そして、この電流によってコンデンサ211及び212に所定の電荷が蓄積されると、コンデンサ211及び212の両端電圧がCPU101に加わることになる。つまり、CPU101にはハイレベル(H)を示す積分値(積算結果信号)306が印加されることになる。そして、積分部107の出力である積分値306がハイレベル(H)であると、CPU101は、DCブラシモータ103に、例えば、過電流が流れていると判定する。
スイッチ部213は、コンデンサ212をCPU101に接続するためのスイッチであり、スイッチ部213がオンであると、コンデンサ212がCPU101に接続される。そして、後述するように、スイッチ部213の動作(オンオフ)によって、初期及び通常時における異常検知が切り替えられることになる。
モータ駆動装置100は、スイッチ部214(図1には示さず)を有しており、このスイッチ部214はコンデンサ211及び212とCPU101との接続線に接続されている。そして、スイッチ部214は抵抗215(放電抵抗と呼ぶ)を介して接地されている。
このスイッチ部214はCPU101によってオンオフ制御され、スイッチ部214がオンされると、コンデンサ211及び212に蓄積された電荷が放電抵抗215を介して放電電流として放電される。
図3は、図2に示すモータ駆動装置100が接続検知モードである場合の信号変化を示す図である。なお、一点鎖線で示す枠310は、接続検知時における信号波形を示している。接続検知モードは、後述する通常モードに先立って行われ、装置が電源オンされた直後などに行われる。
図2及び図3を参照して、前述のしたように、スイッチ部213はCPU101によってオンオフ制御される。CPU101はスイッチ部213に第1のスイッチング信号301を与え、スイッチ部213は第1のスイッチング信号がハイレベル(H)のときオンする。
スイッチ部213がオンのとき、コンデンサ212がCPU101に接続されることになる。つまり、スイッチ部213がオンの場合には、コンデンサ211及び212がCPU101に接続され、スイッチ部213がオフの場合には、コンデンサ211のみがCPU101に接続されることになる。従って、スイッチ部213のオンオフに応じて、CPU101からみた容量が変化することになる。
CPU101から駆動部102に駆動制御信号302が与えられ、駆動制御信号302がハイレベル(H)のとき、駆動制御部102から駆動電流がDCブラシモータ103に与えられる。
DCブラシモータ103を流れる電流に応じて、電流検出部105は検出電圧値303を出力し、これが比較部106に与えられる。前述のように、比較部106には基準電圧値304が与えられており、比較部106は比較結果として比較結果信号305を出力する。
この比較結果信号305に応じて、積分部107(計時手段)では、コンデンサ211及び212に蓄えられる電荷量が変化して、積分結果(計時結果又は積分値ともいう)306としてハイレベル(H)又はロウレベル(L)を出力する。つまり、コンデンサ211及び212に十分な電荷が溜まると、積分値306はハイレベル(H)となる。
スイッチ部214は、CPU101から出力される第2のスイッチング信号307によってオンオフ制御され、第2のスイッチング信号307がハイレベル(H)のとき、スイッチ部214がオンする。スイッチ部214のオンによって、放電抵抗215がコンデンサ211及び212に接続されることになる。
いま、モータ駆動装置100の電源が投入されると(電源投入)、CPU101は第1のスイッチング信号301をロウレベル(L)に設定する(接続検知モード:第1の駆動制御モード)。これによって、コンデンサ211のみがCPU101に接続された状態となり、抵抗209及び210とコンデンサ211とによって規定される時定数は小さな値となる。
時定数が小さいと、コンパレータ208の出力である比較結果信号305において、ハイレベル(H)の期間が短くても、コンデンサ211に十分な電荷を蓄積することができることになる。
DCブラシモータ103がオンされた直後においては、始動電流が流れるから、DCブラシモータ103に流れる電流は大きくなる。そして、次第にDCブラシモータ103に流れる電流は小さくなって定常電流(所定の電流)となる。
つまり、DCブラシモータ103の起動時においては、その内部のロータを回転させるための起動エネルギーが必要であり、その起動エネルギーが起動電流として現れる。その結果、始動電流は大きくなる。そして、DCブラシモータ103が駆動された後には、所定の回転を維持するためのエネルギーだけで済むので、DCブラシモータ103を流れる電流の値は低下する。
積分部107の出力である積分値306(計時結果信号)は、比較結果信号305がハイレベル(H)である際、コンデンサ211へのチャージによって、徐々に大きくなる。なお、始動時には、始動電流、つまり、突入電流がDCブラシモータ103に流れるから、この突入電流に応じてコンデンサ211に十分な電荷が溜まるように、コンデンサ211の容量と抵抗209及び210の抵抗値とを選択する必要がある。
DCブラシモータ103が定常状態となって、比較結果信号305がロウレベル(L)となっても、コンデンサ211に蓄積された電荷は放電されず、積分値306はハイレベル(H)のまま維持される。このように、積分部107は、コンパレータ208からハイレベルの比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて、ハイレベルの計時結果信号を出力することになる。
このハイレベル(H)の積分値306を受けると、CPU101はDCブラシモータ103が正常に接続されていると判定する。つまり、DCブラシモータ103の始動の際には、起動電流(始動電流)が流れるから、この始動電流に比例する検出電値圧303を受けた際に、比較部106の出力である比較結果信号305がハイレベル(H)となるようにする。
そして、始動後定常状態に移行すると、DCブラシモータ103に流れる電流は減少する。そして、定常状態移行後における検出電圧値303を受けた際には、比較部106はロウレベルの比較結果信号305を出力するようにする。
このようにすれば、DCブラシモータ103が正しくモータ駆動装置100等に接続されていれば、DCブラシモータ103の始動後においてはCPU101にはハイレベル(H)の積分値306が与えられることになる。
言い換えると、CPU101はDCブラシモータ始動後(つまり、接続検知モード)にハイレベル(H)の積分値306を受ければ、DCブラシモータ103が正常に接続されていると判定できることになる。
一方、DCブラシモータ103の始動電流(突入電流)が検知されなければ、積分値306はロウレベル(L)であるから、CPU101は、例えば、DCブラシモータ103が接続されていないか又はDCブラシモータ103に束線切れ等の異常が生じていると判定することができる。
そして、積分値306がロウレベル(L)である場合には、CPU101は、例えば、表示部108に「接続されていません」等の警告を表示するか又は「エラー」表示を行う。
CPU101は、駆動制御信号302の立下りエッジにおいて、所定の時間のハイレベル(H)となる第2のスイッチング信号307を出力する。そして、第2のスイッチング信号307のハイレベル(H)の期間、スイッチ部214をオンする。
これによって、コンデンサ211に溜まった電荷が放電抵抗215を介して放電電流として放電される。この結果、積分値306のレベルは徐々に低下して、積分値306はロウレベル(L)となる。
このようにして、CPU101は正しくDCブラシモータ103が接続されていることを確認すると、第1のスイッチング信号301をロウレベル(L)からハイレベル(H)として、通常モード(第2の駆動制御モード)とする。第1のスイッチング信号301がハイレベル(H)となると、スイッチ部213がオンして、コンデンサ211にコンデンサ212が並列に接続されて、容量が増加することになる。
図4は、図2に示すモータ駆動装置100が通常モード(第2の駆動制御モード:過電流検知モード)である場合の信号変化を示す図である。なお、一点鎖線で示す枠401は過電流検知時(OK)の信号波形を示し、一点鎖線で示す枠402は過電流検知時(NG)の信号波形を示す。
図2及び図4を参照して、通常モード(第2の駆動制御モード)においては、コンデンサ211及び212が並列にCPU101に接続された状態であるから、過電流がDCブラシモータ103に流れても、積分値306のレベルは高くならない。言い換えると、積分値306のレベルはハイレベル(H)の状態に至らない。
つまり、コンデンサ211及び212が並列に接続された結果、その容量が増加し、DCブラシモータ103に突入電流等の過電流が流れても、コンデンサ211及び212に十分な電荷を蓄積することができない。
従って、CPU101は、積分値306はロウレベル(L)であると判定して、DCブラシモータ103には過電流は流れていないとする(過電流検知時の波形(OK)401)。
ところで、DCブラシモータ103の特性として、モータ軸にかかる負荷が大きくなると、DCブラシモータ103に流れる電流の値が大きくなる。
図示はしないが、DCブラシモータ103は、内部ロータに組み込まれた電磁石と、電磁石の外側に配置された磁石とを有している。そして、外側の磁石と同一極になるように電磁石に電流が流れる。磁石と電磁石の反発によって内部ロータが回転して、電磁石の極が磁石の極と異なる状態に近づくと、電磁石に電流を供給する接点部が切り替わる。
これによって、電磁石の極と対向する磁石の極とが同一となる。このような動作の繰り返しによって、DCブラシモータ103は回転するのである。この結果、モータ軸に掛かる負荷が大きくなると、内部ロータが回転しにくくなって、回転するまで電磁石に電流を流そうとすることになり、過電流が流れることになる。
従って、負荷が大きい場合には、過電流検知時の波形(NG)402において、検知検圧値303は定常状態においても大きくなる。つまり、検知電圧値303のレベルが大きくなるとともに、その期間も長くなる。
これによって、比較部106から出力される比較結果信号305のハイレベル(H)の期間が長くなって、コンデンサ211及び212に十分な電荷が溜まる。そして、積分値306がハイレベル(H)となる。通常モード(第2の駆動制御モード)において積分値306がハイレベル(H)となると、CPU101はDCブラシモータ103に過電流が流れたと判定する。
そして、CPU101はその旨表示部108に表示する。例えば、CPU101は、「過電流です」又は「エラー」を表示部108に表示する。
このように、第2の駆動制御モードにおいては、コンデンサ211及び212を並列に接続する。この結果、DCブラシモータ103の接続状態を判定する第1の駆動制御モード時において、上記の所定期間がコンデンサ211によって第1の期間に設定されるとすると、DC2ブラシモータ103を駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時においては、上記の所定期間を第1の期間よりも長い第2の期間に設定されることになる。そして、第1の駆動制御モード時では、計時結果信号(ここではハイレベル)が出力されない場合、DCブラシモータ103が異常であると判定することになる。また、第2の駆動制御モード時においては、計時結果信号が出力された場合、DCブラシモータ103が異常であると判定することになる。
さらに、第1の駆動制御モード時においては、コンデンサ211のみを用いているから、その容量を第1の容量とすれば、第2の駆動制御モード時においては、コンデンサ211及び212を並列に接続しているから、その容量を第2の容量とすれば、当該第2の容量は第1の容量よりも大きくなる。そして、これら第1及び第2の容量に応じてそれぞれ上記の第1及び第2の期間が規定されることになる。
図5は、図2に示すモータ駆動装置100における駆動制御を説明するためのフローチャートである。
図2及び図5を参照して、前述したように、モータ駆動装置100の電源が投入されると、CPU101は、接続検知モード(第1の駆動制御モード)を設定する(ステップS501)。この接続検知モードにおいては、前述のように、コンデンサ212が切り離される。
続いて、CPU101は駆動制御信号302をハイレベル(H)として、DCブラシモータ103を駆動する(ステップS502)。そして、CPU101は積分部107の出力(積分値306)がハイレベル(H)であるか否かを判定する(ステップS503)。
積分値306がロウレベル(L)であると(ステップS503において、NO)、CPU101はDCブラシモータ103に接続異常があるとして、駆動制御信号302をロウレベルにして、DCブラシモータ103をオフする(ステップS504)。そして、CPU101は表示部108に、例えば、「未接続」を表示して(ステップS505)、エラー終了する。
一方、積分値306がハイレベルと(H)であると(ステップS503において、YES)、CPU101は、DCブラシモータ103の接続は正常と判定して、駆動制御信号302をロウレベル(L)として、DCブラシモータ103を停止する(ステップS506)。
その後、CPU101は積分値306をリセットする(ステップS507)。つまり、CPU101は第2のスイッチング信号307をハイレベル(H)として、スイッチ部214をオンし、コンデンサ211に蓄えられている電荷を放電電流として放電する。
続いて、CPU101は過電流検知モード(第2の駆動制御モード)を設定する(ステップS508)。ここでは、CPU101は第1のスイッチング信号301をハイレベル(H)として、スイッチ部213をオンする。これによって、コンデンサ211にコンデンサ212を並列に接続する。
次に、CPU101はDCブラシモータ103をオンするか否かを判定する(ステップS509)。つまり、DCブラシモータをオンする指令であるオン信号が入力されたか否かを判定する。DCブラシモータ103をオンしなければ(ステップS509において、NO)、CPU101は待機する。
一方、オン信号を受けると(ステップS509において、YES)、CPU101は駆動制御信号302をハイレベル(H)として、DCブラシモータ103を駆動する(ステップS510)。そして、CPU101は、積分値306がハイレベル(H)であるか否かについて判定する(ステップS511)。
積分値306がロウレベル(L)であると(ステップS511において、NO)、CPU101はDCブラシモータ103をオフする指令であるオフ信号が入力されたか否かについて判定する(ステップS512)。オフ信号が入力されないと(ステップS512において、NO)、CPU101はステップS511に戻って処理を続行する。
オフ信号が入力されると(ステップS512において、YES)、CPU101は駆動制御信号302をロウレベル(L)として、DCブラシモータ103をオフ(つまり、停止)する(ステップS513)。
その後、CPU101は第2のスイッチング信号307をハイレベル(H)として、スイッチ部214をオンし、コンデンサ211及び212に蓄積された電荷を放電電流として放電する。これによって、CPU101は積分値306をリセットする(ステップS514)。そして、CPU101はステップS509に戻って処理を続行する。
ステップS511において、積分値306がハイレベル(H)であると(ステップS511において、YES)、CPU101は、過電流による異常があると判定する。そして、CPU101は駆動制御信号302をロウレベル(L)として、DCブラシモータ103を停止する(ステップS515)。その後、CPU101は、表示部108に「過電流」等を表示して、エラー告知を行って(ステップS516)、エラー終了する。
このようにして、上述の第1の例では、積分部107に備えられたコンデンサの容量を可変として、接続検知モード(第1の駆動制御モード)においてはコンデンサの容量を小さくする。つまり、第1の駆動制御モードに対応する積分時間(積算時間)を第2の駆動制御モードに対応する積分時間よりも短くして、この積分時間を選択積算時間とする。
一方、過電流検出モード(第2の駆動制御モード)においては、コンデンサの容量を大きくする。つまり、第2の駆動制御モードに対応する積分時間(積算時間)を第1の駆動制御モードに対応する積分時間よりも長くして、この積分時間を選択積算時間とする。
これによって、抵抗及びコンデンサで規定される時定数を切り替え、DCブラシモータ103の接続検知を行うとともに過電流検知を行うようにしている。従って、DCブラシモータ103の接続状態を検知できるばかりでなく、DCブラシモータ103の過電流も検知できることなって、同一の回路構成で容易にしかも確実にDCブラシモータ103の異常検知を行うことができることになる。
図6は、図1に示すモータ駆動装置100の構成の第2の例を示す回路図である。
図6において、図2に示す構成要素と同一の構成要素について同一の参照番号を付し、説明を省略する。図6を参照すると、図示のモータ駆動装置100には、積分部107は、図2と異なり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)601を有している。そして、このASIC601がCPU101に相互に接続されている。なお、図示のように、コンパレータ208の出力端には、抵抗209を介して電源207が接続されている。
図7は、図6に示すASIC601の機能構成を説明するための機能ブロック図である。
図7を参照すると、ASIC601(計時手段)は、タイマー回路701、エッジ検出回路702、レジスタ703、及び比較回路704(時間比較手段)を有している。タイマー回路701には入力端305aを介してコンパレータ208の出力である比較結果信号305が与えられる。また、立下りエッジを検出するエッジ検出回路702には、入力端305aを介してコンパレータ208の出力である比較結果信号305が与えられる。
タイマー回路701は、後述するように、比較結果信号305がハイレベルの期間のクロック信号をカウントして、逐次、カウント値802を比較回路704に与える。
レジスタ703には、入力端901aを介して、CPU101からレジスタ値設定データ901が与えられ、レジスタ703はレジスタ値設定データ901が示すレジスタ値を登録する。そして、このレジスタ値はレジスタ703から比較回路704に与えられる。
比較回路704は上記のカウント値とレジスタ値とを比較して、カウント値がレジスタ値よりも大きいとき、比較結果信号906(計時結果信号)として、出力端906aからCPU101に与える。そして、CPU101は、後述するように、比較結果信号906(計時結果信号)に応じてDCブラシモータ103を制御する。
図8は、図7に示すASIC601の内部動作を説明するためのタイミング図である。
図7及び図8を参照して、図6及び図7には示されていないが、ASIC601にはクロック信号801が与えられている。いま、CPU101から出力される駆動制御信号302がハイレベル(H)となって、比較部106から出力される比較結果信号305がハイレベル(H)となると、タイマー回路701は、クロック801に同期してカウントアップする。つまり、タイマー回路701は、比較結果信号305がハイレベルの期間のクロック信号をカウントする。
エッジ検出回路907は、比較結果信号305の立下りエッジを検出して、カウンタクリア信号907をタイマー回路701に与える。このカウンタクリア信号907はクロック信号の周期で1パルス生成される。そして、このカウンタクリア信号907によってタイマー回路701はリセットされる。
レジスタ703には、前述のように、CPU101からレジスタ値設定データ901がレジスタ値として書き込まれる。そして、レジスタ703は、前述のように、このレジスタ値を比較回路704に与える。
図示の例では、レジスタ値は”11”とされ、カウント値802が”12”になると、比較回路704は計時結果信号906をハイレベル(H)とする。この計時結果信号906は、DCブラシモータ103の接続検知の際及び過電流検知の際にそれぞれ設定されたレジスタ値よりもカウント値が大きいとハイレベル(H)となる。
言い換えると、過電流検知モードと接続検知モードとにおいて、CPU101はレジスタ703に記録するレジスタ値を異ならせて、同一の回路構成で接続検知及び過電流検知を行う。具体的には、過電流検知モードの際のレジスタ値は接続検知モードの際のレジスタ値よりも大きく設定される。このことは、第2の駆動制御モードにおける第2の期間は第1の駆動制御モードにおける第1の期間よりも長く設定されることを意味している。
そして、比較回路704は第1の期間又は第2の期間に対応する値よりもカウント値が大きいことに応じて、ハイレベルの計時結果信号を出力することになる。
図9は、図6に示すモータ駆動装置100が接続検知モードである場合の信号変化を示す図である。なお、一点鎖線で示す枠910は、接続検知時の信号波形を表している。接続検知モードは、後述する通常モードに先立って行われ、装置の電源オン直後などに行われる。
図6、図7、及び図9を参照して、レジスタ703には、CPU101から与えられるレジスタ値設定データ901に応じたレジスタ値が登録される。CPU101から出力される駆動制御信号302がハイレベル(H)となると、DCブラシモータ103が駆動される。
DCブラシモータ103を流れる電流に比例する検出電圧値303がコンパレータ208に与えられて、基準電圧値304と検出電圧値303が比較される。そして、基準電圧値304よりも検出電圧値303が大きいと、コンパレータ208は、比較結果信号305をハイレベル(H)とする。そして、比較結果信号305が、前述のように、ASIC601に与えられる。
前述したように、ASIC601は比較結果信号906(計時結果信号)を出力するが、この比較結果信号906はレジスタ703に設定されたレジスタ値とタイマー回路701から出力されるカウント値802とに応じて変化する。つまり、レジスタ値よりもカウント値802が大きいと、比較結果信号906はハイレベル(H)となる。一方、カウント値802がレジスタ値以下であると、比較結果信号906はロウレベル(L)となる。
上記のレジスタ値は、接続検知モードでは、DCブラシモータ103が正しく接続されている場合にはカウント値802がレジスタ値より大きくなるような値に設定される。図9に示す例では、”0x08”がレジスタ値として設定され、接続検知モードにおいてDCブラシモータ103が正しく接続されている場合には、カウンタ値802は、レジスタ値”0x08”よりも大きくなるまでリセットされない。
従って、比較結果信号906は、カウント値802がレジスタ値より大きくなると、ロウレベル(L)からハイレベル(H)に変化する。そして、エッジ検出回路702が駆動制御信号302の立下りエッジを検知して、カウンタクリア信号907をハイレベル(H)とすると、このカウンタクリア信号907によって、タイマー回路701がリセットされる。その結果、カウント値802はレジスタ値以下となり、比較結果信号906がハイレベル(H)からロウレベル(L)に変化する。
上述のようにして、接続検知モードで、比較結果信号906がハイレベル(H)となったことに応じて、CPU101はDCブラシモータ103が正しく接続されていると判定する。
一方、DCブラシモータ103が接続されていないか又は正しく接続されていないと、比較部106からの出力である比較結果信号305はロウレベル(L)のままである。この結果、タイマー回路701はカウントを開始せず、従って、比較回路704の出力である比較結果信号906はロウレベル(L)の状態に維持される。
このように、CPU101は駆動制御信号302を所定の期間ハイレベル(H)としても、比較結果信号906がロウレベル(L)のままであれば、DCブラシモータ103は正しく接続されていないと判定することになる。そして、CPU101は表示部108にDCブラシモータ103が正しく接続されていない旨の表示を行う。
CPU101は、正しくDCブラシモータ103が接続されていると判定すると、レジスタ値設定データ901を切り替えて、レジスタ901に登録するレジスタ値を切り替える(ここでは、レジスタ値を大きくする。つまり、計時時間を長くする)。そして、CPU101は過電流検出モード(通常モード)に移行する。
図10は、図6に示すモータ駆動装置100が通常モードである場合の信号変化を示す図である。なお、一点鎖線で示す枠1001は過電流検知時(OK)の信号波形を示し、一点鎖線で示す枠1002は過電流検知時(NG)の信号波形を示す。
図6、図7、及び図10を参照して、前述のように、接続検知モードから通常モード(過電流検知モード)に移行すると、レジスタ703に設定されるレジスタ値が変更される。
図10に示す例では、レジスタ値は”0x08”から”0x10”に変更されている。通常モードにおけるレジスタ値は、接続検知モードにおけるレジスタ値よりも大きくされる。つまり、通常モードにおけるレジスタ値は、正常状態のDCブラシモータ103に突入電流が流れてもカウンタ値802がレジスタ値より小さくなるように設定される。
従って、突入電流程度の過電流が流れても、比較結果信号906はロウレベル(L)であるから、CPU101はDCブラシモータ103が正常に回転していると判定することになる(過電流検知時の波形(OK)1001)。
一方、前述したように、DCブラシモータ103のモータ軸に掛かる負荷が大きくなると、DCブラシモータ103に過電流が流れる状態が継続することになる。つまり、定常状態における電流が大きくなる。
このように、過電流の状態が継続すると、比較部106の出力である比較結果信号305がハイレベル(H)である期間が長くなる。その結果、タイマー回路701から出力されるカウント値802がレジスタ703に設定されたレジスタ値よりも大きくなって、比較回路704は比較結果信号906をハイレベル(H)とする。そして、通常モード(過電流検知モード)において、ハイレベル(H)である比較結果信号906を受けると、CPU101はDCブラシモータ103が過電流状態であると判定する。つまり、CPU101はDCブラシモータ103が異常であると判定する。
DCブラシモータ103が過電流状態であると判定すると、CPU101は表示部108に「過電流です」又は「エラー」を表示する。
以上のように、第2の例においては、比較部106からの比較結果信号305によってカウントを開始して、CPU101によって設定されるレジスタ値とカウント値とを比較して、DCブラシモータ103の状態を検知するようにしている。そして、接続検知モードにおけるレジスタ値を、通常モードにおけるレジスタ値よりも小さくしているから、接続検知と過電流検知とを同一の回路構成で、しかも容易に検知することができる。
なお、上述の説明から明らかなように、CPU101に、DCブラシモータ103を駆動制御するための複数の駆動制御モードが規定され、CPU101が複数の駆動制御モードの一つを選択駆動制御モードとして設定することになる。
また、上記の例では、タイマー回路701及びエッジ検出回路702がカウンタ手段として機能し、比較回路704が時間比較手段として機能することになる。また、CPU101が判定手段として機能することになる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能をモータ駆動制御方法として、このモータ駆動制御方法を、マイクロコンピュータ等のコンピュータに実行させるようにしてもよい。さらに、上述の実施の形態の機能を有するプログラムをモータ駆動制御プログラムとして、このモータ駆動制御プログラムを、マイクロコンピュータ等のコンピュータに実行させるようにしてもよい。
この際、モータ駆動制御方法及びモータ駆動制御プログラムは、少なくとも電圧検出ステップ、電圧比較ステップ、計時ステップ、及び判定ステップを有することになる。
また、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータに読み取り可能な記録媒体を介してシステム或いは装置に供給するようにしてもよい。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理ようにしてもよい。
100 モータ駆動装置
101 CPU
102 駆動部
103 DCブラシモータ
104 基準値発生部
105 電流検出部
106 比較部
107 積分部
108 表示部

Claims (8)

  1. モータを駆動制御するためのモータ駆動装置において、
    前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出手段と、
    前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較手段と、
    前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時手段と、
    前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定手段とを有することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記判定手段は、電源投入の際に、前記第1の駆動制御モードを選択することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 前記計時手段は、前記比較結果信号を抵抗を介して蓄積するコンデンサを有しており、
    前記判定手段は、前記第1の駆動制御モード時は、前記コンデンサの容量を第1の容量に設定し、前記第2の駆動制御モード時は前記コンデンサの容量を前記第1の容量よりも大きい第2の容量に設定することを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  4. 前記判定手段によって前記モータが異常であるか否かを判定した後、前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させる放電手段を有することを特徴とする請求項3記載のモータ駆動装置。
  5. 前記計時手段は、前記比較結果信号が出力されている期間のクロック信号をカウントしてカウント値を出力するカウンタ手段と、
    前記判定手段に設定された前記第1の期間または前記第2の期間に対応する値よりも前記カウント値が大きいことに応じて前記計時結果信号を出力する時間比較手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  6. モータを駆動制御する際に用いられるモータ駆動制御方法において、
    前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出ステップと、
    前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較ステップと、
    前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時ステップと、
    前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定ステップ手段とを有することを特徴とするモータ駆動制御方法。
  7. モータを駆動制御する際に用いられるモータ駆動制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記モータの駆動電流に応じた電圧を検出電圧として出力する電圧検出ステップと、
    前記検出電圧が予め規定された基準電圧より大きいことに応じて比較結果信号を出力する電圧比較ステップと、
    前記比較結果信号が所定期間出力されたことに応じて計時結果信号を出力する計時ステップと、
    前記モータの接続状態を判定する第1の駆動制御モード時は、前記所定期間を第1の期間に設定し、前記計時結果信号が出力されない場合、前記モータが異常であると判定し、前記モータを駆動しているときの過電流を検知する第2の駆動制御モード時は、前記所定期間を前記第1の期間よりも長い第2の期間に設定し、前記計時結果信号が出力された場合、前記モータが異常であると判定する判定ステップ手段とを実行させることを特徴とするモータ駆動制御プログラム。
  8. 請求項7に記載のモータ駆動制御プログラムが記録されたコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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