JP2011188277A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動体を考慮した適切な合成画像(ダイナミックレンジが拡張された合成画像)を生成する。
【解決手段】撮像部130は、異なる露出条件による複数回の連続撮像により複数の画像(基準画像、他の画像)を生成する。画像処理部140は、基準画像が他の画像の露出レベルとなるように基準画像を変換して露出レベル変換画像を生成する。動体領域抽出部172は、露出レベル変換画像における動体画像を抽出して露出レベル変換動体画像を生成する。動体領域置換部173は、露出レベル変換動体画像を他の画像における対応領域に置換して置換画像を生成する。HDR合成部174は、合成マップ生成部171により生成された合成マップに基づいて置換画像および基準画像を合成して合成画像を生成する。動体処理判定部160は、複数の画像に関するISO感度および露出差に基づいてその合成画像の生成の要否を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、複数の画像を用いて画像合成処理を行う画像処理装置および画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、人物や動物等の被写体を撮像して画像データを生成し、この画像データを画像コンテンツとして記録するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)等の撮像装置が普及している。また、被写体に応じた適切な露出制御を自動で行うことにより、適切な撮像画像を生成する撮像装置が提案されている。
ここで、例えば、明暗の差が大きいシーン(例えば、逆光シーン)について、露出制御により撮像動作を行う場合には、撮像装置が備える撮像素子のダイナミックレンジが不足することが想定される。このように撮像素子のダイナミックレンジが不足する場合には、撮像画像における明るい部分が飽和して白トビが生じたり、撮像画像における暗い部分で黒つぶれが生じたりすることがある。
そこで、異なる露光時間の撮像処理により生成される長時間露光画像および短時間露光画像を合成することにより、ダイナミックレンジが拡張された合成画像を生成する撮像装置が提案されている。しかしながら、合成画像の生成時に用いられる合成対象画像に動体が含まれている場合には、移動前後の動体がともに含まれる合成画像が生成され、この合成画像が不自然な画像となるおそれがある(いわゆる、多重露光)。
そこで、長時間露光画像と、これと短時間露光画像との露光比が乗算された短時間露光画像との差分を算出し、この差分が所定レベルを越えたか否かに応じて、合成画像の生成に用いられる画像を切り替える撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この撮像装置は、例えば、その差分が所定レベルを越えた場合には、短時間露光画像および長時間露光画像に画像のズレがあると判断し、その差分の極性に応じて合成対象画像を切り替える。
特開2002−101347号公報(図3)
上述の従来技術によれば、合成画像の生成時に用いられる合成対象画像に動体が含まれている場合でも、その動体領域における動体の残像や不連続点の発生を防止することができる。
しかしながら、上述の従来技術では、動体領域において、2つの画像の差分が所定レベルを越えた場合には、その差分の極性に応じて、長時間露光画像と、露光比が乗算された短時間露光画像とを合成対象画像として切り替える。このため、移動前後の動体の残像や不連続点の発生を防止することができるが、その合成対象画像の切替境界付近では、長時間露光画像と、露光比が乗算された短時間露光画像とが混在して画像の連続性が悪くなり、不自然な合成画像となるおそれがある。
そこで、動体が含まれる画像についてダイナミックレンジが拡張された合成画像を生成する場合には、その動体を考慮した適切な合成画像を生成することが重要である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、動体が含まれる画像についてダイナミックレンジが拡張された合成画像を生成する場合にその動体を考慮した適切な合成画像を生成することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、異なる露出条件により生成された複数の画像を構成する基準画像および他の画像に含まれる動体に対応する上記基準画像における領域の画像を動体画像として上記動体画像が当該他の画像の露出レベルとなるように上記動体画像を変換して上記他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成する変換部と、上記生成された露出レベル変換動体画像を当該生成の際に基準となった露出レベルに対応する上記他の画像における当該露出レベル変換動体画像に対応する領域に置換して上記他の画像毎の置換画像を生成する置換部と、上記他の画像毎に生成された置換画像および上記基準画像を合成して合成画像を生成する合成部とを具備する画像処理装置および画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、動体画像が他の画像の露出レベルとなるようにその動体画像を変換して他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成し、この生成された露出レベル変換動体画像をその生成の際に基準となった露出レベルに対応する他の画像におけるその露出レベル変換動体画像に対応する領域に置換して他の画像毎の置換画像を生成し、他の画像毎に生成された置換画像および基準画像を合成して合成画像を生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画像に関するISO感度および露出差に基づいて上記合成画像を生成するか否かを判定する判定部をさらに具備するようにしてもよい。これにより、複数の画像に関するISO感度および露出差に基づいて、合成画像を生成するか否かを判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記判定部は、上記複数の画像に関するISO感度が所定基準よりも低く、かつ、上記複数の画像に関する露出差が所定基準よりも小さい場合には上記合成画像を生成すると判定するようにしてもよい。これにより、複数の画像に関するISO感度が所定基準よりも低く、かつ、複数の画像に関する露出差が所定基準よりも小さい場合には、合成画像を生成すると判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画像に含まれる特定対象物を検出する特定対象物検出部と、上記特定対象物検出部による検出結果に基づいて上記合成画像を生成するか否かを判定する判定部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、複数の画像に含まれる特定対象物を検出し、この検出結果に基づいて、合成画像を生成するか否かを判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記特定対象物検出部は、上記特定対象物として人物の顔を検出し、上記判定部は、上記複数の画像から人物の顔が検出された場合には上記合成画像を生成すると判定するようにしてもよい。これにより、複数の画像から人物の顔が検出された場合には、合成画像を生成すると判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、同一の対象物を上記異なる露出条件により複数回連続して撮像することにより上記複数の画像を生成する撮像部をさらに具備するようにしてもよい。これにより、同一の対象物を異なる露出条件により複数回連続して撮像することにより複数の画像を生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、複数の撮像モードのうちから被写体に応じた撮像モードを設定するモード設定部と、上記設定された撮像モードが特定撮像モードであるか否かに基づいて上記合成画像を生成するか否かを判定する判定部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、複数の撮像モードのうちから被写体に応じた撮像モードを設定し、この設定された撮像モードが特定撮像モードであるか否かに基づいて、合成画像を生成するか否かを判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記特定撮像モードは、上記被写体のうち注目被写体として動体の撮像を目的とする撮像モードであり、上記判定部は、上記設定された撮像モードが上記特定撮像モードである場合には上記合成画像を生成すると判定するようにしてもよい。これにより、設定された撮像モードが特定撮像モードである場合には、合成画像を生成すると判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記合成画像を生成させるための指示操作を受け付ける操作受付部と、上記指示操作が受け付けられたか否かに基づいて上記合成画像を生成するか否かを判定する判定部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、他の画像毎に生成された置換画像および基準画像を合成して合成画像を生成させるための指示操作が受け付けられたか否かに基づいて、合成画像を生成するか否かを判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記変換部は、上記基準画像が上記他の画像の露出レベルとなるように上記基準画像を変換して当該他の画像に係る露出レベル変換画像を生成し、上記生成された露出レベル変換画像と当該他の画像とに含まれる動体に対応する当該露出レベル変換画像における領域の画像を抽出して当該他の画像に係る上記露出レベル変換動体画像を生成するようにしてもよい。これにより、基準画像が他の画像の露出レベルとなるように基準画像を変換して当該他の画像に係る露出レベル変換画像を生成し、この生成された露出レベル変換画像と当該他の画像とに含まれる動体に対応するその露出レベル変換画像における領域の画像を抽出して当該他の画像に係る露出レベル変換動体画像を生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記基準画像および上記他の画像を比較することにより上記複数の画像に含まれる動体を検出する動体検出部と、上記動体検出部による動体検出結果に基づいて上記合成画像を生成するか否かを判定する判定部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、基準画像および他の画像を比較することにより複数の画像に含まれる動体を検出し、この動体検出結果に基づいて合成画像を生成するか否かを判定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記判定部は、上記複数の画像から動体が検出された場合には上記合成画像を生成すると判定し、上記複数の画像から動体が検出されない場合には上記合成画像を生成しないと判定し、上記合成部は、上記合成画像を生成しないと判定された場合には上記複数の画像を合成して合成画像を生成するようにしてもよい。これにより、複数の画像から動体が検出された場合には、他の画像毎に生成された置換画像および基準画像を合成して合成画像を生成すると判定し、複数の画像から動体が検出されない場合にはその合成画像を生成しないと判定し、その合成画像を生成しないと判定された場合には、複数の画像を合成して合成画像を生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記基準画像に基づいて上記合成画像を生成する際における画素毎の合成比率を示す合成マップを生成する合成マップ生成部をさらに具備し、上記合成部は、上記生成された合成マップに基づいて上記他の画像毎に生成された置換画像および上記基準画像を合成して上記合成画像を生成するようにしてもよい。これにより、基準画像に基づいて合成マップを生成し、この生成された合成マップに基づいて合成画像を生成するという作用をもたらす。
本発明によれば、動体が含まれる画像についてダイナミックレンジが拡張された合成画像を生成する場合にその動体を考慮した適切な合成画像を生成することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における合成マップ生成部171による合成マップの生成時に用いられる入力輝度および合成比の関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における動体処理判定部160による動体処理の要否を判定する際における判定基準を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100を用いて撮像画像を生成する場合における撮影シーンを簡略化して示す図である。 本発明の第1の実施の形態における動体領域抽出部172による動体検出処理の流れを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における顔検出部150による動体検出処理の流れを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における合成マップ生成部171による合成マップの生成時に用いられる入力輝度および合成比の関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(合成画像生成制御:露出条件が異なる2つの画像について動体領域を考慮して合成画像を生成する例)
2.第2の実施の形態(合成画像生成制御:露出条件が異なる3以上の画像について動体領域を考慮して合成画像を生成する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、操作受付部110と、感度設定部121と、露出差設定部122と、露出モード設定部123と、撮像部130とを備える。また、撮像装置100は、画像処理部140と、顔検出部150と、動体処理判定部160と、画像合成部170と、記録制御部180と、画像記憶部190とを備える。撮像装置100は、例えば、被写体を撮像して画像データを生成し、この画像データを画像コンテンツとして記録媒体に記録することが可能なデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)等により実現される。
操作受付部110は、ユーザによって操作された操作入力の内容を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作入力の内容に応じた操作信号を各部に供給する。操作受付部110は、例えば、シャッターボタン、操作ボタン、操作ダイヤル、タッチパネル等の操作部材に対応する。
感度設定部121は、操作受付部110により受け付けられたユーザからのISO感度(撮影ISO感度)の設定操作に応じて、ISO感度の設定を行うものであり、その設定内容を撮像部130および動体処理判定部160に供給する。なお、ISO感度は、その数値が大きくなるに応じて高感度になる。また、一般に、ISO感度の設定内容を大きい数値(高感度)とすることにより、暗い場所において比較的速いシャッター速度でも撮影が可能となるが、ノイズが多くなる。
露出差設定部122は、操作受付部110により受け付けられたユーザからの露出差の設定操作に応じて、露出差の設定を行うものであり、その設定内容を撮像部130、画像処理部140および動体処理判定部160に供給する。この露出差は、アンダー露出画像およびオーバー露出画像間の露出の差分を意味する。ここで、アンダー露出画像およびオーバー露出画像は、異なる露出条件で撮像部130により連続して生成される撮像画像である。具体的には、アンダー露出画像は、例えば、露光時間が相対的に短い撮像画像(短時間露光画像)であり、同一の撮影シーンに対して被写体の明部を重視する画像である。これに対して、オーバー露出画像は、例えば、露光時間が相対的に長い撮像画像(長時間露光画像)であり、同一の撮影シーンに対して被写体の暗部を重視する画像である。すなわち、アンダー露出画像には、ハイライトの階調が適切に再現される画像領域が含まれ、オーバー露出画像には、シャドーの階調が適切に再現される画像領域が含まれることになる。このため、アンダー露出画像およびオーバー露出画像を合成することにより、ハイライトおよびシャドーの階調が再現された合成画像を生成することができ、ダイナミックレンジを拡張することができる。なお、露出差の設定方法として、例えば、露出差をEV(Exposure Value:露出値)単位でユーザが指定する設定方法を用いることができる。また、撮像部130が自動的に適切な露出差を算出する設定方法を用いるようにしてもよい。
露出モード設定部123は、操作受付部110により受け付けられたユーザからの露出モードの設定操作に応じて、露出モードの設定を行うものであり、その設定内容を撮像部130および動体処理判定部160に供給する。この露出モードは、露出制御の方法を選択するための撮像モードである。例えば、絞り優先モード、シャッタースピード優先モード、マニュアル露出モード、プログラムモード、シーンモード等の撮像モードをユーザの好みに応じて選択することが可能である。なお、絞り優先モードは、絞り値を設定して輝度に応じて適切なシャッタースピードを設定する露出モードであり、プログラムモードは、自動的に輝度に応じた最適な制御を行う露出モードである。また、シーンモードは、特定のシーンに応じた制御を行うシーンモードであり、例えば、ポートレートモード、スポーツモード、ペットモード、夕景モード、夜景モードを設定することができる。なお、露出モード設定部123は、特許請求の範囲に記載のモード設定部の一例である。
撮像部130は、感度設定部121、露出差設定部122、露出モード設定部123の設定内容に基づいて、露出条件が異なる複数の撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)を生成するものである。すなわち、撮像部130は、露出差設定部122の設定内容に基づく異なる露出条件により、同一の被写体を2回連続して撮像することにより、アンダー露出画像およびオーバー露出画像を生成する。例えば、撮像部130は、操作受付部110により静止画記録の指示操作(例えば、シャッターボタンの押下操作)が受け付けられた場合には、1組のアンダー露出画像およびオーバー露出画像を生成する。この場合には、例えば、アンダー露出画像、オーバー露出画像の順序で生成することができる。また、例えば、撮像部130は、操作受付部110により動画記録の指示操作(例えば、録画ボタンの押下操作)が受け付けられた場合には、所定のフレームレートで、アンダー露出画像およびオーバー露出画像を順次生成する。この場合には、例えば、アンダー露出画像、オーバー露出画像の順序で順次生成することができる。そして、撮像部130は、生成された撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)を画像処理部140および顔検出部150に供給する。
具体的には、撮像部130は、レンズを介して入射された被写体の光を電気信号に変換する撮像素子と、この撮像素子の出力信号を処理してデジタルの画像信号(画像データ)を生成する信号処理部とを備える。すなわち、撮像部130において、レンズを介して入射された被写体の光学像が撮像素子の撮像面に結像され、この状態で撮像素子が撮像動作を行い、信号処理部が撮像信号に対して信号処理を行うことにより、デジタルの画像信号が生成される。そして、生成されたデジタルの画像信号が、画像処理部140および顔検出部150に供給される。なお、撮像素子として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いることができる。
画像処理部140は、撮像部130から供給された画像信号(デジタル画像信号)に対して、補間処理やホワイトバランス等の色・階調処理等の各種画像処理を行うものである。また、画像処理部140は、露出差設定部122により設定された露出差に応じて、基準画像に対して露出レベル変換処理を行い、露出レベル変換画像を生成する。例えば、画像処理部140は、露出差設定部122により設定された露出差に応じて、アンダー露出画像に対してゲインアップ処理(増感現像処理)を行い、ゲインアップ画像を生成する。そして、画像処理部140は、各種画像処理が施された画像信号(撮像画像)を画像合成部170に出力する。
顔検出部150は、撮像部130から供給された画像信号(デジタル画像信号)を解析することによりその撮像画像に含まれる人物の顔を検出するものであり、この検出結果を動体処理判定部160に出力する。この顔の検出結果として、顔検出部150は、例えば、顔の検出の有無、撮像画像における顔の位置およびサイズを含む顔情報を動体処理判定部160に出力する。なお、画像に含まれる顔の検出方法として、例えば、顔の輝度分布情報が記録されているテンプレートと検出対象画像とのマッチングによる顔検出方法(例えば、特開2004−133637参照。)を用いることができる。また、検出対象画像に含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量に基づいた顔検出方法を用いることができる。これらの顔検出方法により、撮像画像における人物の顔の位置およびサイズを求めることができる。なお、顔検出部150は、特許請求の範囲に記載の対象物検出部の一例である。
動体処理判定部160は、HDR(high dynamic range)合成処理を行う際に、動体処理を行うか否かを判定するものであり、この判定結果を画像合成部170に出力する。具体的には、動体処理判定部160は、操作受付部110、感度設定部121、露出差設定部122、露出モード設定部123、顔検出部150および動体領域抽出部172からの情報に基づいて、動体処理を行うか否かを判定する。例えば、動体処理判定部160は、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が一定基準の範囲(例えば、図5に示す動体処理優先領域210)内であるか否かに基づいて動体処理の要否を判定する。また、例えば、動体処理判定部160は、顔検出部150により顔が検出されたか否かに基づいて動体処理の要否を判定する。また、例えば、動体処理判定部160は、露出モード設定部123の設定内容に基づいて動体処理の要否を判定する。また、例えば、動体処理判定部160は、操作受付部110により受け付けられた操作内容に基づいて動体処理の要否を判定する。これらの動体処理の要否判定については、図5等を参照して詳細に説明する。なお、動体処理判定部160は、特許請求の範囲に記載の判定部の一例である。
画像合成部170は、画像処理部140から出力された撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)についてHDR合成処理を行うことによりHDR合成画像を生成するものであり、生成されたHDR合成画像を記録制御部180に出力する。具体的には、画像合成部170は、合成マップ生成部171と、動体領域抽出部172と、動体領域置換部173と、HDR合成部174とを備える。
合成マップ生成部171は、画像処理部140から出力された撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)について各撮像画像間における各画素の合成比を決定するための合成マップを生成するものである。具体的には、合成マップ生成部171は、画像処理部140から出力された撮像画像のうち基準画像(例えば、アンダー露出画像)に基づいて合成マップを生成する。そして、合成マップ生成部171は、生成された合成マップをHDR合成部174に出力する。なお、合成マップの生成方法については、図2を参照して詳細に説明する。
動体領域抽出部172は、画像処理部140から出力された撮像画像を解析して、これらの画像に含まれる動体を検出し、この検出された動体を含む領域(動体領域)に対応する画像(動体画像)を露出レベル変換画像から抽出するものである。例えば、動体領域抽出部172は、画像処理部140から出力された撮像画像(ゲインアップ画像およびオーバー露出画像)を解析して、これらの画像に含まれる動体を検出する。そして、この検出された動体を含む領域(動体領域)に対応する動体画像を露出レベル変換画像(ゲインアップ画像)から抽出する。そして、動体領域抽出部172は、抽出された動体領域に含まれる画像(露出レベル変換動体画像)を動体領域置換部173に出力する。また、動体領域抽出部172は、画像処理部140から出力された撮像画像から動体が検出された場合には、その旨を動体処理判定部160に出力する。なお、この動体検出方法については、図3、図4、図7および図8を参照して詳細に説明する。また、動体領域抽出部172は、特許請求の範囲に記載の動体検出部の一例である。
このように、画像処理部140および動体領域抽出部172は、複数の撮像画像を構成する基準画像および他の画像に含まれる動体に対応する基準画像における動体画像が、他の画像の露出レベルとなるようにその動体画像を変換する。そして、他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成する。すなわち、画像処理部140および動体領域抽出部172は、特許請求の範囲に記載の変換部の一例である。
動体領域置換部173は、動体領域抽出部172から出力された動体画像(露出レベル変換動体画像)を、基準画像以外の他の撮像画像(例えば、オーバー露出画像)における動体領域に置換するものである。そして、動体領域置換部173は、その動体画像が置換された画像(動体領域置換画像)をHDR合成部174に出力する。なお、この動体領域置換方法については、図4を参照して詳細に説明する。また、動体領域置換部173は、特許請求の範囲に記載の置換部の一例である。
HDR合成部174は、合成マップ生成部171から出力された合成マップに基づいて、画像処理部140から出力された撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)についてハイダイナミックレンジ合成処理を行うものである。例えば、HDR合成部174は、画像処理部140から出力された基準画像(例えば、アンダー露出画像)と、動体領域置換部173から出力された動体領域置換画像との各画素を合成マップ生成部171から出力された合成マップに従って合成する。そして、HDR合成部174は、基準画像および動体領域置換画像の各画素の合成によりHDR合成画像を生成する。そして、HDR合成部174は、生成されたHDR合成画像(ハイダイナミックレンジ合成画像)を記録制御部180に出力する。なお、この画像合成方法については、図3および図4を参照して詳細に説明する。また、生成されたHDR合成画像については、例えば、動画記録中または静止画の記録動作待機中に、その全部または一部をモニタリング画像として表示部(図示せず)に表示させることができる。なお、HDR合成部174は、特許請求の範囲に記載の合成部の一例である。
記録制御部180は、操作受付部110により受け付けられた操作入力に応じて、HDR合成部174から出力された合成画像を画像ファイル(画像コンテンツ)として画像記憶部190に記録させるものである。例えば、記録制御部180は、操作受付部110により静止画記録の指示操作が受け付けられた場合には、HDR合成部174から出力された合成画像を静止画ファイル(静止画コンテンツ)として画像記憶部190に記録させる。この記録時に、撮像時における日時情報等の属性情報(例えば、Exif(Exchangeable image file format)等の情報)が画像ファイルに記録される。なお、静止画記録の指示操作は、例えば、シャッターボタンの押下操作により行われる。また、例えば、記録制御部180は、操作受付部110により動画記録の指示操作が受け付けられた場合には、HDR合成部174から所定のフレームレートで出力される合成画像を動画ファイル(動画コンテンツ)として画像記憶部190に記録させる。なお、動画記録の指示操作は、例えば、録画ボタンの押下操作により行われる。
画像記憶部190は、記録制御部180の制御に基づいて、HDR合成部174により合成されたHDR合成画像を画像ファイル(画像コンテンツ)として記憶するものである。なお、画像記憶部190として、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスクやメモリカード等の半導体メモリ等のリムーバブルな記録媒体(1または複数の記録媒体)を用いることができる。また、これらの記録媒体は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。
このように、撮像装置100は、露出を変化させて複数回の連続撮影を行い、この撮影により生成された複数枚の撮像画像について合成処理を行うことにより、ハイライトからシャドーまでの見かけ上のダイナミックレンジが拡張された画像を生成する。
なお、本発明の第1の実施の形態では、アンダー露出画像を基準画像とする例について説明する。
[合成マップの生成例]
図2は、本発明の第1の実施の形態における合成マップ生成部171による合成マップの生成時に用いられる入力輝度および合成比の関係を示す図である。なお、この合成比は、アンダー露出画像およびオーバー露出画像の合成比(2つの画像の合計で100%)である。
図2に示すグラフにおいて、横軸は、HDR合成の対象となるアンダー露出画像を構成する画素の輝度(入力輝度)を示し、縦軸は、アンダー露出画像およびオーバー露出画像(または動体領域置換画像)をHDR合成する際に用いられる合成比を示す。このグラフにおける直線200により、入力輝度に応じた合成比を決定することができる。
例えば、入力輝度が比較的低い値である場合(暗い場合)には、アンダー露出画像の合成比は低い値となり、オーバー露出画像の合成比は高い値となる。一方、入力輝度が高い値である場合(明るい場合)には、アンダー露出画像の合成比は高い値となり、オーバー露出画像の合成比は低い値となる。
ここで、合成マップ生成部171が合成マップを生成する場合について説明する。この場合には、合成マップ生成部171が、図2に示すグラフを用いて、画像処理部140から出力されたアンダー露出画像を構成する画素の輝度に応じて、その画素の合成比を決定する。このように、合成マップ生成部171が、アンダー露出画像を構成する各画素について合成比を決定し、その決定された各画像の合成比により合成マップを生成する。
このように生成された合成マップは、アンダー露出画像およびオーバー露出画像をHDR合成する際に用いられる。すなわち、HDR合成の対象となる各画像を構成する画素毎の合成比を用いて、その対象となる各画像が画素毎に合成される。なお、この合成方法については、図3および図4を参照して詳細に説明する。
[露出条件が異なる2つの画像の合成例]
図3は、本発明の第1の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。図3(a)には、空および地面を構図に含み、その地面上に立っている人物300を含むアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320を簡略化して示す。ここで、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320は、撮像部130により異なる露出条件で連続して撮像された画像である。また、これらの画像は、人物300の左腕(アンダー露出画像310における左腕301、オーバー露出画像320における左腕302)が動いている状態で撮像された画像であるものとする。このため、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320を比較した場合には、人物300の左腕が各画像において異なる位置に移動するため、その左腕が動体として認識される。
具体的には、アンダー露出画像310は、空の階調(高輝度部分)は再現されているが、人物300は暗めとなり、アンダー露出画像310における下部(地面領域)の低輝度部分の階調は再現できていない。また、オーバー露出画像320は、オーバー露出画像であり、空の階調は白とびしており再現できていないが、人物300は適正露出となり、オーバー露出画像320における下部(地面領域)の低輝度部分の階調も再現できている。
また、合成マップ生成部171は、アンダー露出画像310(基準画像)について合成マップを生成する。合成マップ生成部171は、例えば、図2に示すグラフを用いて、アンダー露出画像310を構成する各画素の輝度に基づいて各画素の合成比を決定して、アンダー露出画像310に関する合成マップを生成する。
図3(b)には、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320をHDR合成して生成されたHDR合成画像を簡略化して示す。具体的には、HDR合成部174が、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って、画像処理部140から出力されたアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320を合成してHDR合成画像330を生成する。すなわち、HDR合成部174は、合成マップ生成部171により生成された合成マップを構成する画素毎の合成比に従って、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320について画素単位で合成処理を行い、HDR合成画像330を生成する。
ここで、図3(b)に示すように、動体が含まれているアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320について、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って合成処理を行う場合には、その動体が二重となって合成されることになる。具体的には、アンダー露出画像310に含まれる左腕301と、オーバー露出画像320に含まれる左腕302とが、HDR合成画像330として合成されることになるため、HDR合成画像330には、人物300の左腕の遷移が含まれることになる。このため、生成されるHDR合成画像330が、不自然な画像となるおそれがある。そこで、本発明の第1の実施の形態では、動体を含む画像については、動体領域を考慮した動体処理を行った後にHDR合成処理を行う。この合成例については、図4を参照して詳細に説明する。
[動体領域を考慮した画像の合成例]
図4は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。図4(a)には、空および地面を構図に含み、その地面上に立っている人物300を含むアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320を簡略化して示す。また、アンダー露出画像310において、人物300の左腕(図3(a)に示す左腕301)の移動前の領域を動体領域303で示し、その移動後の領域を動体領域304で示す。同様に、オーバー露出画像320において、人物300の左腕(図3(a)に示す左腕302)の移動前の領域を動体領域305で示し、その移動後の領域を動体領域306で示す。なお、動体領域303乃至306についてはその輪郭を太線で示す。また、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320は、動体領域303乃至306を表す太線を付加した点以外は、図3(a)に示すアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320と同一である。
図4(b)には、アンダー露出画像310の露出レベルを増加(ゲインアップ)させて生成されたゲインアップ画像311を簡略化して示す。図4(b)に示すように、撮像部130により生成されたアンダー露出画像310について、画像処理部140が、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320間の露出差だけ露出レベルを増加させることによりゲインアップ画像311を生成する。このように、アンダー露出画像310についてゲインアップ処理を施すことにより、画像全体の露光がオーバー露出画像320と同等の明るさとなるゲインアップ画像311を生成することができる。ただし、ゲインアップ画像311については、ゲインアップ処理のため、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像320と比較するとノイズが目立つことになる。また、ゲインアップ画像311において、図4(a)に示すアンダー露出画像310における動体領域303および304に対応する領域を同一の符号(動体領域303および304)で示す。
図4(c)には、ゲインアップ画像311における動体領域303および304に含まれる画像を、オーバー露出画像320における動体領域305および306に置換して生成された動体領域置換画像321を簡略化して示す。
このように動体領域置換画像を生成する場合には、動体領域抽出部172が置換対象となる動体領域を特定する。具体的には、動体領域抽出部172が、アンダー露出画像310(ゲインアップ画像311)およびオーバー露出画像320に含まれる動体(人物300の左腕301および302)を検出する。
ここで、動体検出方法について説明する。例えば、同一の露出レベルとされたゲインアップ画像およびオーバー露出画像を比較することにより動体を検出する検出方法を用いることができる。具体的には、ゲインアップ画像311およびオーバー露出画像320の比較により各画像における各画素値の差分値を画素毎に算出し、この算出された各画素の差分値が一定値以上である領域を動体領域として検出する検出方法を用いることができる。また、他の動体検出方法を用いるようにしてもよい。この他の動体検出方法については、図7および図8を参照して詳細に説明する。さらに、上述した動体検出方法とともに他の動体検出方法を組み合わせて動体検出を行うようにしてもよい。
これらの検出方法による検出結果に基づいて、動体領域抽出部172が、ゲインアップ画像311における動体領域(その検出された動体を含む領域)303および304を特定する。続いて、動体領域抽出部172は、ゲインアップ画像311からその特定された動体領域303および304に含まれる画像を抽出して動体領域置換部173に出力する。続いて、動体領域置換部173は、動体領域抽出部172により抽出された動体領域303および304に含まれる画像を、オーバー露出画像320における動体領域305および306に置換(例えば、完全置換)して動体領域置換画像321を生成する。このように置換処理を行うことにより、HDR合成処理の対象となるアンダー露出画像310およびオーバー露出画像(動体領域置換画像321)における動体が略同一となる。そして、動体領域置換部173は、生成された動体領域置換画像321をHDR合成部174に出力する。
このようにゲインアップ画像における動体領域に含まれる画像を、オーバー露出画像における動体領域に置換して動体領域置換画像を生成する動体処理を行う。この動体処理により生成された動体領域置換画像とアンダー露出画像とについてHDR合成処理を行うことにより、合成画像における動体が二重写りとなることを阻止することができる。
図4(d)には、アンダー露出画像310および動体領域置換画像321をHDR合成して生成されたHDR合成画像340を簡略化して示す。具体的には、HDR合成部174が、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って、画像処理部140からのアンダー露出画像310と、動体領域置換部173からの動体領域置換画像321とを合成してHDR合成画像340を生成する。すなわち、HDR合成部174は、合成マップ生成部171により生成された合成マップを構成する画素毎の合成比に従って、アンダー露出画像310および動体領域置換画像321について画素単位で合成処理を行い、HDR合成画像340を生成する。この合成時に用いられる合成マップは、図3(b)に示すHDR合成画像330の合成時に用いられる合成マップと同一である。また、HDR合成画像340には、人物の左腕301および302に対応する動体領域307および308が含まれる。なお、動体領域307には、人物300の左腕301に対応する画像が含まれるが、動体領域308には、人物300の左腕302に対応する画像が含まれない。
このように、動体を含むアンダー露出画像310および動体領域置換画像321について、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って合成処理を行うことにより、その動体が二重とならないHDR合成画像340を生成することができる。具体的には、図4(c)に示すように、ゲインアップ画像311における動体領域303および304に含まれる画像を、オーバー露出画像320における動体領域305および306に置換して動体領域置換画像321を生成する。この動体領域置換画像321には、ゲインアップ画像311における動体領域303に含まれる画像(図3(a)に示すアンダー露出画像310における左腕301)のみが動体として含まれる。このため、アンダー露出画像310およびオーバー露出画像(動体領域置換画像321)における動体が略同一となり、自然な画像となるHDR合成画像340を生成することができる。また、このように合成処理を行うため、動体領域の境界付近の画像および動体領域に含まれる画像についても滑らかな画像とすることができる。
このように、二重写りのないHDR合成画像340を生成することができる。ただし、HDR合成の対象となる動体領域置換画像321における動体領域303および304に含まれる画像は、ゲインアップ画像311から抽出されたものであるため、ゲインアップに起因するノイズが発生する。すなわち、HDR合成画像340における動体領域307および308にはノイズが含まれることになる。しかしながら、ISO感度が低く、露出差が小さい場合には、これらのノイズは目立たないと想定される。また、動体があまり目立たない被写体である場合等には、ノイズの発生よりも動体処理を優先すべきであると考えられる。そこで、以下では、撮像装置100における設定内容等に基づいて、動体処理を行うか否かを切り替える例について説明する。
なお、動体画像の置換方法については、上述したように、アンダー露出画像をゲインアップした画像(ゲインアップ画像)における動体画像を、この動体画像に対応するオーバー露出画像における領域(動体領域)に置換する方法を用いることができる。この置換方法では、例えば、完全置換を行う。また、他の置換方法として、オーバー露出画像およびゲインアップ画像における各画素の差分値に応じて、ゲインアップ画像における動体画像の置換比率を変化させる置換方法を用いることができる。この置換方法では、例えば、その各画素の差分値に応じた合成比率により、オーバー露出画像における動体領域に、ゲインアップ画像における動体画像を置換する。また、他の置換方法を用いるようにしてもよい。
また、画像合成方法については、上述したように、合成マップに従って合成処理を行うことによりHDR合成画像を生成する例について説明したが、この画像合成方法に限定されるものではなく、他の画像合成方法を用いるようにしてもよい。
また、この例では、アンダー露出画像を基準画像とする例を示したが、オーバー露出画像を基準画像とするようにしてもよい。また、基準画像の指定をユーザ操作により行うようにしてもよい。
[露出差およびISO感度に基づく動体処理の要否判定例]
図5は、本発明の第1の実施の形態における動体処理判定部160による動体処理の要否を判定する際における判定基準を示す図である。図5では、HDR合成処理の対象となるアンダー露出画像およびオーバー露出画像間の露出差とISO感度とを判定基準とする場合における露出差およびISO感度の関係例を示す。図5に示すグラフにおいて、横軸は、感度設定部121により設定されたISO感度を示し、縦軸は、露出差設定部122により設定された露出差を示す。
ここで、動体処理判定部160が動体処理の要否を判定する場合には、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が、図5に示す動体処理優先領域210(点線の矩形により特定される領域)に含まれるか否かを判断する。そして、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が、動体処理優先領域210に含まれる場合には、動体処理判定部160が動体処理を行うと判定する。一方、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が、動体処理優先領域210に含まれない場合には、動体処理判定部160が動体処理を行わないと判定する。すなわち、その設定内容が、動体処理優先領域210以外の領域(例えば、ノイズレス優先領域)に含まれる場合には、動体処理を行わないと判定される。そして、動体処理判定部160は、その判定結果を動体領域抽出部172、動体領域置換部173およびHDR合成部174に出力する。
例えば、動体処理優先領域210として、ISO感度が1600以内、かつ、露出差が3EV以内と設定することができる。すなわち、感度設定部121により比較的低いISO感度が設定され、かつ、露出差設定部122により比較的小さい露出差が設定された場合には、動体処理判定部160が動体処理を行うと判定する。
このように、比較的低いISO感度が設定され、かつ、比較的小さい露出差が設定された場合にのみ動体処理を行い、この動体処理により生成された動体領域置換画像を用いてHDR合成画像を生成する。これにより、HDR合成画像における動体領域に含まれるノイズ量が気になる程度に増加すると想定される場合には、動体処理を行わずにHDR合成画像を生成してノイズレスを優先させる。一方、HDR合成画像における動体領域に含まれるノイズ量が気になるほどは存在しないと想定される場合には、動体処理により生成された動体領域置換画像を用いてHDR合成画像を生成して、二重写りを防止することを優先させる。これにより、ノイズ量の増減に応じて、適切なHDR合成画像を生成することができる。
なお、図5に示す動体処理優先領域210は、説明の容易のため、簡略化した一例を示すものであり、これ以外の値に対応する領域を動体処理優先領域として設定して用いるようにしてもよい。また、これらの値をユーザ操作により設定するようにしてもよい。
[顔検出結果に基づく動体処理の要否判定例]
次に、顔検出部150による顔検出結果に基づいて動体処理の要否を判定する例について説明する。例えば、撮像画像に人物の顔が含まれている場合には、その人物の体の一部が動くことにより、その部分が動体となる確率が高いと想定される。このため、顔検出部150により顔が検出された場合には、動体処理判定部160が動体処理を行うと判定する。一方、顔検出部150により顔が検出されない場合には、動体処理判定部160が動体処理を行わないと判定する。そして、動体処理判定部160は、その判定結果を動体領域抽出部172、動体領域置換部173およびHDR合成部174に出力する。
このように、顔検出部150による顔検出結果に基づいて動体処理の要否を判定することにより、動体処理の必要性を考慮してHDR合成画像を生成することができる。
[露出モードの設定内容に基づく動体処理の要否判定例]
次に、露出モード設定部123の設定内容に基づいて動体処理の要否を判定する例について説明する。例えば、注目被写体として主に動体を対象となる露出モード(特定撮像モード)が設定されている場合には、撮像画像に動体が含まれる確率が高いと想定される。この特定撮像モードは、例えば、スポーツモード、ポートレートモード、ペットモードとすることができる。すなわち、露出モード設定部123により特定撮像モードが設定されている場合には、動体処理判定部160が動体処理を行うと判定する。一方、露出モード設定部123により特定撮像モードが設定されていない場合には、動体処理判定部160が動体処理を行わないと判定する。そして、動体処理判定部160は、その判定結果を動体領域抽出部172、動体領域置換部173およびHDR合成部174に出力する。
このように、露出モード設定部123による特定撮像モード設定の要否に基づいて動体処理の要否を判定することにより、動体処理の必要性を考慮してHDR合成画像を生成することができる。
なお、この特定撮像モード設定の要否と、上述した顔検出結果と、上述した露出差およびISO感度に基づく動体処理の判定結果とに基づいて、動体処理判定部160が動体処理の要否を判定するようにしてもよい。例えば、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が、図5に示す動体処理優先領域210に含まれるとともに、顔検出部150により顔が検出された場合にのみ、動体処理を行うと判定するようにすることができる。また、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が、図5に示す動体処理優先領域210に含まれるとともに、露出モード設定部123により特定撮像モードが設定されている場合にのみ、動体処理を行うと判定するようにしてもよい。また、これらの判定基準をユーザの好みに応じて変更することができるように、その判定基準をユーザ操作により変更可能とするようにしてもよい。
[ユーザ操作に基づく動体処理の要否判定例]
次に、操作受付部110により受け付けられた操作内容に基づいて動体処理の要否を判定する例について説明する。例えば、動体処理を行う旨の指示操作(例えば、動体処理HDRモードの設定操作)が操作受付部110により受け付けられた場合には、ユーザにより動体処理が優先されていると想定される。このため、その旨の指示操作が操作受付部110により受け付けられた場合には、動体処理判定部160が動体処理を行うと判定する。一方、その旨の指示操作が操作受付部110により受け付けられていない場合には、動体処理判定部160が動体処理を行わないと判定する。そして、動体処理判定部160は、その判定結果を動体領域抽出部172、動体領域置換部173およびHDR合成部174に出力する。
このように、動体処理を行う旨の指示操作の有無に基づいて動体処理の要否を判定することができる。これにより、ユーザによる動体処理の必要性(動体処理が優先か、ノイズレスが優先か)を考慮してHDR合成画像を生成することができる。
なお、動体処理判定部160による動体処理の要否の判定結果を、撮像装置100に備えられる表示部(図示せず)に表示するようにしてもよい。例えば、動体処理を行うことが動体処理判定部160により判定された場合には、その旨を示す標識(例えば、その旨を表す動体処理アイコン)を表示部に表示させることができる。例えば、静止画の記録指示操作が行われて静止画の記録処理が終了した後に、一定期間、その記録処理により記録された静止画を自動的に表示させる場合に、上述した標識を静止画とともに表示部に表示させることができる。これにより、動体処理により生成された動体領域置換画像を用いてHDR合成画像を生成したことを、ユーザが容易に把握することができる。
[動体処理が必要な撮影シーン例]
図6は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100を用いて撮像画像を生成する場合における撮影シーンを簡略化して示す図である。
図6(a)には、開けられた窓を背景にして、室内にいる人物(窓際の人物)を被写体として撮影する場合における撮影シーンの一例を示す。図6(a)に示す例は、窓の外では日差しが強く、窓に囲まれた領域内は比較的明るいのに対し、窓に囲まれた領域以外の室内は比較的暗いシーンであるものとする。また、窓際の人物の左腕が移動して動体として認識されるものとする。
図6(b)には、山を背景にして立っている人物を被写体として撮影する場合における撮影シーンの一例を示す。図6(b)に示す例は、山を背景にして立っている人物が逆光状態であるため、背景は比較的明るいのに対し、人物に対応する領域は比較的暗くなっているシーンであるものとする。また、逆光状態の人物の右腕が移動して動体として認識されるものとする。
図6(c)には、夕景の山を被写体として撮影する場合における撮影シーンの一例を示す。図6(c)に示す例は、夕景であるため、太陽付近は比較的明るいのに対し、太陽以外の他の領域は比較的暗くなっているシーンであるものとする。また、山の手前の地面に存在する犬が移動して動体として認識されるものとする。
これらの各撮影シーンは、明暗の差が大きいシーンであるため、撮像装置100が備える撮像素子のダイナミックレンジが不足することが想定される。このため、上述したようにHDR合成処理により、ダイナミックレンジが拡張されたHDR合成画像を生成することができる。また、これらの各撮影シーンには、動体(図6(a)および(b)に示す人物の腕、図6(c)に示す犬)が含まれている。このため、これらの各撮影シーンについては、上述した動体処理を行うことにより、その動体が含まれる領域(動体領域)において、その動体が二重写りすることを防止することができる。また、上述した動体処理を行った後にHDR合成処理を行うため、動体領域の境界付近の画像および動体領域に含まれる画像についても滑らかな画像とすることができ、その動体を考慮した適切なHDR合成画像を生成することができる。
[動体検出の変形例]
図7は、本発明の第1の実施の形態における動体領域抽出部172による動体検出処理の流れを模式的に示す図である。なお、図7に示す例は、上述した動体検出処理の変形例であるため、共通する部分についての説明の一部を省略する。
図7(a)には、空および地面を構図に含み、その地面上に立っている人物300を含む画像350および360を簡略化して示す。なお、画像350は、図4(b)に示すゲインアップ画像311に対応し、画像360は、図4(a)(図3(a))に示すオーバー露出画像320に対応するものとする。また、図7に示す例では、説明の容易のため、画像に付す色を省略して示す。
ここで、動体検出方法について説明する。上述したように、同一の露出レベルとされたゲインアップ画像およびオーバー露出画像を比較することにより動体を検出することができる。具体的には、画像(ゲインアップ画像)350および画像(オーバー露出画像)360の比較により各画像における各画素値の差分値を画素毎に算出し、この算出された各画素の差分値が一定値以上である領域を動体領域として検出する。この場合に、例えば、動体領域内に含まれる領域であるにもかかわらず、その領域を構成する各画素の差分値が一定値未満となり、その領域が動体領域として検出されないことが想定される。
例えば、画像(ゲインアップ画像)350における人物300の左腕301に対応する領域に含まれる領域351の各画素の差分値が一定値未満であるものとする。また、画像(オーバー露出画像)360における人物300の左腕302に対応する領域に含まれる領域361の各画素の差分値が一定値未満であるものとする。この場合には、上述した動体検出処理では、画像350における領域351と、画像360における領域361とが動体領域として検出されない。
そこで、この例では、2つの画像の比較により算出された各画素の差分値が一定値以上である領域内に、各画素の差分値が一定値未満となる領域が存在する場合において、この領域が一定条件を満たす場合には、この領域を動体領域として検出する。例えば、その一定値以上である領域が閉じられた領域であり、その一定値未満となる領域のサイズが一定サイズ未満である場合をその一定条件とすることができる。
例えば、図7(a)に示す画像350における領域351のサイズと、画像360における領域361のサイズとは、一定サイズ未満であるものとする。また、領域351を含む領域(左腕301に対応する領域)は、閉じられた領域であり、領域361を含む領域(左腕302に対応する領域)は、閉じられた領域である。このため、領域351および361は、上述した一定条件を満たすため、動体領域として検出される。
図7(b)には、動体領域抽出部172による動体領域の検出結果を模式的に示す。図7(b)では、動体領域抽出部172による動体領域の検出結果として、画像350および画像360の比較により検出された動体領域を、画像370において太線の輪郭(動体領域371および372)により囲んで示す。なお、画像370において、図7(a)に示す領域351および361に対応する輪郭を点線で示す。
このように、2つの画像の比較により算出された各画素の差分値が一定値以上でない領域であっても、一定条件を満たす場合には、動体領域として検出することができる。これにより、動体検出の精度を向上させることができるため、HDR合成画像をさらに適切に生成することができる。
[顔検出結果を用いた動体検出例]
以上では、動体領域抽出部172により動体を検出する例を示した。ここで、例えば、撮像画像に顔が含まれている場合には、顔検出部150によりその顔が検出される。また、その顔が移動している場合でも、その移動後の顔が顔検出部150により順次検出される。そこで、動体が顔である場合には、顔検出部150による顔検出結果を用いて、動体検出を行うことができる。以下では、顔検出結果を用いて動体検出を行う例を示す。
図8は、本発明の第1の実施の形態における顔検出部150による動体検出処理の流れを模式的に示す図である。図8(a)乃至(d)に示す画像411乃至414は、撮像部130により連続して生成された撮像画像(基準画像(例えば、アンダー露出画像))であり、移動する人物400が含まれているものとする。また、画像411乃至414において、人物400の顔401が顔検出部150により順次検出されるものとする。なお、図8(a)乃至(d)に示す画像411乃至414は、説明の容易のため、人物400の移動量を比較的大きくして示す。
ここで、顔検出結果に基づく動体検出方法について説明する。上述したように、顔検出部150により顔が検出された場合には、検出処理の対象となった画像における顔情報(その顔の位置およびサイズ)が検出される。そこで、顔検出部150は、顔が検出された場合にはその顔に関する顔情報を保持する。そして、顔検出部150は、次の顔検出処理の対象となる画像から顔が検出された場合には、その顔に関する顔情報と、保持されている顔情報とを比較する。この比較により、顔領域の移動の有無を判断することができる。
例えば、画像411において、顔検出部150により人物400の顔401が検出された場合には、画像411における顔情報(顔401の位置およびサイズ(図4(a)では、点線の矩形421で示す))が検出される。このため、顔検出部150は、顔401に関する顔情報(点線の矩形421)を保持する。続いて、顔検出部150は、次の顔検出処理の対象となる画像412から顔401が検出されるため、この顔401に関する顔情報(図4(b)では、点線の矩形422で示す)と、保持されている顔情報(点線の矩形421)とを比較する。この比較により、矢印432に示すように、顔領域が移動していることが判定されるため、顔検出部150は、人物400の顔401を動体として判定する。そして、顔検出部150は、その判定結果を動体検出情報(例えば、顔401の移動前後の位置およびサイズ(点線の矩形421および422))として、動体処理判定部160および動体領域抽出部172に出力する。この動体検出情報を用いて、動体処理判定部160および動体領域抽出部172は、上述した各処理を行うことができる。また、以降も同様に、画像413および414について顔検出部150による動体検出処理が行われる。なお、この例では、動体の検出対象として顔を例にして説明したが、他の対象物(例えば、人物の胴体部分)についても画像認識処理により順次検出して、動体検出を行うことができる。また、例えば、Lucas−Kanade法やブロックマッチング法等を用いて動体検出を行うようにしてもよい。なお、顔検出部150は、特許請求の範囲に記載の動体検出部の一例である。
また、動体領域抽出部172は、上述したゲインアップ画像およびオーバー露出画像の比較による動体検出結果と、顔検出部150からの動体検出結果とを比較することにより、動体検出の精度を向上させることができる。
[撮像装置の動作例]
図9は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この例では、ISO感度および露出差の設定内容が一定基準の範囲内であるか否かに基づいて動体処理の要否を判定する例を示す。また、この例では、ユーザ操作に基づいて静止画を記録する場合における合成画像生成例を示す。
最初に、静止画の記録指示操作(例えば、シャッターボタンの押下操作)が行われたか否かが判断され(ステップS901)、その記録指示操作が行われていない場合には、監視を継続して行う。一方、静止画の記録指示操作が行われた場合には(ステップS901)、撮像部130が、露出条件が異なる複数の撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)を生成する(ステップS902)。
続いて、画像処理部140が、生成された撮像画像について各種画像処理を行う(ステップS903)。続いて、画像処理部140が、露出差設定部122により設定された露出差に応じて、基準画像に対して露出レベル変換処理を行い、露出レベル変換画像を生成する(ステップS904)。例えば、画像処理部140は、露出差設定部122により設定された露出差に応じて、アンダー露出画像に対してゲインアップ処理を行い、ゲインアップ画像を生成する(ステップS904)。
続いて、合成マップ生成部171が、基準画像に基づいて撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)に関する合成マップを生成する(ステップS905)。続いて、動体領域抽出部172が、撮像画像(ゲインアップ画像およびオーバー露出画像)を解析して、これらの画像に動体が含まれるか否かを判断する(ステップS906)。そして、撮像画像に動体が含まれている場合には(ステップS906)、動体処理判定部160が、感度設定部121および露出差設定部122による設定内容が一定基準の範囲内であるか否かを判断する(ステップS907)。その設定内容が一定基準の範囲内でない場合には(ステップS907)、ステップS911に進む。一方、その設定内容が一定基準の範囲内である場合には(ステップS907)、動体領域抽出部172が、検出された動体を含む領域(動体領域)に含まれる画像(動体画像)を露出レベル変換画像から抽出する(ステップS908)。例えば、動体領域抽出部172が、動体画像をゲインアップ画像から抽出する(ステップS908)。なお、ステップS904およびS908は、特許請求の範囲に記載の変換手順の一例である。
続いて、動体領域置換部173が、動体画像を、基準画像以外の他の撮像画像における動体領域に置換して動体領域置換画像を生成する(ステップS909)。例えば、動体領域置換部173が、動体画像をオーバー露出画像における動体領域に置換して動体領域置換画像を生成する(ステップS909)。続いて、HDR合成部174が、合成マップに基づいて、基準画像(例えば、アンダー露出画像)および動体領域置換画像についてHDR合成処理を行い、HDR合成画像を生成する(ステップS910)。なお、ステップS909は、特許請求の範囲に記載の置換手順の一例である。また、ステップS910は、特許請求の範囲に記載の合成手順の一例である。
また、撮像画像に動体が含まれていない場合には(ステップS906)、HDR合成部174が、合成マップに基づいて、撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)についてHDR合成処理を行い、HDR合成画像を生成する(ステップS911)。
続いて、記録制御部180が、生成されたHDR合成画像を静止画ファイル(静止画コンテンツ)として画像記憶部190に記録させる(ステップS912)。なお、この例では、ステップS906において、撮像画像(ゲインアップ画像およびオーバー露出画像)の解析により動体検出を行う例を示すが、他の動体検出方法により動体検出を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、ステップS904における露出レベル変換処理を、ステップS907の直前またはステップS908の直前に行うようにしてもよい。
図10は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、図9の変形例であり、撮像画像から顔が検出されたか否かに基づいて動体処理の要否を判定する点が異なる。また、この点以外については、図9と同一であるため、図9と共通する部分については、同一の符号を付してこれらの説明を省略する。
撮像画像に動体が含まれている場合には(ステップS906)、動体処理判定部160が、撮像画像から顔が検出されたか否かを判断する(ステップS921)。撮像画像から顔が検出されていない場合には(ステップS921)、ステップS911に進む。一方、撮像画像から顔が検出された場合には(ステップS921)、ステップS908に進む。
図11は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、図9の変形例であり、露出モードとして特定撮像モードが設定されているか否かに基づいて動体処理の要否を判定する点が異なる。また、この点以外については、図9と同一であるため、図9と共通する部分については、同一の符号を付してこれらの説明を省略する。
撮像画像に動体が含まれている場合には(ステップS906)、動体処理判定部160が、露出モードとして特定撮像モードが設定されているか否かを判断する(ステップS931)。例えば、露出モード設定部123により、特定撮像モード(例えば、スポーツモード、ポートレートモード、ペットモード)が設定されているか否かが判断される。露出モードとして特定撮像モードが設定されていない場合には(ステップS931)、ステップS911に進む。一方、露出モードとして特定撮像モードが設定されている場合には(ステップS931)、ステップS908に進む。
図12は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による合成画像生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、図9の変形例であり、動体処理を行う撮像モード(例えば、動体処理HDRモード)が設定されているか否かに基づいて動体処理の要否を判定する点が異なる。また、この点以外については、図9と同一であるため、図9と共通する部分については、同一の符号を付してこれらの説明を省略する。
撮像画像に動体が含まれている場合には(ステップS906)、動体処理判定部160が、動体処理を行う撮像モード(例えば、動体処理HDRモード)が設定されているか否かを判断する(ステップS941)。例えば、操作受付部110により、動体処理HDRモードの設定操作が行われたか否かが判断される。動体処理を行う撮像モードが設定されていない場合には(ステップS941)、ステップS911に進む。一方、動体処理を行う撮像モードが設定されている場合には(ステップS941)、ステップS908に進む。
<2.第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、HDR合成処理の対象となる撮像画像として、2つの撮像画像(アンダー露出画像およびオーバー露出画像)を用いる例を示した。ここで、HDR合成処理の対象となる撮像画像として、露出条件が異なる3以上の撮像画像を用いる場合についても、上述したHDR合成処理を行うことができる。そこで、本発明の第2の実施の形態では、HDR合成画像を生成する場合に、露出条件が異なる3以上の撮像画像を用いてHDR合成処理を行う例を示す。なお、本発明の第2の実施の形態における撮像装置の機能構成については、図1に示す例と略同様である。このため、本発明の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付して、これらの説明の一部を省略する。
[合成マップの生成例]
図13は、本発明の第2の実施の形態における合成マップ生成部171による合成マップの生成時に用いられる入力輝度および合成比の関係を示す図である。なお、この合成比は、アンダー露出画像、ミドル露出画像およびオーバー露出画像の合成比(3つの画像の合計で100%)である。ここで、アンダー露出画像、ミドル露出画像およびオーバー露出画像は、異なる露出条件により連続して生成された3つの画像である。また、図13に示す例では、アンダー露出画像を基準画像とする例を示す。
また、図13に示すグラフは、図2に示す直線200の代わりに、直線201および202を表した点以外は、図2に示すグラフと略同様である。このため、図2に示すグラフに共通する部分についての説明の一部を省略する。
図13に示すグラフにおいて、横軸は、HDR合成の対象となるアンダー露出画像を構成する画素の輝度(入力輝度)を示す。また、縦軸は、アンダー露出画像、ミドル露出画像(または動体領域置換画像)およびオーバー露出画像(または動体領域置換画像)をHDR合成する際に用いられる合成比を示す。このグラフにおける直線201および202により、入力輝度に応じた合成比を決定することができる。
ここで、合成マップ生成部171が合成マップを生成する場合について説明する。この場合には、合成マップ生成部171が、図13に示すグラフを用いて、画像処理部140から出力されたアンダー露出画像を構成する画素の輝度に応じて、その画素の合成比を決定する。このように、合成マップ生成部171が、アンダー露出画像を構成する各画素について合成比を決定する。この合成比は、アンダー露出画像、ミドル露出画像およびオーバー露出画像を合成する際における3つの画像に関する合成比である。そして、合成マップ生成部171は、その決定された各画像の合成比により合成マップを生成する。
このように生成された合成マップは、アンダー露出画像、ミドル露出画像およびオーバー露出画像をHDR合成する際に用いられる。すなわち、HDR合成の対象となる各画像を構成する画素毎の合成比を用いて、その対象となる各画像が画素毎に合成される。なお、この合成方法については、図14を参照して詳細に説明する。
[露出条件が異なる3つの画像の合成例]
図14は、本発明の第2の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。図14に示す例は、図4に示す画像合成処理の変形例であり、合成対象となる画像が3つの画像である点が図4に示す画像合成処理とは異なる。このため、以下では、図4に示す画像合成処理と共通する部分についての説明の一部を省略して説明する。
図14に示すアンダー露出画像500、ミドル露出画像510およびオーバー露出画像520は、異なる露出条件により連続して生成された画像である。また、アンダー露出画像500、ミドル露出画像510およびオーバー露出画像520には、動体が含まれているものとする。なお、アンダー露出画像500およびオーバー露出画像520は、図4に示すアンダー露出画像310およびオーバー露出画像320に対応する。また、ミドル露出画像510は、アンダー露出画像500およびオーバー露出画像520の中間の露出レベルにより生成された画像であるものとする。なお、図14に示す各画像については、その画像を表す文字を内部に付した矩形により模式的に示す。また、図14に示す例では、アンダー露出画像500を基準画像として用いる例を示す。
最初に、アンダー露出画像500およびミドル露出画像510を用いて、動体領域置換画像511が生成される。具体的には、アンダー露出画像500の露出レベルを、ミドル露出画像510に合わせるように増加(ゲインアップ)させて、ゲインアップ画像501が生成される。すなわち、撮像部130により生成されたアンダー露出画像500について、画像処理部140が、アンダー露出画像500およびミドル露出画像510間の露出差だけ露出レベルを増加させることによりゲインアップ画像501を生成する。このように、アンダー露出画像500についてゲインアップ処理を施すことにより、画像全体の露光がミドル露出画像510と同等の明るさとなるゲインアップ画像501が生成される。
続いて、動体領域抽出部172が、ゲインアップ画像501およびミドル露出画像510に含まれる動体を検出し、ゲインアップ画像501における動体領域(その検出された動体を含む領域)を特定する。続いて、動体領域抽出部172は、ゲインアップ画像501からその特定された動体領域に含まれる画像を抽出して動体領域置換部173に出力する。続いて、動体領域置換部173は、動体領域抽出部172により抽出された動体領域に含まれる画像を、ミドル露出画像510における動体領域(ゲインアップ画像501から画像が抽出された動体領域に対応する領域)に置換して動体領域置換画像511を生成する。
次に、アンダー露出画像500およびオーバー露出画像520を用いて、動体領域置換画像521が生成される。具体的には、アンダー露出画像500の露出レベルを、オーバー露出画像520に合わせるように増加(ゲインアップ)させて、ゲインアップ画像502が生成される。すなわち、撮像部130により生成されたアンダー露出画像500について、画像処理部140が、アンダー露出画像500およびオーバー露出画像520間の露出差だけ露出レベルを増加させることによりゲインアップ画像501を生成する。このように、アンダー露出画像500についてゲインアップ処理を施すことにより、画像全体の露光がオーバー露出画像520と同等の明るさとなるゲインアップ画像502が生成される。
続いて、動体領域抽出部172が、ゲインアップ画像502およびオーバー露出画像520含まれる動体を検出し、ゲインアップ画像502における動体領域を特定する。続いて、動体領域抽出部172は、ゲインアップ画像502からその特定された動体領域に含まれる画像を抽出して動体領域置換部173に出力する。続いて、動体領域置換部173は、動体領域抽出部172により抽出された動体領域に含まれる画像を、オーバー露出画像520における動体領域に置換して動体領域置換画像521を生成する。
このように置換処理を行うことにより、HDR合成処理の対象となるアンダー露出画像500、動体領域置換画像(ミドル露出画像)511および動体領域置換画像(オーバー露出画像)521における動体が略同一となる。
続いて、HDR合成部174が、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って、アンダー露出画像500、動体領域置換画像511および動体領域置換画像521を合成してHDR合成画像530を生成する。なお、この例では、動体領域置換画像511を生成した後に、動体領域置換画像521を生成する例を示したが、これらの生成順序については変更してもよい。例えば、動体領域置換画像511および521を同時に生成するようにしてもよく、動体領域置換画像521を生成した後に、動体領域置換画像511を生成するようにしてもよい。
以上では、露出レベルが最も低い画像(アンダー露出画像)を基準画像とし、露出レベルが高い画像に合わせて基準画像を変換して変換画像を生成し、この変換画像における動体画像を置換して動体領域置換画像を生成する例を示した。ただし、他の露出レベルを基準画像として動体領域置換画像を生成するようにしてもよい。そこで、以下では、ミドル露出画像を基準画像として動体領域置換画像を生成し、HDR合成画像を生成する例を示す。
図15は、本発明の第2の実施の形態における画像合成部170による画像合成処理の流れを模式的に示す図である。図15に示す例は、図14に示す画像合成処理の変形例であり、基準画像をミドル露出画像とする点が、図14に示す画像合成処理とは異なる。このため、以下では、図14に示す画像合成処理と共通する部分についての説明の一部を省略して説明する。
図15に示すアンダー露出画像500、ミドル露出画像510およびオーバー露出画像520は、図14に示す各画像と同一であるものとする。ここで、図15に示す例では、基準画像としてミドル露出画像510を用いるため、合成マップ生成部171は、ミドル露出画像510を構成する画素の輝度に応じて、その画素の合成比を決定し、合成マップを生成する。なお、この合成マップを生成するためのグラフについては、図示を省略する。
最初に、アンダー露出画像500およびミドル露出画像510を用いて、動体領域置換画像505が生成される。具体的には、ミドル露出画像510の露出レベルを、アンダー露出画像500に合わせるように減少(ゲインダウン)させて、ゲインダウン画像515が生成される。すなわち、撮像部130により生成されたミドル露出画像510について、画像処理部140が、アンダー露出画像500およびミドル露出画像510間の露出差だけ露出レベルを減少させることによりゲインダウン画像515を生成する。このように、ミドル露出画像510についてゲインダウン処理を施すことにより、画像全体の露光がアンダー露出画像500と同等の明るさとなるゲインダウン画像515が生成される。
続いて、動体領域抽出部172が、ゲインダウン画像515およびアンダー露出画像500に含まれる動体を検出し、ゲインダウン画像515における動体領域を特定する。続いて、動体領域抽出部172は、ゲインダウン画像515からその特定された動体領域に含まれる画像を抽出して動体領域置換部173に出力する。続いて、動体領域置換部173は、動体領域抽出部172により抽出された動体領域に含まれる画像を、アンダー露出画像500における動体領域に置換して動体領域置換画像505を生成する。
次に、ミドル露出画像510およびオーバー露出画像520を用いて、動体領域置換画像525が生成される。具体的には、ミドル露出画像510の露出レベルを、オーバー露出画像520に合わせるように増加(ゲインアップ)させて、ゲインアップ画像516が生成される。すなわち、撮像部130により生成されたミドル露出画像510について、画像処理部140が、ミドル露出画像510およびオーバー露出画像520間の露出差だけ露出レベルを増加させることによりゲインアップ画像516を生成する。このように、ミドル露出画像510についてゲインアップ処理を施すことにより、画像全体の露光がオーバー露出画像520と同等の明るさとなるゲインアップ画像516が生成される。
続いて、動体領域抽出部172が、ゲインアップ画像516およびオーバー露出画像520含まれる動体を検出し、ゲインアップ画像516における動体領域を特定する。続いて、動体領域抽出部172は、ゲインアップ画像516からその特定された動体領域に含まれる画像を抽出して動体領域置換部173に出力する。続いて、動体領域置換部173は、動体領域抽出部172により抽出された動体領域に含まれる画像を、オーバー露出画像520における動体領域に置換して動体領域置換画像525を生成する。
このように置換処理を行うことにより、HDR合成処理の対象となる動体領域置換画像(アンダー露出画像)505、ミドル露出画像510および動体領域置換画像(オーバー露出画像)525における動体が略同一となる。
続いて、HDR合成部174が、合成マップ生成部171により生成された合成マップに従って、動体領域置換画像505、ミドル露出画像510および動体領域置換画像525を合成してHDR合成画像540を生成する。なお、この例では、動体領域置換画像505を生成した後に、動体領域置換画像525を生成する例を示したが、これらの生成順序については変更してもよい。例えば、動体領域置換画像505および525を同時に生成するようにしてもよく、動体領域置換画像525を生成した後に、動体領域置換画像505を生成するようにしてもよい。
なお、以上では、合成対象となる画像が3つの画像である場合に、アンダー露出画像またはミドル露出画像を基準画像とする例を示したが、オーバー露出画像を基準画像とするようにしてもよい。また、撮影シーンに応じて、3つの画像のうちから最適な基準画像を撮像装置100が自動で決定するようにしてもよい。例えば、生成された3つの画像における明るい部分や暗い部分の比較(白トビや黒つぶれの発生状態)により、最適な基準画像を決定することができる。また、最適な基準画像をユーザ操作により指定するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、合成対象となる画像が2または3である場合を例にして説明したが、合成対象となる画像が4以上である場合についても本発明の実施の形態を適用することができる。また、合成対象となる画像の数および基準画像の少なくとも1つをユーザ操作により設定するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、撮像時においてHDR合成処理を行う例を示した。ただし、例えば、露出条件が異なる複数の撮像画像(例えば、アンダー露出画像およびオーバー露出画像)についてHDR合成処理を行わずに記録媒体に記録しておき、この記録媒体に記録された撮像画像を再生する際にHDR合成処理を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、ユーザ操作に基づいてHDR合成処理を行うようにしてもよく、画像処理装置(例えば、再生装置)が自動でHDR合成処理を行うようにしてもよい。この場合には、上述した動体処理を行うか否かの判定結果に基づいてHDR合成処理を行うことができる。
また、撮像機能付き携帯電話機、パーソナルコンピュータ、ビデオシステム、編集装置等の画像処理装置に本発明の実施の形態を適用することができる。
また、本発明の実施の形態では、特定対象物の検出対象として、人物の顔を例にして説明したが、人物の顔以外の物体についても本発明の実施の形態を適用することができる。例えば、哺乳類、爬虫類、魚類等の動物(例えば、犬、猫、馬、牛)、自動車、飛行機等の特定対象物を検出対象とするようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
100 撮像装置
110 操作受付部
121 感度設定部
122 露出差設定部
123 露出モード設定部
130 撮像部
140 画像処理部
150 顔検出部
160 動体処理判定部
170 画像合成部
171 合成マップ生成部
172 動体領域抽出部
173 動体領域置換部
174 HDR合成部
180 記録制御部
190 画像記憶部

Claims (15)

  1. 異なる露出条件により生成された複数の画像を構成する基準画像および他の画像に含まれる動体に対応する前記基準画像における領域の画像を動体画像として前記動体画像が当該他の画像の露出レベルとなるように前記動体画像を変換して前記他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成する変換部と、
    前記生成された露出レベル変換動体画像を当該生成の際に基準となった露出レベルに対応する前記他の画像における当該露出レベル変換動体画像に対応する領域に置換して前記他の画像毎の置換画像を生成する置換部と、
    前記他の画像毎に生成された置換画像および前記基準画像を合成して合成画像を生成する合成部と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記複数の画像に関するISO感度および露出差に基づいて前記合成画像を生成するか否かを判定する判定部をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、前記複数の画像に関するISO感度が所定基準よりも低く、かつ、前記複数の画像に関する露出差が所定基準よりも小さい場合には前記合成画像を生成すると判定する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の画像に含まれる特定対象物を検出する特定対象物検出部と、
    前記特定対象物検出部による検出結果に基づいて前記合成画像を生成するか否かを判定する判定部と
    をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記特定対象物検出部は、前記特定対象物として人物の顔を検出し、
    前記判定部は、前記複数の画像から人物の顔が検出された場合には前記合成画像を生成すると判定する
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 同一の対象物を前記異なる露出条件により複数回連続して撮像することにより前記複数の画像を生成する撮像部をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  7. 複数の撮像モードのうちから被写体に応じた撮像モードを設定するモード設定部と、
    前記設定された撮像モードが特定撮像モードであるか否かに基づいて前記合成画像を生成するか否かを判定する判定部と
    をさらに具備する請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記特定撮像モードは、前記被写体のうち注目被写体として動体の撮像を目的とする撮像モードであり、
    前記判定部は、前記設定された撮像モードが前記特定撮像モードである場合には前記合成画像を生成すると判定する
    請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記合成画像を生成させるための指示操作を受け付ける操作受付部と、
    前記指示操作が受け付けられたか否かに基づいて前記合成画像を生成するか否かを判定する判定部と
    をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  10. 前記変換部は、前記基準画像が前記他の画像の露出レベルとなるように前記基準画像を変換して当該他の画像に係る露出レベル変換画像を生成し、前記生成された露出レベル変換画像と当該他の画像とに含まれる動体に対応する当該露出レベル変換画像における領域の画像を抽出して当該他の画像に係る前記露出レベル変換動体画像を生成する請求項1記載の画像処理装置。
  11. 前記基準画像および前記他の画像を比較することにより前記複数の画像に含まれる動体を検出する動体検出部と、
    前記動体検出部による動体検出結果に基づいて前記合成画像を生成するか否かを判定する判定部と
    をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  12. 前記判定部は、前記複数の画像から動体が検出された場合には前記合成画像を生成すると判定し、前記複数の画像から動体が検出されない場合には前記合成画像を生成しないと判定し、
    前記合成部は、前記合成画像を生成しないと判定された場合には前記複数の画像を合成して合成画像を生成する
    請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記基準画像に基づいて前記合成画像を生成する際における画素毎の合成比率を示す合成マップを生成する合成マップ生成部をさらに具備し、
    前記合成部は、前記生成された合成マップに基づいて前記他の画像毎に生成された置換画像および前記基準画像を合成して前記合成画像を生成する
    請求項1記載の画像処理装置。
  14. 異なる露出条件により生成された複数の画像を構成する基準画像および他の画像に含まれる動体に対応する前記基準画像における領域の画像を動体画像として前記動体画像が当該他の画像の露出レベルとなるように前記動体画像を変換して前記他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成する変換手順と、
    前記生成された露出レベル変換動体画像を当該生成の際に基準となった露出レベルに対応する前記他の画像における当該露出レベル変換動体画像に対応する領域に置換して前記他の画像毎の置換画像を生成する置換手順と、
    前記他の画像毎に生成された置換画像および前記基準画像を合成して合成画像を生成する合成手順と
    を具備する画像処理方法。
  15. 異なる露出条件により生成された複数の画像を構成する基準画像および他の画像に含まれる動体に対応する前記基準画像における領域の画像を動体画像として前記動体画像が当該他の画像の露出レベルとなるように前記動体画像を変換して前記他の画像毎の露出レベル変換動体画像を生成する変換手順と、
    前記生成された露出レベル変換動体画像を当該生成の際に基準となった露出レベルに対応する前記他の画像における当該露出レベル変換動体画像に対応する領域に置換して前記他の画像毎の置換画像を生成する置換手順と、
    前記他の画像毎に生成された置換画像および前記基準画像を合成して合成画像を生成する合成手順と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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