JP2011188127A - 光伝送システム、光伝送方法及び光受信機 - Google Patents

光伝送システム、光伝送方法及び光受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】光受信機における可変分散補償器及び遅延干渉計を効率よく最適調整可能とすること。
【解決手段】光受信機であって、受信した光信号に対して分散補償量を可変できる可変分散補償手段と、可変分散補償手段からの光信号について遅延干渉処理を行う遅延干渉手段と、遅延干渉手段からの光信号について光電変換検出を行うことにより、差動位相変調光から電気情報信号を復調する光電変換検出手段と、光電変換検出手段からの復調電気情報信号を識別再生する識別再生手段と、識別再生信号の識別誤りを訂正する誤り訂正手段と、識別再生信号の排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と、排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、可変分散補償手段での分散補償量を制御する分散補償制御手段と、誤り訂正手段において並列電気情報信号からの誤り訂正数を検出し、遅延干渉手段の遅延干渉計を制御する遅延干渉計制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光位相変調及び復調を用いた光伝送技術に関する。
近年、現行の2.5Gbit/sや10Gbit/s光伝送システムに替わり、40Gbit/s以上の超高速光伝送システムの商用導入が新規に始まりつつある。超高速光伝送システムでは、これまでの強度変調(Amplitude Shift Keying)方式に替わり、光雑音耐力特性などの伝送特性に優れた位相変調(Phase Shift Keying)方式の採用が有力視されている。位相変調方式の中でも特に、伝送特性及び実現容易性やコストのバランスから、差動2値位相変調方式(Differential (Binary) Phase Shift Keying, D(B)PSK)や、差動4値位相変調方式(Differential Quadrature Phase Shift Keying,DQPSK)などの方式の実用化に向けて研究・開発が進められている(例えば特許文献1)。
図9は、このような位相変調方式を用いた光伝送システムの一例の構成を表す図である。この光伝送システムは、光送信部501と、伝送路ファイバ502と、光受信部503とを備え、40Gbit/s以上の超高速光伝送システムに適用されるものである。光変調方式としては、差動4値位相変調方式が用いられている。
図9において、光送信部501は、光源511と、光変調部512と、プリコーダ部513−1と、プリコーダ部513−2とを備える。
光源511は、光伝送を行うための連続発振光(Continuous Wave光:CW光)を送出する。この発振光は、光変調部512に送られる。
プリコーダ部513−1及びプリコーダ部513−2には、データ入力端子515及び516から、I(In Phase)チャネル及びQ(Quadrature Phase)チャネルの2組の2値の電気情報信号が入力される。プリコーダ部513−1及びプリコーダ部513−2は、入力されたIチャネル及びQチャネルの電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行う。プリコーダ部513−1及びプリコーダ部513−2で信号変換処理された電気情報信号は、光変調部512に送られる。
光変調部512は、光源511が送出する連続発振光に対して、プリコーダ部513−1及びプリコーダ部513−2からの電気情報信号により差動4値位相変調を行い、電気情報信号から光位相変調信号に変換する。光変調部512は、例えば、マッハツェンダ干渉計からなる変調器と、IQ両光信号の位相を直交させるためのπ/2位相シフタで構成できる。
伝送路ファイバ502は、光送信部501から出力された光位相変調信号を、光受信部503に伝送する。
光受信部503は、可変分散補償(Tunable Dispersion Compensator:TDC)部531と、遅延干渉部532−1と、遅延干渉部532−2と、差動光電変換検出部533−1と、差動光電変換検出部533−2と、識別器534−1と、識別器534−2と、分離部535と、誤り訂正(Forward Error Correction:FEC)部536と、分散補償器制御部537と、遅延干渉計制御部538とを備える。
可変分散補償器531は、伝送路ファイバ502による分散による波形歪みを補償する。可変分散補償器531の制御は、分散補償器制御部537により行われる。可変分散補償器531からの光信号は、2並列化されて、遅延干渉部532−1及び532−2に送られる。
遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2は、可変分散補償器531からの光信号について、遅延干渉処理により位相変調を強度変調に変換・復調する。2並列の遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2は、それぞれ、1ビット分の遅延干渉計により構成されている。遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の遅延干渉計は、片アームの光位相を信号光位相に対して+π/4、−π/4シフトするように、光位相が制御される。遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2で、強度変調に変換された光信号は、差動光電変換検出部533−1及び差動光電変換検出部533−2に送られる。
差動光電変換検出部533−1及び差動光電変換検出部533−2は、遅延干渉部532からの光信号について差動光電変換検出を行い、光信号から電気情報信号への復調を行う。差動光電変換検出部533−1及び差動光電変換検出部533−2からの電気情報信号は、識別器534−1及び識別器534−2に送られる。
識別器534−1及び識別器534−2は、差動光電変換検出部533−1及び差動光電変換検出部533−2から、Iチャネル及びQチャネルの復調電気情報信号を識別再生する。再生されたIチャネル及びQチャネルの電気情報信号は、分離部535に送られる。
分離部535は、識別器534−1及び識別器534−2からのIチャネル及びQチャネルの電気情報信号を並列化処理する。この電気情報信号は、誤り訂正部536に送られる。誤り訂正部536は、分離部535からの電気情報信号の誤りを訂正する。
分散補償器制御部537は、誤り訂正部536において検出される誤り訂正個数に基づいて、可変分散補償器531の分散補償量を制御する。
遅延干渉計制御部538は、誤り訂正部536において検出される誤り訂正個数に基づいて、遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の光位相の制御を行う。すなわち、遅延干渉計制御部538は、誤り訂正部536において検出される誤り訂正個数が最小になるように制御することで、2並列の遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の1ビット遅延干渉計を、それぞれ、片アームの光位相が信号光位相に対して+π/4、−π/4シフトするように、光信号の位相を制御する。
上述のように、位相変調方式の光伝送システムの光受信部503には、可変分散補償器531が設けられている。40Gbit/sの伝送速度を持つ光信号では、同一変調方式の10Gbit/s光信号と比較して、伝送速度の2乗に比例して分散による波形歪みの影響を強く受ける。
図10は、波長分散量とビットエラーレートとの関係を示す概略図である。図10において、横軸は波長分散量を示し、縦軸はビットエラーレートを示している。図10において、曲線A1は10Gbit/sでNRZ(Non Return to Zero)変調方式の場合の特性を示し、曲線A2は40Gbit/sでNRZ変調方式の場合の特性を示している。図10において曲線A1で示すように、10Gbit/sでは、ビットエラーレートが10−3以下になるウィンドウが1600ps/nm〜2000ps/nm程度ある。これに対して、曲線A2で示すように、40Gbit/sでは、ビットエラーレートが10−3以下になるウィンドウが80〜100ps/nm程度になる。
図10に示すように、40Gbit/sの伝送システムでは、同程度の信号誤り率を得ることができる分散範囲(分散耐力)は、10Gbit/sの約1/16しかない。DQPSK変調方式においては、1シンボルで4値の情報を伝送できるため、40Gbit/sのDQPSK変調光信号のシンボルレートは20Gbit/sとなる。
図11は、NRZ変調方式の場合とDQPSK変調方式の場合の波長分散量とビットエラーレートとの関係を示すグラフである。上記理由により、図11に示すように、分散耐力は10Gbit/s強度変調光信号の約1/4程度まで改善される。なお、図11において、曲線A11は10Gbit/sNRZ変調方式の場合の特性を示し、曲線A12は40Gbit/sのDQPSK変調方式の場合の特性を示している。図11において曲線A12で示すように、40Gbit/sのDQPSKでは、ビットエラーレートが10−3以下になるウィンドウが150〜200ps/nm程度になる。したがって、NRZ変調方式の場合に比べて、分散耐力は改善される。
このように、DQPSK変調方式では、分散耐力は改善される。しかしながら、40Gbit/sの伝送システムでは、10Gbit/sと比較すると分散耐力が小さい。そのため、同一の光伝送システムにおいて10Gbit/sの光信号と40Gbit/sの光信号が混在するような場合などは、40Gbit/s光信号に対しては光受信機などにおいて10Gbit/sの光信号よりも精密に波長分散補償を行う必要がある。
そこで、この光伝送システムにおける光受信部503では、図9に示すように、分散補償量を可変制御できるような可変分散補償器531を光受信機503に配置して、分散補償を最適に行うようにしている。
更に、40Gbit/sのDQPSK変調光信号を受信する光受信機においては、分散補償された差動4値位相変調光信号を電気情報信号に復調するために、2並列の遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2が設けられている。DQPSK変調の復調を行うためには、2並列の遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2は、それぞれ、1ビット遅延干渉計を、片アームの光位相が信号光位相に対して+π/4、−π/4シフトするように、光信号の位相を精密に制御する必要がある。
そこで、この光伝送システムにおける光受信部503では、図9に示したように、遅延干渉計制御部538を配置し、遅延干渉部532−1及び532−2の光信号の位相を制御するようにしている。
特開2007−60583号公報
上述のように、図9に示した光伝送システムにおける光受信部503では、分散補償量を可変制御できるような可変分散補償器531を光受信機503に配置して、分散補償を最適に行うようにしている。また、遅延干渉計制御部538を配置し、遅延干渉部532−1及び532−2の光信号の位相を制御するようにしている。
しかしながら、図9に示した光伝送システムにおける光受信部503では、可変分散補償器531の分散補償量を最適に制御する処理も、遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の光位相を最適に制御する処理も、誤り訂正部536において検出される誤り訂正個数に基づいて行われる。可変分散補償器531の分散補償量と遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の光位相を最適制御するための誤差モニタ信号として、誤り訂正部536での誤り訂正数を用いると、可変分散補償器531と遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2とが同時に変化されてしまうため、それぞれの変化量に対する誤り訂正数の変化を区別できない。このため、可変分散補償器531の分散補償量と遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2の光位相をそれぞれ最適点まで制御するまでの完了時間が長くなるという問題が生じる。
また、伝送路ファイバ502の温度変化等による変動や、伝送経路の切り替え等による伝送路ファイバ長の変化により、伝送路ファイバの分散量が変化する、あるいは送信光信号の波長を異なる波長に切り替えるなどの場合がある。そのため、光受信機503における可変分散補償器531の最適分散補償量及び遅延干渉部532−1及び遅延干渉部532−2における光位相シフト量の最適値が変動する場合がある。分散補償量については装置の初期立ち上げ時だけではなく、運用中の変化にも部品交換なしで対応するために分散補償器の可変量を広く取る必要がある。そのため、広い可変範囲から最適分散補償量に制御するまでの完了時間が更に長くなるという問題が生じる。
上述の課題を鑑み、本発明は、光位相変調及び復調を用いた光伝送システムにおいて、光受信機における可変分散補償器及び遅延干渉計を効率よく最適調整できる光伝送システム、光受信機、及び光受信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、差動位相変調された光信号を生成して送信する光送信機と、前記光送信機から伝送路ファイバを介して伝送されてきた光信号を受信するための光受信機とを備える光伝送システムであって、前記光送信機は、光伝送を行うための連続発振光を送出する光源と、入力された2組の2値の電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行うプリコーダ手段と、前記光源からの連続発振光に対して、前記プリコーダ手段により差動位相変調を行う光変調手段と、を備え、前記光受信機は、受信した光信号に対して分散補償量を可変できる可変分散補償手段と、前記可変分散補償手段からの光信号について遅延干渉処理を行う遅延干渉手段と、前記遅延干渉手段からの光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する光電変換検出手段と、前記光電変換検出手段からの復調電気情報信号を識別再生する識別再生手段と、前記識別再生信号の識別誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償手段での分散補償量を制御する分散補償制御手段と、前記誤り訂正手段における誤り訂正数を検出し、前記遅延干渉手段の遅延干渉計を制御する遅延干渉計制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、差動位相変調された光信号を送信する工程と、前記光送信機から伝送路ファイバを介して伝送されてきた光信号を受信する工程とを有する光伝送方法であって、前記光信号を送信する工程は、入力された2組の2値の電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行う工程と、光源からの連続発振光に対して、差動位相変調を行う工程と、を含み、前記光信号を受信する工程は、受信した光信号に対して可変分散補償量を行う工程と、前記分散補償された光信号について遅延干渉処理を行う工程と、前記遅延干渉処理された光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する工程と、前記光電変換検出が行われた復調電気情報信号を識別再生する工程と、前記識別再生信号の識別誤りを訂正する工程と、前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う工程と、前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償の分散補償量を制御する工程と、前記誤り訂正手段における誤り訂正数を検出し、前記可変遅延干渉の遅延干渉計を制御する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様は、伝送路ファイバを介して伝送されてきた差動位相変調された光信号を受信する光受信機であって、受信した光信号に対して分散補償量を可変できる可変分散補償手段と、前記可変分散補償手段からの光信号について遅延干渉処理を行う遅延干渉手段と、前記遅延干渉手段からの光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する光電変換検出手段と、前記光電変換検出手段からの前記復調電気情報信号を識別再生する識別再生手段と、前記識別再生信号の識別誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償手段での分散補償量を制御する分散補償制御手段と、前記誤り訂正手段において前記並列電気情報信号からの誤り訂正数を検出し、前記遅延干渉手段の遅延干渉計を制御する遅延干渉計制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、可変分散補償部と遅延干渉部を、識別器出力の排他的論理和と、誤り訂正部からの誤り訂正数という別々のモニタ信号を用いて制御している。このため、 可変分散補償部と遅延干渉部とを同時に動作させて制御を行うことができ、最適値に至るまでの制御時間を短縮することが可能になる。また、本発明によれば、誤り訂正部のフレーム同期が掛からないような信号品質の悪い条件においても、排他的論理和部が動作し、時間平均値の変化を検出することが可能であるため、分散耐力幅の中央付近に高速に制御を引き込むことが可能になる。
本発明の第1の実施形態としての光伝送システムの構成を示すブロック図である。 送信出力と受信出力との関係の一例の説明図である。 補償量が異なっている場合の送信出力と受信出力との関係の説明図である。 排他的論理和部の出力の平均値と、可変分散補償部の分散補償量との関係を示すグラフである。 送信出力と受信出力との関係の他の例の説明図である。 補償量が異なっている場合の送信出力と受信出力との関係の説明図である。 排他的論理和部の出力の平均値と、可変分散補償部の分散補償量との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態としての光伝送システムの構成を示すブロック図である。 位相変調方式を用いた光伝送システムの一例のブロック図である。 NRZ変調方式の場合の波長分散量とビットエラーレートとの関係を示すグラフである。 NRZ変調方式の場合とDQPSK変調方式の場合の波長分散量とビットエラーレートとの関係を示すグラフである。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態としての光伝送システムの構成を示すブロック図を示すものである。この光伝送システムは、光送信部1と、伝送路ファイバ2と、光受信部3とからなり、40Gbit/s以上の超高速光伝送システムに適用されるものである。光変調方式としては、差動4値位相変調方式が用いられている。
図1において、光送信部1は、光源11と、光変調部12と、プリコーダ部13−1、13−2とから構成される。
光源11は、光伝送を行うための連続発振光を送出する。この発振光は、光変調部12に送られる。
プリコーダ部13−1及び13−2には、データ入力端子15及び16から、Iチャネル及びQチャネルの2組の2値の電気情報信号が入力される。プリコーダ部13−1及び13−2は、入力されたIチャネル及びQチャネルの電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行う。プリコーダ部13−1及び13−2で信号変換処理された電気情報信号は、光変調部12に送られる。
光変調部12は、光源11が送出する連続発振光に対して、プリコーダ部13−1及び13−2からの信号により差動4値位相変調を行い、電気情報信号から光位相変調信号に変換する。光変調部12は、例えば、マッハツェンダ干渉計からなる変調器と、IQ両光信号の位相を直交させるためのπ/2位相シフタで構成できる。
伝送路ファイバ2は、光送信部1から出力された光位相変調信号を、光受信部3に伝送する。
光受信部3は、可変分散補償部31と、遅延干渉部32−1及び32−2と、差動光電変換検出部33−1及び33−2と、識別器34−1及び34−2と、分離部35と、誤り訂正部36と、分散補償器制御部37と、遅延干渉計制御部38と、排他的論理和部39とを備える。
可変分散補償部31は、伝送路ファイバ2による分散による波形歪みを補償する。可変分散補償部31の制御は、分散補償器制御部37により行われる。可変分散補償部31からの光信号は、2並列化されて、遅延干渉部32−1及び32−2に送られる。
遅延干渉部32−1及び32−2は、可変分散補償部31からの光信号について、遅延干渉処理により位相変調を強度変調に変換・復調する。2並列の遅延干渉部32−1及び32−2は、それぞれ、1ビット分の遅延干渉計により構成されている。遅延干渉部32−1及び32−2の遅延干渉計は、片アームの光位相を信号光位相に対して+π/4、−π/4シフトするように、光位相が制御される。遅延干渉部32−1及び32−2で、強度変調に変換された光信号は、差動光電変換検出部33−1及び33−2に送られる。
差動光電変換検出部33−1及び33−2は、遅延干渉部32からの光信号について差動光電変換検出を行い、光信号から電気情報信号への復調を行う。差動光電変換検出部33−1及び33−2からの電気情報信号は、識別器34−1及び34−2に送られる。
識別器34−1及び34−2は、差動光電変換検出部33−1及び33−2から、Iチャネル及びQチャネルの復調電気情報信号を識別再生する。再生されたIチャネル及びQチャネルの電気情報信号は、分離部35に送られる。
分離部35は、識別器34−1及び34−2からのIチャネル及びQチャネルの電気情報信号を並列化処理する。この電気情報信号は、誤り訂正部36に送られる。誤り訂正部36は、分離部35からの電気情報信号の誤りを訂正する。
排他的論理和部39は、差動光電変換検出部33−1からのIチャネルの2値の電気情報信号と、差動光電変換検出部33−2からのQチャネルの2値の電気情報信号との排他的論理和を求める。分散補償器制御部37は、排他的論理和部39の出力信号に基づいて、可変分散補償部31の分散補償量を制御する。
遅延干渉計制御部38は、誤り訂正部36において検出される誤り訂正個数に基づいて、遅延干渉部32−1及び32−2の制御を行う。すなわち、遅延干渉計制御部38は、誤り訂正部36において検出される誤り訂正個数が最小になるように制御することで、2並列の遅延干渉部32−1及び32−2の1ビット遅延干渉計を、それぞれ、片アームの光位相が信号光位相に対して+π/4、−π/4シフトするように、光信号の位相を制御する。
上述のように、本発明の第1の実施形態では、排他的論理和部39で、差動光電変換検出部33−1からのIチャネルの電気情報信号と、差動光電変換検出部33−2からのQチャネルの電気情報信号との排他的論理和を求め、分散補償器制御部37で、排他的論理和部39の出力信号に基づいて、可変分散補償部31の分散補償量を制御している。これにより、伝送路ファイバ2による分散による波形歪みを最適に補償することができる。このことについて、以下に説明する。
図2は、送信出力と受信出力との関係の一例を表す図である。本発明に第1の実施形態の光伝送システムでは、光受信機の運用立ち上げ時又は光信号復旧時等において、可変分散補償部31の分散補償量を最適値に調整する場合に、データ入力端子15及び16から入力されるIチャネル及びQチャネルの2値の電気情報信号として、図2に示すような同一符号の信号が入力される。この同一符号のIチャネルの信号とQチャネルの信号は、プリコーダ部13−1及び13−2で信号変換処理され、光変調部12で差動4値位相変調されて、光送信部1から送信される。図2の例では、Iチャネルの信号として”1011001010…”、Q信号として”1011001010…”が光送信部1から差動4値位相変調されて光信号で送信される。この光信号は、伝送路ファイバ2を介して光受信部3に送られ、光受信部3で受信される。
光受信部3において、Iチャネル及びQチャネルの信号を同一符号信号により差動4値位相変調された光信号を受信した場合、可変分散補償部31の補償量が最適値に一致していた場合は、2並列の識別器34−1、34−2の出力は同一符号信号となる。このため、排他的論理和部39の出力は常に”0”となる。
すなわち、光送信部1から、Iチャネルの信号として”1011001010…”、Qチャネルの信号として”1011001010…”が差動4値位相変調されて送信された場合には、図2に示すように、識別器34−1からは、Iチャネルの信号として”1011001010…”が出力され、識別器34−2からは、Qチャネルの信号として”1011001010…”が出力される。この識別器34−1の出力されるIチャネルの信号と、識別器34−2から出力されるQチャネルの信号との排他的論理和を排他的論理和部39で求めると、図2に示すように、排他的論理和部39の出力は、”0000000000…”となる。
これに対して、可変分散補償部31の補償量が最適値からわずかに異なっている場合は、2並列の識別器34−1、34−2の出力は常に同一符号出力とはならず、わずかな確率でランダムに誤る。図3は、補償量が異なっている場合の送信出力と受信出力との関係を表す図である。このため、識別器34−1の出力と、識別器34−2の出力とが同一符号出力ではない場合が発生し、排他的論理和部39の出力中に”1”となる部分が生じる。したがって、排他的論理和部39の出力の一定時間の平均値をとると、”0”よりわずかに大きな値になる。
すなわち、図3において、光送信部1から、Iチャネルの信号として”1011001010…”、Qチャネルの信号として”1011001010…”が差動4値位相変調されて送信されたが、可変分散補償部31の補償量が最適値からわずかに異なっており、識別器34−1からは、Iチャネルの信号として”1011000010…”が出力され、識別器34−2からは、Qチャネルの信号として”1010001010…”が出力されたとする。ここでは、下線の符号が誤りとなっている。この識別器34−1の出力されるIチャネルの信号と、識別器34−2から出力されるQチャネルの信号との排他的論理和を排他的論理和部39で求めると、図3に示すように、排他的論理和部39の出力は、”0001001000…”となり、排他的論理和部39の出力中に”1”となる部分が生じる。
可変分散補償部31の補償量が最適値から大きく異なっている場合は、2並列の識別器34−1、34−2の出力は常にランダムに誤るため、排他的論理和部39の出力のある一定時間の平均値は”0.5”となる。
図4は、このような排他的論理和部39の出力の平均値と、可変分散補償部31の分散補償量との関係を示すグラフである。図4において、横軸は分散補償量を示し、縦軸は排他的論理和部39の出力の平均値を示している。図4に示すように、可変分散補償部31の補償量が最適に設定されている場合には、排他的論理和部39の出力の平均値は、”0”に近い値となる。したがって、分散補償器制御部37で、排他的論理和部39の出力の平均値が”0”に近づくように可変分散補償部31の補償量を制御することで、最適値制御が可能になる。
図5は、送信出力と受信出力との関係の他の例を表す図である。図6は、補償量が異なっている場合の送信出力と受信出力との関係の例を表す図である。光送信部1における差動4値位相変調でのπ/2位相シフトが反転した場合には、可変分散補償部31の補償量が最適値に一致していた場合は、2並列の識別器34−1、34−2の出力は常に逆符号信号となる。そのため、排他的論理和部39の出力は常に”1”となる。可変分散補償部31の補償量が最適値からわずかに異なっている場合は、図6に示すように2並列の識別器34−1、34−2の出力は常に逆符号出力とはならず、わずかな確率でランダムに誤るため、逆符号出力ではない場合が発生し、その場合は排他的論理和部39の出力は”0”となるため、ある一定時間の平均値をとると”1”ではなく、1よりわずかに小さな値になる。可変分散補償部31の補償量が最適値から大きく異なっている場合は、2並列の識別器34−1、34−2の出力は常にランダムに誤るため、排他的論理和部39の出力のある一定時間の平均値は”0.5”となる。これをグラフに示すと図7に示すようになる。図7は、排他的論理和部の出力の平均値と、可変分散補償部の分散補償量との関係を示すグラフである。この場合には、分散補償器制御部37で、排他的論理和部39の出力の平均値が”1”に近づくように可変分散補償部31の補償量を制御すれば良い。
このように、本発明の第1の実施形態では、分散補償については、排他的論理和部39で、差動光電変換検出部33−1からのIチャネルの信号と差動光電変換検出部33−2からのQチャネルの信号との排他的論理和を求め、分散補償器制御部37で、この排他的論理和部39の出力信号に基づいて、可変分散補償部31を制御している。これに対して、遅延干渉部32−1及び32−2の遅延干渉計の光位相については、誤り訂正部36で受信信号の誤りを検出し、遅延干渉計制御部38で、この誤り訂正部36において検出される誤り訂正個数に基づいて、制御を行うようにしている。これにより、可変分散補償部31と遅延干渉部32−1及び32−2の制御を独立かつ同時に最適値制御することができ、短時間で、分散補償と光位相とをそれぞれ最適に制御することが可能となる。
<第2の実施形態>
図8は、本発明の第2の実施形態としての光伝送システムの構成を示すブロック図を示すものである。この光伝送システムは、光送信部101と、伝送路ファイバ102と、光受信部103とを備える。
光送信部101は、光源111と、光変調部112と、プリコーダ部113−1、113−2とから構成される。この構成は、第1の実施形態の光送信部1における、光源11と、光変調部12と、プリコーダ部13−1、13−2と同様である。
光受信部103は、可変分散補償部131と、遅延干渉部132−1及び132−2と、差動光電変換検出部133−1及び133−2と、識別器134−1及び134−2と、分離部135と、誤り訂正部136と、分散補償器制御部137と、遅延干渉計制御部138と、排他的論理和部139とを備える。この構成は、第1の実施形態の光受信部3における、可変分散補償部31と、遅延干渉部32−1及び32−2と、差動光電変換検出部33−1及び33−2と、識別器34−1及び34−2と、分離部35と、誤り訂正部36と、分散補償器制御部37と、遅延干渉計制御部38と、排他的論理和部39と基本的には同様である。
第1の実施形態と第2の実施形態との相違点は、第1の実施形態では、識別器34−1及び34−2の出力を排他的論理和部39に供給していたのに対して、第2の実施形態では、識別器134−1及び134−2の出力を並列展開した分離部135の出力におけるIチャネルとQチャネルとが対応するポートの出力を排他的論理和部139に供給している。この例では、分離部134が2:4のシリアル・パラレル変換器である場合、Iチャネル信号出力I−1とQチャネル信号出力Q−1を排他的論理和部139に供給している。この分離部135は、標準の300ピンMSA規格パッケージとしてよく用いられる2:16のシリアル・パラレル変換でももちろん良い。
なお、上述の第1及び第2の実施形態において、差動光電変換検出部133−1、133−2は単一入力光電変換器で構成しても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1,101…光送信部, 2,102…伝送路ファイバ, 3,103…光受信部, 11,111…光源, 12,112…光変調部, 13−1,13−2,113−1,113−2…プリコーダ部, 31,131…可変分散補償部, 32−1,32−2,132−1,132−2…遅延干渉部, 33−1,33−2,133−1,133−2…差動光電変換検出部, 34−1,34−2,134−1,134−2…識別器, 35,135…分離部, 36,136…誤り訂正部, 37,137…分散補償器制御部, 38,138…遅延干渉計制御部, 39…排他的論理和部

Claims (7)

  1. 差動位相変調された光信号を生成して送信する光送信機と、前記光送信機から伝送路ファイバを介して伝送されてきた光信号を受信するための光受信機とを備える光伝送システムであって、
    前記光送信機は、
    光伝送を行うための連続発振光を送出する光源と、
    入力された2組の2値の電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行うプリコーダ手段と、
    前記光源からの連続発振光に対して、前記プリコーダ手段により差動位相変調を行う光変調手段と、を備え、
    前記光受信機は、
    受信した光信号に対して分散補償量を可変できる可変分散補償手段と、
    前記可変分散補償手段からの光信号について遅延干渉処理を行う遅延干渉手段と、
    前記遅延干渉手段からの光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する光電変換検出手段と、
    前記光電変換検出手段からの復調電気情報信号を識別再生する識別再生手段と、
    前記識別再生信号の識別誤りを訂正する誤り訂正手段と、
    前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と、
    前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償手段での分散補償量を制御する分散補償制御手段と、
    前記誤り訂正手段における誤り訂正数を検出し、前記遅延干渉手段の遅延干渉計を制御する遅延干渉計制御手段と、を備える
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記光送信機は、前記2組の2値電気情報信号として同一信号を与え、
    前記分散補償制御手段は、前記光受信機における前記排他的論理和手段の出力の一定時間の平均値が”0”又は”1”に近くなるように、前記可変分散補償手段の分散補償量の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記光送信機は、光受信機の運用立ち上げ時又は光信号復旧時に、前記2組の2値電気情報信号として同一信号を与えることを特徴とする請求項2に記載の光伝送システム。
  4. 前記排他的論理和手段は、前記識別再生手段から出力される識別再生信号の排他的論理和演算を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送システム。
  5. 前記排他的論理和手段は、並列展開した前記識別再生信号の排他的論理和演算を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送システム。
  6. 差動位相変調された光信号を送信する工程と、前記光送信機から伝送路ファイバを介して伝送されてきた光信号を受信する工程とを有する光伝送方法であって、
    前記光信号を送信する工程は、
    入力された2組の2値の電気情報信号に対して、それぞれ、差動復調による信号変換に対応する信号変換処理を行う工程と、
    光源からの連続発振光に対して、差動位相変調を行う工程と、を含み、
    前記光信号を受信する工程は、
    受信した光信号に対して可変分散補償量を行う工程と、
    前記分散補償された光信号について遅延干渉処理を行う工程と、
    前記遅延干渉処理された光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する工程と、
    前記光電変換検出が行われた復調電気情報信号を識別再生する工程と、
    前記識別再生信号の識別誤りを訂正する工程と、
    前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う工程と、
    前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償の分散補償量を制御する工程と、
    前記誤り訂正手段における誤り訂正数を検出し、前記可変遅延干渉の遅延干渉計を制御する工程と、を含むことを特徴とする光伝送方法。
  7. 伝送路ファイバを介して伝送されてきた差動位相変調された光信号を受信する光受信機であって、
    受信した光信号に対して分散補償量を可変できる可変分散補償手段と、
    前記可変分散補償手段からの光信号について遅延干渉処理を行う遅延干渉手段と、
    前記遅延干渉手段からの光信号について光電変換検出を行うことにより、前記差動位相変調光から電気情報信号を復調する光電変換検出手段と、
    前記光電変換検出手段からの前記復調電気情報信号を識別再生する識別再生手段と、
    前記識別再生信号の識別誤りを訂正する誤り訂正手段と、
    前記識別再生信号の排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と、
    前記排他的論理和手段から出力される信号に基づいて、前記可変分散補償手段での分散補償量を制御する分散補償制御手段と、
    前記誤り訂正手段において前記並列電気情報信号からの誤り訂正数を検出し、前記遅延干渉手段の遅延干渉計を制御する遅延干渉計制御手段と、を備える
    ことを特徴とする光受信機。
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