JP2011187305A - 車両用灯具ユニット及び車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを右側通行用と左側通行用とに好適に変更する。
【解決手段】車両用灯具ユニット1は、車両前方へ向いた光軸Axを有する発光素子光源60と、光軸Ax上に配設された投影レンズ30と、発光素子光源60及び投影レンズ30の間に配設されて、発光素子光源60から投影レンズ30へ出射される光の一部を遮光するシェード40と、を備える。シェード40は、すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、光軸Axに垂直な面内で屈曲された屈曲エッジ41を有し、屈曲エッジ41の屈曲部41aを中心に光軸Axに垂直な面内で回動可能に構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】車両用灯具ユニット1は、車両前方へ向いた光軸Axを有する発光素子光源60と、光軸Ax上に配設された投影レンズ30と、発光素子光源60及び投影レンズ30の間に配設されて、発光素子光源60から投影レンズ30へ出射される光の一部を遮光するシェード40と、を備える。シェード40は、すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、光軸Axに垂直な面内で屈曲された屈曲エッジ41を有し、屈曲エッジ41の屈曲部41aを中心に光軸Axに垂直な面内で回動可能に構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用灯具ユニット及びこれを備える車両用前照灯に関する。
従来、LED等の発光素子を光源として用いたダイレクトプロジェクション方式の車両用灯具ユニットとして、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の車両用灯具ユニットにおいては、発光素子光源から出射された光が投影レンズを通じて車両前方へ投影される。このとき、発光素子光源と投影レンズとの間に配設されたシェードによって、投影レンズへ入射する光が部分的に遮光されることにより、眩惑防止のために対向車線側の上向き光が抑えられた、すれ違い用ビームの配光パターン(以下、すれ違い配光パターンという)が形成される。
ところで、英国と欧州大陸諸国とは、ドーバー海峡を通じて車両(自動車)での行き来が可能となっているものの、車両の通行区分が左側通行と右側通行とで互いに異なっている。そのため、英国と欧州大陸諸国のいずれか一方の国の通行区分に適した車両を他方の国で走行させる場合には、当該他方の国の通行区分に対応するように、すれ違い配光パターンを変更させる必要が生じる。
そこで、すれ違い配光パターンを変化させる新たな投影レンズを取り付けることで、本来対応していない通行区分における対向車線側の上向き光を抑える技術(例えば、特許文献2参照)や、各通行区分に対応した2枚のシェードを摺動可能に設け、車両を走行させる国の通行区分に応じて遮光に用いるシェードを切り替える技術(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、上記特許文献2に記載の技術では、新たな投影レンズを設ける必要があることに加え、すれ違い配光パターンを変更した場合に、対向車線側の上向き光とともに自車線側の上向き光も遮光されてしまうため、路側帯の標識等を照らすことができない。
また、上記特許文献3に記載の技術では、2枚のシェードを摺動させる機構が複雑なため、部品点数が多くなってしまう。
また、上記特許文献3に記載の技術では、2枚のシェードを摺動させる機構が複雑なため、部品点数が多くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを右側通行用と左側通行用とに好適に変更することのできる車両用灯具ユニット及びこれを備える車両用前照灯の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
車両前方へ向いた光軸を有する発光素子光源と、
前記光軸上に配設された投影レンズと、
前記発光素子光源及び前記投影レンズの間に配設されて、前記発光素子光源から前記投影レンズへ出射される光の一部を遮光するシェードと、
を備える車両用灯具ユニットにおいて、
前記シェードは、
すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、前記光軸に垂直な面内で屈曲された屈曲エッジを有し、
前記屈曲エッジの屈曲部を中心に前記光軸に垂直な面内で回動可能に構成されていることを特徴とする。
車両前方へ向いた光軸を有する発光素子光源と、
前記光軸上に配設された投影レンズと、
前記発光素子光源及び前記投影レンズの間に配設されて、前記発光素子光源から前記投影レンズへ出射される光の一部を遮光するシェードと、
を備える車両用灯具ユニットにおいて、
前記シェードは、
すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、前記光軸に垂直な面内で屈曲された屈曲エッジを有し、
前記屈曲エッジの屈曲部を中心に前記光軸に垂直な面内で回動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具ユニットにおいて、
前記発光素子光源は、前記シェードと一体的に回動可能に構成されていることを特徴とする。
前記発光素子光源は、前記シェードと一体的に回動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、車両用前照灯において、
請求項1又は2に記載の車両用灯具ユニットを備えることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の車両用灯具ユニットを備えることを特徴とする。
本発明によれば、シェードは、すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、光軸に垂直な面内で屈曲された屈曲エッジを有するとともに、屈曲エッジの屈曲部を中心に光軸に垂直な面内で回動可能に構成されているので、カットオフライン上のエルボー点に対応する屈曲部を中心にシェードを回動させることにより、右側通行用と左側通行用とにカットオフラインを変更することができ、ひいては、すれ違い配光パターンを変更することができる。
したがって、1枚のシェードを回動させるだけで、従来のように新たな投影レンズや摺動可能な2枚のシェードを設ける必要なく、両通行区分において対向車線側の上向き光を抑えるとともに自車線側の必要な上向き光を確保することができる。すなわち、従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを左側通行用と右側通行用とに好適に変更することができる。
したがって、1枚のシェードを回動させるだけで、従来のように新たな投影レンズや摺動可能な2枚のシェードを設ける必要なく、両通行区分において対向車線側の上向き光を抑えるとともに自車線側の必要な上向き光を確保することができる。すなわち、従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを左側通行用と右側通行用とに好適に変更することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具ユニット1の斜視図であり、図2は、車両用灯具ユニット1の分解斜視図である。
これらの図に示すように、車両用灯具ユニット1は、ユニット本体20と、投影レンズ30と、シェード40と、アクチュエータ50とを備えており、すれ違い用ビームの配光パターン(以下、すれ違い配光パターンという)のうち、右側通行用と左側通行用とで異なる上向き光部分を形成するためのものである。そして、この車両用灯具ユニット1を備えて、車両用前照灯が構成されている。
これらの図に示すように、車両用灯具ユニット1は、ユニット本体20と、投影レンズ30と、シェード40と、アクチュエータ50とを備えており、すれ違い用ビームの配光パターン(以下、すれ違い配光パターンという)のうち、右側通行用と左側通行用とで異なる上向き光部分を形成するためのものである。そして、この車両用灯具ユニット1を備えて、車両用前照灯が構成されている。
ユニット本体20は、略方形板状に形成され、車両左右方向に沿って立設されている。このユニット本体20は、後面に放熱フィン21を有しており、ヒートシンクとしての機能を具備している。ユニット本体20の前面には、車両前後方向に沿った光軸Axを有する横長の発光素子光源60が、基板61に実装された状態で取り付けられている。また、ユニット本体20の前面には、光軸Axを中心とした円弧状のガイド溝22が、発光素子光源60の下方に形成されている。なお、ユニット本体20と基板61との間には、発光素子光源60の温度上昇を抑制するために、熱伝導グリスを塗布しておくことが好ましい。
投影レンズ30は、光軸Ax上に配設され、発光素子光源60から出射された光を車両前方へ反転投影する凸レンズである。この投影レンズ30は、光軸Axと略一致する光軸を有しており、当該投影レンズ30の焦点近傍に発光素子光源60及びシェード40が位置するように配置されている。また、投影レンズ30は、略円筒状のレンズホルダー70に保持され、レンズホルダー70は、3つのネジ部材71,…によってユニット本体20に締結固定されている。
シェード40は、発光素子光源60から投影レンズ30へ出射される光の一部を遮光するものであり、略長方形板状に形成されて、発光素子光源60と投影レンズ30との間で車両左右方向に沿いつつ上下方向へ延在するように配設されている。このシェード40は、後面の略中央位置に突設された突起42を有しており、当該突起42をユニット本体20のガイド溝22に係合させた状態で、光軸Axに垂直な面内で移動可能なように保持板80によってユニット本体20の前面に保持されている。シェード40の上辺は、すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するためのものであって、光軸Axに垂直な面内で屈曲された屈曲エッジ41を構成している。この屈曲エッジ41は、中央の屈曲部41aを中心に2つのエッジ片41b,41cが165°の角度をなす凸状に形成されており、屈曲部41aを光軸Axに略一致させている。
このような構成により、シェード40は、突起42をガイド溝22に沿って案内させつつ、光軸Axに垂直な面内で当該光軸Axを中心に、つまり屈曲エッジ41の屈曲部41aを中心に回動可能に構成されている。
このような構成により、シェード40は、突起42をガイド溝22に沿って案内させつつ、光軸Axに垂直な面内で当該光軸Axを中心に、つまり屈曲エッジ41の屈曲部41aを中心に回動可能に構成されている。
アクチュエータ50は、車両左右方向へ伸縮可能な駆動軸51を有するソレノイド式のものであり、ユニット本体20の前面に固定されている。駆動軸51の先端には、リンク板52を介してシェード40の下端と連結されており、この駆動軸51の伸縮によってシェード40が回動するように構成されている。
続いて、すれ違い配光パターンを形成する際の車両用灯具ユニット1及びこれを備える車両用前照灯の動作について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、シェード40の回動動作を説明するための図であり、図4及び図5は、左側通行用及び右側通行用のすれ違い配光パターンの形成を説明するための図である。
図3は、シェード40の回動動作を説明するための図であり、図4及び図5は、左側通行用及び右側通行用のすれ違い配光パターンの形成を説明するための図である。
まず、左側通行用のすれ違い配光パターンPLを形成する場合には、図3(a)に示すように、アクチュエータ50の駆動軸51を伸ばして、屈曲エッジ41の車両左側(図中の右側)のエッジ片41bが水平となる位置までシェード40を回動させる。
すると、図4(a)に示すように、発光素子光源60によって本来照射される全範囲のうち、図中のハッチングで示す遮光領域BLがシェード40によって遮光され、エッジ片41bにより対向車線側の水平カットオフラインL1が形成されるとともに、エッジ片41cにより自車線側の傾斜カットオフラインL2が形成される。こうして、図中の実線の範囲で示すように、対向車線側の上向き光を抑えつつ自車線側の上向き光を適切に確保した配光パターンSLが形成される。
そして、図示しない拡散配光ユニットにより、図中の破線の範囲で示す拡散配光パターンDを形成させ、配光パターンSLに重ねることによって、図4(b)に示すように、左側通行用のすれ違い配光パターンPLが形成される。
次に、左側通行用のすれ違い配光パターンPLを右側通行用のすれ違い配光パターンPRに変更する場合には、図3(b)に示すように、アクチュエータ50の駆動軸51を縮めて、屈曲エッジ41の車両右側(図中の左側)のエッジ片41cが水平となる位置までシェード40を回動させる。つまり、シェード40を左側通行用の回動位置から15°回動させる。
すると、両カットオフラインが交差するエルボー点Eに対応する屈曲部41aを中心にシェード40が回動されるため、図5(a)に示すように、発光素子光源60によって本来照射される全範囲のうち、図中のハッチングで示す遮光領域BRがシェード40によって遮光され、エッジ片41cにより対向車線側の水平カットオフラインL1が形成されるとともに、エッジ片41bにより自車線側の傾斜カットオフラインL2が形成される。こうして、図中の実線の範囲で示すように、対向車線側の上向き光を抑えつつ自車線側の上向き光を適切に確保した配光パターンSRが形成される。
そして、図示しない拡散配光ユニットにより、図中の破線の範囲で示す拡散配光パターンDを形成させ、配光パターンSRに重ねることによって、図5(b)に示すように、右側通行用のすれ違い配光パターンPRが形成される。
こうして、左側通行用のすれ違い配光パターンPLが右側通行用のすれ違い配光パターンPRに変更される。なお、右側通行用のすれ違い配光パターンPRを左側通行用のすれ違い配光パターンPLに変更する場合には、上記と逆の動作が行われる。
こうして、左側通行用のすれ違い配光パターンPLが右側通行用のすれ違い配光パターンPRに変更される。なお、右側通行用のすれ違い配光パターンPRを左側通行用のすれ違い配光パターンPLに変更する場合には、上記と逆の動作が行われる。
以上のように、車両用灯具ユニット1及びこれを備える車両用前照灯によれば、エルボー点Eに対応する屈曲部41aを中心にシェード40を回動させることにより、右側通行用と左側通行用とに水平カットオフラインL1及び傾斜カットオフラインL2を変更することができ、ひいては、すれ違い配光パターンを変更することができる。
したがって、1枚のシェード40を回動させるだけで、従来のように新たな投影レンズや摺動可能な2枚のシェードを設ける必要なく、両通行区分において対向車線側の上向き光を抑えるとともに自車線側の必要な上向き光を確保することができる。すなわち、従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを左側通行用と右側通行用とに好適に変更することができる。
したがって、1枚のシェード40を回動させるだけで、従来のように新たな投影レンズや摺動可能な2枚のシェードを設ける必要なく、両通行区分において対向車線側の上向き光を抑えるとともに自車線側の必要な上向き光を確保することができる。すなわち、従来に比べて簡易な構成で、すれ違い配光パターンを左側通行用と右側通行用とに好適に変更することができる。
[変形例]
続いて、上記実施形態における車両用灯具ユニット1の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、上記実施形態における車両用灯具ユニット1の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本変形例における車両用灯具ユニット1Aの斜視図であり、図2は、車両用灯具ユニット1Aの分解斜視図である。
車両用灯具ユニット1Aは、上記実施形態の車両用灯具ユニット1において発光素子光源60をシェード40と一体的に回動可能なように構成したものであり、図6及び図7に示すように、上記実施形態におけるユニット本体20及びシェード40に代えて、ユニット本体20A及びシェード40Aを備えている。
車両用灯具ユニット1Aは、上記実施形態の車両用灯具ユニット1において発光素子光源60をシェード40と一体的に回動可能なように構成したものであり、図6及び図7に示すように、上記実施形態におけるユニット本体20及びシェード40に代えて、ユニット本体20A及びシェード40Aを備えている。
ユニット本体20Aは、穴開き方形板状の支持部材23Aと、略円板状の回動部材24Aとから構成されている。このうち、支持部材23Aには、投影レンズ30,レンズホルダー70及びアクチュエータ50が固定されている。但し、アクチュエータ50の駆動軸51は、リンク板52Aを介して回動部材24Aの下端と連結されている。一方、回動部材24Aは、支持部材23A中央の穴に嵌合され、光軸Axを中心に回動可能なように取付部材25A,25Aによって支持部材23Aに取り付けられている。また、回動部材24Aには、後面に放熱フィン21が設けられ,発光素子光源60及び基板61が取り付けられている。
シェード40Aは、上記実施形態におけるシェード40のうち屈曲エッジ41を含む上部のみからなるように短尺に形成され、横長の発光素子光源60に対して左右対称に配置されるように基板61に固定されている。したがって、シェード40Aは、回動部材24Aの回動に伴って発光素子光源60と一体的に回動するように構成されている。
続いて、すれ違い配光パターンを形成する際の車両用灯具ユニット1A及びこれを備える車両用前照灯の動作について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、回動部材24Aの回動動作を説明するための図であり、図9及び図10は、車両用灯具ユニット1Aによる左側通行用及び右側通行用のすれ違い配光パターンの形成を説明するための図である。
図8は、回動部材24Aの回動動作を説明するための図であり、図9及び図10は、車両用灯具ユニット1Aによる左側通行用及び右側通行用のすれ違い配光パターンの形成を説明するための図である。
まず、左側通行用のすれ違い配光パターンPLAを形成する場合には、図8(a)に示すように、アクチュエータ50の駆動軸51を伸ばして、屈曲エッジ41の車両左側(図中の右側)のエッジ片41bが水平となる位置まで回動部材24Aを回動させる。
すると、図9(a)に示すように、発光素子光源60によって本来照射される全範囲のうち、図中のハッチングで示す遮光領域BLAがシェード40Aによって遮光され、エッジ片41bにより対向車線側の水平カットオフラインL1が形成されるとともに、エッジ片41cにより自車線側の傾斜カットオフラインL2が形成される。こうして、図中の実線の範囲で示すように、対向車線側の上向き光を抑えつつ自車線側の上向き光を適切に確保した配光パターンSLAが形成される。
そして、図示しない拡散配光ユニットにより、図中の破線の範囲で示す拡散配光パターンDを形成させ、配光パターンSLAに重ねることによって、図9(b)に示すように、左側通行用のすれ違い配光パターンPLAが形成される。
次に、左側通行用のすれ違い配光パターンPLAを右側通行用のすれ違い配光パターンPRAに変更する場合には、図8(b)に示すように、アクチュエータ50の駆動軸51を縮めて、屈曲エッジ41の車両右側(図中の左側)のエッジ片41cが水平となる位置まで回動部材24Aを回動させる。つまり、回動部材24Aを左側通行用の回動位置から15°回動させる。
すると、両カットオフラインが交差するエルボー点Eに対応する屈曲部41aを中心にシェード40Aが発光素子光源60とともに回動されるため、図10(a)に示すように、発光素子光源60によって本来照射される全範囲とシェード40Aによる遮光部分とがそのまま回動する結果、図中のハッチングで示す遮光領域BRAがシェード40Aによって遮光され、エッジ片41cにより対向車線側の水平カットオフラインL1が形成されるとともに、エッジ片41bにより自車線側の傾斜カットオフラインL2が形成される。こうして、図中の実線の範囲で示すように、対向車線側の上向き光を抑えつつ自車線側の上向き光を適切に確保した配光パターンSRAが形成される。
そして、図示しない拡散配光ユニットにより、図中の破線の範囲で示す拡散配光パターンDを形成させ、配光パターンSRAに重ねることによって、図10(b)に示すように、右側通行用のすれ違い配光パターンPRAが形成される。
こうして、左側通行用のすれ違い配光パターンPLAが右側通行用のすれ違い配光パターンPRAに変更される。なお、右側通行用のすれ違い配光パターンPRAを左側通行用のすれ違い配光パターンPLAに変更する場合には、上記と逆の動作が行われる。
こうして、左側通行用のすれ違い配光パターンPLAが右側通行用のすれ違い配光パターンPRAに変更される。なお、右側通行用のすれ違い配光パターンPRAを左側通行用のすれ違い配光パターンPLAに変更する場合には、上記と逆の動作が行われる。
以上のように、車両用灯具ユニット1及びこれを備える車両用前照灯によれば、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
但し、本変形例におけるすれ違い配光パターンPLA,PRAは、上記実施形態におけるすれ違い配光パターンPL,PRとは異なり、回動部材24Aの回動に伴って傾斜した配光パターンPLA,PRAが拡散配光パターンDと重なるため、これらが重なった領域においては上記実施形態におけるすれ違い配光パターンPL,PRと若干異なる配光が形成される。したがって、拡散配光パターンDを上記実施形態におけるものから変えることで、この違いを解消できるようにすることが好ましい。
但し、本変形例におけるすれ違い配光パターンPLA,PRAは、上記実施形態におけるすれ違い配光パターンPL,PRとは異なり、回動部材24Aの回動に伴って傾斜した配光パターンPLA,PRAが拡散配光パターンDと重なるため、これらが重なった領域においては上記実施形態におけるすれ違い配光パターンPL,PRと若干異なる配光が形成される。したがって、拡散配光パターンDを上記実施形態におけるものから変えることで、この違いを解消できるようにすることが好ましい。
なお、本発明は上記実施形態及びその変形例に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
例えば、車両用灯具ユニット1,1Aは、シェード40,40Aを所定範囲だけ回動させることによってすれ違い配光パターンを変更可能としているが、当該シェード40,40Aを発光素子光源60の照射範囲外まで回動可能に構成することで、すれ違い配光パターン(ロービーム)と走行用配光パターン(ハイビーム)とを切り替え可能なように構成してもよい。
また、アクチュエータ50は、駆動軸51が伸縮するものとしたが、回動するものであってもよい。
また、発光素子光源60の光軸Axは、説明を容易にするために車両前後方向に沿ったものとしたが、実際には車両用灯具ユニット1,1A全体として下方へ僅かに傾いている。
また、発光素子光源60の光軸Axは、説明を容易にするために車両前後方向に沿ったものとしたが、実際には車両用灯具ユニット1,1A全体として下方へ僅かに傾いている。
1,1A 車両用灯具ユニット
30 投影レンズ
40,40A シェード
41 屈曲エッジ
41a 屈曲部
60 発光素子光源
Ax 光軸
D 拡散配光パターン
E エルボー点
L1 水平カットオフライン
L2 傾斜カットオフライン
PL,PLA 左側通行用のすれ違い配光パターン
PR,PRA 右側通行用のすれ違い配光パターン
SL,SLA 左側通行用の配光パターン
SR,SRA 右側通行用の配光パターン
30 投影レンズ
40,40A シェード
41 屈曲エッジ
41a 屈曲部
60 発光素子光源
Ax 光軸
D 拡散配光パターン
E エルボー点
L1 水平カットオフライン
L2 傾斜カットオフライン
PL,PLA 左側通行用のすれ違い配光パターン
PR,PRA 右側通行用のすれ違い配光パターン
SL,SLA 左側通行用の配光パターン
SR,SRA 右側通行用の配光パターン
Claims (3)
- 車両前方へ向いた光軸を有する発光素子光源と、
前記光軸上に配設された投影レンズと、
前記発光素子光源及び前記投影レンズの間に配設されて、前記発光素子光源から前記投影レンズへ出射される光の一部を遮光するシェードと、
を備える車両用灯具ユニットにおいて、
前記シェードは、
すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成するための、前記光軸に垂直な面内で屈曲された屈曲エッジを有し、
前記屈曲エッジの屈曲部を中心に前記光軸に垂直な面内で回動可能に構成されていることを特徴とする車両用灯具ユニット。 - 前記発光素子光源は、前記シェードと一体的に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニット。
- 請求項1又は2に記載の車両用灯具ユニットを備えることを特徴とする車両用前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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