JP2011186498A - 両面印字装置 - Google Patents

両面印字装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011186498A
JP2011186498A JP2011131395A JP2011131395A JP2011186498A JP 2011186498 A JP2011186498 A JP 2011186498A JP 2011131395 A JP2011131395 A JP 2011131395A JP 2011131395 A JP2011131395 A JP 2011131395A JP 2011186498 A JP2011186498 A JP 2011186498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
recording paper
double
unit
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011131395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5153919B2 (ja
Inventor
Hidehiko Asai
英彦 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011131395A priority Critical patent/JP5153919B2/ja
Publication of JP2011186498A publication Critical patent/JP2011186498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5153919B2 publication Critical patent/JP5153919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】 表面/裏面のある記録紙をセットするときに記録紙の向きに対するユーザの気遣いをなくすことができる両面印字装置を提供する。
【解決手段】 プリンタ2の両面印字装置は、表面/裏面の区別のある記録紙を記録紙積載部204,205に表面を下に向けてセットすることにより、両面印字のときは、記録紙を印字せずに(印字禁止)プリンタ部2の両面印字装置に一度通すことにより記録紙の表面/裏面を逆にすると共に、片面印字のときは、印字禁止を行うことなく記録紙の表面に印字し、片面印字、両面印字に拘わらず記録紙の表面に表面用画像を確実に印字する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、両面印字装置に関し、特に、デジタル複写機に用いられる両面印字装置に関する。
近年、複写機において、設置時の占有スペースを最小限にするために、画像出力装置の筐体内に印字した記録紙の排紙口を持つ複写機が開発されている。
また、デジタル複写機は、コンピュータの出力装置としてのプリンタ機能を併せ持つようになり、コンピュータの出力装置としてのプリンタ機能では出力面を下とした裏面排紙を行っている。一方、複写機は、従来、出力面を上とした表面排紙を行っている。画像形成装置の筐体内に排紙口を持つ複写機では、裏面排紙及び表面排紙を実現するために裏面排紙又は表面排紙の切り替えのための反転排紙ユニットの接続が望ましいが、その占有スペースの関係でそれが困難である。
ところで、上記のように裏面排紙だけを行う画像形成装置に両面印字装置を組み込んで記録紙の両面印字を行う場合は、裏面、表面の順番で印字した上で裏面排紙することにより印刷物の印字順を正しくすることができる。
しかしながら、プレプリント紙等のように表面/裏面のある記録紙を両面印字装置で両面印字するときに、表面を上に向けて片面に印字するように記録紙をセットすると、裏面画像を記録紙の表面に印字するという問題がある。
本発明の目的は、表面/裏面のある記録紙をセットするときに記録紙の向きに対するユーザの気遣いをなくすことができる両面印字装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の両面印字装置は、給紙口から給紙される記録紙の種類を指定する指定手段と、前記記録紙の表面及び裏面上への表面用画像及び裏面用画像の各印字を所定の順番で行う印字手段とを備える両面印字装置において、前記印字手段は、前記指定された記録紙の種類が予め定められた記録紙の種類と一致したときに、前記所定の順番を逆にすることを特徴とする。
請求項2記載の両面印字装置は、請求項1記載の両面印字装置において、前記所定の順番が裏面、表面の順番であることを特徴とする。
請求項3記載の両面印字装置は、請求項1又は2記載の両面印字装置において、前記印字手段は、前記裏面の印字を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする。
請求項4記載の両面印字装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の両面印字装置において、前記印字手段は、前記禁止手段が前記印字手段による前記記録紙の表面の印字を禁止するときに、前記記録紙の搬送速度を増大することを特徴とする。
請求項5記載の両面印字装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の両面印字装置において、前記禁止手段が前記印字手段による前記記録紙の表面の印字を禁止するときは、定着部ヒータをOFFにすることを特徴とする。
請求項6記載の両面印字装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の両面印字装置において、前記給紙口は種類が互いに異なった記録紙を給紙する複数の給紙口から成り、前記両面印字装置は、前記複数の給紙口から1つの給紙口を選択する選択手段とを備え、前記選択手段は、予め定められた種類の記録紙を給紙する給紙口を選択しないことを特徴とする。
請求項7記載の両面印字装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の両面印字装置において、前記記録紙は、普通紙、再生紙、厚紙、第二原図紙、OHP用紙、色紙、プレパンチ紙、プレ印刷紙、レターヘッド、ラベル紙を含み、前記予め定められた記録紙は、プレパンチ紙、プレ印刷紙、レターヘッド、ラベル紙を含むことを特徴とする。
請求項8記載の両面印字装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の両面印字装置において、デジタル複写機に組み込まれることを特徴とする。
以上詳細に説明したように、請求項1記載の両面印字装置によれば、指定された記録紙の種類が予め定めされた記録紙の種類と一致したときに、記録紙の表面及び裏面への表面用画像及び裏面用画像の各印字の所定の順番を逆にするので、表面/裏面のある記録紙を表面を下に向けてセットすることにより、片面印字、両面印字に拘わらず記録紙の表面に表面用画像を確実に印字することができ、表面/裏面のある記録紙をセットするときに記録紙の向きに対するユーザの気遣いをなくすことができる。
本発明の実施の形態に係る両面印字装置が組み込まれた画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1におけるリーダ部1のブロック図である。 図2における操作部123の説明図である。 図2おける画像メモリ120の画像記憶領域の説明図である。 画像の記憶方法及び読みだし方法の説明図である。 図5の記憶領域の使用例の説明図である。 図5の記憶領域に書き込まれた画像データの読み出し方法の説明図であり、(a)は、画像データを右90°回転させる場合、(b)は、画像データを回転させない場合、(c)は、2つの画像データを合成する場合を示す。 用紙の種類の設定方法の説明図であり、(a)〜(f)は、各段階の操作画面を示す。 本発明の実施の形態に係る両面印字装置によって実行される両面印字処理のフローチャートである。 図9の両面印字処理の変形例のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る両面印字装置が組み込まれた画像形成装置を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る両面印字装置が組み込まれた画像形成装置の概略構成を示す図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置はデジタル複写機であり、この複写機は、リーダ部1及びプリンタ部2を有する。
リーダ部1では、原稿給送装置101上に積載された原稿は、1枚づつ順次原稿台ガラス面102上に搬送される。原稿がガラス面102の所定位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ103が点灯し、且つスキャナユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105,106、レンズ107を介してCCDイメージセンサ部(以下単に「CCD」という)108に入力される。
プリンタ部2に入力された画像信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体202を照射する。照射光によって感光体202上に作られた潜像は現像器203によって現像される。上記現像像の先端とタイミングを併せて記録紙積載部204又は205より記録紙が搬送され、転写部206において、上記現像された像が転写される。転写された像は定着部207にて記録紙に定着された後、プリンタ2の筐体内の排紙部210,211,212のいずれかに排紙を行う。排紙部210に排紙する場合、排紙部制御部材240を排紙部210とは逆の方向に傾けることにより排紙部210に排紙を行う。又、排紙部211に排紙を行う場合排紙部制御部材241を排紙部211とは逆の方向に傾けることにより排紙部211での通紙を可能とする。このとき印字面は下を向くように排出されるため、裏面排紙となる。又排紙部212に排紙を行う場合は、排紙部制御部材240を排紙部210の方向に傾けて排紙部211方向に記録紙を送る。記録紙は、排紙部211に到着時に裏面排紙になっており、排紙部制御部材241を水平に制御した上で、転写紙の進行方向を逆転させる。そのまま排紙を行うと排紙部212に裏面排紙で排紙できる。排紙部212から出力された記録紙は、フィニッシャ3に引き渡され、パンチユニット301を通り、パンチ機能が働いている場合は、パンチされ、ステイプラ302に渡され、必要に応じてステイプルされる。ステイプラを通過した記録紙は、フィニッシャ3の排紙トレー305に排出される。
図1のプリンタ部2は両面印字装置を有しており、この両面印字装置は、以下に説明するように、記録紙積載部204,205に表面を下に向けて記録紙をセットしたときに、裏面、表面の順で記録紙に印字して、出力面を下とした裏面排紙を行う。
即ち、両面印字を始めるため原稿が2枚以上であることが確定するのを待ち、原稿枚数が2枚以上存在すると確定した時点で両面印字を開始する。
まず、プリンタ部2の両面印字装置を一度印字せずに通して記録紙の表面/裏面を逆にして、裏面にあたる原稿2枚目(2面目)を印字する。定着部207で定着された記録紙を、一度、排紙部210まで搬送後、用紙の搬送方向を反転して搬送方向切り替え部材242を介して再給紙用被記録紙積載部213に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読みとられるが記録紙については再給紙用被記録紙積載部213より給紙され、表面に1面目の画像を印字する。結局、同一の記録紙の裏面、表面に2枚の原稿画像が原稿2面目、1面目の順に出力し、排紙部210,211,212に排出されるときに裏面排紙されることにより印字順の揃った両面印字を行うことができる。
図2は、図1におけるリーダ部1のブロック図である。
CCD108に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換され、レッド、グリーン、ブルーの各色の電気信号に変換される。CCD108からのカラー情報は、次の増幅器110R,110G,110BでA/D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅される。A/D変換器111からの出力信号は、シェーディング回路112に入力され、ここでランプ103の配光ムラや、CCD108の感度ムラが補正される。シェーディング回路112からの信号は、Y信号生成・色検出回路113に入力される。Y信号生成・色検出回路113は、シェーディング回路112からの信号を下記の式で演算を行いY信号を生成し、さらに、R,G,Bの信号から7つの色に分離し各色に対する信号を出力する。
Y=0.3R+0.6G+0.1B
Y信号生成・色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピート回路114に入力される。スキャナユニット104の走査スピードにより副走査方向の変倍を、変倍・リピート回路114により主走査方向の変倍を行う。また変倍・リピート回路114により複数の同一画像を出力することが可能である。輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リピート回路114からの信号の高周波成分を強調することによりエッジ強調及び輪郭情報を得る。輪郭・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117に入力される。
マーカエリア判定・輪郭生成回路116は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分を読みとりマーカの輪郭情報を生成し、次のパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117で輪郭情報により太らせやマスキングやトリミングを行い、さらに、Y信号生成・色検出回路113からの色検出信号によりパターン化を行う。
パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117からの出力信号は、画像データセレクタ回路118により選択され、画像データ減少回路125を介してレーザドライバ回路119に入力され、各種処理された信号をレーザを駆動するための信号に変換する。レーザドライバ119の出力信号は、プリンタ2に出力され、可視像として画像形成が行われる。
画像メモリ120は、画像データセレクタ回路118により送られた画像データをCPU122の指示により画像メモリ120の指定位置に後述する方法で、記憶及び読み出しを行い、画像回転処理、画像合成処理を行っている。
CPU回路122はリーダ部1を制御するもので、制御プログラム、エラー処理プログラムなどを記憶するROM124と、各種プログラムのワークエリアなどのために利用されるRAM125と、各種タイマー制御部等から構成される。
操作部123はリーダ部1の画像処理に対する画像編集内容、コピー枚数等の画像動作を指示する各種キー群と、操作時の内容を表示する表示部等を有している。
図3は、図2における操作部123の説明図である。
図3において、操作部123には、各種キーと、液晶表示装置からなるドットマトリックスで構成される液晶表示部238とが配置されている。
液晶表示部238は、装置の状態、コピー枚数、倍率、選択用紙及び各種操作画面を表示し、コントロールキー等により操作される。
また、スタートキー203は、コピーをスタートするためのキーであり、リセットキー202は、設定モードを標準状態に復帰するためのキーである。また、キー群205は、コピー枚数、ズーム倍率等を入力させる0〜9までのテンキーと、その入力をクリアするためのクリアキーである。濃度キー207は、濃度をアップダウンするためのキーであり、これにより調整される濃度は、表示部241に表示される。キー237は、自動濃度調整機能をON/OFFするためのキーとその表示部であり、キー206は給紙段及びオート用紙選択を選択するキーであり、このキー205の選択状態は、液晶表示部238に表示される。キー210は、等倍、定形縮小/拡大を設定するキー、キー218はオート変倍(ズーム)モードを設定するためのキーであり、これらのキー210,218の選択状態は液晶表示部238にも表示される。キー242は両面印刷を指示するためのキーである。
キー240は、ユーザーの個別に設定を可能にするユーザーモードキーであり、このキー240を押下することにより、後述する図8の用紙種類の設定処理が行われる。
図1におけるリーダ部1によって実行される画像データの記憶・読み出し方法を図面を参照して説明する。
図4は、図2における画像メモリ120の画像記憶領域の説明図である。
図4において、画像記憶メモリ120は、画像記録領域にレイアウトメモリを有しており、レイアウトメモリは、蓄積メモリ1〜100を含んでいる。蓄積メモリ1〜100の各記憶領域は、図5に示すように、縦4661x横6596ビットで構成され、A3サイズの画像データを記憶することができる。
図6は、図5の記憶領域の使用例の説明図である。
図6において、A4サイズの原稿の画像データは、図に示す矢印方向に順次読み込まれ、先ず、1ライン目が読み込まれると、(0,0)アドレスをスタート位置にX方向のカウントアップ、Y方向のカウントアップに指定して、先ず1ライン目が読み込まれるとY方向のカウンタが(0,4661)方向に順に書き込まれる。次に2ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがアップされ(1,0)アドレスから(1,4661)アドレス方向に順に書き込まれる。次に、3ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがアップされ(2,0)、アドレスから(2,4661)アドレスまで書き込まれる。この様に読み込み及び書き込みを繰り返して(3297,4661)まで書き込まれる。
図7は、図5の記憶領域に書き込まれた画像データの読み出し方法の説明図である。
図7(a)において、記憶領域に書き込まれた画像データは、先ず、1ライン目は、(3297,0)アドレスをスタート位置に、Xカウンタを順にカウントダウン、Y方向のカウンタをアップに指定して(0,0)方向にXカウンタを順にダウンしながら読み出す。次に、Yカウンタをアップさせ、2ライン目の読み出しを行い、(3297,1)アドレスから(0,1)の方向に読み出し、順次このように読み出すことにより、右90°回転した状態で画像データを読み出すことができる。
図7(b)では、記憶領域に書き込まれた画像データは、先ず、1ライン目は(0,0)のアドレスをスタート位置にし、X方向のカウンタをアップ、Y方向のカウンタをダウンに指定して(0,4661)の方向にYカウンタを順次アップしながら読み出す。次にXカウンタをアップさせ、2ライン目の読み出しが行われ、(1,0)アドレスから(1,4661)方向に読み出し、順次この様に読み出すことにより、回転なしの状態で画像データを読み出すことができる。
図7(c)では、2つの記憶領域に書き込まれた画像データを、夫々図7(b)の場合と同じに読み出し、画像レイアウトメモリの所望の位置に画像データを書き込むことにより、別々の原稿画像をメモリ上で合成することができる。
図8は、用紙の種類の設定方法の説明図である。
図8の説明において、給紙口1にB4サイズ、給紙口2にA4サイズ、給紙口3にA4サイズ、給紙口4にA4サイズの記録紙が格納されているとする。
ユーザーモードキー240を押下すると液晶表示部238に図8(a)に示される操作画面が表示される。
図8(a)において、キー701は、機械の動作に対し共通に設定を行うキーで共通機能設定キーであり、キー702は、コピー機能に対し設定するコピーモード設定キーであり、オート回転のON/OFFなどを設定する。キー703は、調整クリーニングに対するキーであり、ズームの調整などを設定する。キー704は、タイマー設定キーであり、このキーを押下することで、日付時刻などを設定することができる。
キー701を押下すると、図8(b)に示される操作画面が表示される。このキー706が用紙の種類を設定するキーであり、これを押下すると、図8(c)に示される操作画面が表示される。この画面上のボタンスイッチ707a〜707dを押下することで、図8(d)の操作画面を用いて各給紙口10〜40に対する用紙の種類を設定することができる。今給紙口10を普通紙に設定する。同様にして給紙口20を色紙、給紙口30を再生紙、給紙口40を普通紙に設定する。また、ボタンスイッチ707eは用紙種類の優先順位を設定するボタンである。このボタンを押下すると図8(e)に示す画面を表示する。この画面において各記録紙の種類の自動給紙選択における優先順位を設定することができる。今優先順位をテンキーを用いて普通紙が1、再生紙が2、色紙が3、厚紙を4と設定する。またボタンスイッチ707fは記録紙がなくなる等の場合に後述する給紙口変更を行うためのスイッチである。上記設定が終了すると、図8(f)の画面が示される。
図9は、本発明の実施の形態に係る両面印字装置によって実行される両面印字処理のフローチャートである。
図1のプリンタ部2の両面印字装置は、記録紙積載部204,205に表面を下に向けて記録紙をセットしたときに、両面印字に際して裏面、表面の順で記録紙に印字して、出力面を下とした裏面排紙を行う。
図9において、先ず、印字を行う画像データが2枚(2面分)以上あるか否かを判別する(ステップS10)。印字を行う画像データは画像メモリ120に蓄積されており、上記判別のために画像メモリ120を参照する。ステップS10の判別の結果、画像データが1面分のみのとき(片面印字)は、両面印字が指定されていたとしても、記録紙がいかなる紙種類でも、後述する印字禁止を行うことなく記録紙の表面に印字して(ステップS11)、本処理を終了する。
一方、ステップS10の判別の結果、画像が2面分以上ある場合は、両面印字が可能となり、このときに、給紙指定されている記録紙の種類を判断するために給紙指定されている記録紙の種類がプレプリント紙であるか否かを判別する(ステップS12)。プレプリント紙とは、予め記録紙の表面にプレプリントが施されている記録紙であり、この紙種類の記録紙に印字するには、記録紙の表面に表面用画像、記録紙の裏面に裏面用画像を印字しなければならない。
ステップS12の判別の結果、記録紙の種類がプレプリント紙であるときは、まず、記録紙を印字せずに(印字禁止)プリンタ部2の両面印字装置に一度通すことにより、記録紙の表面/裏面を逆にするが、このような印字禁止工程のときは、そのときの記録紙の搬送速度や定着部ヒータON状態等の印字条件を記憶すると共に、この印字条件を印字禁止時のものに変更する(ステップS15)。
印字禁止時の印字条件を変更する理由は、以下の通りである。
即ち、印字禁止時は、少しでも全体の印字時間を短縮するために、記録紙の搬送速度を上げる。但し、記録紙の中で、第二原図紙などは、薄紙であるため、搬送速度を上げると、ジャミングや、角折れなどが発生し易い。このため、第二原図紙では、搬送速度を上げることはしない。
また、プリンタ部2に示す定着部で熱を利用して定着する機構である場合がある。この定着部で記録紙に熱を加えると、記録紙が約0.03%程度縮むことは公知であり、印字しない工程において定着部で、記録紙が0.03%縮み、表面で0.03%、裏面で、0.03%縮むと、印字しないときは、余分に0.03%記録紙が縮んでしまうことになる。そのため、印字しないときは、定着部の図示せぬヒータをOFFすることにより記録紙縮みをおさえることができる。
以上の理由により、プレプリント紙が搬送速度を変更可能なものか否かを判別する。プレプリント紙は、第二原図とは異なり、予め定められている搬送速度を変更可能であるので(ステップS16でYES)、搬送速度を増大すべく変更すると共に、定着部のヒータをOFFにした上で(ステップS17)、記録紙を搬送し(ステップS18)、両面印字装置の待機位置までくると、次の印刷を行うために、搬送速度等の速度条件・定着部ヒータON/OFF状態等の印字条件を元のものに戻し(ステップS19)、次に、印字終了であれば(ステップS23でYES)、本処理を終了し、印字終了でなければ(ステップS23でNO)、ステップS13以降の処理を繰り返す。
ステップS13の判別の結果、記録紙をプリンタ部2の両面印字装置を2度目以降に通すときは(ステップS13でNO)、まず、2面目の印字として(ステップS20でNO)裏面用画像を印字し(ステップS21)、次いで、1面目の印字として(ステップS21でYES)、表面用画像を印字する(ステップS22)。その後、印字終了であれば(ステップS23でYES)、本処理を終了する。
ステップS12の判別の結果、記録紙の種類がプレプリント紙でない普通紙のときは、印字禁止工程(ステップS13でYES)を行うことなく、まず、2面目の印字として(ステップS20でNO)裏面用画像を印字し(ステップS21)、次いで、1面目の印字として(ステップS21でYES)、表面用画像を印字する(ステップS22)。
図10は、図9の両面印字処理の変形例のフローチャートである。
本例においては、プリンタ2は、4つの給紙口10,20,30,40を有しており、使用すべき給紙口が給紙口選択手段により選択される。給紙口10にはA4サイズのプレプリント紙、給紙口20にはB4サイズの普通紙、給紙口30にはA3サイズの再生紙、給紙口40にAは4サイズの普通紙が入っている状態とする。
図10において、まず、ステップS31において、給紙口を自動的に選択するか否かを判別し、自動的に選択しないときは、手動で給紙口を選択した上で、図9の処理を実行する。
ステップS31の判別の結果、給紙口を自動的に選択するときは、出力する画像サイズを算出し(ステップS32)、この画像サイズに最適な給紙口を選択した上で(ステップS33)、図9の処理を実行する。
ステップS33において、出力する画像サイズが、例えば、主走査7015画素、副走査4960画素であるときは、この画像は、A4サイズの記録紙(7015画素×4960画素)に記録することができるので、給紙口10又は給紙口40が選択される。このとき、給紙口10はプレプリント紙、給紙口40は普通紙であるため、両面印字を行う場合は、プレプリント紙では印字禁止工程を含むため印刷にかかる時間が遅くなるので、給紙口40の普通紙を選択する。
上記実施の形態によれば、表面/裏面のある記録紙を表面を下に向けて記録紙積載部204,205にセットすることにより、片面印字、両面印字に拘わらず記録紙の表面に表面用画像を確実に印字することができ、表面/裏面のある記録紙をセットするときに記録紙の向きに対するユーザの気遣いをなくすことができる。
上記実施の形態では、印字禁止工程(ステップS13でYES)を実行しているが、印字禁止処理を行わずに、プレプリント紙に対して両面印刷が選択されたときに、例えば「記録紙をセット面を確認した上でスタートキーを押してください。」のような警告を出してもよい。
本実施の形態では、両面印字装置が内蔵されている例をあげたが、これに限定するものではなく、両面印字装置がいかなる形式であっても接続できる画像形成装置であればよい。
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 フィニッシャ
102 原稿給送装置
103 原稿台ガラス
104 原稿照明ランプ
105,106 ミラー
107,109 レンズ
108 CCD
202 露光ユニット
203 感光体
204,205 記録紙積載部
206 転写部
207 定着部
210,211,212 排紙部
301 パンチユニット
302 ステイプル
305 排紙トレー

Claims (8)

  1. 給紙口から給紙される記録紙の種類を指定する指定手段と、前記記録紙の表面及び裏面上への表面用画像及び裏面用画像の各印字を所定の順番で行う印字手段とを備える両面印字装置において、前記印字手段は、前記指定された記録紙の種類が予め定められた記録紙の種類と一致したときに、前記所定の順番を逆にすることを特徴とする両面印字装置。
  2. 前記所定の順番が裏面、表面の順番であることを特徴とする請求項1記載の両面印刷装置。
  3. 前記印字手段は、前記裏面の印字を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の両面印刷装置。
  4. 前記印字手段は、前記禁止手段が前記印字手段による前記記録紙の表面の印字を禁止するときに、前記記録紙の搬送速度を増大することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の両面印字装置。
  5. 前記禁止手段が前記印字手段による前記記録紙の表面の印字を禁止するときは、定着部ヒータをOFFにすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の両面印字装置。
  6. 前記給紙口は種類が互いに異なった記録紙を給紙する複数の給紙口から成り、前記両面印字装置は、前記複数の給紙口から1つの給紙口を選択する選択手段とを備え、前記選択手段は、予め定められた種類の記録紙を給紙する給紙口を選択しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の両面印字装置。
  7. 前記記録紙は、普通紙、再生紙、厚紙、第二原図紙、色紙、プレプリント紙を含み、前記予め定められた記録紙は、プレプリント紙を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の両面印字装置。
  8. デジタル複写機に組み込まれることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の両面印字装置。
JP2011131395A 2011-06-13 2011-06-13 両面印字装置 Expired - Fee Related JP5153919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011131395A JP5153919B2 (ja) 2011-06-13 2011-06-13 両面印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011131395A JP5153919B2 (ja) 2011-06-13 2011-06-13 両面印字装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001237944A Division JP5147152B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 両面印字装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012084338A Division JP5230831B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 両面印字装置、両面印字方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011186498A true JP2011186498A (ja) 2011-09-22
JP5153919B2 JP5153919B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=44792731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011131395A Expired - Fee Related JP5153919B2 (ja) 2011-06-13 2011-06-13 両面印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5153919B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084086B1 (ja) 2022-03-25 2022-06-14 伊那食品工業株式会社 耐熱性ゲル用製剤、および耐熱性ゲル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000267541A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000267541A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5153919B2 (ja) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6963721B2 (en) Image forming apparatus having function of automatically selecting one of sheet feeders, method of controlling the image forming apparatus and storage medium
JP5147152B2 (ja) 両面印字装置
JP2001341361A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2003087560A (ja) 画像形成装置
JP2008306302A (ja) 画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP2007116588A (ja) 画像処理装置
JP5518222B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
JP5153919B2 (ja) 両面印字装置
JP5230831B2 (ja) 両面印字装置、両面印字方法及びプログラム
JP3639816B2 (ja) 画像形成装置
JP5050027B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法並びにプログラム
JP2010219892A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2007034199A (ja) 画像形成装置
JP2005234253A (ja) 画像形成装置
JP4447824B2 (ja) 画像形成装置、仕切り紙制御システム及びプログラム
JPH11346301A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH11224027A (ja) 画像形成装置
JPH11102095A (ja) 画像形成装置
JP4574704B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2006131322A (ja) 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理方法
JP2006108858A (ja) 自動原稿送り装置を備えた画像読取装置
JP2005045479A (ja) 画像形成装置
JP2007131374A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2003327339A (ja) 画像形成装置
JP2007225906A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5153919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees