以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のメダル貯蓄管理システムの全体構成図である。
このメダル貯蓄管理システムは、各店舗Bに設置された店舗管理サーバ10が、インターネット等に代表される通信ネットワークN及び通信ネットワークNに接続されたウェブサーバ20を介して、データ管理サーバ(メダル管理装置)30とそれぞれ双方向通信可能に接続されている。データ管理サーバ30は、ウェブサーバ20上に開設されたウェブサイト21を管理するサイト管理サーバ(サイト管理装置)40と双方向通信可能に接続された構成となっている。
店舗Bには、メダルゲーム用のゲーム機器11を初め、その他のゲーム機器(例えば、ユーホーキャッチャーのようなメダルではなく現金で楽しむゲーム機器)11が多数設置されており、これらゲーム機器11は、LAN12によって店舗管理サーバ10に接続されている。すなわち、各ゲーム機器11を店舗管理サーバ10で管理する構成となっている。また、店舗管理サーバ10には、店舗Bのフロントに設置された受付端末18が接続されている。
また、店舗Bには、メダルゲームを楽しむためにお金をメダルに交換するためのメダル預け入れ/払い出し装置13が設置されており、このメダル預け入れ/払い出し装置13は店舗管理サーバ10に接続されている。メダル預け入れ/払い出し装置13は、お金をメダルに交換するだけでなく、後述するデータ管理サーバ30で管理されている顧客の口座に蓄積されているメダルの払い出しや、ゲーム終了時に顧客が投入したメダルの預け入れなども管理し、その払い出し枚数や預け入れ枚数のデータを顧客情報とともに、店舗管理サーバ10を経由してデータ管理サーバ30に送信するようになっている。
さらに、店舗Bには、データ管理サーバ30から送信されてくる後述するランキングデータ等の情報を表示するモニタ装置14が設置されており、このモニタ装置14は店舗管理サーバ10に接続されている。
データ管理サーバ30は、各店舗Bに設置されているメダル預け入れ/払い出し装置13から送信されてきた顧客の口座で管理しているメダルの払い出しデータ及び預け入れデータを収集して一元管理するものであり、データベースサーバ50と双方向通信可能に接続されている。データベースサーバ50は、顧客データベース51、キャラクタ画像データベース52、称号データベース53、静脈データベース54を備えている。
また、データ管理サーバ30は、顧客データベース51により管理されている全顧客のメダル貯蓄枚数(これについては、後述する)に基づいてランキングデータを作成するランキングデータ作成手段31を備えており、作成したランキングデータを、サイト管理サーバ40を介してウェブサイト21の任意のウェブページに表示するようになっている。
また、通信ネットワークNには無線基地局n1,n2,・・・が接続されており、携帯電話機やPDA、ノートパソコン等の利用者端末60(ただし、図1では携帯電話機が図示されている)から任意の無線基地局n1,n2,・・・を経由して、ウェブサーバ20上に開設されたウェブサイト21にアクセス可能な構成となっている。
サイト管理サーバ40は、ウェブサイト21にアクセスしてきた利用者端末60に対してウェブページの表示閲覧処理を行う。
このような構成とすれば、各顧客は、自分のランクが他の顧客との対比で分かるため、メダルゲームを単に楽しむ以上に、他の顧客とメダルの蓄積枚数を競うといった全店舗を巻き込んだ新たなゲームを展開することができる。これにより、メダル大量蓄積者にはより長く継続してメダルを蓄積してもらい、少量の蓄積者にはより多くのメダル蓄積を目指して、より高いレベルで競ってもらうことができる。一方、施設管理者にとっても、より一層のメダルの流通を喚起することができるといった利点がある。
また、本実施形態のメダル貯蓄管理システムは、メダル貯蓄枚数に応じて変化していく複数のキャラクタ画像を格納している上記したキャラクタ画像データベース52を備えており、データ管理サーバ30は、顧客のメダル貯蓄枚数に応じたキャラクタ画像をキャラクタ画像データベース52から取得し、この取得したキャラクタ画像を、ランキングデータ作成手段31により作成したランキングデータとともにウェブサイト21の任意のウェブページに表示する構成となっている。
このような構成とすれば、ランキングデータ作成手段31により作成したランキングデータのランキング結果を、各顧客のランクに合わせて変化(成長)させたキャラクタ画像とともに、店舗Bに設置されたモニタ装置14や、ウェブサイト21上のパソコン専用ウェブページ、及び、携帯専用ウェブページで表示することで、各顧客が閲覧できるようになっている。従って、各顧客は、自分のランクが他の顧客との対比で分かるため、メダルゲームを単に楽しむ以上に、他の顧客とメダルの蓄積枚数を競うといった新たなゲームを展開することができる。これにより、メダル大量蓄積者には、さらにランク上位のキャラクタに変化(成長)させることをモチベーションとして、より長く継続してメダルを蓄積してもらい、少量の蓄積者にはより多くのメダル蓄積を目指して、キャラクタを変化(成長)させることをモチベーションとして、より高いレベルで競ってもらうことができる。
また、本実施形態のメダル貯蓄管理システムは、メダル獲得枚数やメダル貯蓄枚数に基づいて与えられる複数の称号情報を格納している上記した称号データベース53を備えており、データ管理サーバ30は、ランキングデータ作成手段31により作成したランキングデータに基づいて顧客のメダル貯蓄枚数に応じた称号情報を称号データベース53から取得し、この取得した称号情報を、キャラクタ画像及びランキングデータとともにウェブサイト21の任意のウェブページに表示する構成としている。また、データ管理サーバ30は、これらランキングデータ、キャラクタ画像、及び称号情報を、ウェブサーバ20、通信ネットワークNを介して、各店舗Bの店舗管理サーバ10にも送信し、各店舗Bに設置されているモニタ装置14においてこれらの内容が閲覧可能となっている。
このような構成とすれは、ランキングデータ作成手段31により作成したランキングデータのランキング結果を、各顧客のランクに合わせて変化(成長)させたキャラクタ画像や、その過程で獲得した称号とともに、店舗Bに設置されたモニタ装置14や、ウェブサイト21上のパソコン専用ウェブページ、及び、携帯専用ウェブページで表示することで、各顧客が自由に閲覧できるようになっている。これにより、メダル大量蓄積者には、さらにランク上位のキャラクタに成長させること、及び、さらに上位の称号を獲得することをモチベーションとして、より長く継続してメダルを蓄積してもらい、メダル少量蓄積者には、より多くのメダル蓄積を目指して、キャラクタを成長させること、及び、称号を獲得することをモチベーションとして、より高いレベルで競ってもらうことができる。
また、本実施形態では、ランキングデータ作成手段31により作成されるランキングデータとして、口座に預け入れているメダルの蓄積枚数のランキング(以下、「ミリオンランキング」という。)、1日当たりの預け入れ枚数のランキング(以下、「ジャックポットランキング」という。)、または、所定期間内に増やしたメダル枚数のランキング(以下、「ウィナーズランキング」という。)の3種類のランキングデータを作成する。また、本実施形態では、ミリオンランキングについてはさらに、全国、地域、地元(店舗)といった領域区分によるランキングを作成し、ウィナーズランキングについては、年間、月間、週間といった期間によるランキングを作成しているが、これらについては後ほど説明する。
本実施形態では、このような3種類のランキングのランキングデータを作成して表示することで、顧客は、そのランキングでの自分の順位を知ることができる。従って、顧客は、それぞれのランキングの上位を獲得するために適したゲーム機器を選択して、ゲームに挑戦することができる。すなわち、従来のように単に自分の好きな(やりたい)ゲームを行うのではなく、ランキングの上位を目指すのに好適なゲーム機器を選んでゲームを行うことになり、その意味で、従来の好きなゲーム機器を単に楽しむ以上の、その先にあるより高い目標に向かっての新たなゲームに挑戦することができる。
また、本実施形態では、称号データベース53に格納されている称号情報は、口座へのメダル預け入れ枚数(すなわち、ミリオンランキング)に基づいて与えられる複数の称号情報、または、1日当たりの預け入れ枚数(すなわち、ジャックポットランキング)に基づいて与えられる複数の称号情報、または、所定期間内に増やしたメダル枚数(すなわち、ウィナーズランキング)に基づいて与えられる複数の称号情報の3種類の称号情報が少なくとも用意されているが、これについても後ほど説明する。
このような構成とすれば、表示するランキングの種類に応じて、称号情報も最適なものを表示することができる。例えば、ミリオンランキングであれば、「日本最強の大富豪」、「日本随一の大富豪」、「日本屈指の大富豪」、・・・、といった具合に、大金持ちをイメージした「大富豪」という文言を称号して用いることができる。また、ジャックポットランキングであれば、「日本最強の一発屋」、「日本随一の一発屋」、「日本屈指の一発屋」、・・・、といった具合に、大当たりをイメージした「一発屋」という文言を称号して用いることができる。また、ウィナーズランキングであれば、「日本最強の勝負師」、「日本随一の勝負師」、「日本屈指の勝負師」、・・・、といった具合に、貪欲に勝利を追求するイメージの「勝負師」という文言を称号として用いることができる。
なお、本実施形態では、メダルの預け入れ及び払い出しを行う顧客の判別は、メダル預け入れ/払い出し装置13の操作時に、顧客が入力する特定情報に基づいて行う構成としている。この特定情報は、具体的には、顧客に付与されたIDとパスワード、またはパスワードと静脈認証のいずれかの組み合わせとすることができる。
図2は、店舗にきてコインゲームを楽しむための顧客の情報を登録する顧客データベース51の構成例を示している。
顧客データベース51は、顧客の名前(ニックネーム)、顧客が本拠地とする店舗の名前、開設した口座のバンク暗証番号、読み取った静脈認証用データの保管場所を示す静脈認証コード、顧客によって選択されたキャラクタ画像、ランキングデータを閲覧するために使用するランキングID及びランキングパスワード、顧客の現時点でのメダル貯蓄枚数、顧客が現在までに獲得したスター(星マーク)の数、現在までに獲得している称号の種類(保有称号)、現在のキャラクタ画像のレベル、等の各項目によって構成されており、これらが顧客ごとに1レコードで記録されている。ここで、スター(星マーク)の数とは、後述する称号を獲得した回数であり、任意の称号を1回獲得するごとに、1個のスター(星マーク)が付与されるようになっている。
例えば、名前「いちろー」の欄には、本拠地とする店舗名「××店」、バンク暗証番号「1234」、静脈認証コード「1009876」、選択したキャラクタ「AAA」、登録したランキングID「1001」、ランキングパスワード「abcd」、メダル貯蓄枚数「10000」、スターの数「5」、保有称号「日本屈指の大富豪,・・・」、キャラクタ画像のレベル「5」といった内容が記録され、氏名「じろー」の欄には、本拠地とする店舗名「△△店」、バンク暗証番号「5678」、静脈認証コード「1001234」、選択したキャラクタ「BBB」、登録したランキングID「1002」、ランキングパスワード「fghi」、メダル貯蓄枚数「20000」、スターの数「15」、保有称号「日本最強の大富豪,・・・」、キャラクタ画像のレベル「5」といった内容が記録されている。これらの記録のうち、メダル貯蓄枚数は、顧客がメダル預け入れ/払い出し装置13を利用してメダルを預け入れたり、払い出したりしたときに、その情報を受信したデータ管理サーバ30がメダルの貯蓄枚数をその都度計算し直して、上書きで更新するようになっている。また、保有称号は、新たな称号を獲得した時点で順次追加されていく。また、キャラクタ画像のレベルは、メダル貯蓄枚数等によって変化することから、その都度書き換えられるようになっている。
図3は、キャラクタ画像データベース52の構成例を示している。
キャラクタ画像データベース52には、ボウラーが選択するための複数のキャラクタ画像「AAA,BBB,CCC,・・・」と、複数段階(この例では5段階)に区分された各レベル「01,02,・・・,05」に対応させて変化(成長)していく過程を表す5段階のキャラクタ変化画像とが格納されている。すなわち、ランキングデータ作成手段31により作成されたランキングに対応させて、5種類の変化画像01〜05を用意する。そして、ランクの一番低い第1段階(レベル01)の画像は、まじめな初心者のような少し緊張した表情の画像とし、第2段階(レベル02)の画像は、普通の表情の画像とし、第3段階(レベル03)の画像は、若干つっぱった感じの表情の画像とし、第4段階(レベル04)の画像は、自信を持っている表情の画像とし、ランクの最も高い第5段階(レベル05)の画像は、自信にあふれた成功者の風格を備えた表情の画像としている。これにより、一つのキャラクタが、まじめな初心者(レベル01)から成功者(レベル05)まで成長していく過程を表現することができる。
図4Aは、この5段階のキャラクタ変化画像が成長していく条件、すなわちステップアップしていくための条件の一覧を示している。
すなわち、ランクの変化条件としては、(条件1)口座に預けているメダル枚数、(条件2)スターの獲得数、の2つの条件が設定されており、条件1については、口座に預けているメダル枚数(すなわち、口座残高)が0枚以上、300枚未満の場合に表示するキャラクタ画像をレベル01(LV1)の画像、口座残高が300枚以上、500枚未満の場合に表示するキャラクタ画像をレベル02(LV2)の画像、口座残高が500枚以上、1000枚未満の場合に表示するキャラクタ画像をレベル03(LV3)の画像、口座残高が1000枚以上、5000枚未満の場合に表示するキャラクタ画像をレベル04(LV4)の画像、口座残高が5000枚以上の場合に表示するキャラクタ画像をレベル05(LV5)の画像としている。
また、条件2については、獲得したスターの数が0の場合に表示するキャラクタ画像を第1段階の画像である画像01及び第2段階の画像である画像02とし、獲得したスターの数が1枚以上、50枚未満の場合に表示するキャラクタ画像を第3段階の画像である画像03とし、獲得したスターの数が50枚以上、100枚未満の場合に表示するキャラクタ画像を第4段階の画像である画像04とし、獲得したスターの数が100枚以上の場合に表示するキャラクタ画像を第5段階の画像である画像05としている。
なお、条件1と条件2は、アンド条件でもよいし、オア条件でもよいが、本実施形態ではアンド条件としている。すなわち、条件1と条件2の両方の条を満たした場合に、そのランクの画像を表示するようにしている。
図4Bは、ミリオンランキングの上位者のキャラクタ画像に付加される順位勲章の付加条件の一例を示している。順位勲章とは、例えば首から下げるメダル状の記章のことである。本実施形態では、このような順位勲章の付加条件として、ミリオンランキング全国1位から20位までの顧客のキャラクタ画像の胸元に金色の順位勲章を表示し、エリア(地域)1位から10位までの顧客のキャラクタ画像の胸元に銀色の順位勲章を表示し、地元(店舗)1位から5位までの顧客のキャラクタ画像の胸に銅色の順位勲章を表示するように設定している。
図4Cは、ジャックポットランキングの上位者のキャラクタ画像に付加される背景絵の付加条件の一例を示している。背景絵は、例えば図5に示すように、キャラクタ画像をフレームで囲い、その中に大量のメダル(小判や金貨、紙幣といったイメージのもの)散りばめた絵としている。本実施形態では、このような背景絵の付加条件として、ジャックポットランキング全国1位から3位までとしている。また、全国1位の背景絵ではメダルを金色で表示し、全国2位の背景絵ではメダルを銀色で表示し、全国3位の背景がではメダルを銅色で表示するように設定している。
図6A〜図6C、図7、及び図8A〜図8Cは、称号データベース53の構成例を示しており、図6A〜図6Cは、ミリオンランキングに対応した称号データベース、図7は、ジャックポットランキングに対応した称号データベース、図8A〜図8Cは、ウィナーズランキングに対応した称号データベースである。
ミリオンランキングはさらに、全国ミリオンランキング、地域(エリア)ミリオンランキング、地元(店舗)ミリオンランキングに細分化されており、図6Aは全国ミリオンランキング、図6Bは地域(エリア)ミリオンランキング、図6Cは地元(店舗)ミリオンランキングにそれぞれ対応した称号データベースである。
すなわち、全国ミリオンランキングでは、図6Aに示すように、全国1位に対して「KING OF MILLONAIRE」、全国2位に対して「日本最強の大富豪」、全国3位に対して「日本随一の大富豪」、全国4位と5位に対して「日本屈指の大富豪」、全国6位から10位までに対して「日本有数の大富豪」の各称号が付与されるように設定されている。
また、地域(エリア)ミリオンランキングでは、図6Bに示すように、エリア1位に対して「地域首席の億万長者」、エリア2位に対して「地域最強の億万長者」、エリア3位に対して「地域随一の億万長者」、エリア4位に対して「地域屈指の億万長者」、エリア5位対して「地域有数の億万長者」の各称号が付与されるように設定されている。
また、地元(店舗)ミリオンランキングでは、図6Cに示すように、店舗1位に対して「地元首席の億万長者」、店舗2位に対して「地元最強の億万長者」、店舗3位に対して「地元随一の億万長者」、店舗4位に対して「地元屈指の億万長者」、店舗5位対して「地元有数の億万長者」の各称号が付与されるように設定されている。
ジャックポットランキングでは、図7に示すように、全国1位に対して「KING OF JACKPOT」、全国2位に対して「日本最強の一発屋」、全国3位に対して「日本随一の一発屋」、全国4位と5位に対して「日本屈指の一発屋」、全国6位から10位までに対して「日本有数の一発屋」の各称号が付与されるように設定されている。
本実施形態によれば、称号データベース53を上記のように構成することで、表示するランキングの種類に応じて、称号も最適なものを表示することができる。
また、ウィナーズランキングはさらに、年間ウィナーズランキング、月間ウィナーズランキング、週間ウィナーズランキングに細分化されており、図8Aは年間ウィナーズランキング、図8Bは月間ウィナーズランキング、図8Cは週間ウィナーズランキングにそれぞれ対応した称号データベースである。
年間ウィナーズランキングでは、図8Aに示すように、年間全国1位に対して「KING OF WINNER’S」、年間全国2位に対して「日本最強の勝負師」、年間全国3位に対して「日本随一の勝負師」、年間全国4位と5位に対して「日本屈指の勝負師」、年間全国6位から10位までに対して「日本有数の勝負師」の各称号が付与され、年間エリア1位に対して「地域首席の勝負師」、年間エリア2位に対して「地域最強の勝負師」、年間エリア3位に対して「地域随一の勝負師」の各称号が付与され、年間店舗1位に対して「地元首席の勝負師」、年間店舗2位に対して「地元最強の勝負師」、年間店舗3位に対して「地元随一の勝負師」の各称号が付与されるように設定されている。
また、月間ウィナーズランキングでは、図8Bに示すように、月間全国1位に対して「全国月間MPV」、月間全国2位に対して「全国月間2位」、月間全国3位に対して「全国月間3位」、月間エリア1位に対して「エリア月間MPV」、月間エリア2位に対して「エリア月間2位」、月間エリア3位に対して「エリア月間3位」、月間店舗1位に対して「店舗月間MPV」、月間店舗2位に対して「店舗月間2位」、月間店舗3位に対して「店舗月間3位」の各称号が付与されるように設定されている。
また、週間ウィナーズランキングでは、図8Cに示すように、週間全国1位に対して「全国週間MPV」、週間全国2位に対して「全国週間2位」、週間全国3位に対して「全国週間3位」、週間エリア1位に対して「エリア週間MPV」、週間エリア2位に対して「エリア週間2位」、週間エリア3位に対して「エリア週間3位」、週間店舗1位に対して「店舗週間MPV」、週間店舗2位に対して「店舗週間2位」、週間店舗3位に対して「店舗週間3位」の各称号が付与されるように設定されている。
次に、上記構成のメダル貯蓄管理システムにおいて、獲得したメダルを預け入れるために、新規に口座を開設する新規登録処理について、図9〜図17に示す操作手順画面を参照して説明する。
本システムに新規登録する顧客は、任意の店舗Bに出向き、フロント横に設置されている受付端末18から新規登録を行うことになる。
受付端末18のタッチパネル付き表示画面(以下、単に表示画面という。)には、図9に示すトップ画面が表示されているので、顧客は、このトップ画面の「メニュー」と表記された画面(ボタン)にタッチする。これにより、受付端末18の表示画面には、図10に示すメニュー画面が表示される。
ここで、顧客は、「新規登録」と表記された画面(ボタン)にタッチし、次に、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図11に示すバンク暗証番号の入力画面が表示されるので、顧客は、この入力画面から所望のバンク暗証番号を入力し、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図12に示す静脈データ登録画面が表示されるので、顧客は、この画面の説明文に従って、画面の所定位置に表示されている指の絵の通りに指を軽く押し当てて、静脈認証のための静脈データの読み取りを行う。このようにして読み取られた静脈データは、データ管理サーバ30側でデータベースサーバ50の静脈データベース54に保存する際、例えば10桁の静脈認証コードと対応付けて保存する。
この後、静脈認証のための静脈データの読み取り(すなわち、静脈データベース54への静脈データの保存)を終了すると、図示しない静脈データの読み取り終了画面が表示された後、図13に示すキャラクタ選択画面が表示される。このキャラクタ選択画面では、画面中央部に、図3のキャラクタ画像データベース52に格納されている複数種類(この例では、5種類)のキャラクタのレベル01のキャラクタ画像が表示されているので、顧客は、この中から自分の分身となるキャラクタ画像にタッチし、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図14に示す名前(ニックネーム)入力画面が表示される。従って、ユーザは、名前入力画面に表示されている文字入力ボタンを操作して名前を入力し、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図15に示すランキングID入力画面が表示されるので、顧客は、画面中央部の英数入力ボタンを操作することにより、ランキングを閲覧するときに使用するランキングID番号を入力し、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図16に示すランキングパスワード入力画面が表示されるので、顧客は、表示されている数字ボタンにタッチして、ランキングを閲覧するときに使用するランキングパスワードを入力し、画面右下の「決定」ボタンにタッチする。
これにより、受付端末18の表示画面には、図17に示す登録内容確認画面が表示される。
登録内容確認画面では、画面左側に、キャラクタ画像表示欄101が設けられている。新規登録直後は、このキャラクタ画像表示欄101に顧客の選択したレベル01のキャラクタ画像が表示されている。また、画面右側には、上記手順によって順次入力した内容、すなわち、バンク暗証番号、静脈認証コード、名前(ニックネーム)、ランキングID、ランキングパスワード、及び店舗名の各入力内容が表示されている。ここで、店舗名については、操作した受付端末18が設置されている店舗の店舗名が自動的に登録されることになる。また、静脈認証コードについては、上記したように、データ管理サーバ30側でランダムに付与した10桁のコードが表示されている。
新規登録を行った顧客は、この表示された登録内容確認画面の内容を確認後、画面下中央部の「印刷」ボタンにタッチすると、表示されている登録内容が印刷され、画面右下の「終了」ボタンにタッチすると、新規登録を終了(完了)することになる。
このようにして新規登録を行うことにより、図2に示す顧客データベース51が作成される。
次に、上記のようにして新規登録を行った後、顧客が、店舗に設置されているモニタ装置14や利用者端末60を利用して、マイページやメタルゲームのランキング情報を閲覧する処理手順について、図9、図10、及び図18〜図31Cに示す操作/表示手順画面を参照して説明する。
顧客によるマイページやランキング情報等の閲覧方法には、上記したように、店舗Bに設置されているモニタ装置14を操作して閲覧する方法、利用者端末60を利用してウェブサイト21上のパソコン専用ウェブページ、または、携帯専用ウェブページにアクセスして閲覧する方法があるが、ここでは、利用者端末60であるパソコンからパソコン専用ウェブページにアクセスして閲覧する方法について説明する。なお、モニタ装置14を操作してランキングを表示する場合や、携帯電話機から携帯専用ウェブページにアクセスしてランキングを閲覧する場合も、その手順は全く同じである。違うところは、携帯専用ウェブページについては、表示される画面構成が携帯専用にコンパクトに構成されている点であるが、表示する項目自体はパソコン専用ウェブページも携帯専用ウェブページも同じである。
まず、顧客がパソコンからマイページを表示する処理手順について図9、図10、及び図18、図19を参照して説明する。
パソコンからウェブサイト21のパソコン専用ウェブページにアクセスすると、パソコンの表示画面には、図9に示すトップ画面が表示されるので、顧客は、このトップ画面の「マイページ」と表記された画面(ボタン)をクリックする。これにより、パソコンの表示画面には、図18に示すマイページ(ログイン)画面が表示されるので、顧客は、このマイページ(ログイン)画面に、予め登録しておいたユーザIDとパスワードとを入力し、その下の「ログイン」ボタンをクリックする。ここで、ユーザIDは、顧客データベース51に登録しておいたランキングIDを用いることができ、パスワードは、顧客データベース51に登録しておいたランキングパスワードを用いることができる。
このようにしてユーザIDとパスワードとが入力され、「ログイン」ボタンがクリックされると、パソコンの表示画面には、図19に示すマイページ画面が表示される。
マイページ画面では、画面上段の左側に、キャラクタ画像表示欄101が設けられており、このキャラクタ画像表示欄101には、現時点で顧客が貯蓄しているメダル貯蓄枚数とスターの獲得数とに基づいてその都度決定されたレベルのキャラクタ画像が表示されている。この例では、図4Aに示すキャラクタ変化画像の条件一覧に示された条件に従い、キャラクタ画像「AAA」のレベル5の画像「AAA05」(図3参照)が表示されている。すなわち、表示されるキャラクタ画像は、主にメダル貯蓄枚数によってその都度変化する画像であり、顧客は、この表示されたキャラクタ画像を目視により確認することで、自己の現在のレベルを感覚的に知ることができ、さらなる高嶺へとラックアップする意欲をかきたてることができる。
また、画面上段の右側には、顧客のステータス情報表示欄102が設けられている。このステータス情報表示欄102には、顧客データベース51に保存されている情報が表示される。この例では、名前「いちろー」、本拠地「××店」、レベル「5」、残高「10000」、スターの数「5」、保有称号「日本屈指の大富豪、地域最強の億万長者、地域最強の百万長者、店舗月間3位、店舗週間月間MPV」等の称号が表示されている。
また、画面の下段には、現在(前日集計分)の自己のランキング情報を表示するランキング情報表示欄103が設けられており、自己のランキング情報が、ランキング項目ごとに、全国、エリア、本拠地に区分して詳細に表示されている。また、その下には、自己が過去に獲得したミリオンランキングとジャックポットランキングの最高位の情報が、全国、エリア、本拠地に区分して表示されている。
そして、このマイページ画面を見た顧客が画面右上の「ログアウト」ボタンをクリックすると、図9に示すトップ画面に戻ることになる。
次に、顧客がパソコンからメタルゲームのランキング情報を閲覧する処理手順について図9、図10、及び図20〜図31Cを参照して説明する。
パソコンからウェブサイト21のパソコン専用ウェブページにアクセスすると、パソコンの表示画面には、図9に示すトップ画面が表示されるので、顧客は、このトップ画面の「ランキング」と表記された画面(ボタン)にタッチする。これにより、パソコンの表示画面には、図20に示すランキングID入力画面が表示されるので、顧客は、先に登録したランキングIDを入力し、画面右下の「決定」ボタンをクリックする。
これにより、パソコンの表示画面には、図21に示すランキングパスワードの入力画面が表示されるので、顧客は、先に登録したランキングパスワードを入力し、画面右下の「決定」ボタンをクリックする。これにより、パソコンの表示画面には、図22に示すランキング・称号メニュー画面が表示される。
ランキング・称号メニュー画面には、「ミリオンランキング」、「JACKPOT RECORD(ジャックポットランキング)」、「ウィナーズランキング」、「歴代ウィナーズ」といった各種ランキングの選択画面が表示されているので、顧客は、この中から見たいランキング種別を選択する。すなわち、所望の画面にタッチする。ここで、「ミリオンランキング」の画面にタッチすると、パソコンの表示画面には、図23に示すミリオンランキング・エリア・店舗選択画面が表示される。
すなわち、ミリオンランキングの種別として、全国ランキング、エリアランキング、店舗ランキングの中から、いずれかのランキングを選択する。エリアランキングについては、東北・北海道ブロック、関東Aブロック、・・・といった具合に、全国をいくつかのブロックに区切り、そのブロック単位でランキングを表示するようになっている。また、店舗(本拠地)ランキングについては、文字通り全国の各店舗ごとにランキングを表示するようになっている。従って、顧客は、この中から、所望するランキングボタンをクリックする。
例えば、「全国ランキング」と表記されたボタンをクリックすると、図24A,図24Bに示すミリオンランキング(全国版)画面が表示される。
ミリオンランキング(全国版)画面では、図24Aに示すように、全国の1位から3位までは、それぞれの表示枠内の左側に、キャラクタ画像が額付きの全身画像で表示されており、表示枠内の右側に、称号、本拠地、レベル、残高、スターの数、称号の各項目が具体的に表示されるようになっている。また、4位以下は、図24Bに示すように一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができる。また、称号については、称号データベース53の内容に従い、1位から10位までに付与されている。
一方、顧客が、図23に示すミリオンランキング・エリア・店舗選択画面の「エリアランキング」と表記されたボタンの中の任意のブロック(エリア版)をクリックすると、図25A,図25Bに示すミリオンランキング(エリア版)画面が表示される。
ミリオンランキング(エリア版)画面では、図25Aに示すように、エリアの1位のみが、表示枠内の左側に、キャラクタ画像が額付きの全身画像で表示されており、表示枠内の右側に、称号、本拠地、レベル、残高、スターの数、称号の各項目が具体的に表示されるようになっている。また、2位以下は、図25Bに示すように一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができる。また、称号については、称号データベース53の内容に従い、1位から5位までに付与されている。
一方、顧客が、図23に示すミリオンランキング・エリア・店舗選択画面の「店舗ランキング」と表記されたボタンの中の任意の店舗をクリックすると、図26A,図26Bに示すミリオンランキング(店舗版)が表示される。
ミリオンランキング(店舗版)画面では、図26Aに示すように、店舗1位のみが、表示枠内の左側に、キャラクタ画像が額付きの全身画像で表示されており、表示枠内の右側に、称号、本拠地、レベル、残高、スターの数、称号の各項目が具体的に表示されるようになっている。また、2位以下は、図26Bに示すように一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができる。また、称号については、称号データベース53の内容に従い、1位から5位までに付与されている。
一方、顧客が、図22に示すランキング・称号メニュー画面の中の「JACKPOT RECORD(ジャックポットランキング)」の画面にタッチすると、パソコンの表示画面には、図27A,図27Bに示すJACKPOT RECORD(ジャックポットランキング)の画面が表示される。
JACKPOT RECORD(全国版)画面では、図27Aに示すように、全国の1位から3位までは、それぞれの表示枠内の左側に、キャラクタ画像が額付きの全身画像で表示されており、表示枠内の右側に、称号、本拠地、レベル、残高、スターの数、称号の各項目が具体的に表示されるようになっている。また、4位以下は、図27Bに示すように一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができる。また、称号については、称号データベース53の内容に従い、1位から10位までに付与されている。
一方、顧客が、図22に示すランキング・称号メニュー画面の中の「ウィナーズランキング」の画面にタッチすると、パソコンの表示画面には、図28に示すウィナーズランキング・エリア・店舗選択画面が表示される。
すなわち、ウィナーズランキングの種別として、全国ランキング、エリアランキング、店舗ランキングの中から、いずれかのランキングを選択する。エリアランキングについては、東北・北海道ブロック、関東Aブロック、・・・といった具合に、全国をいくつかのブロックに区切り、そのブロック単位でランキングを表示するようになっている。また、店舗(本拠地)ランキングについては、文字通り全国の各店舗ごとにランキングを表示するようになっている。従って、顧客は、この中から、所望するランキングボタンをクリックする。
例えば、「全国ランキング」と表記されたボタンをクリックすると、図29A〜図29Cに示すウィナーズランキング(全国)画面が表示される。ウィナーズランキング(全国)画面では、図29Aに示す年間ランキング、図29Bに示す月間ランキング、図29Cに示す週間ランキングについて、それぞれ全国の1位から20位までが一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような年間、月間、週間の各ランキング画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができるようになっている。
一方、顧客が、図28に示すウィナーズランキング・エリア・店舗選択画面の中の「エリアランキング」と表記されたボタンの中の任意のブロック(例えば、近畿Aブロック)をクリックすると、図30A〜図30Cに示すウィナーズランキング(近畿Aブロック)画面が表示される。ウィナーズランキング(近畿Aブロック)画面では、図30Aに示す年間ランキング、図30Bに示す月間ランキング、図30Cに示す週間ランキングについて、それぞれ全国の1位から20位までが一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような年間、月間、週間の各ランキング画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができるようになっている。
一方、顧客が、図28に示すウィナーズランキング・エリア・店舗選択画面の中の「店舗ランキング」と表記されたボタンの中の任意の店舗(例えば、○○店)をクリックすると、図31A〜図31Cに示すウィナーズランキング(○○店)画面が表示される。ウィナーズランキング(○○店)画面では、図31Aに示す年間ランキング、図31Bに示す月間ランキング、図31Cに示す週間ランキングについて、それぞれ全国の1位から20位までが一覧表形式で表示されており、キャラクタ画像も顔画像だけの表示となっている。なお、このような年間、月間、週間の各ランキング画面の切り換えは、図示は省略しているが、画面下に表示される「戻る」または「次へ」ボタンをクリックすることで順次行うことができるようになっている。
このように、本実施形態のメダル貯蓄管理システムによれば、メダルを預け入れている顧客のメダル蓄積枚数等の情報を集計し、様々な形式でランキングを行い、そのランキング結果を、ランクに合わせて成長させたキャラクタや、その過程で獲得した称号とともに、店舗に設置されたモニタ装置や、パソコン専用ウェブページ、携帯専用ウェブページで表示閲覧できるようにすることで、メダルゲームを単に楽しむ以上に、メダルの蓄積枚数を競うといった新たなゲームを提供することができる。