JP2011182859A - 足踏み式消毒液スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】1台で大人用と子供用に対応することができる足踏み式消毒液スタンドを提供する。
【解決手段】足踏み式消毒液スタンド1は、一定の高さに形成されたスタンドフレーム2、消毒液容器3の保持用としてスタンドフレームに取り付けられた保持台4、保持台4上の消毒液容器3に対する注液用の操作力を発生させるペダル5、及びペダル5による操作力を消毒液容器3に伝達する操作力伝達機構6を備えており、スタンドフレーム2への保持台3の取付け高さ位置を変更可能に構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】足踏み式消毒液スタンド1は、一定の高さに形成されたスタンドフレーム2、消毒液容器3の保持用としてスタンドフレームに取り付けられた保持台4、保持台4上の消毒液容器3に対する注液用の操作力を発生させるペダル5、及びペダル5による操作力を消毒液容器3に伝達する操作力伝達機構6を備えており、スタンドフレーム2への保持台3の取付け高さ位置を変更可能に構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、手の消毒のための消毒液を消毒液容器から足踏み操作で注液する足踏み式消毒液スタンドに関し、特に、不特定多数の人々が出入りする場所で用いるのに好適な足踏み式消毒液スタンドに関する。
昨今は、新型インフルエンザの流行を契機に、インフルエンザの予防対策として有効である手の消毒について関心が高まっている。そうした関心の高まりを受けて、手を簡易に消毒する(以下では「簡易消毒」と記載する)ことが可能なように、消毒液を手に注げるようにした器具や装置の設置が様々な場所で行われるようになってきている。
簡易消毒用の器具や装置には様々な形態のものがある。代表的な一つの形態は、利用者が手動で操作部を操作することで消毒液の注液がなされる手動操作式の簡易消毒用器具である(例えば、特許文献1参照)。代表的な他の一つの形態は、利用者が立ったまま手を差し出して消毒液を受けることができるように、スタンドに保持させた押圧操作式の消毒液容器をペダルの踏込みで操作して注液させる足踏み式消毒液スタンドである(例えば、特許文献2参照)。
手動操作式の簡易消毒用器具は、構造が単純で優れているものの、利用者が操作部に手を触れる必要があり、不特定多数者による利用の場合、利用者に衛生上の懸念をもたらすという欠点がある。これに対して、足踏み式消毒液スタンドは、足による履物越しの操作で足り、直接的な接触が不要となることから、不特定多数者による利用の場合であっても上記の問題は避けることができる。こうしたことから、不特定の多数者を対象とする簡易消毒について対応が求められる場所、例えばデパートやスーパーのような大型小売店舗、行政関係の庁舎、病院などでは、足踏み式消毒液スタンドを用いる方がより好適である。
上述のように足踏み式消毒液スタンドは、利用者が不特定多数である場合の簡易消毒対応に有効である。しかし、特許文献2に記載のような従来の足踏み式消毒液スタンドでは、以下のような課題が存在する。
デパートやスーパーなどでは、大人に混ざって子供も多数出入りする。したがって、足踏み式消毒液スタンドが設置されていれば、それを子供も多数利用することになる。しかしながら、従来の足踏み式消毒液スタンドは、消毒液容器の高さ位置が固定となっている。そのため、消毒液容器の高さ位置を大人に合わせていると、子供は消毒液容器から注液される消毒液をうまく手に受けることができなかったり、手に受けるのに無理な姿勢を強いられることになる。一方、消毒液容器の高さ位置を子供に合わせると、大人はかがんだ姿勢で利用しなければならなくなり、かなり使い勝手の悪いものとなる。
このような問題には、消毒液容器の高さ位置を異ならせた大人用と子供用のそれぞれの足踏み式消毒液スタンドを設置することで対応することは可能である。しかしながら、このように足踏み式消毒液スタンドを大人用と子供用の2種類とすることは、足踏み式消毒液スタンドのメーカ側からすれば、製造工程管理や製品管理が繁雑化し、コストアップを招くことになる。一方、足踏み式消毒液スタンドの設置者側にとっては、コストアップを招くばかりでなく、大人と子供それぞれの利用状況に基づいて足踏み式消毒液スタンドの購入や管理を行う必要があるなど、管理上の負担が大きくなる。
本発明の目的は、1台で大人用と子供用に対応することができる足踏み式消毒液スタンドを提供することにある。
上記課題を解決するために第1の発明では、一定の高さに形成されたスタンドフレーム、消毒液容器の保持用として前記スタンドフレームに取り付けられた保持台、前記保持台に保持された前記消毒液容器に対する注液用の操作力を発生させるペダル、及び前記ペダルによる操作力を前記消毒液容器に伝達する操作力伝達機構を備え、利用者が前記ペダルを踏み込むことで前記消毒液容器から消毒液の注液を行う足踏み式消毒液スタンドにおいて、前記スタンドフレームへの前記保持台の取付け高さ位置を変更可能としたことを特徴としている。
第1の発明は、消毒液容器を保持する保持台のスタンドフレームへの取付け高さ位置を変更可能としている。したがって、消毒液容器の高さ位置を大人用と子供用について選択的に設定することができ、1台の足踏み式消毒液スタンドで大人用と子供用に対応することができる。その結果、足踏み式消毒液スタンドのメーカ側における製造工程管理や製品管理の繁雑化を防止でき、コストアップを防止することができる。また、足踏み式消毒液スタンドの設置者側におけるコストアップや管理上の負担の増大についても防止することができる。
第2の発明では、上記第1の発明において、前記操作力伝達機構は、一端が前記ペダルに接続された操作力伝達ワイヤ、及び前記操作力伝達ワイヤを介して伝わる操作力により前記消毒液容器の操作部を押圧して前記消毒液容器から注液が行われるように前記操作力伝達ワイヤの他端に接続された押圧体を備え、前記操作力伝達ワイヤは、前記操作力の伝達に機能するインナワイヤと前記インナワイヤを摺動可能に保持する管状のアウタワイヤで構成されていることを特徴としている。
第2の発明では、ペダルの踏み込みで発生する注液用の操作力を操作力伝達ワイヤで伝達し、しかもその操作力伝達ワイヤをインナワイヤとアウタワイヤで構成する。インナワイヤとアウタワイヤで構成される操作力伝達ワイヤは、例えば自転車のブレーキワイヤと同様な構造を有しており、途中に弛みがあっても操作力を確実に伝達できる。第2の発明は、このような操作力伝達特性を有する操作力伝達ワイヤで操作力を伝達する構造とすることで、1台の足踏み式消毒液スタンドで大人用と子供用に対応する際の操作力伝達距離の変化への対応を容易にするとともに、その対応のために必要となる構造の簡素化を図っている。
第3の発明では、上記第1の発明又は第2の発明において、前記スタンドフレームは、前記保持台を着脱可能に取り付ける取付部を異なる高さ位置に複数個所有しており、前記複数個所の取付部を選択的に用いることで前記保持台の取付け高さ位置を変更するように構成されていることを特徴としている。
第3の発明のように、スタンドフレームに保持台を着脱可能に取り付ける取付部を異なる高さ位置で複数個所設けることにより、選択する消毒液容器の高さ位置が自ずと定まり、設置者側において消毒液容器の高さ位置をいちいち設定する必要がなくなるため、使い勝手がよくなる。ここで、「異なる高さ位置で複数」における「複数」は、例えば大人用と子供用として2者択一とする場合であれば2となり、さらに子供用を幼稚園児用と小学生用とに分けるような場合には3となる。
第4の発明では、上記第3の発明において、前記保持台は、前記取付部への取付けに際し、前記取付部の上下方向で取付け位置を調整できるように構成されていることを特徴としている。
消毒液容器には容器高さの異なるものがあり、取付部により定まる消毒液容器の保持高さ位置は同じでも、消毒液容器の操作部の高さ位置が消毒液容器の容器高さによって異なってしまうことがある。第4の発明によれば、取付部の上下方向で保持台の取付け位置を調整できるようにすることで、消毒液容器の容器高さの相違に対応することができる。すなわち、容器高さの異なる消毒液容器を用いる場合でも、消毒液容器の操作部の高さ位置を一定に保つことが可能となり、操作力伝達機構の押圧体による操作部の押圧を確実に行うことができる。また、消毒液容器の消毒液注液口の高さ位置を一定に保つことも可能となる。
第5の発明では、上記第2乃至第4の各発明のいずれか一つにおいて、前記保持台の取付け高さ位置を低位置に変えた際に前記操作力伝達ワイヤに生じる弛みを収容可能なボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴としている。
子供用の消毒液容器の高さ位置は大人用に比べて低いため、子供用の高さ位置では操作力伝達ワイヤに大きな弛みを生じる。第5の発明は、こうした操作力伝達ワイヤの弛み問題への効果的な対処を可能とする。すなわち第5の発明は、スタンドフレームの底部に設けたボトムスペースにより操作力伝達ワイヤの弛みを無理なく収容することで、弛みが操作力伝達ワイヤの機能を阻害するのを防止できる。また、弛み発生時の操作力伝達ワイヤのスタンドフレーム内での収まりをすっきりさせることができる。
第6の発明では、上記第2乃至第4の各発明のいずれか一つにおいて、前記消毒液容器の予備を保管可能なボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴としている。
スタンドフレームの底部に予備の消毒液容器を保管することが可能となり、使い勝手をさらに高めることができる。
第7の発明では、上記第2乃至第4の各発明のいずれか一つにおいて、前記保持台の取付け高さ位置を低位置に変えた際に前記操作力伝達ワイヤに生じる弛みを収容可能とするとともに、前記消毒液容器の予備を保管可能とするボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴としている。
第7の発明では、スタンドフレームの底部に設けたボトムスペースにより、操作力伝達ワイヤの弛みを収容すると共に、予備の消毒液容器を保管する。このように1つのスペースを2つの用途に共用することで、スタンドフレーム内のスペースを有効活用することができる。
第8の発明では、上記第1乃至第7の各発明のいずれか一つにおいて、前記消毒液容器のノズル部を挿通するための注液開口部を残して前記スタンドフレームの前面を覆う化粧パネルを備え、前記化粧パネルは、複数の部分パネルを有するとともに、前記複数枚の部分パネルの少なくとも一部が着脱可能に前記スタンドフレームに取り付けられており、取付け高さ位置が異なる前記部分パネルを交換することで、前記注液開口部の高さ位置を前記保持台の取付け高さ位置に応じて変更できるように構成されていることを特徴としている。
足踏み式消毒液スタンドは、例えばデパートやスーパーに設置される場合であれば、デパートやスーパーの買い物客へのサービスとして用いられるのが通常である。このため、足踏み式消毒液スタンドには見栄えのよさが求められる。第8の発明は、スタンドフレームの前面を化粧パネルで覆うことで見栄えを向上できる。なお、化粧パネルを設ける場合には、化粧パネルで覆うことに伴って必要となる注液開口部の高さ位置を消毒液容器の高さ位置に応じて変更できるようにする必要がある。第8の発明によれば、化粧パネルを構成する部分パネルを交換するだけで注液開口部の高さ位置を消毒液容器の高さ位置に応じて変更することができ、注液開口部の高さ位置変更を簡単な作業で済ませることができる。
第9の発明では、上記第8の発明において、前記消毒液容器から注液される消毒液を受ける受け皿を備え、前記受け皿は、前記注液開口部の下端縁を画定する前記部分パネルに係止されていることを特徴としている。
受け皿を設けて消毒液容器から注液される消毒液を受けることで、消毒液がいたずらに飛散するのを防止でき、使い勝手がよくなる。なお、受け皿を設ける場合には、注液開口部の場合と同様に、受け皿の高さ位置を消毒液容器の高さ位置に応じて変更できるようにする必要がある。第9の発明によれば、受け皿を注液開口部の下端縁を画定する部分パネルに係止する構造とすることから、部分パネルの交換による注液開口部の高さ位置変更と同時に受け皿の高さ位置変更も行うことができ、受け皿の高さ位置変更を簡単な作業で済ませることができる。
第10の発明では、上記第1乃至第9の各発明のいずれか一つにおいて、前記スタンドフレームの下端部に取り付けられた走行輪と、前記スタンドフレームから上方に突出するハンドル部とを備え、前記ハンドル部で引きつつ前記走行輪による走行を行わせて移動可能に構成されていることを特徴としている。
足踏み式消毒液スタンドは、様々な場所に設置して用いられるため、移動が容易であることが望まれる。第10の発明によれば、スタンドフレームに設けたハンドル部を手にして走行輪による走行を行わせることで、足踏み式消毒液スタンドを容易に移動させることができる。
以上のような本発明によれば、1台の足踏み式消毒液スタンドで大人用と子供用に対応することができる。
図1乃至図4に、本発明の一実施形態である足踏み式消毒液スタンドの構成を示す。図1は、外観と内部構造を側面視方向について示し、図2は、正面視方向での外観を示し、図3は、正面視方向での内部構造を保持台取付け後と保持台取付け前について示し、図4は、足踏み式消毒液スタンドの横断面を示している。これらの図を参照しながら、まず足踏み式消毒液スタンド1の概略構造について説明する。
足踏み式消毒液スタンド1は、一定の高さに形成されたスタンドフレーム2、消毒液容器3の保持用としてスタンドフレーム2に取り付けられた保持台4、保持台4上の消毒液容器3に対する注液用の操作力を発生させるペダル5、ペダル5による操作力を消毒液容器3に伝達する操作力伝達機構6、スタンドフレーム2の前面を覆う化粧パネル7、及び消毒液容器3から注液される消毒液を受ける受け皿8を備えている。
この足踏み式消毒液スタンド1は、利用者(図示せず)がペダル5を踏み込むと、注液用の操作力が発生する。その操作力は、操作力伝達機構6の操作力伝達ワイヤ11を介して操作力伝達機構6の押圧体12に伝わり、これを受けて押圧体12が消毒液容器3のポンプ部(操作部)13を押圧する。その結果、ポンプ部13が作動して消毒液容器3のノズル部14から消毒液が噴射的に注液され、受け皿8の上に差し出されている利用者の手に消毒液が注がれて簡易消毒がなされる。このとき、利用者の手から漏れた消毒液は受け皿8で受けられる。
スタンドフレーム2は、足踏み式消毒液スタンド1の骨格をなしており、箱形フレーム15にパイプフレーム16を組み合わせて構成されている。箱形フレーム15は、図4に示すように、薄い鋼板を用いて細長く浅い箱形に形成されており、その箱形における長手方向を上下方向とし、前面側を開放している。また箱形フレーム15は、内部に取付部材17と係止部材18が設けられ、下端部の後面に走行輪となるキャスタ19が取り付けられている。このキャスタ19は、足踏み式消毒液スタンド1の通常の設置状態において床に触れない高さに取り付けられている。
取付部材17は、薄い鋼板を用いて細長く浅い溝形のパネル状に形成され、その幅は箱形フレーム15の幅より狭く、長さは箱形フレーム15の長さより短く構成されている。この取付部材17は、箱形フレーム15内の背面中央部に組み付けられている。
また取付部材17は、図3に示すように、保持台4を取り付けるための取付部として、上段保持台取付部21uと下段保持台取付部21dを有している。また取付部材17は、操作力伝達機構6の押圧体12を取り付けるための取付部として、上段押圧体取付部22uと下段押圧体取付部22dを有している。上段保持台取付部21uと上段押圧体取付部22uが保持台4と押圧体12を上段に取り付けるための上段取付部対を構成し、下段保持台取付部21dと下段押圧体取付部22dが保持台4と押圧体12を下段に取り付けるための下段取付部対を構成する。
上段保持台取付部21uと下段保持台取付部21dは、取付部材17における高さ位置が異なるだけで同じ構造であり、取付部材17の上下方向中心線に沿って2つのねじ孔23を一定の間隔で上下方向に配列した構成となっている。また上段押圧体取付部22uと下段押圧体取付部22dは、取付部材17における高さ位置が異なるだけで同じ構造であり、取付部材17の左右各側縁に沿って2つ(左右で計4つ)のねじ孔24を一定の間隔で上下方向に配列した構成となっている。
係止部材18は、化粧パネル7を係止するための部材である。この係止部材18は細い金属角パイプで構成されており、箱形フレーム15の前面開口の左右各端縁に設けられている。この係止部材18には、箱形フレーム15の幅方向内側に突出する係止ダボ25が上下方向に所定の間隔で配列するように設けられている。
パイプフレーム16は、パイプ材で形成される横フレーム部26に、同じくパイプ材で形成される縦フレーム部27を直交するように組み合わせて構成されている。横フレーム部26は、長方形の長辺の一辺を開放した形状に構成され、幅寸法が箱形フレーム15の幅と同じ程度で、奥行き寸法が箱形フレーム15の奥行きの2倍程度となっている。また横フレーム部26には、ペダル5を回動可能に支持するための支持構造が設けられている。具体的には、後述の図6に示すように、前側の側辺から内側に向けて支点ブラケット28が突設され、その支点ブラケット28に支点軸29が取り付けられている。
縦フレーム部27は、長方形の短辺の一辺を開放とした形状に構成され、幅寸法が横フレーム部26の幅と同じで、長さが箱形フレーム15の長さより一定サイズだけ長いサイズとなっている。縦フレーム部27の上端側は、箱形フレーム15より長いサイズ分について傾斜し、ハンドル部31となるように構成されている。この縦フレーム部27は、左右各下端を横フレーム部26の左右各側辺に溶接などで接合することで、横フレーム部26に対し直交するように組み合わされている。また縦フレーム部27の横フレーム部26への接合位置は、その位置から後側が箱形フレーム15の奥行き寸法と同じ程度になる位置となっている。
このような構成であるパイプフレーム16は、縦フレーム部27が箱形フレーム15の前面開口の縁に沿い、また横フレーム部26が縦フレーム部27との接合位置から後側で箱形フレーム15の底部外縁を支持する状態で、箱形フレーム15に組み合わされている。したがって縦フレーム部27のハンドル部31が箱形フレーム15の上端から突出することになる。このハンドル部31は、箱形フレーム15の後面に取り付けてあるキャスタ19とともに、足踏み式消毒液スタンド1を移動する際に用いられる。すなわち、ハンドル部31を握ってキャスタ19が床に触れる状態まで足踏み式消毒液スタンド1を後側に傾けた状態にすれば、軽く引くだけで足踏み式消毒液スタンド1を容易に移動させることができる。
次に、足踏み式消毒液スタンド1の各部分の詳細構造について説明する。図5に、保持台4の取付部21(上段保持台取付部21u又は下段保持台取付部21d)への取付構造を示す。この図5に示すように、保持台4は、長方形の薄い鋼板を折り曲げて形成されており、それぞれ平板状である固定部32、載置部33、及びベルト保持部34を有している。
固定部32は、保持台ねじ36によるねじ止めにより、保持台4を取付部材17の取付部21に取り付ける。そのために固定部32には、取付部21のねじ孔23に螺合させる保持台ねじ36を挿通するためのねじ通し孔37が幅方向の中心位置に形成されている。このねじ通し孔37は、上下方向に延びる長孔となっている。これにより、保持台4の取付部21への取付け位置を、取付部21の上下方向においてねじ通し孔37の長さ範囲で調整することが可能となっている。その結果、消毒液容器3の容器高さが変わった場合への対応が可能となっている。
載置部33は、消毒液容器3を載置する。そのために載置部33は、固定部32と直交するように折り曲げられ、水平方向に延設されている。
ベルト保持部34は、載置部33に載置した消毒液容器3を固定するベルト38(図1、図3参照)を保持する。このベルト保持部34には、左右各端部にベルト38を通すための通し孔39が形成されている。
図6に、操作力伝達機構6の構成をペダル5とともに示す。また図7に、押圧体12の側面視方向における内部構造を示し、図8に、押圧体12の正面視方向における外観を示す。
図6に示すように、ペダル5は、適度な剛性を有する薄い鋼板を折り曲げて形成されており、断面が円弧状である円弧部41、円弧部41に上り傾斜で連続する踏み部42、踏み部42に下り傾斜で連続する下り傾斜部43、及び下り傾斜部43に水平方向で連続するワイヤ接続部44を有している。踏み部42の裏面には、支点腕45が突設されている。このペダル5は、円弧部41で横フレーム部26の前縁を巻き込むように設けられ、また支点腕45を介して支点ブラケット28の支点軸29に回動可能に支持されている。さらにペダル5は、ワイヤ接続部44が箱形フレーム15の下端部に入り込むように配置されている。
図6に示すように、操作力伝達機構6は、押圧体12、操作力伝達ワイヤ11、及び戻しばね46を備えている。押圧体12は、図6乃至図8に示すように、可動部材47を固定部材48により上下動可能に支持した構成となっている。可動部材47は、薄い鋼板を折り曲げて形成され、それぞれ平板状である押圧部49とガイド受け部50を有している。押圧部49は、消毒液容器3のポンプ部13を押圧するのに用いられる。そのために押圧部49は、押圧体12を取付部材17の取付部22(上段押圧体取付部22u又は下段押圧体取付部22d)に取り付けた際に水平な状態となる。ガイド受け部50は、可動部材47の上下動に際し固定部材48によるガイドを受けるためのものである。そのためにガイド受け部50は、押圧部49の左右各端から下方へ垂直に延びるように延設されており、内側に向けて突出する2つのガイド受けピン51が上下方向に配列して設けられている。
固定部材48は、固定部52とガイド部53を有している。固定部52は、固定部材48を取付部材17の取付部22に押圧体ねじ54によるねじ止めで固定する。すなわち、押圧体12を取付部材17の取付部22に取り付ける。この固定部材48は、取付部22にねじ止めした際に取付部材17に密接する。ガイド部53は、ガイド受け部50を介して可動部材47の上下動をガイドする。そのためにガイド部53は、薄い鋼板を折り曲げて形成されており、押圧体12を取付部材17の取付部22に取り付けた際に垂直な状態となるガイド面部55を左右に有し、また左右の各ガイド面部55をつなぐつなぎ面部56を下部に有している。そして左右の各ガイド面部55には、可動部材47のガイド受けピン51に摺接する幅の長孔であるガイド孔57が形成されており、このガイド孔57によりガイド受けピン51を介して可動部材47の上下動をガイドする。
操作力伝達ワイヤ11は、例えば自転車のブレーキワイヤと同様な構造であり、操作力の伝達に機能するインナワイヤ58と、このインナワイヤ58を内部に摺動可能に保持する管状のアウタワイヤ59で形成されている。インナワイヤ58は、一方側の端部と他方側の端部を露出させた状態でアウタワイヤ59に保持されており、一方側の端部がペダル5のワイヤ接続部44に接続され、他方側の端部が押圧体12の押圧部49に接続されている。
アウタワイヤ59は、一端側の端部が箱形フレーム15に固定され、他端側の端部が押圧体12のつなぎ面部56に固定されている。箱形フレーム15への固定は、箱形フレーム15の底面に設けた固定台61に固定金具62で固定することにより行われ、つなぎ面部56への固定は、固定金具62で直接的につなぎ面部56に固定されている。
戻しばね46は、圧縮ばねであり、ペダル5の踏込みで発生してインナワイヤ58で伝達される操作力により下降動を行う可動部材47を上昇動方向に付勢する。この戻しばね46は、可動部材47と固定部材48の間、より具体的には可動部材47の押圧部49と固定部材48におけるガイド部53のつなぎ面部56の間に介在するように設けられている。
以上のような構成である操作力伝達機構6は、以下のように動作する。ペダル5は、支点軸29で回動可能に支持されていることから、利用者により図6中に矢印Xで示すような踏込みがなされると、図6中に想像線で示す状態に回動し、注液用の操作力を発生させる。その操作力は、インナワイヤ58を下向きに引っ張る引張り力として発生し、インナワイヤ58により押圧体12の可動部材47に伝えられる。これを受けて可動部材47は、戻しばね46の付勢力に抗して下降動を行い、押圧部49で消毒液容器3のポンプ部13を押圧して作動させる。その結果、消毒液容器3のノズル部14から消毒液が噴射的に注液され、受け皿8の上に差し出されている利用者の手に消毒液が注がれて簡易消毒がなされる。そして簡易消毒を終えた利用者がペダル5から足を離すと、戻しばね46の付勢力で可動部材47が上昇動を行って元の状態に戻り、同時にペダル5もインナワイヤ58を介して伝わる可動部材47の上昇力(戻しばね46の付勢力)を受けて踏込み時と逆の回動を行い、元の状態に戻る。
化粧パネル7は、図2に示すように、消毒液容器3のノズル部14を挿通するための注液開口部63を残してスタンドフレーム2の前面を覆うことができるように構成され、複数の部分パネル64を有している。図2に示す例では、第1の部分パネル64a、第2の部分パネル64b、及び第3の部分パネル64cの3枚で構成されている。そして第1の部分パネル64aは、注液開口部63の下端縁を画定する開口部端縁用部分パネルであり、消毒液容器3を視認しやすくするための透明部65を有している。
図9に、スタンドフレーム2の係止部材18と部分パネル64の係止構造を示す。部分パネル64の側面部には、係止切欠き66が設けられており、この係止切欠き66を係止部材18の係止ダボ25に係止させることで、部分パネル64はスタンドフレーム2に取り付けられる。これにより、部分パネル64は、スタンドフレーム2に対して着脱可能な構造となっている。この構造は、第1〜第3の各部分パネル64a、64b、64cに共通である。
このような部分パネル64の着脱可能な構造は、後述するように保持台4のスタンドフレーム2への取付け高さ位置変更のために有用であるとともに、箱形フレーム15の底部を予備の消毒液容器3の保管や後述する操作力伝達ワイヤ11の弛みの収容に機能させるボトムスペース67(図1、図3)として活用するのにも有用である。すなわち、第3の部分パネル64cを着脱可能としていることにより、必要時に第3の部分パネル64cを取り外すことで、ボトムスペース67に対し予備の消毒液容器3を保管したり取り出したりする作業が容易となり、また操作力伝達ワイヤ11の弛みを収める作業を容易に行うことが可能になる。
受け皿8は、上述のように、利用者の手から漏れる消毒液を受けるものである。そのために受け皿8は、注液開口部63に近接する適切な位置に設ける必要がある。このため、開口部端縁用部分パネルである第1の部分パネル64aに係止されて設けられる。図10に、第1の部分パネル64aと受け皿8の係止構造を示す。受け皿8は、係止爪68が設けられた支持環69に支持されている。支持環69の係止爪68が第1の部分パネル64aに設けられた係止孔70に嵌合することで、受け皿8が第1の部分パネル64aに係止される。
以上のような構造である足踏み式消毒液スタンド1は、取付部材17における上段取付部対(上段保持台取付部21uと上段押圧体取付部22u)と下段取付部対(下段保持台取付部21dと下段押圧体取付部22d)を選択的に用いることで、保持台4と押圧体12の取付け高さ位置を変更し、大人用と子供用に対応することを可能とする。図1乃至図3に示すのは、大人用にセットした場合であり、保持台4と押圧体12が上段取付部対で取り付けられ、高位置となっている。この場合、消毒液容器3のノズル部14の高さ位置が足踏み式消毒液スタンド1の設置面から例えば1080mmとなり、平均的な身長の大人が受け皿8の上に手を楽な姿勢で差し出すのに最適な高さとなっている。
図11に、子供用にセットした場合の足踏み式消毒液スタンド1の内部構造を側面視方向と正面視方向について示し、図12に、このときの正面視方向での外観を示す。子供用にセットする場合は、保持台4と押圧体12を下段取付部対で取り付けて、低位置とする。またこれに伴って注液開口部63の高さ位置も低位置に変更する。この注液開口部63の高さ位置変更は、取付け高さ位置が異なる第1の部分パネル64aと第2の部分パネル64bを交換することで行う。すなわち大人用セットの場合は、図2に示すように上から第1の部分パネル64a、第2の部分パネル64bの順であったのを、子供用セットの場合は、図12に示すように第2の部分パネル64b、第1の部分パネル64aの順に変更する。これにより、注液開口部63を下段取付部対で取り付けた保持台4で保持されている消毒液容器3に対応する高さに位置させることができる。
このように保持台4と押圧体12を低位置とした場合には、上段取付部対と下段取付部対の高低差(例えば30〜40cm程度)に応じて、操作力伝達ワイヤ11に大きな弛み71が生じる。この弛み71をボトムスペース67により無理なく収容することで、弛み71が操作力伝達ワイヤ11の機能を阻害することを防止できる。また、箱形フレーム15内での収まりをすっきりさせることができる。
なお、弛み71は必ずしもボトムスペース67内で収容する必要はない。例えば、前述したようにボトムスペース67に予備の消毒液容器3を保管しているような場合には、当該消毒液容器3との干渉を避けるために、箱形フレーム15内における底部以外のスペースで収容してもよい。あるいは、ボトムスペース67における左右方向一方側で弛み71を収容し、他方側で予備の消毒液容器3を保管するようにして、ボトムスペース67を弛み71の収容と予備の消毒液容器3の保管の2つの用途に共用してもよい。
以上説明した実施形態の足踏み式消毒液スタンド1においては、消毒液容器3を保持する保持台4のスタンドフレーム2への取付け高さ位置を変更可能な構成とする。したがって、消毒液容器3の高さ位置を大人用と子供用について選択的に設定することができ、1台の足踏み式消毒液スタンド1で大人用と子供用に対応することができる。その結果、足踏み式消毒液スタンド1のメーカ側における製造工程管理や製品管理の繁雑化を防止でき、コストアップを防止することができる。また、足踏み式消毒液スタンド1の設置者側におけるコストアップや管理上の負担の増大についても防止することができる。
また、本実施形態では特に、操作力伝達機構6が操作力伝達ワイヤ11及び押圧体12を備え、操作力伝達ワイヤ11がインナワイヤ58とアウタワイヤ59を有する構成とする。インナワイヤ58とアウタワイヤ59で構成される操作力伝達ワイヤ11は、例えば自転車のブレーキワイヤと同様の構造を有しており、途中に弛み71があっても操作力を確実に伝達できる。また、このような操作力伝達特性を有する操作力伝達ワイヤ11で操作力を伝達する構造とすることで、1台の足踏み式消毒液スタンド1で大人用と子供用に対応する際の操作力伝達距離の変化への対応を容易にするとともに、その対応のために必要となる構造の簡素化を図ることができる。
また、本実施形態では特に、スタンドフレーム2が、保持台4を着脱可能に取り付ける取付部21を異なる高さ位置に2個所有しており、2箇所の取付部を選択的に用いることで保持台4の取付け高さ位置を変更する構成とする。これにより、選択する消毒液容器3の高さ位置が自ずと定まり、設置者側において消毒液容器3の高さ位置をいちいち設定する必要がなくなるため、使い勝手がよくなる。
また、本実施形態では特に、保持台4の取付部21への取付けに際し、取付部21の上下方向で保持台4の取付け位置を調整できるような構成とする。すなわち、消毒液容器3には容器高さの異なるものがあり、取付部21により定まる消毒液容器3の保持高さ位置は同じでも、消毒液容器3のポンプ部13の高さ位置が消毒液容器3の容器高さによって異なってしまうことがあるが、本実施形態のように取付部21の上下方向で保持台4の取付け位置を調整できるようにすることで、消毒液容器3の容器高さの相違に対応することができる。すなわち、容器高さの異なる消毒液容器3を用いる場合でも、消毒液容器3のポンプ部13の高さ位置を一定に保つことが可能となり、操作力伝達機構6の押圧体12によるポンプ部13の押圧を確実に行うことができる。また、消毒液容器3のノズル部14の高さ位置を一定に保ち、ノズル部14を確実に注液開口部63に挿通することができる。
また、本実施形態では特に、保持台4の取付け高さ位置を低位置に変えた際に操作力伝達ワイヤ11に生じる弛み71を収容可能なボトムスペース67をスタンドフレーム2の底部に設ける構成とする。これにより、子供用の消毒液容器3の高さ位置は大人用に比べて低いため、子供用の高さ位置では操作力伝達ワイヤ11に大きな弛み71を生じるが、この弛み71をボトムスペース67により無理なく収容することで、弛み71が操作力伝達ワイヤ11の機能を阻害するのを防止できる。また、弛み発生時の操作力伝達ワイヤ11のスタンドフレーム2内での収まりをすっきりさせることができる。
また、本実施形態では特に、消毒液容器3の予備を保管可能なボトムスペース67をスタンドフレーム2の底部に設ける構成とする。これにより、スタンドフレーム2の底部に予備の消毒液容器を保管することが可能となり、使い勝手をさらに高めることができる。
また、本実施形態では特に、保持台4の取付け高さ位置を低位置に変えた際に操作力伝達ワイヤ11に生じる弛み71を収容可能とするとともに、消毒液容器3の予備を保管可能とするボトムスペース67をスタンドフレーム2の底部に設ける構成とする。このように1つのスペースを2つの用途に共用することで、スタンドフレーム2内のスペースを有効活用することができる。
また、本実施形態では特に、化粧パネル7が3つの部分パネル64a〜64cを有するとともに、これらの部分パネル64a〜64cが着脱可能にスタンドフレーム2に取り付けられており、取付け高さ位置が異なる部分パネル64a,64bを交換することで、注液開口部63の高さ位置を保持台4の取付け高さ位置に応じて変更できるように構成する。このように、スタンドフレーム2の前面を化粧パネル7で覆うことで足踏み式消毒液スタンド1の見栄えを向上することができる。また、化粧パネル7を構成する部分パネル64a,64bを交換するだけで注液開口部63の高さ位置を消毒液容器3の高さ位置に応じて変更することができるので、注液開口部63の高さ位置変更を簡単な作業で済ませることができる。
また、本実施形態では特に、消毒液容器3から注液される消毒液を受ける受け皿8を備え、この受け皿8が注液開口部63の下端縁を画定する部分パネル64aに係止される構成とする。このように、受け皿8を設けて消毒液容器3から注液される消毒液を受けることで、消毒液がいたずらに飛散するのを防止でき、使い勝手がよくなる。また、受け皿8を部分パネル64aに係止する構造とすることで、部分パネル64aの交換による注液開口部63の高さ位置変更と同時に受け皿8の高さ位置変更も行うことができ、受け皿8の高さ位置変更を簡単な作業で済ませることができる。
また、本実施形態では特に、スタンドフレーム2の下端部後面にキャスタ19を取り付け、スタンドフレーム2の上方にハンドル部31を突出させる構成とする。すなわち、足踏み式消毒液スタンド1は、様々な場所に設置して用いられるため、移動が容易であることが望まれるが、上記構成とすることで、スタンドフレーム2に設けたハンドル部31を手にしてキャスタ19による走行を行わせることができ、足踏み式消毒液スタンド1を容易に移動させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、これは代表的な例に過ぎず、本発明はその趣旨を逸脱することのない範囲で様々な形態で実施することができる。例えば上記形態では、保持台の取付け高さ位置の変更を大人用と子供用の2段階のみとしたが、例えば子供用をさらに幼稚園児用と小学生用とに分ける等、3段階以上で保持台の取付け高さ位置を変更できるようにしてもよい。
1 足踏み式消毒液スタンド
2 スタンドフレーム
3 消毒液容器
4 保持台
5 ペダル
6 操作力伝達機構
7 化粧パネル
8 受け皿
11 操作力伝達ワイヤ
12 押圧体
19 キャスタ(走行輪)
21 取付部
31 ハンドル部
58 インナワイヤ
59 アウタワイヤ
63 注液開口部
64 部分パネル
67 ボトムスペース
2 スタンドフレーム
3 消毒液容器
4 保持台
5 ペダル
6 操作力伝達機構
7 化粧パネル
8 受け皿
11 操作力伝達ワイヤ
12 押圧体
19 キャスタ(走行輪)
21 取付部
31 ハンドル部
58 インナワイヤ
59 アウタワイヤ
63 注液開口部
64 部分パネル
67 ボトムスペース
Claims (10)
- 一定の高さに形成されたスタンドフレーム、消毒液容器の保持用として前記スタンドフレームに取り付けられた保持台、前記保持台に保持された前記消毒液容器に対する注液用の操作力を発生させるペダル、及び前記ペダルによる操作力を前記消毒液容器に伝達する操作力伝達機構を備え、利用者が前記ペダルを踏み込むことで前記消毒液容器から消毒液の注液を行う足踏み式消毒液スタンドであって、
前記スタンドフレームへの前記保持台の取付け高さ位置を変更可能としたことを特徴とする足踏み式消毒液スタンド。 - 前記操作力伝達機構は、一端が前記ペダルに接続された操作力伝達ワイヤ、及び前記操作力伝達ワイヤを介して伝わる操作力により前記消毒液容器の操作部を押圧して前記消毒液容器から注液が行われるように前記操作力伝達ワイヤの他端に接続された押圧体を備え、前記操作力伝達ワイヤは、前記操作力の伝達に機能するインナワイヤと前記インナワイヤを摺動可能に保持する管状のアウタワイヤで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記スタンドフレームは、前記保持台を着脱可能に取り付ける取付部を異なる高さ位置に複数個所有しており、前記複数個所の取付部を選択的に用いることで前記保持台の取付け高さ位置を変更するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記保持台は、前記取付部への取付けに際し、前記取付部の上下方向で取付位置を調整できるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記保持台の取付け高さ位置を低位置に変えた際に前記操作力伝達ワイヤに生じる弛みを収容可能なボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記消毒液容器の予備を保管可能なボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記保持台の取付け高さ位置を低位置に変えた際に前記操作力伝達ワイヤに生じる弛みを収容可能とするとともに、前記消毒液容器の予備を保管可能とするボトムスペースが前記スタンドフレームの底部に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記消毒液容器のノズル部を挿通するための注液開口部を残して前記スタンドフレームの前面を覆う化粧パネルを備え、前記化粧パネルは、複数の部分パネルを有するとともに、前記複数枚の部分パネルの少なくとも一部が着脱可能に前記スタンドフレームに取り付けられており、取付け高さ位置が異なる前記部分パネルを交換することで、前記注液開口部の高さ位置を前記保持台の取付け高さ位置に応じて変更できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記消毒液容器から注液される消毒液を受ける受け皿を備え、前記受け皿は、前記注液開口部の下端縁を画定する前記部分パネルに係止されていることを特徴とする請求項8に記載の足踏み式消毒液スタンド。
- 前記スタンドフレームの下端部に取り付けられた走行輪と、前記スタンドフレームから上方に突出するハンドル部とを備え、前記ハンドル部で引きつつ前記走行輪による走行を行わせて移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の足踏み式消毒液スタンド。
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JP2010048931A JP2011182859A (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 足踏み式消毒液スタンド |
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Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
DE102013015616A1 (de) * | 2013-08-21 | 2015-03-19 | Mehmet Gökhan Göktas | Desinfektionsautomat für die Händedesinfektion an öffentlichen Plätzen oder Gebäuden |
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-
2010
- 2010-03-05 JP JP2010048931A patent/JP2011182859A/ja active Pending
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