JP2011182309A - 信号保持回路およびこれを使用したシステム保護装置 - Google Patents

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【課題】電源電圧が低下したときに信号保持回路での信号保持を確実に解除する。
【解決手段】出力端子toを複数の入力端子のうちの1つtbに接続し、残りの外部入力端子taに外部信号が入力される論理和回路14と、該論理和回路14の出力端子に接続された単一パルスを生成するパルス生成回路15とを備え、前記論理和回路14の前記外部入力端子tbにハイレベルのパルス信号が入力されたときに、当該論理和回路14の出力をハイレベルに保持する信号保持回路13であって、前記論理和回路14の前記出力端子toと前記入力端子tbとの間に、電源電圧低下時に当該論理和回路14によるハイレベル保持状態を解除する電圧を高めるダイオードDを介挿した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置に使用する信号保持回路およびこれを使用したシステム保護装置に関する。
一般的に、各種産業機器の電子制御装置は、マイクロコンピュータ等の演算処理装置から出力する駆動信号に基づいて外部の駆動回路を制御し、電動モータ等の負荷を動作させるシステム構成となっている。
このようなシステム構成では、例えば、インバータで構成される電力変換装置を有し、この電力変換装置から出力される交流電力の過電流異常を検出する検出回路の出力に基づいて保護回路が動作し、電力変換装置の出力が遮断されたときのみ、リセット信号を受付けるゲート回路を設けた電力変換装置のリセット回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された従来例によると、複数の電力変換装置を備えている場合に、各電力変換装置にリセット信号を送信した場合に、出力が遮断されている電力変換装置に対する保護回路のみをリセットすることができ、他の正常な電力変換装置ではリセット信号を受付けないので、不用意にリセットされることを防止することができる。
ところが、電力変換装置等の駆動回路を制御する電子制御装置では、駆動回路用電源、演算処理装置用電源等の異常による制御装置の異常を検出する監視回路を備えており、この監視回路からの異常検出信号に基づき、外部駆動信号をロックする装置保護機能を備えるのが一般的である。
このような装置保護機能を備えた制御装置として、図4に示す構成を有するものが知られている。
すなわち、制御装置100は、システム全体を制御するメインシステム101と、装置保護信号を出力する装置保護回路102と、メインシステム101を起動したときの起動完了信号に基づいてメインシステム101の起動完了を検知し信号保持回路として動作する起動完了検知回路103とを備えた構成を有する。
ここで、メインシステム101は、CPU等の演算処理装置や駆動回路、電源監視回路を含んだ一つの制御装置であり、自己が起動されたときには起動完了時点で起動完了信号を起動完了検知回路103に出力すると共に、電源監視回路で電源異常を検出したときにシステム異常検出信号を装置保護回路102に出力する。
起動完了検知回路103では、例えばCMOS電界効果トランジスタで構成される二入力論理和回路103aを有し、この二入力論理和回路103aの一方の入力側taにメインシステム101から出力される起動完了信号が入力され、他方の入力側tbに二入力論理和回路103aの出力側が接続されている。そして、二入力論理和回路103aの出力側から出力されるパルス信号が単一パルス生成回路104に供給され、この単位パルス生成回路104から二入力論理和回路103aから出力される論理和信号の立ち上がりで単一パルスとなるリセット信号を装置保護回路102のリセット端子に出力する。
装置保護回路102では、リセット端子に起動完了検知回路103のリセット信号が入力されたときに、メインシステム101から出力されるシステム異常検出信号を受付可能な状態となり、メインシステム101からシステム異常検出信号を受けると、外部の駆動回路等に装置保護信号を出力し、この装置保護信号の出力状態がロックされる。
この制御装置の動作は、メインシステム101は電源が投入されると、起動処理を開始し、その起動処理が完了した時点でメインシステム101から起動完了検知回路103に対してパルス状の起動完了信号SFが出力される。
この起動完了検知回路103では、起動完了信号SFが二入力論理和回路103aの一方の入力端子taに供給されるので、この二入力論理和回路103aの出力側から出力される論理和信号SLがハイレベルとなる。このハイレベルの論理和信号SLが二入力論理和回路103aの他方の入力端子tbに供給されることにより、論理和信号SLのハイレベル状態が維持されて信号保持状態となる。
このため、メインシステム101から一度起動完了信号SFが出力された後に再度起動完了信号が誤出力された場合でも、二入力論理和回路103aから出力される論理和信号SLはハイレベルを維持し、単一パルス生成回路103bからリセット信号SRが出力されることを防止する。
二入力論理和回路103aの出力信号は、単一パルス生成回路103bに供給されるので、この単一パルス生成回路103bからパルス状のリセット信号SRが出力され、このリセット信号SRが装置保護回路102のリセット端子に供給されることにより、この装置保護回路102がリセットされてメインシステム101からシステム異常検出信号SAを受付け可能な状態となる。
このとき、メインシステム101からシステム異常検出信号SAが入力されていない状態では、その出力側から出力される装置保護信号SPがローレベルを維持している。
この状態で、メインシステム101の監視回路で、異常を検知すると、システム異常検知信号SAが装置保護回路102に出力される。装置保護回路102では、システム異常検出信号SAが入力されると、例えばローレベルの装置保護信号SPを外部に出力し、各駆動回路等を停止させる。この装置保護信号SPはシステム異常検出信号を解除しても、装置保護回路102がリセットされない限り、ローレベル状態を保持する。
この方式を採用することにより、メインシステム101で電源異常やCPU異常といった制御装置を満足に動作させることができない状態となるシステム異常時に、装置保護信号SPをローレベルに維持することにより、異常が生じたメインシステム101による誤動作を防止することができる。
また、起動完了検知回路103において、二入力論理和回路103aによる信号保持回路を適用することで、メインシステム101に異常発生後に、メインシステム101から起動完了信号にチャタリングなどの誤信号が加えられた場合に、システム異常状態であるにもかかわらず、装置保護信号SPのロック状態を解除するような誤動作を防ぐことができる。
特開平1−264573号公報
しかしながら、上述した図4の構成を有するシステム保護装置にあっては、メインシステム101がリセット状態となる程度に電源電圧が低下した際に、電源再投入を行った場合、起動完了検知回路103の二入力論理和回路103aによる信号保持回路の論理和信号SLがハイレベルを維持したままメインシステム101の起動が開始される場合が生じる。
すなわち、二入力論理和回路103aに使用するICがCMOS電界効果トランジスタである場合、論理和信号SLの出力電圧はICの電源電圧とほぼ同じとなる。一方、ICの入力閾値は、一般的にはICの電源電圧の30〜50%である。また、電源電圧が低下すると入力閾値も低下する。そのため、メインシステム101が電源再投入によってリセットされても、二入力論理和回路103aの論理和信号SLがハイレベルのままとなる場合がある。このような状態からシステム電源が再度確立すると、二入力論理和回路103aの論理和信号SLがハイレベルのままとなる。この現象が発生すると、単一パルス生成回路103bからリセット信号SRが出力されず、装置保護回路102がリセットされず、外部駆動回路に対して出力をロックする装置保護信号SPが出力されたままとなる。
このため、電源再投入のタイミングによっては、回路は正常であるにもかかわらず、異常と認識したまま起動が開始してしまう可能性があるという未解決の課題がある。
この未解決の課題を解決するために、二入力保持論理和回路103aも電源監視信号でリセットすることが考えられるが、この方法では、周辺回路の構成が複雑化すると共に、コストアップとなる。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電源電圧が低下したときに信号保持回路での信号保持を確実に解除することができる信号保持回路及びこれを使用したシステム保護装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、第1の発明は、出力端子を複数の入力端子のうちの1つに接続し、残りの外部入力端子に外部信号が入力される論理和回路と、該論理和回路の出力端子に接続された単一パルスを生成するパルス生成回路とを備え、前記論理和回路の前記外部入力端子にハイレベルのパルス信号が入力されたときに、当該論理和回路の出力をハイレベルに保持する信号保持回路であって、前記論理和回路の前記出力端子と前記入力端子との間に、電源電圧低下時に当該論理和回路によるハイレベル保持状態を解除する電圧を高めるダイオードを介挿したことを特徴としている。
また、第2の発明は、制御装置から出力された装置異常検出信号に基づいて複数の駆動回路への駆動信号を遮断する装置保護信号を出力する装置保護回路と、前記制御装置から出力された起動完了信号を入力し、前記装置保護回路に当該制御装置の異常の監視を開始させるリセット信号を出力する起動完了検知回路とを備えるシステム保護装置であって、前記起動完了検知回路は、前記第1の発明に記載の信号保持回路を備え、前記単一パルス生成回路の出力を前記リセット信号として出力することを特徴としている。
本発明によれば、信号保持回路を、出力信号を保持可能な論理和回路と、この論理和回路の論理和信号に基づいて単一のパルスを生成するパルス生成回路とで構成し、論理和回路の出力側と入力側との間にダイオードを介挿することにより、論理和回路の入力電圧閾値を上げて、電源電圧の低下時に信号保持状態を確実に解除することができるという効果が得られる。
また、制御装置の電源電圧が電源再投入を必要とする程度に低下したときに、信号保持回路のハイレベル保持の解除を行い、装置保護回路のリセットを確実に行って、制御装置の再起動後の装置保護信号を初期状態に復帰させることができるシステム保護装置を提供することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態を示すシステム保護装置を示すブロック図である。 論理和回路の具体的構成を示す回路図である。 本発明の動作の説明に供する各種信号波形を示すタイムチャートである。 従来のシステム保護装置を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る信号保持回路を備えたシステム保護装置を示すブロック図である。
図中、10はシステム保護装置であって、このシステム保護装置10は、システム全体を制御する制御装置としてのメインシステム11と、このメインシステム11の異常時に装置保護信号を出力する装置保護回路12と、メインシステム11を起動したときの起動完了信号に基づいてメインシステム11の起動完了を検知し信号保持回路として動作する起動完了検知回路13とを備えている。
ここで、メインシステム11は、CPU等の演算処理装置11a、駆動回路11b、電源監視回路11cを含んだ一つの制御装置であり、電源が投入されると演算処理装置11aで起動処理を開始し、その起動処理が完了した時点で起動完了信号を起動完了検知回路13に出力すると共に、電源監視回路で電源異常を検出したときや、演算処理装置の自己診断処理や異常監視処理等で異常を検出したときに、システム異常検出信号SAを装置保護回路12に出力する。
起動完了検知回路13は、二入力の論理和(OR)回路14と、この論理和回路14の出力側に接続された単一パルス生成回路15とを備えている。
論理和回路14は、図2に示すように、NOR回路14aと、このNOR回路14aの出力側に接続されたNOT回路14bとで構成されている。NOR回路14aは、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ1及びQ2で構成されるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)トランジスタTr1と、同様にPMOSトランジスタQ3及びNMOSトランジスタQ4で構成されるCMOSトランジスタTr2とを有する。各CMOSトランジスタTr1及びTr2のPMOSトランジスタQ1及びQ3を直列に接続し、且つ各CMOSトランジスタTr1及びTr2のNMOSトランジスタQ2及びQ4を並列に接続して構成されている。そして、トランジスタQ1及びQ2のゲートが互いに接続されて入力端子taに接続され、トランジスタQ3及びQ4のゲートが互いに接続されて入力端子tbに接続され、トランジスタQ3及びQ4のドレイン及びソースの接続点から出力端子to1が導出されている。
また、NOT回路14bは、PMOSトランジスタQ5及びNMOSトランジスタQ6を直列に接続したCMOSトランジスタTr3で構成され、両トランジスタQ5及びQ6のゲートが互いに接続されてNOR回路14aの出力端子to1に接続され、トランジスタQ5及びQ6のドレイン及びソース間から出力端子toが導出されている。
そして、図1に示すように、論理和回路14の一方の入力端子taにメインシステム11から出力される起動完了信号SFが入力され、他方の入力端子tbと二入力論理和回路103aの出力端子toとの間に、カソードを出力側としアノードを入力端子tb側としたダイオードDが接続されている。さらに、ダイオードDと入力端子tbとの間の接続点と接地との間に抵抗Rが接続されている。この抵抗Rによって、入力端子tbをノイズによる誤動作や破壊を防止するために基準電位に固定している。
また、単一パルス生成回路15は、例えばモノステーブルマルチバイブレータで構成され、論理和回路14から出力される論理和信号SLの立ち上がりで所定幅の単一パルスを生成し、これをリセット信号SRとして装置保護回路12のリセット端子trに出力する。
装置保護回路12は、リセット端子trに起動完了検知回路13のリセット信号SRが入力されたときに、メインシステム11から出力されるシステム異常検出信号SAを受付可能な状態となり、メインシステム11からシステム異常検出信号SAが入力されると、外部の駆動回路等に装置保護信号SPを出力し、この装置保護信号SPの出力状態がロックされる。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、メインシステム11の電源が投入されておらず、演算処理装置11a及び駆動回路11bが停止状態にあるものとする。
この停止状態で、図3(a)に示すように、メインシステム11において時点t1で電源を投入すると、これに応じて演算処理装置11aで初期化処理、自己診断処理等の起動処理を実行し、この起動処理が完了すると、時点t2で図3(b)に示すように、比較的短い所定時間ハイレベルとなる1つのパルスでなる起動完了信号SFを起動完了検知回路13に出力する。
この起動完了検知回路13では、メインシステム11から出力される起動完了信号SFが論理和回路14の入力端子taに供給されるので、この論理和回路14の論理和信号SLが図3(c)に示すように、ローレベルからハイレベルに反転する。この状態では、論理和回路14は、図2のPMOSトランジスタQ5がオン状態となり、NMOSトランジスタQ6がオフ状態となるので、電源電圧Vcが略そのまま出力端子toに出力されてハイレベル状態となる。
このように論理和回路14の論理和信号SLがハイレベルに反転すると、この論理和信号SLがダイオードDを介して論理和回路14の入力端子tbに供給される。このとき、ダイオードDには沿層電圧Vdによる電圧降下を生じるので、入力端子tbに供給される論理和信号SLの電圧は図(h)に示すように、論理和回路14に供給されている電源電圧Vcより低くなるが、入力端子tbの閾値電圧Vthよりは高い電圧となるので、論理和回路14は入力端子tbがハイレベル信号入力状態となって、論理和信号SLがハイレベルの状態を保持する。
この論理和回路14から出力される論理和信号SLは、単一パルス生成回路15に供給されるので、この単一パルス生成回路15で、図3(d)に示すように、所定時間ハイレベルを維持する単一パルスでなるリセット信号SRを装置保護回路12へ出力する。
このため、装置保護回路12では、リセット端子trに起動完了検知回路13からのリセット信号SRが入力されることにより、図3(e)に示すように、リセット信号SRがローレベル状態に復帰した時点t3でメインシステム11からのシステム異常検出信号SAを受付可能な状態に遷移する。
一方、論理和回路14では、起動完了信号SFによって論理和信号SLがハイレベルに保持されることにより、その後にメインシステム11から出力される起動完了信号にチャタリングが発生したり、ノイズが混入したりして、入力端子taにハイレベルの信号が入力されても、論理和回路14の論理和信号SLはハイレベル状態を維持し、単一パルス生成回路15からリセット信号SRが出力されることを防止することができる。このために、論理和回路14への誤入力によって起動完了検知回路13からリッセット信号SRが出力されることを確実に防止することができる。
その後、メインシステム11が異常を検知すると、システム異常検出信号SAを装置保護回路12に出力し、装置保護回路12では、システム異常検出信号SAに基づいて装置保護信号SPを外部の複数の駆動回路へ出力して、各駆動回路の駆動を停止させる。このとき、装置保護回路12では、システム異常検出信号SAがオフ状態となった後もリセット信号SRが入力されるまで装置保護信号SPをハイレベル状態に保持する。このように、装置保護信号SPがハイレベル状態に保持されることにより、電源異常や演算処理装置11の異常といった制御装置を満足に動作させることができない状態となるシステム異常が発生したときに、システム異常が不用意に解除されることを防止することができる。
ところで、システム保護装置10全体の電源系統に異常が発生して、電源電圧Vcが図3(h)に示すように、時点t5で低下し始めると、これに応じて論理和回路14から出力される論理和信号SLの出力電圧も電源電圧Vcの低下に応じて低下するが、この論理和信号SLがダイオードDを介して論理和回路14の入力端子tbに供給されているので、この入力端子tbの入力電圧Viは図3(h)で破線図示のように、ダイオードDの沿層電圧Vd分だけ電圧降下した電圧となっている。このため、時点t5で電源電圧Vcが低下を開始すると、これに応じて論理和回路14の入力端子tbの入力電圧Viも低下を開始する。さらに、電源電圧Vcの低下に応じて閾値電圧Vthも低下する。
このとき、入力電圧Viは、電源電圧Vcに対してダイオードDの沿層電圧Vd分だけ電圧降下しているので、図3(h)に示すように、時点t6で閾値電圧Vthに達することになり、この時点t6で論理和回路14の論理和信号SLが図3(c)に示すようにハイレベル状態からローレベル状態に反転し、論理和回路14でのハイレベル保持状態が解除される。すなわち、ダイオードDの沿層電圧Vd分だけ閾値電圧Vthを増加させたことに相当するので、電源電圧Vcの電圧低下で論理和回路14の信号保持状態を確実に解除することができ、信号保持状態を解除するまでの時間も短縮することができる。
したがって、その後に、メインシステム11を再起動して起動完了信号SFが起動完了検知回路13に出力されると、この起動完了検知回路13の論理和回路14の入力端子taに起動完了信号SFが入力されることになり、前述した時点t2と同様に論理和回路14の論理和信号SLがローレベル状態からハイレベル状態に反転する。このため、単一パルス生成回路15でリセット信号SRが形成されることになり、装置保護回路12がリセットされて、装置保護信号SPがローレベル状態に復帰する。
因みに、従来例のように論理和回路14の出力端子toを入力端子tbに直接接続して信号保持回路を構成する場合には、図5(h)で実線図示のように、電源電圧Vcが閾値電圧Vth以下に低下するまで信号保持状態が継続され、信号保持状態が解除されるまでに時間が係ることになると共に、電源電圧Vcが閾値電圧Vthまで下がらない場合には、信号保持状態が継続されてしまう。このため、電源電圧Vcがメインシステム11を満足に動作させることができない状態となるシステム異常が発生したときに、電源電圧Vcが閾値電圧Vthまで下がらない状態では、論理和回路14で信号保持状態が継続されてしまい。メインシステムで電源再投入を行っても、論理和回路14で保護信号保持状態が継続されているため、装置保護回路がリセットされることがなく、装置の出力状態が継続されてしまう。
しかしながら、本実施形態では、上述したように、ダイオードDの沿層電圧Vd分だけ閾値電圧Vthを増加させたことに相当するので、論理和回路14の信号保持状態を電源電圧Vcの低下時に論理和回路14の信号保持状態を確実に解除することができ、信号保持状態を解除するまでの時間も短縮することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
しかも、上記実施形態では、ダイオードDのアノードと入力端子tbとの間と接地との間に抵抗Rが介挿されているので、この抵抗Rによって入力端子tbを基準電位に固定することができ、入力端子tbのノイズによる誤動作や破壊されることを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、信号保持回路として二入力の論理和回路14を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、3入力以上の多入力の論理和回路で信号保持回路を構成するにも本発明を適用することができる。
10…システム保護装置、11…メインシステム、11a…演算処理装置、11b…駆動回路、11c…電源監視回路、12…装置保護回路、13…機をと完了検知回路、14…論理和回路、15…単一パルス生成回路、D…ダイオード、R…抵抗、Q1,Q3,Q5…PMOSトランジスタ、Q2,Q4,Q6…NMOSトランジスタ

Claims (2)

  1. 出力端子を複数の入力端子のうちの1つに接続し、残りの外部入力端子に外部信号が入力される論理和回路と、
    該論理和回路の出力端子に接続された単一パルスを生成するパルス生成回路とを備え、
    前記論理和回路の前記外部入力端子にハイレベルのパルス信号が入力されたときに、当該論理和回路の出力をハイレベルに保持する信号保持回路であって、
    前記論理和回路の前記出力端子と前記入力端子との間に、電源電圧低下時に当該論理和回路によるハイレベル保持状態を解除する電圧を高めるダイオードを介挿したことを特徴とする信号保持回路。
  2. 制御装置から出力された装置異常検出信号に基づいて駆動回路への駆動信号を遮断する装置保護信号を出力する装置保護回路と、
    前記制御装置から出力された起動完了信号を入力し、前記装置保護回路に当該制御装置の異常の監視を開始させるリセット信号を出力する起動完了検知回路と、
    を備えるシステム保護装置であって、
    前記起動完了検知回路は、前記請求項1記載の信号保持回路を備え、前記単一パルス生成回路の出力を前記リセット信号として出力することを特徴とするシステム保護装置。
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