JP2011179442A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビテーションを誘起する構造の加工を容易にすると共に、燃料のシール性を向上させる燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【解決手段】ノズルボディ10Bと、ノズルボディ10B内に往復動自在に設けられたニードル20と、ノズルボディ10Bとニードル20との間に形成される燃料通路30の下流に設けられ、燃料を噴射する噴孔50を有するサック室40と、ノズルボディ10Bとは別体にサック室50に突出する突起部90aを備えるようにリング状に形成され、ニードル20のシート部20aと接触する突起部形成部材90と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
燃料噴射弁から噴射された燃料の微粒化を促進する方法として、燃料噴射弁内でキャビテーション現象を発生させて燃料噴射弁を流れている燃料中に気泡を生成し、その気泡を含んだ燃料を噴孔から噴射する方法が知られている。燃料噴射弁内でキャビテーション現象を発生させる方法としては、燃料噴射弁内の燃料流路に突起を設けることにより、流路面積を急激に拡大する急拡大路を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。急拡大路を形成することによって、流路断面積の狭い部分から流出する燃料と流路断面積の広い部分に滞留している燃料との速度差が生じ、その速度差によって生じる剪断力によりキャビテーション気泡を発生させることができる。
特開2008−121578号公報
キャビテーションの発生レベルは、急拡大路における流速差に依存する。流速差は、キャビテーションを誘起する突起を燃料流路に設けることによって生み出すことができる。しかしながら、特許文献1のように、ノズルボディの壁面にキャビテーションを誘起する突起を形成する加工は非常に難しく、製造コストも高くなってしまう。ノズルボディの壁面に行う加工には、燃料の良好なシール性も求められるため、要求される加工精度はより高度なものとなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、キャビテーションを誘起する構造の加工を容易にすると共に、燃料のシール性を向上させる燃料噴射弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、ノズルボディと、前記ノズルボディ内に往復動自在に設けられたニードルと、前記ノズルボディと前記ニードルとの間に形成される燃料通路の下流に設けられ、燃料を噴射する噴孔を有するサック室と、前記ノズルボディとは別体に前記サック室に突出する突起部を備えるようにリング状に形成され、前記ニードルのシート部と接触する突起部形成部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャビテーションを誘起する構造の加工が容易になると共に、燃料のシール性が向上する。
ノズルボディにキャビテーション誘起突起を設けた燃料噴射弁の断面図の一例である。 実施例1に係る燃料噴射弁の断面図の一例である。 実施例2に係る燃料噴射弁の断面図の一例である 突起部形成部材のシート部の形成位置を説明するための図である。 2つの噴孔を備える燃料噴射弁の断面図の一例である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、ノズルボディにキャビテーションを誘起する突起(以下、キャビテーション誘起突起と記載する)を設けた燃料噴射弁の構成について説明する。図1は、ノズルボディにキャビテーション誘起突起を設けた燃料噴射弁の断面図の一例である。燃料噴射弁100は、内燃機関の吸気通路や燃焼室に設けられ、これらの内部に燃料を噴射する周知のものである。燃料噴射弁100は、ノズルボディ10Aと、ノズルボディ10Aの内部に図1の上下方向に往復動自在に設けられるニードル20とを備える。なお、図1に示した部分よりも上部の構造は周知の燃料噴射弁と同様で良いため、説明を省略する。
ノズルボディ10Aは、概ね有底円筒状の部材である。ノズルボディ10Aの内周壁面とニードル20との間に形成される燃料通路30の下流には、サック室40が設けられている。サック室40には、燃料を噴射する噴孔50が設けられている。また、ノズルボディ10Aの内周壁面には、ニードル20のシート部20aと接触するキャビテーション誘起突起60が形成されている。
ニードル20は概ね円柱状の部材であり、その中心軸線がノズルボディ10Aの中心軸線と一致するようにノズルボディ10A内に設けられている。ニードル20は、不図示のバネによって図1の下方向に付勢されているため、シート部20aがキャビテーション誘起突起60に着座する。シート部20aがキャビテーション誘起突起60に着座している場合は、そのシート位置よりもサック室40側への燃料の流出が阻止される。一方、ニードル20が図1の上方向に駆動されると、シート部20aがキャビテーション誘起突起60から離座し、燃料がサック室40に送られる。この際、キャビテーション誘起突起60によって、燃料通路の流路面積が急激に拡大する(図1の急拡大部A)。これにより、サック室40に送られる燃料と周囲の燃料との間に流速差が生じ、キャビテーションが発生する。サック室40に送られた燃料は、噴孔50からノズルボディ10Aの外部に噴射される。
上述のように、ノズルボディ10Aにキャビテーション誘起突起60を設けることによって、急拡大部Aを形成し、キャビテーションを発生させることができる。しかしながら、キャビテーション誘起突起60を有するノズルボディ10Aの加工は難しい。例えば、ノズルボディ10Aをレーザ加工によって製造する際、キャビテーション誘起突起60が存在すると、単一方向のみのレーザ照射では製造ができない。したがって、ノズルボディ10Aの加工が非常に難しく、製造コストも高くなってしまう。また、燃料噴射弁100は、燃料流路30に溜まった燃料を、周状に設けられたニードル20のシート部20aをキャビテーション誘起突起60のシート位置に着座させることによってシールしている。そのため、ノズルボディ10A又はニードル20の先端部において磨耗が生じた場合、あるいは、ノズルボディ10Aとニードル20との間に軸ずれが生じた場合、燃料流路30とサック室40との間のシール性が低下してしまう。
次に、本発明の実施例1に係る燃料噴射弁について説明する。図2は、本発明に係る燃料噴射弁の断面図の一例である。図2において、図1と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
本発明に係る燃料噴射弁1は、ノズルボディ10Bと、ノズルボディ10Bの内部に往復動自在に設けられるニードル20と、突起部形成部材90とを備える。
図1のノズルボディ10Aに対し、ノズルボディ10Bには、図2に示すようにシート面10Baが設けられている。
突起部形成部材90は、ノズルボディ10Bと同一の素材よりなり、サック室40に突出する突起部90aを備えるようにノズルボディ10Bとは別体リング状に形成されている。そして、突起部形成部材90は、ニードル20のシート部20aと接触するように、ノズルボディ10Bの内周壁面に設けられたシート面10Baに設置されている。突起部形成部材90の断面は、リング形状の内周部から外周部に向かって登り傾斜となっている。この登り傾斜にニードル20シート部20aが着座するシート位置が設けられる。図2に示す突起部形成部材90は、燃料流路30からサック室40へ、ニードル20の軸に向かって突起する突起部90aを備えている。
図1で述べたように、ニードル20は、不図示のバネによって、図2の下方向に付勢されている。その結果、ニードル20のシート部20aは、突起部形成部材90に着座する。ニードル20が突起部形成部材90に着座している場合は、このシート位置におけるサック室40側への燃料の流出が阻止される。一方、ニードル20が図2の上方向に駆動されると、ニードル20が突起部形成部材90から離座し、燃料がサック室40に送られる。この際、突起部形成部材90によって、燃料通路の流路面積が急激に拡大するため(図2の急拡大部B)。これにより、サック室40へ送られる燃料と周囲の燃料との間に流速差が生じ、キャビテーションが発生する。
以上の説明から明らかなように、実施例1の燃料噴射弁1によれば、図2に示すように突起部形成部材90を設けることによって、ノズルボディ10Aにキャビテーション誘起突起60を設けた燃料噴射弁100と同様の効果を得ることができる。また、図2に示すように、突起部形成部材90をノズルボディ10Bとは別体とすることにより、ノズルボディ10Bの形状を簡素化できるので、ノズルボディ10Bの加工が容易となる。
実施例2では、燃料のシール性をさらに高めるために、図2で示した突起部形成部材90にシート部90bを設け、かつ、突起部形成部材90をリングの径方向に移動可能となるようにした。
図3は、実施例2に係る燃料噴射弁の断面図の一例である。図3の燃料噴射弁1では、突起部形成部材90とノズルボディ10Bとの間に空間Cが形成されるように、突起部形成部材90の径の大きさが変更されている。空間Cが形成されることにより、突起部形成部材90は、ノズルボディ10Bの径方向(図中のX方向)に移動可能となる。また、突起部形成部材90は、図3に示すシート部90bを備える。
実施例2によれば、突起部形成部材90がノズルボディ10Bの径方向に移動可能であるため、軸ずれが生じても、突起部形成部材90は、軸ずれした方向に移動できる。すなわち、突起部形成部材90とニードル20とが自動で調芯される。その結果、燃料流路30とサック室40との間の燃料漏れが防止され、燃料のシール性が向上する。
また、突起部形成部材90は、シート部90bを備えるため、空間Cとサック室40との間をシールすることができる。また、突起部形成部材90とニードル20のシート部20aとの接触箇所(シート位置)と、シート部90bとの2点で燃料シールを行うため、燃料流路30とサック室40との間の燃料漏れが防止され、燃料のシール性が向上する。
なお、シート部90bを形成する位置は、突起部形成部材90とニードル20のシート部20aとが接触するシート位置よりも、ノズルボディ10Bの径方向外側に形成されていることが好ましい。図4に示すように、ニードル20のシート部20aの下流は、上流よりも常に低圧である。従って、シート部90bを形成する位置をノズルボディ10Bの径方向外側に形成すると、突起部形成部材90においてシート位置よりも上流側に存在する部分にかかる圧力の方が、下流側に存在する部分にかかる圧力よりも大きくなる。これにより、突起部形成部材90が常にノズルボディ10Bに押し付けられる。すなわち、ニードル20が上方向に駆動される場合にも、シート部90bは、空間Cとサック室40との間を常にシールする。したがって、ニードル20が上方向に駆動される場合にも、空間Cに溜まった燃料がサック室40に漏れるのを防止することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば、本発明は、図5に示すような、サック室40に第1噴孔50a及び第2噴孔50bが形成されている燃料噴射弁にも適用できる。また、ニードル20の形状は、本実施例に示す形状に限定されるものではない。また、突起部形成部材90の断面形状は、本実施例に限られるものではなく、ニードル20のシート部20aと接触し急拡大部を形成できる形状であれば良い。
100…燃料噴射弁
10A、10B…ノズルボディ
10Ba…ノズルボディシート面
20…ニードル
20a…ニードルシート部
30…燃料流路
40…サック室
50、50a、50b…噴孔
60…キャビテーション誘起突起
90…突起部形成部材
90a…突起部
90b…突起部形成部材シート部

Claims (4)

  1. ノズルボディと、
    前記ノズルボディ内に往復動自在に設けられたニードルと、
    前記ノズルボディと前記ニードルとの間に形成される燃料通路の下流に設けられ、燃料を噴射する噴孔を有するサック室と、
    前記ノズルボディとは別体に前記サック室に突出する突起部を備えるようにリング状に形成され、前記ニードルのシート部と接触する突起部形成部材と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記突起部形成部材の下面には、前記ノズルボディの内周壁面に接触して前記燃料流路の上流から前記サック室への燃料流入を制限するシート部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記突起部形成部材のシート部は、前記突起部形成部材と前記ニードルのシー部とが接触するシート位置よりも、前記ノズルボディの径方向外側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記突起部形成部材はリングの径方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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