JP2011179278A - 防振支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビンと車両前方フレームとの相対変位を抑制しつつ、キャビンの防振を行う防振支持構造を得る。
【解決手段】キャビン20の下側には、後方下側連結防振部材30が配置されている。後方下側連結防振部材30は、キャビン20の重心Gよりも後方側の左右に一対配置され、下側フレーム14とキャビン20とを弾性的に連結している。キャビン20の前方には、前方前面連結防振部材32が配置されている。前方前面連結防振部材32は、キャビン20の前面で後方下側連結防振部材30よりも高い位置に左右一対で配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャビンを複数の防振部材を介して車両フレームに支持する防振支持構造に関するものである。
作業者(運転者)が搭乗する産業用車両(建設、建築、土木用車両や農業用車両等)には、作業者が搭乗するキャビンが設けられている。このキャビンの車体への支持接合は、走行時、及び作業時の振動、衝撃、騒音等の緩和の必要性から、通常、防振部材が取り付けられる。この防振部材の取り付けは、総じて産業用車両の構造上の制約から、一般的には車両フレーム上にキャビンを設置することになり、必然的に防振部材Bは、図5に示すように、車両フレームF上、キャビンC下側に設置される(特許文献1、2参照)。
このように、防振部材BをキャビンCの下側に配置した場合、キャビンCの重心位置Gは防振部材Bの取り付け位置より上方に位置するため、取付位置からの距離が大きくなるに従って、図5に矢印Yで示すように、振動によるキャビンの「振れ」も大きくなってしまうという欠点がある。
さらに、車両の前方にエンジン等が搭載され、キャビンの前方にボンネット等の車両フレームの一部が配置されている場合には、車両前方のフレームとキャビンとの間に、前述の「振れ」による相対変位が発生する。キャビンへの乗り心地を考慮した場合、防振部材のばね定数(支持剛性)を低くすることが考えられるが、前述の相対変位は、防振部材のばね定数が低くなる(支持剛性が低い)ほど、大きくなる。この相対変位が大きくなると搭乗者の視線が定まらず、作業がしにくくなるという問題がある。
特許第3107321号 特開平2001―323510号公報
本発明は上記事実を考慮し、キャビンと車両前方フレームとの相対変位を抑制しつつ、キャビンの防振を行うことの可能な防振支持構造を提供することが目的である。
請求項1に記載の発明は、キャビンの前方及び下方に車両フレームが配置される車両において、前記キャビンを複数の防振部材を介して前記車両フレームに支持する防振支持構造であって、前記複数の防振部材が、前記キャビンの重心よりも後方の前記キャビンの下側で前記車両フレームと前記キャビンとを連結する後方下側連結防振部材と、前記キャビンの前方前面かつ前記後方下側連結防振部材よりも高い位置で前記車両フレームと前記キャビンとを連結する前方前面連結防振部材と、を有し、前記前方前面連結防振部材の支持剛性は、前記後方下側連結防振部材の支持剛性よりも高いこと、を特徴とする。
請求項1に記載の防振支持構造では、後方下側連結防振部材がキャビンの重心よりも後方かつキャビンの下側で、車両フレームとキャビンとを連結している。また、前方前面連結防振部材がキャビンの前方かつ前面で、車両フレームとキャビンとを連結している。したがって、後方下側連結防振部材の支持剛性を低くすることでキャビンの振動を緩和して特に作業者が感じる上下の振動による乗り心地を向上させ、前方の車両フレームとキャビンとの相対変位を前方前面連結防振部材の支持剛性を高くすることで抑制することにより、作業者が感じる振れによる乗り心地を改善することができる。
また、前方前面連結防振部材がキャビン前方の車両フレームと連結され、かつ、支持剛性は後方下側連結防振部材よりも高く設定されているので、キャビンと車両前方フレームとの相対変位も小さく抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、前記後方下側連結防振部材が、空気ばね、コイルスプリング式ばね、のいずれかを含んで構成されていること、を特徴とする。
後方下側連結防振部材としては、空気ばね、コイルスプリング式ばね、を好適に用いることができる。
請求項3に記載の発明は、前記前方前面連結防振部材が、液封式防振ゴム、防振ゴムのいずれかを含んで構成されていること、を特徴とする。
前方前面連結防振部材としては、液封式防振ゴム、防振ゴムを、好適に用いることができる。ここで、防振ゴムとは、特に、ゴムと金属又は樹脂からのみ構成されている防振部材をいうものである。
以上説明したように本発明の防振支持構造によれば、キャビンと車両前方フレームとの相対変位を抑制しつつ、キャビンの防振を行うことができる。
本発明の防振支持構造の適用された車両の概略図である。 キャビン及びフレームの側面図である。正面図であり、(B)はキャビン、及びフレームの側面図であり、(C)はキャビン、及びフレームの要部の背面図である。 キャビン及びフレームの正面図である。 前方前面連結防振部材の取り付けの一例を示す図である。 従来のキャビンへの防振部材取り付け位置を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る防振支持構造が適用された農業用の車両10の概略図である。なお、図1において、車両10の前方を矢印Fで示し、後方を矢印Rで示している。
この車両10には、作業者が搭乗して車両の操縦を行うキャビン20、及び、高剛性の車両フレーム16が備えられている。車両フレーム16は、キャビン20の前方に配置される前方フレーム12と、キャビン20の下側に配置される下側フレーム14と、を有している。車両10は、キャビン20よりも前方に、エンジンなどの機器が搭載された、所謂、ボンネット形状の車両であり、キャビン20に搭乗した作業者の視界に入るボンネット12Bを有している。前方フレーム12は、このボンネット12Bを含む、車両10の前方に配置されるフレームである。
また、この車両10には、車輪18が装着されている。
図2及び図3に示すように、キャビン20は略箱状とされており、キャビン20内には、作業者用のシート22、操縦用ハンドル24等が配置されている。そして、キャビン20の重心点Gは、キャビン20の略中央部分にある。
キャビン20の下側には、後方下側連結防振部材30が配置されている。後方下側連結防振部材30は、キャビン20の重心Gよりも後方側の左右に一対配置され、下側フレーム14とキャビン20とを弾性的に連結している。後方下側連結防振部材30としては、空気ばね、コイルスプリング式ばね等を用いることができる。
なお、キャビン20の重心Gよりも前方かつキャビン20の下側に、防振部材を配置すると、キャビン20を下側で支持する防振部材全体としての支持剛性が高くなってしまうため、好ましくない。本実施形態のように、キャビン20の下側では、キャビン20の重心Gよりも後方側にのみ防振部材を配置するのが好ましい。
キャビン20の前方には、前方前面連結防振部材32が配置されている。前方前面連結防振部材32は、キャビン20の前面で後方下側連結防振部材30よりも高い位置に左右一対で配置されている。前方前面連結防振部材32は、前方フレーム12とキャビン20とを弾性的に連結している。前方前面連結防振部材32としては、防振ゴム、液封式防振ゴム等を用いることができる。前方前面連結防振部材32の支持剛性は、後方下側連結防振部材30の支持剛性よりも高く設定されている。
前方前面連結防振部材32の取り付けは、図4に示すように、キャビン20の前面から取付部材20Fを前方へ延出して、上下方向で前方前面連結防振部材32がキャビン20と前方フレーム12とを連結する取り付けとすることができる。具体例としては、前方前面連結防振部材32を、内側取付部材32A、外側取付部材32B、及び、弾性ゴム32Cを含んで構成される防振ゴムとした場合、内側取付部材32Aを取付部材20Fへ取り付け、外側取付部材32Bを前方フレーム12へ取り付けて、キャビン20と前方フレーム12との連結を行うことができる。
前述のように、一対の前方前面連結防振部材32、及び、一対の後方下側連結防振部材30を取り付けた場合、一対の前方前面連結防振部材32、及び、一対の後方下側連結防振部材30を含む仮想の平面を、防振支持面18(図2において、2点鎖線で図示。)とすると、この防振支持面18は、すべての防振部材をキャビン20の下側に配置した場合と比較して、キャビン20の重心Gに近い位置を通過している。
本実施形態の車両10では、後方下側連結防振部材30が主にキャビン20の荷重を支持し、前方前面連結防振部材32が主にキャビンの振れを抑える機能を有している。そして、4個の防振部材(一対の前方前面連結防振部材32、及び、一対の後方下側連結防振部材30)を含む防振支持面18が、キャビン20の重心点Gに近い位置(防振部材をすべてキャビン20の下側に配置した場合と比較して)を通過している。したがって、振動入力時のキャビン20の重心G、キャビン20の上側の振れを小さく抑えることが出来る。
また、本実施形態では、前方前面連結防振部材32の支持剛性は後方下側連結防振部材30の支持剛性よりも高く設定されているので、キャビン20と前方フレーム12との相対変位を小さく抑えることができる。その結果、作業者の目の高さと前方フレーム12との相対変位が小さくなり、作業者の視線が定まらず、作業がしにくくなるという問題を解消することができる。
10 車両
12 前方フレーム
14 下側フレーム
16 車両フレーム
18 防振支持面
20 キャビン
20F 取付部材
30 後方下側連結防振部材
32 前方前面連結防振部材

Claims (3)

  1. キャビンの前方及び下方に車両フレームが配置される車両において、前記キャビンを複数の防振部材を介して前記車両フレームに支持する防振支持構造であって、
    前記複数の防振部材が、前記キャビンの重心よりも後方の前記キャビンの下側で前記車両フレームと前記キャビンとを連結する後方下側連結防振部材と、前記キャビンの前方前面かつ前記後方下側連結防振部材よりも高い位置で前記車両フレームと前記キャビンとを連結する前方前面連結防振部材と、を有し、
    前記前方前面連結防振部材の支持剛性は、前記後方下側連結防振部材の支持剛性よりも高いこと、を特徴とする防振支持構造。
  2. 前記後方下側連結防振部材が、空気ばね、コイルスプリング式ばねのいずれかを含んで構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の防振支持構造。
  3. 前記前方前面連結防振部材が、液封式防振ゴム、防振ゴムのいずれかを含んで構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の防振支持構造。
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