JP2011179240A - 錠前 - Google Patents

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Iwaki Matsuda
巌樹 松田
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Abstract

【課題】室内側のサムターン摘みを「レバー式操作部材」に代えた錠前に対して、レバー式操作部材用のロック手段を設けること。
【構成】内端部がダルマに係合すると共に該ダルマと共に共働回転する回転軸部材と、この回転軸部材に嵌合する嵌合部を有すると共に長杆状に形成された室内側の操作レバーとを含み、該操作レバーの揺動操作により前記ダルマを施錠及び解錠方向へそれぞれ回転させることができる錠前に於いて、回転軸部材の外端部と操作レバーの基端部にロック片を介在させ、錠前の施錠時、該ロック片は外端部の被嵌合部の係合突起と係合すると共に、操作レバーの基端部に形成された切欠係合部に係入し、一方、操作レバーに前記ロック片用のロック解消手段を設け、該ロック解消手段は、操作レバーに設けられた入力ボタンと、該入力ボタン入力に基づいて位置変位しかつロック片を切欠係合部から押し出すことができるように該操作レバーに設けられた作動杆とから成る錠前。
【選択図】図7

Description

本発明は、マンションや一戸建て住宅の玄関先などのドアに設置される錠前に関し、特に、室内側のサムターン摘みを「レバー式操作部材」に代えた錠前に関する。
特許文献1には、バリアフリーを重視し、指が不自由な人であっても、室内側操作部材を容易に操作することができることを目的として、「扉の内壁面に固定的に取付けられる操作箱と、扉に取付けられた錠箱内のダルマに直接又は間接的に係合する回転軸と、この回転軸に対して内端部が固定的に取付けられ、一方、外端部が前記操作箱の周方向の側壁に形成した切欠部を介して外部に突出する操作レバーと、この操作レバーの前記外端部に指或いは手を宛がいながら押圧操作すると、前記回転軸が施錠方向又は解錠方向へ回転する錠前の室内側操作機構」が記載されている。
上記特許文献1の錠装置の問題点は、操作レバーをロックするロック機構(ロック手段)を設けていないので、外部からの針金等を用いた不正解錠行為に対応することができないことである。そこで、「内端部がダルマ3に係合すると共に該ダルマと共に共働回転する回転軸部材と、この回転軸部材に嵌合する嵌合部を有すると共に長杆状に形成された室内側の操作レバーとを含み、該操作レバーの揺動操作により前記ダルマを施錠及び解錠方向へそれぞれ回転させることができる錠前」に対して、防犯対策を講じることが期待されている。
特開2008−150850号公報
本発明の所期の目的は、室内側のサムターン摘みを「レバー式操作部材」に代えた錠前であっても、侵入者が操作レバーを外部からの針金等を用いた不正な解錠行為をした場合、サムターン摘みに相当する操作レバーを自由に回転できないようにし、いわゆる防犯サムターンと同様の効果を得ることである。第2の目的は、室外からシリンダ錠に合鍵を差し込み、錠前を解錠する際、ロック片を確実に移動させることである。第3の目的は、操作レバーを片手に握る、或いは手で掴みながら施・解錠することができることである(操作性の向上)。
本発明の錠前は、内端部がダルマに係合すると共に該ダルマと共に共働回転する回転軸部材と、この回転軸部材に嵌合する嵌合部を有すると共に長杆状に形成された室内側の操作レバーとを含み、該操作レバーの揺動操作により前記ダルマを施錠及び解錠方向へそれぞれ回転させることができる錠前に於いて、前記回転軸部材の外端部と前記操作レバーの基端部にロック片を介在させ、錠前の施錠時、該ロック片は前記外端部の被嵌合部の係合突起と係合すると共に、前記操作レバーの基端部に形成された切欠係合部に係入し、一方、前記操作レバーに前記ロック片用のロック解消手段を設け、該ロック解消手段は、前記操作レバーに設けられた入力ボタンと、該入力ボタンの入力に基づいて位置変位しかつ前記ロック片を前記切欠係合部から押し出すことができるように該操作レバーに設けられた作動杆とから成ることを特徴とする。
(a)操作レバーを外部からの針金等を用いた不正解錠行為に対して、サムターン摘みに相当する操作レバーを自由に回転させないようにし、いわゆる防犯サムターンと同様の効果を得ることができる。
(b)請求項2及び請求項3記載の発明は、室外からシリンダ錠に合鍵を差し込み、錠前を解錠する際、ロック片が確実にロック状態を解消する方向へ後退動する。
(c)請求項4に記載の発明は、操作レバーを握ったまま入力ボタンを押すと、操作レバーの作動杆の位置変位によりロック片のロックを解くことが可能になる。したがって、簡単な構成により、操作性の向上を図ることができる。
図1乃至図12は本発明の一例を示す各説明図。
全体の実施環境を示す概略断面説明図。 操作レバーの動きの範囲を示す説明図(ケース有り)。 主要部の室内側から見た斜視図(ケースの切欠部の箇所も示す)。 要部の室内側から見た正面視(ケースを省略)。 右側面視から見た主要部の斜視図。 右側面視から見た概略断面説明図。 主要部の分解斜視図。 要部(被嵌合部、嵌合部、係合突起、ロック片等)の説明図。 要部(図8で示した各部材の組み合わせ状態)の説明図。 要部(ロック片とロック解消手段)を斜視で示した説明図。 主要部の作用を概念的に示した説明図。 ロック解消時の説明図。
以下、図1乃至図12に示す一実施例により本発明を詳細に説明する。
(1)環境部材
まず、図1を参照にして、本発明の環境部材を説明する。1は玄関扉、室内のトイレ扉などのように水平方向に回転する開閉体である。1aは扉の内壁面、1bはその外壁面である。周知のように、扉1の自由端部の切欠部内には錠箱2が固定的に組み込まれ、その不番のフロントからはデッドボルトが出没する。錠箱2内には施・解錠機構を構成するダルマ3が設けられている。周知のように、ダルマ3は、扉の外壁面1bに設けられたシリンダ錠4によって機械的に、又はケース内に配設された図示しない電動モータによって電気的に回転する。付言すると、ダルマ3は、例えば図示しない合鍵をシリンダ錠4の鍵穴に差込み、施錠又は解錠方向へ回転する。そして、ダルマ3が回転すると、その駆動腕により、デッドボルト5がフロントから突出し(施錠状態)、又は引っ込む(解錠状態)。なお、ダルマ3は、錠箱2に一体成形された軸受け、又は錠箱2に組み付けられた一組の軸受けを介して回転可能に支持されている。
(2)主要部に関連する部材
次に、図1を参照にして、主要部に関係する部材について説明する。図1のダルマ3の右側壁と扉1の内壁面1aの間に位置しているのが筒状支持体である。この筒状支持体6は室内側の内壁面1aに形成した不番の開口部及び錠箱2に形成した不番の開口部に固定的に嵌め込まれている。
付言すると、筒状支持体6は、筒状に形成された固定筒であり、錠箱2及び扉1の各開口部に嵌め込まれ状態で扉1の内部に位置している。この支持体6の内端部の形状は、図示しないダルマ用の軸受けの位置を考慮して適宜に形成されている。また、筒状支持体6の側壁部には、複数個の不番のメネジが周方向に所定間隔有して形成され、これらのメネジには、ケース固定用の固着具9が螺合する。また、支持体6の中央部には貫通状の支持孔10が形成され、該支持孔10に回転軸部材17の内端部が嵌合している。
また、本発明の本質的事項(限定要件)ではないが、扉1の内壁面1aには、本発明の主要部の一部を包むケース8が固定されている。ケース8は、扉1の内壁面1aに不番の固着具を介して固定される取付けベース板8aと、この取付けベース板8aに取り外し可能に固定される本体ケース8bとから成る。なお、取付けベース板8aを本体ケースにし、一方、本体ケース8bを蓋体にするか否かは設計変更上の問題である。
本実施例では、本体ケース8bの周方向の側壁(以下、「周壁」という。)11の下部に周方向の切欠部12を形成している。切欠部12の位置は特に限定するものではないが、望ましくは、図3で示すように切欠部12が操作者の視覚に極力訴えないようにケース8の周壁11の下部に形成する。
一方、前記取付けベース板8aの中央部(中央部寄りの部位も含む)には、回転軸用の貫通孔13が形成されている。また、ケース8は、所要の内部空間14を有している。また、ケース8の正面側壁には、図2で示すように錠前の施・解錠状態を示す識別情報(例えば開、閉)が付されていると共に操作レバー用の開口が形成されていない。
(3)主要部―回転軸部材17
以下、本発明の主要部を図面と共に説明する。特許文献1には、前述したように、「内端部がダルマ3に係合すると共に該ダルマと共に共働回転する回転軸部材17と、この回転軸部材に嵌合する嵌合部を有すると共に長杆状に形成された室内側の操作レバー31とを含み、該操作レバーの揺動操作により前記ダルマ3を施錠及び解錠方向へそれぞれ回転させることができる錠前X」が記載されている。本発明は、例えばこの特許文献1の前記構成を前提とする。
そこで、本発明の主要部(特徴事項)は、前記回転軸部材17の外端部(被嵌合部)20と前記操作レバー31の基端部31aにロック片を介在させ、錠前の施錠時、該ロック片41は前記外端部の被嵌合部に設けられた係合突起と係合すると共に、前記操作レバーの基端部に形成された切欠係合部34に係入し、一方、前記操作レバーに前記ロック片用のロック解消手段45を設け、該ロック解消手段は、前記操作レバーに設けられた入力ボタン46と、該入力ボタンに入力に基づいて操作レバーの長手方向へ位置変位しかつ前記ロック片を前記係合部から押し出すことができるように該操作レバーに設けられた作動杆47とから成る。
しかして、回転軸部材17は、本実施例では、図1で示すように、第1回転軸18(操作レバー側)と、この第1回転軸18に嵌合状態で連結された第2回転軸19(ダルマ側)とから成り、前記第1回転軸18の外端部には円盤状の被嵌合部20が設けられている。この円盤状被嵌合部20は、第1回転軸18の外端部に一体成形しても良いし、又は、中心孔を有する円盤状部材を第1回転軸18とは別個に成形し、該円盤状部材(被嵌合部)の中心孔に前記第1回転軸18の外端部を固定的に嵌挿しても良い。
回転軸部材17はダルマ側の第2回転軸19が取付けベース板8aの貫通孔13を貫通し、一方、第2回転軸19と同軸上の第1回転軸18の外端部及び円盤状被嵌合部20は、ケース8の内部空間14に位置している。したがって、回転軸部材17は、ダルマ3に直接又は間接的に係合する軸部18、19と、該軸部の外端部に一体的に設けられた円盤状被嵌合部20とから成る。
ところで、例えば図7、図8で示すように、円盤状の被嵌合部20の外面には、第1回転軸18の軸端部18aを中心として、その同心円上に嵌合凹所21が形成されている。この嵌合凹所21は、後述する操作レバーの基端部の内側に突設した嵌合部の形状に対応するように、径が小さい円形嵌合部分21aと、この円形嵌合部分21aよりも径が大きい半円弧嵌合部分21bとから成り、前記半円弧嵌合部分21bは、周方向に所定間隔を有して対向する第1受け面(又は押圧面)23と、第2受け面(又は押圧面)24とを有している。さらに、円盤状の被嵌合部20の外面には、非嵌合凹所21以外の適宜箇所、例えば半円弧嵌合部分21bの反対側の外面にピン状の係合突起(杵)25が設けられている。この係合突起25は、後述するロック片と共に操作レバー用のロック機構(ロック手段)を構成する。
(4)主要部―操作レバー31
操作レバー31は中空32の長尺部材である。例えば縦断面の図6参照にすると、X−X軸方向の横幅は短く、Y−Y軸方向の縦幅が長い。操作レバー31の垂直方向の長さや水平方向の長さは特に限定するものではないが、本発明は特許文献1を前提にして創作したものであることから、操作性を考慮しながら片手に握る、或いは手で掴むことができるように長杆状に形成されていれば十分である。
さて、例えば図7を参照にすると、符号31aは操作レバー31の基端部で、この基端部31aのやや弧状上壁には、中空(内部空間)32に連通する小孔33が形成されている。また、操作レバー31の基端部31aには前記小孔33を基準として、基端部31aの一部を形成する前記弧状上壁にロック片用の切欠係合部34が形成されている。
また、操作レバー31の基端部31aの内側には回転軸部材17の円盤状被嵌合部20に嵌合する突起状の嵌合部36が設けられている。しかして、前記嵌合部36は、例えば図8で示すように、軸孔37を有する円環状部分38と、この円環状部分に半径外方向に連設形成されかつ回転軸部材17の半円弧嵌合部分21bと同様の曲率面を有する弧状部分39とから成り、前記弧状部分39は、前述した円盤状被嵌合部20の第1受け面23と対向する第1当り面(又は受け面)39aと、円盤状被嵌合部20の第2受け面24と対向する第2当り面(又は受け面)39bとを有している。
そして、本実施例では、円盤状被嵌合部20に形成された嵌合凹所21に、一端部が該嵌合凹所21の内面(例えば第1受け面23)に支持され、一方、他端部が前記嵌合凹所21に嵌合する操作レバーの弧状嵌合部分39の端面(例えば第1当り面39a)にサンドイッチ状に支持されるロック状態解消用のタイミング調整バネ40が組み込まれている。
一方、符号31bは操作レバー31の自由端部で、この自由端部31bの下端部(下端部寄りの部位も含む)の周壁の適宜箇所には、開口部35が形成されている。また、横方向には、例えば不番の水平案内長孔が設けられている。その他の細部的事項の説明は割愛する。
(5)主要部―ロック片41
ロック片41は、段差状(例えば一端面L字形状)の金属製ブロック片であり、例えば図6で示すように、ケース8の内部に設けられたバネ端支持壁部或いはバネ端支持部42に上端部(一端部)が支持された付勢手段43の付勢力或いは反発力により、常時、幅広の下端部が操作レバー31の基端部31aの切欠係合部に係入する。そして、ロック片41はその下端部に傾斜状受け面41aと連設する底面41bを有している。なお、特に図示しないが、前記付勢手段43に代えて、「永久磁石」をバネ端支持壁部或いはバネ端支持部42に固定しても良い。
(6)主要部―ロック解消手段45
ロック解消手段45は、操作レバー31に内設されている。各図を参照にすると、ロック解消手段45の具体的構成を理解することができるが、ロック解消手段45は、例えば前記操作レバー31の下端部に水平動可能に設けられた入力ボタン46と、該入力ボタンに入力に基づいて操作レバー31の長手方向(本実施例では上下方向)へ位置変位しかつロック片41を、図7で示すように、付勢手段43の付勢力に抗して、或いは極性の反発力に抗して切欠係合部34から押し出すことができるように該操作レバーの内部空間に設けられた作動杆47とから成る。
そして、前記入力ボタン46は、内設の第1バネ48に常時外方向に付勢され、その頭部46aは、操作レバー31の自由端部31bの側壁に形成された切欠状開口部35から一部露呈している。また、前記作動杆47の下端部47aは、入力ボタン46の頭部46aに連結する係合内端部46bの傾斜状上面に支持され、かつ、その長尺状の大径部に連設する小径先端部47bには、内設の第2バネ49が巻装されている。したがって、長尺状の作動杆47は、操作レバー31の上壁の内面に支持された前記第2バネ49により、常時、下方方向へ付勢されている。なお、入力ボタン46の側壁には、操作レバー31の水平長孔(水平案内部)と係合するガイド突起50が設けられている。
(7)作用
ロック片41が、図11乃至図12で示すように、付勢手段43の付勢力に抗して、或いは極性の反発力に抗して切欠係合部34から押し出される(後退動)する場合は、「シリンダ錠4側」からの場合と、「操作レバー31側」からの場合とがある。
まず、前者の場合を説明すると、シリンダ錠31の鍵穴に図示しない合鍵を差し込んでダルマ3を解錠方向へ回転操作すると、回転軸部材17がダルマ3と共に解錠方向へと共働回転し始め、該共働回転の初期段階の時、被嵌合部20の外面に設けられた係合突起25がブロック状のロック片41の傾斜状受け面41aを押し上げながら、底面41bに潜り込む。したがって、「駆動側の係合突起25と従動側のロック片41とを含むロック機構」は、室外から合鍵の操作力によって、そのロック状態が解かれる。図12の(a)乃至(c)は、その一例の流れを示し、(a)は係合突起25がロック片41の傾斜状受け面41aを押圧している状態、(b)は係合突起25がロック片41の底面に入り込む状態、(c)は、係合突起25が前記底面に完全に潜りこんで位置変位している状態をそれぞれ示す。ところで、本実施例では、必ずしも発明の限定要件ではないが、望ましくは、ロック状態解消用のタイミング調整バネ40によって、操作レバー31が多少遅れてから回転するように工夫をしている。付言すると、前記(b)の状態を保持してから、例えば一方の面23が調整バネ40を介して他方の面39aを押圧するようにしている。これにより、ロック片41のロック状態を確実に解くことができる。
一方、後者の場合には、操作レバー31の自由端部を、例えば握りながら入力ボタン46の頭部46aを、第1バネ48のバネ力に抗してプッシュする。そうすると、操作レバー31は入力ボタン46の係合内端部46bの傾斜状上面46cによって持ち上げられ、第2バネ49のバネ力に抗して所定量上昇する。操作レバー31が上昇すると、その先端部41bがロック片41の下端部の底面41bを押し上げるので、ロック片41は付勢手段43の付勢力に抗して、或いは極性の反発力に抗して切欠係合部34から離れる。そこで、操作レバー31を、図2で示すように、握りながら所定の角度まで回すことができる。
本実施例では、ロック解消手段45の長尺状の作動杆47は、自重で下降するので、その第2バネ49は発明の特定事項ではない。また、作動杆47の上端部47bは、その下端部47a側によりも小径であるが、ロック片41を安定的に押し上げるために、操作レバー31の上壁の小孔33を貫通する小径先端部47bの端部にロック片41の底面41bと面接触する押し上げ板(図示しない)を一体的に設けても良い。また、ロック片41を後退動させる手段や元の位置へと戻す手段は、任意に設計変更可能である。さらに、電動サムターンは公知事項であるが特許文献1に記載の如く、ケース8の中に、駆動モータ、伝動歯車、伝動歯車に噛合する動力伝達手段、前記駆動モータを制御する制御回路を有する制御手段、受信部等を設け、電動で回転軸部材17を回転させても良い。
本発明は、錠前や建具の分野で用いられる。
X…錠前、1…扉、2…錠箱、3…ダルマ、4…シリンダ錠、5…デッドボルト、6…筒状支持体、8…ケース、11…周壁、12…切欠部、14…内部空間、17…回転軸部材、18、19…軸部、20…被嵌合部(回転軸部材の外端部)、21…嵌合凹所、25…係合突起、31…操作レバー、31a…基端部、31b…自由端部、34…切欠係合部、35…開口部、40…タイミング調整バネ、41…ロック片、43…付勢手段、45…ロック解消手段、46…入力ボタン、47…作動杆。

Claims (4)

  1. 内端部がダルマに係合すると共に該ダルマと共に共働回転する回転軸部材と、この回転軸部材に嵌合する嵌合部を有すると共に長杆状に形成された室内側の操作レバーとを含み、該操作レバーの揺動操作により前記ダルマを施錠及び解錠方向へそれぞれ回転させることができる錠前に於いて、前記回転軸部材の外端部と前記操作レバーの基端部にロック片を介在させ、錠前の施錠時、該ロック片は前記外端部の被嵌合部の係合突起と係合すると共に、前記操作レバーの基端部に形成された切欠係合部に係入し、一方、前記操作レバーに前記ロック片用のロック解消手段を設け、該ロック解消手段は、前記操作レバーに設けられた入力ボタンと、該入力ボタンの入力に基づいて位置変位しかつ前記ロック片を前記切欠係合部から押し出すことができるように該操作レバーに設けられた作動杆とから成る錠前。
  2. 請求項1に於いて、錠前はダルマと係合するシリンダ錠を備え、該シリンダ錠の鍵穴に合鍵を差し込んで該ダルマを解錠方向へ回転操作すると、回転軸部材がダルマと共に解錠方向へと共働回転し始め、該共働回転の初期段階の時、被嵌合部の外面に設けられた係合突起がロック片の傾斜状受け面と連設する底面に潜り込んでロック片を前記係合部から押し出すことを特徴とする錠前。
  3. 請求項2に於いて、回転軸部材は、ダルマに係合する軸部と、該軸部の外端部に一体的に設けられた円盤状被嵌合部とから成り、この円盤状被嵌合部に形成された嵌合凹所に、一端部が該嵌合凹所の内面に支持され、一方、他端部が前記嵌合凹所に嵌合する操作レバーの弧状嵌合部分の端面に支持されるロック状態解消用のタイミング調整バネが組み込まれていることを特徴とする錠前。
  4. 請求項1に於いて、ロック解消手段の入力ボタンの頭部は、操作レバーの自由端部の側壁に形成された開口から露呈していると共に、該入力ボタンの頭部に連結する係合内端部の上面は、操作レバーに内装された作動杆の下端部を押し上げることができるように傾斜状に形成されていることを特徴とする錠前。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2538443A2 (en) 2011-06-20 2012-12-26 Sony Corporation Semiconductor element, method for manufacturing same, display device, and electronic device
CN107104533A (zh) * 2017-06-15 2017-08-29 湖南万通科技股份有限公司 一种机电装置及具有该机电装置的制样设备

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