JP2011178542A - 画像形成装置及び用紙長計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】できるだけ早く用紙長を計測することが出来る画像形成装置及び用紙長計測方法を提供する。
【解決手段】給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置であって、前記用紙積載板に、前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサを設け、前記加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測することを特徴とする。
【選択図】図14
【解決手段】給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置であって、前記用紙積載板に、前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサを設け、前記加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測することを特徴とする。
【選択図】図14
Description
本発明は、画像形成装置及び用紙長計測方法に関し、できるだけ早く用紙長を計測することを目的とする画像形成装置及び用紙長計測方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、指定された用紙の長さと実際に給紙された用紙の長さが不一致の場合にジャム等の搬送不良や画像位置ずれやトナー汚れ等の不良印刷が大量に発生する問題がある。用紙長を迅速に検出するために給紙経路のできる限り上流側で、かつ、用紙が分離されて搬送される分離領域に設けられたセンサで用紙を検知している時間から、用紙長を計測し不一致を検出する技術が提案されている。
例えば特許文献1では、レジストセンサが用紙を検知している時間(単にオン時間)から用紙の長さを算出し、実際の用紙サイズと指定された用紙サイズと比較して不一致と判定した場合はユーザに知らせる方式が開示されている。
しかしながら、上記のような、用紙が分離されて搬送される分離領域に設けられたセンサで用紙を検知している時間から、用紙サイズを計測し不一致を検出する方式では、用紙が確実に分離された領域のセンサで検出しなければいけないため、検知タイミングが遅いという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、できるだけ早く用紙長を計測することを目的としている。
本発明に係る画像形成装置は、給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置であって、前記用紙積載板に、前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサを設け、前記加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測することを特徴とする。
本発明に係る用紙長計測方法は、給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置における用紙長計測方法であって、前記用紙積載板に設けられた前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測するステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、できるだけ早く用紙長を計測することが出来る。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、この発明による画像形成装置の一実施形態の機能的構成を示すブロック図である。
この画像形成装置100は、CPU101、プロッタ制御部102、画像処理部103、記憶部104、ネットワーク・インタフェース(I/F)制御部105、I/O制御部106、操作・表示部107、およびプロッタ108を備えたプリンタである。
この画像形成装置100は、CPU101、プロッタ制御部102、画像処理部103、記憶部104、ネットワーク・インタフェース(I/F)制御部105、I/O制御部106、操作・表示部107、およびプロッタ108を備えたプリンタである。
これらのうちプロッタ108以外は、データバスとアドレスバス及びコントロールバスからなるCPUバス109によって相互に接続されている。I/O制御部106には、各種電装品であるセンサや駆動手段としてのドライバが接続されている。ネットワークI/F制御部105には、外部機器であるPC(パーソナルコンピュータ)が、LAN回線等のネットワークを介して接続される。
CPU101は、この画像形成装置100全体の制御を司る。プロッタ制御部102は、用紙(記録紙)への書き込み動作を行うプロッタ108を制御する。画像処理部103は、ネットワークI/F制御部105を介してPCから送られてきた画像データに対して所定の画像処理を施す。I/O制御部106は、センサやドライバの制御、および給紙手
段(不図示)が複数ある場合にはその選択なども行う。操作・表示部107は、ユーザの操作により各種情報の装置への入力を行うキー及び各種情報の表示を行う液晶表示器等を備えている。記憶部104はROM、RAM、および不揮発RAM等からなる。
段(不図示)が複数ある場合にはその選択なども行う。操作・表示部107は、ユーザの操作により各種情報の装置への入力を行うキー及び各種情報の表示を行う液晶表示器等を備えている。記憶部104はROM、RAM、および不揮発RAM等からなる。
そのROMには、CPU101が実行するプログラムや固定データを記憶する。RAMには、印刷データを含む一次的なデータ等を記憶し、CPU101のワーキングメモリとしても使用される。不揮発RAMには、この発明に使用する後述の角度α、β、−γのデータを含む電源をオフにしても保存する必要があり、更新も可能なデータを記憶する。不揮発RAMは、電池でバックアップされたRAMでもよい。
この画像形成装置100はプリンタの例を示したが、図1の各構成に加えてスキャナ部を設け、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能を持つか、あるいはさらにファクシミリ送受信部も設けてファクシミリ機能も持つ多機能デジタル複合機にしてもよい。あるいは単機能の複写機やファクシミリ装置であってもよい。
〔画像形成装置を接続したネットワークの例〕
図2は、画像形成装置100がネットワークI/F制御部105から、LANや公衆回線等のネットワーク200を介してPC((パーソナルコンピュータ:図示の例ではPC1,PC2)やサーバ(図示の例ではサーバ1、サーバ2)と接続された例を示す図である。
図2は、画像形成装置100がネットワークI/F制御部105から、LANや公衆回線等のネットワーク200を介してPC((パーソナルコンピュータ:図示の例ではPC1,PC2)やサーバ(図示の例ではサーバ1、サーバ2)と接続された例を示す図である。
各PCは画像形成装置100へ画像データを送信して印刷を実行するほかに、画像形成装置100の情報を取得してディスプレイに表示したり、画像形成装置100に対して各種指示や設定を行うことができる。サーバ1は例えば機種データベース用であり、サーバ2は例えばメディアデータベース用である。PCやサーバは任意の数だけ接続できる。
〔画像形成装置の内部構造の例〕
図3は、図1に示した画像形成装置100がタンデム方式のフルカラープリンタである場合の内部構造(主にプロッタ108に相当する部分)を簡略化して示す側面図である。
図3は、図1に示した画像形成装置100がタンデム方式のフルカラープリンタである場合の内部構造(主にプロッタ108に相当する部分)を簡略化して示す側面図である。
ここでは、作像処理を行うプロセスカートリッジとしてAIO(All In One)カートリッジを採用した場合の例を示す。
このフルカラープリンタである画像形成装置100は、図3に示すように、画像形成部(作像部)が、作像ユニットを内蔵した4つのAIOカートリッジ、すなわちAIOカートリッジ(K)1、AIOカートリッジ(C)2、AIOカートリッジ(M)3、AIOカートリッジ(Y)4と、これらのAIOカートリッジ1〜4の下側に位置する中間転写ベルト5と2次転写体である2次転写バイアスローラ6とを備えている。なお、括弧内のY,M,C,Kは、それぞれYはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックの各色を意味する。
このフルカラープリンタである画像形成装置100は、図3に示すように、画像形成部(作像部)が、作像ユニットを内蔵した4つのAIOカートリッジ、すなわちAIOカートリッジ(K)1、AIOカートリッジ(C)2、AIOカートリッジ(M)3、AIOカートリッジ(Y)4と、これらのAIOカートリッジ1〜4の下側に位置する中間転写ベルト5と2次転写体である2次転写バイアスローラ6とを備えている。なお、括弧内のY,M,C,Kは、それぞれYはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックの各色を意味する。
4つのAIOカートリッジ1〜4は、各々異なる色のトナー像を形成する。すなわち、AIOカートリッジ1はブラックのトナーを用いて黒のトナー像を、AIOカートリッジ2はシアンのトナーを用いてシアンのトナー像を、AIOカートリッジ3はマゼンタのトナーを用いてマゼンタのトナー像を、AIOカートリッジ4はイエローのトナーを用いて黄色のトナー像を、それぞれ形成する。
これら4つのAIOカートリッジ1〜4の構造は同じであり、それぞれ回転自在な像担持体である円筒形の感光体1a,2a,3a,4aと、その各感光体の周囲に静電写真プロセスの順に配置された帯電ローラ1b,2b,3b,4bと、現像装置の現像ローラ1c、2c、3c、4cと、クリーニング装置1d,2d,3d,4dとを備えている。これらの4つの感光体1a,2a,3a,4aは互いに平行であって、中間転写ベルト5の上面に接するように等間隔に配置されている。
感光体1a,2a,3a,4aは、画像形成動作の際に、図示しないモータによって例えば周速120mm/secで図3で右回りに回転駆動される。また、各AIOカートリッジ1〜4にはメーカ情報や感光体駆動時間、トナー使用量等の各種情報を保存しているメモリが内蔵されている。各AIOカートリッジ装着部には装着検出手段が設けられている。また、装置本体110の上部はカバーとなっており、そのカバーを開けてAIOカートリッジ1〜4を着脱可能になっている。
各帯電ローラ1b,2b,3b,4bは、それぞれ各感光体1a,2a,3a,4aに圧接されており、感光体1a,2a,3a,4aに対して従動回転する。そして、各帯電ローラ1b,2b,3b,4bは、図示しない高圧電源によりACおよびDCバイアスが印加され、各感光体1a,2a,3a,4aの表面を一様に帯電する。
また、4つのAIOカートリッジ1〜4の上側には光書込ユニット9が配置されている。その光書込ユニット9は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色ごとの画像データに対応するレーザ光LK,LC,LM,LYを各感光体1a,2a,3a,4aの表面に向けて照射し、各感光体1a,2a,3a,4aの帯電した表面に静電潜像を形成す
る。この光書込ユニット9としては、レーザ光源やポリゴンミラー等を用いたレーザスキ
ャン方式のものを示しているが、LEDアレイと結像手段とを組合せた方式のものを用い
てもよい。
る。この光書込ユニット9としては、レーザ光源やポリゴンミラー等を用いたレーザスキ
ャン方式のものを示しているが、LEDアレイと結像手段とを組合せた方式のものを用い
てもよい。
各AIOカートリッジ1〜4の現像装置は、それぞれトナー容器1e,2e,3e,4e内に収容された各色のトナーを、パドル1f,2f,3f,4fの回転によって撹拌し、必要な量だけ現像ローラ1c,2c,3c、4cに供給して一成分現像を実行する。その各現像ローラ1c,2c,3c,4cには、図示しない高圧電源から供給される所定の現像バイアス電圧が印加され、感光体1a,2a,3a,4aの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として顕像化する。
現像バイアスが低すぎると静電潜像が十分にトナー現像されず薄いトナー像になってしまう。また、逆に現像バイアスが高すぎると静電潜像の周辺にもトナーが付着して感光体の地肌汚れが発生してしまう。地肌汚れが発生すると、適正な画像が得られないばかりではなく、不要にトナー消費を早めたり、トナー飛散により装置の故障が発生したり、大量のトナーでクリーニング性能が追いつかずに破壊することもある。
そのため、従来の画像形成装置ではトナー濃度を測定する手段を搭載して、トナーの劣化や感光体の疲労による画像不良を防止するために、現像バイアスの補正を行っている。この装置では、現像バイアスの設定可能範囲を+30V〜+350Vとし、デフォルトを+80Vとする。
中間転写ベルト5は、駆動ローラ5aと支持ローラ5bとにより張架されている。そして、中間転写ベルト5は、図示しないモータによって矢示方向に回動される。
その中間転写ベルト5の上側部分の内側には、1次転写体である4つの1次転写バイアスローラ5cが設けられている。その各1次転写バイアスローラ5cは、中間転写ベルト5を介して各々感光体1a,2a,3a,4aの転写位置に対向配置されている。
その中間転写ベルト5の上側部分の内側には、1次転写体である4つの1次転写バイアスローラ5cが設けられている。その各1次転写バイアスローラ5cは、中間転写ベルト5を介して各々感光体1a,2a,3a,4aの転写位置に対向配置されている。
各1次転写バイアスローラ5cは、図示しない1次転写バイアス印加部によって1次転写バイアス電圧が印加され、各感光体1a,2a,3a,4aの表面のトナー画像を順次中間転写ベルト5の表面に重ねて転写する。なお、1次転写バイアス印加部は高圧電源である。また、支持ローラ5bの上部近傍には、中間転写ベルト5をクリーニングするクリーニング装置7が設けられている。
2次転写バイアスローラ6は、中間転写ベルト5を介して支持ローラ5bと対向する位置に設けられている。その2次転写バイアスローラ6は、図示しない2次転写バイアス印加部によって2次転写バイアス電圧が印加され、中間転写ベルト5とによって挟持する記録材である用紙8に中間転写ベルト5上のトナー画像を2次転写する。なお、2次転写バイアス印加部は高圧電源である。
給紙カセット(給紙トレイと称することもある)10内には用紙8が収容保持され、用紙8は給紙ローラ11によって最上位の用紙から一枚ずつ分離して給紙される。一枚ずつ分離給紙された用紙8は、用紙搬送路17中に配設されたレジストローラ12によって2次転写位置に搬送される。その用紙8の副走査長はレジストセンサ13と給紙トレイの用紙積載板に設けられた加速度センサによって計測される。レジストセンサ13は、用紙が分離されて搬送される分離領域に設けられることが必要とされる。
給紙カセット10内の用紙積載板(図3では図示を省略している)に重力加速度から傾きを検知する傾き検知センサ16が設けられ、その傾き検知センサ16の給紙方向の傾きによって用紙残量と共にペーパニアエンド(残用紙が所定枚数以下)及びペーパエンド(用紙なし)も検出する。その詳細は後述する。
また、用紙残量の検出は用紙が給紙ローラ11を抜けた時の加速度や振動と組み合わせて検出しても良い。
定着装置14は、トナー像が転写され用紙搬送路17に沿って搬送させる用紙8を加熱ローラ14aと加圧ローラ14bによって挟んで、熱と圧力とを加えることによりトナー像を用紙8に定着する。
図3に示した構成では、2次転写バイアスローラ6は中間転写ベルト5と当接状態となっているが、接離機構を備えている場合は、中間転写ベルト5上の不要なトナーが2次転写バイアスローラ6に転写されないように紙詰まり発生時などの場合には離間させる。
〔画像形成動作の説明〕
次に、このフルカラープリンタである画像形成装置100の画像形成動作について説明する。画像形成動作は、画像形成モードに応じた色の感光体を中間転写ベルト5に当接させた状態で行われる。光書込ユニット9から画像データに応じたレーザ光LK,LC,LM,LYが出射され、その各レーザ光が各感光体1a,2a,3a,4aの表面に照射されることにより、帯電済みの各感光体1a,2a,3a,4aの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各AIOカートリッジ1〜4の現像装置の現像ローラ1c、2c、3c、4cによって供給されたトナーが付着し、トナー像として顕像化される。
次に、このフルカラープリンタである画像形成装置100の画像形成動作について説明する。画像形成動作は、画像形成モードに応じた色の感光体を中間転写ベルト5に当接させた状態で行われる。光書込ユニット9から画像データに応じたレーザ光LK,LC,LM,LYが出射され、その各レーザ光が各感光体1a,2a,3a,4aの表面に照射されることにより、帯電済みの各感光体1a,2a,3a,4aの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各AIOカートリッジ1〜4の現像装置の現像ローラ1c、2c、3c、4cによって供給されたトナーが付着し、トナー像として顕像化される。
そのトナー像は、各感光体1a,2a,3a,4aと同期して移動する中間転写ベルト5の表面に1次転写バイアスが印加された各1次転写バイアスローラ5cの転写作用で順次重ね合わせて1次転写される。このように各感光体の表面に形成された異なる色のトナー像が中間転写ベルト5上に順次重ね合わせて1次転写されることにより、中間転写ベルト5上にはカラートナー像が形成される。なお、単色モードの場合には色は一つとなりトナー像の重ね合わせはない。
中間転写ベルト5上のトナー像は、給紙カセット10から給紙されて2次転写バイアスローラ6と中間転写ベルト5との間の転写位置に送り込まれた用紙8に2次転写される。この2次転写は、2次転写バイアス電圧が印加された2次転写バイアスローラ6の転写作用で実行される。カラートナー像が転写された用紙8は、定着装置14で定着処理され、定着処理後に排紙ローラ18によって、フルカラープリンタの装置本体110に設けられた排紙口15から排紙される。その排紙を排紙センサ19によって検知する。
用紙8の両面に画像を形成する両面モードの場合は、排紙センサ19が用紙の後端を検知すると、排紙ローラ18を逆転させると共に用紙搬送路を用紙反転搬送路20側へ切り替え、反転搬送ローラ21を回転させ、片面に画像が形成された用紙を用紙反転搬送路20を通して反転搬送し、レジストローラ12に戻し、次の画像を用紙の他方の面に転写させる。用紙反転搬送路20を搬送される用紙を両面センサ22が検知する。
このように、通常は用紙給紙よりも先にトナー像を形成する。そのため、トナー像形成後に「用紙なし」が検出されると、作像部によって形成されたトナー像がクリーニングで破棄されてしまうことになる。しかし、常に用紙の有無を確認してから作像を開始すると、作像間隔が開き、生産性が著しく低下するため、一般には用紙の有無を確認せずに用紙給紙よりも先に作像を開始してトナー像を形成している。
この発明による画像形成装置はこの問題を解決し、画像形成の生産性を極力低下させることなく、形成されたトナー像が用紙に転写されずに破棄されることがないようにすることができる。
図4は、この発明による画像形成装置における作像と給紙のタイミング関係を示すタイミングチャートである。
この図4において、(a)は時間(秒)、(b)は印刷要求有りの期間、(c)は作像タイミングと作像期間、(d)は給紙タイミングと給紙期間、(e)は残用紙枚数が所定枚数以下になったペーパニアエンド検出後の期間、(f)は残用紙が無くなったペーパエンド(用紙なし)検出後の期間をそれぞれ示している。
給紙カセット10に所定枚数を超える用紙がある通常用紙量の時は、図4(c)における画像1,2,3のように、用紙の有無を確認することなく作像を先行し、その各画像の転写に間に合うように用紙1,2,3を給紙する。残用紙枚数が所定枚数以下のペーパニアエンドを検出した後は、現在給紙中の用紙が給紙ローラを抜けた後、次の用紙があることを確認(図4では黒丸と矢印で示す)した後作像を開始する。残用紙がなくなり、ペーパエンドを検出すると印刷要求を停止させ、印刷を中断する。このように動作することによって、生産性の低下を抑えながら、不要なトナー像の形成を防止することができる。
上述した実施形態は、この発明をフルカラープリンタに適用した例を説明したが、この発明は、モノクロプリンタにも同様に適用できる。
〔用紙積載状態検知部の構成〕
図5及び図6に、この画像形成装置における給紙カセット10内に設けた用紙積載板と
傾き検知センサ等からなる用紙積載状態検知部の構成を示す。
図5及び図6に、この画像形成装置における給紙カセット10内に設けた用紙積載板と
傾き検知センサ等からなる用紙積載状態検知部の構成を示す。
給紙カセット(給紙トレイと称することもある)10内には用紙積載板25が、その一端部25aを軸26によって給紙カセット10の両側壁に回動自在に軸支されて設けられており、底面10aに対する給紙方向の傾斜角度が自在に変化するようになっている。その用紙積載板25の他端部25bと給紙カセット10の底面10aとの間に、図10に示すように圧縮スプリング30を介装しており、他端部25bが常時上昇する(用紙積載板25の底面10aに対する傾斜角度が大きくなる)ように付勢されている。
その用紙積載板25の下面側に、センサ支持板27が一端部(図では左端部)を回動自在に軸支されて設けられ、そのセンサ支持板27の他端部(図では右端部)との間に引張スプリング29を介装している。そのセンサ支持板27の下面に傾き検知センサ16が固定されており、上面の中央部には上面に垂直に突起28が固設され、用紙積載板25に形成された透孔25cに緩く嵌合している。
センサ支持板27は、用紙積載板25に対して矢示A方向に引張スプリング29によって付勢されているので、用紙積載板25上に用紙が載置されていない場合には、図5に示すように、突起28の上端部が用紙積載板25の上面から突出している。
用紙積載板25上に1枚以上の用紙8が載置されていると、その重みで図6の矢示B方向に突起28が引張スプリング29の付勢力に抗して押し下げられ、上端部が用紙積載板25の上面から突出しない状態になる。このように、用紙積載板25上に用紙8が有るか否かによって、用紙積載板25とセンサ支持板27との間の給紙方向の相対角度が大きく変化する。
引張スプリング29は、用紙1枚でも突起28が押し下げられなければならないので、例えば通常のフィラー型センサで使用されているような弱いバネを使用する。
この用紙積載状態検知部は、用紙積載板25上に用紙8が積載されている状態では、図6に示すように用紙積載板25とセンサ支持板27とが一定の相対角度を保ったまま、用紙8の積載量に応じた重みで用紙積載板25が回動して、用紙積載板25の給紙カセット10の底面10aに対する給紙方向の傾斜角度が変化する。それによって傾き検知センサ16の傾きも同様に変化するので傾き検出角度が変化し、その検出角度によって用紙積載量を推定算出することができる。
用紙1枚当たりの傾きの変化は極めて僅かであるし、用紙積載量の多い場合と少ない場合とで用紙1枚当たりの傾きの変化量が変わるため正確な用紙残量を算出するのは困難であるが、傾き検知センサ16による検出角度に基づいて用紙積載量に応じた補正をすることによって用紙残量の概略を算出することはできる。それによって、用紙満杯状態から例えば10%単位で用紙の減少をバーグラフ等で表示するようなことは可能である。
また、印刷枚数が指定されたときに、それが推定用紙残枚数よりある枚数(最大誤差枚数相当)以上多かった場合には、用紙不足の警告表示をするようなことも可能である。
この用紙積載状態検知部はさらに、給紙カセット10内の用紙8がすべて給紙されて用紙積載板25上の用紙がなくなると、図5に示すように突起28の上端部が用紙積載板25の上面から突出可能になるため、引張スプリング29の付勢力によって傾き検知センサ16が固定されたセンサ支持板27が用紙積載板25に接近し、両者の相対角度が小さくなる方向に大きく回動する。そのため、傾き検知センサ16の傾きが急に増加し、ペーパエンド(用紙なし)を直ちに検出することができる。
この用紙積載状態検知部はさらに、給紙カセット10内の用紙8がすべて給紙されて用紙積載板25上の用紙がなくなると、図5に示すように突起28の上端部が用紙積載板25の上面から突出可能になるため、引張スプリング29の付勢力によって傾き検知センサ16が固定されたセンサ支持板27が用紙積載板25に接近し、両者の相対角度が小さくなる方向に大きく回動する。そのため、傾き検知センサ16の傾きが急に増加し、ペーパエンド(用紙なし)を直ちに検出することができる。
上述した用紙積載状態検知部の例は、具体的な例を判り易く説明したが、この発明を実施するために最小限必要なことは、用紙積載板25に、給紙方向の傾き角度を検出する傾き検知センサ16を、その用紙積載板25上に用紙がある間は、図6に示すように傾き検知センサ16と用紙積載板との給紙方向の相対角度が一定で、用紙積載板25上に用紙がなくなると、図5に示すようにその相対角度が小さくなる変化をするように設けることである。
そして、上記相対角度が一定の状態で傾き検知センサ16により検出される傾き角度によって用紙の積載量及び用紙が所定枚数以下のペーパニアエンドを判断し、その相対角度が変化したときに傾き検知センサ16により検出される傾き角度によって用紙がないペーパエンドを判断する手段(後述するように図1のCPU101で行う)を有することである。
そのため、用紙積載板25に対する傾き検知センサ16の取付け構造は種々変更することができ、例えばセンサ支持板27を設けずに、傾き検知センサ16を用紙積載板25に直接回動可能に取り付け、その傾き検知センサの凸部あるいは自由端部を用紙積載板25の上面から突出可能にしてもよく、用紙積載板25に透孔25cに代えて切欠き等を形成してもよい。引張スプリング29に代えて、軸支部に弱い板バネやトーションバネを設けたり、樹脂バネやゴムなどを用いてもよい。
〔(加速度検知センサ)傾き検知センサの構成例〕
図7に(加速度検知センサ)傾き検知センサの概略図を示す。図8に(加速度検知センサ)傾き検知センサのブロックを示す。
(加速度検知センサ)傾き検知センサ16には、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)型加速度センサを使用し、図7に示すようにX軸、Y軸、及びZ軸の3軸方向の重力加速度成分の分力を測定することによって姿勢・傾斜検知を行う。
図7に(加速度検知センサ)傾き検知センサの概略図を示す。図8に(加速度検知センサ)傾き検知センサのブロックを示す。
(加速度検知センサ)傾き検知センサ16には、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)型加速度センサを使用し、図7に示すようにX軸、Y軸、及びZ軸の3軸方向の重力加速度成分の分力を測定することによって姿勢・傾斜検知を行う。
そのためこの傾き検知センサ16は、図8のブロック図に示すように、加速度を検出する検出素子161と、その検出素子161からの信号を増幅する信号増幅回路162、増幅された信号を調整して出力する信号調整回路163、その出力信号をデジタル化するA/D変換回路164、およびそのデジタル化した3軸方向の重力加速度成分の値から傾きを算出する傾き算出回路165から構成されている。
傾き算出回路165で算出された傾きの値は、図示していない12Cインターフェースを介して図1に示したCPU101に取り込まれる。なお、傾き算出回路165を省略して、A/D変換回路164でデジタル化した3軸方向の重力加速度成分の値を、そのままCPU101に取り込ませ、そのCPU101で傾きを算出するようにしてもよい。本発明では加速度を使用し、用紙積載板の振動を検出する。
検出素子161には、静電容量式、ピエゾ抵抗式、熱検知式等のものがあるが、ここではピエゾ抵抗式加速度検出素子を用いるものとする。
ピエゾ抵抗式加速度検出素子は、検出素子の中央に設けた重りをピエゾ抵抗素子を配置した梁によるばね部分で支える構成をとっている。加速度を受けたとき、中央の重りの変動によってばね部分に発生した歪みによるピエゾ抵抗素子の抵抗値変化をブリッジ回路を用いて検出する。
ピエゾ抵抗式加速度検出素子は、検出素子の中央に設けた重りをピエゾ抵抗素子を配置した梁によるばね部分で支える構成をとっている。加速度を受けたとき、中央の重りの変動によってばね部分に発生した歪みによるピエゾ抵抗素子の抵抗値変化をブリッジ回路を用いて検出する。
この傾き検知センサ16は、MEMS技術を用いることにより周辺回路も同時に基板上に形成することができるため、多くの機能を集約できかつ小型で軽量なセンサを製造できる。また、この傾き検知センサ16とCPU101との通信には、I2Cインターフェースを用いることができるが、周辺装置として送受信回路を備えたワイヤレス回路を内臓したMEMS型センサとして、CPU101側と無線通信を行うようにしてもよい。その場合、ワイヤレス化により通信配線が不要になりセンサ配置の自由度が広がる。
なお、このような3軸加速度センサ等のMEMS技術を用いた傾き検知センサは、例えば特開2007−278759号公報等に記載されているように公知であるので、詳細な説明は割愛する。但し、この発明に使用する傾き検知センサ16は図7におけるX軸方向(図5、図6に示したように用紙積載板25に取り付けた状態では給紙方向)の傾斜角度を検出できればよい。
〔検出される傾き角度と用紙量の状態との関係〕
図9は、図5及び図6に示した傾き検知センサ16によって検出されるX軸方向の傾き角度と給紙カセット内の用紙量の状態との関係を示す説明図である。
この図では、傾き検知センサ16によって検出されるX軸方向の傾き角度をθとすると、θ=0度(水平)を基準位置とし、それから左回転方向の角度をプラス、右回転方向の角度をマイナスとする。
図9は、図5及び図6に示した傾き検知センサ16によって検出されるX軸方向の傾き角度と給紙カセット内の用紙量の状態との関係を示す説明図である。
この図では、傾き検知センサ16によって検出されるX軸方向の傾き角度をθとすると、θ=0度(水平)を基準位置とし、それから左回転方向の角度をプラス、右回転方向の角度をマイナスとする。
傾き角度θが0度を超えてからβ(ペーパニアエンド判断の閾値)になるまでが通常用紙量の状態であり、0度から−γ(例えばマイナス方向の5度)までは満杯状態である。θが−γをマイナス方向に超えると積載量オーバ状態であり、その状態で給紙させると、不給紙ジャムや用紙のスキュー、折れ、破れ等が発生する可能性が大きいため、警告表示をする必要がある。−γは絶対値が小さな角度であり、用紙積載状態検知部の構成により0度であってもよい。
このように、用紙積載板上の用紙量が満杯のときの傾き角度は、0度あるいは用紙量が減少する場合とは逆方向に傾き検知センサが傾く僅かな所定角度(−γ)までであり、検出された傾き角度がそれを下回った場合、すなわち0度あるいは−γより逆方向に大きな角度になった場合を積載量オーバ状態とする。
傾き角度θがβを超えてα(ペーパエンド判断の閾値)まではペーパニアエンド状態(用紙が所定枚数以下の状態)、αを超えるとペーパエンド(用紙なし)状態である。用紙積載板25上の用紙がなくなると、前述したように傾き検知センサ16の傾きが急に大きくなるので、傾き角度θが必ずαを超え、それを検知することができる。
したがって、図9に示す傾き角度θの範囲と給紙カセット内の用紙量の状態との関係は次のようになる。
θ<−γ :積載量オーバ
−γ≦θ≦0° :積載量満杯
0°<θ≦β :通常用紙量
β<θ≦α :ペーパニアエンド
α<θ :ペーパエンド
θ<−γ :積載量オーバ
−γ≦θ≦0° :積載量満杯
0°<θ≦β :通常用紙量
β<θ≦α :ペーパニアエンド
α<θ :ペーパエンド
図5はペーパエンド状態を、図6はペーパニアエンド状態をそれぞれ示している。
また、図10は用紙を収納した給紙カセットの簡略化した側断面図であり、(a)はペーパニアエンド状態、(b)は用紙満杯状態、(c)は用紙積載量オーバ状態をそれぞれ示している。
また、図10は用紙を収納した給紙カセットの簡略化した側断面図であり、(a)はペーパニアエンド状態、(b)は用紙満杯状態、(c)は用紙積載量オーバ状態をそれぞれ示している。
図10において図5及び図6と同じ部分には同一の符号を付してある。
図10において、11は給紙ローラ、30は圧縮スプリングで、用紙積載板25の先端部を押し上げ付勢して、用紙積載板25に積載された用紙8のうち最上位の用紙の先端部を給紙ローラ11に押し付けて給紙可能にする。そのため、用紙積載板25上に積載された用紙8の量によって、用紙積載板25の傾きが変化し、傾き検出センサ16の傾きも変化する。
図10において、11は給紙ローラ、30は圧縮スプリングで、用紙積載板25の先端部を押し上げ付勢して、用紙積載板25に積載された用紙8のうち最上位の用紙の先端部を給紙ローラ11に押し付けて給紙可能にする。そのため、用紙積載板25上に積載された用紙8の量によって、用紙積載板25の傾きが変化し、傾き検出センサ16の傾きも変化する。
〔フローチャートによる説明〕
次に、この発明による画像形成装置における図1及び図8に示したCPU101による、この発明に関する処理について図11、図12によって説明する。
次に、この発明による画像形成装置における図1及び図8に示したCPU101による、この発明に関する処理について図11、図12によって説明する。
図11は画像形成中のCPU101による処理の流れを示すフローチャートである。
CPU101は常時定期的に図8に示した傾き検知センサ16に対してインタフェースを介して傾き角度を問い合わせる。そして、その傾き角度の情報から給紙カセット内の用紙残量を算出し、通常用紙量の状態においての必要に応じて用紙残量を図1に示した操作・表示部107に表示するなどの処理も行うが、図11ではその処理については省略している。また、ペーパニアエンド判断の閾値となる角度β、およびペーパエンド判断の閾値となる角度αのデータは図1に示した記憶部104の不揮発RAM(角度記憶手段)に記憶されている。
CPU101は常時定期的に図8に示した傾き検知センサ16に対してインタフェースを介して傾き角度を問い合わせる。そして、その傾き角度の情報から給紙カセット内の用紙残量を算出し、通常用紙量の状態においての必要に応じて用紙残量を図1に示した操作・表示部107に表示するなどの処理も行うが、図11ではその処理については省略している。また、ペーパニアエンド判断の閾値となる角度β、およびペーパエンド判断の閾値となる角度αのデータは図1に示した記憶部104の不揮発RAM(角度記憶手段)に記憶されている。
印刷が指示されると図11の処理を開始し、先ずステップS11で「傾き>β」か否かを判断し、傾き(前述した傾き角度θ)がβ以下(NO)であれば、通常用紙量の状態であるからステップS14へ進んで、用紙の有無を確認することなく作像先行プロセスで作像部に作像を開始させ、ステップS15で所定のタイミングで給紙して、作像部で作像された画像(トナー像)を用紙に転写させる。そして、ステップS16で次の印刷の有無を判断し、無ければ処理を終了するが、有ればステップS11へ戻って上述した処理を繰り返す。
ステップS11の判断で、傾き>βがYESになると、ペーパニアエンド状態になったので、ステップS12で先に作像を開始した画像のための用紙が給紙ローラを抜けて給紙完了するのを待ち、給紙完了後ステップS13で「傾き>α」か否かを判断する。その結果NOであればまだ用紙があるので、ステップS14で作像部に作像を開始させ、ステップS15で所定のタイミングで給紙して、作像部で作像された画像(トナー像)を用紙に転写させる。
そして、ステップS16で次の印刷の有無を判断し、無ければ処理を終了するが、有ればステップS11へ戻って上述した処理を繰り返す。
ステップS13で傾き>α(YES)になると、ペーパエンド(用紙なし)であるから、ステップS17へ進んで、印刷を中断させて処理を終了する。このとき、例えば図1に示した画像形成装置100の操作・表示部107や図2に示したPCのコンソール画面に「トレイ内に用紙がありません。補給してください。」等の警告を表示するとよい。その後、給紙カセットに用紙が補給されると、再びこの処理を再開して残りの印刷を続行することもできる。
ステップS13で傾き>α(YES)になると、ペーパエンド(用紙なし)であるから、ステップS17へ進んで、印刷を中断させて処理を終了する。このとき、例えば図1に示した画像形成装置100の操作・表示部107や図2に示したPCのコンソール画面に「トレイ内に用紙がありません。補給してください。」等の警告を表示するとよい。その後、給紙カセットに用紙が補給されると、再びこの処理を再開して残りの印刷を続行することもできる。
このように処理することによって、図4によって説明したように、通常用紙量の状態では作像先行プロセスで、先行する画像に対する用紙の給紙中に次の画像の作像を開始して、生産性の高い連続印刷を行う。その場合、作像開始前のタイミングで用紙の有無を判断しようとしても、そのタイミングでは先行する画像に対する用紙を給紙中であり、これから作像しようとする画像に対する用紙の有無を確認することはできないので、用紙の有無は確認しない。
ペーパニアエンド状態になると、先行する画像に対する用紙の給紙完了後、用紙がある(傾き>αでない)ことを確認した後、作像動作を開始し、その作像した画像に合うタイミングで給紙を開始する。ペーパエンドであれば印刷を中断して作像を開始しない。それによって、作像したトナー像を転写できずに廃棄する無駄が発生しなくなる。
また、傾き検知センサ16からの応答が無い場合は、給紙カセット10が図3に示した画像形成装置本体110から引き抜かれている状態と判断する。
このように画像形成を制御すれば、ペーパニアエンド状態になる前まで(通常用紙量の状態)は、これから作像しようとする画像に対する用紙の有無を確認することなく、作像先行プロセスで、先行する画像に対する用紙の給紙中に次の画像の作像を開始して、生産性の高い連続印刷を行うことができる。しかし、ペーパニアエンド状態になると、これから作像しようとする画像に対する用紙が有ることを確認してから作像を開始するので、転写する用紙がないのに感光体に余分な作像をして余分なトナー消費をするようなことを防止できる。
このように画像形成を制御すれば、ペーパニアエンド状態になる前まで(通常用紙量の状態)は、これから作像しようとする画像に対する用紙の有無を確認することなく、作像先行プロセスで、先行する画像に対する用紙の給紙中に次の画像の作像を開始して、生産性の高い連続印刷を行うことができる。しかし、ペーパニアエンド状態になると、これから作像しようとする画像に対する用紙が有ることを確認してから作像を開始するので、転写する用紙がないのに感光体に余分な作像をして余分なトナー消費をするようなことを防止できる。
図12は用紙補給時のCPU101による処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は用紙補給時、例えば給紙カセットが画像形成装置本体110から引き出された後、収納常態に戻されたときにスタートする。そして、ステップS21で「傾き<−γ」(傾きが−γを下回る)か否かを判断し、NOであれば積載量オーバではないのでそのまま処理を終了するが、YESの場合は積載量オーバであるから、ステップS22でその旨を警告表示する。例えば、図1に示した画像形成装置100の操作・表示部107や図2に示したPCのコンソール画面に「トレイ内の用紙が多すぎます。取り除いてください。」等の警告を表示する。
この処理は用紙補給時、例えば給紙カセットが画像形成装置本体110から引き出された後、収納常態に戻されたときにスタートする。そして、ステップS21で「傾き<−γ」(傾きが−γを下回る)か否かを判断し、NOであれば積載量オーバではないのでそのまま処理を終了するが、YESの場合は積載量オーバであるから、ステップS22でその旨を警告表示する。例えば、図1に示した画像形成装置100の操作・表示部107や図2に示したPCのコンソール画面に「トレイ内の用紙が多すぎます。取り除いてください。」等の警告を表示する。
その後、画像形成装置の使用者が、給紙カセットを引き出して積載されている用紙を少し減らし、再び収納常態に戻すと、CPU101が再び図12の処理を実行し、「傾き<−γ」でなくなっていれば警告表示を行わない。
この処理で使用する積載量オーバ判断の閾値となる角度−γのデータも、図1に示した記憶部104の不揮発RAM(角度記憶手段)に記憶されている。
この処理で使用する積載量オーバ判断の閾値となる角度−γのデータも、図1に示した記憶部104の不揮発RAM(角度記憶手段)に記憶されている。
次に、この発明による画像形成装置においてエンド補正(角度αの補正)及びニアエンド補正(角度βの補正)を行う場合の処理手順を図13に示す補正手順のフローチャートで説明する。このフローチャートは、画像形成装置の使用者(作業者)が行う処理とCPU101が実行する処理とが一緒に時系列で示されている。なお、角度αとβの初期値は、画像形成装置の製造時に図1に示した記憶部104の不揮発RAMに記憶されているものとする。
したがって、この補正処理を行わなくても、図11で説明した処理を実行することはできるが、画像形成装置の使用環境や経年変化および使用する用紙の種類などによって、ペーパニアエンドを検出するための角度β及びペーパエンドを検出するための角度αの最適値が変わってくる。そのため、画像形成装置の設置時や移設時、使用する用紙を変えたとき、及び一定の使用期間ごとなどに、この補正処理を行うのが望ましい。
この図13に示す補正処理では、先ずステップS31で作業員が給紙カセット内の給紙トレイ(図10に示した給紙カセット10の底面10aと用紙積載板25上のこと)に1枚用紙をセットする。
そして、ステップS32で作業員が操作・表示部107に設けられたエンド補正スイッチを押下すると、ステップS33でCPU101が傾き検知センサ16からそのときの傾き角度の検出値(用紙積載板25上に用紙が1枚載置されているときの傾き角度)を取得し、その角度θ1からペーパエンドの閾値となる角度αを算出して、図1の記憶部104に記憶されている角度αを更新する。
この場合、α=θ1でもよいが、給紙トレイに用紙がなくなると、図5に示したように傾き検知センサ16の傾きは大きく増加し、その傾き角度の検出値も増加するが、その増加分をΔθとするとその値は用紙の種類に関係なく略一定であるから、θ1に例えばΔθ/2を加えて、α=θ1+Δθ/2としてもよい。あるいはθ1に0度〜Δθ/2の間の任意の値を加えてもよい。
次に、ステップS34で、作業員が給紙カセット内の給紙トレイに2枚用紙をセットする。そして、ステップS35で作業員が操作パネルに設けられたニアエンド補正スイッチを押下すると、ステップS36でCPU101が傾き検知センサ16からそのときの傾き角度の検出値(用紙積載板25上に2枚用紙が載置されているときの傾き角度)を取得し、その角度θ2からペーパニアエンドの閾値となる角度βを算出して、図1の記憶部104に記憶されている角度βを更新する。
この場合、β=θ2−Kとし、Kは定数とする。仮に、用紙1枚相当分の角度が0.04度であるとすると、K=0.04度として、β=θ2−K=θ2−0.04度の演算によってβを算出するとよい。
ステップS34で給紙トレイにセットする用紙の枚数が、ペーパニアエンド状態で給紙される用紙枚数であり、それは何枚でもよいが、理想的には給紙前に作像されている画像枚数以上で、且つなるべく少ない方がよい。
この発明の上述した実施形態によれば、ペーパニアエンドとペーパエンドを共通の一個の傾き検知センサによって検出される傾き角度に基づいて判断することができるので、部品点数と組み立て工数を削減できる。
また、作像先行型の電子写真方式の画像形成装置において、常時は作像タイミングを早めて生産性よく連続画像形成を行うことができ、給紙カセット内の用紙が所定枚数以下のペーパニアエンド状態になった後は、画像を転写すべき用紙があることを確認してから作像を開始するので、用紙に転写されない画像を作像してしまってトナーの無駄が発生したり、不要なクリーニングを行なったりするような無駄な動作も発生しない。
用紙積載量オーバも検出することにより、不給紙ジャムの発生を未然に防ぐことができる。
角度記憶手段に記憶しているペーパニアエンド判断の閾値となる角度β、およびペーパエンド判断の閾値となる角度αのデータを、それぞれ補正あるいは更新できるようにしたので、設置環境の変化や経時変化あるいは使用する用紙の種類の変更に対しても、角度β及びαのデータを補正あるいは更新することによって、常に正確な判断を行うことができる。
角度記憶手段に記憶しているペーパニアエンド判断の閾値となる角度β、およびペーパエンド判断の閾値となる角度αのデータを、それぞれ補正あるいは更新できるようにしたので、設置環境の変化や経時変化あるいは使用する用紙の種類の変更に対しても、角度β及びαのデータを補正あるいは更新することによって、常に正確な判断を行うことができる。
次に、用紙長計測について説明する。本発明に係る実施形態では、給紙トレイの用紙積載板に加速度センサを備え、用紙が分離されていない場合でも、用紙後端が給紙ローラを抜けたタイミングで発生する振動を検知して用紙長を計測できるので、用紙後端が給紙ローラを抜けたタイミングで、用紙が分離されていない場合でも用紙長の計測が可能なため、早く不一致を検出できる。すなわち、用紙搬送路下流に設けられたセンサで用紙先端を検知し、用紙積載板に設けられた加速度センサを用いて用紙後端が給紙ローラを抜けたときに発生する振動から用紙長を計測することを特徴とする。
図14に用紙長計測のタイミングを示す。
用紙を給紙するため、給紙ローラをON・OFFすると、ローラ駆動開始・停止時の振動で用紙積載板の加速度センサが加速度を検出する。また、給紙中は常に微小振動で加速度が変化している。用紙後端が給紙ローラを抜けると用紙の厚さ分用紙積載板が上昇するため上向きの加速度が発生する。用紙長はレジストセンサがONから時間計測し、前記用紙後端までの時間を計測し、それに用紙搬送速度を掛けた値と、給紙ローラからレジストセンサまでの距離を加えたものとなる。
用紙を給紙するため、給紙ローラをON・OFFすると、ローラ駆動開始・停止時の振動で用紙積載板の加速度センサが加速度を検出する。また、給紙中は常に微小振動で加速度が変化している。用紙後端が給紙ローラを抜けると用紙の厚さ分用紙積載板が上昇するため上向きの加速度が発生する。用紙長はレジストセンサがONから時間計測し、前記用紙後端までの時間を計測し、それに用紙搬送速度を掛けた値と、給紙ローラからレジストセンサまでの距離を加えたものとなる。
図15に用紙長計測及び重送判定のフローチャートを示す。
用紙長の計測は、図15に示すフローの通り、レジストセンサがONの状態から始まり(ステップS42/Yes)、加速度が用紙後端判定基準値K以上で終了する(ステップS44/Yes)。なお、判定基準値Kmを設け、加速度がKm以上の場合は(ステップS45/Yes)、複数枚の用紙がブロック状で重送した場合は分離不可能と判定しても良い(ステップS46)。
用紙長の計測は、図15に示すフローの通り、レジストセンサがONの状態から始まり(ステップS42/Yes)、加速度が用紙後端判定基準値K以上で終了する(ステップS44/Yes)。なお、判定基準値Kmを設け、加速度がKm以上の場合は(ステップS45/Yes)、複数枚の用紙がブロック状で重送した場合は分離不可能と判定しても良い(ステップS46)。
図16に用紙積載板の傾きによる用紙後端判定基準値加速度補正のフローチャートを示す。
用紙残量が少なくなるほど用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する加速度が大きくなるため、用紙積載板の傾きにより基準値を補正する。例えば、用紙積載板の傾きがN以上の場合は(ステップS51/Yes)、基準値KをK0とする(ステップS52)というように補正しても良い。
用紙残量が少なくなるほど用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する加速度が大きくなるため、用紙積載板の傾きにより基準値を補正する。例えば、用紙積載板の傾きがN以上の場合は(ステップS51/Yes)、基準値KをK0とする(ステップS52)というように補正しても良い。
なお、各図のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 AIOカートリッジ(K)
2 AIOカートリッジ(C)
3 AIOカートリッジ(M)
4 AIOカートリッジ(Y)
1a、2a、3a、4a 感光体
1b、2b、3b、4b 帯電ローラ
1c、2c、3c、4c 現像ローラ
1d、2d、3d、4d クリーニング装置
1e、2e、3e、4e トナー容器
1f、2f、3f、4f パドル
5 中間転写ベルト
5a 駆動ローラ
5b 支持ローラ
5c 1次転写バイアスローラ
6 2次転写バイアスローラ
7 クリーニング装置
8 用紙
9 光書込ユニット
10 給紙カセット
10a 底面
11 給紙ローラ
12 レジストローラ
13 レジストセンサ
14 定着装置
15 排出口
16 傾き検知センサ
17 用紙搬送路
18 排紙ローラ
19 排紙センサ
20 用紙反転搬送路
21 反転搬送ローラ
22 両面センサ
25 用紙積載板
25c 透孔
26 軸
27 センサ支持板
28 排紙ローラ
29 引張スプリング
30 圧縮スプリング
100 画像形成装置(タンデム方式のフルカラープリンタ)
161 検出素子
162 信号増幅回路
163 信号調整回路
164 A/D変換回路
165 傾き算出回路
2 AIOカートリッジ(C)
3 AIOカートリッジ(M)
4 AIOカートリッジ(Y)
1a、2a、3a、4a 感光体
1b、2b、3b、4b 帯電ローラ
1c、2c、3c、4c 現像ローラ
1d、2d、3d、4d クリーニング装置
1e、2e、3e、4e トナー容器
1f、2f、3f、4f パドル
5 中間転写ベルト
5a 駆動ローラ
5b 支持ローラ
5c 1次転写バイアスローラ
6 2次転写バイアスローラ
7 クリーニング装置
8 用紙
9 光書込ユニット
10 給紙カセット
10a 底面
11 給紙ローラ
12 レジストローラ
13 レジストセンサ
14 定着装置
15 排出口
16 傾き検知センサ
17 用紙搬送路
18 排紙ローラ
19 排紙センサ
20 用紙反転搬送路
21 反転搬送ローラ
22 両面センサ
25 用紙積載板
25c 透孔
26 軸
27 センサ支持板
28 排紙ローラ
29 引張スプリング
30 圧縮スプリング
100 画像形成装置(タンデム方式のフルカラープリンタ)
161 検出素子
162 信号増幅回路
163 信号調整回路
164 A/D変換回路
165 傾き算出回路
Claims (8)
- 給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、
前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、
前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置であって、
前記用紙積載板に、前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサを設け、
前記加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測することを特徴とする画像形成装置。 - 前記用紙積載板設けられた加速度センサは、積載板の傾きから用紙残量を検知することも兼用することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記用紙積載板の傾きに基づき、用紙後端が給紙ローラを抜けたと判断する加速度の基準値を補正することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 加速度が所定値を超えた場合には、用紙分離不可能な重送が発生したと判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 給紙カセット内に用紙の積載量に応じて給紙方向の傾き角度が変化する用紙積載板を備え、
前記用紙積載板上に積層された用紙を最上位の用紙から順次給紙する給紙手段と、
前記給紙手段によって給紙された用紙に、作像部で作像したトナー像を転写して画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置における用紙長計測方法であって、
前記用紙積載板に設けられた前記給紙方向の傾き角度の変化を検出する加速度検知センサと、用紙搬送路下流に設けられた用紙有無検知センサとを用いて、用紙給紙開始後、前記用紙有無検知センサにより用紙先端の通過を検知してから、用紙後端が給紙ローラを抜けた時に発生する用紙積載板の振動を前記加速度検知センサで検出し用紙後端と判断するまでの時間を計測し、用紙長を計測するステップを有することを特徴とする用紙長計測方法。 - 前記用紙積載板設けられた加速度センサは、積載板の傾きから用紙残量を検知することも兼用することを特徴とする請求項5記載の用紙長計測方法。
- 前記用紙積載板の傾きに基づき、用紙後端が給紙ローラを抜けたと判断する加速度の基準値を補正するステップを有することを特徴とする請求項5又は6記載の用紙長計測方法。
- 加速度が所定値を超えた場合には、用紙分離不可能な重送が発生したと判断するステップを有することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の用紙長計測方法。
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JP2014122082A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、媒体の搬送装置および媒体の収容容器 |
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JPH10213581A (ja) * | 1997-01-29 | 1998-08-11 | Omron Corp | 紙葉類の状態検知装置 |
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JP2008273701A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Canon Finetech Inc | 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 |
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-
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