JP2011178141A - 画像処理装置、情報処理装置、印刷処理方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置、印刷処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置から受信する印刷データに可視化されないオブジェクトが含まれていても、表示されないオブジェクトを表示して確認しながら印刷を行える。
【解決手段】 中間頁表示モードが設定されている場合(S406)、オブジェクトの重なり状態を判断して(S407)、オブジェクトが重なると判断した場合、重ねられる前のオブジェクトを表示する中間頁画像データに算出された表示時間を関連付ける(S410)。次に、関連付けられた表示時間と中間頁画像データを全てのオブジェクトとが重なられた画像データに埋め込んでエンジン部に転送する(S412〜S415)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置から受信する印刷データを処理する画像処理装置に関する。
従来、複数のオブジェクトを重ねて頁情報を生成する場合、オブジェクトの描画順に従って描画処理を行うため、描画順が早いオブジェクトは描画順が遅いオブジェクトに上書きされる場合があった。この場合、上書きされたオブジェクト情報は可視化されないという課題があった。
特にマイクロソフト社のPowerPoint(商品名)のアニメーション機能を用いたアプリケーションデータを記録表示する際に、アニメーションに設定されたオブジェクトが他のオブジェクトに重なった状態で印刷される。このため、アニメーションに設定されたオブジェクトに上書きされたオブジェクトの情報が記録表示されない。
この課題に対して、アニメーション表示等で、ユーザが必要とするにも係わらず、上書きする事で可視化出来なかった情報を、オブジェクト毎のPDLから得られる属性と、描画順の情報に依って中間頁情報として記録表示する技術がある(例えば特許文献1参照)。ここで、PDLとは、Page description Languageの略であり、ページ記述言語の意味である。
上記技術に対して、プレゼンテーションを再生することができる出力装置と印刷物上の印刷内容を読み取ることができるセンサを有するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2では、センサからの信号を解析し、コマンドを特定する該認識ユニットと、前記出力装置が前記プレゼンテーションを再生するのを制御するためのコマンドを前記認識ユニットから受信するように接続される制御ユニットを備えている。
特開2009-65284号公報 特表2006-518494号公報
しかしながら、特許文献1では描画順の情報に依って中間頁情報として記録表示するため、排紙枚数が増えてしまう。
また、特許文献2では、印刷物上にある特定用記号をセンサによって解析することによって得られる情報は、プレゼンテーションを再生するのを制御するためのコマンド、具体的にはオーディオ出力の音量、音質及びバランス、ビデオのソース等である。これは、画像処理装置が印刷する印刷物上の不可視記録情報を再生するものではない。加えて、特許文献2に示す技術は、中間頁情報の排紙の制御を行うものではない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、情報処理装置から受信する印刷データに可視化されないオブジェクトが含まれていても、表示されないオブジェクトを表示できる仕組みを提供することである。
さらに、印刷された画像を読み取って、表示されないオブジェクトを再生して表示部に表示できる仕組みを提供することである。
さらに、情報処理装置から可視化されないオブジェクトを表示する表示時間を含む印刷データを画像処理装置に転送して、画像処理装置側で可視化されないオブジェクトを表示して確認できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置から受信する印刷データからオブジェクトを取得して印刷処理を行う画像処理装置であって、オブジェクトを展開して画像データを生成する生成手段と、前記印刷データを解析して、各オブジェクトとの重なり状態から重ねられる前の画像データを表示部に表示するための表示時間を決定する決定手段と、重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い再生して表示部に表示するための表示制御情報をオブジェクトが重ねられた後の画像データに埋め込んで印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置から受信する印刷データに可視化されないオブジェクトが含まれていても、表示されないオブジェクトを表示して確認しながら印刷を行える。
また、印刷された画像を読み取って、表示されないオブジェクトを再生して表示部に表示できる。
さらに、情報処理装置から可視化されないオブジェクトを表示する表示時間を含む印刷データを画像処理装置に転送して、可視化されないオブジェクトを表示して確認できる。
画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像処理装置における印刷処理を概念的に説明する図である。 画像処理装置の描画処理を説明するフローチャートである。 図1に示したパネル部の構成を説明する平面図である。 画像処理装置の描画処理を説明するフローチャートである。 情報処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置における印刷処理を概念的に示す図である。 画像処理装置の描画処理を説明するフローチャートである。 情報処理装置の印刷設定画面の一例を示す図である。 情報処理装置の印刷設定画面の一例を示す図である。 情報処理装置における印刷出力例を示す図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態を示す画像処理装置を含む画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、1001は情報処理装置で、インストールされたプリンタドライバにより生成したプリントジョブを画像処理装置に送信する。ここで、プリントジョブは、所定のPDLに従うPDLデータ(印刷データ)で構成されている。
情報処理装置1001は、ネットワークケーブルを介して画像処理装置と接続されている。ここで、ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
情報処理装置1001から送られたプリントジョブは受信バッファ1002に一時蓄えられる。1003はROMで、画像処理装置が実行可能なプログラムが格納されている。なお、上記ROM1003は以下の処理部として機能するプログラムを格納している。
1004はコマンド解析部で、受信バッファ1002に蓄えられた印刷ジョブのPDLコマンドを解析する。
1005は中間データオブジェクト作成部で、描画処理を行いRAM1016上にあるPDLデータメモリ1017に格納されているPDLデータより中間データオブジェクトを作成する。そして、中間データオブジェクト作成部1005は、作成した中間データオブジェクトをRAM1016上にある中間データオブジェクトメモリ1018に格納する。
1006はレンダリングデータ作成部で、中間データオブジェクトをレンダリング処理したレンダリングデータ(ビットマップデータ)をレンダリングデータメモリ1019に格納する。
1007はスキャナデータ解析部で、スキャナデータを解析する。1008はオブジェクト属性/描画順制御部で、オブジェクトの属性と描画順の情報を制御する。
1009は画像縮小レイアウト部で、縮小して複数頁を1ページにレイアウトして記録表示する。1010は付加情報作成部で、付加情報を作成する。
1011は画像判定部で、「中間頁表示モード」(後述)時、オブジェクト重複前後で文字検出処理を行って画像比較を行う。1012はネットワーク制御部で、ネットワーク制御を行う。1013はパネルi/f制御部で、パネルインタフェースの制御を行う。1014はデバイスi/f制御部で、スキャナ部1030とのインタフェースの制御を行う。
1032は文字情報抽出部で、後述するレンダリングデータメモリ1019に格納されているデータに対して文字情報抽出を行う。1033はベクトル情報抽出部で、レンダリングデータメモリ1019に格納されているデータに対してベクトル情報抽出を行う。
1015はCPUで、RAM1016のワークメモリを用いてROM1003に記憶された制御プログラムを実行して、各部のデータ処理、通信処理、画像処理を行う。
なお、上記RAM1016は、以下の各メモリを格納している。
1017はPDLデータメモリで、コマンド解析部1004で解析されたコマンド解析データを格納する。
1018は中間データオブジェクトメモリで、PDLデータメモリ1017に格納されているPDLデータから中間データオブジェクト作成部1005により作成された中間データオブジェクトを格納する。
1019はレンダリングメモリで、中間データオブジェクトメモリ1018に格納されている中間オブジェクトからレンダリングデータ作成部1006により作成されたレンダリングデータを格納する。
1020はスキャナデータ解析メモリで、スキャナデータを解析する時に使用する。1021はプレゼン時間格納メモリで、コマンド解析部1004によって頁ないしはオブジェクト毎に付与されているプレゼンテーション時の時間を格納する。1022は中間頁情報メモリで、「中間頁表示モード」時に描画された中間頁画像データを保持する。1023は付加情報格納メモリで、負荷情報作成部1010が作成した付加情報を格納する。1024はパネル表示用メモリで、パネル表示で使用する。
1025はエンジン転送部で、エンジン部(印刷部)1028にビットマップ情報を転送する。1026はパネルi/f部で、パネル部1029にパネル情報を転送する。
1027はデバイスi/f部で、スキャナ部1030との通信を行う。1028は紙出力を行うエンジン部である。1029はパネル部である。1030はスキャナ部である。1031はHDDである。
<一般的な画像形成処理の説明>
次に、上述したシステム構成での印刷動作について以下に説明する。
情報処理装置1001において、ユーザからの指定により、印刷の実行が指定されると、情報処理装置1001からネットワークケーブルを介して画像処理装置に送信されてきた制御コード、データが送られる。画像処理装置は、情報処理装置1001から受信するデータを受信バッファ1002で一旦蓄える。そして、受信バッファ1002を経由してデータをCPU1015はコマンド解析部1004に記述されたプログラムに従ってコマンド解析し、PDLデータメモリ1017に蓄える。
その後、CPU1015は中間データオブジェクト作成部1005に記述されたプログラムに従い、データの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての中間データオブジェクトを生成する。
CPU1015は、1ページ内の全ての画像オブジェクトについての中間データオブジェクトを生成後、レンダリングデータ作成部1006に記述されたプログラムに従ってレンダリングデータ(ビットマップデータ)に展開する。
CPU1015は、展開されたビットマップデータをエンジン転送部1025を介してエンジン部1028に送る。そして、該ビットマップデータを転写材に印刷し、指定された給紙口より給紙を行い、指定された排紙口より排紙することになる。
<生成される中間頁に付加情報を付加する処理>
次に、図2,図3を参照して、情報処理装置から取得する印刷データのオブジェクトから中間頁画像データを生成し、該生成した中間頁画像データを表示するための表示時間を特定する付加情報を付加する処理を含む印刷処理を説明する。ここで、付加情報には、オブジェクトが重なり合うことで可視化されないオブジェクトの頁、いわゆる中間頁の画像データを表示する際の表示時間等が含まれる。なお、表示時間は、画像処理装置側のオブジェクト重なり判断処理から算出してもよいし、情報処理装置から受信する印刷データに中間頁表示モードの情報として表示時間が設定されている構成であってもよい。
図2は、本実施形態を示す画像処理装置におけるオブジェクト印刷処理を概念的に説明する図である。本例は、情報処理装置のプリンタドライバが提供する印刷設定画面において、中間頁印刷モードが指定されたPDLデータに対するオブジェクト処理例である。
図2において、オリジナル画像データ3001は、4つのオブジェクトが重なって構成される画像データであり、下記Case1、Case2、Case3の場合を例とする。
Case1は表3002に示す様に、オブジェクトAの属性は文字であり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。オブジェクトCの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は2番目である。そして、オブジェクトDの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は1番目である。即ちオブジェクトBによって文字オブジェクトAは可視化出来ない例である。
Case2は、表3005に示す様に、オブジェクトAの属性は文字であり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。オブジェクトCの属性は文字であり、描画順は2番目である。そしてオブジェクトDの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は1番目である。即ちオブジェクトA及びオブジェクトBによって文字オブジェクトCの一部は可視化出来ないと同時に、オブジェクトBによって文字オブジェクトAの一部は可視化出来ない例である。
Case3は、表3009に示す様に、オブジェクトAの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。オブジェクトCの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は2番目である。そしてオブジェクトDの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は1番目である。即ち文字オブジェクトBは他のオブジェクトに上書きされることなく可視化できる例である。
情報処理装置1001は、ユーザが印刷を希望するオリジナル画像データ3001に対して、予め情報処理装置1001にインストールしてあるプリンタドライバの画面からの設定に応じた各種設定を記憶する。
情報処理装置1001は、ユーザによる印刷キーの押下に応じて各種設定が施されたオリジナル画像データ3001を画像処理装置に送信する。以下、図3に示す手順に従い、本実施形態を示す画像処理装置のオブジェクト印刷処理を説明する。
図3は、本実施形態を示す画像処理装置の描画処理を説明するフローチャートである。なお、S401〜S414は各ステップを示し、CPU1015がROM1003から制御プログラムをRAM1016にロードして実行することで実現される。
CPU1015は、印刷キーによる印刷指示に基づき情報処理装置1001から送信されたオリジナル画像データ3001に基づき印刷を開始する(S401)。
次に、CPU1015はPDLデータからオブジェクト毎に属性(文字もしくは文字以外のグラフィックまたはイメージ)と描画順の情報を取得する(S402)。
図2に示すCase1では、表3002、Case2では表3005、Case3では表3009が各オブジェクトの属性と描画順の情報である。
そして、CPU1015はPDLデータからスライドの表示時間を取得し、プレゼン時間格納メモリ1021に保存する(S403)。アプリケーションが情報を保有しているスライドの表示時間をドライバ取得する処理の説明は、ドライバの処理フローの中で詳述する。
次に、CPU1015は、オブジェクトを描画順にレンダリング処理し、レンダリングデータをレンダリングデータメモリ1019に保存する(S404)。
そして、CPU1015はレンダリングしたオブジェクトの描画順が最後かどうかを調べる(S405)。CPU1015は、印刷描画命令が来るかどうかで描画が最後であるか否かを判断する。
ここで、CPU1015がレンダリングしたオブジェクトの描画順が最後でないと判断した場合、さらに、情報処理装置1001から受信した印刷データに「中間頁表示モード」が指定されているかどうかを判断する(S406)。
ここで、「中間頁表示モード」とはオブジェクトが重なることによって上書きされ、文字等の下のオブジェクトが読めなくなる場合、上書き直前の中間的な頁の状態を記録し、該記録情報を付加情報として記録紙に付加するモードである。なお「中間頁表示モード」は後述するドライバ設定画面及び画像処理装置のボタンや入力部から設定可能である。
また、「中間頁表示モード」は後述する情報処理装置1001に表示されるドライバ設定画面9002及び画像処理装置の入力部11002で"頁"毎の指定が可能である。このため、「中間頁表示モード」が指定されない頁は<一般的な画像形成処理の説明>で説明した処理となり、「中間頁表示モード」を指定された頁と比較して高速に処理が可能である。
次に、CPU1015は「中間頁表示モード」であれば、オブジェクトが重なっているかどうかを判断する(S407)。ここで、CPU1015は、オブジェクトの描画位置を調べることにより、オブジェクトが重なっているかどうかを判断する。
ここで、オブジェクトが重なっていないとCPU1015が判断した場合は、S405へ戻る。
一方、S407で、オブジェクトが重なっているとCPU1015が判断した場合は、CPU1015は重なっているオブジェクトの属性が文字かどうかを調べる(S408)。
ここで、オブジェクトの属性が文字であると判断した場合、CPU1015はオブジェクトを重ねる前のレンダリングデータを中間頁情報格納メモリ1022に保存する(S409)。
そして、CPU1015は上記中間頁情報格納メモリ1022に保存されたレンダリングデータとS403でプレゼン時間格納メモリ1021に保存したスライドの表示時間を関連付ける。これにより、図2に示した中間頁画像データ3003に対して、スライドの表示時間が、例えば15秒と対応づけられる(図3の対応付け例4011参照)。
一方、S405で、CPU1015がレンダリングしたオブジェクトの描画順が最後であると判断した場合、S411へ進む。
そして、S411で、CPU1015はこのオブジェクトが「中間頁表示モード」であるかどうかを判断する。
ここで、「中間頁表示モード」であるとCPU1015が判断した場合は、CPU1015は中間頁情報格納メモリ1022内のレンダリングデータを関連付けているスライドの表示時間分パネル部1029に表示する。なお、ここで、レンダリングデータとは、図2に示す中間頁画像データ3003等が対応する。
その後、CPU1015は、レンダリングデータメモリ1019内のレンダリングデータを表示するアニメーションを作成する(S412)。
次に、CPU1015は上記アニメーションを再現可能な付加情報オブジェクトを作成する(S413)。付加情報はコード12001等任意の所望のデザインであり、スキャナ部1030で付加情報を読み取って上記アニメーションを再現可能であるならば、特に規定せず、不可視記録でも構わない。不可視記録は商品名:imagePRESSの複合機等で使用可能なC1+のクリアトナーを使用することで容易に記録可能である。
次に、CPU1015は上記付加情報オブジェクトをレンダリング処理し、レンダリングデータをレンダリングデータメモリ1019に保存する(S414)。
そして、CPU1015はレンダリングデータメモリ1019にあるレンダリングデータをエンジン部1028に転送することによって印刷処理を実行して(S415)、本処理を終了する。
上記処理によってCase1の場合は、図2に示す描画順に従い、CPU1015によってオブジェクトD、オブジェクトC、オブジェクトAの順にレンダリング処理される。そして、この中間頁画像データ3003としてレンダリングされた状態で一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、最終オブジェクトBのレンダリングデータが中間頁画像データ3003に上書きされた後、通常の最終頁情報3004として従来の頁情報に付加情報が付加されてエンジン部1028で印刷処理される。
その際、S412で、中間頁画像データ3003がパネル部1029に表示される。
また、Case2の場合は、上記処理によって図2に示す描画順に従いオブジェクトD、オブジェクトCの順にレンダリング処理される。その後、中間頁画像データ3006としてレンダリングされた状態で一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、オブジェクトAがレンダリングされた中間頁画像データ3007の状態で一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、最終オブジェクトBがレンダリングされ中間頁画像データ3007に上書きされた後、通常の最終頁情報3008として従来の頁情報に付加情報を付加されてエンジン部1028で印刷処理される。
また、Case3の場合は上、記処理によって図2に示す描画順に従いオブジェクトD、オブジェクトC、オブジェクトAの順にレンダリング処理される。そして、最終オブジェクトBをレンダリングされた後、通常の最終頁情報3010として従来の頁情報がエンジン部1028で印刷処理される。
なお、本発明者等が多数の一般の文書を分析調査した結果、明らかに可視化する事が必要なオブジェクトが、他のオブジェクトに上書きされ、見えなくなる場合は、特定のアプリケーションソフトによることを見いだした。
ここで、特定のアプリケーションソフトとは、その殆どがパワーポイントに代表される文書作成の為のアプリケーションソフトか、それが有するアニメーション機能を用いた場合であった。
従って、中間頁画像データとして中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存することが必要な状況は、従来から各オブジェクトのPDLが有する属性と記録順から判断出来る事を見出した。
なお、本発明は、本実施形態に限定されることなく、例えば上記実施形態では、レンダリング処理を画像処理装置内で行ったが、情報処理装置内のプリンタドライバにより行っても実施可能で同様の効果が得られる。
また、本実施形態において、文字オブジェクトは文字コードでもイメージに文字の属性がついたものでもどちらでも実施可能で、同様の効果が得られる。
<付加情報を読み込む処理>
次に、上記S415で印刷処理で付加情報が所定位置に出力された印刷結果をスキャナ部1030で読み込み、中間頁画像データを表示するアニメーション処理を説明する。
図4は、図1に示したパネル部1029の構成を説明する平面図である。本例は、パネル部1029が備えるLCD表示器に表示されるユーザインタフェースの一例であって、中間頁表示モード、付加情報解析モードの設定画面に対応する。
図4において、「中間頁表示モード」ボタン11001は、情報処理装置1001からPDLデータを受信した場合に、オブジェクトが重なり合うことで印刷されないオブジェクトを確認したい場合に押下される。
なお、「中間頁表示モード」は頁指定入力部11002にテンキーを用いて割合を入力して、表示した頁を指定することが可能に構成されている。
更にオブジェクトを選択することが可能となっている。即ち文字ボタン11003、ロゴボタン11009、イメージボタン11012を押下することで、表示すべきオブジェクトの対象を指定することが可能に構成されている。
また、文字ボタン11003が選択された場合、全ての文字ボタン11004、強調文字ボタン11005、色文字ボタン11006、文字が隠れる割合ボタン11007、隠れた文字数ボタン11008により表示態様をユーザが選択可能に構成されている。
また、ロゴボタン11009が選択された場合、ロゴデータのありかを絶対パス11010で指定可能であり、更にロゴが隠れる割合ボタン11011の選択が可能である。
さらに、イメージボタン11012が選択された場合、イメージのありかを絶対パス11013で指定可能であり、更にイメージが隠れる割合ボタン11014で入力部に割合を入力可能である。
更に後述する中間頁表示画像を縮小レイアウトするモードボタン11015が選択可能である。また、付加情報解析モードボタン11016も選択可能である。
図5は、本実施形態を示す画像処理装置における画像処理例を説明するフローチャートである。なお、S501〜S504は各ステップを示し、各ステップは、CPU1015がスキャナデータ解析部1007等を実行することで実現される。本例は、エンジン部1028で印刷された印刷結果に含まれる付加情報を解析して重なるオブジェクトの描画で可視化されない中間頁を再生して表示する処理例である。ここで、付加情報とは、表示制御情報として機能する情報であって、中間頁を再生する中間頁画像データと、当該再生した中間頁画像データの表示時間を決定するための情報とが含まれる。
なお、パネル部1029で表示される中間頁の表示時間は、図3に示したS410で関連付けられた表示時間に対応する。
まず、CPU1015はパネル部1029により付加情報解析モードボタン11016が押下されて、付加情報解析モードが設定されているかどうかを判断する(S501)。
ここで、付加情報解析モードとは、付加情報のみをスキャナ部1030でスキャンし解析するモードであり、付加情報解析モードボタン11016を押下することで設定可能である。
次に、CPU1015は、スキャナ部1030が出力シートから読取った記録情報の中に付加情報(表示制御情報)があるかどうかを判断する(S502)。
ここで、スキャナ部1030で読み取った記録情報の中に付加情報があると判断した場合は、S503へ進み、それ以外と判断した場合は、本処理を終了する。
次に、CPU1015は読み取った付加情報を解析して(S503)、CPU1015は解析した情報に従い画像処理装置のパネル部1029に再生した中間頁画像データを設定された時間表示して(S504)、本処理を終了する。
本実施形態では、アニメーション情報がある頁は全て中間頁をパネル部1029で表示可能であるが、アニメーション情報がある特定の頁のみ付加情報をつけることも可能である。その場合、後述する情報処理装置1001のドライバ設定画面9002、及び画像処理装置のパネル部1029から頁指定を行う。
<ドライバの処理>
以下、可視化されないオブジェクトの表示時間を情報処理装置のプリンタドライバが設定した印刷データを画像処理装置に転送して、当該表示時間に従って画像処理装置が表示されないオブジェクトの中間頁画像データを表示する処理を説明する。
図6は、本実施形態を示す情報処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。本例は、プリンタドライバにより実行される処理であって、具体的には、情報処理装置が備えるCPUがプリンタドライバをRAM上にロードし、アプリケーションで印刷実行が選択された場合に実行される。以下、CPUによる処理として説明を行う。
まず、情報処理装置1001のCPUは、アプリケーションにスライドの表示時間があるかどうかを判断する(S601)。スライドの表示時間は、マイクロソフト社のPower Pointアプリケーションの場合、メニューの"スライドショー""リハーサル""スライドの表示時間"を選択することで、ユーザがその表示時間を設定可能である。
S601で、アプリケーションにスライドの表示時間があると情報処理装置1001のCPUが判断した場合、情報処理装置1001中はアプリケーションからスライドの表示時間を取得する(S602)。
次に、情報処理装置1001のCPUは、取得したスライドの表示時間を、プリントジョブ中のコマンドの一部として画像処理装置に送信して(S603)、本処理を終了する。
本実施形態では、プレゼンテーション処理を行うアプリケーションによりオブジェクトの描画順が指定された印刷データをプリンタドライバが生成する情報処理装置を想定する。
そして、アプリケーションが生成した印刷データに対してオブジェクトが上書されることで可視化されないオブジェクトを表示する中間頁表示モードを設定するための設定画面を表示する。ここで、設定画面の一例を図9に示す。ここで、ユーザが中間頁表示モードを設定した場合に、プリンタドライバがアプリケーションから表示時間を取得し、当該取得した表示時間を印刷データに含めてを画像処理装置に転送する。
これにより、画像処理装置側では、PDLデータ(印刷データ)を解析した際に、中間頁表示処理モードが設定されている場合に、プリンタドライバにより設定されたスライド表示時間を自動的に取得することができる。そして、上述した図2に示した中間頁画像データ3003を設定されたスライド表示時間が経過するまでパネル部1029に表示して、オブジェクトBが重ねられる前のレンダリング情報を確認することができる。
〔第2実施形態〕
以下、中間頁表示モードが設定されたPDLデータ印刷処理時に、重ねられるオブジェクトの属性や、重ねられるオブジェクトの割合等に応じて、重ねられる前のオブジェクトの表示時間を変更する例を説明する。
図7は、本実施形態を示す画像処理装置におけるオブジェクト処理を概念的に示す図である。本例は、中間頁表示モードが設定された場合に、ロゴ、人の顔、肖像権のあるイメージ等のオブジェクトが他のオブジェクトに上書きされて可視化できない場合の中間頁表示処理例である。
図7において、オリジナル画像データ7001は4つのオブジェクトが重なって構成される画像データであり、下記Case1、Case2、Case3の場合を例とする。
Case1は、表7002に示す様に、オブジェクトAの属性は文字でかつ修飾情報は強調であり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。
オブジェクトCの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は2番目である。そしてオブジェクトDの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は1番目である。即ちオブジェクトBによって強調して表示したい文字オブジェクトAは可視化出来ない例である。可視化出来ない割合は20%である。
Case2は、表7005に示す様に、オブジェクトAの属性はイメージであり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。オブジェクトCの属性はイメージであり、描画順は2番目である。そしてオブジェクトDの属性はグラフィックであり、描画順は1番目である。即ちオブジェクトA及びオブジェクトBによってイメージオブジェクトCの一部は可視化出来ないと同時に、オブジェクトBによってイメージオブジェクトAの一部は可視化出来ない例である。
イメージオブジェクトCが可視化出来ない割合は40%であり、イメージオブジェクトAが可視化出来ない割合は20%である。またイメージオブジェクトCは後述するドライバ設定画面の"イメージ"の絶対パスで指定されたイメージであり、イメージオブジェクトAは後述するドライバ設定画面の"ロゴ"の絶対パスで指定されたイメージである。
Case3は、表7009に示す様に、オブジェクトAの属性は文字であり、描画順は3番目である。オブジェクトBの属性は文字であり、描画順は4番目である。オブジェクトCの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は2番目である。
そして、オブジェクトDの属性は文字以外のグラフィックまたはイメージであり、描画順は1番目である。即ちオブジェクトBによって文字オブジェクトAの一部は可視化出来ない例である。文字オブジェクトAが可視化出来ない割合は30%である。
情報処理装置は、ユーザが印刷を希望するオリジナル画像データ7001に対して、予め情報処理装置1001にインストールしてあるプリンタドライバの画面からの設定に応じた各種設定を記憶する。
情報処理装置1001は、ユーザによる印刷キーの押下に応じて各種設定が施されたオリジナル画像データ7001を画像処理装置に送信する。ここで、印刷データは、PDLデータである。
図8は、本実施形態を示す画像処理装置の描画処理を説明するフローチャートである。なお、S801〜S823は各ステップを示し、CPU1015がROM1003から制御プログラムをRAM1016にロードして実行することで実現される。
本処理は、画像処理装置は情報処理装置1001のプリンタドライバの印刷キーによる印刷指示に基づき送信されたオリジナル画像データ7001を受信する開始される。
まず、CPU1015は情報処理装置1001から受信したPDLデータの解析することにより印刷処理を開始する(S801)。
次に、CPU1015は、PDLデータからオブジェクト毎に属性(文字、イメージ、グラフィック)と描画順と、描画位置、修飾情報を示すオブジェクトに関わる情報を取得する(S802)。
Case1では、表7002、Case2では表7005、Case3では表7009が各オブジェクトの属性と描画順の情報である。
次に、CPU1015は取得したオブジェクトを描画順にレンダリング処理し、レンダリングデータをレンダリングデータメモリ1019に保存する(S803)。次に、CPU1015はレンダリングしたオブジェクトの描画順が最後かどうかを判断する(S804)。ここで、CPU1015は、レンダリングしたオブジェクトの描画順が最後かどうかは印刷描画命令が来るかどうかで判断可能である。
ここで、レンダリングしたオブジェクトの描画順が最後でないとCPU1015が判断した場合、CPU1015は処理すべき頁が「中間頁表示モード」であるかどうかを判断する(S805)。
ここで、「中間頁表示モード」とはオブジェクトが重なることによって上書きされ、文字やロゴ情報、肖像権があるイメージ等の下のオブジェクトが読めなくなる場合、上書き直前の中間的な頁の状態を記録するモードである。さらに、中間頁表示モードでは、全てのオブジェクトが展開された後の中間頁画像データに、可視化されない中間頁の画像データを再生するための当該画像データとその表示時間を制御する表示制御情報を埋め込むモードである。これによって、エンジン部1028で印刷される出力シートには、中間頁画像データを再生するための表示制御情報がコード化された状態で印刷される。ここで、コード情報には、QRコード等の二次元のコードを採用することが可能である。
なお「中間頁表示モード」は、情報処理装置1001のプリンタドライバが提供する図9に示すドライバ設定画面及び画像処理装置のパネル部1029から設定可能である。
また「中間頁表示モード」は、後述するドライバ設定画面9002及び画像処理装置の入力部11002で"頁"毎の指定が可能である。このため、「中間頁表示モード」が指定されない頁は<一般的な画像形成処理の説明>で説明した処理となり、「中間頁表示モード」を指定された頁と比較して高速に処理が可能である。
次に、「中間頁表示モード」であるとCPU1015が判断した場合は、CPU1015はオブジェクトが重なっているかどうかを判断する(S806)。ここで、オブジェクトが重なっているかどうかは、CPU1015がオブジェクトの描画位置を調べれば判断することが可能である。
ここで、オブジェクトが重なっているとCPU1015が判断した場合は、CPU1015は「中間頁表示モード」の指定が"文字"で、重なっているオブジェクトが文字オブジェクトかどうかを判断する(S807)。
ここで、「中間頁表示モード」の指定が"文字"で、重なっているオブジェクトが文字オブジェクトであるとCPU1015が判断した場合は、S808へ進む。そして、S808で、CPU1015は重なった文字オブジェクトの詳細情報、即ち文字オブジェクトの修飾情報、重なっている割合を取得する。
次に、CPU1015は取得した上記詳細情報が詳細設定に合致しているかを判断する(S809)。ここで、詳細設定は後述する図9に示すドライバ設定画面及び画像処理装置のボタンや入力部から設定可能である。
即ち"全ての文字"、"強調文字"、"色文字"、"xx%以上文字が隠れた場合"、"yy文字以上文字が隠れた場合"の5通りが設定可能である。ここで、xxには0から100までの整数が設定可能に構成されている。
ここで、詳細情報が詳細設定に合致していないとCPU1015が判断した場合、CPU1015は「中間頁表示モード」の指定が"ロゴ"で、重なっているオブジェクトがイメージオブジェクトかどうかを判断する(S810)。
ここで、「中間頁表示モード」の指定が"ロゴ"で、重なっているオブジェクトがイメージオブジェクトであれば、CPU1015は重なったイメージオブジェクトの詳細情報、即ちイメージオブジェクトの内容、重なっている割合を取得する(811)。
次に、CPU1015は上記詳細情報が詳細設定に合致しているかを判断する(S812)。ここで、詳細設定は後述するドライバ設定画面及び画像処理装置のボタンや入力部から設定可能である。
即ちロゴイメージファイルを絶対パスで設定可能であり、更に"xx%以上隠れた場合"といった隠れた割合が設定可能である。なお、xxは0〜100までの整数が設定可能である。
ここで、CPU1015が詳細情報が詳細設定に合致していないと判断した場合、CPU1015は「中間頁表示モード」の指定が"イメージ"で、重なっているオブジェクトがイメージオブジェクトかどうかを判断する(S813)。ここで、「中間頁表示モード」の指定が"イメージ"で、重なっているオブジェクトがイメージオブジェクトであると判断した場合、S814へ進む。
そして、S814で、CPU1015は重なったイメージオブジェクトの詳細情報、即ちイメージオブジェクトの内容、重なった割合を獲得する(S814)。
次に、CPU1015は上記詳細情報が詳細設定に合致しているかを判断する(S815)。
ここで、詳細設定は後述するドライバ設定画面及び画像処理装置のボタンや入力部から設定可能である。即ちイメージファイルを絶対パスで設定可能であり、更に"xx%以上隠れた場合"といった隠れた割合が設定可能である。なお、xxは0〜100までの整数が設定可能である。
なお、S809、S812、S815で詳細情報が詳細設定に合致している場合、CPU1015はオブジェクトを重ねる前のレンダリングデータを中間頁情報格納メモリ1022に保存する(S816)。
なお、詳細情報と詳細設定の合致判定(S812、S815)は、一般的には画像判定、画像認識技術と言われる公知の技術を用いて実施可能である。
次に、CPU1015はオブジェクトが重なっている割合から、スライドの表示時間を算出し、算出した結果をプレゼン時間格納メモリに格納する(S817)。ここで、算出された表示時間とは、オブジェクトの重なり状態から決定されるものであって、重なり合う状態およびオブジェクトの属性等により決定される。
一例として、オブジェクトが全く重なっていない場合のスライドの表示時間を仮に5秒とすると、Case1の場合はオブジェクトが重なっている割合が20%であるので、スライドの表示時間は5秒×0.8=4秒となる。
次に、CPU1015はS816で中間頁情報格納メモリ1022に保存したレンダリングデータと、S817でプレゼン時間格納メモリ1021に保存したスライドの表示時間(図8の例8019参照)を関連付けて(S818)、S804へ戻る。
一方、S804で、最後のオブジェクトであるとCPU1015が判断した場合は、レンダリングしたオブジェクトの描画順が最後の場合、CPU1015はこのオブジェクトが「中間頁表示モード」であるかどうかを判断する(S819)。
ここで、「中間頁表示モード」であると判断した場合、CPU1015は中間頁情報格納メモリ1022内のレンダリングデータを、関連付けているスライドの表示時間分表示する。その後、レンダリングデータメモリ1019内のレンダリングデータを表示するアニメーションを作成する(S820)。
次に、CPU1015は上記アニメーションを再現可能な付加情報オブジェクトを作成する(S821)。
ここで、付加情報はコード12001等任意の所望のデザインであり、スキャナで上記アニメーションを再現可能であるならば、特に規定せず、不可視記録でも構わない。不可視記録はimagePRESS C1+のクリアトナーを使用することで容易に記録可能である。
次に、CPU1015は上記付加情報オブジェクトをレンダリング処理し、レンダリングデータをレンダリングデータメモリ1019に保存する(S822)。そして、CPU1015はレンダリングデータメモリ1019にあるレンダリングデータをエンジンに転送し、印刷処理を実行して(S823)、本処理を終了する。
本実施形態では、後述する図9に示すドライバ設定画面、及び図4に示したパネル部1029に表示されるタッチパネル上のボタンや入力部で設定可能に構成されている。なお、パネル部1029は、タッチパネルと表示部とから構成され、表示部に後述する中間頁表示モードに対応した印刷設定画面が表示可能に構成されている。
図9、図10は、図1に示した情報処理装置1001のプリンタドライバが提供する印刷設定画面の一例を示す図である。本例は、印刷設定画面において中間頁表示モードを指定するための画面例である。なお、図10に示す詳細画面は、図9に示す詳細ボタン9003が押下された場合に表示される。
例えば図9において、「中間頁表示モード」"上書きされ見えないオブジェクトを表示するチェックボックス9004がするに設定された状態に対応する。
また、詳細ボタン9003が押下されて表示される図10の設定画面において、"文字"のチェックボックス10001が選択され、かつ、"強調文字のチェックボックス10003が選択された状態に対応する。
さらに、図10に示す詳細画面では、オブジェクトとして、"文字"、"ロゴ"、"イメージ"を選択することが可能となっている。
具体的に本例は、"割合指定のためのチェックボックス10005が選択され、割合入力部に50%が入力され、50%以上文字が隠れた場合が設定されている状態に対応する。
また、図10に示す設定画面では、"ロゴ"のためのチェックボックス10007が選択され、絶対パス10008で指定されたロゴイメージ、割合入力部10009に10%以上ロゴが隠れた場合が設定されている状態に対応する。
また、図10に示す設定画面では、""イメージ"のためのチェックボックス10010、絶対パス10011で指定されたイメージ、割合入力部10012に"30%以上イメージが隠れた場合が設定された状態に対応する。
なお、本実施形態では、中間頁表示画像を縮小レイアウトするためモードを設定するチェックボックス10013が選択可能である。
チェックボックス10013が選択された場合、CPU1015は例えば1UPデータを2UP、2UPデータを4UPといったような全オブジェクトを重ねた後の画像から50%縮小して中間頁情報を表示する処理を行う。本処理は、CPU1015は、ROM1003上にある画像縮小レイアウト部1009にあるプログラムを実行することで実現される。
以下、図7に示すオブジェクト描画例に従い、図8に示す処理を実行した場合を説明する。
上記処理によって図7に示すCase1の場合は、CPU1015によって表3002に示すオブジェクトD、オブジェクトC、オブジェクトAの描画順にレンダリング処理される。そして、この中間頁としてレンダリングされた状態、中間頁画像データ7003が一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、最終オブジェクトBをレンダリングされ上書きされた後、通常の最終頁情報として従来の頁情報7004に付加情報が付加されてエンジン部1028で印刷処理される。
また、図7に示すCase2の場合は、上記処理によってオブジェクトD、オブジェクトCの描画順にレンダリング処理される。そして、この中間頁としてレンダリングされた状態で中間頁画像データ7006が一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、オブジェクトAをレンダリングされた状態で中間頁画像データ7007が一旦中間頁情報格納メモリ1022にスライドの表示時間と関連付けて保存される。
その後、最終オブジェクトBをレンダリングされ上書きされた後、通常の最終頁情報として従来の頁情報7008に付加情報を付加されてエンジン部1028で印刷処理される。
また、図7に示すCase3の場合は、上記処理によってオブジェクトD、オブジェクトC、オブジェクトAの描画順にレンダリング処理される。そして、最終オブジェクトBをレンダリングされた後、通常の最終頁情報として従来の頁情報7010がエンジン部1028で印刷処理される。これにより、図11に示す印刷結果が得られる。
なお、Case1〜3で印刷された印刷結果は、スキャナ部1030で、以下に示す処理に従い付加情報と印刷画像とが読み込まれて、オブジェクトが上書される描画処理で視認できない文字等を表示する処理が実行される。
<付加情報を読み込む処理>
以下、画像処理装置で印刷された図11に示す印刷結果12001から付加情報12002を読み取って中間頁画像データを表示する処理について説明する。なお、読み取り処理は、図5に示した手順に従って実行される。本実施形態では、付加情報12002は、QRコードの例を示すが、中間頁画像データおよびその表示時間を特定するための情報を埋め込む異が可能であれば、本コードに限定されるものではない。
なお、本実施形態では、レンダリング処理を画像処理装置内で行ったが、情報処理装置内のプリンタドライバにより実行する構成としても、同様の効果が得られる。
更に、本実施形態では"強調文字"、"50%以上文字が隠れた場合"、"ロゴ"が隠れた場合、"イメージ"が隠れた場合のみ「中間頁表示モード」を適用した外貨のように設定してもよい。具体的には、"全ての文字"、"色文字"、"文字数制限"、"ロゴ"が隠れた割合及び"イメージ"が隠れた割合でも適用可能で同様の効果が得られる。
また、本発明は、文字オブジェクトは文字コードでも、イメージに文字の属性がついたものでもどちらでも適用可能で同様の効果が得られる。
なお、上記実施形態では、表示部として、画像処理装置のパネル部に備える表示部に通常のオブジェクト処理では可視化されない中間頁画像データを表示する処理について説明した。しかしながら、所定のインタフェースを介して外部の表示装置に出力して当該中間頁画像データを再生表示できるように構成してもよい。
また、上記印刷された出力シートから読み取るコード情報を外部のサーバ装置に転送して、外部のサーバ装置でレンダリングされた画像データを取得して表示するように構成してもよい。これにより、画像処理装置で出力された出力シートからコード情報を読み取り可視化されない中間頁画像データを表示するための機能を持たない他の画像処理装置で当該出力シートを読み取らせる場合であっても、本発明を適用可能である。ここで、外部のサーバは、コード情報を出力した画像処理装置から選択可能に構成され、自動的にレンダリング先を特定できるように構成すれば、ユーザの利便性もさらに向上する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
1001 情報処理装置
1015 CPU
1003 ROM

Claims (9)

  1. 情報処理装置から受信する印刷データからオブジェクトを取得して印刷処理を行う画像処理装置であって、
    オブジェクトを展開して画像データを生成する生成手段と、
    前記印刷データを解析して、各オブジェクトとの重なり状態から重ねられる前の画像データを表示部に表示するための表示時間を決定する決定手段と、
    重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い再生して表示部に表示するための表示制御情報をオブジェクトが重ねられた後の画像データに埋め込んで印刷する印刷手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 情報処理装置から受信する印刷データからオブジェクトを取得して印刷処理を行う画像処理装置であって、
    オブジェクトを展開して画像データを生成する生成手段と、
    前記印刷データから取得される表示時間に従い前記重ねられる前の画像データを表示部に表示する表示制御手段と、
    重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い再生して前記表示部に表示するための表示制御情報をオブジェクトが重ねられた後の画像データに埋め込んで印刷する印刷手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記印刷手段により印刷された出力シートの画像を読み取る読取り手段と、
    前記読取り手段が読み取る画像データから前記表示制御情報を抽出して、前記重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い前記表示部に再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、重ねられるオブジェクトの属性に従い各オブジェクトとの重なり状態から重ねられる前の画像データを表示部に表示するための表示時間を決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. アプリケーションによりオブジェクトの描画順が指定されたが印刷データを画像処理装置に出力する情報処理装置であって、
    前記印刷データに対してオブジェクトが上書されることで可視化されないオブジェクトを表示する中間頁表示モードを設定する設定手段と、
    前記中間頁表示モードが設定された場合に、前記アプリケーションから表示時間を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した表示時間を印刷データに含めて前記画像処理装置に転送する転送手段と、
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  6. 情報処理装置から受信する印刷データからオブジェクトを取得して印刷処理を行う画像処理装置における印刷処理方法であって、
    オブジェクトを展開して画像データを生成する生成工程と、
    前記印刷データを解析して、各オブジェクトとの重なり状態から重ねられる前の画像データを表示部に表示するための表示時間を決定する決定工程と、
    重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い再生して表示部に表示するための表示制御情報をオブジェクトが重ねられた後の画像データに埋め込んで印刷する印刷工程と、
    を備えることを特徴とする印刷処理方法。
  7. 情報処理装置から受信する印刷データからオブジェクトを取得して印刷処理を行う画像処理装置における印刷処理方法であって、
    オブジェクトを展開して画像データを生成する生成工程と、
    前記印刷データから取得される表示時間に従い前記重ねられる前の画像データを表示部に表示する表示制御工程と、
    重ねられる前の画像データを前記表示時間に従い再生して前記表示部に表示するための表示制御情報をオブジェクトが重ねられた後の画像データに埋め込んで印刷する印刷工程と、
    を備えることを特徴とする印刷処理方法。
  8. アプリケーションによりオブジェクトの描画順が指定されたが印刷データを画像処理装置に出力する情報処理装置における印刷処理方法であって、
    前記印刷データに対してオブジェクトが上書されることで可視化されないオブジェクトを表示する中間頁表示モードを設定する設定工程と、
    前記中間頁表示モードが設定された場合に、前記アプリケーションから表示時間を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した表示時間を印刷データに含めて前記画像処理装置に転送する転送工程と、
    を具備したことを特徴とする印刷処理方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の印刷処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112740165A (zh) * 2018-09-21 2021-04-30 株式会社乐益乐 演示资料制作装置、演示资料制作方法和演示资料制作程序

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