JP2011177240A - 超音波治療装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力部250から入力された操作者が指示する目標位置及び目標物に応じて、出力情報記憶部215に記憶してある周波数情報を用いて、搬送波及び変調波の周波数を決定し、それに関連する周波数f1及びf2を決定し、駆動指示部220に出力する。駆動指示部220は、第1の信号発生部232に周波数f1の、第2の信号発生部234に周波数f2の信号を出力するように指示する。第1の信号発生部232及び第2の信号発生部234は、入力に基づいて信号を生成し、それを加算部236に出力する。加算部236は、入力された信号を加算し、超音波射出部110に出力する。超音波射出部110は、入力信号に基づき超音波を射出する。その結果、目標位置において周波数Δf=|f1−f2|の音波が自己復調される超音波が被験体内を伝播する。
【選択図】図1
Description
また、前記の様な超音波照射による処置において、超音波造影剤として用いられる様なマイクロバブルを超音波照射部に投与し、超音波照射によって当該マイクロバブルを振動または破裂させると、そのキャビテーションの効果により、当該処置の効率が上昇することが知られている。
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る超音波治療装置は、例えば細胞を破壊すること、或いは組織を発熱させて当該組織を凝固させたりすることで治療を行う処置に用いるため、所望の周波数の超音波を、目的位置に照射する装置である。例えば、細胞を破壊するためには、細胞に直接超音波を照射してそのエネルギーにより細胞を破壊する等しても良いし、超音波造影剤等として用いられるマイクロバブルを超音波照射の対象部に投与し、当該マイクロバブルを超音波照射により破裂させ、その破裂の際に発生するキャビテーションのエネルギーにより細胞を破壊等しても良い。
この様に、例えば超音波射出部110は、周波数設定部が設定した第1の信号周波数と第2の信号周波数とを含む有限振幅音波を放射する音源として機能し、例えば駆動変数設定部210は、音源に対する治療対象部の目標位置に応じて第1の信号周波数及び第2の信号周波数を設定する周波数設定部として機能し、例えば第1の信号発生部232、第2の信号発生部234及び加算部236は、音源を駆動するための駆動信号を発生する駆動信号発生部として機能し、例えば出力情報記憶部215は、目標位置と第1の信号周波数及び第2の信号周波数とを対応付けて記憶する周波数情報記憶部として機能し、例えば入力部250は、目標位置を入力する位置情報入力部として機能し、例えば第1の信号発生部232及び第2の信号発生部234は、前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生する信号発生部として機能し、例えば加算部236は、第1の駆動信号と第2の駆動信号とを加算して加算駆動信号を作成する加算部として機能する。
また、cMUT310は、図6に示す様に、空隙314の形状を変更しても良い。即ち、下部基板311の面と平行な面における断面積が、下部電極312側と上部電極317側とで異なる様にしても良い。この様な形状にすることによって、図3に示すcMUTの様に空隙314が円筒形状をしている場合に比べて、出力超音波の更なる広帯域化を実現できる。
cMUTアレイ320は、前記cMUT310を多数並べたものであり、各cMUT310の下部電極312は、互いに接続されている。同様に、上部電極317は、互いに接続されている。従って、全cMUT310は一斉に振動する。この様なcMUT310によって構成されるcMUTアレイ320を有する超音波射出部110は、加算部236から入力された加算信号によって超音波を出力する。
ω1=2πf1
ω2=2πf2
加算部236は、第1の信号発生部232が発生する信号と第2の信号発生部234が発生する信号を入力し、それらを加算する。この例では、第1の信号発生部232が発生する信号と第2の信号発生部234が発生する信号の初期位相が一致していれば、加算部236で生成される加算信号x(t)は下記式(1)で表される。
この様に出力情報記憶部215が目標位置の深さXに応じたf1及びf2の組み合わせを予め記憶しておくことによって、駆動変数設定部210は、速やかに目標位置及び目標物に応じてf1及びf2の組み合わせを決定することができる。
駆動変数設定部210は、決定したf1、f2、A1、A2、θ1、及びθ2を駆動指示部220に出力する。駆動指示部220は、駆動変数設定部210から入力された値に基づいて、第1の信号発生部232に周波数f1、振幅A1及び初期位相θ1の信号を出力するように、また、第2の信号発生部234に周波数f2、振幅A2及び初期位相θ2の信号を出力するように、それぞれ信号の発生を指示する。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。ここで本実施形態の説明では、前記第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。本実施形態は、第1の実施形態に係る超音波治療装置を有する内視鏡型超音波治療診断装置である。
一方、前記内視鏡装置460は、撮像装置を内蔵した電子内視鏡470と、この電子内視鏡470に照明光束を供給する光源装置492と、電子内視鏡470の図示しない撮像素子を駆動させたり、当該撮像素子から伝送される電気信号を受信して各種の信号処理を行い、内視鏡観察画像を表示するための映像信号を生成したりするビデオプロセッサ494と、このビデオプロセッサ494により生成され出力される映像信号を受けて内視鏡観察画像を表示する内視鏡画像表示装置496とを有する。
前記ユニバーサルコード477の先端部には光源装置492に接続される内視鏡コネクタ478が設けられている。この内視鏡コネクタ478の側部には電気コネクタ479が設けられている。この電気コネクタ479にはビデオプロセッサ494から延出される映像ケーブル495が接続されている。
この様に、例えば画像取得用信号制御部445は、画像取得用射出超音波信号を設定する画像取得信号設定部として機能する。
また、前記奥から手前へといった超音波照射の手順を、操作者の指示によらず行える様に、内視鏡型超音波診断治療装置400を構成しても良い。つまり、操作者が指定した超音波照射希望範囲に、所定の手順で順に超音波を照射する様に制御しても良い。即ち、操作者が指定した範囲に応じて、駆動変数設定部210は、例えば、出力する超音波の搬送波の周波数を低いものから高いものに徐々に変化させる様に制御しても良い。
次に、前記第2の実施形態の第1の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、第2の実施形態との相違点について説明し、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。第2の実施形態に係る先端部100は、回転制御部443や図示しない回転駆動部等により、超音波射出部110が円周方向に回転するように構成されている。
以上の様に構成した内視鏡型超音波診断治療装置400に依っても、第2の実施形態に係る内視鏡型超音波診断治療装置400と同様の効果を得ることができる。
尚、本変形例に係る構成は、内視鏡型超音波診断治療装置400に組み込む場合に限らず、第1の実施形態で説明した、超音波治療装置単独に用いることができることは勿論である。
次に、前記第2の実施形態の第2の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、第2の実施形態との相違点について説明し、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。第2の実施形態に係る先端部100は、円筒形状をしており、その円周面の一部に超音波射出部110が設置されている。これに対して、図15に示す様に、本変形例の先端部100は、円筒形状をしているが、その先端面に超音波射出部110が配設されている。
尚、第2の実施形態の説明においては内視鏡型超音波診断治療装置を例に挙げたが、超音波プローブ420や内視鏡装置460を変更することで、同様の構成で、腹腔鏡、術中型、体外型、及びその他の形態を構成することもできる。
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。ここで本実施形態の説明では、前記第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。第1の実施形態に係る超音波治療装置においては、第1の信号発生部232及び第2の信号発生部234が発生した信号を加算部236で加算することで、前記式(1)で表される様な信号を発生させている。これに対して、本実施形態においては、振幅変調によって第1の実施形態と同様の信号を発生させる。
搬送波信号発生部242は、駆動指示部220からの入力に基づいて、例えば前記式(2)においては、搬送波であるx(t)=Acos(ωct)の信号を生成する。搬送波信号発生部242は、生成した信号を変調部244に出力する。
第3の実施形態に係る超音波治療装置も、図12を参照して説明した第2の実施形態の第1の変形例と同様に、各cMUT310のヘッド部318の傾きを異なる様に構成しても良い。また、図14を参照して説明した第2の実施形態の第1の変形例と同様に、フェーズドアレイによって、超音波を射出する方向を変更できるように構成しても良い。また、第2の実施形態で説明した内視鏡型超音波診断治療装置400を、本実施形態又は前記変形例に係る超音波治療装置を用いて構成しても良い。以上の様な変形例によっても、それぞれ前記と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。ここで本実施形態の説明では、前記第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。第1の実施形態に係る超音波治療装置においては、第1の信号発生部232が発生した周波数f1の信号と第2の信号発生部234が発生した周波数f2の信号を、加算部236で加算することで、前記式(1)で表される様な信号を発生させている。
次に、前記第4の実施形態の第1の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、第4の実施形態との相違点について説明し、第4の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
尚、何れのcMUT310を第1のcMUTアレイ322とし、何れのcMUT310を第2のcMUTアレイ324とするかは任意である。動作は、第4の実施形態に係る超音波治療装置と同じであり、同様の効果が得られる。
第4の実施形態に係る超音波治療装置も、図12を参照して説明した第2の実施形態の第1の変形例と同様に、各cMUT310のヘッド部318の傾きを異なる様に構成しても良い。この様に、各cMUT310のヘッド部318の傾きを異なる様に構成し、周波数f1の超音波US1を射出する第1のグループの超音波発生素子と、周波数f2の超音波US2を射出する第2のグループの超音波発生素子とを適切に選ぶことによって、様々な位置に超音波US1と超音波US2とが重なり合う重畳空間Pを形成することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。ここで本実施形態の説明では、前記第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の実施形態に係る超音波治療装置においては、超音波射出部110に、cMUTアレイ320を用いている。これに対して本実施形態に係る超音波治療装置の超音波射出部110には、図23に示す様に、YカットZ伝搬のニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板511上に、円弧形状のすだれ状電極512を形成した、円弧形すだれ状電極トランスデューサ(Focal−Interdigital Transducer;F−IDT)510を用いる。ここで、図23(a)はF−IDTの平面図、(b)はその断面図である。尚、IDTの動作原理については、「前沢、鎌倉、「弾性表面波素子を用いた励振モード切替による音響流の発生と攪拌への一応用」信学技報、Vol.109、No.17(2009)、PP.17−22」に説明されている。尚、本実施形態に係る超音波治療装置の構成は、超音波射出部110にF−IDTを用いていることを除くと、図1を参照して説明した第1の実施形態の構成と同様である。
そして、超音波治療装置制御部200の駆動変数設定部210は、入力部250から入力された操作者の指示に基づいて、超音波を照射したい目標位置及び目標物に応じて、搬送波及び変調波の周波数を決定し、それを実現する第1の信号発生部232が発生する信号の周波数f1、振幅A1、及び初期位相θ1、並びに、第2の信号発生部234が発生する信号の周波数f2、振幅A2、及び初期位相θ2、を決定する。この際、駆動変数設定部210は、例えば図8に示す様な出力情報記憶部215に記憶してある周波数情報を用いる。駆動変数設定部210は、決定したf1、f2、A1、A2、θ1、及びθ2を駆動指示部220に出力する。
次に、第5の実施形態の第1の変形例について説明する。前記第5の実施形態に係る超音波射出部110は、ニオブ酸リチウム基板511上に円弧形状のすだれ状電極512を形成したF−IDT510により構成されている。これに対して、本実施形態に係る超音波射出部110のIDT520は、図26に示す様に、同様のニオブ酸リチウム基板521上に、位置により電極幅が異なるすだれ状電極522が形成されることで構成されている。この様な形状のすだれ状電極522を形成することによって、電極の幅に応じてIDT520の位置により発生するSAW及びBAWの周波数が異なる。即ち、すだれ状電極522が細い(図26における下方)程、発生する音波の周波数は高く、すだれ状電極522が太い(図26における上方)程、発生する音波の周波数は低くなる。
第5の実施形態又はその第1の変形例に係る超音波治療装置を用いて、第2の実施形態で説明した内視鏡型超音波診断治療装置400を構成することができる。
第5の実施形態又はその第1の変形例に係る超音波治療装置を用いて内視鏡型超音波診断治療装置400を構築しても、第2の実施形態と同様に動作し、同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態に係る超音波治療装置は、超音波射出部110に、第5の実施形態の超音波射出部110と同じく、図23又は図26を参照して説明したF−IDT510又はIDT520を用いている。そして、本実施形態に係る超音波治療装置を制御及び駆動する超音波治療装置制御部200は、第3の実施形態の超音波治療装置制御部200と同じく、図16を参照して説明した構成により、振幅変調を用いた方法で、制御及び駆動する。
第6の実施形態に係る超音波治療装置を用いて内視鏡型超音波診断治療装置400を構築しても、第2の実施形態と同様に動作し、同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第7の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る超音波治療装置は、超音波射出部110に、第5の実施形態の超音波射出部110と同様に、図22を参照して説明したIDTを用いている。そして、本実施形態に係る超音波治療装置を制御及び駆動する超音波治療装置制御部200は、第4の実施形態の超音波治療装置制御部200と同じく、図18を参照して説明した構成により、差音によるパラメトリック効果を利用した方法で、制御及び駆動する。
また、第7の実施形態に係る超音波治療装置を用いて、第2の実施形態で説明した内視鏡型超音波診断治療装置400を構成することができる。
[第8の実施形態]
次に、本発明の第8の実施形態について図面を参照して説明する。ここで本実施形態の説明では、前記第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態に係る超音波治療装置を制御及び駆動する超音波治療装置制御部200は、第1の実施形態の超音波治療装置制御部200と同じく、図1を参照して説明した構成により、第1の信号発生部232及び第2の信号発生部234で発生した信号を、加算部236で加算する方法で、制御及び駆動する。
また、第8の実施形態に係る超音波治療装置を用いて、第2の実施形態で説明した内視鏡型超音波診断治療装置400を構成することができる。
[第9の実施形態]
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。本実施形態に係る超音波治療装置は、超音波射出部110に、第8の実施形態の超音波射出部110と同じく、図30又は図31を参照して説明した超音波素子610を用いている。そして、本実施形態に係る超音波治療装置を制御及び駆動する超音波治療装置制御部200は、第3の実施形態の超音波治療装置制御部200と同じく、図16を参照して説明した構成により、振幅変調を用いた方法で、制御及び駆動する。
また、第9の実施形態に係る超音波治療装置を用いて、第2の実施形態で説明した内視鏡型超音波診断治療装置400を構成することができる。
[第10の実施形態]
次に、本発明の第10の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る超音波治療装置は、超音波射出部110に、第8の実施形態の超音波射出部110と同様に、場所によって厚みが異なる圧電素子を用いている。そして、本実施形態に係る超音波治療装置を制御及び駆動する超音波治療装置制御部200は、第4の実施形態の超音波治療装置制御部200と同じく、図18を参照して説明した構成により、差音によるパラメトリック効果を用いた方法で、制御及び駆動する。
例えば図32の様に超音波素子620が形成されている場合、第1の電極623に高周波数の信号を、第2の電極624に低周波数の信号を入力すると、超音波素子620の中心部は、第1の電極623に入力した周波数で振動し、周辺部は、第2の電極624に入力した周波数で振動する。
第10の実施形態に係る超音波治療装置を用いて内視鏡型超音波診断治療装置400を構築しても、第2の実施形態と同様に動作し、同様の効果を得ることができる。
Claims (28)
- 超音波を放射する音源と、
前記音源を駆動するための駆動信号を発生する駆動信号発生部と、
前記音源に対する治療対象部の目標位置に応じて第1の信号周波数及び第2の信号周波数を設定する周波数設定部と、
を具備し、
前記駆動信号発生部は、前記音源に前記超音波として前記周波数設定部が設定した前記第1の信号周波数と第2の信号周波数とを含む有限振幅音波を放射させる駆動信号を発生する、
ことを特徴とする超音波治療装置。 - 前記目標位置と前記第1の信号周波数及び第2の信号周波数とを対応付けて記憶する周波数情報記憶部を更に具備し、
前記周波数設定部は、前記周波数情報記憶部に記憶されている情報に基づいて前記第1の信号周波数及び第2の信号周波数を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波治療装置。 - 前記目標位置を入力する位置情報入力部を更に具備することを特徴とする請求項1及び請求項2のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記音源は静電容量型振動子であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記静電容量型振動子の振動膜上に、振動方向を単一方向に揃えるヘッド部を備えた請求項4に記載の超音波治療装置。
- 前記静電容量型振動子から成る音源は複数あり、
前記ヘッド部が傾斜部を有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の超音波治療装置。 - 前記複数ある音源のうち、前記目標位置に応じて、前記傾斜部の傾きに基づき、前記駆動信号を入力する前記音源を選択することを特徴とする請求項6に記載の超音波治療装置。
- 前記駆動信号発生部は、
前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生する信号発生部と、
前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とを加算して加算駆動信号を作成する加算部と、
を更に具備し、
前記音源は、前記加算駆動信号により駆動される、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記駆動信号発生部は、振幅変調により前記駆動信号を発生することを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記音源は複数あり、
前記駆動信号発生部は、前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生し、
複数ある前記音源のうち少なくとも1つは、前記第1の駆動信号により駆動される第1の音源であり、前記第1の音源以外の音源のうち少なくとも1つは前記第2の駆動信号により駆動される第2の音源である、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記音源は圧電基板にすだれ状電極が形成されたすだれ状電極変換器であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記すだれ状電極は、前記すだれ状電極変換器によって発生する超音波の進行方向を扇の要の方向とする扇形状に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の超音波治療装置。
- 前記すだれ状電極は、電極幅が連続的に変化している形状であることを特徴とする請求項11に記載の超音波治療装置。
- 前記圧電基板は、YカットZ伝搬ニオブ酸リチウムであることを特徴とする請求項11乃至請求項13のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記有限振幅音波の周波数は、前記すだれ状電極変換器が発生する弾性表面波又はバルク波の周波数帯域に含まれることを特徴とする請求項11乃至請求項14のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記すだれ状電極変換器は、複数組の前記すだれ状電極を有し、
複数の前記すだれ状電極は、それぞれのすだれ状電極から発生する超音波の進行方向が交差するように配置されている、
ことを特徴とする請求項11乃至請求項15のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記駆動信号発生部は、
前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生する信号発生部と、
前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とを加算して加算駆動信号を作成する加算部と、
を更に具備し、
前記音源は、前記加算駆動信号により駆動される、
ことを特徴とする請求項11乃至請求項16のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記駆動信号発生部は、振幅変調により前記駆動信号を発生することを特徴とする請求項11乃至請求項16のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記駆動信号発生部は、前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生し、
複数ある前記すだれ状電極のうち少なくとも1つは、前記第1の駆動信号により駆動される第1のすだれ状電極であり、前記第1のすだれ状電極以外のすだれ状電極のうち少なくとも1つは前記第2のすだれ状電極により駆動される第2のすだれ状電極である、
ことを特徴とする請求項16に記載の超音波治療装置。 - 前記音源は、厚みが異なる部分を備えた圧電素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記圧電素子は、プラノコンケーブ形素子であることを特徴とする請求項20に記載の超音波治療装置。
- 前記圧電素子は、
一方の全面に形成された共通電極と、
前記共通電極が形成された面と反対側の面に形成された前記駆動信号が供給される複数の駆動電極と、
を具備することを特徴とする請求項20乃至請求項21のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記駆動電極は、同心円状に配置されていることを特徴とする請求項22に記載の超音波治療装置。
- 前記駆動電極の数は2つであることを特徴とする請求項22に記載の超音波治療装置。
- 前記駆動信号発生部は、
前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を含む第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を含む第2の駆動信号とを発生する信号発生部と、
前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とを加算して加算駆動信号を作成する加算部と、
を更に具備し、
前記音源は、前記加算駆動信号により駆動される、
ことを特徴とする請求項20乃至請求項24のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 前記駆動信号発生部は、振幅変調により前記駆動信号を発生することを特徴とする請求項20乃至請求項24のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
- 前記駆動信号発生部は、前記周波数設定部が設定した第1の信号周波数を有する第1の駆動信号と前記周波数設定部が設定した第2の信号周波数を有する第2の駆動信号とを発生し、
複数ある前記駆動電極のうち少なくとも1つは、前記第1の駆動信号が入力される第1の駆動電極であり、前記第1の駆動電極以外の前記駆動電極のうち少なくとも1つは前記第2の駆動信号が入力される第2の駆動電極である、
ことを特徴とする請求項22乃至請求項24のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。 - 超音波を射出しその反射波を受信して画像取得を行う超音波画像取得のための、画像取得用射出超音波信号を設定する画像取得信号設定部を更に具備し、
前記駆動信号発生部は、前記超音波画像取得の際は、
前記音源に前記超音波として前記周波数設定部が設定した前記第1の信号周波数と第2の信号周波数とを含む有限振幅音波を放射させる駆動信号に代えて、
前記音源に前記超音波として前記画像取得信号設定部が設定した前記画像取得用射出超音波信号の周波数の有限振幅音波を放射させる駆動信号を発生する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項27のうち何れか1項に記載の超音波治療装置。
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