JP2011176824A - 携帯端末におけるフリッカー現象防止方法及び携帯端末 - Google Patents

Abstract

【課題】携帯端末の位置情報を利用して携帯端末の位置別にカメラモジュールのフリッカー現象を自動で防止することができる携帯端末及びその制御方法を提供する。
【解決手段】携帯端末におけるフリッカー現象防止方法であって、カメラモジュールの駆動時に携帯端末の位置情報を取得する段階と、取得した位置情報に対応する電源周波数を確認する段階と、確認した電源周波数に前記カメラモジュールの設定電源周波数を変更設定する段階とを有する。
【選択図】 図４

Description

本発明は、携帯端末のイメージセンシング装置に関し、特に、携帯端末においてカメラモジュールの動作時に各地域別電源周波数の不一致に起因して発生するフリッカー（ｆｌｉｃｋｅｒ）現象を防止することができる方法及び携帯端末に関する。

近年、情報通信技術と半導体技術などの眩しい発展に伴い、各種携帯端末の普及と利用が急速に増加している。
特に、最近の携帯端末は、各自の伝統的な固有領域にとどまらず、他の端末の領域まで含むモバイル融合（ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ）段階に至っている。

代表的に移動通信端末の場合には、音声通話やメッセージ送受信のような一般的な通信機能以外にも、テレビ視聴機能（例えば、ＤＭＢ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）やＤＶＢ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｉｄｅｏ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）のような移動放送）、音楽再生機能（例えば、ＭＰ３（ＭＰＥＧ Ａｕｄｉｏ Ｌａｙｅｒ−３））、写真撮影機能、インターネット接続機能などさまざまな機能が付加されている。特に、携帯端末にカメラモジュールが導入されることによって、写真撮影機能の活用度が高くなっている。

一般的に、携帯端末においてカメラモジュールは、光学映像を電気的信号に変換させる半導体素子を用いた装置である。カメラモジュールの撮影に使用される光源は、大きく、太陽光と人工光とに分けられるが、人工光は、さらに蛍光灯と白熱灯に分けられる。

これらのうち、蛍光灯で使用される交流電源（ＡＣ）の周波数は、各地域や国別に異なって使用されていて、ビデオの標準規格であるＮＴＳＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ）方式、ＰＡＬ（Ｐｈａｓｅ Ａｌｔｅｒｎａｔｉｏｎ Ｌｉｎｅ）方式、及びＳＥＣＡＭ（ＳＥｑｕｅｎｔｉａｌ Ｃｏｕｌｅｕｒ Ａ Ｍｅｍｏｉｒｅ）方式などで電源周波数が異なる。例えば、米国のようにＮＴＳＣ方式を使用する地域は、６０ＨＺの電源周波数を使用し、ヨーロッパのようにＰＡＬ方式を使用する地域は、５０ＨＺの電源周波数を使用する。また、日本国の場合、ＮＴＳＣ方式の６０Ｈｚの電源周波数とＰＡＬ方式の５０Ｈｚの電源周波数を使用している。

一方、太陽光や白熱灯の下でカメラモジュールを利用して撮影する場合、フリッカーノイズが発生しないが、蛍光灯の下でカメラモジュールで撮影をする場合、同一のイメージを撮影しても、カーブしたストライプがイメージに発生するフリッカーノイズが発生する場合がある。フリッカーノイズは、カメラモジュールが光を受け入れる集光周期と蛍光灯が使用する電源周波数が一致しないため、発生するようになる。

すなわち、カメラモジュールに設定された電源周波数と当該国（または地域）で使用する電源周波数が互いに異なる場合、フリッカー現象が発生する。例えば、６０Ｈｚの電源周波数が設定されたカメラモジュールをもって５０Ｈｚの電源周波数を使用する地域で撮影する場合、または５０Ｈｚの電源周波数が設定されたカメラモジュールをもって６０Ｈｚの電源周波数を使用する地域で撮影する場合、フリッカー現象が発生する。

一般的に、携帯端末は、各国家別に使用する外部光源の電源周波数に合わせてフリッカーノイズを除去するための手段を備えている。
また、日本国のように、２つの電源周波数を地域別に同時に使用する国家では、各々異なる外部光源の電源周波数に対応してフリッカーノイズを除去するために、外部光源の電源周波数をユーザが設定することができるようにするメニューが携帯端末内に設けられる。

すなわち、外部光源が５０Ｈｚの電源周波数を使用する地域のユーザは、フリッカーノイズを除去するために、外部光源の電源周波数を５０Ｈｚに設定するが、外部光源が６０Ｈｚの電源周波数を使用する地域のユーザは、フリッカーノイズを除去するために、外部光源の電源周波数を６０Ｈｚに設定して使用している。

しかし、このように外部光源の電源周波数を設定するメニューが携帯端末内に設けられていても、ユーザが外部光源の電源周波数を異なって使用する地域に移動する場合、該当地域で使用する電源周波数を正確に把握することができず、また、ユーザが外部光源の電源周波数を該当地域に適合するように毎度再設定しなければならないという問題があった。

そこで、本発明は上記従来の携帯端末のカメラモジュールにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、携帯端末の位置情報を利用して携帯端末の位置別にカメラモジュールのフリッカー現象を自動で防止することができる携帯端末及びその制御方法を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は、携帯端末に位置情報別電源周波数を登録し、携帯端末のカメラモジュールの駆動時にカメラモジュールの電源周波数を携帯端末の位置情報に対応する電源周波数に自動設定し、フリッカー現象を事前に防止することができる環境を具現することにある。
本発明のさらに他の目的は、携帯端末の位置別にカメラモジュールのフリッカー現象を防止するための電源周波数を自動変更するようにして、携帯端末の使用性及び便宜性を向上させることにある。

上記目的を達成するためになされた本発明による携帯端末におけるフリッカー現象防止方法は、携帯端末におけるフリッカー現象防止方法であって、カメラモジュールの駆動時に携帯端末の位置情報を取得する段階と、取得した位置情報に対応する電源周波数を確認する段階と、確認した電源周波数に前記カメラモジュールの設定電源周波数を変更設定する段階とを有することを特徴とする。

上記目的を達成するためになされた本発明による携帯端末は、携帯端末において、撮影機能を有するカメラモジュールと、前記カメラモジュールから入力されるプレビューデータを表示する表示部と、携帯端末の位置情報を取得する位置情報算出部と、前記携帯端末の位置情報別電源周波数に対するマッピング情報が含まれたマッピングテーブルを保存する保存部と、前記カメラモジュールの動作時に前記携帯端末の位置情報取得を制御し、取得した位置情報によって前記カメラモジュールの電源周波数を変更設定する制御部とを有することを特徴とする。

本発明に係る携帯端末におけるフリッカー現象防止方法及び携帯端末によれば、携帯端末においてカメラモジュールの動作時に携帯端末の現在位置情報を獲得し、携帯端末が位置する国家（地域）に対応する電源周波数を自動設定するようにして、フリッカー現象をあらかじめ防止することができる。これにより、携帯端末においてカメラモジュールの動作時に最適の環境を提供することができるという効果がある。

本発明の実施形態による携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による携帯端末の位置情報別電源周波数設定方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるフリッカー現象防止のための制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態によるフリッカー現象防止のための詳細制御方法を説明するためのフローチャートである。

次に、本発明に係るフリッカー現象防止方法及び携帯端末を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。

なお、添付の図面で、同一の構成要素は、できるだけ同一の符号で示している。また、本発明の要旨を不明瞭にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。すなわち、下記の説明では、本発明の実施例による動作を理解するのに必要な部分だけが説明され、その他の部分の説明は、本発明の要旨を不明瞭にしないように省略される。

本発明は、異なる電源周波数を使用する地域でフリッカー現象をあらかじめ防止することができる装置及びその制御方法に関する。本発明の実施例によれば、携帯端末の位置情報別電源周波数が事前に登録することができる。また、携帯端末のカメラモジュールの動作時に携帯端末の位置情報を取得し、取得した位置情報に対応する電源周波数を使用するように電源周波数設定値を自動変更することができる。

これにより、携帯端末のカメラモジュールの動作時に地域別に使用する電源周波数とカメラモジュールに設定された設定電源周波数の不一致に起因して発生するフリッカー現象をあらかじめ防止することができる。すなわち、本発明の実施形態では、携帯端末の位置情報を利用して携帯端末のカメラモジュールの動作時に発生し得るフリッカー現象を防止することができる携帯端末及びその制御方法を提案する。

以下、本発明の実施形態による携帯端末の構成及びその動作制御方法について図１〜図４を参照して説明する。
しかし、本発明の実施形態による携帯端末の構成及びその制御方法が下記で記述する内容に限定されるものではないので、下記実施例に基づいて様々な実施形態に適用することができる。

図１は、本発明の実施形態による携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。
図１を参照すると、携帯端末は、入力部１００、保存部２００、カメラモジュール３００、表示部４００、位置情報受信部５００、及び制御部６００を備えて構成される。

制御部６００は、位置情報算出部７００を備えて構成される。
その他、携帯端末は、通信機能を行うための無線周波数（ＲＦ；Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）部、マイク（ＭＩＣ）とスピーカー（ＳＰＫ）を備えるオーディオ処理部、デジタル放送（例えば、ＤＭＢ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）やＤＶＢ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｉｄｅｏ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）のような移動放送）の受信と再生を行うためのデジタル放送モジュール、ブルートゥース（登録商標）（ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標））通信機能を行すためのブルートゥース（登録商標）通信モジュール、インターネット通信機能を行うためのインターネット通信モジュールなどの通常的な構成をさらに含むことができるが、それらに関する説明と図示は省略する。

入力部１００は、ユーザの操作（入力）行為を検知し、それによる入力信号を生成し、制御部６００に伝達する。入力部１００は、複数のボタンで構成されることができる。特に、入力部１００は、後述するように、カメラモジュール３００の駆動、位置情報別電源周波数設定などによる入力信号を生成する１つ以上のボタンを備えることができる。

保存部２００は、携帯端末で実行され処理される各種プログラムとデータを保存し、１つ以上の揮発性メモリ素子と非揮発性メモリ素子で構成されることができる。
例えば、保存部２００は、携帯端末のオペレーティングシステム（ＯＳ）、カメラモジュール３００の運用制御動作と関連したプログラムとデータ、表示部４００の表示制御動作と関連したプログラムとデータ、携帯端末の位置情報別電源周波数自動変更と関連したアプリケーションとデータなどを持続的にまたは一時的に保存することができる。
保存部２００は、携帯端末の位置情報別に電源周波数がマッピングされるマッピング情報をマッピングテーブル形態で持続的にまたは一時的に保存する保存領域を備えることができる。

カメラモジュール３００は、制御部６００の制御によって任意の被写体を撮影し、撮影されたデータを表示部４００及び制御部６００に伝達する。カメラモジュール３００は、カメラレンズを通じて入力される光をセンサーを用いてデジタルデータに変換する。カメラモジュール３００は、入力された光信号を電気的信号に変換するカメラセンサー（図示せず）と、カメラセンサーから入力される電気的信号をデジタルデータに変換する信号処理部（図示せず）などを含むことができる。

カメラセンサーは、ＣＣＤ（Ｃｈａｒｇｅ−Ｃｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）またはＣＭＯＳ（Ｃｏｍｐｌｅｍｅｎｔａｒｙ Ｍｅｔａｌ−Ｏｘｉｄｅ−Ｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ）などの方式を利用するセンサーを含むことができる。特に、カメラモジュール３００は、携帯端末の位置情報によって自動変更設定される電源周波数を利用して撮影機能を行うことができる。

表示部４００は、携帯端末で支援するアプリケーションの実行画面を提供する。例えば、メッセージ機能、電子メール機能、インターネット機能、マルチメディア機能、検索機能、通信機能、電子本読み取り機能（例えば、ｅ−ｂｏｏｋ）、動画機能、写真撮影機能、写真表示機能、テレビ視聴機能（例えば、ＤＭＢやＤＶＢのような移動放送）、音楽再生機能（例えば、ＭＰ３）、ウィゼット機能などの実行画面を提供する。

表示部４００は、液晶表示装置（ＬＣＤ；Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）が使用されることが一般的であるが、有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ；Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）、アクティブ型ＯＬＥＤ（ＡＭＯＬＥＤ；Ａｃｔｉｖｅ Ｍａｔｒｉｘ ＯＬＥＤ）などのような他の表示装置が使用することもできる。

表示部４００は、画面データを表示する時、横モードで提供するか、または縦モードで提供することができる。表示部４００は、タッチ入力部（図示せず）を備えることができる。すなわち、表示部４００は、タッチスクリーンで具現することができる。表示部４００は、カメラモジュール３００を利用した撮影機能の実行時に、タッチスクリーン構成によってユーザインタラクションによる入力信号を生成し、制御部６００に伝達する。表示部４００は、カメラモジュール３００でフリッカーノイズが除去されて伝達されるプレビューデータ（ｐｒｅｖｉｅｗ ｄａｔａ）を表示する。

位置情報受信部５００は、携帯端末の位置情報取得のための衛星航法装置（ＧＰＳ；Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）などの構成を含むことができる。位置情報受信部５００は、携帯端末の位置に対する実際の座標値を衛星から受信し、制御部６００に伝達する。
図１では、位置情報受信部５００が携帯端末の構成に含まれた場合を仮定する。しかし、位置情報受信部５００は、携帯端末の構成から省略することもできる。この場合、本発明の実施形態で利用される携帯端末の位置情報は、三角測量技術などによって取得することができる。すなわち、携帯端末は、三角測量技術などによって位置情報を取得するためのシーケンスを処理するアプリケーションの構成をさらに含むことができる。

制御部６００は、携帯端末の全般的な動作を制御する。
制御部６００は、カメラモジュール３００の動作時に携帯端末の位置情報を取得する。また、制御部６００は、取得した位置情報に対応する電源周波数を保存部２００から抽出する。制御部６００は、位置情報に対応する電源周波数とカメラモジュール３００に現在設定された電源周波数とを比較する。制御部６００は、位置情報による電源周波数と設定された電源周波数が一致すれば、フリッカーノイズ除去のための補正手続なしにプレビューデータ表示を制御する。一方、制御部６００は、位置情報による電源周波数と設定された電源周波数が不一致であれば、フリッカーノイズ除去のための補正を行う。

例えば、取得した位置情報にマッピングされた電源周波数が５０Ｈｚであり、カメラモジュール３００に現在設定された電源周波数が６０Ｈｚである場合を仮定する。
このように携帯端末が現在位置する地域で使用される電源周波数（５０Ｈｚ）とカメラモジュール３００に設定された電源周波数（６０Ｈｚ）が異なる場合、フリッカーノイズが発生する。

したがって、制御部６００は、比較によって位置情報による電源周波数（５０Ｈｚ）とカメラモジュール３００の設定電源周波数（６０Ｈｚ）が異なる場合、カメラモジュール３００の設定電源周波数を位置情報による電源周波数（５０Ｈｚ）に変更する補正を行う。すなわち、制御部６００は、カメラモジュール３００の動作時にフリッカーノイズを除去するために、外部光源の電源周波数設定値が携帯端末の位置情報によって自動に変更されるように制御する。その他、制御部６００は、カメラモジュール３００の機能、アプリケーション実行による機能制御と関連した各種制御動作を行う。

また、制御部６００は、携帯端末の位置情報取得のための位置情報算出部７００の構成を含む。
位置情報算出部７００は、位置情報受信部５００又は三角測量技術によって携帯端末の位置に対する実際の座標値を取得し、取得した座標値を利用して携帯端末の位置情報を決定する。制御部６００は、位置情報算出部７００が決定する位置情報を利用して携帯端末の位置情報別電源周波数を抽出し、抽出した電源周波数とカメラモジュール３００の設定電源周波数との比較を実行する。
これについて後述する携帯端末の動作制御方法で説明する。

また、制御部６００は、位置情報算出部７００が決定する位置情報と該当地域で使用する電源周波数をマッピングして登録することができる。例えば、制御部６００は、前述したような位置情報受信部５００又は三角測量技術を利用して携帯端末の現在位置情報を取得する。また、制御部６００は、移動通信事業者又はサービスプロバイダーなどが提供するサービスを用いて携帯端末が位置する地域に対する電源周波数の情報を取得することができる。その後、制御部６００は、携帯端末の現在位置情報と取得した電源周波数をマッピングして登録することができる。これについて後述する携帯端末の動作制御方法で説明する。

なお、図１に示した本発明の携帯端末は、バータイップ、フォルダタイプ、スライドタイプ、スイングタイプ、フリップタイプなどすべてのタイプの携帯端末に適用されることができる。また、本発明の携帯端末は、すべての情報通信機器、マルチメディア機器及びそれに対する応用機器を含むことができる。

例えば、携帯端末は、多様な通信システムに対応する通信プロトコルに基づいて動作する移動通信端末機（ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ＰＭＰ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒ）、デジタル放送プレーヤー、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、ミュージックプレーヤー（例えば、ＭＰ３プレーヤー）、携帯ゲーム端末及びスマートフォン（Ｓｍａｒｔ Ｐｈｏｎｅ）などの小型デバイスを含むことができる。

また、本発明のフリッカーノイズ除去によるフリッカー現象防止制御方法は、テレビ、ＬＦＤ（Ｌａｒｇｅ Ｆｏｒｍａｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、ＤＳ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｇｅ）、メディアポール（ｍｅｄｉａ ｐｏｌｅ）、パソコン（ＰＣ；Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）及びノートパソコン（Ｎｏｔｅｂｏｏｋ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）などの中大型デバイスに適用されて運用することもできる。

図２は、本発明の実施形態による携帯端末の位置情報別電源周波数設定方法を説明するためのフローチャートである。
図２に示すように、図２は、携帯端末の位置情報を取得し、取得した位置情報に対応する電源周波数をマッピングして保存する動作の例示を示す。
この時、携帯端末の位置情報別電源周波数に対するマッピング情報は、携帯端末の製造時に基本的に提供することができ、このようなマッピング情報は、後述するような図２の手続によってアップデートすることができる。すなわち、ユーザ設定によって追加、削除、修正を行うことができる。

図２を参照すると、制御部６００は、前述したように、携帯端末の位置情報を取得する（段階Ｓ２０１）。
例えば、制御部６００は、位置情報受信部５００又は三角測量技術を利用して携帯端末の現在位置情報を取得する。

次に、制御部６００は、位置情報に対する電源周波数を取得する（段階Ｓ２０３）。
例えば、制御部６００は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーなどに接続し、取得した位置情報に対する電源周波数の情報を要請する。この時、制御部６００は、移動通信サービス又はインターネット通信サービスを用いて位置情報が属する地域（国家）の電源周波数情報を要請する。そして、制御部６００は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーから送信された電源周波数の情報を受信することによって、携帯端末の位置情報による電源周波数を取得する。

次に、制御部６００は、位置情報と電源周波数をマッピングする（段階Ｓ２０５）。
例えば、制御部６００は、携帯端末の現在位置情報と前述したようなサーバーから取得した電源周波数をマッピングし（段階Ｓ２０５）、これを保存部２００に保存されたマッピング情報に登録し、マッピング情報をアップデートする（段階Ｓ２０７）。

ここで、マッピング情報は、下記の表１の例示のようにマッピングテーブル形態で構成され、保存部２００に保存することができる。

表１に示したように、携帯端末の位置情報は、各地域（国家）別にカバレージ範囲に属することができ、位置情報が属する地域別電源周波数がマッピングされる。例えば、Ａ地域は、韓国や米国のように、ＮＴＳＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ）規格である６０Ｈｚの電源周波数を使用し、Ｂ地域は、ヨーロッパのように、ＰＡＬ（Ｐｈａｓｅ Ａｌｔｅｒｎａｔｉｏｎ Ｌｉｎｅ）規格である５０Ｈｚの電源周波数を使用し、Ｃ地域とＤ地域は、日本国のように地域別にＮＴＳＣ規格である６０Ｈｚの電源周波数とＰＡＬ規格である５０Ｈｚの電源周波数を使用する。

したがって、制御部６００は、携帯端末の位置情報を取得し、取得した位置情報によってカメラモジュール３００のフリッカー現象防止のための外部光源の電源周波数設定値を自動に変更して設定する。
例えば、制御部６００は、取得した位置情報が第１座標〜第１０座標に含まれるとき、カメラモジュール３００の電源周波数設定値をＡ地域（例えば、韓国、米国）で使用する６０Ｈｚの電源周波数に変更する。

また、制御部６００は、取得した位置情報が第１１座標〜第２０座標に含まれるとき、カメラモジュール３００の電源周波数設定値をＢ地域（例えば、ヨーロッパ）で使用する５０Ｈｚの電源周波数に変更する。
また、制御部６００は、取得した位置情報が第２１座標〜第３０座標に含まれるとき、カメラモジュール３００の電源周波数設定値をＣ地域１（例えば、日本国の西部）で使用する６０Ｈｚの電源周波数に変更する。
また、制御部６００は、取得した位置情報が第３１座標〜第４０座標に含まれるとき、カメラモジュール３００の電源周波数設定値をＣ地域２（例えば、日本国の東部）で使用する５０Ｈｚの電源周波数に変更する。

本発明において、Ａ地域、Ｂ地域、Ｃ地域１、Ｃ地域２、第１座標〜第１０座標、第１１座標〜第２０座標、第２１座標〜第３０座標、第３１座標〜第４０座標は、説明のために便宜上区分したものである。また、前述したように、地域情報は、Ａ地域、Ｂ地域、Ｃ地域のように国家単位に区分するか、またはＣ地域１とＣ地域２のように、１国家内の各地域別に細分化して区分することもできる。

また、制御部６００は、もし上記表１の例示のようなマッピングテーブルに携帯端末が現在位置する地域（例えば、Ｄ地域）に対する設定値が存在しない場合、上述したように、携帯端末の位置情報と該当地域の電源周波数情報を取得し、これをマッピングテーブルに追加構成することができる。

図３は、本発明の実施形態によるフリッカー現象防止のための制御方法を説明するためのフローチャートである。
図３を参照すると、制御部６００は、カメラモジュール３００を駆動する（段階Ｓ３０１）。

例えば、制御部６００は、入力部１００からの入力信号又は表示部４００からの入力信号によって、入力信号に対応したカメラモジュール３００への電源供給を制御する。
また、制御部６００は、カメラモジュール３００の駆動時に上述したように携帯端末の位置情報を取得することができる（段階Ｓ３０３）。

次に、制御部６００は、取得した位置情報に対応する電源周波数を確認する（段階Ｓ３０５）。
例えば、制御部６００は、位置情報が取得されれば、上記表１の例示のようなマッピングテーブルから位置情報を検索する。そして、検索した該当位置情報にマッピングされた電源周波数を確認する（読み出す）。

次に、制御部６００は、確認（読出）した電源周波数を利用してカメラモジュール３００の電源周波数を自動変更して設定する（段階Ｓ３０７）。
例えば、制御部６００は、携帯端末の位置情報による電源周波数が５０Ｈｚである場合、カメラモジュール３００の電源周波数設定値を５０Ｈｚに変更して設定する。

次に、制御部６００は、カメラモジュール３００が撮影したプレビューデータが表示部４００上に表示されるように制御する（段階Ｓ３０９）。
その後、制御部６００は、ユーザ選択によってカメラモジュール３００を利用した撮影機能などの該当動作の実行を制御する（段階Ｓ３１１）。

図４は、本発明の実施形態によるフリッカー現象防止のための詳細制御方法を説明するためのフローチャートである。
図４を参照すると、制御部６００は、上述したように、カメラモジュール３００を駆動し、その動作を制御する（段階Ｓ４０１）。
また、制御部６００は、カメラモジュール３００の動作時に上述したように携帯端末の位置情報を取得する（段階Ｓ４０３）。

次に、制御部６００は、取得した位置情報に対応する電源周波数を確認（確定）する（段階Ｓ４０５）。
例えば、制御部６００は、位置情報が取得されれば、上記表１の例示のようなマッピングテーブルで位置情報を検索し、該当位置情報にマッピングされた電源周波数を確認（確定）することができる。

次に、制御部６００は、位置情報による電源周波数とカメラモジュール３００に現在設定された設定電源周波数とを比較する（段階Ｓ４０７）。
この時、制御部６００は、位置情報による電源周波数と設定電源周波数が一致すれば（段階Ｓ４０７のＹｅｓ）、上述したような、フリッカーノイズ除去のための別途の補正手続なしにプレビューデータの表示するよう制御する（段階Ｓ４１１）。
その後、制御部６００は、ユーザ選択によってカメラモジュール３００を利用した撮影機能などの該当動作の実行を制御する（段階Ｓ４１３）。

一方、制御部６００は、位置情報による電源周波数と設定電源周波数が不一致である場合（段階４０７のＮｏ）、上述したように、位置情報による電源周波数を利用してカメラモジュール３００の設定電源周波数を変更設定する（段階Ｓ４０９）。
例えば、携帯端末の位置情報による電源周波数が５０Ｈｚであり、カメラモジュール３００の設定電源周波数が６０Ｈｚである場合を仮定すれば、制御部６００は、カメラモジュール３００の設定電源周波数を６０Ｈｚから５０Ｈｚに変更設定する。

次に、制御部６００は、カメラモジュール３００の使用電源周波数を変更設定した後、上述したように、プレビューデータを表示するのを制御する（段階Ｓ４１１）。
その後、制御部６００は、ユーザ選択によってカメラモジュール３００を利用した撮影機能などの該当動作の実行を制御する（段階Ｓ４１３）。

上述したように、本発明で提案する携帯端末におけるフリッカー現象防止方法及び携帯端末によれば、携帯端末の位置別にカメラモジュールの電源周波数を自動変換し、位置別電源周波数とカメラモジュールに設定された設定電源周波数の不一致によるフリッカー現象を防止することができる。

このような本発明は、携帯端末においてカメラモジュールの動作時に携帯端末の現在位置情報を取得し、携帯端末が位置する国家（地域）に対応する電源周波数を自動設定するようにして、フリッカー現象をあらかじめ防止することができる。これにより、携帯端末においてカメラモジュールの動作時に最適の環境を提供することができる。本発明は、カメラモジュールの動作時に電源周波数を手動で変更しなければならない煩雑を最小化し、携帯端末の使用性、便宜性及び競争力を向上させるのに寄与することができる。

なお、上述したような本発明のフリッカーノイズ除去によるフリッカー現象防止制御方法は、様々なコンピュータ手段を通じて行われることができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。

この時、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。
また、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものであってもよく、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよいい。

コンピュータで読み取り可能な記録媒体として、ハードディスク、フロッピー（登録商標）ディスク及び磁気テープのような磁気媒体（Ｍａｇｎｅｔｉｃ Ｍｅｄｉａ）、ＣＤ−ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）のような光記録媒体（Ｏｐｔｉｃａｌ Ｍｅｄｉａ）、フロプティカルディスク（Ｆｌｏｐｔｉｃａｌ Ｄｉｓｋ）のような磁気−光媒体（Ｍａｇｎｅｔｏ−Ｏｐｔｉｃａｌ Ｍｅｄｉａ）、及びＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。

また、プログラム命令には、コンパイラーによって作成されるもののような機械語コードだけでなく、インタープリターなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために１つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることができ、その反対も同様である。

尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。

１００ 入力部
２００ 保存部
３００ カメラモジュール
４００ 表示部
５００ 位置情報受信部
６００ 制御部
７００ 位置情報算出部

Claims (17)

1. 携帯端末におけるフリッカー現象防止方法であって、
   カメラモジュールの駆動時に携帯端末の位置情報を取得する段階と、
   取得した位置情報に対応する電源周波数を確認する段階と、
   確認した電源周波数に前記カメラモジュールの設定電源周波数を変更設定する段階とを有することを特徴とする携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
2. 前記位置情報は、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）または三角測量によって前記携帯端末の位置に対する座標を利用して取得し、
   前記電源周波数は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーより取得することを特徴とする請求項１に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
3. 前記電源周波数を確認する段階は、前記携帯端末の位置情報が取得されれば、前記携帯端末の保存部に保存されたマッピングテーブルから前記位置情報を検索する段階と、
   検索した該当位置情報に対応する電源周波数を抽出する段階とを含むことを特徴とする請求項１に記載のフリッカー現象防止方法。
4. 前記設定電源周波数の変更設定後、前記カメラモジュールによって撮影されたプレビューデータを表示する段階をさらに有することを特徴とする請求項３に記載のフリッカー現象防止方法。
5. 前記カメラモジュールの設定電源周波数を変更設定する段階は、前記位置情報に対応する電源周波数と前記カメラモジュールに現在設定されている設定電源周波数とを比較する段階を含むことを特徴とする請求項３に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
6. 前記位置情報に対応する電源周波数と前記カメラモジュールに現在設定されている設定電源周波数とを比較する段階は、前記位置情報に対応する電源周波数と前記設定電源周波数が一致すれば、電源周波数変更設定を省略する段階と、
   前記位置情報に対応する電源周波数と前記設定電源周波数が不一致であれば、前記位置情報に対応する電源周波数を利用して前記カメラモジュールの設定電源周波数を変更設定する段階とを含むことを特徴とする請求項５に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
7. 前記マッピングテーブルは、前記携帯端末の位置情報別電源周波数に対するマッピング情報を含み、ユーザ設定によって前記マッピングテーブルをアップデートする段階を含むことを特徴とする請求項５に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
8. 前記マッピングテーブルをアップデートする段階は、前記携帯端末の位置情報を取得する段階と、
   取得した位置情報に対する電源周波数を取得する段階と、
   前記位置情報と電源周波数をマッピングし、前記マッピングテーブルに登録する段階とを含むことを特徴とする請求項７に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
9. 前記電源周波数を取得する段階は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーに接続する段階と、
   前記位置情報に対する電源周波数の情報を要請する段階と、
   前記移動通信事業者サーバー又は前記サービスプロバイダーサーバーから送信された電源周波数の情報を受信する段階とを含むことを特徴とする請求項８に記載の携帯端末におけるフリッカー現象防止方法。
10. 携帯端末において、
    撮影機能を有するカメラモジュールと、
    前記カメラモジュールから入力されるプレビューデータを表示する表示部と、
    携帯端末の位置情報を取得する位置情報算出部と、
    前記携帯端末の位置情報別電源周波数に対するマッピング情報が含まれたマッピングテーブルを保存する保存部と、
    前記カメラモジュールの動作時に前記携帯端末の位置情報取得を制御し、取得した位置情報によって前記カメラモジュールの電源周波数を変更設定する制御部とを有することを特徴とする携帯端末。
11. 前記位置情報は、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）又は三角測量によって前記携帯端末の位置に対する座標を利用して取得し、
    前記電源周波数は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーより取得することを特徴とする請求項１０に記載の携帯端末。
12. 前記制御部は、前記位置情報の取得時に前記位置情報による電源周波数と前記カメラモジュールに現在設定されている設定電源周波数との比較を実行することを特徴とする請求項１０に記載の携帯端末。
13. 前記制御部は、前記位置情報による電源周波数と前記カメラモジュールの設定電源周波数が一致しない時、前記カメラモジュールの設定電源周波数を前記位置情報による電源周波数に変更設定することを特徴とする請求項１２に記載の携帯端末。
14. 前記携帯端末の位置に対する実際の座標値を衛星から受信する位置情報受信部をさらに含むことを特徴とする請求項１０に記載の携帯端末。
15. 前記マッピングテーブルには、初期設定値としてマッピング情報が提供され、ユーザ設定によって前記マッピング情報がアップデートされることを特徴とする請求項１０に記載の携帯端末。
16. 前記制御部は、前記携帯端末の現在位置情報と前記現在位置情報に対する電源周波数を取得し、取得した現在位置情報と電源周波数をマッピングし、前記マッピングテーブルのアップデートを実施することを特徴とする請求項１５に記載の携帯端末。
17. 前記制御部は、移動通信事業者サーバー又はサービスプロバイダーサーバーに接続し、前記現在位置情報に対する電源周波数の情報の要請、及び前記現在位置情報に対する電源周波数の情報の受信を行うことを特徴とする請求項１６に記載の携帯端末。
    

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