JP2003060984A - カメラ付き携帯情報端末装置 - Google Patents

カメラ付き携帯情報端末装置

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JP2003060984A JP2001248924A JP2001248924A JP2003060984A JP 2003060984 A JP2003060984 A JP 2003060984A JP 2001248924 A JP2001248924 A JP 2001248924A JP 2001248924 A JP2001248924 A JP 2001248924A JP 2003060984 A JP2003060984 A JP 2003060984A
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貴史 中尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカの発生を自動的に抑制可能なカメラ
付き携帯情報端末装置を得る。 【解決手段】 CPU制御部7は、GPSアンテナ10
及びGPS制御部9より、端末装置の現在位置の緯度/
経度データを取得する。メモリ7Mは、実際の商用電源
周波数の境界線を近似線でモデル化して成る境界線上の
任意の個数のポイントの緯度/経度データをテーブルと
して保有している。CPU制御部7は、入力された緯度
データとテーブル内の緯度データとを参照/比較して、
端末装置の現在位置がモデル化境界線上のどのポイント
間にあるかを判定した上で、得られた2ポイントの経度
情報と入力された経度データとの比較処理を通じて、端
末装置が使用されている地域の商用電源周波数を判定
し、その周波数の周期の整数倍の時間をカメラ1のCM
OS撮像素子の蓄積時間に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMOS撮像素
子を備えるカメラ付きの携帯情報端末装置に関してお
り、特にフリッカの発生自体を抑制するための技術に関
するものである。本発明は、例えば自動車電話や携帯電
話やPHS(Personal Handyphone System)という様な移
動体通信システムの端末に適用して好適なるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば携帯電話で代表されるカ
メラ付き携帯情報端末装置の従来の構成を示すブロック
図である。図7において、1はCMOS撮像素子ないし
はCMOSセンサを有するカメラ、2は表示制御部、3
は表示パネル装置としての液晶表示装置(以下、LCD
と称す)、4はアンテナ、5は無線部、6は入力キー、
7はCPU制御部、8は音声制御部である。
【0003】CPU制御部7により制御されたカメラ1
で撮像された映像は、表示制御部2を通じて、LCD3
上に表示される。このとき、カメラ1のCMOSセンサ
における蓄積時間の設定に関しては、図8に示す様に、
CMOSセンサのライン方向毎に、蓄積を開始する時間
にずれが生じる。
【0004】ここで、映像がその明暗を一定周期で繰り
返している場合、例えば蛍光燈環境下の様に映像の明暗
が50Hz又は60Hzの周期で繰り返される場合に
は、蓄積時間がその周期の整数倍となっていれば、蓄積
される明るさはライン単位で一定であるが、そうでない
場合には、ライン単位で明るさが違ってしまい、濃淡の
縞模様が発生する(図9参照)。これをフリッカと定義
している。
【0005】携帯電話等のカメラ付き携帯情報端末装置
において、このフリッカが発生すれば、本来の撮像画像
が見えにくくなる為、フリッカを抑制することが重要な
案件となる。従来技術では、ルックアップテーブルなど
で入力−出力間にγカーブと呼ばれる変換を施して撮像
画像を全体的に明るくすることで、視覚的に縞の見え方
を軽減する方法が採用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】γカーブによる補正に
よって撮像画像の明るさを補正する方法では、フリッカ
が軽減されるのみであり、フリッカの発生自体を抑制出
来る訳ではなかった。
【0007】この発明はかかる問題点に鑑みて成された
ものであり、フリッカの発生自体を自動的に抑制制御可
能なカメラ付き携帯情報端末装置を提供することを、そ
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、CM
OS撮像素子及び前記CMOS撮像素子によって撮像さ
れた画像を表示する手段を備えるカメラ付き携帯情報端
末装置であって、前記カメラ付き携帯情報端末装置の現
在位置の情報を取得する手段と、商用電源周波数の実際
の境界線を近似線で以てモデル化した境界線上の任意の
個数のポイントの緯度及び経度データより成るテーブル
を記憶する手段と、前記現在位置情報を基に前記テーブ
ルを参照及び比較することで前記カメラ付き携帯情報端
末装置が使用されている地域の商用電源周波数を判定
し、判定された商用電源周波数の周期の整数倍に対応す
る時間を前記CMOS撮像素子の蓄積時間に設定するフ
リッカ発生抑制手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のカメラ
付き携帯情報端末装置であって、前記フリッカ発生抑制
手段は、前記現在位置情報の緯度データ及び経度データ
の内の何れか一方である位置データと、前記テーブル内
の前記緯度及び経度データの内で前記一方の位置データ
に対応する一方の位置データとを参照及び比較すること
で、前記カメラ付き携帯情報端末装置の現在位置が前記
モデル化された境界線上の何れのポイントとポイントと
の間にあるのかを判定し、前記現在位置情報の緯度デー
タ及び経度データの内の他方の位置データと、判定され
た2ポイントの他方の位置データとに基づいて、前記カ
メラ付き携帯情報端末装置が使用されている地域の商用
電源周波数を判定することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載のカメラ
付き携帯情報端末装置であって、前記フリッカ発生抑制
手段は、前記2ポイントの他方の位置データが共に等し
い場合には、前記現在位置情報の他方の位置データが前
記2ポイントの他方の位置データに対して何れの側に位
置しているかを判断することによって前記カメラ付き携
帯情報端末装置が使用されている地域の商用電源周波数
を判定する一方、前記2ポイントの他方の位置データが
互いに異なる場合には、前記2ポイントを通る直線を改
めて境界線として定義した上で、前記直線の傾きの正負
の情報及び前記現在位置情報が前記直線の何れの側に存
在するかという情報に基づいて、前記カメラ付き携帯情
報端末装置が使用されている地域の商用電源周波数を判
定することを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、CMOS撮像素子及び
前記CMOS撮像素子によって撮像された画像を表示す
る手段を備えるカメラ付き携帯情報端末装置であって、
フリッカの挙動から前記カメラ付き携帯情報端末装置が
使用されている地域の商用電源周波数を判定し、判定さ
れた商用電源周波数の周期の整数倍に対応する時間を前
記CMOS撮像素子の蓄積時間に設定するフリッカ発生
抑制手段を備えることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載のカメラ
付き携帯情報端末装置であって、前記フリッカ発生抑制
手段は、一旦前記蓄積時間を60Hz周期の整数倍に対
応する時間に設定した上で、前記CMOS撮像素子によ
って撮像される連続した映像上で縞が流れるか否かを検
知し、前記縞が流れるときには前記カメラ付き携帯情報
端末装置が使用されている地域の商用電源周波数は50
Hzであると判定して、50Hz周期の整数倍に対応す
る時間を前記蓄積時間に設定することを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項4又5記載のカ
メラ付き携帯情報端末装置であって、ハンドオーバー信
号を受信する無線手段を更に備えており、前記フリッカ
発生抑制手段は、前記無線手段から送信される前記ハン
ドオーバー信号の受信に応じて前記判定処理を実行する
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係る第1のカメラ付き
携帯情報端末装置の特徴点は、GPS(Global Position
ing System) 等の現在位置情報を取得可能な装置のデー
タを用いて、当該端末装置が使用されている地域の商用
電源周波数の判定を可能とすることにある。これによ
り、本装置は、フリッカの発生自体を自動的に抑制する
ことが出来る。
【0015】この発明に係る第2のカメラ付き携帯情報
端末装置の特徴点は、フリッカの挙動から当該端末装置
が使用されている地域の商用電源周波数を判定し、その
周波数に応じた蓄積時間の設定をすることにある。これ
により、本装置は、フリッカの発生自体を自動的に抑制
制御することが出来る。更に本装置は、携帯電話やPH
S等の移動体通信システムに於けるハンドオーバー信号
を受信して、位置変化情報を取得すると言う特徴点をも
有する。
【0016】以下、この発明の実施の形態を、図面に基
づいて具体的に説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は、カメラ付きの携
帯電話に代表される様な、本実施の形態1に係るカメラ
付きの携帯情報端末装置ないしは移動体通信端末装置の
構成を示すブロック図である。図1において、1はCM
OS撮像素子ないしはCMOSセンサを有するカメラで
あり、2はカメラ1が出力する画像信号を表示するため
に最適なデータに変換する表示制御部であり、3は表示
制御部2によって制御される表示パネル装置としての液
晶表示装置(以下、LCDと称す)である。ここで、表
示制御部2とLCD3とは、「CMOS撮像素子によっ
て撮像された画像を表示する表示手段」を構成する。
又、4は無線基地局(図示せず)との間で信号の送受信
を行うアンテナであり、5は無線部であり、6は入力キ
ーである。更に、7は後述するテーブル参照・データ比
較・周波数判定の各機能を実行するCPU制御部であ
り、フリッカ発生抑制手段を成す中核部分である。同部
7は、上記の機能に加えて、カメラ1及び表示制御部2
を制御すると共に、「商用電源周波数の実際の境界線を
近似線で以てモデル化した境界線上の任意の個数のポイ
ントの緯度及び経度の組データより成るテーブルを記憶
する手段」としての、メモリ(例えばRAMやROM)
7Mを、その内部に備えている。又、8は音声制御部で
ある。更に、10はGPSシステムで用いられるGPS
アンテナであり、9はGPS制御部であり、両部9及び
10は、「カメラ付き携帯情報端末装置の現在位置情報
を取得する手段」を成している。
【0018】次に、図1の端末装置の動作について説明
する。まず、GPSアンテナ10から入力された信号は
一旦GPS制御部9で処理され、その結果、当該端末装
置の現在位置の緯度データと経度データとから成る現在
位置情報がCPU制御部7へと送信される。CPU制御
部7は、入力された、その経度/緯度データを基にし
て、メモリ7M内のテーブルを参照する動作を実行す
る。
【0019】ここで、メモリ7M内に格納されている上
記テーブルの内容について、説明する。即ち、図2に示
す様に、予め、商用電源周波数の実際の境界線と、ある
等間隔の緯度線との交点が複数の経度を持たない様に、
実際の境界線を近似線で以てモデル化したものを、境界
線と定義しておく。その上で、緯度1データと、その緯
度線とモデル化された境界線との交点の経度1データと
を、モデル化された境界線上のポイントの組情報に設定
する。そして、この様なモデル化された境界線上のポイ
ントの組情報を任意の複数個分(例えばm個)だけ用意
することで、図3に示す様なテーブルを作成し、このテ
ーブルをメモリ7M内に記憶しておく。尚、上記のテー
ブル化においては、モデル化された境界線上のポイント
の個数が多い程、より精度の高い位置判定が可能にな
る。
【0020】具体的な判別処理としては、CPU制御部
7は、先ずGPS制御部9から入力された現在位置情報
の内の緯度データ(一方の位置データ)を用いて、図3
のテーブル内の緯度iデータ(1≦i≦m)(対応する
一方の位置データ)とを参照/比較することで、本端末
装置の現在位置がモデル化された境界線上の何れのポイ
ントとポイントとの間にあるかを判定する。
【0021】次に、CPU制御部7は、先に求められた
2ポイントの経度情報(対応する他方の位置データ)を
基にして、これらの経度情報とGPS制御部9から入力
された現在位置情報の内の経度データ(他方の位置デー
タ)との比較処理を行うことで、当該端末装置が使用さ
れている地域の商用電源周波数を判定する。即ち、図4
の(1)に示す様に、2ポイントの経度情報が同じであ
る場合には、CPU制御部7は、入力された経度データ
を2ポイントの経度情報と比較し、もし入力された経度
データが2ポイントの経度線に対して西側に位置すると
きには、当該端末装置が使用されている地域の商用電源
周波数は60Hzと判定し、逆に東側を示すならば50
Hzという判定結果を下す。これに対して、2ポイント
の経度情報が互いに違っている場合には、CPU制御部
7は、その2点を通る直線を境界線に改めて設定した上
で、図4の(2)又は(3)に示す様に、境界線を成す
上記直線の傾きの正負、及び入力された緯度/経度デー
タが上記直線のどちら側に存在するかによって、当該端
末装置が使用されている地域の商用電源周波数として、
50/60Hzを判断する。
【0022】実際には、境界線付近での測定誤差などに
よる影響で、50Hzと60Hzとが頻繁に切り替わる
のを防ぐ為に、CPU制御部7は、単位時間内で任意の
回数、上述の処理を行ない、結果の多数決判断により最
終的な周波数を判定する。
【0023】更に、CPU制御部7は、以上の処理によ
り判定された周波数に基いて、その周期に撮像される被
写体明るさに応じた整数nを乗じた値を蓄積時間に決定
し、この蓄積時間をカメラ1に設定する。これにより、
カメラ1の蓄積時間が常に当該端末装置が使用されてい
る地域の商用電源周波数の周期の整数倍に対応した時間
に等しくなるので、端末装置が商用電源周波数の境界を
跨いだとしても、蛍光燈環境下でのフリッカの発生が自
動的に抑制されることになる。
【0024】具体的には、50Hzの蛍光燈環境下であ
れば、 1000ms/50Hz/2 = 10.00ms、 設定すべき蓄積時間 = n×10.00ms(nは明
るさに比例した整数)となる。
【0025】又、60Hzの蛍光燈環境下であれば、 1000ms/60Hz/2 = 8.33ms、 設定すべき蓄積時間 = n×8.33ms(nは明る
さに比例した整数)となる。
【0026】尚、本実施の形態においては、緯度を等間
隔に指定し、経度との組情報をテーブル化したが、逆に
経度を等間隔に指定し、緯度との組情報をテーブル化し
ても同様の効果が得られる。
【0027】又、本実施の形態では、GPSデータを基
にしてカメラ付き携帯情報端末装置が現在使用されてい
る地域の商用電源周波数を判定したが、これに代えて、
現在、移動体通信サービスにおいて実施されている位置
情報提供サービスのデータを基にして、無線基地局単位
の精度で、上記の商用電源周波数を判定することも可能
である。
【0028】(実施の形態2)図5は、本実施の形態に
係るカメラ付き携帯情報端末装置(例えばカメラ付き携
帯電話)の構成を示すブロック図である。図5中、図1
と同一の参照符号は同一の物を示すが、ここでは、アン
テナ4及び無線部5はハンドオーバー信号を受信する無
線手段をも兼ねている。
【0029】本実施の形態においても、その中核部分は
CPU制御部7にあり、同部7は、「フリッカの挙動か
らカメラ付き携帯情報端末装置が使用されている地域の
商用電源周波数を判定し、判定された商用電源周波数の
周期の整数倍に対応する時間をカメラ1のCMOS撮像
素子の蓄積時間に設定するフリッカ発生抑制手段」を成
す。より具体的には、同部7は、「一旦、蓄積時間を6
0Hz周期の整数倍に対応する時間に設定した上で、C
MOS撮像素子によって撮像される連続した映像上で縞
が流れるか否かを検知し、縞が流れるときにはカメラ付
き携帯情報端末装置が使用されている地域の商用電源周
波数は50Hzであると判定して、50Hz周期の整数
倍に対応する時間を蓄積時間に設定する一方、縞が流れ
ないときには蓄積時間をそのまま60Hz周期の整数倍
に対応する時間とする」機能を有する。
【0030】次に、図5の端末装置の動作について説明
する。ここでは、撮像のフレームレートが15Hzであ
った場合を例として説明する。
【0031】先ず、蓄積時間が50Hz周期の整数倍に
対応した時間に設定されている場合には、50Hzの蛍
光燈環境下ではフリッカは発生しないが、60Hzの蛍
光燈環境下では、 1000ms/15Hz=66.66ms、 66.66ms/8.33ms=8.00本 の縞が1画面内に表示され、縞の本数が整数倍である為
に、連続した映像においても、1画面内で常に一定の位
置に縞が発生することになる。
【0032】次に、蓄積時間が60Hz周期の整数倍に
対応した時間に設定されている場合には、60Hzの蛍
光燈環境下ではフリッカは発生しないが、50Hzの蛍
光燈環境下では、 1000ms/15Hz=66.66ms、 66.66ms/10.00ms=6.66本 となり、縞の本数が整数倍となっていない為に、連続し
た映像においては、縞が流れる様に発生することにな
る。
【0033】そこで、本実施の形態のCPU制御部7
は、判定毎に一旦、蓄積時間を60Hz周期の整数倍に
対応した時間に設定した上で、この様な縞が流れるか否
かを検知し、50Hz又は60Hzの内で何れの周波数
であるかを判定することで、対応する蓄積時間を自動的
に切り替えることとしている。
【0034】具体的には、CPU制御部7は、連続する
2フレーム期間の画面内データをライン方向に積分した
データを用いて、ライン毎に連続するフレームの積分デ
ータの差分を算出する。そして、CPU制御部7は、求
められた差分値が定められた周期で規則正しく増減を繰
り返している場合を検知するときに、50Hzによる蛍
光燈照明下であると判定する。
【0035】しかしながら、この判定手段には、次の様
な問題点がある。即ち、本方法では、蓄積時間が60H
z周期の整数倍の時間に設定されていなければ50Hz
の周波数を判定出来ない為、60Hzの蛍光燈環境下で
は問題ないけれども、50Hzの蛍光燈環境下では、蓄
積時間を一旦60Hz周期の整数倍の時間に設定しなけ
ればならないので、判定の期間中に流れる縞が発生する
ことになる。従って、あまり頻繁に上記の判定を行なう
ときには、本来の目的であるフリッカ除去の効果が損な
われて、自身の処理によって却ってフリッカを発生させ
てしまうことになりかねない。
【0036】そこで、この手段を用いて判定する場合に
おいては、移動体通信システムにおける無線基地局との
ハンドオーバーを利用する。ここで、ハンドオーバーと
は、図6に示す様に、本端末装置の通信中に1つの無線
基地局のセルから別の無線基地局のセルへと自動的に切
り替わることで、通信が継続できるようにするための機
能である。この無線基地局が変化したという情報(ハン
ドオーバー信号)は、携帯電話等の本端末装置によって
も十分に認識可能である。
【0037】この特徴を応用して、ハンドオーバー信号
が入力しない通常時には上記のフリッカ判定間隔を比較
的長めの時間間隔に設定しておいて判定回数をより少な
くしておき、無線部5がハンドオーバー信号を受信した
ときには当該ハンドオーバー信号をCPU制御部7へ入
力することで、CPU制御部7に無線基地局が変化した
情報を認識させる。この様な場合には、本端末装置が移
動しており商用電源周波数の境界を跨いだ可能性がある
為に、CPU制御部7はハンドオーバー信号の受信に応
じて即時に上記の判定処理を実行する。これにより、本
端末装置が商用電源周波数の境界を跨いだ可能性がある
ときにリアルタイムで効果的に周波数の判定及び蓄積時
間の設定を行うことが出来る。しかも、通常時には比較
的長めの時間間隔で判定を実行するので、判定の際に流
れる縞を表示する回数を必要最低限度に留めることも出
来る。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至3の各発明は、フリッカの
発生自体を自動的に抑制することが出来るという効果を
奏する。
【0039】請求項4及び5の各発明は、フリッカの発
生自体を自動的に抑制制御出来るという効果を奏する。
【0040】請求項6の発明は、端末装置が商用電源周
波数の境界を跨いだ可能性がある場合に、リアルタイム
で商用電源周波数を判定してフリッカの発生自体を自動
的に抑制することが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るカメラ付き携
帯情報端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における商用電源周
波数の境界線をモデル化した例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における商用電源周
波数の境界線のテーブル構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における境界線の認
識手段の方法を示した図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るカメラ付き携
帯情報端末装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 ハンドオーバー信号の仕組みを説明する図で
ある。
【図7】 従来のカメラ付き携帯情報端末装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】 フリッカが発生しない場合の例を説明する図
である。
【図9】 フリッカが発生する場合の例を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ、2 表示制御部、3 LCD、4 アンテ
ナ、5 無線部、7CPU制御部、7M メモリ、9
GPS制御部、10 GPSアンテナ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 E Q (72)発明者 杉山 和宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B019 JA04 JA10 5C022 AB37 AC42 AC69 5C024 BX01 CX51 GY31 5K027 AA11 BB01 CC08 HH26 MM17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOS撮像素子及び前記CMOS撮像
    素子によって撮像された画像を表示する手段を備えるカ
    メラ付き携帯情報端末装置であって、 前記カメラ付き携帯情報端末装置の現在位置の情報を取
    得する手段と、 商用電源周波数の実際の境界線を近似線で以てモデル化
    した境界線上の任意の個数のポイントの緯度及び経度デ
    ータより成るテーブルを記憶する手段と、 前記現在位置情報を基に前記テーブルを参照及び比較す
    ることで前記カメラ付き携帯情報端末装置が使用されて
    いる地域の商用電源周波数を判定し、判定された商用電
    源周波数の周期の整数倍に対応する時間を前記CMOS
    撮像素子の蓄積時間に設定するフリッカ発生抑制手段と
    を備えることを特徴とする、カメラ付き携帯情報端末装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラ付き携帯情報端末
    装置であって、 前記フリッカ発生抑制手段は、 前記現在位置情報の緯度データ及び経度データの内の何
    れか一方である位置データと、前記テーブル内の前記緯
    度及び経度データの内で前記一方の位置データに対応す
    る一方の位置データとを参照及び比較することで、前記
    カメラ付き携帯情報端末装置の現在位置が前記モデル化
    された境界線上の何れのポイントとポイントとの間にあ
    るのかを判定し、前記現在位置情報の緯度データ及び経
    度データの内の他方の位置データと、判定された2ポイ
    ントの他方の位置データとに基づいて、前記カメラ付き
    携帯情報端末装置が使用されている地域の商用電源周波
    数を判定することを特徴とする、カメラ付き携帯情報端
    末装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラ付き携帯情報端末
    装置であって、 前記フリッカ発生抑制手段は、 前記2ポイントの他方の位置データが共に等しい場合に
    は、前記現在位置情報の他方の位置データが前記2ポイ
    ントの他方の位置データに対して何れの側に位置してい
    るかを判断することによって前記カメラ付き携帯情報端
    末装置が使用されている地域の商用電源周波数を判定す
    る一方、 前記2ポイントの他方の位置データが互いに異なる場合
    には、前記2ポイントを通る直線を改めて境界線として
    定義した上で、前記直線の傾きの正負の情報及び前記現
    在位置情報が前記直線の何れの側に存在するかという情
    報に基づいて、前記カメラ付き携帯情報端末装置が使用
    されている地域の商用電源周波数を判定することを特徴
    とする、カメラ付き携帯情報端末装置。
  4. 【請求項4】 CMOS撮像素子及び前記CMOS撮像
    素子によって撮像された画像を表示する手段を備えるカ
    メラ付き携帯情報端末装置であって、 フリッカの挙動から前記カメラ付き携帯情報端末装置が
    使用されている地域の商用電源周波数を判定し、判定さ
    れた商用電源周波数の周期の整数倍に対応する時間を前
    記CMOS撮像素子の蓄積時間に設定するフリッカ発生
    抑制手段を備えることを特徴とする、カメラ付き携帯情
    報端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカメラ付き携帯情報端末
    装置であって、 前記フリッカ発生抑制手段は、一旦前記蓄積時間を60
    Hz周期の整数倍に対応する時間に設定した上で、前記
    CMOS撮像素子によって撮像される連続した映像上で
    縞が流れるか否かを検知し、前記縞が流れるときには前
    記カメラ付き携帯情報端末装置が使用されている地域の
    商用電源周波数は50Hzであると判定して、50Hz
    周期の整数倍に対応する時間を前記蓄積時間に設定する
    ことを特徴とする、カメラ付き携帯情報端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又5記載のカメラ付き携帯情報
    端末装置であって、 ハンドオーバー信号を受信する無線手段を更に備えてお
    り、 前記フリッカ発生抑制手段は、前記無線手段から送信さ
    れる前記ハンドオーバー信号の受信に応じて前記判定処
    理を実行することを特徴とする、カメラ付き携帯情報端
    末装置。
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