JP2011176496A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外装置(子機)を操作することなく、屋外から簡単な操作で、屋内装置(親機)に接続された電気錠の施錠確認や施錠動作が可能なインターホンシステムを提供する。
【解決手段】居住者が子機2の近傍にてリモコン装置3の操作部32を操作すると、施錠信号が子機2を介して親機1に転送される。施錠制御部17が施錠信号を受信すると、電気錠50の施錠状態を確認し、施錠されている場合は施錠確認信号を出力する。電気錠50が施錠されていない場合は、施錠動作を行うと共に、施錠確認後、施錠確認信号を出力する。所定回数電気錠の施錠を試みて、電気錠50を施錠できなかった場合は異常信号を出力する。情報出力部23,24,31は、施錠確認信号又は異常信号が子機に転送されると、情報出力部は、施錠確認信号に応じた第1のパターン又は異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】居住者が子機2の近傍にてリモコン装置3の操作部32を操作すると、施錠信号が子機2を介して親機1に転送される。施錠制御部17が施錠信号を受信すると、電気錠50の施錠状態を確認し、施錠されている場合は施錠確認信号を出力する。電気錠50が施錠されていない場合は、施錠動作を行うと共に、施錠確認後、施錠確認信号を出力する。所定回数電気錠の施錠を試みて、電気錠50を施錠できなかった場合は異常信号を出力する。情報出力部23,24,31は、施錠確認信号又は異常信号が子機に転送されると、情報出力部は、施錠確認信号に応じた第1のパターン又は異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インターホンシステム、特に玄関先に設置される屋外装置から施錠状態や照明装置の消灯などの動作確認が可能なインターホンシステムに関する。
従来からインターホンシステムと防犯装置やガス漏れセンサや火災報知器などの各種警報装置を接続し、携帯端末(携帯電話機)や屋外装置(子機)から防犯装置の状態/設定の確認を行ったり、設定解除したりすることが提案されている。例えば特許文献1には、屋外装置(子機)に居住者が所有する携帯端末と無線通信可能なインターフェースを設け、防犯設定などを屋外から行えるようにしている。一方、特許文献2には、屋外装置(子機)の操作ボタンを特定の組み合わせにおいて全て使用することにより、特定のボタンだけが特に汚れることを防止し、それによって防犯装置の設定解除動作を解読されにくくすることが示されている。
一般的に、戸建て住宅に設置されるインターホンシステムでは、玄関先に設置される屋外装置(子機)には、来訪者によって操作される呼び出しボタン(通常は1個)、マイクロホン、スピーカ及び必要に応じて撮像装置が設けられているのみである。また、集合住宅に設置されるインターホンシステムでは、建物又は敷地内への出入り口に設置される1又は複数の屋外装置(子機)と、各住戸に設置された複数の屋内装置(親機)で構成され、屋外装置(子機)には、集合住宅における部屋番号を入力するためのテンキー及び入力した部屋番号を確認するための表示装置などがさらに設けられている。
このようなインターホンシステムの現状を考慮すると、特許文献2のように戸建て住宅の玄関先に設置される屋外装置(子機)に複数の操作ボタンを設けたり、居住者が外出するたびに屋外装置を操作したりすると、不審者(例えば、これから空き巣に入ろうとして、目標となる住宅をさがしている者など)に、防犯装置の設定が屋外装置から解除できることを教えているようなものであり、プロの犯罪者に係れば容易に防犯システムが破られてしまう可能性が高い。また、集合住宅においては、テンキーを利用して暗証番号を入力すればよく、全ての操作ボタンを使用するまでもないと考えられる。
特許文献1によれば、携帯端末と子機との間の信号の送受信は赤外線又はその他の光を用いており、また、携帯端末と親機の間では電波による無線通信を用いている。そして、例えば、携帯端末から映像録画装置の留守中録画設定を可能としている。すなわち、特許文献1では、携帯端末として携帯電話機などの多機能端末装置の使用を想定している。そのため、操作ボタン数が多く、操作が複雑であり、操作に不慣れなユーザにとっては扱いづらいという問題点を有している。また、周知のように、携帯電話機は、陳腐化が早く、ユーザも比較的短期間で新機種に交換する。一方、インターホンシステムは、いったん設置されると数年又は数十年使用されることもあり、時間の経過と共に、インターホンシステムと携帯端末との整合性がとれなくなる可能性がある。
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、屋外装置(子機)を操作することなく、屋外から簡単な操作で、屋内装置(親機)に接続された機器の動作状態を確認したり、機器の動作を制御したりすることが可能なインターホンシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、親機、子機及びリモコン装置で構成され、前記リモコン装置からの操作により、前記子機及び前記親機を介して、前記親機に接続されている電気機器又はガス機器の状態又は設定を確認すると共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えが可能なインターホンシステムであって、前記リモコン装置に設けられ、ユーザによって操作される操作部と、前記リモコン装置に設けられ、前記操作部の単一の操作ボタンによる操作に基づいて状態/設定確認信号を出力する信号出力部と、前記リモコン装置に設けられ、前記状態/設定確認信号を電波により前記子機に送信すると共に、必要に応じて電波により前記子機から送信された信号を受信する第1無線インターフェースと、前記子機に備えられ、電波により前記無線送信部から送信された前記状態/設定確認信号を受信すると共に、必要に応じて電波により前記親機から送信された信号を前記リモコン装置に向けて信号を送信する第2無線インターフェースと、前記子機に設けられ、前記第2無線インターフェースにより受信した前記状態/設定確認を前記親機に転送する第1信号転送部と、前記親機に設けられ、前記状態/設定確認信号に基づいて、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の確認を行い、前記操作がなされた時点で、前記電気機器又はガス機器が本来待機状態にあるべきものであるが待機状態になっていない場合及び前記電気機器又はガス機器が本来動作設定されているべきものであるが動作設定されていない場合、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えを行うと共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号を出力する接続機器制御部と、前記親機に設けられ、前記接続機器制御部から出力された前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号を前記子機に転送する第2信号転送部と、前記子機又は前記リモコン装置に設けられ、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号に応じた所定のパターンで情報を出力する情報出力部を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のインターホンシステムにおいて、前記操作部は、1つの操作ボタンのみを有し、該操作ボタンを操作するたびに、前記状態/設定確認信号と少なくとも1つの他の信号がサイクリックに出力されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のインターホンシステムにおいて、前記操作部は、表示装置と、少なくとも1つのスクロールボタン及び少なくとも1つの操作ボタンを備え、前記スクロールボタンを操作するたびに、あらかじめ登録されている前記電気機器又はガス機器の名称が前記表示装置に順に表示され、前記操作ボタンを操作することにより、前記信号出力部は、前記表示装置に表示されている電気機器又はガス機器に対して、前記電気機器の状態/設定確認信号を出力することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記電気機器又はガス機器は、前記接続機器制御部からの制御信号を受信して、その制御信号に応じて所定の動作を行いうるものであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記電気機器は、所定の状態を検出するためのセンサであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記電気機器は、前記接続機器制御部からの制御信号を受信して、その制御信号に応じて施錠及び解錠が可能な電気錠であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記情報出力部は、前記子機に設けられた表示装置又はスピーカであることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記情報出力部は、前記リモコン装置に設けられた表示装置、スピーカ又はバイブレータであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記電気機器は、待機電力量を最小とする第1待機状態と、それよりも待機電力量の大きい第2待機状態の切り替えが可能であり、前記接続機器制御部は、さらに、前記第1待機状態と前記第2待機状態の切り替えを行うことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記電気機器は、前記接続機器制御部によって通電状態と非通電状態の切り替えが可能な通電制御装置であり、前記接続機器制御部は、前記通電制御装置を非通電状態に切り替えることによって、前記通電制御装置に接続された電気機器の待機電力を遮断することを特徴とする。
請求項11の発明は、親機、子機及びリモコン装置で構成されるインターホンシステムであって、前記リモコン装置に設けられ、ユーザによって操作される操作部と、前記リモコン装置に設けられ、前記操作部の単一の操作ボタンによる第1操作に基づいて施錠信号を出力し、前記操作部の単一の操作ボタンによる第2操作に基づいて解錠信号を出力する信号出力部と、前記リモコン装置に設けられ、前記施錠信号又は解錠信号を前記子機に送信すると共に、必要に応じて前記子機から送信された信号を受信する第1無線インターフェースと、前記子機に備えられ、前記無線送信部から送信された前記施錠信号又は前記解錠信号を受信すると共に、必要に応じて前記親機から送信された信号を前記リモコン装置に向けて信号を送信する第2無線インターフェースと、前記子機に設けられ、前記第2無線インターフェースにより受信した前記施錠信号又は前記解錠信号を前記親機に転送する第1信号転送部と、前記親機に設けられ、前記施錠信号又は前記解錠信号に基づいて、住宅の玄関扉に設けられた電気錠の施錠状態の確認及び前記電気錠の施錠及び解錠を制御すると共に、前記電気錠が施錠されている場合に施錠確認信号を出力し、前記電気錠を施錠できなかった場合に異常信号を出力する施錠制御部と、前記親機に設けられ、前記施錠制御部から出力された前記施錠確認信号又は前記異常信号を前記子機に転送する第2信号転送部と、前記子機又は前記リモコン装置に設けられ、前記施錠確認信号に応じた第1のパターン又は前記異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する情報出力部を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載のインターホンシステムにおいて、前記情報出力部は、前記子機に設けられた表示装置又はスピーカであることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項11に記載のインターホンシステムにおいて、前記情報出力部は、前記リモコン装置に設けられた表示装置、スピーカ又はバイブレータであることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項11乃至請求項13のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記リモコン装置は、前記電気錠を施錠及び解錠するための鍵又はキーホルダと一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記操作部は、1つの操作ボタンのみを有し、該操作ボタンを操作するたびに、サイクリックに前記施錠信号と前記解錠信号が交互に出力されることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載のインターホンシステムにおいて、前記親機は、前記住宅の屋内に設けられた少なくとも1つの電気機器又はガス機器に接続され、前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態を確認すると共に、前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態に応じた信号を出力し、前記子機から送信された制御信号に応じて前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態を切り替える接続機器制御部をさらに備え、前記信号出力部は、前記操作部に対する第3操作に基づいて状態/設定確認信号を出力し、前記接続機器制御部は、前記状態/設定確認信号を受信すると、前記電気機器の状態/設定状態を確認し、前記第3操作がなされた時点で、前記電気機器又はガス機器が本来待機状態にあるべきものであるが待機状態になっていない場合及び前記電気機器又はガス機器が本来動作設定されているべきものであるが動作設定されていない場合、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えを行うと共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えが完了した場合に確認完了信号を出力し、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えができなかった場合に第2異常信号を出力し、前記情報出力部は、前記接続機器制御部から出力された前記確認完了信号に応じた第3のパターン又は前記第2異常信号に応じた第4のパターンで情報を出力することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16に記載のインターホンシステムにおいて、前記操作部は、表示装置と、少なくとも1つのスクロールボタン及び少なくとも1つの操作ボタンを供え、前記スクロールボタンを操作するたびに、あらかじめ登録されている前記電気機器又はガス機器の名称が前記表示装置に順に表示され、前記操作ボタンを操作することにより、前記信号出力部は、前記表示装置に表示されている電気機器又はガス機器に対して、前記電気機器の状態/設定状態又は前記状態/設定切替信号を出力することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ユーザ(居住者)が、屋外からリモコン装置を操作することにより、住宅内に設けられている照明装置、空調装置(エアコン)、テレビ受像機などの電気機器やガス給湯器などのガス機器が作動中かあるいは待機状態にあるか、ガス漏れセンサ、火災センサ、人体感知センサなどの各種センサや緊急・非常通報装置などの防犯装置が作動状態に設定されているか否か、電気錠が施錠されているか否かなどを確認することができる。また、リモコン装置による確認動作により、電気機器やガス機器が作動中であれば、自動的に待機状態に切り替えられ、各種センサや防犯装置が作動状態に設定されていないときは、自動的に設定状態に切り替えられる。さらに、電気錠が施錠されていないときも、自動的に施錠される。リモコン装置による状態/設定確認操作は、単一の操作ボタンを操作することによって行われるので、リモコン装置自体の構造がきわめて簡単であり、かつ、操作も容易である。従って、操作に不慣れなユーザであっても、リモコン装置を簡単に取り扱うことができる。さらに、リモコン装置と子機の間の信号の送受信を電波により行うので、リモコン装置と子機との間に障害物があっても信号の送受信が可能である。
請求項2の発明によれば、リモコン装置の操作部が1つの操作ボタンのみで構成されるので、操作がきわめて簡単になる。他の信号としては、例えば電気錠を解錠するための解錠信号などが該当する。
請求項3の発明によれば、複数の電気機器又はガス機器を登録することができるので、1つのリモコン装置で様々な電気機器又はガス機器の状態確認や設定切替などを行うことができる。
請求項4の発明によれば、例えばマイコンや無線通信装置などを備え、接続機器制御部からの制御信号に応じて所定の動作を行うことができる電気機器又はガス機器を、特別な配線工事なしに直接制御することができる。換言すれば、請求項1の発明においては、接続機器制御部によりオン/オフ制御されるスイッチやコンセントを介することによって、マイコンや無線通信装置などを備えていない従来の電気機器などをオン/オフ制御することも含む。
請求項5の発明によれば、居住者の外出時に、ガス漏れセンサ、火災センサ、人体感知センサなどの各種センサや緊急・非常通報装置などの防犯装置を、屋外から作動状態に設定することができる。
請求項6の発明によれば、鍵を用いることなく、リモコン装置を用いて電気錠の施錠及び解錠を行うことができる。すなわち、居住者は、外出時に施錠行為を誰にも目撃されることはないので、その住宅が留守であるか否かが第三者に知られにくくなる。
請求項7の発明によれば、情報出力部として、従来から子機に設けられているLEDや液晶モニタなどの表示装置又はスピーカを用いることができる。
請求項8の発明によれば、情報出力部として、リモコン装置に設けられたLEDや液晶モニタなどの表示装置、スピーカ又はバイブレータを用いることにより、ユーザはリモコン装置を手にしたまま、例えば、歩きながら電気機器又はガス機器の状態確認や設定切替などを行うことができる。
請求項9又は請求項10の発明によれば、居住者の不在時に電気機器の総待機電力量を少なくすることができる。
請求項11の発明によれば、ユーザ(居住者)が子機の近傍にてリモコン装置の操作部を操作することにより、施錠信号又は解錠信号が子機を介して親機に転送される。施錠制御部が施錠信号を受信すると、施錠制御部は、電気錠の施錠状態を確認し、すでに電気錠が施錠されている場合は、施錠確認信号を出力する。また、電気錠が施錠されていない場合は、電気錠の施錠動作を行うと共に、電気錠が施錠されたことを確認したあと、施錠確認信号を出力する。また、所定回数電気錠の施錠を試みて、電気錠を施錠できなかった場合は、異常信号を出力する。情報出力部が子機に設けられている場合は、施錠確認信号又は異常信号が子機に転送されると、情報出力部は、施錠確認信号に応じた第1のパターン又は異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する。一方、情報出力部がリモコン装置に設けられている場合は、第2無線インターフェースから第1無線インターフェースに施錠確認信号又は異常信号が送信され、情報出力部は、施錠確認信号に応じた第1のパターン又は異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する。それによって、屋外にいるユーザは、電気錠が施錠されていること又は何らかの原因で電気錠が施錠されていないことを知ることができる。また、施錠制御部が解錠信号を受信すると、施錠制御部は、電気錠の施錠状態を確認し、電気錠が施錠されている場合は、電気錠の解錠動作を行う。それによって、ユーザは鍵を用いることなく、玄関の扉の電気錠の施錠及び解錠を行うことができる。そのため、不審者(例えば、これから空き巣に入ろうとして、目標となる住宅をさがしている者など)に不在であることが察知されにくくなるという効果を奏する。
請求項12の発明によれば、情報出力部として、従来から子機に設けられているLEDや液晶モニタなどの表示装置又はスピーカを用いることができる。また、仮に不審者に屋外装置の表示装置が点灯したりスピーカから音声が出力されたりするのを目撃されたとしても、子機には、直接電気錠の施錠及び解錠を行う操作ボタンもその機能も設けられていないので、不審者が子機をどのように操作しても、電気錠が解錠されることはない。
請求項13の発明によれば、情報出力部として、リモコン装置に設けられたLEDや液晶モニタなどの表示装置、スピーカ又はバイブレータを用いることにより、ユーザはリモコン装置を手にしたまま、電気錠の施錠確認又は電気錠の施錠及び解錠を行うことができる。特に、バイブレータを用いた場合、例えば、ユーザ(居住者)がポケットに手を入れたままリモコン装置を操作することにより、誰にも気づかれずに、電気錠の施錠確認又は電気錠の施錠及び解錠を行うことができる。
請求項14の発明によれば、常時リモコン装置が電気錠の鍵と一緒に存在するので、取り扱いに便利であり、リモコン装置の置き忘れも防止することができる。
請求項15の発明によれば、リモコン装置の操作部が1つの操作ボタンのみで構成されるので、操作がきわめて簡単になる。
請求項16の発明によれば、リモコン装置から住宅の屋内に設けられた少なくとも1つの電気機器、例えば照明装置、エアコン、テレビ受像器などの比較的消費電力の大きな電気機器や、ガス漏れセンサ、火災センサ、人体感知センサなどの各種防犯センサの動作状態又は設定状態を確認し、それら電気機器の状態/設定状態を切り替えることができるので、特に、居住者が外出後、それらの電気機器を待機状態又は設定状態に切り替えたか否か確信がないときであっても、わざわざ屋内に戻ることなく、照明装置などの消し忘れや防犯センサの設定し忘れを防止することができる。なお、防犯センサは設定状態(オン)か、非設定状態(オフ)かのいずれかの状態のみをとり、待機状態はないものとしている。また、照明装置、エアコン、テレビ受像器などは、非動作状態(完全オフ状態)はとらず、それらの機器専用のリモコン装置からの制御信号を受信できるように待機状態をとるものとする。
請求項17の発明によれば、複数の電気機器又はガス機器を登録することができるので、1つのリモコン装置で様々な電気機器又はガス機器の状態確認や設定切替などを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るインターホンシステムについて、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係るインターホンシステムは、屋内装置(親機)1、屋外装置(子機)2及び居住者が所持するリモコン装置3で構成される。屋内装置1は、居住者によって操作される第1操作部11と、来訪者と居住者の間で通話するための第1マイクロホン12及び第1スピーカ13と、所定の画像などを表示するための画像表示装置14と、画像表示装置14の画面に所定の情報を表示するための画像表示制御部15と、第1スピーカから出力される音声を制御する音声制御部16と、屋内装置1の全体を制御するための親機制御部(施錠制御部又は接続機器制御部)17と、屋外装置2との間で信号の送受信を行う子機インターフェース(I/F)(第2信号転送部)18と、必要に応じて撮像装置26によって撮像された画像を記憶するための記憶部19と、照明装置51など住宅内に設けられている各種の機器と接続され、接続機器との間で信号の送受信などを行う接続機器インターフェース(I/F)10を備えている。
一方、屋外装置2は、来訪者によって操作される第2操作部21と、来訪者と居住者の間で通話するための第2マイクロホン22及び第2スピーカ23と、LEDなどの表示装置(情報出力部)24と、リモコン装置3との間で信号の送受信を行う第2無線インターフェース(I/F)25と、屋外装置2の周囲の所定範囲の画像を撮像するための撮像装置26と、屋外装置2の全体を制御するための子機制御部(信号出力部)27と、屋内装置1との間で信号の送受信を行う親機インターフェース(I/F)(第1信号転送部)28を備えている。第2操作部21としては、来訪者によって操作される呼び出しボタンや、テンキー及び呼び出しボタンなどが表示されたタッチパネルを用いることができる。
リモコン装置3は、屋外装置2との間で信号の送受信を行う第1無線インターフェース(I/F)31と、ユーザ(居住者)によって操作される第3操作部32と、(必要に応じて)屋外装置2の無線インターフェース(I/F)25から送信された信号に応じて情報を出力する情報出力部33と、第3操作部32の操作に応じて所定の信号を出力する信号出力部34などで構成されている。屋外装置2の無線インターフェース(I/F)25とリモコン装置3の無線インターフェース(I/F)31との間では、例えば特定小電力無線通信により、双方向に信号の送受信が可能である。リモコン装置3自体は、例えば住宅の玄関扉などに設けられた電気錠を施錠及び解錠するための鍵と一体的に構成されていてもよいし、あるいはキーホルダと一体的に構成されていてもよい。
なお、情報出力部33は必ずしも必要ではないが、リモコン装置3に備えられていることが好ましい。また、リモコン装置3は、ユーザが、例えばポケットに手を入れたまま、指で操作できる大きさであることが好ましい。情報出力部33は、受信した信号の内容に応じて、出力方法が複数種類に切り替えられることが好ましく、その方法は特に限定されない。例えば、音声によって情報を出力してもよいし、LEDの点滅や液晶モニタへの文字表示によって情報を出力してもよい。あるいは、上記のようにユーザがポケットに手を入れたまま操作する場合は、バイブレータによる振動によって情報を出力してもよい。
画像表示制御部15、音声制御部16及び親機制御部17は、例えば同一のCPU、ROM及びRAMなどで構成された制御装置であり、ROMにインストールされた制御プログラムに従ってそれぞれの機能を実行する。子機制御部27も同様に、親機制御部17などとは別のCPU、ROM及びRAMなどで構成されている。記憶部19としては、例えばハードディスク装置やSDカードなどの大容量記憶装置を用いることができる。
屋内装置(親機)1には、電気錠50、照明装置51、エアコン52、テレビ受像機53などの電気機器の外、ガス漏れセンサ54、火災センサ55、人体感知センサ56などの各種センサ及びこれらのセンサが異常を検出したときに警備会社などに通報する緊急・非常通報装置57、ガス給湯器58などのガス機器が接続されている。
次に、本実施形態に係るインターホンシステムにおけるリモコン装置からの電気錠の施錠又は施確認動作について、図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。まず、居住者が屋外装置(子機)2の付近でリモコン装置3の第3操作部32の施錠ボタンを操作すると(第1操作、#1)、リモコン装置3の信号出力部34は施錠信号を出力し、無線インターフェース31を介して施錠信号が屋外装置2の無線インターフェース25に送信され(#2)、さらに、親機インターフェース28及び子機インターフェース18を介して親機制御部17に転送される(#3)。親機制御部(施錠制御部)17は、施錠信号を受信すると、接続機器インターフェース10を介して電気錠50の施錠確認動作を行う(#4)。ここで、電気錠50が施錠済みである場合、すなわち、居住者自身が住宅の玄関扉を閉める際に鍵で電気錠50を施錠している場合は(#5でYES)、親機制御部17は、施錠確認信号を、子機インターフェース18及び親機インターフェース28を介して子機制御部27に送信する(#6)。子機制御部27は、施錠確認信号を受信すると、LEDなどの表示装置24を第1パターン(例えば、一定時間連続点灯)で点灯させる(#7)。同時に、第2スピーカ23から施錠確認音又は施錠確認メッセージを出力してもよい。一方、電気錠50が施錠済みでない場合、すなわち、居住者自身が住宅の玄関扉を閉める際に鍵で電気錠50を施錠していない場合は(#5でNO)、親機制御部17は、電気錠50の施錠動作を実行する(#8)。施錠済みとなれば(#8−1でYES)、#6へ移行するが、所定回数(例えば3回)施錠動作を実行しても、電気錠50の施錠確認をできない場合は(#9でYES)、例えば扉にゴミなどが挟まっていて施錠できない可能性があるので、親機制御部17は、異常信号を、子機インターフェース18及び親機インターフェース28を介して子機制御部27に送信する(#10)。子機制御部27は、異常信号を受信すると、LEDなどの表示装置24を第2パターン(例えば、一定時間点滅)で点灯させる(#11)。同時に、第2スピーカ23から警告音又は警告メッセージを出力してもよい。
居住者が帰宅し、電気錠50を解錠する場合も同様に、居住者が屋外装置(子機)2の付近でリモコン装置3の第3操作部32の解錠ボタンを操作し(第2操作)、解錠信号を親機制御部17に送信することにより行う(上記施錠動作から自明であるので、フローチャートによる説明を省略する)。なお、この実施形態では、施錠信号と解錠信号は、信号パターンを変える必要があり、第3操作部32も施錠ボタンと解錠ボタンが必要である。
ところで、居住者が外出するたびに屋外装置2の表示装置24が点灯したり第2スピーカ23から音声が出力されたりするのは不自然であり、不審者(例えば、これから空き巣に入ろうとして、目標となる住宅をさがしている者など)に目撃されると、屋外装置2から電気錠50の施錠及び解錠が可能であることを知られてしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態のインターホンシステムでは、屋外装置(子機)2には、直接電気錠50の施錠及び解錠を行う操作ボタンもその機能も設けられていないので、不審者が屋外装置2をどのように操作しても、電気錠50が解錠されることはない。
図3は、本実施形態に係るインターホンシステムにおけるリモコン装置からの電気錠の施錠又は施確認動作の変形例を示すフローチャートである。図3において、ステップ#21〜#26及び#29〜#31は、図2におけるステップ#1〜#6及び#8〜#10と同じであるため、それらの説明は省略する。この変形例では、居住者が外出する際に、より自然に振る舞うために、リモコン装置3に必要に応じて設けられている情報出力部33を利用する。すなわち、ステップ#27において、子機制御部27が施錠確認信号を受信すると、LEDなどの表示装置24を点灯させずに、無線インターフェース25を介して施錠確認信号をリモコン装置3に転送する。そして、情報出力部33は、施錠確認信号に応じた第1パターンで駆動される(#28)。例えば、情報出力部33がバイブレータである場合は、一定時間(例えば1秒間)だけ連続して振動する。また、ステップ#32において、子機制御部27が異常信号を受信すると、LEDなどの表示装置24を点灯させずに、無線インターフェース25を介して異常信号をリモコン装置3に転送する。そして、情報出力部33は、異常信号に応じた第2パターンで駆動される(#33)。例えば、情報出力部33がバイブレータである場合は、一定間隔(例えば1秒間)で複数回振動と停止を繰り返す。上記のように、ユーザ(居住者)がポケットに手を入れたままリモコン装置3を操作した場合、誰にも気づかれずに、電気錠50の施錠確認又は電気錠50の施錠及び解錠を行うことができる。なお、上記のように、情報出力部33はLEDや液晶モニタであってもよい。
なお、上記実施形態では、リモコン装置3の第3操作部32の操作ボタンとして施錠ボタンと解錠ボタンの2つを備えたものを例示したが、本発明に係るインターホンシステムは、上記実施形態に限定されるのもではなく、様々な変形が可能である。例えば、リモコン装置3の第3操作部32の操作ボタンを1つとし、サイクリックに施錠信号と解錠信号を出力するように構成してもよい。あるいは、リモコン装置3は情報出力部33を備えておらず、無線インターフェース31は施錠信号又は解錠信号を送信する機能のみを有しているものであってもよい。
さらに、リモコン装置3の第3操作部32の操作ボタンを3つ以上とし、それらの操作ボタンの操作回数及び操作順序を組み合わせることにより、リモコン装置3からの操作によって、施錠信号及び解錠信号以外の信号を出力できるように構成してもよい。例えば、リモコン装置3から、屋内装置(親機)1に接続されている照明装置51の消灯、エアコン52やテレビ受像機53などの電気機器やガス給湯器58などのガス機器のオフなどを確認又は制御できるように構成してもよい。また、ガス漏れセンサ54、火災センサ55、人体感知センサ56、緊急・非常通報装置57の設定又はモード切り替えを行えるように構成してもよい。
図4は、リモコン装置3からの電気機器又はガス機器の状態/設定確認動作を示すフローチャートである。この場合、リモコン装置3の情報出力部33として液晶モニタなどの表示装置を用いると共に、第3操作部32に少なくとも1つのスクロールボタン及び少なくとも1つの操作ボタンを設け、親機制御部17を接続機器制御部として用いる。
まず、スクロールボタンを操作すると(#41)、あらかじめ登録されている電気機器又はガス機器の名称が表示装置の画面上に順に表示される(#42)。ユーザ(居住者)は、表示装置の画面上に表示される電気機器又はガス機器の名称を見ながら、スクロールボタンを操作し、状態/設定確認したい機器の名称が表示された状態で操作ボタンを操作する(第3操作)(#43でYES)。そうすると、子機制御部(信号出力部)27から、その機器を特定するためのIDなどが付加された状態/設定確認信号が出力される(#44)。親機制御部(接続機器制御部)17は、状態/設定確認信号を受信すると、接続機器インターフェース(I/F)10を介して、IDで特定された電気機器又はガス機器51〜58の状態/設定を確認する(#45)。特定された電気機器又はガス機器51〜58がすでに待機状態にあるか又は作動設定済みの場合(#46でYES)、親機制御部17(接続機器制御部)は、待機状態であること又は設定済みを示す確認完了信号を出力する(#47)。一方、特定された電気機器又はガス機器51〜58が作動中又は作動非設定の場合(#46でNO)、親機制御部17(接続機器制御部)は、その特定された電気機器又はガス機器51〜58を待機状態に切り替え又は作動設定に設定を切り替え(#48)、確認完了信号を出力する(#47)。電気機器又はガス機器51〜58の状態又は設定の切り替えができなかった場合(#49でYES)、親機制御部(接続機器制御部)17は第2異常信号を出力する(#50)。そして、情報出力部23、24又は33は、親機制御部(接続機器制御部)17から出力された確認完了信号に応じた第3のパターン又は第2異常信号に応じた第4のパターンで情報を出力する(#51)。それによって、ユーザ(居住者)は、第3のパターンにより、照明装置51、エアコン52、テレビ受像機53などの電気機器又はガス給湯器58などのガス機器を、いわゆる消し忘れたか否か、ガス漏れセンサ54、火災センサ55、人体感知センサ56及び緊急・非常通報装置57などの防犯センサの設定をし忘れたか否かを知ることができる。それによって、居住者が外出後、それらの電気機器又はガス機器を待機状態又は設定状態に切り替えたか否か確信がないときであっても、わざわざ屋内に戻ることなく、照明装置などの消し忘れや防犯センサの設定し忘れを防止することができる。また、第4のパターンにより、何らかの理由でこれらの電気機器又はガス機器51〜58を待機状態にできないか又は設定切替できないことを知ることができる。
なお、照明装置51、エアコン52、テレビ受像機53、ガス給湯器58などの電気機器又はガス機器は、親機制御部(接続機器制御部)17によって動作状態と待機状態に切り替えられること、及び各種の設定を記憶しておかなければならないことなどから、非動作状態(完全オフ状態)にはならず、例えばこれらの機器専用のリモコン装置からの制御信号を受信するために待機状態となる。一方、ガス漏れセンサ54、火災センサ55、人体感知センサ56及び緊急・非常通報装置57などの防犯センサは、設定済み状態か非設定状態かのいずれかの状態のみをとるものとしている。
ところで、近年、省電力及び経費節減を目的として、電気機器の待機電力を遮断することが提案されている。例えば、照明装置51やエアコン52など一部の電気機器は、不在時に完全に電力を遮断しても特に問題はない。そのため、待機電力を遮断してもよい電気機器に関しては、例えば親機制御部(接続機器制御部)17によってオン/オフ制御可能な、例えばリモコン制御式コンセントなどの通電制御装置を介して電力を供給するように構成してもよい。それによって、不在時における総待機電力量を最小化することも可能である。あるいは、待機状態においても電子番組ガイド(EPG)を取得する地上波ディジタルテレビ受像機のように、一時的に待機電力が大きくなるような電気機器においては、タイマーを作動させたり、メモリに記憶された各種設定を維持したりするための最低限の待機電力のみを消費する第1待機状態と、専用のリモコン装置からの信号を受信したり、電子番組ガイドを取得したりする第2待機状態に切り替え可能とし、親機制御部(接続機器制御部)17によって第1待機状態と第2待機状態を切り替えるように構成してもよい。さらに、親機制御部(接続機器制御部)17は、それに接続されている複数の電気機器により待機電力量をモニタし、総待機電力量が所定の閾値を超えた場合に、待機電力量の大きな電気機器から順に待機電力を遮断するように構成してもよい。
1 屋内装置(親機)
2 屋外装置(子機)
3 リモコン装置
10 接続機器インターフェース(I/F)
11 第1操作部
12 第1マイクロホン
13 第1スピーカ
14 画像表示装置
15 画像表示制御部
16 音声制御部
17 親機制御部(施錠制御部、接続機器制御部)
18 子機インターフェース(I/F)(第2信号転送部)
19 記憶部
21 第2操作部(操作部)
22 第2マイクロホン
23 第2スピーカ(情報出力部)
24 表示装置(情報出力部)
25 第2無線インターフェース(I/F)
26 撮像装置
27 子機制御部(信号出力部)
28 親機インターフェース(I/F)(第1信号転送部)
31 第1無線インターフェース(I/F)
32 第3操作部
33 情報出力部
2 屋外装置(子機)
3 リモコン装置
10 接続機器インターフェース(I/F)
11 第1操作部
12 第1マイクロホン
13 第1スピーカ
14 画像表示装置
15 画像表示制御部
16 音声制御部
17 親機制御部(施錠制御部、接続機器制御部)
18 子機インターフェース(I/F)(第2信号転送部)
19 記憶部
21 第2操作部(操作部)
22 第2マイクロホン
23 第2スピーカ(情報出力部)
24 表示装置(情報出力部)
25 第2無線インターフェース(I/F)
26 撮像装置
27 子機制御部(信号出力部)
28 親機インターフェース(I/F)(第1信号転送部)
31 第1無線インターフェース(I/F)
32 第3操作部
33 情報出力部
Claims (17)
- 親機、子機及びリモコン装置で構成され、前記リモコン装置からの操作により、前記子機及び前記親機を介して、前記親機に接続されている電気機器又はガス機器の状態又は設定を確認すると共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替え可能なインターホンシステムであって、
前記リモコン装置に設けられ、ユーザによって操作される操作部と、
前記リモコン装置に設けられ、前記操作部の単一の操作ボタンによる操作に基づいて状態/設定確認信号を出力する信号出力部と、
前記リモコン装置に設けられ、前記状態/設定確認信号を電波により前記子機に送信すると共に、必要に応じて電波により前記子機から送信された信号を受信する第1無線インターフェースと、
前記子機に備えられ、電波により前記無線送信部から送信された前記状態/設定確認信号を受信すると共に、必要に応じて電波により前記親機から送信された信号を前記リモコン装置に向けて信号を送信する第2無線インターフェースと、
前記子機に設けられ、前記第2無線インターフェースにより受信した前記状態/設定確認を前記親機に転送する第1信号転送部と、
前記親機に設けられ、前記状態/設定確認信号に基づいて、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の確認を行い、前記操作がなされた時点で、前記電気機器又はガス機器が本来待機状態にあるべきものであるが待機状態になっていない場合及び前記電気機器又はガス機器が本来動作設定されているべきものであるが動作設定されていない場合、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えを行うと共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号を出力する接続機器制御部と、
前記親機に設けられ、前記接続機器制御部から出力された前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号を前記子機に転送する第2信号転送部と、
前記子機又は前記リモコン装置に設けられ、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定に応じた信号に応じた所定のパターンで情報を出力する情報出力部を備えたことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記操作部は、1つの操作ボタンのみを有し、該操作ボタンを操作するたびに、前記状態/設定確認信号と少なくとも1つの他の信号がサイクリックに出力されることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
- 前記操作部は、表示装置と、少なくとも1つのスクロールボタン及び少なくとも1つの操作ボタンを備え、
前記スクロールボタンを操作するたびに、あらかじめ登録されている前記電気機器又はガス機器の名称が前記表示装置に順に表示され、
前記操作ボタンを操作することにより、前記信号出力部は、前記表示装置に表示されている電気機器又はガス機器に対して、前記電気機器の状態/設定確認信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のインターホンシステム。 - 前記電気機器又はガス機器は、前記接続機器制御部からの制御信号を受信して、その制御信号に応じて所定の動作を行いうるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記電気機器は、所定の状態を検出するためのセンサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記電気機器は、前記接続機器制御部からの制御信号を受信して、その制御信号に応じて施錠及び解錠が可能な電気錠であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記情報出力部は、前記子機に設けられた表示装置又はスピーカであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記情報出力部は、前記リモコン装置に設けられた表示装置、スピーカ又はバイブレータであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記電気機器は、待機電力量を最小とする第1待機状態と、それよりも待機電力量の大きい第2待機状態の切り替えが可能であり、
前記接続機器制御部は、さらに、前記第1待機状態と前記第2待機状態の切り替えを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。 - 前記電気機器は、前記接続機器制御部によって通電状態と非通電状態の切り替えが可能な通電制御装置であり、前記接続機器制御部は、前記通電制御装置を非通電状態に切り替えることによって、前記通電制御装置に接続された電気機器の待機電力を遮断することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 親機、子機及びリモコン装置で構成されるインターホンシステムであって、
前記リモコン装置に設けられ、ユーザによって操作される操作部と、
前記リモコン装置に設けられ、前記操作部の単一の操作ボタンによる第1操作に基づいて施錠信号を出力し、前記操作部の単一の操作ボタンによる第2操作に基づいて解錠信号を出力する信号出力部と、
前記リモコン装置に設けられ、前記施錠信号又は解錠信号を前記子機に送信すると共に、必要に応じて前記子機から送信された信号を受信する第1無線インターフェースと、
前記子機に備えられ、前記無線送信部から送信された前記施錠信号又は前記解錠信号を受信すると共に、必要に応じて前記親機から送信された信号を前記リモコン装置に向けて信号を送信する第2無線インターフェースと、
前記子機に設けられ、前記第2無線インターフェースにより受信した前記施錠信号又は前記解錠信号を前記親機に転送する第1信号転送部と、
前記親機に設けられ、前記施錠信号又は前記解錠信号に基づいて、住宅の玄関扉に設けられた電気錠の施錠状態の確認及び前記電気錠の施錠及び解錠を制御すると共に、前記電気錠が施錠されている場合に施錠確認信号を出力し、前記電気錠を施錠できなかった場合に異常信号を出力する施錠制御部と、
前記親機に設けられ、前記施錠制御部から出力された前記施錠確認信号又は前記異常信号を前記子機に転送する第2信号転送部と、
前記子機又は前記リモコン装置に設けられ、前記施錠確認信号に応じた第1のパターン又は前記異常信号に応じた第2のパターンで情報を出力する情報出力部を備えたことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記情報出力部は、前記子機に設けられた表示装置又はスピーカであることを特徴とする請求項11に記載のインターホンシステム。
- 前記情報出力部は、前記リモコン装置に設けられた表示装置、スピーカ又はバイブレータであることを特徴とする請求項11に記載のインターホンシステム。
- 前記リモコン装置は、前記電気錠を施錠及び解錠するための鍵又はキーホルダと一体的に形成されていることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記操作部は、1つの操作ボタンのみを有し、該操作ボタンを操作するたびに、サイクリックに前記施錠信号と前記解錠信号が交互に出力されることを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
- 前記親機は、前記住宅の屋内に設けられた少なくとも1つの電気機器又はガス機器に接続され、前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態を確認すると共に、前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態に応じた信号を出力し、前記子機から送信された制御信号に応じて前記電気機器又はガス機器の状態/設定状態を切り替える接続機器制御部をさらに備え、
前記信号出力部は、前記操作部に対する第3操作に基づいて状態/設定確認信号を出力し、
前記接続機器制御部は、前記状態/設定確認信号を受信すると、前記電気機器の状態/設定状態を確認し、前記第3操作がなされた時点で、前記電気機器又はガス機器が本来待機状態にあるべきものであるが待機状態になっていない場合及び前記電気機器又はガス機器が本来動作設定されているべきものであるが動作設定されていない場合、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えを行うと共に、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えが完了した場合に確認完了信号を出力し、前記電気機器又はガス機器の状態又は設定の切り替えができなかった場合に第2異常信号を出力し、
前記情報出力部は、前記接続機器制御部から出力された前記確認完了信号に応じた第3のパターン又は前記第2異常信号に応じた第4のパターンで情報を出力することを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載のインターホンシステム。 - 前記操作部は、表示装置と、少なくとも1つのスクロールボタン及び少なくとも1つの操作ボタンを供え、
前記スクロールボタンを操作するたびに、あらかじめ登録されている前記電気機器又はガス機器の名称が前記表示装置に順に表示され、
前記操作ボタンを操作することにより、前記信号出力部は、前記表示装置に表示されている電気機器又はガス機器に対して、前記電気機器の状態/設定状態又は前記状態/設定切替信号を出力することを特徴とする請求項16に記載のインターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010037958A JP2011176496A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010037958A JP2011176496A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インターホンシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011176496A true JP2011176496A (ja) | 2011-09-08 |
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---|---|---|---|
JP2010037958A Withdrawn JP2011176496A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インターホンシステム |
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-
2010
- 2010-02-23 JP JP2010037958A patent/JP2011176496A/ja not_active Withdrawn
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