JP2011175633A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実行環境間でより効率的に通信を行うこと。
【解決手段】状態保持部121は、状態情報を記憶する。タイミング記憶部122は、状態情報を送信するタイミングを指定する条件を示す情報を記憶する。状態送信部123は、実行環境10および実行環境20の少なくとも一方の実行状態、およびタイミング記憶部122に記憶されている条件に応じて、状態情報を実行環境20に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの実行環境間における通信に関する。
単一の情報処理装置上において仮想化された2つの実行環境間におけるデータ転送技術が知られている。例えば、特許文献1は、マルチコアCPUまたはマルチプロセッサを有する情報処理装置において、仮想装置間でのデータの送受信を行うことを開示している。特許文献2は、DPRAMを介してホストシステムとサブシステム(仮想装置)との間でデータを送受信することを開示している。特許文献3は2つの仮想装置間でメッセージを送受信する技術を開示している。特許文献4は、VM間でのデータのコピー等の処理を行うことを開示している。
特開2009−116561号公報 特開2002−351854号公報 特開平3−65734号公報 特開2008−299791号公報
実行環境間でメールの着信状態やマナーモード等の設定の状態を通信しようとするとき、頻繁に通信を行うと処理の負荷が増え、応答性の悪化や電力消費の増大を招くという問題があった。一方で、単に実行環境を切り替えるときに通信を行うと、切り替え時の処理量が増え、切り替えの応答性の悪化を招くという問題があった。
これに対し本発明は、実行環境間でより効率的に状態情報の通信を行う技術を提供する。
本発明は、第1実行環境および第2実行環境を含む複数の実行環境を実現するための命令群を記憶した環境記憶手段と、前記複数の実行環境のうち一の実行環境の実行状態をフォアグラウンド状態とし、他の実行状態をバックグラウンド状態として、前記環境記憶手段に記憶されている命令群を実行する実行手段と、前記第1実行環境から前記第2実行環境に送信される状態情報を記憶する状態保持手段と、前記第1実行環境および前記第2実行環境のうち対象となる対象実行環境の実行状態に関する条件を記憶したタイミング記憶手段と、前記タイミング記憶手段に記憶された条件が満たされた場合、前記状態保持手段に記憶されている前記状態情報を前記第2実行環境に送信をする送信手段とを有する情報処理装置を提供する。
この情報処理装置によれば、対象実行環境の実行状態に関する条件によらずに状態情報を送信する構成と比較して、より効率的に状態情報の通信をすることができる。
好ましい態様において、前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、前記条件は、前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったという条件を含んでもよい。
この情報処理装置によれば、対象実行環境の実行状態に関する条件によらずに状態情報を送信する構成と比較して、状態情報の通信をする頻度を減らすことができる。
別の好ましい態様において、この情報処理装置は、前記第1実行環境から前記状態情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された状態情報を出力する出力手段とを有してもよい。
さらに別の好ましい態様において、この情報処理装置は、前記出力手段により出力された状態情報を利用する状態利用手段を有してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記状態情報は複数の種別に区分されており、前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、前記タイミング記憶手段は、前記複数の種別の各々についての優先度を示す情報を記憶し、前記条件は、優先度が高い種別については前記対象実行環境の実行状態によらずに前記状態情報を送信し、優先度が低い種別については前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信するという条件を含んでもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報に対応するフラグを含み、前記状態保持手段は、新たな状態情報が入力されると、前記新たな状態情報を前記データセットに書き込み、前記状態保持手段は、前記新たな状態情報を前記データセットに書き込むと、前記書き込まれた状態情報に対応するフラグを未送信を示すものに書き替え、前記送信手段は、前記送信の際、前記状態保持手段に記憶されている状態情報の中から前記フラグが未送信を示すものを抽出して送信し、前記状態保持手段は、前記送信手段により送信された状態情報に対応するフラグを送信済みを示すものに書き替えてもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記状態情報は、情報提示に関する情報提示状態を含む複数の状態に区分されており、前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、前記条件は、前記状態情報が前記情報提示状態に関するものである場合には、前記対象実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であるときには送信せず、前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信するという条件を含んでもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記複数の状態は、前記情報処理装置の設定に関する設定状態を含み、前記条件は、前記状態情報が前記設定状態に関するものである場合には、前記対象実行環境の実行状態によらずに送信するという条件を含んでもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記複数のデータセットの各々は、前記状態情報の種別を示す状態種別をさらに含み、前記状態保持手段は、新たな状態情報が入力されると、前記新たな状態情報と、前記複数のデータセットに含まれる状態情報のうち前記新たな状態情報と同一の状態種別に対応する状態情報とを比較し、両者が異なる場合には前記データセットに含まれる状態情報を前記新たな状態情報に書き替え、前記書き替えられた状態情報に対応するフラグを未送信を示すものに書き替えてもよい。
この情報処理装置によれば、新たな状態情報と既に記憶している状態情報とを比較しない構成と比較して、通信の頻度を減らすことができる。
さらに別の好ましい態様において、前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、前記条件は、前記対象実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わった後で送信するという条件を含んでもよい。
この情報処理装置によれば、バックグラウンド状態への切り替えが完了する前に状態情報を送信する構成と比較して、新たにフォアグラウンド状態になる実行環境が動作可能となるまでの時間を短くすることができる。
さらに別の好ましい態様において、前記条件は、前記状態保持手段が記憶している状態情報の量がしきい値を超えた場合に送信するという条件を含んでもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記条件は、一の状態情報を送信するときに他の状態情報を送信するという条件を含んでもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記送信手段は、前記第2実行環境または他の装置からの要求に応じて前記状態情報を送信してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、前記状態種別の各々について、対応する状態情報の受信を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、前記受信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理してもよい。
この情報処理装置によれば、アクセス制限管理手段を有しない構成と比較して、安全性を高めることができる。
さらに別の好ましい態様において、前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、前記状態種別の各々について、対応する状態情報の利用を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、前記状態利用手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、前記状態種別の各々について、対応する状態情報の送信を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、前記送信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記第1実行環境以外の前記複数の実行環境の各々について、前記第1実行環境よりもセキュアであるか非セキュアであるかを示す第1の情報と、前記第1の情報により非セキュアであることが示される実行環境への前記第1実行環境からの状態情報の送信を禁止することを示す第2の情報とを含むポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、前記送信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記アクセス制限管理手段は、前記第1実行環境以外の実行環境または他の装置からの要求に応じて前記ポリシーを書き替えてもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記ポリシーは、前記第1実行環境以外の前記複数の実行環境の各々について、前記第1実行環境よりもセキュアであるか非セキュアであるかを示す情報を含み、前記アクセス制限手段は、前記要求の送信元がセキュアな実行環境であった場合のみ、前記ポリシーの書き替えを行ってもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記第1実行環境は前記第2実行環境よりも非セキュアであり、前記状態保持手段、前記タイミング記憶手段および前記送信手段を含む第1状態通信装置が前記第1実行環境で動作し、前記送信手段により送信される状態情報は、前記情報処理装置の設定に関するものであり、前記第2実行環境上において、第2状態通信装置が動作し、前記第2状態通信装置は、前記第1実行環境から送信された状態情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された状態情報を、前記第2実行環境上で前記設定を行うプログラムに出力する第2出力手段とを有してもよい。
さらに別の好ましい態様において、前記第2状態通信装置は、前記第2受信手段により受信された状態情報を検査する検査手段を有し、前記第2出力手段は、前記検査手段による検査に合格した状態情報を出力してもよい。
また、本発明は、第1実行環境および第2実行環境を含む複数の実行環境を実現するための命令群と前記第1実行環境および前記第2実行環境のうち対象となる対象実行環境の実行状態に関する条件とを記憶した記憶手段と、前記複数の実行環境のうち一の実行環境の実行状態をフォアグラウンド状態とし、他の実行状態をバックグラウンド状態として、前記記憶手段に記憶されている命令群を実行する実行手段とを有する情報処理装置において、前記実行手段が、前記第1実行環境から前記第2実行環境に送信される状態情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、前記記憶手段に記憶された条件が満たされた場合、前記実行手段が、前記記憶手段に記憶されている前記状態情報を前記第2実行環境に送信するステップとを有する情報処理方法を提供する。
好ましい態様において、前記第1実行環境は前記第2実行環境よりも非セキュアであり、前記記憶させるステップおよび前記送信するステップは、前記第1実行環境上で行われ、前記送信される状態情報は、前記情報処理装置の設定に関するものであり、前記第2実行環境を実行している前記実行手段が、前記第1実行環境から送信された状態情報を受信するステップと、前記第2実行環境を実行している前記実行手段が、前記受信された状態情報を、前記第2実行環境上で前記設定を行うプログラムに出力するステップとを有してもよい。
一実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である。 状態保持部121に記憶される情報を例示する図である。 タイミング記憶部122に記憶される情報を例示する図である。 状態出力部125が記憶している情報を例示する図である。 アクセス制限に関するポリシーを例示する図である。 情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。 新たな状態情報が入力されたときの処理を示すフローチャートである。 実行状態が切り替えられたときの処理を示すフローチャートである。 状態情報を要求されたときの処理を示すフローチャートである。 アクセス制限の処理を示すフローチャートである。 状態情報の利用制限を示すフローチャートである。 セキュアな実行環境からの設定変更の処理を示すフローチャートである。 動作例2における画面の遷移を示す図である。 変形例1に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である。 変形例2に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である。
1.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である。この例で、情報処理装置1はいわゆるスマートフォンである。情報処理装置1は、実行環境10(第1実行環境の一例)、実行環境20(第2実行環境の一例)、VM(Virtual Machine)間通信機能30、およびVMM(Virtual Machine Monitor)40を有する。実行環境10および実行環境20は仮想装置(ヴァーチャルマシン、Virtual Machine)上に構築されている。実行環境10および実行環境20上では、それぞれOS(Operating System)11およびOS21が動作している。ここで、「実行環境」とは、ある種のプログラムを実行するための基盤となるプログラム、またはこのプログラムにより実現される機能をいう。
VMM40は、複数の実行環境を動作させる機能(またはこの機能を実現させるためのプログラム)である。VMM40の制御下で、実行環境10および実行環境20は、それぞれ独立したOSやドライバを有する。VM間通信機能30は、実行環境間で通信を行うための機能(またはこの機能を実現させるためのプログラム)である。
この例で、実行環境10および実行環境20は、一方がフォアグラウンド状態、他方がバックグラウンド状態として実行される。「フォアグラウンド状態」とは、ユーザからの情報の入力を受け付ける状態をいい、「バックグラウンド状態」とはフォアグラウンド状態と異なる状態、すなわちユーザからの情報の入力を受け付けない状態をいう。実行環境の実行状態(フォアグランド状態かバックグラウンド状態か)は、あるイベントを契機として切り替えられる。このイベントは、例えば、ユーザによるボタン操作や、着信などのシステムイベントである。
実行環境10は、状態通信装置12を有する。状態通信装置12は、実行環境10および実行環境20の間で状態に関する情報(以下「状態情報」という)を通信するための機能である。状態情報により示される「状態」については後述する。状態通信装置12は、OS11上で動作するプログラムにより実現される。状態通信装置12は、状態保持部121、タイミング記憶部122、状態送信部123、状態受信部124、状態出力部125、状態利用部126およびアクセス制限管理部127を有する。
状態保持部121(状態保持手段の一例)は、状態情報を記憶する。この例で、状態情報は、ユーザへの情報提示に関する状態(以下「情報提示状態」という)に関する情報および情報処理装置1の設定に関する状態(以下「設定状態」という)に関する情報を含む。情報提示状態は、例えば、メール、SMS、電話等の受信(着信)があったという状態、プッシュ型情報配信サービスの新着情報を受信したという状態、ファイルのダウンロード等の処理が完了したという状態である。設定状態は、例えば、情報処理装置1の状態がマナーモードにあるという状態、ロック(ローカルロックや遠隔ロック等)されている状態、ネットワークサービス(留守番電話やキャッチホン等)の設定に関する状態である。
図2は、状態保持部121に記憶される情報を例示する図である。状態保持部121は、複数のデータセットを記憶している。各データセットは、状態種別、状態情報およびフラグを含む。状態種別は、状態の種別を示す情報である。この例では、状態種別として、「メール着信」、「電話着信」、「新着情報」、「処理完了」、「マナーモード」、および「ロック状態」が記憶されている。フラグは、状態情報が送信済みであるか否かを示す。図2の例では、状態種別「メール着信」に対して、状態情報が「2通未読」であり、この状態情報が「送信済み」であることが示されている。
再び図1を参照する。タイミング記憶部122(タイミング記憶手段の一例)は、状態情報を送信するタイミングを指定する条件を示す情報を記憶する。この条件は、例えば、状態情報の区分に応じて設定されている。
図3は、タイミング記憶部122に記憶される情報を例示する図である。タイミング記憶部122は、複数のデータセットを記憶している。各データセットは、状態種別および区分を含む。図3の例では、状態種別「メール着信」、「電話着信」、「新着情報」および「処理完了」が区分「情報提示状態」に属し、状態種別「マナーモード」および「ロック状態」が区分「設定状態」に属することが示されている。設定状態に関する状態情報は、送信元の実行環境(この例では実行環境10)の実行状態によらずに送信される。すなわち、送信元の実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であってもバックグラウンド状態であっても、設定状態に関する状態情報は即座に送信される。情報提示状態に関する状態情報は、送信元の実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるときか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わるタイミングで送信される。すなわち、送信元の実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であるときは、情報提示状態の状態情報は送信されない。
再び図1を参照する。状態送信部123(送信手段の一例)は、実行環境10および実行環境20の少なくとも一方の実行状態、およびタイミング記憶部122に記憶されている条件に応じて、状態情報を実行環境20に送信する。実行環境10と実行環境20との間の情報における情報の通信には、VM間通信機能30が用いられる。また、状態送信部123は、実行環境10および実行環境20の少なくとも一方の実行状態を取得する。この例で、状態送信部123は、VMM40から実行環境10の実行状態を取得する。VMM40は実行環境10および実行環境20の実行状態を管理しており、フォアグラウンド状態にある実行環境とバックグラウンド状態にある実行環境を特定する情報を有している。さらに、状態送信部123は、タイミング記憶部122に設定されている条件が満たされると、状態情報および状態種別を送信先の実行環境に送信する。
状態受信部124(受信手段の一例)は、実行環境20等の他の実行環境からVM間通信機能30を介して状態情報を受信する。また、状態受信部124は、受信した状態情報が正当なものであるか認証を行う。認証は、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)やMAC(Message Authentication Code、メッセージ認証コード)、電子署名を用いて行われる。さらに、状態受信部124は、アクセス制限管理部127(後述)が有しているポリシーを参照して、ポリシーに応じて状態情報の受信を制限する。
状態出力部125(出力手段の一例)は、受信した状態情報を、状態情報を利用する機能に対して出力する。「状態情報を利用する機能」とは、例えば、実行環境10上で動作するアプリケーションプログラム、ミドルウェア、OS、デバイスドライバ等のプログラムである。この例で、状態出力部125は、状態情報と出力先の機能とを対応させる情報を記憶している。
図4は、状態出力部125が記憶している情報を例示する図である。状態出力部125は、複数のデータセットを記憶している。各データセットは、状態種別および出力先の機能を含む。この例では、例えば、状態種別「メール着信」は「ステータスバー」に対応している。状態出力部125は、受信した状態情報の状態種別が「メール着信」であった場合には、受信した状態情報を「ステータスバー」というプログラムに出力する。
再び図1を参照して説明する。状態利用部126(利用手段の一例)は、状態情報を利用する。状態利用部126は、情報提示状態に関する状態情報を表示したり、設定状態に関する状態情報に従って情報処理装置1の設定を行ったりする。状態利用部126は、状態出力部125により状態情報の出力先であってもよい。
アクセス制限管理部127(アクセス制限管理手段)は、状態情報のアクセス制限に関するポリシーを記憶している。
図5は、アクセス制限に関するポリシーを例示する図である。ポリシーは、複数のデータセットを含む。各データセットは、状態種別と、アクセス制限の内容を含む。図5の例では、アクセス制限は、受信時のアクセス制限と、送信時のアクセス制限とをさらに含む。アクセス制限の内容は、「受信する」、「受信しない」、「送信する」、「送信しない」および「ユーザに問い合わせ」を含んでいる。例えば、状態種別「新着情報」については、受信時は「受信しない」および送信時は「送信する」というアクセス制限が設定されている。状態種別「ロック状態」については、受信時は「ユーザに問い合わせ」、送信時は「送信する」というアクセス制限が設定されている。「ユーザに問い合わせ」とは、受信または送信の可否をユーザに問い合わせることをいう。
アクセス制限のポリシーは、他のプログラムや装置からの要求に応じて変更される。ポリシー変更の要求は、例えば、実行環境10上で動作するアプリケーションプログラムやミドルウェア、実行環境20等の他の実行環境、VMM40等のシステムを管理するモジュール、または移動通信網やインターネットに接続されたサーバ等の情報処理装置1以外の他の装置から送信される。アクセス制限管理部127は、これらのプログラムや装置からの要求に応じて、ポリシーを変更する。
再び図1を参照して説明する。実行環境20は、状態通信装置22を有する。状態通信装置22は、実行環境10および実行環境20の間で状態情報を通信するための機能である。状態通信装置22は、OS21上で動作するプログラムにより実現される。状態通信装置22は、状態保持部221、タイミング記憶部222、状態送信部223、状態受信部224、状態出力部225、状態利用部226およびアクセス制限管理部227を有する。これらの機能は、状態通信装置12と同様である。
図6は、情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置1は、制御部110、記憶部120、入力部130、表示部140、通信部150を有する。制御部110は、情報処理装置1の構成要素を制御する。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112およびROM(Read Only Memory)113を有する。CPU111は、種々の演算を行う装置である。RAM112は、CPU111がプログラムを実行する際の作業エリアとして機能する記憶装置である。ROM113は、プログラムやデータを記憶する記憶装置である。記憶部120は、内蔵フラッシュメモリや、HDD(Hard Disk Drive)、着脱式のメモリカード等の不揮発性の記憶装置を含む。記憶部120は、OS11およびOS21等の基本プログラムや、OS上で動作するアプリケーションプログラム、VM間通信機能30およびVMM40を実現するためのプログラム等、種々のプログラムおよびデータを記憶する。制御部110が記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、図1の機能が実現される。状態保持部121、タイミング記憶部122、状態出力部125、アクセス制限部127等、情報を記憶する機能は、RAM111や記憶部120に記憶領域を確保し、この記憶領域に情報を記憶する。
入力部130は、制御部110に情報を入力する。入力部130は、テンキーや、キーパッド、ボタン、タッチパッド、タッチパネル等の入力装置を含む。表示部140は、情報を表示する。LCD(Liquid Crystal Display)や、ELディスプレイ等の表示装置を含む。通信部150は、移動通信網を介した通信を行う。通信部150は、アンテナや、増幅器等の送受信装置を含む。
この例で、RAM112、ROM113または記憶部120は、複数の実行環境を実現するための命令群を記憶した環境記憶手段または記憶手段の一例である。CPU111は、これらの命令群を実行する実行手段の一例である。
2.動作
2−1.状態情報の送信
次に、状態通信装置12の動作を説明する。ここでは、実行環境10が送信元の実行環境であり、実行環境20が送信先の実行環境である場合を例に説明する。状態通信装置12は、あるイベントを契機として、状態保持部121に記憶されている状態情報を実行環境20に送信する。契機となるイベントには、(1)新たな状態情報が入力されたとき、(2)実行環境10の実行状態がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替えられたとき、(3)状態情報を要求されたときがある。以下、(1)〜(3)の各イベントを契機とした状態情報の送信処理を説明する。
2−1−1.新たな状態情報が入力されたときの処理
図7は、新たな状態情報が入力されたときの処理を示すフローチャートである。以下、状態通信装置の構成要素を処理の主体として説明するが、これは、CPU111が、これらの機能構成を実現するための命令群(プログラムモジュール)を実行して他のハードウェア要素を制御することにより処理が行われることを意味する。
まず送信元の実行環境である実行環境10において、状態保持部121に状態情報が入力される(ステップS101)。状態情報は、実行環境10上で動作するアプリケーションプログラムや、ミドルウェア、OS、デバイスドライバ等から入力される。ステップS102において、状態保持部121は、入力された状態情報と記憶している状態情報とが異なるか判定する。入力された状態情報と記憶している状態情報とが異なると判定された場合(S102:YES)、状態保持部121は、処理をステップS103に移行する。入力された状態情報と記憶している状態情報とが同じであると判定された場合(S102:NO)、状態保持部121は、処理をステップS105に移行する。
ステップS103において、状態保持部121は、記憶している状態情報を更新する。すなわち、状態保持部121は、記憶している状態情報を、入力された状態情報に書き替える。状態情報を更新すると、状態保持部121は、更新した状態情報に対応するフラグを「未送信」に書き替える。
ステップS104において、状態送信部123は、送信元の実行環境(この例では実行環境10)の実行状態を取得する。
ステップS105およびステップS106において、状態送信部123は、入力された状態情報を直ちに送信するか判断する。この例では、状態送信部123は、状態情報が情報提示状態ではないか、または、送信元の実行環境がフォアグラウンド状態ではない場合に、状態情報を送信する。具体的には次のとおりである。状態送信部123は、ステップS101で入力された状態情報について、タイミング記憶部122に記憶されている条件が満たされたか判断する。具体的には、ステップS105において、状態送信部123は、入力された状態情報が情報提示状態に属するものであるか判断する。入力された状態情報が情報提示状態に属するものであると判断された場合(S105:YES)、状態送信部123は、処理をステップS106に移行する。入力された状態情報が情報提示状態に属するものでない(すなわち、入力された状態情報が設定状態に属するものである)と判断された場合(S105:NO)、状態送信部123は、処理をステップS107に移行する。また、ステップS106において、状態送信部123は、送信元の実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であるか判断する。送信元の実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であると判断された場合(S106:YES)、状態送信部123は、図7の処理を終了する。送信元の実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態でない(すなわち、送信元の実行環境の実行状態がバックグラウンド状態である)と判断された場合(S106:NO)、状態送信部123は、処理をステップS107に移行する。
ステップS107において、状態送信部123は、状態保持部121に記憶されている状態情報の中から、フラグが「未送信」の状態情報を抽出する。ステップS108において、状態送信部123は、抽出した状態情報を送信先の実行環境(この例では実行環境20)に送信する。ステップS109において、状態送信部123は、状態保持部121にアクセスし、送信した状態情報に対応するフラグを「送信済み」に書き替える。この場合において、送信エラーを示す応答を状態通信装置12が受信したときは、状態送信部123は状態保持部121にアクセスし、エラーが発生した状態情報に対応するフラグを「未送信」に書き替える。フラグの書き替えが完了すると、状態通信装置12は、図7の処理を終了する。
次に送信先の実行環境である実行環境20において、状態受信部224は、実行環境10から状態情報を受信する(ステップS110)。ステップS111において、状態出力部225は、受信した状態情報を、これを利用する機能に対して出力する。ここでは、状態情報は状態利用部226に出力される。ステップS112において、状態利用部226は、受信した状態情報を利用する。状態情報を利用すると、状態通信装置22は、図7の処理を終了する。
2−1−2.実行状態が切り替えられたとき
図8は、実行状態が切り替えられたときの処理を示すフローチャートである。この例では、図8のフローの開始前において、実行環境10がフォアグラウンド状態であり、実行環境20がバックグラウンド状態である。図8の処理は、実行状態の切り替えの契機(ユーザによるボタン操作やシステムイベント)が発生したときに実行される。
ステップS201において、状態送信部123は、送信元の実行環境の実行状態のフォアグラウンド状態からバックグランド状態への切り替えが完了したことを検知する。この例では、VMM40が、実行環境10および実行環境20の実行状態を管理している。VMM40は、実行環境10の実行状態をフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替える。切り替えが完了すると、VMM40は、切り替えが完了した旨を管理下にある実行環境(実行環境10および実行環境20)に通知する。状態送信部123は、VMM40からの通知により、実行環境10の実行状態がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替えられたことを検知する。
ステップS202において、状態送信部123は、状態保持部121が記憶している状態情報の中から、フラグが「未送信」の状態情報を抽出する。ステップS203において、状態送信部123は、抽出した状態情報を送信する。ステップS204において、状態送信部123は、状態保持部121にアクセスし、送信した状態情報に対応するフラグを「送信済み」に書き替える。フラグを書き替えると、状態通信装置12は、図8の処理を終了する。
2−1−3.状態情報を要求されたとき
図9は、状態情報を要求されたときの処理を示すフローチャートである。ステップS301において、状態送信部123は、状態情報の要求を受信する。この要求は、状態情報の送信を要求するものであり、状態情報を特定する識別子(例えば状態種別)を含んでいる。
ステップS302において、状態送信部123は、状態保持部121に記憶されている状態情報の中から、要求に含まれる状態種別と同一の状態種別に対応するものを抽出する。ステップS303において、状態送信部123は、抽出した状態情報を、要求の送信元の実行環境に送信する。ステップS304において、状態送信部123は、状態保持部121にアクセスし、送信した状態情報に対応するフラグを「送信済み」に書き替える。フラグを書き替えると、状態通信装置12は、図9の処理を終了する。
2−2.アクセス制限
2−1−1〜3節では、状態情報のアクセス制限についての説明を割愛したので、ここでアクセス制限について説明する。ここでは、2−1−2節の実行状態が切り替えられたときの処理におけるアクセス制限を例に説明するが、2−1−1節や2−1−3節の処理においても同様にアクセス制限が行われる。
図10は、アクセス制限の処理を示すフローチャートである。図10において、図8と重複する部分には同一の符号が割り当てられている。ステップS202の処理を終了すると、状態送信部123は、抽出した状態情報の中から、送信が制限されているものを除外する(ステップS401)。詳細には以下のとおりである。状態送信部123は、アクセス制限管理部127に対し、抽出した状態情報の送信可否の問い合わせを送信する。この問い合わせは、状態種別を含んでいる。問い合わせを受信すると、アクセス制限管理部127は、問い合わせに含まれる状態種別を抽出する。アクセス制限管理部127は、記憶しているポリシーを参照して、抽出された状態種別に対応する状態情報のアクセス制限の内容を抽出する。アクセス制限管理部127は、抽出されたアクセス制限の内容(図5の例では、「送信する」、「送信しない」および「ユーザに問い合わせ」のいずれか)を、問い合わせに対する応答として状態送信部123に送信する。状態送信部123は、受信した応答に含まれるアクセス制限の内容が「送信しない」となっている状態情報については、送信の対象から除外する。
ステップS402において、状態送信部123は、ユーザへの問い合わせが必要であるか、すなわち、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっている状態情報があるか判断する。ユーザへの問い合わせが必要であると判断された場合(S402:YES)、状態送信部123は、処理をステップS403に移行する。ユーザへの問い合わせが必要でないと判断された場合(S402:NO)、状態送信部123は、処理をステップS203に移行する。
ステップS403において、状態送信部123は、ユーザに送信可否を問い合わせる。具体的には以下のとおりである。状態送信部123は、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっているすべての状態情報について、送信の可否を入力させる画面を表示する。ユーザは、画面を見て入力部130を操作し、送信の可否を入力する。ステップS404において、状態送信部123は、ユーザが「送信しない」と入力した状態情報については送信の対象から除外する。
ステップS203以降の処理については既に説明したとおりである。ここでは、ステップS401〜S404で送信の対象から除外された状態情報は送信されない。
次に、送信先の実行環境上で動作する状態通信装置である状態通信装置22における処理を説明する。ステップS410において、状態受信部224は、状態通信装置12(実行環境10)から状態情報を受信する。
ステップS411において、状態受信部224は、受信した状態情報の中から、受信が制限されているものを除外する。詳細には以下のとおりである。状態受信部224は、アクセス制限管理部227に対し、受信した状態情報の受信可否の問い合わせを送信する。この問い合わせは、状態種別を含んでいる。問い合わせを受信すると、アクセス制限管理部227は、問い合わせに含まれる状態種別を抽出する。アクセス制限管理部227は、記憶しているポリシーを参照して、抽出された状態種別に対応する状態情報のアクセス制限の内容を抽出する。アクセス制限管理部227は、抽出されたアクセス制限の内容(図5の例では、「受信する」、「受信しない」および「ユーザに問い合わせ」のいずれか)を、問い合わせに対する応答として状態受信部224に送信する。状態受信部224は、受信した応答に含まれるアクセス制限の内容が「受信しない」となっている状態情報については、受信の対象から除外、すなわち削除する。なお、受信の対象から除外された状態情報について、状態受信部224は、送信元にエラーメッセージを返す。あるいは、状態受信部224は、送信元にエラーメッセージを返さなくてもよい。
ステップS412において、状態受信部224は、ユーザへの問い合わせが必要であるか、すなわち、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっている状態情報があるか判断する。ユーザへの問い合わせが必要であると判断された場合(S412:YES)、状態受信部224は、処理をステップS413に移行する。ユーザへの問い合わせが必要でないと判断された場合(S412:NO)、状態受信部224は、処理をステップS415に移行する。
ステップS413において、状態受信部224は、ユーザに受信可否を問い合わせる。具体的には以下のとおりである。状態受信部224は、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっているすべての状態情報について、受信の可否を入力させる画面を表示する。ユーザは、画面を見て入力部130を操作し、受信の可否を入力する。ステップS414において、状態受信部224は、ユーザが「受信しない」と入力した状態情報については受信の対象から除外、すなわち削除する。
ステップS415において、状態出力部225は、受信した状態情報を、それを利用する機能に対して出力する。状態情報が入力された機能は、状態情報を利用する。状態情報を利用すると、状態通信装置22は、図10の処理を終了する。受信されて状態出力部225により出力された状態情報について、状態受信部224は、送信元の実行環境に対して確認応答(ACK)を送信する。
2−3.利用制限
図11は、送信先(この例では実行環境20)における状態情報の利用制限を示すフローチャートである。ステップS501において、状態受信部224は、実行環境10から状態情報を受信する。ステップS502において、状態出力部225は、受信した状態情報を状態利用部226に出力する。
ステップS503において、入力された状態情報の中から、利用が制限されているものを除外する。具体的には以下のとおりである。状態利用部226は、アクセス制限管理部227に対し、入力された状態情報の利用可否の問い合わせを送信する。この問い合わせは、状態種別を含んでいる。問い合わせを受信すると、アクセス制限管理部227は、問い合わせに含まれる状態種別を抽出する。アクセス制限管理部227は、記憶しているポリシーを参照して、抽出された状態種別に対応する状態情報のアクセス制限の内容を抽出する。アクセス制限管理部227は、抽出されたアクセス制限の内容(図5の例では、「利用する」、「利用しない」および「ユーザに問い合わせ」のいずれか)を、問い合わせに対する応答として状態利用部226に送信する。状態利用部226は、受信した応答に含まれるアクセス制限の内容が「利用しない」となっている状態情報については、利用の対象から除外、すなわち削除する。
ステップS504において、状態利用部226は、ユーザへの問い合わせが必要であるか、すなわち、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっている状態情報があるか判断する。ユーザへの問い合わせが必要であると判断された場合(S504:YES)、状態利用部226は、処理をステップS505に移行する。ユーザへの問い合わせが必要でないと判断された場合(S504:NO)、状態利用部226は、処理をステップS507に移行する。
ステップS505において、状態利用部226は、ユーザに利用可否を問い合わせる。具体的には以下のとおりである。状態利用部226は、アクセス制限の内容が「ユーザに問い合わせ」となっているすべての状態情報について、利用の可否を入力させる画面を表示する。ユーザは、画面を見て入力部130を操作し、利用の可否を入力する。ステップS506において、状態利用部226は、ユーザが「利用しない」と入力した状態情報については利用の対象から除外、すなわち削除する。
ステップS507において、状態利用部226は、状態情報を利用する。状態情報を利用すると、状態通信装置22は、図11の処理を終了する。
2−4.具体的動作例
以下、具体的動作例を説明する。ここでは、(1)セキュアな実行環境からの情報処理装置1の設定変更、(2)バックグラウンド状態の実行環境におけるメール受信の表示、の2つの具体例を説明する。
2−4−1.動作例1:セキュアな実行環境からの設定変更
この例で、実行環境10および実行環境20はセキュリティレベルが異なっている。実行環境10は非セキュアな実行環境であり、実行環境20はセキュアな実行環境である。ここで、「セキュアな実行環境」とは、信頼されたプログラムのみが動作するクローズドな実行環境をいう。「非セキュアな実行環境」とは、信頼できないサードパーティのプログラムをインストールまたは実行できるオープンな実行環境をいう。ここでは、設定状態に関する状態情報を非セキュアな実行環境からセキュアな実行環境に送信し、セキュアな実行環境において情報処理装置1の設定変更を行う例を説明する。ここで、「セキュア」および「非セキュア」とは、相対的に一方がよりセキュアで他方がよりセキュアでない状態を意味する。
この例において、対象となる状態種別は「ロック状態」である。情報処理装置1は、実行環境10上において、セキュリティ上、直接、情報処理装置1のロック状態の設定は変更できないように設計されている。すなわち、実行環境10上で動作するプログラムがロック状態の設定を行うには、実行環境20に依頼する必要がある。いま、実行環境10がフォアグラウンド状態であり、実行環境20がバックグラウンド状態である。ロック状態はオフ、すなわち、入力部130からの入力を受け付ける状態に設定されている。実行環境10においては、ロック状態の設定を変更するためのアプリケーションプログラム(以下「ロック変更アプリ」という)が実行されている。
図12は、セキュアな実行環境からの設定変更の処理を示すフローチャートである。ここでは簡単のため、アクセス制限などの処理は省略している。ステップS601において、ロック変更アプリは、状態通信装置12を呼び出し、ロック状態をオンにする状態情報を入力する。実行環境10においては情報処理装置1の設定を変更することができないので、ロック変更アプリは、設定の変更をするのではなく、状態通信装置12を呼び出し、ロック状態をオンにする状態情報を入力するように構成されている。
ステップS602において、状態保持部121は、ロック変更アプリにより入力された状態情報を記憶する。ステップS603において、状態送信部123は、入力された状態情報を実行環境20に送信する。状態情報を送信すると状態通信装置12は図12の処理を終了する。この間、実行環境10はフォアグラウンド状態のままである。
実行環境20において、状態通信装置22の状態受信部224は、実行環境10から状態情報を受信する(ステップS604)。ステップS605において、状態出力部225は、受信した状態情報を状態利用部226に出力する。ステップS606において、状態利用部226は、状態出力部225から出力された状態情報を利用する。具体的には以下のとおりである。この状態情報は情報処理装置1のロック状態をオンに変更するためのものである。実行環境20上では、情報処理装置1のロック状態を変更するプログラムが動作する。状態出力部225は、このプログラムを呼び出してロック状態をオンに変更させる。この間、実行環境20はバックグラウンド状態のままである。状態情報を利用すると、状態通信装置22は図12の処理を終了する。
2−4−2.動作例2:バックグラウンド状態の実行環境におけるメール受信の表示
この例で、実行環境10はバックグラウンド状態であり、実行環境20はフォアグラウンド状態である。対象となる状態種別は「メール着信」である。実行環境10においては、メールを受信するためのアプリケーションプログラム(以下「メーラ」という)が実行されている。
新たなメールを受信すると、メーラは、状態通信装置12を呼び出し、新着メールがあったことを示す状態情報(例えば「3通未読」)を入力する。状態保持部121は、メーラにより入力された状態情報を記憶する。状態送信部123は、入力された状態情報を実行環境20に送信する。この間、実行環境10はバックグラウンド状態のままである。
実行環境20において、状態通信装置22の状態受信部224は、実行環境10から状態情報を受信する。状態出力部225は、受信した状態情報をプログラム「ステータスバー」に出力する。ステータスバーは、メール着信があったこと等を画面上に表示するためのプログラムである。
図13は、動作例2における画面の遷移を示す図である。図13(a)は状態情報が通信される前の状態を、図13(b)は状態情報が通信された後の状態を示している。画面は、ステータスバーSBと、自由領域FAとに分かれている。自由領域FAは、アプリケーションプログラムが自由に使用することができる表示領域である。ステータスバーSBは、電池残量、電波強度、現在時刻など、所定のパラメータに関する情報を表示するための表示領域である。この例では、自由領域FAにはフォアグラウンド状態にある実行環境の画面のみが表示される。この例ではフォアグラウンド状態にあるのは実行環境20なので、自由領域FAには実行環境20上で動作するアプリケーションプログラムの画面が表示される。しかし、ステータスバーSBには、バックグラウンド状態にある実行環境における状態(この例では未読メールの数)が表示される。アイコンI1は、未読メールが2通あることを示す画像である。アイコンI2は、未読メールが3通あることを示す画像である。自由領域FAには実行環境20の画面が表示されているが、実行環境10における状態の変化に応じて、ステータスバーSBの画面が更新される。
3.他の実施形態
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
3−1.変形例1
状態通信装置と実行環境との関係は、実施形態で説明したものに限定されない。状態通信装置12の機能の一部または全部が、送信元の実行環境(実行環境10)および送信先の実行環境(実行環境20)以外の実行環境上で動作してもよい。
図14は、変形例1に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である(状態通信装置22の詳細は省略している)。この例で、情報処理装置1は、実行環境10および実行環境20に加え、実行環境50を有する。実行環境10および実行環境20は一方がフォアグラウンド状態となり他方がバックグラウンド状態となるが、実行環境50は常にバックグラウンド状態である。この例で、実行環境50上で、OS51が動作する。OS51上では、状態通信装置52が動作する。状態通信装置52は、状態保持部121を有する。実行環境10上の状態通信装置12は、状態保持部121を有していない。状態通信装置12の機能要素が状態保持部121にアクセスしたいときは、VM間通信機能30を介して実行環境50にアクセスする。なお、実行環境10と実行環境50との間の機能の分配は図14に例示したものに限定されない。状態通信装置12の機能は、実行環境10と実行環境50との間でどのように分配されてもよい。また、実行環境50は、フォアグラウンド状態に切り替わる実行環境であってもよい。
3−2.変形例2
実行環境10と実行環境20との関係は実施形態で説明したものに限定されない。実行環境20は実行環境10上で動作してもよい。
図15は、変形例2に係る情報処理装置1の機能構成を示す図である。この例で、実行環境10と実行環境20とは、OS11がホストOSでありOS21がゲストOSとなる関係を有している。OS21は、仮想マシンを生成するアプリケーションプログラムにより、OS11上で動作する。このアプリケーションプログラムにより、実行環境10と実行環境20とは情報の通信をすることができる。状態情報の通信の方法は実施形態で説明したものと同様である。なお、ホストOSとゲストOSの関係は図15に例示されたものに限定されない。OS21がホストOSでありOS11がゲストOSとなる関係を有していてもよい。
3−3.変形例3
状態情報を送信する条件は、実施形態で説明したものに限定されない。実行環境10および実行環境20のうち、条件の対象となる対象実行環境の実行状態に関する条件を含むものであれば、どのような条件が用いられてもよい。対象実行環境の実行状態に関する条件としては、実施形態で既に説明したものも含め、例えば以下の条件が用いられる。これらの条件のうち1つのものが単独で用いられてもよいし、他の条件と組み合わせて用いられてもよい。以下の例では、対象実行環境は送信元の実行環境である。
(1)送信元の実行環境がバックグラウンド状態であるときに状態情報を送信する。
(2)送信元の実行環境がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに状態情報を送信する。
(3)優先度が高い状態種別については送信元の実行環境の実行状態によらずに状態情報を送信する。
(4)優先度が低い状態種別については送信元の実行環境がバックグラウンド状態であるときに状態情報を送信する。
(5)優先度が低い状態種別については送信元の実行環境がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信する。(3)〜(5)の場合、タイミング記憶部122が記憶しているデータセットは、各状態種別についての優先度を含む。
(6)情報提示状態に関する状態情報については、送信元の実行環境がフォアグラウンド状態であるときには送信しない。
(7)情報提示状態に関する状態情報については、送信元の実行環境がバックグラウンド状態であるときに送信する。
(8)情報提示状態に関する状態情報については、送信元の実行環境がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信するという条件を含む
(9)送信元の実行環境がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わった後で状態情報を送信する。
上記の条件(1)〜(9)は、対象実行環境が送信元の実行環境である場合の例であったが、対象実行環境は送信先の実行環境であってもよい。この場合、例えば条件(1)は、「送信先の実行環境がフォアグラウンド状態であるときに状態情報を送信する」と読み替えられる。条件(2)〜(9)についても同様である。
対象実行環境の実行状態に関する条件に加えて、実行状態とは関係ない他の条件があわせて用いられてもよい。このような条件の例として、例えば以下の条件がある。
(10)設定状態に関する状態情報については、対象実行環境の実行状態によらず、入力されるとすぐに送信する。情報提示状態に関する状態情報については、対象実行環境の実行状態に応じて送信する。このように、状態情報の区分や種別に応じて、対象実行環境の実行状態に応じて送信するか対象実行環境の実行状態によらずに送信するかを切り替える。
(11)状態保持部121が記憶している状態情報の量(データセットの数またはデータサイズ)がしきい値を超えた場合に、状態情報を送信する。この場合、状態保持部121は、状態情報の量に関するしきい値(例、データセットの上限値=3、データサイズの上限値=1kB)を記憶している。
(12)一のデータセットに含まれる状態情報を送信するときに、他のデータセットに属する状態情報も併せて送信する。
(13)他のプログラムや他の装置から要求を受けたときに、要求に応じて状態情報を送信する。
(14)前回状態情報を送信してから所定の時間が経過したときに、状態情報を送信する。この場合、状態保持部121は、前回状態情報を送信した時刻と、状態情報を送信する時間間隔を記憶している。
(15)送信先の実行環境に障害が発生した場合や、送信先の実行環境が初期化された場合。この場合、状態保持部121は、送信先の実行環境に障害が発生したことや、送信先の実行環境が初期化されたことを示す情報を取得する。
(16)マスターとなる実行環境が起動した場合。例えば、セキュアな実行環境20がマスターである場合、実行環境20が起動したときに、指定された状態情報を実行環境10に送信する。この場合において、タイミング記憶部122は、マスターとなる実行環境および送信すべき状態情報を特定するための情報を記憶しており、状態送信部123は、タイミング記憶部122に記憶されている情報に基づいて、マスターとなる実行環境および送信すべき状態情報を特定する。あるいは、状態送信部123は、VMM40等、実行環境10の外部から、マスターとなる実行環境および送信すべき状態情報を特定する情報を取得してもよい。
(17)送信先の実行環境にて設定情報などがリセットされた場合。例えば、実行環境20において設定情報が初期値に変更された場合に、状態送信部223は、指定された状態情報を実行環境10に送信する。
また、図7のステップS105および106で説明した、新たな状態情報が入力されたときにその状態情報を直ちに送信するか否かを判断する条件も、実施形態で説明したものに限定されない。この条件は、例えば、状態種別が「メール着信」であればすぐに送信し、それ以外のものであればすぐには送信しないといったように、状態情報の区分や種別に関するものであってもよい。
3−4.変形例4
状態通信装置12の機能要素間の機能の分担は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、実施形態では、状態送信部123が、送信元の実行環境の実行状態を取得したり、タイミング記憶部122に記憶されている条件が満たされたかの判断をする機能を有する例を説明した。しかし、別の機能要素がこれらの機能の一部を有していてもよい。要は、状態通信装置12が全体として実施形態で説明した機能を有していれば、要素ごとの機能の分担はどのようなものであってもよい。
また、状態通信装置12の機能の一部は、省略されてもよい。例えば、状態通信装置12は、アクセス制限に関する機能や、状態情報を利用する機能を有していなくてもよい。状態通信装置22についても同様である。
これに関連して、図7〜12のフローの一部の処理が省略されてもよい。
3−5.変形例5
フォアグラウンド状態とバックグラウンド状態における画面の使用方法は、図13で例示したものに限定されない。全画面がフォアグラウンドの実行環境の画面になるのではなく、マルチウインドウシステムにおいて、フォアグラウンド状態の実行環境によるウインドウが最前面に表示されてもよい。
3−6.変形例6
実行状態が切り替わったことを検知する処理(ステップS201)は、実施形態で説明したものに限定されない。状態送信部123は、実行環境10の実行状態についての情報を有している機能(プログラムや装置)から、実行環境10の実行状態を取得してもよい。この場合、状態送信部123は、実行状態の問い合わせ先となる機能の識別子(プログラム名やIPアドレス等)を記憶している。状態送信部123は、記憶している問い合わせ先に、実行環境10の実行状態を問い合わせる。問い合わせを受けたプログラムや装置は、実行環境の実行状態を含む応答を状態送信部123に返す。状態送信部123は、この応答から実行状態を取得する。例えば、情報処理装置1が実行環境間での表示部140(ディスプレイ)の切り替え制御機能を有しており、この制御機能が、フォアグラウンド状態にある実行環境の識別子を記憶している場合、状態送信部123は、この切り替え制御機能から実行状態を取得してもよい。
3−7.変形例7
アクセス制限のポリシーは実施形態で説明したものに限定されない。図5の例では、ポリシーが、受信時、送信時、利用時のそれぞれの利用制限を含んでいた。しかし、これらの一部がポリシーから省略されてもよい。例えば、ポリシーは、送信時の利用制限に関するものだけでもよい。
3−8.変形例8
状態情報は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、状態情報は、フォアグラウンド状態にある実行環境が切り替えられたときに、その切り替えがユーザ操作によるものなのか、システムイベントによるものなのかを示す情報を含んでもよい。状態情報は、ユーザが特定の操作をしたこと、メニューの特定の項目が選択されたこと、通信が発生したこと、特定の情報が表示されていることなどを示す情報を含んでもよい。これらの状態情報は、例えば、これらの処理の実行をフックすることにより取得することができる。
3−9.変形例9
状態通信装置12および状態通信装置22は、受信した状態情報の検査を行う検査手段を有していてもよい。ここでいう検査とは、例えば、状態情報の値が正常範囲内であるか、状態情報のフォーマットが正しいか、状態情報の中に不正な文字列がないか、についての検査である。この場合、状態出力部125および状態出力部225は、検査に合格した状態情報を出力する。
3−10.変形例10
図1に示される機能を実現するためのハードウェア構成は、図6で説明されたものに限定されない。例えば、汎用のCPUに代わり、特定の処理を行うプロセッサが用いられてもよい。
上述の実施形態においてCPU111によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
3−11.変形例11
実施形態に関連して2−2節において説明したアクセス制限は、実行環境のセキュリティレベルに基づく制限を含んでもよい。例えば、アクセス制限管理部127は、実行環境10よりも実行環境20が非セキュアな場合、実行環境10から実行環境20への状態情報の送信を禁止するというポリシーを設定してもよい。また、実行環境20に加えて1以上の更なる実行環境がある場合、アクセス制限管理部127は、実行環境10よりも非セキュアな実行環境への実行環境10からの状態情報の送信を禁止するというポリシーを設定することができる。
3−12.変形例12
実施形態では、他のプログラムや装置からの要求に応じて、アクセス制限のポリシーを、実行環境10で動作する状態通信装置12のアクセス制限管理部127によって変更した。しかしながら、アクセス制限のポリシーの変更は、実行環境10よりセキュアな実行環境によって要求がなされた場合にのみ実行可能としてもよい。
1…情報処理装置、10…実行環境、11…OS、12…状態通信装置、20…実行環境、21…OS、22…状態通信装置、30…VM間通信機能、40…VMM、110…制御部、111…CPU、112…RAM、113…ROM、120…記憶部、121…状態保持部、122…タイミング記憶部、123…状態送信部、124…状態受信部、125…状態出力部、126…状態利用部、127…アクセス制限管理部、130…入力部、140…表示部、150…通信部、221…状態保持部、222…タイミング記憶部、223…状態送信部、224…状態受信部、225…状態出力部、226…状態利用部、227…アクセス制限管理部

Claims (23)

  1. 第1実行環境および第2実行環境を含む複数の実行環境を実現するための命令群を記憶した環境記憶手段と、
    前記複数の実行環境のうち一の実行環境の実行状態をフォアグラウンド状態とし、他の実行状態をバックグラウンド状態として、前記環境記憶手段に記憶されている命令群を実行する実行手段と、
    前記第1実行環境から前記第2実行環境に送信される状態情報を記憶する状態保持手段と、
    前記第1実行環境および前記第2実行環境のうち対象となる対象実行環境の実行状態に関する条件を記憶したタイミング記憶手段と、
    前記タイミング記憶手段に記憶されている条件が満たされた場合、前記状態保持手段に記憶されている前記状態情報を前記第2実行環境に送信をする送信手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、
    前記条件は、前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1実行環境から前記状態情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された状態情報を出力する出力手段と
    を有する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力手段により出力された状態情報を利用する状態利用手段
    を有する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記状態情報は複数の種別に区分されており、
    前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、
    前記タイミング記憶手段は、前記複数の種別の各々についての優先度を示す情報を記憶し、
    前記条件は、優先度が高い種別については前記対象実行環境の実行状態によらずに前記状態情報を送信し、優先度が低い種別については前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  6. 前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、
    前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報に対応するフラグを含み、
    前記状態保持手段は、新たな状態情報が入力されると、前記新たな状態情報を前記データセットに書き込み、
    前記状態保持手段は、前記新たな状態情報を前記データセットに書き込むと、前記書き込まれた状態情報に対応するフラグを未送信を示すものに書き替え、
    前記送信手段は、前記送信の際、前記状態保持手段に記憶されている状態情報の中から前記フラグが未送信を示すものを抽出して送信し、
    前記状態保持手段は、前記送信手段により送信された状態情報に対応するフラグを送信済みを示すものに書き替える
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  7. 前記状態情報は、情報提示に関する情報提示状態を含む複数の状態に区分されており、
    前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、
    前記条件は、前記状態情報が前記情報提示状態に関するものである場合には、前記対象実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態であるときには送信せず、前記対象実行環境の実行状態がバックグラウンド状態であるか、またはフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わったときに送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  8. 前記複数の状態は、前記情報処理装置の設定に関する設定状態を含み、
    前記条件は、前記状態情報が前記設定状態に関するものである場合には、前記対象実行環境の実行状態によらずに送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記複数のデータセットの各々は、前記状態情報の種別を示す状態種別をさらに含み、
    前記状態保持手段は、新たな状態情報が入力されると、前記新たな状態情報と、前記複数のデータセットに含まれる状態情報のうち前記新たな状態情報と同一の状態種別に対応する状態情報とを比較し、両者が異なる場合には前記データセットに含まれる状態情報を前記新たな状態情報に書き替え、前記書き替えられた状態情報に対応するフラグを未送信を示すものに書き替える
    ことを特徴とする請求項6−8のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  10. 前記対象実行環境が前記第1実行環境であり、
    前記条件は、前記対象実行環境の実行状態がフォアグラウンド状態からバックグラウンド状態に切り替わった後で送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1−9のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  11. 前記条件は、前記状態保持手段が記憶している状態情報の量がしきい値を超えた場合に送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1−10のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  12. 前記条件は、一の状態情報を送信するときに他の状態情報を送信するという条件を含む
    ことを特徴とする請求項1−11のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  13. 前記送信手段は、前記第2実行環境または他の装置からの要求に応じて前記状態情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1−12のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  14. 前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、
    前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、
    前記状態種別の各々について、対応する状態情報の受信を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、
    前記受信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  15. 前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、
    前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、
    前記状態種別の各々について、対応する状態情報の利用を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、
    前記状態利用手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  16. 前記状態保持手段は、複数のデータセットを記憶し、
    前記複数のデータセットの各々は、状態情報と、前記状態情報の種別を示す状態種別を含み、
    前記状態種別の各々について、対応する状態情報の送信を許容するか否かを示すポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、
    前記送信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理する
    ことを特徴とする請求項1−13のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  17. 前記第1実行環境以外の前記複数の実行環境の各々について、前記第1実行環境よりもセキュアであるか非セキュアであるかを示す第1の情報と、前記第1の情報により非セキュアであることが示される実行環境への前記第1実行環境からの状態情報の送信を禁止することを示す第2の情報とを含むポリシーを記憶したアクセス制限管理手段を有し、
    前記送信手段は、前記アクセス制限管理手段に記憶されているポリシーに従って前記状態情報を処理する
    ことを特徴とする請求項1−13のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  18. 前記アクセス制限管理手段は、前記第1実行環境以外の実行環境または他の装置からの要求に応じて前記ポリシーを書き替える
    ことを特徴とする請求項14−16のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  19. 前記ポリシーは、前記第1実行環境以外の前記複数の実行環境の各々について、前記第1実行環境よりもセキュアであるか非セキュアであるかを示す情報を含み、
    前記アクセス制限手段は、前記要求の送信元がセキュアな実行環境であった場合のみ、前記ポリシーの書き替えを行う
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  20. 前記第1実行環境は前記第2実行環境よりも非セキュアであり、
    前記状態保持手段、前記タイミング記憶手段および前記送信手段を含む第1状態通信装置が前記第1実行環境で動作し、
    前記送信手段により送信される状態情報は、前記情報処理装置の設定に関するものであり、
    前記第2実行環境上において、第2状態通信装置が動作し、
    前記第2状態通信装置は、前記第1実行環境から送信された状態情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された状態情報を、前記第2実行環境上で前記設定を行うプログラムに出力する第2出力手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  21. 前記第2状態通信装置は、前記第2受信手段により受信された状態情報を検査する検査手段を有し、
    前記第2出力手段は、前記検査手段による検査に合格した状態情報を出力する
    ことを特徴とする請求項20に記載の情報処理装置。
  22. 第1実行環境および第2実行環境を含む複数の実行環境を実現するための命令群と前記第1実行環境および前記第2実行環境のうち対象となる対象実行環境の実行状態に関する条件とを記憶した記憶手段と、前記複数の実行環境のうち一の実行環境の実行状態をフォアグラウンド状態とし、他の実行状態をバックグラウンド状態として、前記記憶手段に記憶されている命令群を実行する実行手段とを有する情報処理装置において、
    前記実行手段が、前記第1実行環境から前記第2実行環境に送信される状態情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶されている条件が満たされた場合、前記実行手段が、前記記憶手段に記憶されている前記状態情報を前記第2実行環境に送信するステップと
    を有する情報処理方法。
  23. 前記第1実行環境は前記第2実行環境よりも非セキュアであり、
    前記記憶させるステップおよび前記送信するステップは、前記第1実行環境上で行われ、
    前記送信される状態情報は、前記情報処理装置の設定に関するものであり、
    前記第2実行環境を実行している前記実行手段が、前記第1実行環境から送信された状態情報を受信するステップと、
    前記第2実行環境を実行している前記実行手段が、前記受信された状態情報を、前記第2実行環境上で前記設定を行うプログラムに出力するステップと
    を有することを特徴とする請求項22に記載の情報処理方法。
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