JP2011174236A - 擁壁構造体及び擁壁構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部材である古い間伐材を新しい間伐材に交換する際の交換作業に多くの手間を掛けることなく、地山の斜面の土砂の流出を長期的に防ぐことのできる擁壁構造体及び擁壁構造体の構築方法を提供する。
【解決手段】 地山1の斜面2を段切りした段切り底面3に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込んだ支柱7と、該支柱7の背面に間伐材から作られた丸太を水平方向に複数本積層した壁面部8と、壁面部8と斜面2との間に間伐材から作られた丸太からなる控え材20を配置した擁壁構造体6であって、控え材20の一端には支柱7に対して着脱自在に固定できる着脱固定手段を有し、控え材20の他端には鉛直平面を有する抜け止め部材18を設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、地山の斜面において土砂の流出を防ぐことができる擁壁構造体及びこの擁壁構造体を用いた擁壁構築方法に関するものである。
従来、山林の斜面からの土砂流出を防止するための土留めを構築する方法として、コンクリート杭を直接斜面に打つ工法が広く採用されている。しかし、このような土留め工法は、土留めをする斜面の全面がコンクリートで覆われてしまうため、自然の景観を損ねてしまうといった問題がある。また、コンクリート杭を打ったり、コンクリートブロックを製造運搬する際に多大なエネルギーを浪費し、施工コストが高くなるといった問題がある。
そこで、近年になり、周囲の景観と調和を図るために、間伐材からなる丸太材を利用して、地山の土砂の土留めを行う土留め棚に関する技術が提案されている。
たとえば、間伐材を切断、加工した丸太杭を地山の斜面に一定の間隔をおいて打ち込み、その後、地山側から丸太杭に向けて同じく間伐材からなる丸太材を水平方向に積上げて横桟とし、土留め柵を構築するものが提案されている(たとえば、特開2004−278180号公報を参照)。これは、水平方向の土圧を受ける複数の横桟と、この横桟と連結して、土圧を斜面に伝播する丸太杭と、土留め柵より上方側の斜面との間に掛け渡された拘束控材と、この拘束控材の地山側の端部には斜面との固定のためのアンカーを地山の斜面に打ち込むようにしている。
この従来技術は、コンクリートを用いずに間伐材を使うことで、環境の保護と周囲の景観との調和に優れたものであるが、間伐材の横桟で構成された土留め棚の壁面部、間伐材の丸太杭等は、空気や雨水に触れるため、腐食が進むことでやがて土留め棚が崩壊するおそれがあった。
特開2004−278180号公報
そこで、土留め棚が腐食して崩壊する前に、間伐材がある一定期間が過ぎたら新しい間伐材に交換することで、長期に渡って斜面の形態を維持することが考えられる。
しかし、壁面や支柱は土砂中に埋まっていないため交換は容易であるが、間伐材の拘束控材の土砂中に埋まっている部分は健全性が保たれるものの、拘束控材の壁面付近は空気や雨水に触れるため腐食が進み使用に耐えられなくなる。したがって、拘束控材そのものを土砂中深くから掘り出す必要があり、その作業は困難なものとなる。まして、土留め柵の背面の埋め戻した土砂の水平面に植裁を施している場合には、植裁の移設に伴う作業が必要となり、移設の際に植裁の破損が発生するおそれもある。
この発明は、以上のような従来の間伐材を使用した土留め柵の問題点を解消するためになされたもので、特に、構成部材である古い間伐材を新しい間伐材に交換する際の交換作業に多くの手間を掛けることなく、地山の斜面の土砂の流出を長期的に防ぐことのできる擁壁構造体及び擁壁構造体の構築方法を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、地山の斜面を段切りした段切り底面に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込んだ支柱と、該支柱の背面に間伐材から作られた丸太を水平方向に複数本積層した壁面部と、前記壁面部と前記斜面との間に間伐材から作られた丸太からなる控え材を配置した擁壁構造体であって、前記控え材の一端には前記支柱に対して着脱自在に固定できる着脱固定手段を有し、前記控え材の他端には前記地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる板状の抜け止め部材が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを有するこことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記支柱の側面に対して着脱自在に固定されるジョイント材と、該ジョイント材と着脱自在に固定されて一端に前記抜け止め部材を有するアンカー材と、からなる前記控え材を備え、前記アンカー材の前記抜け止め部材と反対側の他端には筒状のシールド部材が嵌着され、前記ジョイント部材の一部が前記シールド部材に挿入できるようにしていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記支柱と前記ジョイント材との着脱自在の固定手段、前記ジョイント材と前記アンカー材との着脱自在の固定手段、前記アンカー材と前記抜け止め部材との着脱自在の固定手段のすべてが回転力によって着脱可能な結合部を備えたものであって、前記結合部の径を手前側のものより奥側のものを大きくしたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の構成に加えて、隣り合う前記控え材同士は、前記支柱同士の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材にて固定されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、地山の斜面を段切りした段切り底面に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込む支柱打ち込み工程と、前記支柱の背面に間伐材から作られた複数の丸太を水平方向に積層した壁面部を構築する壁面構築工程と、前記壁面部の一部を貫通して前記支柱の側面に間伐材から作られた丸太からなり前記地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる鉛直平面を有する抜け止め部材が設けられている控え材を固定する控え材取付工程と、隣り合う前記控え材同士を前記支柱の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材で固定する繋ぎ材取付工程とからなることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構成に加えて、前記壁面構築工程と前記控え材取付工程との間に、前記壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを配設する透水マット取付工程を付加したことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の構成に加えて、前記控え材取付工程は、前記支柱の軸心と直角方向に着脱自在に固定されるジョイント材を前記支柱に固定するジョイント材取付工程と、前記ジョイント材の前記地山側の端部に前記抜け止め部材が設けられているアンカー材を前記ジョイント材と着脱自在に固定する控え材接続工程とからなることを特徴としている。
この発明は、以上のような構成を有するため、請求項1に記載の発明によれば、控え材の一端には支柱に対して着脱自在に固定する着脱固定手段を有し、控え材の他端には地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる板状の抜け止め部材が設けられているので、壁面部の背面の土砂に控え材が埋設された状態では、土砂と土砂の土圧の作用により鉛直平面を有する抜け止め部材が控え材を壁面部側に引き抜く力に効果的に抵抗できるため、地山の斜面との固定のためのアンカーを地山の斜面に打ち込むといった手間が不要となる。
請求項2に記載の発明によれば、壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを有するので、壁面部に積層された丸太同士の隙間から土砂が漏れるのを防止できると共に、雨水が積層された丸太同士の隙間から排水されるため壁面部の背面の土砂中に溜まることがないため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、擁的構造体が崩壊するおそれが軽減される。
請求項3に記載の発明によれば、支柱の側面に対して着脱自在に固定されるジョイント材と、該ジョイント材と着脱自在に固定されて一端に抜け止め部材を有するアンカー材と、からなる控え材を備え、アンカー材の抜け止め部材と反対側の他端には筒状のシールド部材が嵌着され、ジョイント部材の一部がシールド部材に挿入できるようにしているので、透水マットの背面の土砂はシールド部材に遮られた状態にあるから、壁面部の背面の土砂が崩れ出すことなく、控え材のうち土砂中深く埋まっているアンカー材を土砂中に残した状態でジョイント材だけを土砂中から壁面側に引き抜くことができる。したがって、空気や雨水に触れて腐食が進み易い壁面部に近いジョイント材だけを新しいものに交換して、新しいジョイント材を土砂中に残っている従来のアンカー材に固定することができる。これにより、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、腐食が進み易い壁面部と控え材のジョイント材のみを新しいものに交換するだけで交換作業が終了できるため、交換手間を最小限に抑えることが可能となり、ライフサイクルコストの少ない擁壁構造体を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、1番手前側の支柱から後方の横桟、ジョイント材、アンカー材、抜け止め部材といった順番に合わせて解体作業が円滑に進められることになるので、初心者でも間違いのない新旧の間伐材の交換作業が容易に行える。
請求項5に記載の発明によれば、隣り合う控え材同士は、支柱同士の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材にて固定されているので、複数の控え材が壁面部と略平行に配置された複数の繋ぎ材で繋がれた状態になるため、繋ぎ材の鉛直平面が控え材を壁面部側に引き抜く力に効果的に抵抗することで、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて、擁的構造体が崩壊するおそれがより軽減される。
請求項6に記載の発明によれば、地山の斜面を段切りした段切り底面に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込む支柱打ち込み工程と、支柱の背面に間伐材から作られた複数の丸太を水平方向に積層した壁面部を構築する壁面構築工程と、壁面部の一部を貫通して支柱に間伐材から作られた丸太からなり地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる鉛直平面を有する抜け止め部材が設けられている控え材を固定する控え材取付工程と、隣り合う控え材同士を支柱の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材で固定する繋ぎ材取付工程とからなるので、壁面部の背面の土砂に控え材が埋設された状態では、土砂と土砂の土圧の作用により板状の抜け止め部材が控え材が壁面部側に引き抜かれる力に効果的に抵抗できるため、地山の斜面との固定のためのアンカーを地山の斜面に打ち込むといった手間が不要となる。また、複数の控え材が壁面部と略平行に配置された複数の繋ぎ材で繋がれた状態になるため、繋ぎ材の鉛直平面が控え材を壁面部側に引き抜く力に効果的に抵抗することで、擁的構造体が崩壊するおそれが軽減される。
請求項7に記載の発明によれば、壁面構築工程と控え材取付工程との間に、壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを配設する透水マット取付工程を付加したので、壁面部に積層された丸太同士の凹凸の隙間から土砂が漏れるのを防止できると共に、雨水が積層された丸太同士の隙間から排水されるため壁面部の背面の土砂中に溜まることがないため、請求項5に記載の発明の効果に加えて、擁的構造体が崩壊するおそれがより軽減される。
請求項8に記載の発明によれば、控え材取付工程は、支柱の側面に着脱自在に固定されるジョイント材を支柱に固定するジョイント材取付工程と、ジョイント材の地山側の端部に抜け止め部材が設けられているアンカー材をジョイント材と着脱自在に固定する控え材接続工程とからなるので、控え材のうち土砂中深く埋まっているアンカー材を土砂中に残した状態でジョイント材だけを土砂中から壁面側に引き抜くことができるため、空気や雨水に触れて腐食が進み易い壁面部に近いジョイント材だけを新しいものに交換して、新しいジョイント材を土砂中に残っている主体部に固定することができる。これにより、請求項5又は6に記載の発明の効果に加えて、腐食が進み易い壁面部と控え材のジョイント材のみを新しいものに交換するだけで交換作業が終了できるため、交換手間を最小限に抑えることが可能となり、ライフサイクルコストの少ない擁壁構造体を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体の正面図である。 同実施の形態1に係る擁壁構造体の図1のA−A断面図である。 この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体の一部破断して示した平面図である。 この発明の実施の形態2に係る擁壁構造体の一部破断して示した平面図である。 この発明の実施の形態1、2に係る他の態様を示した一部破断して示した平面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[発明の実施の形態1]
まず、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体の構成について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体の正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体の一部破断して示した平面図である。
地山1の斜面2を段切りした段切り底面3に、山林から切り出した間伐材の枝を落とし所要の寸法に切断した丸太の一端を四角錐乃至円錐状に加工した先細り部4を有する丸太杭5を先細り部4を下にして鉛直方向に所定間隔置きに打ち込んで、地山1の斜面2の土砂が崩れ落ちるのを防ぐための擁壁構造体6の支柱7としている。
また、擁壁構造体6の壁面部8を構成する横桟9は、山林から切り出した間伐材の枝を落とし所要の寸法に切断した両端が切りっぱなしの状態の丸太を使用する。具体的には、最小単位の擁壁構造体6としては、左右に一本ずつの支柱7,7を備え、この左右の支柱7,7に水平方向に掛け渡すようにして複数の横桟9が鉛直方向に積層された状態で、各横桟9と左右の支柱7,7とが番線(結束用焼きなまし鉄線)や麻ひも又はボルトによって固定されている。
支柱7の背面である地山1側には、山林から切り出した間伐材の枝を落とし所要の寸法に切断した丸太の一端に雌ネジ10を形成し、他端に雄ネジ11を形成したジョイント材12が、支柱7の側面に直角方向に向けた状態で着脱自在に固定される。ジョイント材12の雌ネジ10は丸太に直接ネジ山を切り込んでもよいし、丸太に円筒状の穴を明けてその穴にプラスチックや金属の予め雌ネジが10が形成されているインサート材(図示せず)を埋め込んでもよい。
ジョイント材12の外表面には、長期の使用に耐え得るように防腐剤を塗布しておくことが望ましい。ジョイント材12の地山1側(雄ネジ11側)には、ジョイント材12と着脱自在に固定できるアンカー材16が接続されるようになっている。ジョイント材12の地山1側(雄ネジ11側)の外径は、後述する筒状のシールド部材17に緩く嵌合できる大きさであることが望ましい。なお、シールド部材12は、金属、木、プラスチック、ビニール等の材質が適用できる。
アンカー材16は、支柱7、横桟9、ジョイント材12と同様に、山林から切り出した間伐材の枝を落とし所要の寸法に切断した丸太を使用し、一端に金属製の筒状のシールド部材17が嵌着され、他端にアンカー材16の外周から鉛直方向に張り出した鉛直平面を有する抜け止め部材18が固定されている。シールド部材17の一部はアンカー材16に嵌着させた状態で釘止めや麻ひもで縛って固定されており、シールド部材17の開口端面からアンカー材16の一端面までの距離は、アンカー材16にジョイント部材12を接続した際に、シールド部材17の開口端面が横桟9の背面に接触する程度の寸法に設定するとよい。
また、アンカー材16のシールド部材17が固着される方の端部には、ジョイント材12の雄ネジ11が螺合する雌ネジ19が形成されている。アンカー材16の雌ネジ19は、ジョイント材12の雌ネジ10と同様に丸太に直接ネジ山を切り込んでもよいし、丸太に円筒状の穴を明けてその穴にプラスチックや金属の予め雌ネジ19が形成されているインサート材(図示せず)を埋め込んでもよい。
板状の抜け止め部材18は、アンカー材16の端部に釘止めして固定してもよいし、アンカー材16の端部にネジ止めして着脱自在に固定するようにしてもよい。
ジョイント材12にアンカー材16が接続されることで控え材20が完成するが、隣り合う控え材同士20,20は、山林から切り出した間伐材の枝を落とし所要の寸法に切断した丸太又は丸太を加工した角材からなる繋ぎ材21で結合するようにしている。
この発明の実施の形態1では、最小単位の擁壁構造体6としては、図2、図3に示したように、左右に一本ずつの支柱7と、この左右の支柱7,7に水平方向に掛け渡すようにして複数の横桟9が鉛直方向に積層された壁面部8と、支柱7の上部と下部にそれぞれ一本ずつの控え材20と、上部の二本の控え材20,20を所定の間隔に保持するための繋ぎ材21と下部の二本の控え材20,20を所定の間隔に保持するための繋ぎ材21とで構成されている。
実際の地山1の斜面2の土砂の流出を防ぐためには、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体7を水平方向に連続して並べていくことになり、隣り合った擁壁構造体同士6,6の支柱7,7に固定されている控え材同士20,20を結合するための繋ぎ材21が必要となる。したがって、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体6を使用した土留めを行うには、一つの擁壁構造体6の中の控え材同士20,20を結合するための長い繋ぎ材21と隣り合う擁壁構造体同士6,6の隣り合う支柱同士7,7の控え材同士20,20を結合するための短い繋ぎ材21の2種類が必要となる。
なお、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体では、図2に示したように、支柱7とジョイント材12との着脱自在の固定手段、ジョイント材12とアンカー材16との着脱自在の固定手段、アンカー材16と抜け止め部材18との着脱自在の固定手段として、雄ネジと雌ネジとの組み合わせを採用している。このような場合にあっては、雄ネジと雌ネジとの結合部の径を手前側(壁面部側)のものより奥側(地山側)のものを大きくすることで、結合部の着脱をする際の回転力の差を利用して、新旧の間伐材の交換作業をより容易なものにするすることを考えるとよい。
つまり、擁壁構造体6を解体する際に、まず、一番手前側に位置する支柱7とジョイント部材12との固定手段である雄ネジ17を緩める方向に回転すると、結合部の径が最も小さくて最も小さな回転力で回転させることのできる雄ネジ17とジョイント材12の雌ネジ10との結合部が他の結合部より優先して緩むことになり、結果的に、ジョイント材12と支柱7との結合が解かれ、ジョイント材12から支柱7を取り外すことができ、引き続いて壁面部8の横桟9を取り外すことができる。次に、ジョイント材12とアンカー材16との固定手段を解くために、ジョイント材12の雄ネジ11を緩める方向に回転すると、結合部の径がアンカー材16と抜け止め部材18との結合部の径より小さくてより小さな回転力で回転させることのできる雄ネジ11とアンカー材16の雌ネジ19との結合部がアンカー材16と抜け止め部材18との結合部に優先して緩むことになり、結果的に、ジョイント材12とアンカー材16との結合が解かれ、アンカー材16からジョイント材12を取り外すことができる。これにより、1番手前側の支柱7から後方の横桟9、ジョイント材12、アンカー材16、抜け止め部材18といった順番に合わせて解体作業が円滑に進められることになるので、初心者でも間違いのない新旧の間伐材の交換作業が容易に行える。
なお、支柱7とジョイント材12との着脱自在の固定手段、ジョイント材12とアンカー材16との着脱自在の固定手段、アンカー材16と抜け止め部材18との着脱自在の固定手段のすべてが回転力によって着脱可能な結合部は、図2に示したような雄ネジと雌ネジとの組み合わせに限らず、たとえば、円筒の表面に螺旋状に形成した円筒カム(原節)と該円筒カムに係合して可動する従節との組み合わせ等であってもよい。
以下、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体を使用した擁壁構築方法について説明する。
まず、地山1の斜面2を段切りした段切り底面3に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込んで支柱7を立てる(支柱打ち込み工程)。
次に、最小単位の擁壁構造体6を構築するために、所定間隔を置いて配置された左右に一本ずつの支柱7,7に横桟9を水平方向に掛け渡していくが、その際、下から上(鉛直方向)へと隙間なく順番に積層していく。支柱7と横桟9とは番線や麻ひも又はボルトによって固定していくことで、壁面部8を構築する(壁面構築工程)。実際の地山1の斜面2の土砂の流出を防ぐためには、必要となる範囲に応じて、上記の支柱打ち込み工程と壁面構築工程とを繰り返し行うことで、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体6を水平方向に連続して並べていくことになる。
次に、壁面部8の背面には、壁面部8に接する位置に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マット22を配設することで、壁面部8に積層された横桟9同士の隙間から土砂が漏れるのを防止し、雨水が積層された横桟9同士の凹凸による僅かな隙間から排水されるため壁面部8の背面の土砂中に溜まることを防止する(透水マット取付工程)。なお、壁面部8の背面の段切り底面3の一番奥には、土砂に浸み込んだ雨水を擁壁構造体6から積極的に排水するための排水管23を配置しておく。
次に、支柱7の側面に軸心と直角方向(水平方向)で地山1側に向けてジョイント材12を支柱7に取り付ける(ジョイント材取付工程)。具体的には、支柱7の背面にジョイント材12を固定するには、予め加工しておくか又は現場加工で明けた取付孔13に取付ボルト14を支柱7の前面側から挿入して、ジョイント材12の雌ネジ10に取付ボルト14の雄ネジ部15をねじ込むようにすればよい。
支柱7にジョイント材12を取り付けた状態では、予めジョイント材12に取り付けられている筒状のシールド部材17のジョイント材12側の端面が、壁面部8の背面に配設した透水マット22を壁面部8の背面側に押さえ付けるように作用する。このため、擁壁構造体6の中に土砂を埋め戻す際の壁面部8に対する透水マット22のずれ防止として役立つ。
また、支柱7にジョイント材12を取り付けた状態では、壁面部8の背面からジョイント材12に取り付けられているシールド部材17が後方に雄ネジ11が突出した形態を呈することとなる。そこで、ジョイント材12の自由端の外側に、後端に抜け止め部材18が設けられているアンカー材12に固定されている筒状のシールド部材17を嵌合するようにして、ジョイント材12の雄ネジ11にアンカー材16の雌ネジ19をねじ込んでいくことで、ジョイント材12がアンカー材16のシールド部材17の中に収まった状態で、ジョイント材12とアンカー材16とがしっかりと接続し固定されると同時に控え材20が完成することになる(控え材取付工程)。
次に、支柱同士7,7同士の所定間隔を維持することができる長さをした丸太又は丸太を加工した角材からなる繋ぎ材21で、隣り合う控え材同士20,20を結合することで、最小単位の擁壁構造体6は勿論、擁壁構造体6を水平方向に連続して並べて完成した全擁壁構造体6,6,6,・・・が一体として剛性のある構造体が完成させる(繋ぎ材取付工程)。
この発明の実施の形態1では、繋ぎ材21に角材を使用した例を示しているが、この場合には、アンカー材16の側面に角材用の座面を形成して、アンカー材16と繋ぎ材21とをかすがい釘等で固定することになる。
ところで、アンカー材16と繋ぎ材21とを接続することで全擁壁構造体6,6,6,・・・を一体として剛性のある構造体が完成できたら、壁面部8と段切り底面3斜面2とで形成された空間に地山から採取した土砂を埋め戻すことで、土留め工事が完成することになる。また、その後、必要に応じて、壁面部8の背面の埋め戻した土砂の水平面に植裁が施される。
次に、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体は、長年使用した結果、構成部材である間伐材が腐食し始める前に古い間伐材を新しい間伐材に交換することで、さらに長期に渡って使用できるようにしているので、以下この点について説明する。
健全性が保たれている土砂中に埋まっている主体部分であるアンカー材16とアンカー材16同士を結合している繋ぎ材21を土砂中に残したままで、その他の古い間伐材を新しい間伐材に交換することを可能にするため、この発明の実施の形態1に係る擁壁構造体6の控え材20は、支柱7に取り付けられるジョイント材12とこのジョイント材12に接続固定されるアンカー材16との二分割構造を採用している。
つまり、古い間伐材を新しい間伐材に交換する交換作業を行うには、長年使用されている状態の擁壁構造体6において、支柱7とジョイント材12とを固定している取付ボルト14を外し、壁面部8を構成している横桟9と支柱7との結合状態を解いて(番線やボルトを取り外して)、段切り底面3から支柱7を抜き取る。
次に、横桟9を上から順番に取り外していき、ジョイント材12に辿り着いたらジョイント材12をその軸心を中心にして回転させてジョイント材12の雄ネジ11をアンカー材16の雌ネジ10から取り外すことで、ジョイント材12をアンカー材16から引き離す。
すると、シールド部材17はアンカー材16に固定されたままであるため、シールド部材17がアンカー材16と一緒に土砂の中に留まったままとなり、控え材20からジョイント材12のみを引き離すことができる。ジョイント材12だけを控え材20から引き離したときには、正面からは透水マット22とシールド部材17のジョイント材12を抜き去った開口部のみが見える状態になるが、透水マット22の背面の土砂はシールド部材17に遮られた状態にあるから、透水マット22の前面には崩れてこない。
そこで、支柱7と壁面部8の横桟9を新しい間伐材の丸太に交換したら、シールド部材17の開口部に新しいジョイント材12を挿入し、ジョイント材12の先端部の雄ネジ11をアンカー材16の雌ネジ10にねじ込んでアンカー材16にしっかりと固定する。その後、支柱7の取付孔13に取付ボルト14を支柱7の前面側から挿入して、ジョイント材12の雌ネジ10に取付ボルト14の雄ネジ部15をねじ込むことで、古い間伐材の丸太を新しい間伐材の丸太への交換作業が終了する。
以上の交換作業により、控え材20を土砂中深くから掘り出すことなく、腐食が進み易い壁面部8周りの支柱、横桟と控え材のジョイント材のみを交換するだけで、古い間伐材を新しい間伐材へ交換する交換作業が簡単に行える。また、壁面部8の背面の埋め戻した土砂の水平面に植裁を施している場合であっても、植裁の移設に伴う作業が不要であるから、移設の際に植裁を破損させることもない。
[発明の実施の形態2]
次に、この発明の実施の形態2に係る擁壁構造体の構成とその擁壁構造体の構築方法について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る擁壁構造体の一部破断して示した平面図である。
この発明の実施の形態1は、繋ぎ材21を隣り合う控え材20,20の間に挿入する構造について説明したが、この発明の実施の形態2では、図4に示したように、三本以上の支柱7に固定されている控え材20を一度に結合できるような長い繋ぎ材24を使用して、それらすべての控え材20に掛け渡して固定するようにしている(繋ぎ材取付工程)。具体的には、控え材20の上に間伐材から作られた丸太からなる繋ぎ材24を平面から見て互い違いに並べていき、繋ぎ材24と控え材20とを番線又は両者を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットによって固定することになる。なお、番線の代わりに麻ひもを使用してもよく、ボルトとナットによる固定の代わりに丸太に形成した楔穴に楔を打ち込んで固定するようにしてもよい。
この発明の実施の形態2によれば、水平方向に連続して並べる擁壁構造体6がどんなに多い場合であっても、同じ長さの繋ぎ材24を使用することで、しっかりとした構造体を完成することができるため、繋ぎ材24の加工手間が少なくなると共に、接続作業の手間も少なくなり土留め工事のコストダウンに寄与できる。
この発明の実施の形態1又は2に係る擁壁構造体では、1本の支柱7に対して1本の控え材20で直接支持する構成について説明したが、この発明はこれに限らず、1本の支柱7の両脇にそれぞれ1本の控え材20,20を配置するようにしてもよい。この場合には、たとえば、図5に示したように、この発明の実施の形態1又は2で示した控え材20の配置はそのままで、控え材の20の一端を壁面部8より外側に突出させる長さとすると共に、壁面部8の接合部に位置する隣り合った控え材20,20の中間に支柱7を配置し、この1本の支柱7とその両脇の控え材20,20の三者に1本のかんざし部材25を掛け渡して、これら三者を番線や麻ひもで縛ったり、ボルトとナットの組み合わせや楔穴と楔との組み合わせによって固定すればよい。
なお、その他の構成及び構築方法については、この発明の実施の形態1と同様であるので、同じ構成には同じ符号を付してその説明を省略する。
6 擁壁構造体
7 支柱
8 壁面部
9 横桟
10 雌ネジ
11 雄ネジ
12 ジョイント材
14 取付ボルト
16 アンカー材
17 シールド部材
18 抜け止め部材
20 控え材
21、24 繋ぎ材
22 透水マット

Claims (8)

  1. 地山の斜面を段切りした段切り底面に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込んだ支柱と、該支柱の背面に間伐材から作られた丸太を水平方向に複数本積層した壁面部と、前記壁面部と前記斜面との間に間伐材から作られた丸太からなる控え材を配置した擁壁構造体であって、前記控え材の一端には前記支柱に対して着脱自在に固定できる着脱固定手段を有し、前記控え材の他端には前記地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる鉛直平面を有する抜け止め部材が設けられていることを特徴とする擁壁構造体。
  2. 前記壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを有することを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造体。
  3. 前記支柱の側面に対して着脱自在に固定されるジョイント材と、該ジョイント材と着脱自在に固定されて一端に前記抜け止め部材を有するアンカー材と、からなる前記控え材を備え、前記アンカー材の前記抜け止め部材と反対側の他端には筒状のシールド部材が嵌着され、前記ジョイント部材の一部が前記シールド部材に挿入できるようにしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の擁壁構造体。
  4. 前記支柱と前記ジョイント材との着脱自在の固定手段、前記ジョイント材と前記アンカー材との着脱自在の固定手段、前記アンカー材と前記抜け止め部材との着脱自在の固定手段のすべてが回転力によって着脱可能な結合部を備えたものであって、前記結合部の径を手前側のものより奥側のものを大きくしたことを特徴とする請求項3に記載の擁壁構造体。
  5. 隣り合う前記控え材同士は、前記支柱同士の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材にて固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の擁壁構造体。
  6. 地山の斜面を段切りした段切り底面に間伐材から作られた丸太を鉛直方向に所定間隔置きに打ち込む支柱打ち込み工程と、前記支柱の背面に間伐材から作られた複数の丸太を水平方向に積層した壁面部を構築する壁面構築工程と、前記壁面部の一部を貫通して前記支柱の側面に間伐材から作られた丸太からなり前記地山の土砂に埋設された状態で軸方向の引き抜き力に抵抗できる鉛直平面を有する抜け止め部材が設けられている控え材を固定する控え材取付工程と、隣り合う前記控え材同士を前記支柱の所定間隔を維持することができる長さを有する間伐材から作られた繋ぎ材で固定する繋ぎ材取付工程とからなることを特徴とする擁壁構築方法。
  7. 前記壁面構築工程と前記控え材取付工程との間に、前記壁面部の背面に土砂の流出を防止し雨水の流出を妨げない透水マットを配設する透水マット取付工程を付加したことを特徴とする請求項6に記載の擁壁構築方法。
  8. 前記控え材取付工程は、前記支柱の側面に着脱自在に固定されるジョイント材を前記支柱に固定するジョイント材取付工程と、前記ジョイント材の前記地山側の端部に前記抜け止め部材が設けられているアンカー材を前記ジョイント材と着脱自在に固定する控え材接続工程とからなることを特徴とする請求項6又は7に記載の擁壁構築方法。
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