JP2011173597A - 密閉容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッキンの脱落が生じにくく、密閉性に優れており、製造も容易な密閉容器を提供すること。
【解決手段】本発明の密閉容器は、収容部を有する容器本体2、該容器本体2の口部に装着される蓋体5、及び該蓋体の内側に装着されたパッキン8を有する。蓋体5の内面にパッキン8の外周部を係止する凸部55が形成されている。パッキン8は、断面形状が上方に向けて凸に湾曲した形状の中央領域82を有しており、該中央領域82の厚みT1が、口部の開口端22aが当接する部位の厚みT2の2.5〜4倍である。パッキン8は、その外周部が前記凸部55に係止された状態とされて蓋体5内に保持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉容器に関する。
容器本体と蓋体との間にパッキンを介在させて密閉性(気密性、水密性等)を高めた密閉容器が知られている。斯かる密閉容器は、化粧品、薬品、食品等の、揮散成分や水分、外気に触れて劣化や変質する成分等を含む内容物を収容することで、内容物の品質の劣化や変質の防止や保存性の向上を図ることができる。
密閉容器に用いるパッキンは、容器本体の口部への密着性の点から蓋体に比較して軟質であることが好ましく、斯かる観点から、蓋体とは別に製造したものを蓋体の内側に取り付けて用いることが一般的である。
また、蓋体と容器本体の寸法精度の誤差を吸収させる観点から、パッキンの外周縁の近傍部をそれより内側の部分とは独立して上下動可能なように蓋体に取り付けることも行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかし、蓋体とは別に製造したパッキンを、その一部分が他の一部分とは異なる動きをし得るように態様で蓋体に取り付けた従来の密閉容器においては、例えば、加熱状態で充填した被収容物の温度が低下したり、保管中の環境温度の変化等によって密閉状態の容器内の圧力が低下したときにパッキンと蓋体との間を剥離させようとする力により隙間が生じ、その結果として蓋体から外れる恐れがある。
パッキンが蓋体から外れると、蓋体を容器本体から取り外したときにパッキンが容器本体の口部や内容物上に残って内容物を取り出しにくくなったり見栄えが悪くなったりする。また、蓋体を口部に再び装着して良好な密閉性を得るには、パッキンを蓋体の所定位置に戻す作業が必要となるばかりでなく、一旦蓋体から外れてしまうと再開封の毎に容器口部等に残りやすくなり、消費者(使用者)等の負担となる。
パッキンの脱落を防止できる技術として、キャップ本体の外面を覆うカバー部分をシールパッキンと同様にエラストマーで形成し、該キャップ本体に設けた連通孔を通じてカバー部分とシールパッキンとを連結させたシールキャップが提案されている(特許文献3参照)。しかし、このシールキャップは、キャップの外面にエラストマーからなるカバー部分が露出しているため、キャップのデザインや材質が制限されたり、構造が複雑で経済的に製造できない等の問題がある。
特開2007−331771号公報 特開2007−217031号公報 実用新案登録第3157091号公報
従って、本発明の目的は、パッキンの脱落が生じにくく、密閉性に優れており、製造も容易な密閉容器を提供することにある。
本発明は、収容部を有する容器本体、該容器本体の口部に装着される蓋体、及び該蓋体の内側に装着されたパッキンを有する密閉容器であって、前記蓋体の内面に前記パッキンの外周部を係止する凸部が形成されており、前記パッキンは、断面形状が上方に向けて凸に湾曲した形状の中央領域を有しており、該中央領域の厚みが、前記口部の開口端が当接する部位の厚みの2.5〜4倍であり、該パッキンは、その外周部が前記凸部に係止された状態とされて前記蓋体内に保持されている密閉容器を提供するものである。
本発明の密閉容器は、パッキンの脱落が生じにくく、密閉性に優れており、製造も容易である。
図1は、本発明の密閉容器の一実施形態を示す斜視図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 図1の密閉容器に用いたパッキンをその下面側から見た図である。 図3に示すパッキンのIV−IV線断面図である。 本発明におけるパッキンの他の例を示す図(図4相当図)である。
以下に、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態である密閉容器1は、図1及び図2に示すように、収容部21を有する容器本体2、該容器本体の口部22に装着される蓋体5、及び該蓋体5の内側に装着されたパッキン8を有する。収容部21には、密閉容器1の具体的な用途に応じて、任意の被収容物が収容される。被収容物の一例としては、化粧品、薬品、食品等が挙げられる。被収容物の性状も、液体、クリーム状、粉体状、固体等、任意である。
容器本体2は、図2に示すように、有底筒状で水平断面円形状の内容器3と有底筒状で水平断面正方形状の外容器4とを備えた2重構造を有する。内容器3は、外容器4の上端の高さ位置に、外周面から略水平に張り出す水平延出部31を有している。内容器3は、その水平延出部31が、接着剤、熱融着、係合等の公知の結合手段により外容器4と結合されて外容器4と一体化されている。内容器3は、水平延出部31より上方に延出する部分が、前述した容器本体2の口部22を形成している。
蓋体5は、有天筒状で水平断面円形状の内キャップ6と有天筒状で水平断面正方形状の外キャップ7とを備えた2重構造を有する。内キャップ6は、接着剤、熱融着、係合等の公知の結合手段により外キャップ7の内側に固定されている。外キャップ7は、装飾的な観点から設けられており、内キャップ6の外面が外部から透けて見えるように透明又は半透明とすることもできる。また、内キャップ6の外面に色や模様、文字等を付し、それらが外キャップ7を通して外部から見えるようにすることも、密閉容器のデザイン性や高級感等を向上させ得るので好ましい。さらに、本実施形態では外容器4と外キャップ7はいずれも同様な水平断面正方形であるが、必ずしも同じでなくても良い。
蓋体5は、天面部51と天面部51の周縁部から垂下する筒状部52とを有し、該筒状部52の内周面に螺合用凸条53が形成されている。他方、容器本体2の口部22の外周面には螺合用凸条53と係合する螺合用凸条23が形成されている。蓋体5は、これらの螺合用凸条53,23を介して、容器本体2の口部22に脱着自在に螺合させ得るように構成されている。
パッキン8は、図2に示すように、平面視円形状の扁平体であり、蓋体5の内側に、蓋体5の天面部51の内面に沿うように装着されている。蓋体5の内面、具体的には蓋体5の筒状部52の内周面には、パッキン8の外周部81を係止する凸部55が形成されている。本実施形態における凸部55は、蓋体5の内周面の周方向に延びる凸条部である。本実施形態における凸部55は、蓋体5の内周面における相対向する位置に一対形成されており、それぞれの長さが、蓋体5の内周面の全長の30〜40%の長さである。蓋体5の周方向において凸部55が形成されている範囲は、凸部55が蓋体5の内周面の全周に亘って連続的に形成されている場合を100%としたときに、50%超100%以下であることが好ましく、より好ましくは60〜100%、更に好ましくは70〜90%である。
本実施形態におけるパッキン8は、その外周部81に、口部2の開口端22aが当接する部位83との間に段差を有する張り出し部81’が形成されており、その張り出し部81’が、図2に示すように、蓋体5の内側に形成された凸部55と係合する。
本実施形態におけるパッキン8は、図3及び図4に示すように、断面形状が上方に向けて凸に湾曲した形状の中央領域82を有している。そして、中央領域82の厚みT1が、口部22の開口端22aが当接する部位83の厚みT2の2.5〜4倍となっている。
パッキン8の中央部及びその近辺を、上方に向けて凸に湾曲した形状の中央領域82とし、その中央領域82の厚みT1を、外周部近傍の厚みよりも厚くすることで、密閉容器1内が減圧されたときのパッキン8の中央部付近の変形を効果的に防止することができ、パッキン8の脱落を効果的に防止することができる。
他方、パッキン8における口部22の開口端22aが当接する部位83の厚みT2が、中央領域82の厚みT1よりも薄いことで、該部位83付近が、中央領域82に対して上下に変位し易い。そのため、蓋体5と容器本体2の寸法精度に誤差があっても、その誤差が吸収され、該部位83が開口端22aに良好に密着する。
これにより、パッキン8の脱落の防止と優れた密閉性との両者が達成される。
前記厚みT1が前記厚みT2の2.5倍以上であることにより、このような効果が確実に得られる。前記厚みT1が前記厚みT2の4倍以下であることにより、材料の節約を図ることができ、また、パッキン8を射出成形にて製造する場合に、溶融状態で金型内に充填した樹脂の固化に要する時間が過度に長くなることを防止することができる。
このような観点から、前記厚みT1は前記厚みT2の2〜4倍であることがより好ましい。
なお、中央領域82の厚みT1は、パッキン8の中心部82cにおける厚みを測定する。但し、中心部82cに、例えばインジェクション成型における樹脂の注入ゲートが設けられた場合のゲート近傍に形成される不自然な突起や凹部が局所的に存在する場合には、それらを避けた中心部近傍における厚みを測定する。パッキン8の口部22の開口端22aが当接する部位83の厚みT2も、該部位83に局所的な突起や凹部がある場合、それらを避けて凹凸がない部位の厚みを測定するものとする。例えば、図4に示す例においては、口部22の開口端22aが当接する部位83の下面に、容易に潰れて密閉性を向上させる環状の凸部85が細幅(例えば最大幅0.5mm未満)に形成されているが、前記厚みT2は、その環状凸部85がない部分の厚みを測定する。なお、環状凸部85は、パッキンの直径方向の曲げ剛性に殆ど影響しない。
パッキン8の材質は、従来、密閉容器のパッキンに使用可能なもの、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等の各種ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。本発明の容器に用いるパッキン8は、中央領域82に適度な剛性を付与する観点や口部の開口端22aが当接する部位83がその中央領域82に対して良好に上下変位するようにする観点等から、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)や低密度ポリエチレン(LDPE)が好ましい。パッキン8は、中央領域が固定されて片持ち状に延設させた場合でも、折れ曲がることなく滑らかに湾曲した状態を保持できる程度の保形剛性及び弾性を備えると共に、蓋体の開閉による締結力により容易に変形に追随することができる程度の変形性を備えていることが必要である。そのため、比重/20℃・水(密度)が0.910〜0.930のL−LDPEやLDPE等が好ましく、特に、剛性と柔軟性(弾性)に加え、内容物がクリーム状化粧料である場合には耐内容物性の点でLLDPEが好ましい。
また、パッキン8は、製造の容易等の観点から、熱可塑性樹脂の射出成形品(インジェクション成形品)であることが好ましい。また、密閉容器1における、パッキン以外の内容器3、外容器4、内キャップ6及び外キャップ7は、それぞれ任意の材料及び製法により形成することができるが、製造の容易等の観点から、パッキン同様に熱可塑性樹脂の射出成形品(インジェクション成形品)であることが好ましい。
中央領域82の好ましい厚みT1や開口端22aが当接する部位83の厚みT2は、パッキン8の製造に用いる樹脂の種類や口部の開口面積の大きさ等に応じて適宜に決定することができるが、例えば、パッキン8をLLDPEから製造し、容器本体の口部22の開口部が円形でその直径L1(図4参照)が25〜80mmの場合、前記厚みT1が2〜5mm、前記厚みT2が0.8〜2mmであることが好ましい。
また、本実施形態におけるパッキン8は、図3及び図4に示すように、口部22の開口端22aが当接する部位83より中心部82c側に、パッキン8の屈曲性を向上させる溝部84を有している。このような溝部84を設けることで、中央領域82の厚みを増してその剛性を高めても、口部の開口端22aが当接する部位83が良好に上下変位可能であり、優れた密閉性が得られる。
また、本実施形態におけるパッキン8の中央領域82は、図4に示すように、その上面が断面円弧状の凸曲面82aとなっており、その下面に断面円弧状の凹曲面82bを有している。そして、凸曲面82aの周縁端82a’が、凹曲面82bの周縁端82b’の位置より、パッキン半径方向の外方に位置している。換言すれば、凸曲面82aの直径L2が凹曲面82bの直径L3より大きくなっている。
パッキン8が、このような構成を有することで、実質的に中央領域82の最大厚みを有する82c近傍から周縁部の形状が、容器内部の減圧変形に対して有効なドーム状の耐減圧構造となり、一方、周縁部付近では肉薄構造となることでパッキンの屈曲性を効果的に確保できる。また、容器内の減圧によるパッキン変形により生じうる、パッキンと蓋との係止部の嵌合力低下を抑制して、ひいてはパッキン外れを効果的に抑制できる。なお、中央領域82の上面は、中央領域82における蓋体5側に向けられる面であり、中央領域82の下面は、中央領域82における収容部21側に向けられる面である。
パッキン8の脱落防止及びパッキン8による密閉性の確保等の観点から、中央領域82及び凸曲面82aの直径L2は、口部22の開口部の直径L1の20〜95%、特に50〜95%であることが好ましく、凹曲面82bの直径L3は、前記凸曲面82aの直径L2の15〜100%、特に50〜100%であることが好ましい。また、パッキン8は、前述した凸部55と係合し得る張り出し部81’の幅W1(図4参照)が0.4mm以上、特に0.6〜1.2mmであることが好ましい。
本実施形態におけるパッキン8は、パッキン8における、口部の開口端22aが当接する部位83の上面側に、Oリング9が配置される環状溝86(図4参照)が形成されている。Oリング9を配置することで、口部の開口端22aに対するパッキン8の密着状態が一層安定に維持される。
以上、本発明の一実施形態である密閉容器1を例に説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、外観の向上等の観点から、容器本体2及び蓋体5をそれぞれ2重構造としたが、それぞれ、外容器4や外キャップ7を有しない1重構造であっても良い。また、図3に示すパッキン8においては、張り出し部81’が、パッキン8の外周部81に、張り出し部81’が狭い幅の断続部を介して不連続的に複数形成されているが、張り出し部81’を、パッキン8の全周に亘って連続するように形成することもできる。パッキン8の屈曲性を向上させる溝部84は、パッキン8の上面側に設けても良いし、図5に示すように、パッキン8の上下両面に隣接させて設けることもできる。また、Oリング9を用いない構成とすることもできる。
また、中央領域82は、上面の凸曲面82aの周縁端82a’が、下面の凹曲面82bの周縁端82b’の位置よりパッキン半径方向の外方に位置するものに代えて、凸曲面82aの周縁端82a’が凹曲面82b周縁端82b’と同位置にあるものや、凸曲面82aの周縁端82a’が凹曲面82b周縁端82b’の位置よりパッキン半径方向の内方に位置するものであっても良い。また、蓋体は、内外面が何れも断面円形状であっても良く、容器本体も、内外面が何れも断面円形状であっても良い。
以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例により何ら制限されるものではない。
〔実施例〕
LLDPE(三井化学製「ウルトゼックス20100J」)を原料として図3及び図4に示す形態のパッキンを射出成形により製造した。そのパッキンを、図2に示すように蓋体5の内側に装着した後、その蓋体5を、開口部の直径L1が61mmの容器本体2の口部に螺合させた。
なお、パッキンの各部の寸法は下記の通りであった。
中央領域82の厚みT1:3 mm
開口端22aが当接する部位83の厚みT2:1mm
凸曲面82aの直径L2:54.9mm
凹曲面82bの直径L3:38mm
凸部55に係合する張り出し部の幅W1:0.6mm
〔比較例〕
Oリング9が配置される環状溝の内側が厚みが均一で平坦である以外は、実施例と同様のパッキンを製造した。そのパッキンを、実施例と同様にして、蓋体に装着した後、その蓋体を実施例と同様の容器本体2の口部に螺合させた。
このパッキンの各部の寸法は下記の通りであった。
中心部における厚みT1:1.2mm
開口端22aが当接する部位83の厚みT2:1mm
凸部55に係合する張り出し部の幅W1:0.6mm
〔評価試験1〕
環境温度40℃下において、40℃に調整したマッサージ用クリーム化粧製剤(試験製剤)を収容部に充填し、前述した蓋体を装着して容器を密封して試験品1を得た。次に、40℃下で密封した試験品1を5℃の環境に移して放置した。実施例及び比較例のそれぞれについて試験品1を複数作成し、3日後及び15日後に試験品1のパッキンの状態を観察した。
結果は、比較例については、3日後及び15日後の何れのサンプルについてもパッキンに浮きや脱落が発生していたのに対して、実施例については、3日後及び15日後のサンプルの何れについてもパッキンに浮き等の不都合は生じなかった。
なお、パッキンの浮きの程度は、パッキンのL2がキャップから初期よりも離れている状態をX線により透視観察で判断した。
〔評価試験2〕
環境温度40℃下において、20℃に調整した評価試験1と同様の試験製剤を収容部に充填し、前述の蓋体を装着して試験品2を得た以外は、評価試験1と同様に評価試験を行った。
実施例及び比較例のそれぞれについて試験品2を複数作成し、6日後及び15日後にパッキンの状態を観察した。
その結果は、比較例については、6日後及び15日後の何れの試験品2についてもパッキンに浮きが発生していたのに対して、実施例については、6日後及び15日後のサンプルの何れについてもパッキンに浮き等の不都合は生じなかった。
1 密閉容器
2 容器本体
21 収容部
22 口部
23 螺合用凸条
3 内容器
31 水平延出部
4 外容器
5 蓋体
51 天面部
52 筒状部
53 螺合用凸条
55 凸部
6 内キャップ
61 内周面
62 螺合用凸条
7 外キャップ
8 パッキン
81 外周部
81’ 張り出し部
82 中央領域
82a 凸曲面
82b 凹曲面
82c 中心部
83 口部の開口端が当接する部位
84 溝部
9 Oリング

Claims (4)

  1. 収容部を有する容器本体、該容器本体の口部に装着される蓋体、及び該蓋体の内側に装着されたパッキンを有する密閉容器であって、
    前記蓋体の内面に前記パッキンの外周部を係止する凸部が形成されており、
    前記パッキンは、断面形状が上方に向けて凸に湾曲した形状の中央領域を有しており、該中央領域の厚みが、前記口部の開口端が当接する部位の厚みの2.5〜4倍であり、該パッキンは、その外周部が前記凸部に係止された状態とされて前記蓋体内に保持されている密閉容器。
  2. 前記パッキンは、前記口部の開口端が当接する部位より中心部側に、該パッキンの屈曲性を向上させる溝部を有する、請求項1記載の密閉容器。
  3. 前記パッキンの前記中央領域は、その上面が断面円弧状の凸曲面となっており、その下面に断面円弧状の凹曲面を有しており、前記凸曲面の周縁端が、前記凹曲面の周縁端の位置より外方に位置している、請求項1又は2記載の密閉容器。
  4. 前記パッキンは、射出成形品である、請求項1又は2記載の密閉容器。
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