JP2011173449A - 車載スイッチユニット - Google Patents

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英貴 野村
栄広 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】車載スイッチユニットにおいて、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することにある。
【解決手段】スイッチユニット30は、スイッチが運転席側に露出する状態にて、ステアリング12に設けられる取付孔20に嵌合可能とされる。スイッチユニット30は、オーディオやエアコン等の車載機器に対応して設けられる。よって、ユーザや車両に適したスイッチユニット30をステアリング12に取り付けることで、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車載機器を操作する車載スイッチユニットに関する。
従来、車載機器の操作は、ステアリングやセンタクラスタパネル等の車内各部に配設されるスイッチを通じて行われていた(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2009−15760号公報 特開2004−149086号公報
近年、車載機器の多様化に伴い、それらを操作するスイッチの数は増加傾向にある。このように、スイッチ数が増大することで、各スイッチの操作頻度の偏りは大きくなっている。すなわち、特定のスイッチは高い頻度で操作されるものの、他のスイッチはほとんど操作されないという状況も想定される。ここで、各スイッチはステアリングやセンタクラスタパネル等に予め組み付けられている。このため、高い頻度で操作されるスイッチがユーザにとって操作し難い位置に存在する場合であっても、スイッチの配置をユーザに適したものとすることはできなかった。
また、そもそも車両毎によって搭載される車載機器は異なる。そのため、車載機器の種類等に応じて異なるスイッチをステアリングやセンタクラスタパネル等に設置する必要がある。このスイッチの数や種類の変更は、ステアリング等の取付対象側の設計変更を伴うため面倒であった。以上のように、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現する技術が求められていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することができる車載スイッチユニットを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、車載機器の操作の用に供されるスイッチを備え、運転席近傍に設けられる取付穴に運転席から前記スイッチが操作可能となる状態にて着脱可能に嵌合されることをその要旨としている。
同構成によれば、車載スイッチユニットは、運転席からスイッチが操作可能となる状態にて、運転席近傍に設けられる取付穴に嵌合される。例えば、車載スイッチユニットは、オーディオやエアコン等の車載機器に対応して設けられる。よって、ユーザや車両に適した車載スイッチユニットを選択して、それを取付穴に取り付けることで、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載スイッチユニットにおいて、車両との間で無線通信を行う通信部と、前記スイッチの操作に基づき前記通信部を介して前記車載機器の制御を要求する旨の無線信号を送信する制御装置と、を備え、前記通信部から送信された前記無線信号に基づき前記車載機器が制御されることをその要旨としている。
同構成によれば、車載スイッチユニット及び車両間では無線通信が行われる。具体的には、車載スイッチユニットの制御装置は、スイッチの操作に基づき前記通信部を介して無線信号を送信する。この無線信号には車載機器の制御を要求する旨が含まれている。車両側においては、無線信号に含まれる要求内容に応じて車載機器の制御が行われる。このように、車載スイッチユニット及び車両間で無線通信を行うことで、それらの間での電気的接続が不要となるため、同スイッチユニットの取り付け箇所の自由度が向上する。これにより、スイッチの配置をいっそうユーザや車両に適したものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車載スイッチユニットにおいて、前記取付穴に前記車載スイッチユニットが嵌合された状態において、前記取付穴内に設けられる車両側端子との間で電気的に接続されるユニット側端子と、前記スイッチの操作に基づき前記車両側端子及び前記ユニット側端子を介して前記車載機器の制御を要求する旨の有線信号を車両側に送信する制御装置と、を備え、送信された前記有線信号に基づき前記車載機器が制御されることをその要旨としている。
同構成によれば、車載スイッチユニットが取付穴に嵌合されることで、車載スイッチユニット及び車両が、車両側端子及びユニット側端子を介して電気的に接続される。この状態において、車載スイッチユニットのスイッチが操作されることで、有線信号が両端子を介して車両側に送信される。この有線信号には車載機器の制御を要求する旨が含まれている。車両側においては有線信号に含まれる要求内容に応じて車載機器の制御が行われる。従って、車載スイッチユニットのユニット側端子を取付穴内の車両側端子に接続するだけで、スイッチを追加することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載スイッチユニットにおいて、前記取付穴は、ステアリングのコラムから同ステアリングのリングに並列する態様で延びる1対のスポーク部間に形成される空間であることをその要旨としている。
同構成によれば、スポーク部間に形成される空間である取付穴に車載スイッチユニットが嵌合される。この嵌合された状態においては、車載スイッチユニットはステアリングスイッチとして機能する。このように、スポーク部間の空間を取付穴とすることで、車載スイッチユニットが取付穴に嵌合されていない状態であっても、ステアリングの外観に何ら違和感がない。
本発明によれば、車載スイッチユニットにおいて、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することができる。
第1の実施形態におけるスイッチユニットが取り付けられたステアリングの斜視図。 スイッチユニットが取り付けられていない状態の図1のA部の拡大斜視図。 スイッチユニットが取り付けられた状態の図1のA部の拡大斜視図。 図3のB−B線断面図。 図3のC−C線断面図。 第1の実施形態におけるスイッチユニット及び車両の電気的構成を示したブロック図。 第2の実施形態におけるスイッチユニットの斜視図。 第2の実施形態における図3のC−C線断面図。 他の実施形態におけるセンタクラスタパネルの正面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる車載スイッチユニットを具体化した第1の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。本実施形態の車載スイッチユニットはステアリングに取り付けられることで、ステアリングスイッチとして機能する。
図1に示すように、ステアリング12は、その中央部にステアリングシャフト13に支持される円柱状のコラム部14を備えている。コラム部14の周面には、スポーク15L,15Rが互いに反対側に突設されている。ステアリング12が図1に示す直進位置にあるとき、両スポーク15L,15Rは左右に延びて位置する。これらスポーク15L,15Rは、コラム部14を囲むように形成される円環状のリング部19に連結されている。これにより、リング部19を介して行われた回動操作がスポーク15L,15Rを介してコラム部14、ひいてはステアリングシャフト13に伝達される。このステアリングシャフト13の回動により車両の車輪が転舵する。
図1に示すように、スポーク15L,15Rは、それぞれ一対のスポーク部16,17からなっている。また、図2に拡大して示すように、両スポーク部16,17は、コラム部14からリング部19に延びる略角棒状にて形成されている。両スポーク部16,17は図2の上下方向に距離Dだけ離間した状態で互いに並列するように形成されている。両スポーク部16,17が離間することでコラム部14の軸方向(図2紙面方向)に貫通する取付孔20が形成されている。この取付孔20は、運転席からみてスポーク部16,17の延出方向における長さに比して、両スポーク部16,17間の距離Dが小さい長方形状に形成されている。
図3に示すように、取付孔20にはスイッチユニット30が取り付けられる。スイッチユニット30は各種車載機器の操作手段である。本例におけるスイッチユニット30はオーディオを操作するべく構成されている。
具体的には、スイッチユニット30は略正6面体で形成されるとともに、6面のうち1の操作面31にはスイッチ32a〜32eが設けられている。図3に拡大して示すように、スイッチ32b,32cは、スイッチ32aを間に挟んで、互いに反対側に設けられている。スイッチ32d,32eは、スイッチ32aを間に挟んで、スイッチ32b,32cと直交する方向において、互いに反対側に設けられている。スイッチ32aは楽曲等を再生するときに操作される。また、スイッチ32bは音量を上げるときに操作され、スイッチ32cは音量を下げるときに操作される。また、スイッチ32dは次の曲にとばすときに操作され、スイッチ32eは前の曲に戻すときに操作される。
図4に示すように、操作面31のスイッチ32b,32cが設けられる第1の方向(図4左右方向)において、スイッチユニット30の互いに対向する2つの側面間の距離は、両スポーク部16,17間の距離Dと同じに設定されている。操作面31上において第1の方向に直交する第2の方向において、スイッチユニット30の互いに対向する2つの側面間の距離は、両スポーク部16,17間の距離Dより僅かに大きく、かつ取付孔20の長辺よりも小さく設定されている。
図4に示すように、操作面31において、第2の方向に延びる両縁部には、スイッチユニット30の側面に対し外側に突出したつば状の係止部33が形成されている。すなわち、第1の方向において、スイッチユニット30は、その係止部33の分だけ距離Dより大きく形成されている。
図6にスイッチユニット30及び車両40の電気的構成を示す。同図に示すように、スイッチユニット30は、ユニット側制御装置11を備えている。スイッチ32a〜32eが操作されると、スイッチ32a〜32eからユニット側制御装置11に操作信号が出力される。なお、スイッチ32a〜32eからはそれぞれ異なる操作信号が出力される。ユニット側制御装置11は、スイッチ32a〜32eからの操作信号に基づき、操作内容を認識することが可能である。ユニット側制御装置11は、操作内容に応じたオーディオの制御の実行を要求する旨の要求信号(無線信号)を、送信部18を介して送信する。なお、スイッチユニット30には、図示しない電池が内蔵され、同電池から各構成に電力が供給される。
一方、車両40は、要求信号を受信する受信部42と、各種車載機器を制御する車載制御装置41とを備える。受信部42を通じて受信された要求信号は車載制御装置41に出力される。車載制御装置41は、要求信号に含まれる要求された操作内容を認識すると、その操作内容に応じてオーディオ43を制御する。以上により、スイッチユニット30のスイッチ操作を通じてオーディオ43を制御することができる。なお、送信部18は通信部に相当する。
ここで、スイッチユニットは上記オーディオに対応したタイプのみならず、その他、エアコンディショナ(エアコン)44、車載電話45等の各種車載機器に対応した様々なタイプが考えられる。オーディオ以外の車載機器に対応したタイプであっても、操作面31のスイッチ32a〜32eの操作内容が異なる点、及び要求信号による制御の要求対象が異なる点以外は上記スイッチユニット30と同様に構成される。すなわち、エアコン44、あるいは車載電話45に対応したスイッチユニットである場合、スイッチの操作に応じてエアコン44、あるいは車載電話45の制御の実行を要求する旨の要求信号が送信される。これにより、車載制御装置41は、受信した要求信号に含まれる操作内容に応じて、エアコン44や車載電話45の制御を実行する。
さらに、スイッチユニットは、色や材質、スイッチ等のデザインを変更することでバリエーションを増やすことができる。
次に、スイッチユニットの取り付け方法について説明する。以下の取り付け作業はユーザ又はディーラによる手作業で行われる。ユーザ又はディーラは、車載機器や好みに応じてスイッチユニットを選択する。ここでは、オーディオ43に対応したスイッチユニット30に関する取り付け作業について代表して説明する。
図4に示すように、スイッチユニット30の操作面31を運転席側へ向けて、かつ、スイッチユニット30の第1の方向を両スポーク部16,17の配設方向に一致させた状態で、スイッチユニット30を取付孔20に挿入する。このとき、図5に示すように、スイッチユニット30を取付孔20のリング部19側に挿入する。この挿入により、図4に示すように、第2の方向に延びるスイッチユニット30の両側面は、スポーク部16,17の延出方向に延びる取付孔20の両内側面20a,20bに挟まれた態様にて摺接する。また、このとき、図5に示すように、スイッチユニット30のリング部19側の側面と、取付孔20のリング部19側の内側面20cとは摺接する。これら、各面間の摺接により摩擦力が生じる。
この摩擦力に抗してスイッチユニット30を取付孔20内に押し込むことで、係止部33が両スポーク部16,17の運転席側の角部35(図4参照)に当接する。これにより、スイッチユニット30が取付孔20を通じてステアリング12の背面側に抜け出すことが防止される。また、スイッチユニット30の押し込み方向における位置決めがなされる。
角部35は、ユーザが触れたときの触感を向上させるために取付孔20の縁部に沿って円弧面状に形成される。スイッチユニット30において、係止部33の角部35と接触する部分(操作面31とスイッチユニット30の側面との間)には同角部35に合わせた曲面33aが形成されている。これにより、スイッチユニット30の第2の方向に延びる2つの側面は、取付孔20の内側面20a,20bに密接した状態となる。この状態においては、スイッチユニット30に運転席側へ外力が加わった場合であれ、スイッチユニット30の側面及び取付孔20の内側面20a,20b間で生じる摩擦力により、スイッチユニット30は取付孔20内に保持される。コラム部14側への外力が加わった場合も同様である。なお、取付孔20内におけるリング部19側以外の位置に、例えば、内側面20cと離間する位置にスイッチユニット30を嵌合することも可能である。
このように、ステアリング12にスイッチユニット30が取り付けられたときには、運転手は、ステアリング12のリング部19を把持しつつ、スイッチ32a〜32eを親指等で操作することができる。すなわち、スイッチユニット30はステアリングスイッチとして機能する。ここで、スイッチユニット30とは別にセンタクラスタパネルにはオーディオを操作するメインスイッチが設けられている。しかし、ステアリングスイッチにおいては、運転中にステアリング12から手を離すことなく安全にオーディオを操作できるため、利便性が高い。なお、オーディオ43以外の車載機器に対応したスイッチユニットに関する取り付け作業も上記同様に行われる。
図3に示すように、スイッチユニット30が取付孔20に嵌合された状態においては、取付孔20は完全に塞がれずにスイッチユニット30とコラム部14との間に手指が挿入可能となる程度の隙間36が形成される。
スイッチユニット30を取り外す場合には、隙間36を通じて、ステアリング12の運転席側から背面側に手指を潜り込ませる。そして、図5に示すように、手指にてスイッチユニット30の背面を運転席側に押す。このとき、スイッチユニット30及び取付孔20の内側面20a,20c間で生じる摩擦力より大きい力で押すことで、同スイッチユニット30の嵌合状態が解除される。これにより、スイッチユニット30をステアリング12から取り外すことができる。
以上のように、ステアリング12へのスイッチユニット30の着脱を可能とすることで、
車載機器やユーザの好みに応じたスイッチ配置を容易に実現することができる。ここで、ユーザビリティの観点から操作頻度が高い車載機器のスイッチをステアリングに設けることが好ましい。この点、従来の固定式のステアリングスイッチは一般に操作頻度が高いと想定される車載機器に対応するものが選択されて設けられていると考えられる。しかし、ユーザ毎に各車載機器の操作頻度は異なるため、スイッチ配置が必ずしもユーザに適したものとならない場合がある。例えば、ユーザがオーディオの操作をほとんど行わないのにも関わらず、オーディオに対応したステアリングスイッチが設けられている場合や、逆にユーザが頻繁にオーディオの操作を行うのにも関わらず、エアコンディショナに対応したステアリングスイッチのみが設けられている場合が想定される。その点、本実施形態によれば、ユーザの車載機器の操作頻度に合わせて、スイッチユニットを取り付けることができる。これにより、ステアリングスイッチの構成をユーザに適したものとできる。
また、特に、車載電話45に関しては標準装備ではなくオプションとされている車両も多く、その搭載車に合わせて車載電話45に応じたステアリングスイッチを設置することは、ステアリング12の汎用性の観点から好ましくない。その点、スイッチユニットは既存のステアリングに後付けできるため、ステアリング12の汎用性を向上させることができる。
また、ユーザや車両の仕様によっては、ステアリングスイッチを省略して、車両価格を抑制したい場合もある。この場合には、スイッチユニット30を取り付けなければよい。たとえ、ステアリング12にスイッチユニット30が取り付けられていない場合であっても、スポーク15Lを利用してスイッチユニット30が取り付け可能とされているため、ステアリング12の外観からは、同スイッチユニット30が取り付けられていないことによる違和感が生じない。
また、スイッチユニット30は無線信号(要求信号)にてオーディオ43等の車載機器に制御を要求している。従って、車両40及びスイッチユニット30間を電気的に接続する構成が不要となる。このため、スイッチユニット30の取り付け位置の自由度が向上する。さらに、スイッチユニット30を取付孔20から取り外した状態で操作することができる。よって、例えば、助手席や後部座席にいる乗員にスイッチユニット30を手渡すことで、オーディオに関する操作をこの乗員に任すことができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)スイッチユニット30は、スイッチ32a〜32eが運転席側に露出した状態にて、取付孔20に嵌合可能とされる。スイッチユニット30は、オーディオ43やエアコン44等の車載機器に対応して設けられる。よって、ユーザや車両に適したスイッチユニット30をステアリング12に取り付けることで、ユーザや車両に適したスイッチの配置を容易に実現することができる。
(2)スイッチユニット30及び車両40間では無線通信が行われる。具体的には、ユニット側制御装置11は、スイッチ32a〜32eの操作に基づき送信部18を介して要求信号を送信する。この要求信号には車載機器の制御を要求する旨の情報が含まれている。車載制御装置41は、受信部42を介して受信した要求信号に含まれる要求内容に応じて車載機器の制御を行う。このように、スイッチユニット30及び車両40間で無線通信を行うことで、それらの間での電気的接続が不要となるため、同スイッチユニット30の取り付け箇所の自由度が向上する。これにより、スイッチの配置をいっそうユーザや車両に適したものとすることができる。
(3)スポーク部16,17間に形成される取付孔20にスイッチユニット30が嵌合される。この嵌合された状態においては、スイッチユニット30はステアリングスイッチとして機能する。このように、スポーク部16,17間の空間を取付孔20とすることで、スイッチユニット30が取付孔20に嵌合されていない状態であっても、ステアリングの外観に何ら違和感がない。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。この実施形態の車載スイッチユニットは、有線にて車両と接続されている点、及び取り付け機構が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の車載スイッチユニットは、第1の実施形態のスイッチユニットとほぼ同様の形状に構成される。
第1の実施形態と異なり、図6に示される、送信部18及び受信部42は省略される。本実施形態におけるスイッチユニット60にはユニット側制御装置11に接続されるユニット側端子50が設けられ、車両40(ステアリング)には車載制御装置41に接続される車両側端子51が設けられる。
図7に示すように、スイッチ32e側の側面の下部には突部58が設けられている。この突部58の上面にはユニット側端子50が設けられている。また、この側面における突部58の上側には、第1の方向に並ぶ一対の取付棒53が設けられている。2つの円柱状の取付棒53は、図7の上下方向からみて突部58を挟む位置に設けられている。
図8に示すように、取付孔20の内側面20cには両取付棒53が嵌合する嵌合穴55が形成されている。また、取付棒53が嵌合穴55に嵌合したときに、突部58に対応する位置に凹部59が設けられる。この凹部59に突部58が嵌合したときに、ユニット側端子50に接する位置に車両側端子51が設けられる。
スイッチユニット60を取り付ける際には、図8の2点鎖線で示すように、まず、スイッチユニット60を取付孔20のコラム部14側に挿入する。そして、取付孔20におけるスイッチユニット60をリング部19側に押し込む。これにより、スイッチユニット60の取付棒53は嵌合穴55に嵌合するとともに、突部58が凹部59に嵌合することで両端子50,51は接続される。この状態においては、操作面31に対する垂直方向にスイッチユニット60が押圧されても、取付棒53の嵌合穴55への嵌合が外れることはない。これにより、スイッチユニット60は、より確実に取付孔20内に固定される。
本実施形態においては、スポーク部16,17の延出方向に延びる取付孔20の両内側面20a,20bによってスイッチユニット60が保持されていない。よって、第1の実施形態に比べて、取付孔20の両スポーク部16,17間の距離Dを大きく形成することで、取付孔20内でのスポーク部16,17の延出方向へのスイッチユニット60の移動が容易となる。
スイッチユニット60が取り付けられた状態においては、図6の2点鎖線で示すように、両端子50,51を介してユニット側制御装置11及び車載制御装置41は接続される。この状態においては、第1の実施形態と同様に、ユニット側制御装置11は、スイッチ32a〜32eの操作に基づき、要求信号(有線信号)を車載制御装置41に出力する。これにより、オーディオ43等の車載機器の制御が行われる。
以上によれば、取付棒53が嵌合穴55に嵌合することで、スイッチユニット60は取付孔20内により確実に固定される。また、スイッチユニット60が取り付けられた状態においては、ユニット側制御装置11から車載制御装置41に有線信号である要求信号が送信される。このため、例えば、電子キー及び車両間でやり取りされる無線信号と要求信号とが混信することがない。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(3)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(4)スイッチユニット60が取付孔20に嵌合されることで、スイッチユニット60及び車両40が、車両側端子51及びユニット側端子50を介して電気的に接続される。この状態において、スイッチユニット60のスイッチ32a〜32eが操作されることで、要求信号(有線信号)が両端子50,51を介して車両40側に送信される。この要求信号には車載機器の制御を要求する旨が含まれている。車両40側においては要求信号に含まれる要求内容に応じて車載機器の制御が行われる。従って、スイッチユニット60の突部58を取付孔20内の凹部59に差し込むだけで、スイッチを容易に追加することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記両実施形態においては、スイッチユニットは各車載機器に対応した機能を有していた。しかし、単一のスイッチユニットにおいて、複数の車載機器の操作を可能に構成してもよい。この場合には、操作面31におけるスイッチ数を増やす必要がある。
・上記両実施形態においては、スイッチユニットによりエアコン44、オーディオ43及び車載電話45が操作可能であった。しかし、スイッチユニットの操作対象は、車載機器であればこれらに限らず、例えば、カーナビゲーション、パワーウインドウ、アウターミラーであってもよい。アウターミラーとは、自動でアウターミラーの鏡面角度を調整する装置である。この場合には、カーナビゲーション、パワーウインドウ、アウターミラーに応じたスイッチを有するスイッチユニットが構成される。
・上記両実施形態においては、スイッチユニット30,60に設けられるスイッチ32a〜32eはプッシュ式スイッチであった。しかし、スイッチ32a〜32eはプッシュ式に限らず、例えば、スライドスイッチ、ジョイスティック等の多方向スイッチを採用してもよい。
・第1の実施形態においては、スイッチユニット30から要求信号(無線信号)が車両40に送信される、単方向通信であったが、双方向通信であってもよい。この場合、例えば、公知の通信規格であるデジタル機器用の近距離無線通信規格を利用して通信を行う。具体的には、スイッチユニット30及び車両40間の通信リンクが確立したとき、スイッチユニット30のスイッチ操作に応じた要求信号の送信が可能となる。
・第2の実施形態においては、スイッチユニット60及び車両40間で両端子50,51を介して要求信号(有線信号)が送信されていた。しかし、要求信号のみならず、凹部59及び突部58に設けられる端子50,51と異なる端子を介して車両40側からスイッチユニット60に電力を供給する構成であってもよい。この場合、車載バッテリの電力を、両端子を通じてスイッチユニット60の各構成に送電する電力線を車両40及びスイッチユニット60に配設する必要がある。本構成によれば、スイッチユニット60に電池を内蔵する必要がないため、スイッチユニット60をよりコンパクトに構成できる。また、スイッチユニット60に電池切れのおそれがない。
・第2の実施形態においては、スイッチユニット60に一対の取付棒53が固定的に設けられていた。しかし、この取付棒53がスイッチユニット60の本体に対して出入り可能に構成されていてもよい。具体的には、スイッチユニット60の背面に本体に対して回動可能な回動部が設けられる。この回動部が回動されると、スイッチユニット60の内部に設けられる変換機構により、回動力が取付棒53の軸方向の移動力に変換される。変換機構は、例えば、ラックとピニオンを備える。本構成によれば、取付棒53をスイッチユニット60内に収納できるため、スイッチユニット60の持ち運び時において利便性が高い。
・上記両実施形態においては、取付孔20に1つのスイッチユニット30,60が取り付けられていたが、取付孔20に複数のスイッチユニットを取り付けてもよい。この場合、取り付け可能とするスイッチユニット30,60の数に応じて、取付孔20を大きく形成したり、スイッチユニット30のサイズを小さく形成したりする必要がある。
・上記両実施形態においては、スポーク15L側の取付孔20にスイッチユニット30,60が取り付けられていた。しかし、スポーク15R側のスポーク部16,17間に形成される取付孔にスイッチユニット30,60を取り付けてもよい。また、両取付孔にスイッチユニット30,60を取り付けてもよい。さらに、スイッチユニット30,60が取り付けられる箇所はスポーク15L,15Rに限らず、例えば、コラム部14に取付孔20を形成してもよい。
・上記両実施形態においては、スイッチユニット30,60はステアリング12に取り付けられて、ステアリングスイッチとして機能していた。しかし、スイッチユニット30,60が取り付けられる箇所はステアリング12に限定されるものではなく、車内の各部に取り付け可能である。例えば、図9に示すように、センタクラスタパネル80にスイッチユニット81,82を取り付け可能としてもよい。この場合、センタクラスタパネル80には予めメインスイッチ84が固定的に設けられ、同メインスイッチ84の下段に3つの取付穴86が形成されている。取付穴86にはユーザの好みや車載機器に合わせてスイッチユニット81,82が取り付けられる。
なお、スイッチユニット81,82の取り外しは、取付穴86の左側に設けられる取外穴88を通じて行われる。取外穴88は、取付穴86に連通するとともに、手指が挿入可能な大きさに形成される。すなわち、手指を取外穴88に突っ込んだ状態で、スイッチユニット81,82に手前側への力を加える。これにより、スイッチユニット81,82を取付穴86から取り外すことができる。スイッチユニット81,82が取り付けられていない取付穴86については、例えば、取付穴86と同形状の部材をはめ込むことで、外観的な違和感を低減することができる。このように、スイッチユニット81,82によって、センタクラスタパネル80のスイッチ配列をより自由なものとできる。さらに、メインスイッチ84をスイッチユニットとして構成してもよい。この場合、センタクラスタパネル80の表面に印刷されている温度表示を例えばシールで後から貼り付ける構成が考えられる。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載スイッチユニットにおいて、前記取付穴に前記車載スイッチユニットが嵌合された状態において、前記運転席近傍の取付対象との間には手指が挿入可能とされる隙間が形成される車載スイッチユニット。
同構成によれば、車載スイッチユニットが取付穴に嵌合された状態において、隙間に手指を挿入し、同手指にて同ユニットに対して取付穴の脱出方向に力を加える。これにより、容易に取付穴から車載スイッチユニットを取り外すことができる。
11…ユニット側制御装置、12…ステアリング、14…コラム部、15L,15R…スポーク、16,17…スポーク部、19…リング部、20…取付孔、30,60,81,82…スイッチユニット、31…操作面、32a〜32e…スイッチ、33…係止部、40…車両、41…車載制御装置、50…ユニット側端子、51…車両側端子。

Claims (4)

  1. 車載機器の操作の用に供されるスイッチを備え、
    運転席近傍に設けられる取付穴に運転席から前記スイッチが操作可能となる状態にて着脱可能に嵌合される車載スイッチユニット。
  2. 請求項1に記載の車載スイッチユニットにおいて、
    車両との間で無線通信を行う通信部と、
    前記スイッチの操作に基づき前記通信部を介して前記車載機器の制御を要求する旨の無線信号を送信する制御装置と、を備え、前記通信部から送信された前記無線信号に基づき前記車載機器が制御される車載スイッチユニット。
  3. 請求項1に記載の車載スイッチユニットにおいて、
    前記取付穴に前記車載スイッチユニットが嵌合された状態において、前記取付穴内に設けられる車両側端子との間で電気的に接続されるユニット側端子と、
    前記スイッチの操作に基づき前記車両側端子及び前記ユニット側端子を介して前記車載機器の制御を要求する旨の有線信号を車両側に送信する制御装置と、を備え、送信された前記有線信号に基づき前記車載機器が制御される車載スイッチユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載スイッチユニットにおいて、
    前記取付穴は、ステアリングのコラムから同ステアリングのリングに並列する態様で延びる1対のスポーク部間に形成される空間である車載スイッチユニット。
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